JP2002078012A - 基地局装置、通信端末装置および無線通信方法 - Google Patents

基地局装置、通信端末装置および無線通信方法

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JP2002078012A
JP2002078012A JP2000261797A JP2000261797A JP2002078012A JP 2002078012 A JP2002078012 A JP 2002078012A JP 2000261797 A JP2000261797 A JP 2000261797A JP 2000261797 A JP2000261797 A JP 2000261797A JP 2002078012 A JP2002078012 A JP 2002078012A
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JP2000261797A
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Atsushi Sumasu
淳 須増
Osamu Kato
修 加藤
Kenichi Miyoshi
憲一 三好
Isamu Yoshii
勇 吉井
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線品質に基づいて各通信端末に通信リ
ソースが割り振られる通信システムにおいて、QoS制
御に従ったデータ伝送サービスを提供すること。 【解決手段】 優先度情報取得部101が、送信データ
に付加されている優先度情報を取得し、割り当て部10
2が、DRC信号検出部115にて検出されたDRC信
号と優先度情報取得部101にて取得された優先度とに
基づいて各通信端末への通信リソースの割り振りを決定
する。つまり、割り当て部102は、下り回線の回線品
質に優先度を加味して通信リソースの割り振りを決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラー通信シス
テムに用いられる基地局装置、通信端末装置および無線
通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セルラー通信システムは、1つの基地局
が複数の通信端末と同時に無線通信を行うもので、近年
の需要増加に伴い、伝送効率を高めることが要求されて
いる。
【0003】基地局から通信端末への下り回線の伝送効
率を高める技術としてHDR(HighData Rate)が提案
されている。HDRは、基地局が通信リソースを時間分
割して各通信端末に割り振るスケジューリングを行い、
さらに下り回線の回線品質に従って通信端末毎に伝送レ
ートを設定してデータを送信する方法である。
【0004】以下、基地局と通信端末とが、HDRにお
いて無線通信を行う動作について、説明する。まず、基
地局が各通信端末にパイロット信号を送信する。各通信
端末は、パイロット信号に基づくCIR(希望波対干渉
波比)等により下り回線の回線品質を測定し、通信可能
な伝送レートを求める。そして、各通信端末は、通信可
能な伝送レートに基づいて、パケット長、符号化方式、
変調方式および拡散率の組み合わせである通信モードを
選択し、通信モードを示すデータレートコントロール
(以下「DRC」という。)信号を基地局に送信する。
【0005】なお、各システムにおける選択可能な変調
方式の種類は、BPSK、QPSK、16QAM等、予
め決められている。また、各システムにおける選択可能
な符号化の種類は、1/2ターボ符号、1/3ターボ符
号、3/4ターボ符号等、予め決められている。そし
て、これらパケット長、変調方式、符号化方式の組み合
わせにより、各システムにおける選択可能な伝送レート
が複数定められている。各通信端末は、それらの組み合
わせの中から、下り回線の現在の回線品質において最も
効率よく通信を行える組み合わせを選択し、選択した通
信モードを示すDRC信号を基地局に送信する。一般的
にDRC信号は1〜Nの番号により表されており、番号
が大きくなるほど下り回線の回線品質が良いことを示
す。
【0006】基地局は、各通信端末から送信されたDR
C信号に基づいてスケジューリングを行ない、通信端末
毎に伝送レートを設定し、コントロールチャネルを通し
て各通信端末に各通信端末への通信リソースの割り振り
を示す信号を報知する。一般的に、基地局は、システム
の伝送効率の向上を考慮して、下り回線の回線品質が良
好な通信端末に対して優先的に通信リソースを割り振
る。
【0007】そして、基地局は、割り振った時間におい
て該当する通信端末に対してのみデータを送信する。例
えば、時間t1を通信端末Aに割り振った場合、基地局
は、時間t1においては通信端末Aに対してのみデータ
を送信し、通信端末A以外の通信端末に対してはデータ
を送信しない。
【0008】このように、従来のHDRでは、回線品質
に基づいて各通信端末に通信リソースを割り振ることに
より、システム全体としてデータの伝送効率を高めてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】HDRが対象としてい
る高速データ通信では、一定速度で通信が行われる音声
通信とは違い、データの種別等により様々な伝送速度や
品質が要求されるものと考えられる。このため、HDR
において効率的な通信リソースの割り振りを行うために
は、QoS(Quality of Service)制御が不可欠とな
る。
【0010】しかしながら、従来のHDRでは、通信リ
ソースの割り振りは下り回線の回線品質のみに基づいて
決定されており、データの優先度等が全く考慮されずに
決定されている。すなわち、従来のHDRでは、QoS
が全く考慮されていない。
【0011】このため、物理レイヤより上位のレイヤ
(以下、単に「上位レイヤ」という。)においてデータ
の優先度等を考慮したQoS制御が行われていたとして
も、HDRによるデータ通信では、QoS制御に従った
データ伝送サービスを提供することができない。
【0012】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、回線品質に基づいて各通信端末に通信リソースが
割り振られる通信システムにおいて、QoS制御に従っ
たデータ伝送サービスを提供することができる基地局装
置、通信端末装置および無線通信方法を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局装置は、
下り回線の回線品質を検出する検出手段と、前記回線品
質に各通信端末装置への送信データの優先度を加味し
て、前記各通信端末装置に対する通信リソースの割り振
りを決定する割り当て手段と、を具備する構成を採る。
【0014】この構成によれば、下り回線の回線品質に
優先度を加味して通信リソースの割り振りを決定するた
め、回線品質に基づいて各通信端末に通信リソースが割
り振られる通信システムにおいても、QoS制御に従っ
たデータ伝送サービスを提供することができる。
【0015】本発明の基地局装置は、送信データに付加
された前記送信データの優先度を取得する取得手段を具
備し、割り当て手段が、回線品質に前記取得手段にて取
得された優先度を加味して、通信リソースの割り振りを
決定する構成を採る。
【0016】この構成によれば、上位レイヤににおいて
送信データに付加された優先度を用いて物理レイヤにお
いてQoS制御を行うため、上位レイヤで行われるQo
S制御に従ったQoS制御を物理レイヤにおいて行うこ
とができる。
【0017】本発明の基地局装置は、送信データに付加
された前記送信データの宛て先を取得する取得手段と、
前記宛て先と優先度との対応関係を示すテーブルと、前
記テーブルを参照して前記宛て先に基づいて送信データ
の優先度を決定する決定手段と、を具備し、割り当て手
段が、回線品質に前記決定手段にて決定された優先度を
加味して、通信リソースの割り振りを決定する構成を採
る。
【0018】本発明の基地局装置は、送信データの種別
を判定する判定手段と、前記種別と優先度との対応関係
を示すテーブルと、前記テーブルを参照して前記種別に
基づいて送信データの優先度を決定する決定手段と、を
具備し、割り当て手段が、回線品質に前記決定手段にて
決定された優先度を加味して、通信リソースの割り振り
を決定する構成を採る。
【0019】これらの構成によれば、送信データの宛て
先やデータ種別に基づいて優先度を決定するため、上位
レイヤにて各送信データに優先度が付加されない場合で
も、下り回線の回線品質に優先度を加味して通信リソー
スの割り振りを決定することができる。
【0020】本発明の基地局装置は、テーブルに設定さ
れている優先度を変更する変更手段を具備する構成を採
る。
【0021】本発明の基地局装置は、変更手段が、通信
端末装置からの変更要求に応じて優先度を変更する構成
を採る。
【0022】これらの構成によれば、ユーザからの要求
に従ってテーブルに設定されている優先度を変更するた
め、各ユーザは受信したいデータをすばやく受信するこ
とができるようになり、各ユーザに対するサービス性を
向上させることができる。
【0023】本発明の基地局装置は、所定の期間に渡り
通信端末装置に対して送信したデータの種別を時刻に対
応させて記録する記録手段を具備し、変更手段が、各時
刻において最も多く送信したデータの種別の優先度が前
記各時刻において最も高くなるように優先度を変更する
構成を採る。
【0024】本発明の通信端末装置は、上記基地局装置
と無線通信を行う通信端末装置であって、所定の期間に
渡り基地局装置に対して送信要求したデータの種別を時
刻に対応させて記録する記録手段と、各時刻において最
も多く送信要求したデータの種別の優先度が前記各時刻
において最も高くなるように優先度の変更を基地局装置
に対して要求する要求手段と、を具備する構成を採る。
【0025】これらの構成によれば、ユーザが変更を要
求することなく各時刻において最適な優先度が自動的に
設定されるため、ユーザの利便性を向上させることがで
きる。
【0026】本発明の無線通信方法は、下り回線の回線
品質に各通信端末装置への送信データの優先度を加味し
て、前記各通信端末装置に対する通信リソースの割り振
りを決定するようにした。
【0027】この方法によれば、下り回線の回線品質に
優先度を加味して通信リソースの割り振りを決定するた
め、回線品質に基づいて各通信端末に通信リソースが割
り振られる通信システムにおいても、QoS制御に従っ
たデータ伝送サービスを提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、下り回線の回線
品質に送信データの優先度を加味して、各通信端末装置
に対する通信リソースの割り振りを決定することによ
り、QoS制御に従ったデータ伝送サービスを提供する
ことである。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)本実施の形態に係る基地局は、上位レ
イヤにおいて各送信データに優先度が付加される通信シ
ステムに適用される基地局であって、下り回線の回線品
質にデータの優先度を加味して通信リソースの割り振り
を決定するものである。
【0030】図1は、本発明の実施の形態1に係る基地
局の構成を示すブロック図である。図1において、優先
度情報取得部101は、送信データに付加されている優
先度情報を取得して、割り当て部102に出力する。
【0031】割り当て部102は、後述するDRC信号
検出部115にて検出されたDRC信号と優先度情報取
得部101にて取得された優先度とに基づいて各通信端
末への通信リソースの割り振りを決定する。なお、DR
C信号は各通信モードに対応する番号(以下、「DRC
番号」という。)を示す信号であり、ここでは、DRC
番号が大きいほど下り回線の回線品質が良いことを示す
ものとする。つまり、割り当て部102は、下り回線の
回線品質と優先度に基づいて各通信端末への通信リソー
スの割り振りを決定する。そして、割り当て部102
は、決定した通信リソースの割り振りに基づいてバッフ
ァ103に送信データの出力を指示し、DRC信号に基
づいて、適応符号化部104に送信データの符号化率を
指示し、適応変調部105に送信データの変調方式を指
示し、適応拡散部106に送信データの拡散率を指示す
る。
【0032】バッファ103は、送信データを保持し、
割り当て部102からの指示に従って、所定の通信端末
に対する送信データを適応符号化部104に出力する。
適応符号化部104は、割り当て部102の指示に従っ
て、バッファ103からの出力信号を符号化して適応変
調部105に出力する。適応変調部105は、割り当て
部102の指示に従って、適応符号化部104からの出
力信号を変調して適応拡散部106に出力する。適応拡
散部106は、割り当て部102の指示に従って、適応
変調部105からの出力信号を拡散して多重部109に
出力する。
【0033】変調部107は、パイロット信号を変調し
て拡散部108に出力する。拡散部108は、変調部1
07からの出力信号を拡散して多重部109に出力す
る。
【0034】多重部109は、送信データにパイロット
信号を多重して、送信RF部110に出力する。送信R
F部110は、多重部109からの出力信号の周波数を
無線周波数に変換して共用器111に出力する。
【0035】共用器111は、送信RF部110からの
出力信号をアンテナ112から通信端末に無線送信す
る。また、共用器111は、各通信端末から無線送信さ
れ、アンテナ112に無線受信された信号を受信RF部
113に出力する。
【0036】受信RF部113は、共用器111から出
力された無線周波数信号の周波数をベースバンドに変換
して逆拡散部114に出力する。逆拡散部114は、ベ
ースバンド信号を、DRC信号を拡散している拡散コー
ドで逆拡散してDRC信号検出部115に出力する。D
RC信号検出部115は、逆拡散部114からの出力信
号を復調してDRC信号を検出し、割り当て部102に
出力する。
【0037】なお、逆拡散部114およびDRC信号検
出部115は、通信端末ごとに設けられており、それぞ
れのDRC信号検出部115から通信端末ごとのDRC
信号が出力される。
【0038】次いで、上記構成を有する基地局の動作に
ついて説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る
基地局に入力される送信データの構成を示す模式図であ
る。図2に示すように、各送信データのヘッダ部分に
は、上位レイヤにおいて宛て先情報および優先度情報が
付加されている。このように宛て先情報および優先度情
報が付加されている送信データが、バッファ103に入
力される。
【0039】送信データがバッファ103に入力される
際に、優先度情報取得部101によって、送信データか
ら優先度情報が取得される。取得された優先度情報は、
割り当て部102に出力される。
【0040】次いで、割り当て部102によって、DR
C信号と優先度情報とに基づいて、以下のようにして通
信リソースの割り振りが決定される。図3は、本発明の
実施の形態1に係る基地局にて行われる通信リソースの
割り振り動作を示すための図である。なお、ここでは、
優先度は整数にて示されるものとし、整数の値が大きい
ほど優先度が高いものとする。また、送信データA〜E
はそれぞれ通信端末A〜E宛てのデータを示すものとす
る。
【0041】ここで、上記従来のHDRであれば、下り
回線の回線品質のみに基づいて通信リソースの割り振り
が決定されるため、DRC番号の大きい順、すなわち、
回線品質が良い順に通信リソースが割り当てられる。よ
って、上記従来のHDRであれば、図3に示す例では、
通信端末B→通信端末A→通信端末D→通信端末E→通
信端末Cの順に通信リソースが割り当てられる。
【0042】しかし、本発明では、以下のようにして、
下り回線の回線品質に優先度が加味されて通信リソース
の割り振りが決定される。すなわち、割り当て部102
では、まず、DRC信号検出部115から出力されたD
RC信号が示すDRC番号と優先度情報取得部101か
ら出力された優先度とが乗算される。
【0043】図3に示す送信データBに着目すると、D
RC番号が'5'で、優先度が'2'なので、DRC番号と
優先度との乗算結果は'10'と算出される。他の送信デ
ータについても同様に、図3に示すようにDRC番号と
優先度との乗算結果が算出される。
【0044】そして、割り当て部102では、この乗算
結果に従って通信リソースの割り振りが決定される。す
なわち、乗算結果の値が大きい順に通信リソースが割り
当てられる。よって、ここでは、図3に示すように、通
信端末D→通信端末B→通信端末E→通信端末C→通信
端末Aの順に通信リソースが割り当てられ、送信データ
D→送信データB→送信データE→送信データC→送信
データAの順に各送信データがバッファ103から出力
される。
【0045】このように、本実施の形態では、下り回線
の回線品質に優先度を加味して通信リソースの割り振り
を決定するため、回線品質に基づいて各通信端末に通信
リソースが割り振られる通信システムにおいても、Qo
S制御に従ったデータ伝送サービスを提供することがで
きる。
【0046】また、本実施の形態によれば、上位レイヤ
ににおいて送信データに付加された優先度を用いて物理
レイヤにおいてQoS制御を行うため、上位レイヤで行
われるQoS制御に従ったQoS制御を物理レイヤにお
いて行うことができる。
【0047】(実施の形態2)本実施の形態に係る基地
局は、上位レイヤにおいて各送信データに優先度が付加
されない通信システムに適用される基地局であって、送
信データの宛て先やデータ種別に基づいて優先度を決定
するものである。
【0048】図4は、本発明の実施の形態2に係る基地
局の構成を示すブロック図である。なお、図4において
図1に示す構成と同じ構成には図1と同一の符号を付
し、その詳しい説明は省略する。
【0049】図4において、宛て先情報取得部201
は、送信データのヘッダ部分に付加されている宛て先情
報を取得して、優先度決定部203に出力する。データ
種別判定部202は、送信データの種別を判定して、判
定した種別を優先度決定部203に出力する。
【0050】優先度決定部203は、優先度テーブル2
04を参照して、宛て先情報取得部201から出力され
た宛て先情報と、データ種別判定部202から出力され
たデータ種別とに基づいて、送信データの優先度を決定
する。そして、優先度決定部203は、決定して優先度
を割り当て部205に出力する。
【0051】割り当て部205は、DRC信号検出部1
15にて検出されたDRC信号と優先度決定部203か
ら出力された優先度とに基づいて各通信端末への通信リ
ソースの割り振りを決定する。
【0052】次いで、上記構成を有する基地局の動作に
ついて説明する。まず、優先度テーブル204に設定さ
れる、テーブルの内容について説明する。図5は、本発
明の実施の形態2に係る基地局の優先度テーブルの設定
内容の一例を示す図である。
【0053】図5に示すように、優先度テーブル204
には、通信端末ユーザ(以下、単に「ユーザ」とい
う。)毎の優先度を示すユーザ優先度テーブルと、デー
タ種別毎の優先度を示すデータ種別優先度テーブルとが
予め設定される。なお、ここでは、実施の形態1と同様
に、優先度は整数にて示されるものとし、整数の値が大
きいほど優先度が高いものとする。
【0054】本実施の形態の基地局のバッファ103に
入力される送信データには、上位レイヤにおいて優先度
が付加されていないので、送信データの構成は、図2に
示したものから優先度情報を除いたものとなる。つま
り、ヘッダ部分には、宛て先情報のみが付加されたデー
タとなる。また、宛て先情報には、データの送信先とな
る各通信端末が示されている。
【0055】送信データがバッファ103に入力される
際に、宛て先情報取得部201によって、送信データか
ら宛て先情報が取得される。取得された宛て先情報は、
優先度決定部203に出力される。
【0056】また、送信データがバッファ103に入力
される際に、データ種別判定部202によって、送信デ
ータの種別が判定される。今、ここでは、送信データ
は、テキストデータ、静止画像データ、リアルタイムの
音声データ、リアルタイムの動画像データ、ノンリアル
タイムの音声データおよびノンリアルタイムの動画像デ
ータの6つの種別に分類されるものとする。判定された
データ種別は、優先度決定部203に出力される。
【0057】優先度決定部203では、優先度テーブル
204が参照され、宛て先情報に基づいてユーザの優先
度が決定され、データ種別に基づいてデータ種別の優先
度が決定される。具体的には、以下のようにして決定さ
れる。
【0058】すなわち、今、例えば、バッファ103に
入力される送信データが通信端末A宛てのデータであ
り、リアルタイムの動画像データであるとすると、優先
度決定部203には、通信端末Aを示す情報が宛て先情
報取得部201から出力され、リアルタイムの動画像デ
ータであることを示す情報がデータ種別判定部202か
ら出力される。そして、優先度決定部203では、送信
データの宛て先は通信端末Aであるので、図5(a)に
示すユーザ優先度テーブルの参照結果より、ユーザの優
先度が'2'と決定される。また、優先度決定部203で
は、データ種別がリアルタイムの動画像データであるの
で、図5(b)に示すデータ種別優先度テーブルの参照
結果より、データ種別の優先度が'3'と決定される。決
定されたユーザ優先度およびデータ種別優先度は、割り
当て部205に出力される。
【0059】次いで、割り当て部205によって、DR
C信号とユーザ優先度とデータ種別優先度とに基づい
て、以下のようにして通信リソースの割り振りが決定さ
れる。図6は、本発明の実施の形態2に係る基地局にて
行われる通信リソースの割り振り動作を示すための図で
ある。
【0060】すなわち、割り当て部205では、まず、
DRC信号検出部115から出力されたDRC信号が示
すDRC番号と、優先度決定部203から出力されたユ
ーザ優先度およびデータ種別優先度とがすべて乗算され
る。
【0061】図6に示す送信データAに着目すると、D
RC番号が'4'で、ユーザ優先度が'2'で、データ種別
優先度が'3'なので、DRC番号とユーザ優先度とデー
タ種別優先度の乗算結果は'24'と算出される。他の送
信データについても同様に、図6に示すように、DRC
番号とユーザ優先度とデータ種別優先度の乗算結果が算
出される。
【0062】そして、割り当て部205では、この乗算
結果に従って通信リソースの割り振りが決定される。す
なわち、乗算結果の値が大きい順に通信リソースが割り
当てられる。よって、ここでは、図6に示すように、通
信端末E→通信端末D→通信端末A→通信端末C→通信
端末Bの順に通信リソースが割り当てられ、送信データ
E→送信データD→送信データA→送信データC→送信
データBの順に各送信データがバッファ103から出力
される。
【0063】なお、本実施の形態においては、図5
(a)のユーザ優先度テーブルの設定内容、および図5
(b)のデータ種別優先度テーブルの設定内容はあくま
で一例にすぎず、各ユーザに対応する優先度および各デ
ータ種別に対応する優先度は図5(a)および図5
(b)に示すものには限られない。
【0064】また、本実施の形態では、ユーザの優先度
とデータ種別の優先度との双方を回線品質に加味して通
信リソースの割り振りを決定したが、どちらか一方の優
先度のみを回線品質に加味して通信リソースの割り振り
を決定してもよい。
【0065】また、本実施の形態では、ユーザ優先度の
決定方法として、より高い料金を支払っているユーザに
より高い優先度を付与する方法が考えられる。この方法
によれば、高い料金を支払っているユーザほど優先的に
通信リソースが割り当てられるので、料金に応じてユー
ザの利便性に差をつけた通信サービスを提供することが
できる。
【0066】このように、本実施の形態では、送信デー
タの宛て先やデータ種別に基づいて優先度を決定するた
め、上位レイヤにて各送信データに優先度が付加されな
い場合でも、下り回線の回線品質に優先度を加味して通
信リソースの割り振りを決定することができる。つま
り、回線品質に基づいて各通信端末に通信リソースが割
り振られる通信システムにおいて、上位レイヤにて各送
信データに優先度が付加されない場合でも、QoS制御
に従ったデータ伝送サービスを提供することができる。
【0067】(実施の形態3)本実施の形態に係る通信
端末は、ユーザからの要求に従ってデータ種別優先度テ
ーブルの変更を基地局に指示し、本実施の形態に係る基
地局は、通信端末からの指示に従ってデータ種別優先度
テーブルの内容を変更するものである。
【0068】図7は、本発明の実施の形態3に係る通信
端末の構成を示すブロック図である。図7において、通
信モード選択部301は、後述する回線品質測定部31
7にて測定された回線品質に基づいて通信モードを選択
して、DRC信号作成部302に出力する。また、通信
モード選択部301は、選択した通信モードに基づい
て、適応拡散部313に受信データの拡散率を指示し、
適応復調部314に受信データの復調方式を指示し、適
応復号化部315に受信データの復号化方式を指示す
る。
【0069】DRC信号作成部302は、通信モード選
択部301から出力された通信モードに対応する番号の
DRC信号を作成して、変調部303に出力する。変調
部303は、DRC信号を変調して拡散部304に出力
する。拡散部304は、変調部303からの出力信号を
拡散して多重部308に出力する。
【0070】優先度変更信号作成部305は、ユーザか
らの優先度の変更要求に応じて、データ種別優先度テー
ブルに設定された優先度の変更を基地局に対して指示す
る信号(以下、「優先度変更信号」という。)を作成
し、変調部306に出力する。変調部306は、優先度
変更信号を変調して、拡散部307に出力する。拡散部
307は、変調部306からの出力信号を拡散して、多
重部308に出力する。
【0071】多重部308は、拡散後のDRC信号と、
拡散後の優先度変更信号とを多重し、送信RF部309
に出力する。送信RF部309は、多重部308からの
出力信号の周波数を無線周波数に変換して共用器310
に出力する。
【0072】共用器310は、送信RF部309からの
出力信号をアンテナ311から基地局に無線送信する。
また、共用器310は、基地局から無線送信され、アン
テナ311に無線受信された信号を受信RF部312に
出力する。
【0073】受信RF部312は、共用器310から出
力された無線周波数信号の周波数をベースバンドに変換
し、適応逆拡散部313および逆拡散部316に出力す
る。
【0074】適応逆拡散部313は、通信モード選択部
301の指示に従って、ベースバンド信号のデータ成分
を逆拡散して適応復調部314に出力する。適応復調部
314は、通信モード選択部301の指示に従って、適
応逆拡散部313からの出力信号を復調して適応復号化
部315に出力する。適応復号化部315は、通信モー
ド選択部301の指示に従って、適応復調部314から
の出力信号を復号して、受信データを得る。
【0075】逆拡散部316は、ベースバンド信号のパ
イロット信号成分を逆拡散して回線品質測定部317に
出力する。回線品質測定部317は、逆拡散部316か
ら出力されたパイロット信号に基づいて下り回線の回線
品質を測定して、通信モード選択部301に出力する。
例えば、回線品質測定部317は、パイロット信号のC
IRを測定することにより、下り回線の回線品質を測定
する。
【0076】図8は、本発明の実施の形態3に係る基地
局の構成を示すブロック図である。なお、図8において
図4に示す構成と同じ構成には図4と同一の符号を付
し、その詳しい説明は省略する。
【0077】図8において、逆拡散部401は、ベース
バンド信号を、優先度変更信号を拡散している拡散コー
ドで逆拡散して、逆拡散後の信号を優先度変更信号検出
部402に出力する。優先度変更信号検出部402は、
逆拡散部401からの出力信号を復調して、優先度変更
信号を検出して、優先度変更部403に出力する。優先
度変更部403は、優先度変更信号従って、優先度テー
ブル204のうちデータ種別優先度テーブルの優先度を
変更する。
【0078】なお、逆拡散部114、DRC信号検出部
115、逆拡散部401および優先度変更信号検出部4
02は、通信端末ごとに設けられており、それぞれのD
RC信号検出部115から通信端末ごとのDRC信号が
出力され、それぞれの優先度変更信号検出部402から
通信端末ごとの優先度変更信号が出力される。
【0079】次いで、上記構成を有する通信端末および
基地局の動作について説明する。ユーザからの優先度変
更要求コマンドが、優先度変更信号作成部305に入力
されると、優先度変更信号作成部305では、優先度変
更信号が作成されて変調部306に出力される。なお、
優先度変更要求コマンドは、通信端末に対するユーザの
所定の操作によって作成され、優先度変更信号作成部3
05に入力される。
【0080】優先度変更信号は、変調部306にて変調
され、拡散部307にて拡散され、多重部308にてD
RC信号と多重される。DRC信号と多重された優先度
変更信号は、送信RF部309にて無線周波数に周波数
変換され、共用器310を介してアンテナ311から基
地局に無線送信される。
【0081】通信端末から送信された無線信号のうち優
先度変更信号が、逆拡散部401にて逆拡散され、優先
度変更信号検出部402にて復調されて、優先度変更部
403に出力される。
【0082】そして、優先度変更部403では、優先度
変更信号に従って、優先度テーブル204のうちデータ
種別優先度テーブルの優先度が変更される。具体的に
は、以下のように変更される。図9は、本発明の実施の
形態3に係る基地局にて行われる優先度テーブルの変更
の一例を示す図である。
【0083】仕事に使用する文書ファイルを速やかに受
信したいと希望するユーザ、または、Web等からニュー
スの概要のみを文章によりすばやく捉えたいと希望する
ユーザは、図9(a)に示すような優先度を要求するも
のと考えられる。また、サーバに保存された映画等の画
像データや音楽等の音声データを速やかに通信端末にダ
ウンロードしたいと希望するユーザは、図9(b)に示
すような優先度を要求するものと考えられる。また、ラ
イブ中継等を通信端末にてリアルタイムで楽しみたいと
希望するユーザは、図9(c)に示すような優先度を要
求するものと考えられる。すなわち、各ユーザは、受信
したいデータのデータ種別ほど優先度を高くすることを
要求すると考えられる。
【0084】そこで、優先度変更部403では、通信端
末からの優先度変更信号、すなわちユーザの要求に従っ
て、データ種別優先度テーブルに設定された優先度が各
ユーザが要求する優先度に変更される。これにより、デ
ータ種別について各ユーザ毎に最適な優先度が設定され
る。
【0085】なお、本実施の形態においては、優先度テ
ーブル204内のデータ種別優先度テーブルは、ユーザ
毎にそれぞれ用意されるものとし、ユーザ毎に優先度が
変更されるものとする。
【0086】このように、本実施の形態によれば、ユー
ザからの要求に従ってデータ種別優先度テーブルに設定
されている優先度を変更するため、各ユーザは受信した
いデータをすばやく受信することができるようになり、
各ユーザに対するサービス性を向上させることができ
る。
【0087】(実施の形態4)本実施の形態に係る通信
端末は、過去に基地局に対して送信要求したデータの種
別を時刻と共に記録し、その記録に基づいて自動的にデ
ータ種別優先度テーブルの変更を基地局に指示するもの
である。また、本実施の形態に係る基地局は、過去に各
通信端末に対して送信したデータの種別を時刻と共に記
録し、その記録に基づいて自動的にデータ種別優先度テ
ーブルを変更するものである。
【0088】図10は、本発明の実施の形態4に係る通
信端末の構成を示すブロック図である。なお、図10に
おいて図7に示す構成と同じ構成には図7と同一の符号
を付し、その詳しい説明は省略する。
【0089】図10において、記録部501は、過去に
基地局に対して送信要求したデータの種別を時刻と共に
記録する。ユーザが基地局に対してデータの送信を要求
する際には、送信を要求するためのデータ要求信号が記
録部501および変調部306に入力される。この、デ
ータ要求信号は、通信端末に対するユーザの所定の操作
によって作成され、記録部501および変調部306に
入力される。
【0090】データ要求信号には、要求するデータの種
別に関する情報が含まれているため、記録部501は、
所定の期間(例えば、1ヶ月)に渡り、送信要求された
データの種別を時刻と共に記録する。そして、記録部5
01は、各時刻毎で最も多く送信要求されたデータの種
別を記憶する。
【0091】具体的には、記録部501の記憶内容は、
図11に示すようになる。図11は、本発明の実施の形
態4に係る通信端末の記録部の記憶内容の一例を示す図
である。図11では、過去の所定の期間において、9時
00分〜9時30分には、テキストデータの送信要求が
最も多く発生し、15時00分〜16時00分には、ノ
ンリアルタイムの動画像データの送信要求が最も多く発
生し、また、19時00分〜19時30分には、リアル
タイムの動画像データの送信要求が最も多く発生したこ
とを示す。
【0092】優先度変更信号作成部502は、記録部5
01の記憶内容を参照して優先度変更信号を自動的に作
成して、変調部306に出力する。具体的には、記録部
501の記憶内容が図11に示すようになっている場
合、優先度変更信号作成部502は、現在の時刻が9時
00分になった時点で、図9(a)に示すような優先度
にデータ種別優先度テーブルを変更するように基地局に
指示する優先度変更信号を自動的に作成する。同様に、
優先度変更信号作成部502は、現在の時刻が15時0
0分になった時点で、図9(b)に示すような優先度に
データ種別優先度テーブルを変更するように基地局に指
示する優先度変更信号を自動的に作成し、現在の時刻が
19時00分になった時点で、図9(c)に示すような
優先度にデータ種別優先度テーブルを変更するように基
地局に指示する優先度変更信号を自動的に作成する。こ
れらの優先度変更信号に従って、基地局では、データ種
別優先度テーブルの優先度が各時刻に変更される。
【0093】なお、通信端末がデータ種別を記録して優
先度変更信号を作成するのではなく、基地局が図12に
示す構成を採ることにより、データ種別を記録して自動
的にデータ種別優先度テーブルの優先度を変更するよう
にしてもよい。図12は、本発明の実施の形態4にかか
る基地局の構成を示すブロック図である。なお、図12
において図8に示す構成と同じ構成には図8と同一の符
号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0094】図12において、記録部601は、図10
に示した通信端末の記録部501と同様のものである。
すなわち、記録部601は、通信端末毎に、データ種別
判定部202から出力されたデータ種別を時刻と共に記
録する。換言すれば、記録部601は、通信端末毎に、
過去に通信端末に対して送信されたデータ種別を時刻と
共に記録する。そして、記録部601は、図10に示し
た通信端末の記録部501と同様に、各時刻毎で最も多
く送信したデータの種別を記憶する。
【0095】優先度変更部602は、記録部601の記
憶内容を参照して優先度テーブル204内のデータ種別
優先度テーブルの優先度を自動的に変更する。具体的に
は、記録部601の記憶内容が図11に示すようになっ
ている場合、優先度変更部602は、現在の時刻が9時
00分になった時点で、図9(a)に示すような優先度
にデータ種別優先度テーブルを自動的に変更する。同様
に、優先度変更部602は、現在の時刻が15時00分
になった時点で、図9(b)に示すような優先度にデー
タ種別優先度テーブルを自動的に変更し、現在の時刻が
19時00分になった時点で、図9(c)に示すような
優先度にデータ種別優先度テーブルを自動的に変更す
る。
【0096】このように、本実施の形態によれば、過去
に要求されたデータ種別のユーザ毎の傾向に基づいてデ
ータ種別の優先度を自動的に変更するため、ユーザが変
更を要求することなく各時刻において最適な優先度が自
動的に設定されるので、ユーザの利便性を向上させるこ
とができる。
【0097】なお、上記実施の形態1〜4においては、
通信端末側で通信モードを決定し、、基地局側で通信リ
ソースの割り振りを行うシステムについて説明したが、
本発明はこれに限られず、基地局側で通信モードを決定
して通信リソースの割り振りを行うシステムにも適用す
ることができる。この場合、各通信端末は、測定した回
線品質を示す情報を基地局に送信する。
【0098】また、上記実施の形態1〜4では、下り回
線の回線品質に優先度を加味する際に、所定の値を乗算
して重み付けした優先度を用いることにより、回線品質
に加味される優先度の割合を調節することも可能であ
る。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回線品質に基づいて各通信端末に通信リソースが割り振
られる通信システムにおいて、QoS制御に従ったデー
タ伝送サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る基地局の構成を示
すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る基地局に入力され
る送信データの構成を示す模式図
【図3】本発明の実施の形態1に係る基地局にて行われ
る通信リソースの割り振り動作を示すための図
【図4】本発明の実施の形態2に係る基地局の構成を示
すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2に係る基地局の優先度テ
ーブルの設定内容の一例を示す図
【図6】本発明の実施の形態2に係る基地局にて行われ
る通信リソースの割り振り動作を示すための図
【図7】本発明の実施の形態3に係る通信端末の構成を
示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態3に係る基地局の構成を示
すブロック図
【図9】本発明の実施の形態3に係る基地局にて行われ
る優先度テーブルの変更の一例を示す図
【図10】本発明の実施の形態4に係る通信端末の構成
を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態4に係る通信端末の記録
部の記憶内容の一例を示す図
【図12】本発明の実施の形態4にかかる基地局の構成
を示すブロック図
【符号の説明】
101 優先度情報取得部 102,205 割り当て部 103 バッファ 115 DRC信号検出部 201 宛て先情報取得部 202 データ種別判定部 203 優先度決定部 204 優先度テーブル 301 通信モード選択部 302 DRC信号作成部 305,502 優先度変更信号作成部 317 回線品質測定部 402 優先度変更信号検出部 403,602 優先度変更部 501,601 記録部
フロントページの続き (72)発明者 三好 憲一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 吉井 勇 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA01 AA07 CB17 DA19 5K067 AA23 BB04 DD52 DD53 EE02 EE10 HH23 5K101 KK20 LL11 MM04 MM05 MM06 NN01 NN11 NN21 QQ07 SS07 TT03 VV01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下り回線の回線品質を検出する検出手段
    と、前記回線品質に各通信端末装置への送信データの優
    先度を加味して、前記各通信端末装置に対する通信リソ
    ースの割り振りを決定する割り当て手段と、を具備する
    ことを特徴とする基地局装置。
  2. 【請求項2】 送信データに付加された前記送信データ
    の優先度を取得する取得手段を具備し、割り当て手段
    は、回線品質に前記取得手段にて取得された優先度を加
    味して、通信リソースの割り振りを決定することを特徴
    とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 【請求項3】 送信データに付加された前記送信データ
    の宛て先を取得する取得手段と、前記宛て先と優先度と
    の対応関係を示すテーブルと、前記テーブルを参照して
    前記宛て先に基づいて送信データの優先度を決定する決
    定手段と、を具備し、割り当て手段は、回線品質に前記
    決定手段にて決定された優先度を加味して、通信リソー
    スの割り振りを決定することを特徴とする請求項1記載
    の基地局装置。
  4. 【請求項4】 送信データの種別を判定する判定手段
    と、前記種別と優先度との対応関係を示すテーブルと、
    前記テーブルを参照して前記種別に基づいて送信データ
    の優先度を決定する決定手段と、を具備し、割り当て手
    段は、回線品質に前記決定手段にて決定された優先度を
    加味して、通信リソースの割り振りを決定することを特
    徴とする請求項1または請求項3記載の基地局装置。
  5. 【請求項5】 テーブルに設定されている優先度を変更
    する変更手段を具備することを特徴とする請求項3また
    は請求項4記載の基地局装置。
  6. 【請求項6】 変更手段は、通信端末装置からの変更要
    求に応じて優先度を変更することを特徴とする請求項5
    記載の基地局装置。
  7. 【請求項7】 所定の期間に渡り通信端末装置に対して
    送信したデータの種別を時刻に対応させて記録する記録
    手段を具備し、変更手段は、各時刻において最も多く送
    信したデータの種別の優先度が前記各時刻において最も
    高くなるように優先度を変更することを特徴とする請求
    項5記載の基地局装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の基地局装置と無線通信を
    行う通信端末装置であって、所定の期間に渡り基地局装
    置に対して送信要求したデータの種別を時刻に対応させ
    て記録する記録手段と、各時刻において最も多く送信要
    求したデータの種別の優先度が前記各時刻において最も
    高くなるように優先度の変更を基地局装置に対して要求
    する要求手段と、を具備することを特徴とする通信端末
    装置。
  9. 【請求項9】 下り回線の回線品質に各通信端末装置へ
    の送信データの優先度を加味して、前記各通信端末装置
    に対する通信リソースの割り振りを決定することを特徴
    とする無線通信方法。
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