JP2002076985A - 基地局装置、通信端末装置及び通信方法 - Google Patents

基地局装置、通信端末装置及び通信方法

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JP2002076985A
JP2002076985A JP2000255515A JP2000255515A JP2002076985A JP 2002076985 A JP2002076985 A JP 2002076985A JP 2000255515 A JP2000255515 A JP 2000255515A JP 2000255515 A JP2000255515 A JP 2000255515A JP 2002076985 A JP2002076985 A JP 2002076985A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下り高速パケット伝送を行う場合に、位
相の変化が急激であってもデータ部分の受信品質を所定
のレベルに保つこと。 【解決手段】 データ選択部151は、送信先決定部1
06の決定に基づき、対応する通信端末装置の送信デー
タのみを選択する。適応変調部153は、変調方式決定
部152に指示された変調方式によりデータ選択部15
1の出力信号を変調する。拡散部154は、適応変調部
153の出力信号を拡散してコード多重部158に出力
する。個別パイロット信号生成部155は、個別パイロ
ット信号を生成する。変調部156は、個別パイロット
信号を変調する。拡散部157は、変調部156の出力
信号を拡散してコード多重部158に出力する。コード
多重部158は、適応拡散部154の出力信号と拡散部
157の出力信号とをコード多重して時間多重部162
に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラー通信シス
テムに用いられる基地局装置、通信端末装置及び通信方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】セルラー通信システムは、1つの基地局
装置が複数の通信端末装置と同時に無線通信を行うもの
で、近年の需要増加に伴い、伝送効率を高めることが要
求されている。
【0003】基地局装置から通信端末装置への下り回線
の伝送効率を高める技術としてHDR(High Data Rat
e)が提案されている。HDRは、基地局装置が通信リ
ソースを時間分割して各通信端末装置に割り振るスケジ
ューリングを行い、さらに通信品質に従って通信端末装
置毎に伝送レートを設定してデータを送信する方法であ
る。
【0004】図12は、HDRの下り信号のスロット構
成を示す図である。図12に示すように、HDRの各ス
ロットは、2つのサブスロットに分かれていて、各サブ
スロットには共通パイロット信号が時間多重で埋め込ま
れている。この共通パイロット信号は、全ての通信端末
装置が共通に用いることができるものである。また、一
方の共通パイロット信号の前後には、上り信号の送信電
力を制御するためのRPC(Reverse Power Control)
が時間多重で埋め込まれている。
【0005】図13は、従来のHDRにおける下り信号
のデータの内部構成を示す図である。図13に示すよう
に、HDRのデータは、16コード多重で固定となって
いる。また、コード多重された各データのレベルの割合
は一定に保たれている。
【0006】以下、基地局装置と通信端末装置とが、H
DRにおいて伝送レートを設定するために行う動作につ
いて、図14を用いて説明する。図14において、基地
局装置11は、現在、通信端末装置12〜14と通信を
行っているものとする。
【0007】まず、基地局装置11が各通信端末装置1
2〜14に共通パイロット信号を送信する。各通信端末
装置12〜14は、共通パイロット信号に基づくCIR
(希望波対干渉波比)等により通信品質を推定し、通信
可能な伝送レートを求める。そして、各通信端末装置1
2〜14は、通信可能な伝送レートに基づいて、パケッ
ト長、エラー訂正方式、変調方式の組み合わせである通
信モードを選択し、通信モードを示す信号を基地局装置
11に送信する。なお、各システムにおける使用可能な
変調方式の種類は、BPSK、QPSK、16QAM、
64QAM等、予め決められている。そして、これらパ
ケット長、エラー訂正方式、変調方式の組み合わせによ
り、各システムにおける使用可能な複数の伝送レートが
定められている。各通信端末装置は、それらの伝送レー
トの中から1つを選択する。
【0008】基地局装置11は、各通信端末装置12〜
14にて選択された通信モードに基づいてスケジューリ
ングを行い、通信端末装置毎に伝送レートを設定し、コ
ントロールチャネルを通して各通信端末装置12〜14
に通信リソースの割り振りを示す信号を報知する。一般
的に、基地局装置は、システムの伝送効率の向上を考慮
して、通信可能な伝送レートが高い通信端末装置に優先
的に通信リソースを割り振る。
【0009】そして、基地局装置11は、割り振った時
間において該当する通信端末装置に対してのみデータを
送信する。例えば、時間t1を通信端末装置12に割り
振った場合、基地局装置11は、時間t1において通信
端末装置12に対してのみデータを送信し、通信端末装
置13、14に対しては送信しない。
【0010】各通信端末装置は、割り振られた時間で信
号を受信し、共通パイロット信号に基づいて位相のずれ
等を補償した上でデータを復調する。
【0011】このように、従来のセルラー通信システム
は、HDRにより通信品質に従って通信端末装置毎に伝
送レートを設定し、通信可能な伝送レートが高い通信端
末装置に優先的に通信リソースを割り振ることにより、
システム全体としてデータの伝送効率を高めている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のセルラー通信システムは、各サブスロットに埋め込
まれている共通パイロット信号を時間多重しているの
で、伝搬環境の変化が急激である場合に、受信信号の復
調タイミングを検出するパスサーチにおいてパスの誤検
出を起し、データ部分の回線推定精度が劣化し、受信品
質の劣化を招いてしまうという問題を有する。
【0013】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、HDRにおいて位相の変化が急激であってもデー
タ部分の受信品質を保つことができる基地局装置、通信
端末装置及び通信方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局装置は、
通信中の各通信端末装置から受信した下り伝送レートを
示す第1情報に基づいて高速下りデータを送信する通信
端末装置を決定する送信先決定手段と、前記第1情報に
基づいて決定された変調方式で高速下りデータを変調す
る変調手段と、個別パイロット信号を生成するパイロッ
ト信号生成手段と、変調後の高速下りデータと前記個別
パイロット信号とをコード多重するコード多重手段と、
コード多重後の信号と制御信号とを時間多重して無線送
信する送信手段を具備する構成を採る。
【0015】この構成により、通信端末装置が、高速下
りデータとコード多重されて送信された個別パイロット
信号を用いてパスサーチを行い、回線変動を推定するこ
とができるので、位相の変化が急激であっても高速下り
データの受信品質を保つことができる。
【0016】本発明の基地局装置は、アレーアンテナを
構成する複数のアンテナ素子と、通信中の各通信端末装
置から送信され、前記各アンテナ素子に受信された電波
の到来方向を推定して指向性制御を行う指向性制御手段
を具備し、前記指向性制御手段は、コード多重手段にて
コード多重された信号に対して指向性制御を行い、送信
手段は、制御信号と前記指向性制御手段にて指向性制御
された信号とを時間多重して無線送信する構成を採る。
【0017】この構成により、通信端末装置が、高速下
りデータとコード多重されて指向性送信された個別パイ
ロット信号を用いてパスサーチを行い、回線変動を推定
することができるので、HDRにアダプティブアレーア
ンテナを適用する場合に無指向性で送信しなければなら
ない共通パイロット信号と、指向性送信されたデータ部
とで位相のずれが存在する場合にも、個別パイロット信
号を用いてパスサーチ、回線推定を行うことで通信品質
を補償することができる。
【0018】本発明の基地局装置は、パイロット信号生
成手段は、高速下りデータの変調方式が所定の伝送レー
トよりも高い場合に個別パイロット信号を生成する構成
を採る。
【0019】この構成により、フェージング変動の影響
を受け易い高速レートの変調方式の場合に限り個別パイ
ロット信号を送信することができるので、低速レートの
変調方式の場合に伝送効率を向上させることができると
ともに高速データ時においては安定した復調精度を保証
できる。
【0020】本発明の基地局装置は、受信電波における
最大ドップラー周波数が所定の閾値より高いか否かを判
定するドップラー周波数検出手段を具備し、パイロット
信号生成手段は、最大ドップラー周波数が所定の閾値よ
りも高い場合に個別パイロット信号を生成する構成を採
る。
【0021】この構成により、通信端末装置の移動速度
が速い場合に限り個別パイロット信号を送信することが
できるので、通信端末の速度が速い場合には個別パイロ
ット信号を送信することで通信端末側における高速な回
線状態の変化に追従させることができ、通信端末装置の
移動速度が遅く個別パイロット信号の必要が無い場合に
は個別パイロット信号を送信せずにデータを送信するこ
とで伝送効率を向上させることができる。
【0022】本発明の基地局装置は、パイロット信号生
成手段は、高速下りデータを再送する場合に個別パイロ
ット信号を生成する構成を採る。
【0023】この構成により、高速下りデータを再送す
る場合に限り個別パイロット信号を送信することができ
るので、再送時の受信品質を高めてデータの再送を行う
ことができるため伝送効率を向上させることができる。
【0024】本発明の基地局装置は、受信レベルを測定
して伝搬環境の状態を判定する受信レベル検出手段と、
伝搬環境の状態に応じて高速下りデータと個別パイロッ
ト信号との送信電力比を制御する電力比制御手段とを具
備し、コード多重手段は、送信電力比を制御された後の
前記高速下りデータ及び前記個別パイロット信号をコー
ド多重する構成を採る。
【0025】本発明の基地局装置は、変調手段は、第1
情報及び伝搬環境の状態に基づいて変調方式を決定し、
伝搬環境の状態が良い場合には高速レートの変調方式で
高速下りデータを変調する構成を採る。
【0026】これらの構成により、伝搬環境の状態によ
ってデータと個別パイロット信号との送信電力比を制御
することができるので、伝搬環境の状態が良い場合にデ
ータの1コード当りの電力を強くし、より多値化してデ
ータを送信することができ、伝送効率の向上を図ること
ができる。
【0027】本発明の基地局装置は、パイロット信号生
成手段は、通信相手から個別パイロット信号の送信を要
求された場合に前記個別パイロット信号を生成する構成
を採る。
【0028】この構成により、通信端末装置側で検出し
たフェージング変動が激しい場合等、通信端末側で個別
パイロット信号が必要だと考えられ、通信相手から個別
パイロット信号の送信を要求された場合に限り個別パイ
ロット信号を送信することができるので、伝送効率を向
上させることができる。
【0029】本発明の通信端末装置は、上記いずれかに
記載の基地局装置から受信した信号に含まれる個別パイ
ロット信号を用いて電波の到来時間を推定するパスサー
チ手段と、このパスサーチ手段の推定結果に基づいて受
信信号を逆拡散する逆拡散手段と、逆拡散後の前記パイ
ロット信号を用いて回線変動を推定するチャネル推定手
段と、回線変動を補償した後の受信信号を復調する復調
手段とを具備する構成を採る。
【0030】この構成により、通信端末装置が、時間多
重されている共通パイロット信号だけでなく、高速下り
データとコード多重されて送信された個別パイロット信
号を用いてパスサーチを行い、回線変動を推定すること
ができるので、位相の変化が急激であっても高速下りデ
ータの受信品質を保つことができる。
【0031】本発明の通信端末装置は、個別パイロット
信号を受信することにより品質を向上することができる
と判断した場合、請求項8記載の基地局装置に対して個
別パイロット信号の送信を要求する信号を送信する構成
を採る。
【0032】この構成により、検出したフェージング変
動が激しい場合等、通信端末装置が個別パイロット信号
を受信することにより品質を向上することができると判
断した場合に限り個別パイロット信号を受信することが
できるので、伝送効率を向上させることができる。
【0033】本発明の通信方法は、基地局装置が、高速
下りデータと個別パイロット信号をコード多重して送信
し、通信端末装置が、前記個別パイロット信号を用いて
電波の到来時間を推定して受信信号の逆拡散を行い、逆
拡散後の前記個別パイロット信号に基づいて回線変動を
補償して受信信号の復調を行う方法をとる。
【0034】この方法により、通信端末装置が、高速下
りデータとコード多重されて送信された個別パイロット
信号を用いてパスサーチを行い、回線変動を推定するこ
とができるので、位相の変化が急激であったり、共通パ
イロット信号とデータ信号と回線状態が異なる場合にお
いても高速下りデータの受信品質を保つことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、特定の通信端末
に対して複数の拡散コードを用いて基地局装置からデー
タを送信する際に、データ送信用に用いるコードの中の
1つを用いて個別パイロット信号を送信することであ
る。
【0036】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0037】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る基地局装置100の構成を示すブロック図
である。
【0038】図1において、基地局装置100は、アン
テナ101と、送受信共用器102と、受信RF部10
3と、逆拡散部104と、復調部105と、送信先決定
部106とを備えている。さらに、基地局装置100
は、データ選択部151と、変調方式決定部152と、
適応変調部153と、拡散部154と、個別パイロット
信号生成部155と、変調部156と、拡散部157
と、コード多重部158と、制御信号生成部159と、
変調部160と、拡散部161と、時間多重部162
と、送信RF部163とを備えている。
【0039】送受信共用器102は、アンテナ101に
受信された信号を受信RF部103に出力する。また、
送受信共用器102は、送信RF部163から出力され
た信号をアンテナ101から無線送信する。
【0040】受信RF部103は、送受信共用器102
から出力された無線周波数の受信信号をベースバンドの
ディジタル信号に変換し、逆拡散部104に出力する。
【0041】逆拡散部104は、無線通信を行う通信端
末装置の数だけ用意され、受信RF部103から出力さ
れたベースバンド信号に対して逆拡散処理を行い、復調
部105に出力する。
【0042】復調部105は、無線通信を行う通信端末
装置の数だけ用意され、逆拡散部104の出力信号に対
して復調処理を行う。そして、復調部105は、復調し
た信号からデータレートコントロール(以下「DRC」
という)信号を分離し、送信先決定部106及び変調方
式決定部152に出力する。なお、DRC信号とは、通
信端末装置が所望の品質で受信可能である伝送レートを
示す信号である。
【0043】送信先決定部106は、DRC信号に基づ
いて、HDRにより下り高速パケット伝送を行う通信端
末装置の順番を決定する。これをスケジューリングとい
う。そして、送信先決定部106は、データを送信する
通信端末装置を示す情報をデータ選択部151及び変調
方式決定部152に出力する。
【0044】データ選択部151は、送信先決定部10
6の決定に基づき、対応する通信端末装置の送信データ
のみを選択し、適応変調部153に出力する。
【0045】変調方式決定部152は、DRC信号に基
づいて下り高速パケット伝送を行うデータの変調方式を
決定する。例えば、下り回線の回線品質が良好な場合に
は16QAMや64QAM等の高速レートの変調方式と
し、下り回線の回線品質が劣悪な場合にはQPSK等の
低速レートの変調方式とする。そして、変調方式決定部
152は、適応変調部153に対して変調方式を指示す
る。
【0046】適応変調部153は、変調方式決定部15
2に指示された変調方式によりデータ選択部151の出
力信号を変調して拡散部154に出力する。拡散部15
4は、変調部153の出力信号を拡散してコード多重部
158に出力する。
【0047】個別パイロット信号生成部155は、個別
パイロット信号を生成して変調部156に出力する。変
調部156は、個別パイロット信号を変調して拡散部1
57に出力する。拡散部157は、変調部156の出力
信号を拡散してコード多重部158に出力する。コード
多重部158は、適応拡散部154の出力信号と拡散部
157の出力信号とをコード多重して時間多重部162
に出力する。
【0048】制御信号生成部159は、HDRにおいて
必要となるユーザ毎のパワーコントロール情報や全ユー
ザ共通のパイロット信号等の制御信号を生成して変調部
160に出力する。変調部160は、制御信号を変調し
て拡散部161に出力する。拡散部161は、変調部1
60の出力信号を拡散して時間多重部162に出力す
る。時間多重部162は、コード多重部158の出力信
号と拡散部161の出力信号とを時間多重して送信RF
部163に出力する。
【0049】送信RF部163は、時間多重部162か
ら出力されたベースバンドのディジタル信号を無線周波
数の信号に変換して送受信共用器102に出力する。
【0050】図2は、本実施の形態に係るHDRのデー
タの内部構成を示す図である。図2に示すように、基地
局装置100は、16コード多重となっているデータの
中の1つを個別パイロット信号のために用いる。そのた
めに、基地局装置100は、個別パイロット信号生成部
155にて個別パイロット信号を生成し、コード多重部
158にてデータと個別パイロット信号とをコード多重
する。
【0051】図3は、図1に示した基地局装置100か
らHDRにてデータを受信する通信端末装置200の構
成を示すブロック図である。
【0052】図3において、通信端末装置200は、ア
ンテナ201と、送受信共用器202と、受信RF部2
03と、分離部204と、パスサーチ部205と、逆拡
散部206と、逆拡散部207と、チャネル推定部20
8と、復調部209と、適応復調部210とを備えてい
る。さらに、通信端末装置200は、CIR測定部25
1と、伝送レート算出部252と、DRC信号作成部2
53と、変調部254と、拡散部255と、送信RF部
256とを備えている。
【0053】送受信共用器202は、基地局装置100
から無線送信され、アンテナ201に無線受信された信
号を受信RF部203に出力する。また、送受信共用器
202は、送信RF部256の出力信号をアンテナ20
1から基地局装置100に無線送信する。
【0054】受信RF部203は、送受信共用器202
から出力された受信信号をベースバンドのディジタル信
号に変換し、分離部204に出力する。
【0055】分離部204は、受信RF部203から出
力されたベースバンド信号において時間多重されている
制御信号部分とデータ部分とを分離し、制御信号部分を
パスサーチ部205及び逆拡散部206に出力し、デー
タ部分をパスサーチ部205及び逆拡散部207に出力
する。
【0056】パスサーチ部205は、制御信号部分に含
まれる共通パイロット信号及びデータ部分にコード多重
されている個別パイロット信号を用いて、遅延プロファ
イルを作成して電波の到来時間を推定する、いわゆるパ
スサーチを行う。そして、パスサーチ部205は、電波
の到来時間を示す情報を逆拡散部206及び逆拡散部2
07に出力する。データ部分にコード多重されている個
別パイロット信号を用いてパスサーチを行うことによ
り、パスの誤検出を防ぐことができる。
【0057】逆拡散部206は、電波の到来時間を参照
し、ベースバンド信号の制御信号部分を逆拡散してチャ
ネル推定部208、復調部209及びCIR測定部25
1に出力する。
【0058】逆拡散部207は、自局に通信リソースが
割り振られた場合、電波の到来時間を参照し、ベースバ
ンド信号のデータ成分を逆拡散してチャネル推定部20
8及び適応復調部210に出力する。
【0059】チャネル推定部208は、逆拡散された制
御信号部分に含まれる共通パイロット信号及び逆拡散さ
れたデータ部分にコード多重されている個別パイロット
信号を用いて回線変動を推定する。データ部分にコード
多重されている個別パイロット信号を用いて回線変動を
推定することにより、共通パイロット信号部とデータ信
号部との位相の変化が急激であってもデータ部分の位相
のずれを十分に補償することができる。
【0060】復調部209は、逆拡散部206の出力信
号に対し回線変動を補償した上で復調し、通信リソース
の割り振りを示す信号を取り出す。そして、復調部20
9は、自局に通信リソースが割り振られた場合、その旨
を示す信号を逆拡散部207に出力し、変調方式を示す
信号を適応復調部210に出力する。
【0061】適応復調部210は、復調部209から出
力された変調方式を示す信号に基づいて、逆拡散部20
7の出力信号を復調して受信データを取り出す。
【0062】CIR測定部251は、逆拡散部206か
ら出力された共通パイロット信号からCIRを測定して
伝送レート算出部252に出力する。
【0063】伝送レート算出部252は、CIR測定部
251にて測定されたCIRに基づいて所望の品質で受
信可能な伝送レートを算出してDRC信号生成部253
に出力する。
【0064】DRC信号生成部253は、伝送レート算
出部252にて算出された伝送レートに基づくDRC信
号を生成して変調部254に出力する。
【0065】変調部254は、DRC信号を変調して拡
散部255に出力する。拡散部255は、変調部254
の出力信号を拡散して送信RF部256に出力する。送
信RF部256は、拡散部255の出力信号を無線周波
数に周波数変換して送受信共用器202に出力する。
【0066】以下、上記図1に示した基地局装置100
と上記図3に示した通信端末装置200との間における
信号の送受の手順について説明する。
【0067】まず、通信開始時に、基地局装置100の
制御信号生成部159にて共通パイロット信号を含む制
御信号が生成される。制御信号は、変調部160にて変
調され、拡散部161にて拡散され、時間多重部162
に出力される。時間多重部162からは拡散後の制御信
号のみが送信RF部163に出力される。拡散後の制御
信号は、送信RF部163にて無線周波数に周波数変換
され、送受信共用器102を介してアンテナ101から
各通信端末装置200に無線送信される。
【0068】基地局装置100から無線送信された制御
信号のみの無線信号は、通信端末装置200のアンテナ
201に受信され、送受信共用器202を介し、受信R
F部203にてベースバンドに周波数変換される。ベー
スバンド信号の制御信号は、分離部204を介し、パス
サーチ部205及び逆拡散部206に出力される。パス
サーチ部205では、制御信号に含まれる共通パイロッ
ト信号に基づいて電波の到来時刻が推定される。ベース
バンド信号の制御信号は、逆拡散部206にて逆拡散さ
れ、CIR測定部251に出力される。
【0069】次に、CIR測定部251において、逆拡
散部206から出力された制御信号に含まれる共通パイ
ロット信号に基づいてCIRが算出され、伝送レート算
出部252において、CIRに基づいて所望の品質で受
信可能な伝送レートが算出される。そして、DRC信号
生成部253にて、当該伝送レートを示すDRC信号が
生成される。
【0070】DRC信号は、変調部254にて変調さ
れ、拡散部255にて拡散され、送信RF部256にて
無線周波数に周波数変換され、送受信共用器202を介
してアンテナ201から基地局装置100に無線送信さ
れる。
【0071】通信端末装置200から無線送信された信
号は、基地局装置100のアンテナ101に受信され、
送受信共用器102を介し、受信RF部103にてベー
スバンドに周波数変換され、逆拡散部104にて逆拡散
され、復調部105にて復調され、DRC信号が取り出
される。
【0072】次に、送信先決定部106において、DR
C信号に基づいて各通信端末装置200への通信リソー
スの割り振りが決定され、変調方式決定部152におい
て、下り送信データの変調方式が決定される。
【0073】そして、制御信号生成部159において、
通信リソースの割り振り、変調方式を示す信号が生成さ
れる。生成された信号は変調部160にて変調され、拡
散部161にて拡散され時間多重部162に出力され、
送信RF部163にて無線周波数に周波数変換され、送
受信共用器102を介してアンテナ101から全通信端
末装置200に無線送信される
【0074】各通信端末装置200では、基地局装置1
00から送信された通信リソースの割り振りを示す信号
を受信して自らのデータが送られてくるスロットを検出
し、そのスロットに対して受信処理を行う。なお、この
際の受信方式は従来方式と同様なため、説明は省略す
る。
【0075】通信リソースの割り振りを示す信号を送信
した後、基地局装置100では、制御信号生成部159
において、生成した共通パイロット信号等を含む制御信
号が生成され、変調部160にて変調され、拡散部16
1にて拡散され、時間多重部162に出力される。
【0076】一方、基地局装置100から通信端末装置
200に送られる下り送信データは、適応変調部153
にて通信端末装置200で受信可能な変調方式で変調さ
れ、拡散部154にて拡散され、コード多重部158に
出力される。また、個別パイロット信号が、個別パイロ
ット信号生成部155にて生成され、変調部156にて
変調され、拡散部157にて拡散され、コード多重部1
58に出力される。
【0077】コード多重部158では、拡散後の下り送
信データと拡散後の個別パイロット信号とがコード多重
される。また、時間多重部162では、コード多重部1
58の出力信号に拡散後の制御信号が所定の間隔で時間
多重される。時間多重部162の出力信号は、送信RF
部163にて無線周波数に周波数変換され、送受信共用
器102を介してアンテナ101から各通信端末装置2
00に無線送信される。
【0078】通信端末200では、自らのデータが送信
されているスロットに対して以下の復調処理が行われ
る。
【0079】基地局装置100から無線送信された信号
は、各通信端末装置200のアンテナ201に受信さ
れ、送受信共用器202を介し、受信RF部203にて
ベースバンドに周波数変換される。
【0080】ベースバンド信号の制御信号は、分離部2
04を介し、パスサーチ部205及び逆拡散部206に
出力される。一方、ベースバンド信号のデータは、分離
部204を介し、パスサーチ部205及び逆拡散部20
7に出力される。
【0081】パスサーチ部205では、制御信号に含ま
れる共通パイロット信号及びデータに時間多重されてい
る個別パイロット信号に基づいて電波の到来時刻が推定
される。
【0082】ベースバンド信号の制御信号は、逆拡散部
206にて逆拡散され、復調部209及びCIR測定部
251に出力される。
【0083】そして、チャネル推定部208において、
共通パイロット信号および個別パイロット信号を用いて
回線変動が推定され、復調部209において、回線変動
を考慮して逆拡散部206の出力信号が復調される。ま
た、CIR測定部251において、共通パイロット信号
に対してCIRが算出され、伝送レート算出部352に
おいて、CIRに基づいて所望の品質で受信可能な伝送
レートが算出される。
【0084】逆拡散部207では、ベースバンド信号の
データ成分が逆拡散される。そして、チャネル推定部2
08において、共通パイロット信号および個別パイロッ
ト信号に基づいて回線変動が推定され、適応復調部21
0において、回線変動が考慮されて逆拡散後のデータが
復調され、所望のデータが取り出される。
【0085】このように、基地局装置が、データ送信用
に用いる16コードの中の1つを用いて個別パイロット
信号を送信することにより、通信端末装置が、個別パイ
ロット信号を用いてパスサーチを行い、回線変動を推定
することができるので、位相の変化が急激であってもデ
ータ部分の受信品質を保つことができる。
【0086】(実施の形態2)実施の形態2では、HD
Rにアダプティブアレーアンテナ(以下、「AAA」と
省略する)を適用する場合について説明する。
【0087】図4は、本発明の実施の形態2に係る基地
局装置300の構成を示すブロック図である。なお、図
4に示す基地局装置300において、図1に示した基地
局装置100と共通する構成部分には、図1と同一符号
を付して説明を省略する。
【0088】図4に示す基地局装置300は、図1に示
した基地局装置100と比較して、アンテナ101の代
りにアレーアンテナを構成するアンテナ301〜303
を備え、AAA受信制御部304及びAAA送信制御部
351を追加した構成を採る。
【0089】送受信共用器102は、アンテナ301〜
303に受信されたそれぞれの信号を受信RF部103
に出力する。また、送受信共用器102は、送信RF部
163から出力されたそれぞれの信号をアンテナ301
〜303から無線送信する。
【0090】受信RF部103は、送受信共用器102
から出力された各無線周波数の受信信号をベースバンド
のディジタル信号に変換し、それぞれ逆拡散部104に
出力する。逆拡散部104は、受信RF部103の出力
信号を逆拡散し、それぞれAAA受信制御部304に出
力する。
【0091】AAA受信制御部304は、無線通信を行
う通信端末装置の数だけ用意され、受信電波の到来方向
を推定して受信信号に対して指向性を生成するための複
素係数(以下「ウェイト」という)を算出し、逆拡散部
104から出力された逆拡散信号に対してウェイトを複
素乗算することでアレー合成を行う。そして、AAA受
信制御部304は、アレー合成後の信号を復調部105
に出力し、ウェイトを示す情報をAAA送信制御部35
1に出力する。
【0092】送信先決定部106は、送信先として決定
した通信端末装置を示す情報をデータ選択部151、変
調方式決定部152及びAAA送信制御部351に出力
する。
【0093】コード多重部158は、拡散部154の出
力信号と拡散部157の出力信号とをコード多重し、A
AA送信制御部351に出力する。
【0094】AAA送信制御部351は、コード多重部
158の出力信号に、AAA受信制御部304で算出さ
れたウェイト、もしくは上り信号と下り信号の周波数の
差を考慮して変換を行うなどAAA受信制御部304で
算出されたウェイトを加工したものを乗算して指向性を
持たせ、アンテナ301〜303に対応する信号を時間
多重部162に出力する。
【0095】時間多重部162は、指向性を持つAAA
送信制御部351の出力信号と指向性を持たない拡散部
161の出力信号とを時間多重する。
【0096】送信RF部163は、時間多重部162か
ら出力されたベースバンドのディジタル信号をそれぞれ
無線周波数の信号に変換し、送受信共用器102に出力
する。
【0097】ここで、HDRにおいて、基地局装置から
送信される制御信号は全ての通信端末装置で受信される
必要があるため、基地局装置は制御信号を指向性送信す
ることはできない。
【0098】制御信号を無指向性送信してデータを指向
性送信すると、受信時における位相の回転が互いに異な
るため、制御信号に含まれる共通パイロット信号を用い
て受信信号のデータ部分のパスサーチ及び回線変動を補
償することはできない。
【0099】これに対し、本実施の形態のように、基地
局装置が、データ送信用に用いる16コードの中の1つ
を個別パイロット信号の送信に用い、個別パイロット信
号を指向性送信することにより、通信端末装置が、個別
パイロット信号を用いてパスサーチを行い、回線変動を
推定することができるので、HDRにアダプティブアレ
ーアンテナを適用する場合にデータ部分の位相のずれを
十分に補償することができる。
【0100】なお、本実施の形態に係る通信端末装置の
構成は、上記図3に示した通信端末装置200と同様で
あるので省略する。
【0101】(実施の形態3)ここで、本来データ送信
用に用いるべきコードの中の1つを個別パイロット信号
の送信に用いることは伝送効率の低下となる。そして、
16QAMや64QAM等の高速レートの多値変調方式
を用いる場合には、フェージング変動の影響を受け易い
ため個別パイロット信号を用いてデータ部分の位相のず
れを補償する必要があるが、BPSKやQPSK等の低
速レートの変調方式を用いる場合には、共通パイロット
信号を用いてもデータ部分の位相のずれを十分に補償す
ることができる。
【0102】実施の形態3では、変調方式に応じて個別
パイロット信号の送信制御を行う場合について説明す
る。
【0103】図5は、本発明の実施の形態3に係る基地
局装置400の構成を示すブロック図である。なお、図
5に示す基地局装置400において、図1に示した基地
局装置100と共通する構成部分には、図1と同一符号
を付して説明を省略する。
【0104】図5に示す基地局装置400は、図1に示
した基地局装置100と比較して、変調方式決定部40
1の作用が変調方式決定部152と異なる。
【0105】変調方式決定部401は、DRC信号に基
づいて下り高速パケット伝送を行うデータの変調方式を
決定する。例えば、下り回線の回線品質が良好な場合に
は16QAMや64QAM等の高速レートの変調方式と
し、下り回線の回線品質が劣悪な場合にはQPSK等の
低速レートの変調方式とする。そして、変調方式決定部
401は、適応変調部153に対して変調方式を指示す
るとともに、変調方式を示す信号をデータ選択部15
1、個別パイロット信号生成部155及びコード多重部
158に出力する。
【0106】データ選択部151は、高速レートの変調
方式の場合に15コード分の送信データを適応変調部1
53に出力し、低速レートの変調方式の場合に16コー
ド分の送信データを適応変調部153に出力する。
【0107】個別パイロット信号生成部155は、高速
レートの変調方式の場合に個別パイロット信号を生成
し、低速レートの変調方式の場合に個別パイロット信号
の生成を停止する。
【0108】コード多重部158は、高速レートの変調
方式の場合に適応拡散部154の出力信号と拡散部15
7の出力信号とをコード多重して時間多重部162に出
力し、低速レートの変調方式の場合に適応拡散部154
の出力信号をそのまま時間多重部162に出力する。
【0109】このように、フェージング変動の影響を受
け易い高速レートの変調方式の場合に限りデータ送信用
に用いる16コードの中の1つを個別パイロット信号の
送信に用いることにより、低速レートの変調方式の場合
に伝送効率を向上させることができる。
【0110】なお、本実施の形態に係る通信端末装置の
構成は、上記図3に示した通信端末装置200と同様で
あるので省略する。
【0111】(実施の形態4)ここで、データを送信す
る対象となる通信端末装置の移動速度が速い場合、伝搬
環境の変化が急激となり易いため個別パイロット信号を
用いてデータ部分の位相のずれを補償する必要性が高
い。通信端末装置の移動速度は、最大ドップラー周波数
を測定することにより推定することができる。
【0112】実施の形態4では、通信端末装置の移動速
度が速い場合に16コードの中の1つを個別パイロット
信号の送信に用い、その旨を当該通信端末装置に通知す
る場合について説明する。
【0113】図6は、本発明の実施の形態4に係る基地
局装置500の構成を示すブロック図である。なお、図
6に示す基地局装置500において、図1に示した基地
局装置100と共通する構成部分には、図1と同一符号
を付して説明を省略する。
【0114】図6に示す基地局装置500は、図1に示
した基地局装置100と比較して、FD検出部501を
追加した構成を採る。
【0115】受信RF部103は、送受信共用器102
から出力された無線周波数の受信信号をベースバンドの
ディジタル信号に変換し、逆拡散部104に出力する。
逆拡散部104は、受信RF部103の出力信号を逆拡
散処理して、復調部105及びFD検出部501に出力
する。
【0116】送信先決定部106は、データを送信する
通信端末装置を示す情報をデータ選択部151、変調方
式決定部152及びFD検出部501に出力する。
【0117】FD検出部501は、無線通信を行う通信
端末装置の数だけ用意され、逆拡散部104にから出力
された逆拡散後の信号から最大ドップラー周波数を測定
し、最大ドップラー周波数が所定の閾値より高いか否か
を判定する。そして、FD検出部501は、データを送
信する通信端末装置に対応する判定結果を示す信号をデ
ータ選択部151、個別パイロット信号生成部155、
コード多重部158及び制御信号生成部159に出力す
る。なお、最大ドップラー周波数は、通信端末装置から
送信されたパイロット信号を検波し、前の信号に対する
位相の回転量を計算することにより測定することができ
る。
【0118】データ選択部151は、最大ドップラー周
波数が所定の閾値より高い場合に15コード分の送信デ
ータを適応変調部153に出力し、他の場合に16コー
ド分の送信データを適応変調部153に出力する。
【0119】個別パイロット信号生成部155は、最大
ドップラー周波数が所定の閾値より高い場合に個別パイ
ロット信号を生成し、他の場合に個別パイロット信号の
生成を停止する。
【0120】コード多重部158は、最大ドップラー周
波数が所定の閾値より高い場合に適応拡散部154の出
力信号と拡散部157の出力信号とをコード多重して時
間多重部162に出力し、他の場合に適応拡散部154
の出力信号をそのまま時間多重部162に出力する。
【0121】制御信号生成部159は、最大ドップラー
周波数が所定の閾値より高い場合に、通常の制御信号に
加えてデータ部に個別パイロット信号が埋め込まれてい
る旨を示す制御信号を生成して変調部160に出力す
る。
【0122】このように、通信端末装置の移動速度が速
い場合に限り、データ送信用に用いる16コードの中の
1つを個別パイロット信号の送信に用いることにより、
通信端末装置の移動速度が遅い場合に伝送効率を向上さ
せることができる。
【0123】なお、本実施の形態に係る通信端末装置の
構成は、上記図3に示した通信端末装置200と同様で
あるので省略する。
【0124】(実施の形態5)ここで、データを送信し
た通信端末装置において受信データを復調できなかった
場合、当該通信端末装置に対して同一データを再送する
必要がある。データを再送した時の受信品質を前回より
も高めなければ、再び受信データを復調できない可能性
が高く、データの再送を繰り返すことに繋がり全体とし
て伝送効率が低下する。これに対し、データに個別パイ
ロット信号をコード多重して送信すれば、個別パイロッ
ト信号を送信しなかった場合に比べ受信品質を高めるこ
とができる。
【0125】実施の形態5では、再送時に16コードの
中の1つを個別パイロット信号の送信に用い、その旨を
当該通信端末装置に通知する場合について説明する。
【0126】図7は、本発明の実施の形態5に係る基地
局装置600の構成を示すブロック図である。なお、図
7に示す基地局装置600において、図1に示した基地
局装置100と共通する構成部分には、図1と同一符号
を付して説明を省略する。
【0127】図7に示す基地局装置600は、図1に示
した基地局装置100と比較して、再送要求検出部60
1を追加した構成を採る。
【0128】再送要求検出部601は、データを送信し
た通信端末装置から送信されたデータ再送を要求する信
号(以下、「再送要求信号」という)を検出し、検出結
果を示す信号をデータ選択部151、個別パイロット信
号生成部155、コード多重部158及び制御信号生成
部159に出力する。
【0129】データ選択部151は、データを再送する
場合に15コード分の送信データを適応変調部153に
出力し、他の場合に16コード分の送信データを適応変
調部153に出力する。
【0130】個別パイロット信号生成部155は、デー
タを再送する場合に個別パイロット信号を生成し、他の
場合に個別パイロット信号の生成を停止する。
【0131】コード多重部158は、データを再送する
場合に適応拡散部154の出力信号と拡散部157の出
力信号とをコード多重して時間多重部162に出力し、
他の場合に適応拡散部154の出力信号をそのまま時間
多重部162に出力する。
【0132】制御信号生成部159は、データを再送す
る場合に、通常の制御信号に加えてデータ部に個別パイ
ロット信号が埋め込まれている旨を示す制御信号を生成
して変調部160に出力する。
【0133】図8は、図7に示した基地局装置600か
らHDRにてデータを受信する通信端末装置700の構
成を示すブロック図である。なお、図8に示す通信端末
装置700において、図3に示した通信端末装置200
と共通する構成部分には、図3と同一符号を付して説明
を省略する。
【0134】図8に示す通信端末装置700は、図3に
示した通信端末装置200と比較して、誤り検出部70
1及び再送要求信号生成部702を追加した構成を採
る。
【0135】適応復調部210は、復調部209から出
力された変調方式を示す信号に基づいて逆拡散部207
の出力信号を復調し、復調信号を誤り検出部701に出
力する。
【0136】誤り検出部701は、復調信号に対して誤
り検出を行い、誤りが検出されなかった場合には受信デ
ータを取り出す。一方、誤り検出部701は、誤りが検
出された場合には、その旨を示す信号を再送要求信号生
成部702に出力する。
【0137】再送要求信号生成部702は、誤り検出部
701にて誤りが検出された場合、再送要求信号を生成
して変調部254に出力する。
【0138】変調部254は、DRC信号あるいは再送
要求信号を変調して拡散部255に出力する。
【0139】このように、データを再送する場合に限
り、データ送信用に用いる16コードの中の1つを個別
パイロット信号の送信に用いることにより、再送時の受
信品質を高めてデータの再送を繰り返してしまうことを
防ぐことができ、伝送効率を向上させることができる。
【0140】(実施の形態6)ここで、HDRにおいて
送信の総電力は固定である。しかし、従来において、コ
ード毎の送信電力に関しては特に規定されていない。そ
こで、実施の形態6では、伝搬環境に応じて、コード多
重される送信データと個別パイロット信号との送信電力
比を制御する場合について説明する。
【0141】図9は、本発明の実施の形態6に係る基地
局装置800の構成を示すブロック図である。なお、図
9に示す基地局装置800において、図1に示した基地
局装置100と共通する構成部分には、図1と同一符号
を付して説明を省略する。
【0142】図9に示す基地局装置800は、図1に示
した基地局装置100と比較して、受信レベル測定部8
01及び電力比制御部802とを追加した構成を採る。
【0143】逆拡散部104は、無線通信を行う通信端
末装置の数だけ用意され、受信RF部103から出力さ
れたベースバンド信号に対して逆拡散処理を行い、復調
部105及び受信レベル測定部801に出力する。
【0144】送信先決定部106は、データを送信する
通信端末装置を示す情報をデータ選択部151、変調方
式決定部152及び受信レベル測定部801に出力す
る。
【0145】受信レベル測定部801は、無線通信を行
う通信端末装置の数だけ用意され、逆拡散部104にて
逆拡散された信号から受信レベルを測定し、伝搬環境の
状態を判定する。そして、受信レベル測定部801は、
データを送信する通信端末装置に対応する伝搬環境の状
態を示す信号を変調方式決定部152及び電力比制御部
802に出力する。
【0146】電力比制御部802は、伝搬環境の状態に
応じて拡散後の送信データと拡散後の個別パイロット信
号との送信電力比を制御する。例えば、伝搬環境の状態
が良い場合には、個別パイロット信号を強い電力で送信
しなくても通信端末装置側でパスサーチや回線変動を推
定することができるので、個別パイロット信号の送信電
力を弱め、データの送信電力を個別パイロット信号の送
信電力に比べて強くする。
【0147】変調方式決定部152は、伝搬環境の状態
も考慮して変調方式を決定する。例えば、伝搬環境の状
態が良い場合にはデータの1コード当りの電力を強くす
ることができるので、高速レートの変調方式を採用す
る。
【0148】このように、伝搬環境の状態によってデー
タと個別パイロット信号との送信電力比を制御すること
により、伝搬環境の状態が良い場合に、データと個別パ
イロット信号を等電力で送信する場合と比べて、データ
の1コード当りの電力を強くすることができるので、よ
り多値化してデータを送信することができ、伝送効率の
向上を図ることができる。
【0149】また、本実施の形態では、コード多重する
データの中で優先度が高いものがある場合に、当該優先
度が高いデータの送信電力を他に比べて高くして送信す
ることもできる。
【0150】なお、本実施の形態では、受信レベルの測
定結果に基づいて伝搬環境の状態を判定し、データと個
別パイロット信号との送信電力比を制御する場合につい
て説明したが、本発明はこれに限られず、変調方式や再
送数等、他の方法によって伝搬環境の状態を判定し、デ
ータと個別パイロット信号との送信電力比を制御するこ
ともできる。
【0151】なお、本実施の形態に係る通信端末装置の
構成は、上記図3に示した通信端末装置200と同様で
あるので省略する。
【0152】(実施の形態7)実施の形態7では、通信
端末装置側でフェージング変動を検出し、フェージング
変動が激しい場合に16コードの中の1つを個別パイロ
ット信号の送信に用いる場合について説明する。
【0153】図10は、本発明の実施の形態7に係る基
地局装置900の構成を示すブロック図である。なお、
図10に示す基地局装置900において、図1に示した
基地局装置100と共通する構成部分には、図1と同一
符号を付して説明を省略する。
【0154】図10に示す基地局装置900は、図1に
示した基地局装置100と比較して、パイロット要求検
出部901を追加した構成を採る。
【0155】パイロット要求検出部901は、データを
送信した通信端末装置から送信された信号であって、個
別パイロット信号の送信を要求する信号(以下、「パイ
ロット要求信号」という)を検出し、検出結果を示す信
号をデータ選択部151、個別パイロット信号生成部1
55、コード多重部158及び制御信号生成部159に
出力する。
【0156】データ選択部151は、個別パイロット信
号の送信を要求された場合に15コード分の送信データ
を適応変調部153に出力し、他の場合に16コード分
の送信データを適応変調部153に出力する。
【0157】個別パイロット信号生成部155は、個別
パイロット信号の送信を要求された場合に個別パイロッ
ト信号を生成し、他の場合に個別パイロット信号の生成
を停止する。
【0158】コード多重部158は、個別パイロット信
号の送信を要求された場合に適応拡散部154の出力信
号と拡散部157の出力信号とをコード多重して時間多
重部162に出力し、他の場合に適応拡散部154の出
力信号をそのまま時間多重部162に出力する。
【0159】制御信号生成部159は、個別パイロット
信号の送信を要求された場合に、通常の制御信号に加え
てデータ部に個別パイロット信号が埋め込まれている旨
を示す制御信号を生成して変調部160に出力する。
【0160】図11は、図10に示した基地局装置90
0からHDRにてデータを受信する通信端末装置100
0の構成を示すブロック図である。なお、図11に示す
通信端末装置1000において、図3に示した通信端末
装置200と共通する構成部分には、図3と同一符号を
付して説明を省略する。
【0161】図11に示す通信端末装置1000は、図
3に示した通信端末装置200と比較して、フェージン
グ変動検出部1001及びパイロット要求信号生成部1
002を追加した構成を採る。
【0162】逆拡散部206は、電波の到来時間を参照
し、ベースバンド信号の制御信号部分を逆拡散してチャ
ネル推定部208、復調部209、CIR測定部251
及びフェージング変動検出部1001に出力する。
【0163】フェージング変動検出部1001は、逆拡
散部206の出力信号に基づいてフェージング変動の状
態を検出し、検出結果を示す信号をパイロット要求信号
生成部1002に出力する。
【0164】パイロット要求信号生成部1002は、フ
ェージング変動が激しく、共通パイロット信号だけでは
十分に位相変動を補償することができないと判断した場
合、パイロット要求信号を生成して変調部254に出力
する。
【0165】変調部254は、DRC信号あるいはパイ
ロット要求信号を変調して拡散部255に出力する。
【0166】このように、通信端末装置側でフェージン
グ変動の状態を検出し、フェージング変動が激しい場合
に限り、データ送信用に用いる16コードの中の1つを
個別パイロット信号の送信に用いることにより、フェー
ジング変動が激しくない場合の伝送効率を向上させるこ
とができる。
【0167】なお、本実施の形態では、通信端末装置が
フェージング変動の状態に基づいて個別パイロット信号
の要否を決定する場合について説明したが、本発明はこ
れに限られず、他の要因に基づいて個別パイロット信号
の要否を決定してもよい。
【0168】また、上記各実施の形態では、HDRのデ
ータが16コード多重である場合について説明したが、
本発明はこれに限られない。また、上記各実施の形態で
は、データ送信用に用いるコードの中の1つを用いて個
別パイロット信号を送信する場合について説明したが、
本発明はこれに限られず、複数のコードを用いて個別パ
イロット信号を送信してもよい。
【0169】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基地局装置が、データ送信用に用いるコードの中の1つ
を用いて個別パイロット信号を送信することにより、通
信端末装置が、個別パイロット信号を用いてパスサーチ
を行い、回線変動を推定することができるので、HDR
において位相の変化が急激であってもデータ部分の受信
品質を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係るHDRのデータの内部構
成を示す図
【図3】上記実施の形態に係る通信端末装置の構成を示
すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態5に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図8】上記実施の形態に係る通信端末装置の構成を示
すブロック図
【図9】本発明の実施の形態6に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態7に係る基地局装置の構
成を示すブロック図
【図11】上記実施の形態に係る通信端末装置の構成を
示すブロック図
【図12】HDRのスロット構成を示す図
【図13】従来のHDRにおけるデータの内部構成を示
す図
【図14】従来のHDR方式を用いた通信形態を示す図
【符号の説明】
106 送信先決定部 151 データ選択部 152、401 変調方式決定部 153 適応変調部 155 個別パイロット信号生成部 158 コード多重部 159 制御信号生成部 162 時間多重部 205 パスサーチ部 208 チャネル推定部 210 適応復調部 251 CIR測定部 252 伝送レート算出部 253 DRC信号作成部 304 AAA受信制御部 351 AAA送信制御部 501 FD検出部 601 再送要求検出部 701 誤り検出部 702 再送要求信号生成部 801 受信レベル測定部 802 電力比制御部 901 パイロット要求検出部 1001 フェージング変動検出部 1002 パイロット要求信号生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04L 27/00 H04B 7/26 B D H04L 27/00 Z (72)発明者 平松 勝彦 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 三好 憲一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K004 AA01 BC00 5K022 EE02 EE22 EE32 5K059 CC02 CC03 CC04 DD10 5K067 BB02 CC10 CC24 EE02 EE10 GG01 GG08 GG09 GG11 KK02 KK03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信中の各通信端末装置から受信した下
    り伝送レートを示す第1情報に基づいて高速下りデータ
    を送信する通信端末装置を決定する送信先決定手段と、
    前記第1情報に基づく変調方式で高速下りデータを変調
    する変調手段と、個別パイロット信号を生成するパイロ
    ット信号生成手段と、変調後の高速下りデータと前記個
    別パイロット信号とをコード多重するコード多重手段
    と、コード多重後の信号と制御信号とを時間多重して無
    線送信する送信手段を具備することを特徴とする基地局
    装置。
  2. 【請求項2】 アレーアンテナを構成する複数のアンテ
    ナ素子と、通信中の各通信端末装置から送信され、前記
    各アンテナ素子に受信された電波の到来方向を推定して
    指向性制御を行う指向性制御手段を具備し、前記指向性
    制御手段は、コード多重手段にてコード多重された信号
    に対して指向性制御を行い、送信手段は、制御信号と前
    記指向性制御手段にて指向性制御された信号とを時間多
    重して無線送信することを特徴とする請求項1記載の基
    地局装置。
  3. 【請求項3】 パイロット信号生成手段は、高速下りデ
    ータの変調方式が所定の伝送レートよりも高い場合に個
    別パイロット信号を生成することを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の基地局装置。
  4. 【請求項4】 受信電波における最大ドップラー周波数
    が所定の閾値より高いか否かを判定するドップラー周波
    数検出手段を具備し、パイロット信号生成手段は、最大
    ドップラー周波数が所定の閾値よりも高い場合に個別パ
    イロット信号を生成することを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれかに記載の基地局装置。
  5. 【請求項5】 パイロット信号生成手段は、高速下りデ
    ータを再送する場合に個別パイロット信号を生成するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の基地局装置。
  6. 【請求項6】 受信レベルを測定して伝搬環境の状態を
    判定する受信レベル検出手段と、伝搬環境の状態に応じ
    て高速下りデータと個別パイロット信号との送信電力比
    を制御する電力比制御手段とを具備し、コード多重手段
    は、送信電力比を制御された後の前記高速下りデータ及
    び前記個別パイロット信号をコード多重することを特徴
    とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の基地局
    装置。
  7. 【請求項7】 変調手段は、第1情報及び伝搬環境の状
    態に基づいて変調方式を決定し、伝搬環境の状態が良い
    場合には高速レートの変調方式で高速下りデータを変調
    することを特徴とする請求項6記載の基地局装置。
  8. 【請求項8】 パイロット信号生成手段は、通信相手か
    ら個別パイロット信号の送信を要求された場合に前記個
    別パイロット信号を生成することを特徴とする請求項1
    から請求項7のいずれかに記載の基地局装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の基地局装置から受信した信号に含まれる個別パイロッ
    ト信号を用いて電波の到来時間を推定するパスサーチ手
    段と、このパスサーチ手段の推定結果に基づいて受信信
    号を逆拡散する逆拡散手段と、逆拡散後の前記パイロッ
    ト信号を用いて回線変動を推定するチャネル推定手段
    と、回線変動を補償した後の受信信号を復調する復調手
    段とを具備することを特徴とする通信端末装置。
  10. 【請求項10】 個別パイロット信号を受信することに
    より品質を向上することができると判断した場合、請求
    項8記載の基地局装置に対して個別パイロット信号の送
    信を要求する信号を送信することを特徴とする通信端末
    装置。
  11. 【請求項11】 基地局装置が、高速下りデータと個別
    パイロット信号をコード多重して送信し、通信端末装置
    が、前記個別パイロット信号を用いて電波の到来時間を
    推定して受信信号の逆拡散を行い、逆拡散後の前記個別
    パイロット信号に基づいて回線変動を補償して受信信号
    の復調を行うことを特徴とする通信方法。
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