JP3931125B2 - 無線装置及び基地局装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、適用変調及び指向性送信を行う無線装置及び基地局装置、特にHSDPA通信を行う無線装置及び基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)の発展システムとして、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)と呼ばれるパケットの拡張を行う技術の標準化が進められている。HSDPAは、従来のWCDMAでのチャネルであるDPCH(Dedicated downlink physical channel)を用いて通信を行いながら、同時に並列に下りでHS−DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)と呼ばれる高速なチャネルを用いてパケットデータを送信するものである。上りにおいて、移動局装置は、HS−DSCHを用いて送信されたパケットデータを正常に受信することができた場合にはACK(Acknowledge)信号を返し、パケットデータを正常に受信することができなかった場合にはNACK(Nonacknowledge)信号を返す。
【0003】
HSDPAは、CQI(Channel Quality Indicator)レポートと呼ばれる信号を移動局装置から基地局装置へ送信する。CQI(Channel Quality Indicator)レポートは、パイロットチャネル(CPICH)の信号を用いて測定した移動局装置への伝搬路状況を報告するものである。そして、基地局装置は、移動局装置より受け取ったCQIレポートを用いて、パケットデータに対して伝搬路の状況に応じた変調方式及び符号化率に変える適応変調と呼ばれる処理を行った後に、HS−DSCHにより移動局装置へパケットデータを送信する。なお、パイロットチャネル(CPICH)は、パワが一定の信号である。
【0004】
また、従来、ビームフォーミングと呼ばれる技術がある。ビームフォーミングは、特定の移動局装置のみが良好な受信品質にて受信ができるように、指向性を形成して電波のビームを絞り込んで送受信を行うものである。これにより、移動局装置は、通信を行うときに特定の電波のみを強く受信することができ、基地局装置は、不要な方向への電波を送信せず、また,不要な方向からの電波を受信しないので、電波の利用効率を上げることができる。
【0005】
次に、HSDPAにより指向性を形成して送信する場合において、ビームフォーミングを用いる場合とビームフォーミングを用いない場合のDPCH、CPICH及びHS−DSCHにて送信される信号の送信範囲の相違について説明する。
【0006】
図4は、ビームフォーミングを用いずに基地局装置402から移動局装置403へ信号を送信する場合を示した図である。この場合は、図4の斜線で示したエリア401に指向性を形成して、DPCH、CPICH及びHS−DSCHを用いて信号を送信する。この場合において、DPCH、CPICH及びHS−DSCHを用いて送信される信号は、同一のエリア401にて送信されるものであるため、HS−DSCHの信号は、CPICHの信号と同様のフェージング変動を受ける。したがって、移動局装置403は、CPICHの送信電力の変動によりHS−DSCHが同様のフェージング変動を受けたものと推定することができる。これにより、移動局装置403は、CPICHを用いてHS−DSCHの信号よりフェージング変動の影響を取り除くことができるため、HS−DSCHにおいて16QAM等の振幅信号に情報を載せた変調方式を用いることができる。
【0007】
図5は、ビームフォーミングを用いて基地局装置502から移動局装置503へ信号を送信する場合を示した図である。この場合は、指向性を形成したエリア504の範囲内であって、エリア504より狭い範囲である斜線で示したエリア501にさらにビームを絞り込んで、エリア501に存在する移動局装置503と通信を行う。このようなビームフォーミングにおいては、CPICHの信号はエリア504の範囲内にて送信され、DPCH及びHS−DSCHの信号はエリア501の範囲内にて送信される。したがって、HS−DSCHの信号は、CPICHの信号と異なるフェージング変動を受ける。この場合に、CPICH信号より作成したCQIレポートは、不正確である可能性が高い。
【0008】
ところで、図6に示すように、DPCHの信号は、パイロット信号601とユーザデータ602が時間多重されている。通常、DPCHにて送信する信号は、移動局装置にて受信電力値が一定になるように基地局装置において電力制御されているため、移動局装置においてはパイロット信号601を用いてCQIレポートを作成することはできない。
【0009】
なお、基地局装置において、送信する際の電力を一定にすれば、移動局装置においてパイロット信号601を用いてCQIレポートを作成することができるが、パイロット信号601は、時間的に短いため、受信状況の測定が困難であり、CQIレポートが不正確である可能性が高い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の無線装置及び基地局装置においては、移動局装置にて作成したCQIレポートに基づいて適応変調を行っているため、CQIレポートが不正確な場合には誤って適応変調してしまい、移動局装置の伝搬路状況に適した若しくは移動局装置の伝搬路の状況に応じた変調方式及び符号化率に変えることができず、移動局装置が受信した受信信号に誤りが生じてしまうという問題がある。
【0011】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、誤って適応変調することにより受信信号に誤りが生じることを防ぐことができる無線装置及び基地局装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線装置は、受信信号に含まれる送信電力の上げ下げを要求する信号に基づいてDPCHの送信信号を送信する際の送信電力制御を行うDPCH送信電力制御手段と、前記DPCH送信電力制御手段により制御される送信電力に応じてHS−DSCHの送信パケットデータに対して位相または周波数のいずれか一つを用いて適応変調を行う適応変調手段と、前記DPCH送信電力制御手段にて送信電力制御された前記DPCHの送信信号と前記適応変調手段にて適応変調された前記HS−DSCHの送信パケットデータとを多重する多重手段と、前記多重手段にて多重された前記DPCHの送信信号と前記HS−DSCHの送信パケットデータとを指向性送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、無線装置において、送信電力より通信相手への伝搬路状況を判定して適応変調を行うので、不正確なCQIレポートを用いて適応変調を行うことによる通信相手にて受信した受信信号の誤り率の増加を防ぐことができ、HSDPAとビームフォーミングを併用することができる。
【0014】
また、CQIレポートを通信相手から送信してもらう必要がないため、上りの送信電力を小さくすることができて干渉量を減らすことができ、上り回線の利用効率を上げることができるとともに、移動局装置における消費電力を低くすることができる。
【0016】
また、多値変調のような振幅信号に情報を載せた変調方式を用いずに符号化率を変更することによって適応変調を行うので、通信相手が受信した受信信号の誤り率を確実に低くすることができる。
【0017】
本発明の基地局装置は、上記のいずれかに記載の無線装置を具備する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、基地局装置と移動局装置との間で、CQIレポートを作成してCQIレポートを送信する必要がないため、上りの送信電力を小さくすることができて干渉量を減らすことができ、上り回線の利用効率を上げることができるとともに、移動局装置における消費電力を低くすることができる。
【0019】
本発明の送信方法は、受信信号に含まれる送信電力の上げ下げを要求する信号に基づいてDPCHの送信信号を送信する際の送信電力制御を行う工程と、送信電力制御による送信電力に応じてHS−DSCHの送信パケットデータに対して位相または周波数のいずれか一つを用いて適応変調を行う工程と、送信電力制御された前記DPCHの送信信号と適応変調された前記HS−DSCHの送信パケットデータとを多重する工程と、多重された前記DPCHの送信信号と前記HS−DSCHの送信パケットデータとを指向性送信する工程と、を具備するようにした。
【0020】
この方法によれば、無線装置において、送信電力より通信相手への伝搬路状況を判定して適応変調を行うので、不正確なCQIレポートを用いて適応変調を行うことによる通信相手にて受信した受信信号の誤り率の増加を防ぐことができ、HSDPAとビームフォーミングを併用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
発明者は、HSDPAのような適応変調技術とビームフォーミングを併用すると、CQIレポートを作成するCPICHによる送信エリアとビームフォーミングによる送信エリアとが異なるため、CPICHを用いて作成するCQIレポートは、ビームフォーミングにより送信するエリアに存在する移動局装置までの伝搬路状況を正確に表していない可能性が高いことに着目し、本発明をするに至った。
【0022】
本発明の骨子は、HSDPA通信において、CQIレポートを作成せずに、基地局装置における送信電力制御による送信電力を用いて、移動局装置までの伝搬路状況を推定し、推定結果に基づいて適応変調することである。
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る無線装置100の構成を示すブロック図であり、図2は、本実施の形態に係る無線装置の通信相手である移動局装置200の構成を示したブロック図である。
【0025】
最初に、無線装置100の構成について説明する。無線装置100は、アンテナ101−1〜101−n、アンテナ指向性制御部102、共用器103−1〜103−n、無線受信部104−1〜104−n、逆拡散復調部105−1〜105−n、到来方向検出部106、DPCHデータ生成部109、DPCH送信電力制御部111−1〜111−n、パワ判定部112−1〜112−n、適応変調制御部113−1〜113−n、HS−DSCHデータ生成部114、多重部115−1〜115−n及び無線送信部116−1〜116−nとから主に構成される。
【0026】
アンテナ指向性制御部102は、到来方向検出部106から入力した制御信号に基づいて、アンテナ101−1〜101−nを制御して、送信信号を送信若しくは受信信号を受信する。アンテナの制御により指向性を形成することにより、ビームフォーミングを行うことができる。
【0027】
共用器103−1〜103−nは、アンテナ指向性制御部102から入力した受信信号を無線受信部104−1〜104−nへ出力するとともに、無線送信部116−1〜116−nから入力した送信信号をアンテナ指向性制御部102へ出力する。
【0028】
無線受信部104−1〜104−nは、共用器103−1〜103−nから入力した受信信号を無線周波数からベースバンド周波数へダウンコンバートして、逆拡散復調部105−1〜105−nへ出力するとともに、DPCH送信電力制御部111−1〜111−nへ出力する。
【0029】
逆拡散復調部105−1〜105−nは、無線受信部104−1〜104−nから入力した受信信号に対して、拡散する際に用いた拡散符号と同一の符号を用いて逆拡散処理を行った後に復調処理を行い、到来方向検出部106へ出力するとともに受信データを得る。
【0030】
到来方向検出部106は、逆拡散復調部105−1〜105−nの出力から、例えばアダプティブアレーアンテナで使われている到来方向推定技術を使って、移動局装置の方向を検出し、検出した結果をアンテナ指向性制御部102へ出力する。
【0031】
DPCHデータ生成部109は、DPCHを用いて送信する送信信号を生成してDPCH送信電力制御部111−1〜111−nへ出力する。
【0032】
DPCH送信電力制御部111−1〜111−nは、無線受信部104−1〜104−nから入力したDPCHの受信信号に含まれる移動局装置から送られてきた送信電力の上げ下げを要求する信号より伝搬路状況を判定する。そして、DPCHデータ生成部109から入力した送信信号に対して、判定した伝搬路状況に応じた送信電力制御を行い、送信電力制御した送信信号を多重部115−1〜115−nへ出力するとともに、パワ判定部112−1〜112−nへ出力する。移動局装置から送信電力を上げるように要求するコマンドが送られてきた場合は、DPCHの送信電力を上げる処理を行う。一方、移動局装置から送信電力を下げるように要求するコマンドが送られてきた場合は、DPCHの送信電力を下げる処理を行う。
【0033】
パワ判定部112−1〜112−nは、DPCH送信電力制御部111−1〜111−nから入力した送信電力より移動局装置までの伝搬路状況を示す通信相手情報を生成し、生成した通信相手情報を適応変調制御部113−1〜113−nへ出力する。なお、通信相手情報の生成方法については後述する。
【0034】
適応変調制御部113−1〜113−nは、パワ判定部112−1〜112−nより入力した通信相手情報に応じてどのように適応変調を行うかを決定し、HS−DSCHデータ生成部114へ出力する。適応変調は、移動局装置までの伝搬路状況に基づいて、位相を用いて変調を行うとともに、符号化率を変更することにより行う。一般に、適応変調の際に用いられる多値変調は、移動局装置の電波伝搬路状況が良いときに、符号化率を小さくするのみならず、さらにビットレートを上げるために用いられる。したがって、あえて振幅信号に複数の情報を載せる16QAM等の多値変調を用いなくても、符号化率を変更することによって、電波伝搬路状況が良いときのビットレートを上げる代わりとして、受信信号の誤り率を小さくすることができる。また、位相方向の変調方式を変える手段として、QPSKの送信を8PSKや16PSKといった位相方向の信号点数を増やすことで適応変調を行うこともできる。なお、適応変調の方法については後述する。
【0035】
HS−DSCHデータ生成部114は、適応変調制御部113−1〜113−nからの適応変調制御により送信パケットデータを生成して多重部115−1〜115−nへ出力する。
【0036】
多重部115−1〜115−nは、DPCH送信電力制御部111−1〜111−nから入力したDPCHの送信信号とHS−DSCHデータ生成部114から入力したHS−DSCHの送信信号とを多重して無線送信部116−1〜116−nへ出力する。
【0037】
無線送信部116−1〜116−nは、多重部115−1〜115−nから入力した送信信号をベースバンド周波数から無線周波数へアップコンバートして共用器103−1〜103−nへ出力する。
【0038】
次に、移動局装置200の構成について説明する。移動局装置200は、アンテナ201、共用器202、無線受信部203、遅延プロファイル作成部204、HS−DSCH復調部206、DPCH復調部207、DPCH送信データ生成部208、無線送信部209及びDPCH送信電力要求部210とから主に構成される。
【0039】
共用器202は、アンテナ201で受信した受信信号を無線受信部203へ出力するとともに、無線送信部209から入力した送信信号をアンテナ201から送信する。
【0040】
無線受信部203は、共用器202から入力した受信信号を無線周波数からベースバンド周波数へダウンコンバートして遅延プロファイル作成部204、HS−DSCH復調部206及びDPCH復調部207へ出力する。
【0041】
遅延プロファイル作成部204は、無線受信部203から入力した受信信号より遅延プロファイルを作成し、遅延プロファイルより作成した同期信号をHS−DSCH復調部206及びDPCH復調部207へ出力する。
【0042】
従来は、CPICH復調部を動作させてCQIレポートを作成する必要があったが、本実施の形態においては、CQIレポートを作成する必要がないため、CPICHの信号を受信する必要がなく、CPICH復調部も不要である。そのため、CPICHの遅延プロファイルを作成する必要はない。したがって、複数のパスをレイクフィンガに割り当てる際に、DPCHとCPICHとを区別して割り当てることによる割り当ての複雑な処理が不要になり、また、複雑な処理である遅延プロファイルの作成をDPCHとCPICHの2つについて行う必要がないため、受信信号の処理が簡単になり、受信信号の処理の高速化、低消費電力化及び低コスト化を図ることができる。
【0043】
HS−DSCH復調部206は、無線受信部203から入力したHS−DSCHの受信信号に対して遅延プロファイル作成部204から入力した同期信号を用いて復調処理を施してHS−DSCHの受信データを得る。
【0044】
DPCH復調部207は、無線受信部203から入力したDPCHの受信信号に対して遅延プロファイル作成部204から入力した同期信号を用いて復調処理を施してDPCHの受信データを得る。
【0045】
DPCH送信データ生成部208は、DPCH送信電力要求部210から入力した送信電力の上げ下げを要求するコマンドを含むDPCHの送信信号を生成して、無線送信部209へ出力する。
【0046】
無線送信部209は、DPCH送信データ生成部208から入力したDPCHの送信信号を無線周波数にアップコンバートして共用器202へ出力する。
【0047】
DPCH送信電力要求部210は、DPCH復調部207から入力した復調結果に基づいて、下りDPCHのパイロット信号601の信号強度が所定レベルより弱ければ、無線装置100に対して下りDPCHの送信電力を上げてもらうためのコマンドを出力する。一方、下りDPCHのパイロット信号601の信号強度が所定レベルより強ければ、無線装置100に対して下りDPCHの送信電力を下げてもらうためのコマンドを出力する。
【0048】
次に、パワ判定部112−1〜112−nにおける通信相手情報の生成方法及び適応変調制御部113−1〜113−nにおける適応変調方法について、図3を用いて説明する。図3は、DPCHの送信電力に応じて選択される符号化率及び変調方式を示したものである。なお、DPCHの送信電力は、X1、X2、X3、X4、X5の順に小さくなっている。一般に、送信電力が大きくなるほど伝搬路状況は悪くなり、送信電力が小さくなるほど伝搬路状況は良くなると判断できる。したがって、適応変調において、符号化率は、X1からX5に近づくにつれて小さくする。
【0049】
パワ判定部112−1〜112−nは、DPCH送信電力制御部111−1〜111−nから入力したDPCH送信電力が、X1dBより高ければ、信号1を適応変調制御部113−1〜113−nへ出力し、X1dBより低くかつX2dBより高ければ、信号2を適応変調制御部113−1〜113−nへ出力し、X2dBより低くかつX3dBより高ければ、信号3を適応変調制御部113−1〜113−nへ出力し、X3dBより低くかつX4dBより高ければ、信号4を適応変調制御部113−1〜113−nへ出力し、X4dBより低くければ、信号5を適応変調制御部113−1〜113−nへ出力する。ここで、信号1から信号5が、通信相手情報である。なお、信号1から信号5以外のものを通信相手情報として生成しても良く、移動局装置までの伝搬路状況が判断できれば通信相手情報は任意に生成できる。
【0050】
また、適応変調制御部113−1〜113−nは、パワ判定部112−1〜112−nから信号1が入力した場合には、変調方式を8PSKとするとともに符号化率を7/8とし、パワ判定部112−1〜112−nから信号2が入力した場合には、変調方式をQPSKとするとともに符号化率を3/4とし、パワ判定部112−1〜112−nから信号3が入力した場合には、変調方式をQPSKとするとともに符号化率を1/2とし、パワ判定部112−1〜112−nから信号4が入力した場合には、変調方式をQPSKとするとともに符号化率を1/3とし、パワ判定部112−1〜112−nから信号5が入力した場合には、変調方式をQPSKとするとともに符号化率を1/4とする。変調方式は、QPSK変調及び8PSK方式といった振幅信号に情報を載せない変調方式を用いる。なお、QPSK変調方式以外の変調方式を任意に選択でき、この場合には周波数を変調するものであっても良い。
【0051】
このように、本実施の形態の無線装置及び基地局装置によれば、送信電力により移動局装置までの伝搬路状況を判断することにより、移動局装置においてCQIレポートを作成せずに、基地局装置において送信電力値を用いて適応変調することができるので、不正確なCQIレポートを用いて誤って適応変調することにより受信信号に誤りが生じることを防ぐことができる。
【0052】
また、移動局装置は、CPICHを受信する必要がなく、CQIレポートを作成する必要がないので、CPICHの遅延プロファイルを作成する必要がなく、通信端末装置における受信信号の処理が簡単で高速化することができる。
【0053】
また、CPICHより作成したCQIレポートを用いて適応変調しないため、ビームフォーミングとHSDPAシステムとを併用することができる。また、CQIレポートを作成する必要がないので、移動局装置から無線装置へ信号を送信する際の送信電力を減らすことができ、移動局装置の消費電力を減らすことができるとともに、上り回線の干渉量を減らすことができるため、上り回線の利用効率を上げることができる。
【0054】
また、多値変調を用いずに位相または周波数のいずれか1つを用いて変調を行うとともに、符号化率及び位相点、周波数の多値数変更することによって適応変調を行うので、移動局装置までの伝搬路状況に応じて適応変調を行って高速のパケットデータを送信するHSDPAの利点と、特定のエリアに存在する移動局装置に対して大量のデータを確実に送信するビームフォーミングの利点との両方の利点を併せ持った通信システムを提供することができる。
【0055】
なお、本実施の形態においては、送信電力を用いて適応変調したが、移動局装置までの伝搬路状況が推定できるものであれば、送信電力以外のものを用いても良い。また、無線装置100は、基地局装置に設けることができる。また、移動局装置以外の通信端末装置と基地局装置との通信に適用可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、誤って適応変調することにより受信信号に誤りが生じることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る無線装置の通信相手である移動局装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係るDPCHの送信電力毎の符号化率及び変調方式
【図4】基地局装置から移動局装置への送信信号の送信エリアを説明するための図
【図5】基地局装置から移動局装置への送信信号の送信エリアを説明するための図
【図6】DPCHのパイロットシンボルを示した図
【符号の説明】
100 無線装置
111−1〜111−n DPCH送信電力制御部
112−1〜112−n パワ判定部
113−1〜113−n 適応変調制御部
114 HS−DSCHデータ生成部
200 移動局装置
204 遅延プロファイル作成部
206 HS−DSCH復調部
207 DPCH復調部
208 DPCH送信データ生成部

Claims (3)

  1. 受信信号に含まれる送信電力の上げ下げを要求する信号に基づいてDPCHの送信信号を送信する際の送信電力制御を行うDPCH送信電力制御手段と、
    前記DPCH送信電力制御手段により制御される送信電力に応じてHS−DSCHの送信パケットデータに対して位相または周波数のいずれか一つを用いて適応変調を行う適応変調手段と、
    前記DPCH送信電力制御手段にて送信電力制御された前記DPCHの送信信号と前記適応変調手段にて適応変調された前記HS−DSCHの送信パケットデータとを多重する多重手段と、
    前記多重手段にて多重された前記DPCHの送信信号と前記HS−DSCHの送信パケットデータとを指向性送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とする無線装置。
  2. 請求項1記載の無線装置を具備することを特徴とする基地局装置。
  3. 受信信号に含まれる送信電力の上げ下げを要求する信号に基づいてDPCHの送信信号を送信する際の送信電力制御を行う工程と、
    送信電力制御による送信電力に応じてHS−DSCHの送信パケットデータに対して位相または周波数のいずれか一つを用いて適応変調を行う工程と、
    送信電力制御された前記DPCHの送信信号と適応変調された前記HS−DSCHの送信パケットデータとを多重する工程と、
    多重された前記DPCHの送信信号と前記HS−DSCHの送信パケットデータとを指向性送信する工程と、
    を具備することを特徴とする送信方法。
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