JP2001217772A - 基地局装置及び伝送レート制御方法 - Google Patents

基地局装置及び伝送レート制御方法

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JP2001217772A
JP2001217772A JP2000025602A JP2000025602A JP2001217772A JP 2001217772 A JP2001217772 A JP 2001217772A JP 2000025602 A JP2000025602 A JP 2000025602A JP 2000025602 A JP2000025602 A JP 2000025602A JP 2001217772 A JP2001217772 A JP 2001217772A
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JP
Japan
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transmission
layer
rate
transmission power
transmission rate
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Application number
JP2000025602A
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English (en)
Inventor
Toyoki Kami
豊樹 上
Katsuhiko Hiramatsu
勝彦 平松
Osamu Kato
修 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末の環境や伝送速度に影響されず
に、通信端末に対する基地局送信電力を適切に制御する
こと。 【解決手段】 通信端末装置において受信品質を測定
し、その測定結果を基地局装置に報告し、基地局装置に
おいて受信品質の報告結果に基づいて伝送レートを切り
替える。これにより、通信端末装置の受信品質が悪くな
った時点を起点として、伝送レート切り替えを行う。ま
た、通信端末装置と基地局装置の通信路状態に応じて、
他への干渉量を許容できる範囲内となるように伝送レー
トを切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信システムにおいて使用する無線通信装置及び伝送レー
ト制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線通信装置について、文献“D
S−CDMA下りチャネルにおける瞬時値変動追従型送
信電力制御法の検討(電子情報通信学会 信学技報 AP96
-148、EMCJ96-83、RCS96-162、MW96-188(1997-02)”を
用いて説明する。この文献には、CDMAでの送信電力
制御方法が記載されている。以下、この記載について説
明する。
【0003】送信電力制御において、受信品質を示すS
IR(Signal to Interference Ratio)測定及び送信電
力の増減は、1スロット周期(0.625ms)で行わ
れる。この場合、測定されたSIRと目標とするSIR
とを比較し、測定値が大きい場合は送信電力を下げる命
令を基地局装置(送信側)に送り、測定値が小さい場合
は送信電力を上げる命令を基地局装置に送る。基地局装
置はこれに従って送信電力を増減する。
【0004】また、基地局装置は、通信端末の環境によ
って所要品質(FER:Frame ErrorRate)を得るための
目標SIRが異なることを考慮し、アウタ・ループの制
御を行う。具体的には、まず、復号後のデータよりFE
Rを測定する。これと目標FERを数フレームおきに比
較し、測定値が大きい場合は目標SIRを上げ、測定値
が小さい場合は目標SIRを下げる。
【0005】従来の技術では、通信端末で測定されたS
IRに基づいて送信側に送信電力制御命令を送るととも
に、アウタ・ループ制御により目標SIRを変更して送
信電力制御を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術には以下の課題がある。すなわち、通信端末の環境
及び伝送速度によっては目標SIRが高くなり、しかも
フェージングなどにより受信SIRが低くなる場合があ
る。その際、通信端末では、目標SIRに受信SIRを
近づけるために基地局装置に送信電力を上げるように指
示するので、通信端末に対する基地局装置の送信電力が
非常に大きくなり、他の通信端末に対する干渉量が許容
できないほど増加する可能性がある。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、通信端末の環境や伝送速度に影響されずに、通信
端末に対する基地局装置の送信電力を適切に制御するこ
とができる無線通信装置及び伝送レート制御方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局装置は、
送信電力を測定する送信電力測定手段と、前記送信電力
と上位レイヤであらかじめ設定された許容送信電力との
間の比較結果に基づいて決定された伝送レートに応じて
送信制御を行う送信制御手段と、を具備する構成を採
る。
【0009】この構成によれば、平均送信電力測定値に
応じたフレキシブルな制御が可能である。また、制御局
装置(L2/L3)内だけでの制御となり、基地局装置
(L1)は何も知らなくても良い。
【0010】本発明の基地局装置は、送信電力を測定す
る送信電力測定手段と、前記送信電力と上位レイヤであ
らかじめ設定された許容送信電力とを比較する比較手段
と、前記比較の結果に基づいて、あらかじめ前記上位レ
イヤで設定された複数の伝送レートを有するレートセッ
トから伝送レートを決定する伝送レート決定手段と、前
記伝送レートに応じて送信制御を行う送信制御手段と、
を具備する構成を採る。
【0011】この構成によれば、基地局装置(L1)が
すべて制御するので、制御局装置−基地局装置間のやり
とり(送受信)の回数が減少する。
【0012】本発明の基地局装置は、送信電力を測定す
る送信電力測定手段と、前記送信電力と上位レイヤであ
らかじめ設定された許容送信電力とを比較する比較手段
と、前記比較の結果に対応する伝送レート変更指示に基
づいて、あらかじめ上位レイヤで設定された複数の伝送
レートを有するレートセットから決定された伝送レート
に応じて送信制御を行う送信制御手段と、を具備する構
成を採る。
【0013】この構成によれば、基本的にはユーザ単位
の無線リソース制御であるが、システム全体を考慮した
制御が可能となる。基地局装置から制御局装置(L1か
らL3)への送信がレート変更時のみとなるため、基地
局装置から制御局装置の信号量が減少する。
【0014】本発明の基地局装置は、送信電力を測定す
る送信電力測定手段と、前記送信電力と上位レイヤであ
らかじめ設定された許容送信電力とを比較すると共に、
前記比較の結果に基づいて上位レイヤに対してレートセ
ットの変更を通知する比較手段と、前記比較の結果に基
づいて、あらかじめ上位レイヤで設定された複数の伝送
レートを有するレートセット又は変更したレートセット
から決定された伝送レートに応じて送信制御を行う送信
制御手段と、を具備する構成を採る。
【0015】この構成によれば、1つのレートセットで
は対応できないほどダイナミックに変化する伝搬路の場
合に、レートセット自体を変更することにより対応する
ことが可能となる。これにより、非常に大きな(多種類
のレートを有する)レートセットを最初に渡しておく必
要がなくなる。
【0016】本発明の基地局装置は、送信電力を測定す
る送信電力測定手段と、上位レイヤで、前記送信電力と
伝送レートとから決定された伝送レートに応じて送信制
御を行う送信制御手段と、を具備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、物理層(L1)と媒体
アクセス制御層(L2)の間で伝送レートを制御するの
で、処理が迅速に行われる。また、レートセットを用い
ていないので、1つのレートセットでは対応できないほ
どダイナミックに変化する伝搬路の場合に、より適応的
に対応することが可能となる。これにより、非常に大き
な(多種類のレートを有する)レートセットを最初に渡
しておく必要がなくなる。
【0018】本発明の伝送レート制御方法は、第1レイ
ヤにおいて送信電力を測定する送信電力測定工程と、前
記第1レイヤより上位である第3レイヤにおいて許容送
信電力を設定し、複数の伝送レートを有するレートセッ
トを設定する設定工程と、前記第1レイヤより上位で前
記第3レイヤより下位である第2レイヤにおいて前記送
信電力と前記許容送信電力とを比較する比較工程と、前
記第2レイヤにおいて前記比較の結果に基づいて伝送レ
ートを決定する伝送レート決定工程と、前記第1レイヤ
において前記伝送レートに応じて送信制御を行う送信制
御工程と、を具備する。
【0019】この方法によれば、平均送信電力測定値に
応じたフレキシブルな制御が可能である。また、制御局
装置(L2/L3)内だけでの制御となり、基地局装置
(L1)は何も知らなくても良い。
【0020】本発明の伝送レート制御方法は、第1レイ
ヤにおいて送信電力を測定する送信電力測定工程と、前
記第1レイヤより上位であるレイヤにおいて許容送信電
力を設定し、複数の伝送レートを有するレートセットを
設定する設定工程と、前記第1レイヤにおいて前記送信
電力と前記許容送信電力とを比較する比較工程と、前記
第1レイヤにおいて前記比較の結果に基づいて伝送レー
トを決定する伝送レート決定工程と、前記第1レイヤに
おいて前記伝送レートに応じて送信制御を行う送信制御
工程と、を具備する。
【0021】この方法によれば、基地局装置(L1)が
すべて制御するので、制御局装置−基地局装置間のやり
とり(送受信)の回数が減少する。
【0022】本発明の伝送レート制御方法は、第1レイ
ヤにおいて送信電力を測定する送信電力測定工程と、前
記第1レイヤより上位である第3レイヤにおいて許容送
信電力を設定し、複数の伝送レートを有するレートセッ
トを設定する設定工程と、前記第1レイヤにおいて前記
送信電力と前記許容送信電力とを比較する比較工程と、
前記第1レイヤから前記第3レイヤに対して前記比較の
結果に応じて伝送レートの変更要求を行う変更要求工程
と、前記第3レイヤから前記第1レイヤより上位で前記
第3レイヤより下位である第2レイヤに対して伝送レー
ト変更指示を行う変更指示工程と、前記変更指示に基づ
いて前記レートセットから伝送レートを決定する伝送レ
ート決定工程と、前記第1レイヤにおいて前記伝送レー
トに応じて送信制御を行う送信制御工程と、を具備す
る。
【0023】この方法によれば、基本的にはユーザ単位
の無線リソース制御であるが、システム全体を考慮した
制御が可能となる。基地局装置から制御局装置(L1か
らL3)への送信がレート変更時のみとなるため、基地
局装置から制御局装置の信号量が減少する。
【0024】本発明の伝送レート制御方法は、第1レイ
ヤにおいて送信電力を測定する送信電力測定工程と、前
記第1レイヤより上位である第3レイヤにおいて許容送
信電力を設定し、複数の伝送レートを有するレートセッ
トを設定する設定工程と、前記第3レイヤにおいて前記
送信電力と前記許容送信電力とを比較する比較工程と、
前記3レイヤから前記第1レイヤより上位で前記第3レ
イヤより下位である第2レイヤに対して前記比較の結果
に応じて伝送レートの変更指示を行う変更指示工程と、
前記第2レイヤにおいて前記変更指示に基づいて前記レ
ートセットから伝送レートを決定する伝送レート決定工
程と、前記第1レイヤにおいて前記伝送レートに応じて
送信制御を行う送信制御工程と、を具備する。
【0025】この方法によれば、システム全体を考慮し
た制御が可能となる。基地局装置から制御局装置(L1
からL3)への送信がレート変更時のみとなるため、基
地局装置から制御局装置の信号量が減少する。また、平
均送信電力測定値に応じたフレキシブルな制御が可能と
なる。さらに、制御局装置(L2/L3)内だけでの制
御であるので、基地局装置(L1)は何も知らなくても
良い。
【0026】本発明の伝送レート制御方法は、第1レイ
ヤにおいて送信電力を測定する送信電力測定工程と、前
記第1レイヤより上位である第3レイヤにおいて許容送
信電力を設定し、複数の伝送レートを有するレートセッ
トを設定する設定工程と、前記第1レイヤにおいて前記
送信電力と前記許容送信電力とを比較する比較工程と、
前記第1レイヤから前記第3レイヤに対して前記比較の
結果に基づいてレートセットの変更要求を行う変更要求
工程と、前記第3レイヤから前記第1レイヤより上位で
前記第3レイヤより下位である第2レイヤに対してレー
トセットの変更指示を行う変更指示工程と、前記変更指
示に基づいて前記レートセットを変更するレートセット
変更工程と、前記第2レイヤにおいて変更したレートセ
ットから伝送レートを決定する伝送レート決定工程と、
前記第1レイヤにおいて前記伝送レートに応じて送信制
御を行う送信制御工程と、を具備する。
【0027】この方法によれば、1つのレートセットで
は対応できないほどダイナミックに変化する伝搬路の場
合に、レートセット自体を変更することにより対応する
ことが可能となる。これにより、非常に大きな(多種類
のレートを有する)レートセットを最初に渡しておく必
要がなくなる。
【0028】本発明の伝送レート制御方法は、第1レイ
ヤにおいて送信電力を測定する送信電力測定工程と、前
記第1レイヤより上位である第3レイヤにおいて許容送
信電力を設定し、複数の伝送レートを有するレートセッ
トを設定する設定工程と、前記第3レイヤにおいて前記
送信電力と前記許容送信電力とを比較する比較工程と、
前記第3レイヤから前記第1レイヤより上位で前記第3
レイヤより下位である第2レイヤに対してレートセット
の変更指示を行う変更指示工程と、前記変更指示に基づ
いて前記レートセットを変更するレートセット変更工程
と、前記第2レイヤにおいて変更したレートセットから
伝送レートを決定する伝送レート決定工程と、前記第1
レイヤにおいて前記伝送レートに応じて送信制御を行う
送信制御工程と、を具備する。
【0029】この方法によれば、1つのレートセットで
は対応できないほどダイナミックに変化する伝搬路の場
合に、レートセット自体を変更することにより対応する
ことが可能となる。これにより、非常に大きな(多種類
のレートを有する)レートセットを最初に渡しておく必
要がなくなる。また、平均送信電力測定値に応じたフレ
キシブルな制御が可能となる。さらに、制御局装置(L
2/L3)内だけでの制御であるので、基地局装置(L
1)は何も知らなくても良い。
【0030】本発明の伝送レート制御方法は、第1レイ
ヤにおいて送信電力を測定する送信電力測定工程と、前
記第1レイヤより上位である第2レイヤにおいて前記送
信電力と伝送レートとから伝送レートの変更の有無を判
断する判断工程と、前記判断により伝送レートを決定す
る伝送レート決定工程と、前記第1レイヤにおいて前記
伝送レートに応じて送信制御を行う送信制御工程と、を
具備する。
【0031】この方法によれば、物理層(L1)と媒体
アクセス制御層(L2)の間で伝送レートを制御するの
で、処理が迅速に行われる。また、レートセットを用い
ていないので、1つのレートセットでは対応できないほ
どダイナミックに変化する伝搬路の場合に、より適応的
に対応することが可能となる。これにより、非常に大き
な(多種類のレートを有する)レートセットを最初に渡
しておく必要がなくなる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、回線状態が良好
なときに伝送レートを上げて多くのデータを伝送し、回
線状態が悪いときに伝送レートを下げてデータの伝送量
を抑えることである。この場合に、伝送レート制御につ
いては、種々の手順が考えられる。本発明の無線通信装
置及び伝送レート制御方法では、通信相手からの受信品
質情報に基づいて、すなわち通信相手の環境に応じて、
送信信号の伝送レートを切り替え、切り替えられた伝送
レートで送信信号を送信する場合の制御手順を提供す
る。
【0033】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
基地局装置の構成を示すブロック図である。この基地局
装置では、アンテナ101で信号した信号は、送信と受
信で同一のアンテナを用いるためのアンテナ共用器10
2を通じて受信RF回路103に送られる。受信RF回
路103では、受信信号が増幅され、中間周波数又はベ
ースバンド周波数に周波数変換される。
【0034】周波数変換された信号は、復調回路104
で復調される。復調結果は、分離回路105に送られ、
分離回路105で受信データと伝送レート切り替え制御
のための信号とに分離される。
【0035】伝送レート切り替え制御回路106では、
受信した制御信号に基づいて伝送レートの切り替え信号
を送信フレーム生成器107に送る。また、伝送レート
切替制御回路106は、制御局装置110との間で伝送
レートの切替え制御動作を行う。なお、伝送レート切り
替え制御回路の動作については後で説明する。
【0036】送信については、送信データを変調回路1
08で変調して送信RF回路109に送る。送信RF回
路109では、送信データを周波数変換し、更に増幅す
る。この送信信号は、アンテナ共用器102を通じてア
ンテナ101から送信される。
【0037】次に、上記構成を有する基地局装置の伝送
レート切替制御について説明する。この制御において
は、あらかじめ設定された許容送信電力(Pallow)と
物理層(レイヤ1)で測定された平均送信電力とを比較
する。そして、比較結果に基づいて「許容送信電力に到
達した」若しくは「許容送信電力を超えた」、あるいは
「許容送信電力よりXdB低い」のようなメッセージ
(MPHY−STATUS)を生成する。このメッセー
ジにしたがって伝送レートを制御し、この伝送レートに
応じて物理層で送信を制御する。なお、許容送信電力
は、無線リソース制御層(レイヤ3)によりトラフィッ
ク状況などのシステムの負荷に応じて適宜設定される。
【0038】ここで、「許容送信電力に到達した」若し
くは「許容送信電力を超えた」というメッセージは、回
線状態が悪いと判断して伝送レートを下げる必要がある
ことを示す。また、「許容送信電力よりXdB低い」と
いうメッセージは、回線状態が回復して伝送レートが上
げられることを示す。
【0039】図2は、本発明に係る伝送レート制御を説
明するための図である。ここでは、下り回線の場合につ
いて説明する。まず、無線リソース制御層で下り回線の
条件を監視し、無線リソース制御層(レイヤ3)と媒体
アクセス制御層(レイヤ2)のネゴシエーションにより
下り回線の初期の伝送レートを決定する。その後、通信
に入る。
【0040】通信中、レイヤ1において、少なくとも1
フレームの平均送信電力(Pave)を測定する。この測
定により回線状況が分かる。この回線状況に応じて伝送
レートが制御されることになる。
【0041】具体的には、まず、この平均送信電力(P
ave)と許容送信電力(Pallow)とが比較され(ST2
01)、両者の差(D=Pallow−Pave)が求められ
る。そして、ST202で、平均送信電力(Pave)が
許容送信電力(Pallow)を超えるかどうかが判断され
る。平均送信電力(Pave)が許容送信電力(Pallow
を超えていれば、ST203において、「許容送信電力
に到達した」若しくは「許容送信電力を超えた」という
メッセージが示される。
【0042】このメッセージにしたがって伝送レートを
下げて、レイヤ1では、この伝送レートに応じて送信を
制御する。この送信制御では、送信電力自体は変更せ
ず、例えばフレームの前半だけ送信するようにしたり、
送信電力を下げ、レートマッチングによりフレームに穴
を明けることなく送信するようにしたりする。例えば、
既存の伝送レートの可変方法では、下り回線はバースト
送信、上り回線は連続送信になっている。したがって、
これに対応して伝送レートを変える。すなわち、下り回
線では、送信電力自体は変更せず、例えばフレームの前
半だけ送信し、上り回線では、送信電力を下げ、レート
マッチングによりフレームに穴を明けることなく送信す
る。これにより、他の通信端末に対する干渉を小さくす
る。
【0043】平均送信電力(Pave)が許容送信電力
(Pallow)を超えていなければ、ST204におい
て、その差が所定量(Pstep)以上あるかどうかを判断
する。このPstepは、伝送レートを下げたときに、その
変更した伝送レートと元の伝送レートとの間に対応する
電力ステップである。
【0044】平均送信電力(Pave)と許容送信電力
(Pallow)との間の差(D)が所定量(Pstep)より
も小さければ、伝送レートはそのままとする。また、平
均送信電力(Pave)と許容送信電力(Pallow)との間
の差(D)が所定量(Pstep)以上であれば、ST20
5において、レイヤ1は「許容送信電力よりXdB低
い」というメッセージを示す。そして、このメッセージ
にしたがって伝送レートを上げ、レイヤ1では、総送信
電力をXdBの範囲内で増加させる。これにより、伝送
レートを下げていたために、バッファリングしていた送
信信号を迅速に送信することができる。
【0045】なお、図2においては、伝送レートを「上
げる」、「そのまま」、「下げる」の判定しかしていな
いが、これに限定されず、伝送レートを可変にする指示
を自由に設定することができる。また、伝送レートを上
げ、下げする場合、例えば、あらかじめレイヤ3で設定
されたレートセットの中から伝送レートを選択して決定
する。
【0046】次に、本実施の形態における伝送レート制
御方法について説明する。図3は、本実施の形態に係る
伝送レート制御方法を実現するための基地局装置と制御
局装置との間の構成を示す図である。
【0047】この構成においては、基地局装置は、平均
送信電力を測定する平均送信電力測定部304及び伝送
レートに応じて送信制御を行う送信制御部305を備え
ており、制御局装置は、許容送信電力を設定する許容送
信電力設定部301、レートセットを設定するレートセ
ット設定部302、及び伝送レートを決定する伝送レー
ト決定部303を備えている。
【0048】上記構成において、許容送信電力設定部3
01は、許容送信電力を設定し、この許容送信電力設定
値を伝送レート決定部303に送る。また、レートセッ
ト設定部302は、複数の伝送レートを有するレートセ
ットを設定し、このレートセットを伝送レート決定部3
03に送る。
【0049】次いで、平均送信電力測定部304は、平
均送信電力を測定して、平均送信電力値を伝送レート決
定部303に送る。伝送レート決定部303は、平均送
信電力値及び許容送信電力設定値から図2における動作
を行って、与えられたレートセットから伝送レートを決
定する。
【0050】与えられたレートセットから伝送レートを
決定する場合、例えば、平均送信電力値が許容送信電力
設定値に到達して伝送レートを下げるときには、現時点
の伝送レートから一段又は複数段低い伝送レートを選択
して決定する。また、平均送信電力値が許容送信電力設
定値よりXdB低くなり伝送レートを上げるときには、
そのステップ数に対応して高い伝送レートを選択して決
定する。
【0051】また、伝送レート決定部303は、決定し
た伝送レートを送信制御部305に送る。送信制御部3
05は、伝送レートに応じて上述したように送信制御を
行う。
【0052】次に、図4及び図5を用いて、本実施の形
態における伝送レート制御方法のレイヤ間の動作につい
て説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係る基地
局装置におけるレイヤ間の伝送レート制御を説明するた
めの図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る伝
送レート制御方法を説明するためのフロー図である。な
お、ここでは、物理層をレイヤ1(L1)とし、媒体ア
クセス制御層をレイヤ2(L2)とし、無線リソース制
御層をレイヤ3(L3)とする。
【0053】まず、レイヤ3において許容送信電力を設
定し、さらに選択可能なレートセットを設定する。ま
た、レイヤ1において平均送信電力を測定する(ST5
01)。次いで、レイヤ3からレイヤ2に対して、レイ
ヤ3で設定した選択可能なレートセットを通知する(S
T502)。
【0054】次いで、レイヤ3からレイヤ2に対して、
レイヤ3で設定した許容送信電力設定値を通知する(S
T503)。次いで、レイヤ1からレイヤ2に対して、
レイヤ1で測定した平均送信電力値を通知する(ST5
04)。
【0055】次いで、レイヤ2において、レイヤ3から
通知された許容送信電力設定値とレイヤ1から通知され
た平均送信電力値とを比較して、上記図2を用いて説明
したような判断にしたがって、レイヤ3から与えられた
レートセットの中から伝送レートを決定する(ST50
5)。この伝送レートはレイヤ1に送られる。
【0056】レイヤ1においては、レイヤ2で決定した
伝送レートにしたがって送信を制御する(ST50
6)。なお、この送信制御については、上述したよう
に、送信電力自体は変更せず、例えばフレームの前半だ
け送信するようにしたり、送信電力を下げ、レートマッ
チングによりフレームに穴を明けることなく送信するよ
うにしたりする。
【0057】本実施の形態に係る伝送レート制御方法に
おいては、平均送信電力測定値に応じたフレキシブルな
制御が可能である。また、制御局装置(L2/L3)内
だけでの制御となり、基地局装置(L1)は何も知らな
くても良い。
【0058】(実施の形態2)図6は、本実施の形態に
係る伝送レート制御方法を実現するための基地局装置と
制御局装置との間の構成を示す図である。なお、基地局
装置全体の構成については図1と同じ構成であり、伝送
レート制御の基本的なフローについては図2と同じであ
る。
【0059】この構成においては、基地局装置は、平均
送信電力を測定する平均送信電力測定部604、平均送
信電力と許容送信電力とを比較する比較部604、伝送
レートを決定する伝送レート決定部605及び伝送レー
トに応じて送信制御を行う送信制御部606を備えてお
り、制御局装置は、許容送信電力を設定する許容送信電
力設定部601及びレートセットを設定するレートセッ
ト設定部602を備えている。
【0060】上記構成において、許容送信電力設定部6
01は、許容送信電力を設定し、この許容送信電力設定
値を比較部604に送る。また、レートセット設定部6
02は、複数の伝送レートを有するレートセットを設定
し、このレートセットを伝送レート決定部605に送
る。
【0061】次いで、平均送信電力測定部603は、平
均送信電力を測定して、平均送信電力値を比較部604
に送る。比較部604は、平均送信電力値と許容送信電
力設定値とを比較し、その比較結果を伝送レート決定部
605に送る。伝送レート決定部605は、比較結果に
基づいて、与えられたレートセットから伝送レートを決
定する。また、伝送レート決定部605は、決定した伝
送レートを送信制御部606に送る。送信制御部606
は、伝送レートに応じて上述したように送信制御を行
う。なお、伝送レートの決定については、実施の形態1
と同様である。
【0062】次に、図7及び図8を用いて、本実施の形
態における伝送レート制御方法のレイヤ間の動作につい
て説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係る基地
局装置におけるレイヤ間の伝送レート制御を説明するた
めの図である。図8は、本発明の実施の形態2に係る伝
送レート制御方法を説明するためのフロー図である。な
お、ここでは、物理層をレイヤ1(L1)とし、媒体ア
クセス制御層をレイヤ2(L2)とし、無線リソース制
御層をレイヤ3(L3)とする。
【0063】まず、レイヤ3において許容送信電力を設
定し、さらに選択可能なレートセットを設定する。ま
た、レイヤ1において平均送信電力を測定する(ST8
01)。次いで、レイヤ3からレイヤ1に対して、レイ
ヤ3で設定した選択可能なレートセットを通知する(S
T802)。
【0064】次いで、レイヤ3からレイヤ1に対して、
レイヤ3で設定した許容送信電力設定値を通知する(S
T803)。次いで、レイヤ1において、レイヤ3から
通知された許容送信電力設定値とレイヤ1で測定した平
均送信電力値とを比較する(ST804)。次いで、レ
イヤ1において、レイヤ3から与えられたレートセット
の中から伝送レートを決定する(ST805)。
【0065】また、レイヤ1において、決定した伝送レ
ートにしたがって送信を制御する(ST806)。な
お、この送信制御については、上述したように、送信電
力自体は変更せず、例えばフレームの前半だけ送信する
ようにしたり、送信電力を下げ、レートマッチングによ
りフレームに穴を明けることなく送信するようにしたり
する。
【0066】本実施の形態に係る伝送レート制御方法に
おいては、基地局装置(L1)がすべて制御することに
より、制御局装置−基地局装置間のやりとり(送受信)
の回数が減少する。
【0067】(実施の形態3)図9は、本実施の形態に
係る伝送レート制御方法を実現するための基地局装置と
制御局装置との間の構成を示す図である。なお、基地局
装置全体の構成については図1と同じ構成であり、伝送
レート制御の基本的なフローについては図2と同じであ
る。
【0068】この構成においては、基地局装置は、平均
送信電力を測定する平均送信電力測定部904、平均送
信電力と許容送信電力とを比較する比較部905、及び
伝送レートに応じて送信制御を行う送信制御部907を
備えており、制御局装置は、許容送信電力を設定する許
容送信電力設定部901、レートセットを設定するレー
トセット設定部902、伝送レートを決定する伝送レー
ト決定部903及び平均送信電力と許容送信電力との間
の比較結果にしたがって伝送レートを制御するレート制
御部906を備えている。なお、伝送レートの決定につ
いては、実施の形態1と同様である。
【0069】上記構成において、許容送信電力設定部9
01は、許容送信電力を設定し、この許容送信電力設定
値を比較部905に送る。また、レートセット設定部9
02は、複数の伝送レートを有するレートセットを設定
し、このレートセットを伝送レート決定部903に送
る。
【0070】次いで、平均送信電力測定部904は、平
均送信電力を測定して、平均送信電力値を比較部905
に送る。比較部905は、平均送信電力値と許容送信電
力設定値とを比較し、その比較結果に応じてレート変更
が必要である旨をレート制御部906に通知する。レー
ト制御部906は、レート変更が必要である旨を受けた
ときに、伝送レート決定部903に対して伝送レートの
変更を指示する。なお、ここでは、比較部905は、レ
ート変更が不要である場合には、レート制御部906に
通知を行わないが、何らかの通知を行うようにしても良
い。
【0071】伝送レート決定部903は、レート制御部
906で伝送レートの変更の指示があったときに伝送レ
ートを変更する。また、伝送レート決定部903は、決
定した伝送レートを送信制御部907に送る。送信制御
部907は、伝送レートに応じて上述したように送信制
御を行う。
【0072】次に、図10及び図11を用いて、本実施
の形態における伝送レート制御方法のレイヤ間の動作に
ついて説明する。図10は、本発明の実施の形態3に係
る基地局装置におけるレイヤ間の伝送レート制御を説明
するための図である。図11は、本発明の実施の形態3
に係る伝送レート制御方法を説明するためのフロー図で
ある。なお、ここでは、物理層をレイヤ1(L1)と
し、媒体アクセス制御層をレイヤ2(L2)とし、無線
リソース制御層をレイヤ3(L3)とする。
【0073】まず、レイヤ3において許容送信電力を設
定し、さらに選択可能なレートセットを設定する。ま
た、レイヤ1において平均送信電力を測定する(ST1
101)。次いで、レイヤ3からレイヤ2に対して、レ
イヤ3で設定した選択可能なレートセットを通知する
(ST1102)。
【0074】次いで、レイヤ3からレイヤ1に対して、
レイヤ3で設定した許容送信電力設定値を通知する(S
T1103)。次いで、レイヤ1において、レイヤ3か
ら通知された許容送信電力設定値とレイヤ1で測定した
平均送信電力値とを比較する(ST1104)。
【0075】次いで、比較結果に応じて伝送レートの変
更が必要である場合には、レイヤ1からレイヤ3に対し
て伝送レートの変更が必要である旨を通知する(ST1
105)。なお、伝送レートの変更が必要であるかどう
かは、上記図2に示すフロー図にしたがって判断され
る。そしてレイヤ3からレイヤ2に対して伝送レートを
制御する指示が通知される(ST1106)。
【0076】次いで、レイヤ2において、伝送レートの
制御指示したがって、レイヤ3から与えられたレートセ
ットの中から伝送レートを決定する(ST1107)。
この決定された伝送レートは、レイヤ1に送られる。ま
た、レイヤ1においては、決定した伝送レートにしたが
って送信を制御する(ST1108)。なお、この送信
制御については、上述したように、送信電力自体は変更
せず、例えばフレームの前半だけ送信するようにした
り、送信電力を下げ、レートマッチングによりフレーム
に穴を明けることなく送信するようにしたりする。
【0077】本実施の形態に係る伝送レート制御方法
は、基本的にはユーザ単位の無線リソース制御である
が、システム全体を考慮した制御が可能となる。基地局
装置から制御局装置(L1からL3)への送信がレート
変更時のみとなるため、基地局装置から制御局装置の信
号量が減少する。
【0078】(実施の形態4)図12は、本実施の形態
に係る伝送レート制御方法を実現するための基地局装置
と制御局装置との間の構成を示す図である。なお、基地
局装置全体の構成については図1と同じ構成であり、伝
送レート制御の基本的なフローについては図2と同じで
ある。
【0079】この構成においては、基地局装置は、平均
送信電力を測定する平均送信電力測定部1205及び伝
送レートに応じて送信制御を行う送信制御部1206を
備えており、制御局装置は、許容送信電力を設定する許
容送信電力設定部1201、レートセットを設定するレ
ートセット設定部1202、平均送信電力と許容送信電
力とを比較する比較部1204、及び伝送レートを決定
する伝送レート決定部1203を備えている。
【0080】上記構成において、許容送信電力設定部1
201は、許容送信電力を設定し、この許容送信電力設
定値を比較部1204に送る。また、レートセット設定
部1202は、複数の伝送レートを有するレートセット
を設定し、このレートセットを伝送レート決定部120
3に送る。
【0081】次いで、平均送信電力測定部1205は、
平均送信電力を測定して、平均送信電力値を比較部12
04に送る。比較部1204は、平均送信電力値と許容
送信電力設定値とを比較し、その比較結果に応じて伝送
レートの変更の指示を伝送レート決定部1203に対し
て行う。なお、伝送レートの変更が必要であるかどうか
は、上記図2に示すフロー図にしたがって判断される。
また、伝送レートの決定については、実施の形態1と同
様である。
【0082】伝送レート決定部1203は、伝送レート
の変更の指示を受けたときに伝送レートを変更する。ま
た、伝送レート決定部1203は、決定した伝送レート
を送信制御部1206に送る。送信制御部1206は、
伝送レートに応じて上述したように送信制御を行う。
【0083】次に、図13及び図14を用いて、本実施
の形態における伝送レート制御方法のレイヤ間の動作に
ついて説明する。図13は、本発明の実施の形態4に係
る基地局装置におけるレイヤ間の伝送レート制御を説明
するための図である。図14は、本発明の実施の形態4
に係る伝送レート制御方法を説明するためのフロー図で
ある。なお、ここでは、物理層をレイヤ1(L1)と
し、媒体アクセス制御層をレイヤ2(L2)とし、無線
リソース制御層をレイヤ3(L3)とする。
【0084】まず、レイヤ3において許容送信電力を設
定し、さらに選択可能なレートセットを設定する。ま
た、レイヤ1において平均送信電力を測定する(ST1
401)。次いで、レイヤ3からレイヤ2に対して、レ
イヤ3で設定した選択可能なレートセットを通知する
(ST1402)。
【0085】次いで、レイヤ1からレイヤ3に対して、
レイヤ1で測定した平均送信電力値を通知する(ST1
403)。次いで、レイヤ3において、レイヤ1から通
知された平均送信電力値とレイヤ3で設定した許容送信
電力設定値とを比較する(ST1404)。
【0086】次いで、比較結果に応じて伝送レートの変
更が必要である場合には、レイヤ3からレイヤ2に対し
て伝送レートを制御する指示を通知する(ST140
5)。なお、伝送レートの制御が必要であるかどうか
は、上記図2に示すフロー図にしたがって判断される。
【0087】次いで、レイヤ2において、伝送レートの
制御指示したがって、レイヤ3から与えられたレートセ
ットの中から伝送レートを決定する(ST1406)。
この決定された伝送レートは、レイヤ1に送られる。ま
た、レイヤ1においては、決定した伝送レートにしたが
って送信を制御する(ST1407)。なお、この送信
制御については、上述したように、送信電力自体は変更
せず、例えばフレームの前半だけ送信するようにした
り、送信電力を下げ、レートマッチングによりフレーム
に穴を明けることなく送信するようにしたりする。
【0088】本実施の形態に係る伝送レート制御方法に
おいては、システム全体を考慮した制御が可能となる。
基地局装置から制御局装置(L1からL3)への送信が
レート変更時のみとなるため、基地局装置から制御局装
置の信号量が減少する。また、平均送信電力測定値に応
じたフレキシブルな制御が可能となる。さらに、制御局
装置(L2/L3)内だけでの制御であるので、基地局
装置(L1)は何も知らなくても良い。
【0089】(実施の形態5)図15は、本実施の形態
に係る伝送レート制御方法を実現するための基地局装置
と制御局装置との間の構成を示す図である。なお、基地
局装置全体の構成については図1と同じ構成であり、伝
送レート制御の基本的なフローについては図2と同じで
ある。
【0090】この構成においては、基地局装置は、平均
送信電力を測定する平均送信電力測定部1504、平均
送信電力と許容送信電力とを比較する比較部1505、
及び伝送レートに応じて送信制御を行う送信制御部15
06を備えており、制御局装置は、許容送信電力を設定
する許容送信電力設定部1501、レートセットを設定
するレートセット設定部1502、及び伝送レートを決
定する伝送レート決定部1503を備えている。
【0091】上記構成において、許容送信電力設定部1
501は、許容送信電力を設定し、この許容送信電力設
定値を比較部1505に送る。また、レートセット設定
部1502は、複数の伝送レートを有するレートセット
を設定し、このレートセットを伝送レート決定部150
3に送る。
【0092】次いで、平均送信電力測定部1504は、
平均送信電力を測定して、平均送信電力値を比較部15
05に送る。比較部1505は、平均送信電力値と許容
送信電力設定値とを比較し、その比較結果に応じてレー
トセット変更が必要である旨をレートセット設定部15
02に通知する。また、比較部1505は、比較結果を
伝送レート決定部1503に送る。
【0093】レートセット設定部1502は、レートセ
ット変更が必要である旨を受けたときに、現時点でのレ
ートセットに伝送レートを追加したり、新しいレートセ
ットを設定して、レートセットを更新する。この新しい
レートセットを伝送レート決定部1503に送る。
【0094】伝送レート決定部1503は、比較結果に
応じて、あらかじめ設定された、もしくは新しく更新さ
れたレートセットから伝送レートを決定する。なお、伝
送レート決定部1503は、レートセットの変更が必要
なく、その旨の通知がない場合には、あらかじめ設定さ
れたレートセットから伝送レートを決定する。
【0095】なお、比較結果に応じて伝送レートを決定
する場合には、上記図2に示すフロー図にしたがう。そ
して、決定した伝送レートを送信制御部1506に送
る。送信制御部1506は、伝送レートに応じて上述し
たように送信制御を行う。また、伝送レートの決定につ
いては、実施の形態1と同様である。
【0096】次に、図16及び図17を用いて、本実施
の形態における伝送レート制御方法のレイヤ間の動作に
ついて説明する。図16は、本発明の実施の形態5に係
る基地局装置におけるレイヤ間の伝送レート制御を説明
するための図である。図17は、本発明の実施の形態5
に係る伝送レート制御方法を説明するためのフロー図で
ある。なお、ここでは、物理層をレイヤ1(L1)と
し、媒体アクセス制御層をレイヤ2(L2)とし、無線
リソース制御層をレイヤ3(L3)とする。
【0097】まず、レイヤ3において許容送信電力を設
定し、さらに選択可能なレートセットを設定する。ま
た、レイヤ1において平均送信電力を測定する(ST1
701)。次いで、レイヤ3からレイヤ2に対して、レ
イヤ3で設定した選択可能なレートセットを通知する
(ST1702)。
【0098】次いで、レイヤ3からレイヤ1に対して、
レイヤ3で設定した許容送信電力設定値を通知する(S
T1703)。次いで、レイヤ1において、レイヤ3か
ら通知された許容送信電力設定値とレイヤ1で測定した
平均送信電力値とを比較する(ST1704)。
【0099】次いで、比較結果に応じて伝送レートの変
更が必要である場合には、レイヤ1からレイヤ3に対し
て伝送レートの変更が必要である旨を通知する(ST1
705)。なお、伝送レートの変更が必要であるかどう
かは、上記図2に示すフロー図にしたがって判断され
る。
【0100】レイヤ3は、伝送レートの変更が必要であ
る旨を受けたときには、レイヤ2に対して現時点でのレ
ートセットに対して追加の伝送レートを通知したり、新
しく変更したレートセットを通知する(ST170
6)。このようにレートセットを変えるのは、比較結果
によっては、現時点でのレートセットでは処理できない
場合が想定されるからである。そしてレイヤ3からレイ
ヤ2に対して伝送レートを制御する指示が通知される
(ST1707)。
【0101】次いで、レイヤ2において、伝送レートの
制御指示したがって、レイヤ3から与えられたレートセ
ットの中から伝送レートを決定する(ST1708)。
この決定された伝送レートは、レイヤ1に送られる。ま
た、レイヤ1においては、決定した伝送レートにしたが
って送信を制御する(ST1709)。なお、この送信
制御については、上述したように、送信電力自体は変更
せず、例えばフレームの前半だけ送信するようにした
り、送信電力を下げ、レートマッチングによりフレーム
に穴を明けることなく送信するようにしたりする。
【0102】本実施の形態に係る伝送レート制御方法に
おいては、1つのレートセットでは対応できないほどダ
イナミックに変化する伝搬路の場合に、レートセット自
体を変更することにより対応することが可能となる。こ
れにより、非常に大きな(多種類のレートを有する)レ
ートセットを最初に渡しておく必要がなくなる。
【0103】(実施の形態6)図18は、本実施の形態
に係る伝送レート制御方法を実現するための基地局装置
と制御局装置との間の構成を示す図である。なお、基地
局装置全体の構成については図1と同じ構成であり、伝
送レート制御の基本的なフローについては図2と同じで
ある。
【0104】この構成においては、基地局装置は、平均
送信電力を測定する平均送信電力測定部1805及び伝
送レートに応じて送信制御を行う送信制御部1806を
備えており、制御局装置は、許容送信電力を設定する許
容送信電力設定部1801、レートセットを設定するレ
ートセット設定部1802、平均送信電力と許容送信電
力とを比較する比較部1803、及び伝送レートを決定
する伝送レート決定部1804を備えている。
【0105】上記構成において、許容送信電力設定部1
801は、許容送信電力を設定し、この許容送信電力設
定値を比較部1803に送る。また、レートセット設定
部1802は、複数の伝送レートを有するレートセット
を設定し、このレートセットを伝送レート決定部180
4に送る。
【0106】次いで、平均送信電力測定部1805は、
平均送信電力を測定して、平均送信電力値を比較部18
03に送る。比較部1803は、平均送信電力値と許容
送信電力設定値とを比較し、その比較結果に応じてレー
トセット変更が必要である旨をレートセット設定部18
02に通知する。また、比較部1803は、比較結果を
伝送レート決定部1804に送る。
【0107】レートセット設定部1802は、レート変
更が必要である旨を受けたときに、現時点でのレートセ
ットに伝送レートを追加したり、新しいレートセットを
設定して、レートセットを更新する。この新しいレート
セットを伝送レート決定部1804に送る。
【0108】伝送レート決定部1804は、比較結果に
応じて、あらかじめ設定された、もしくは新しく更新さ
れたレートセットから伝送レートを決定する。なお、伝
送レート決定部1804は、レートセットの変更が必要
なく、その旨の通知がない場合には、あらかじめ設定さ
れたレートセットから伝送レートを決定する。
【0109】なお、比較結果に応じて伝送レートを決定
する場合には、上記図2に示すフロー図にしたがう。そ
して、決定した伝送レートを送信制御部1806に送
る。送信制御部1806は、伝送レートに応じて上述し
たように送信制御を行う。なお、伝送レートの決定につ
いては、実施の形態1と同様である。
【0110】次に、図19及び図20を用いて、本実施
の形態における伝送レート制御方法のレイヤ間の動作に
ついて説明する。図19は、本発明の実施の形態6に係
る基地局装置におけるレイヤ間の伝送レート制御を説明
するための図である。図20は、本発明の実施の形態6
に係る伝送レート制御方法を説明するためのフロー図で
ある。なお、ここでは、物理層をレイヤ1(L1)と
し、媒体アクセス制御層をレイヤ2(L2)とし、無線
リソース制御層をレイヤ3(L3)とする。
【0111】まず、レイヤ3において許容送信電力を設
定し、さらに選択可能なレートセットを設定する。ま
た、レイヤ1において平均送信電力を測定する(ST2
001)。次いで、レイヤ3からレイヤ2に対して、レ
イヤ3で設定した選択可能なレートセットを通知する
(ST2002)。
【0112】次いで、レイヤ1からレイヤ3に対して、
レイヤ1で測定した平均送信電力値を通知する(ST2
003)。次いで、レイヤ3において、レイヤ1から通
知された平均送信電力値とレイヤ3で設定した許容送信
電力設定値とを比較する(ST2004)。
【0113】次いで、比較結果に応じて伝送レートの変
更が必要である場合には、レイヤ2に対して現時点での
レートセットに対して追加の伝送レートを通知したり、
新しく変更したレートセットを通知する(ST200
5)。このようにレートセットを変えるのは、比較結果
によっては、現時点でのレートセットでは処理できない
場合が想定されるからである。なお、伝送レートの変更
が必要であるかどうかは、上記図2に示すフロー図にし
たがって判断される。そしてレイヤ3からレイヤ2に対
して伝送レートを制御する指示が通知される(ST20
06)。
【0114】次いで、レイヤ2において、伝送レートの
制御指示したがって、レイヤ3から与えられたレートセ
ットの中から伝送レートを決定する(ST2007)。
この決定された伝送レートは、レイヤ1に送られる。ま
た、レイヤ1においては、決定した伝送レートにしたが
って送信を制御する(ST2008)。なお、この送信
制御については、上述したように、送信電力自体は変更
せず、例えばフレームの前半だけ送信するようにした
り、送信電力を下げ、レートマッチングによりフレーム
に穴を明けることなく送信するようにしたりする。
【0115】本実施の形態に係る伝送レート制御方法に
おいては、1つのレートセットでは対応できないほどダ
イナミックに変化する伝搬路の場合に、レートセット自
体を変更することにより対応することが可能となる。こ
れにより、非常に大きな(多種類のレートを有する)レ
ートセットを最初に渡しておく必要がなくなる。また、
平均送信電力測定値に応じたフレキシブルな制御が可能
となる。さらに、制御局装置(L2/L3)内だけでの
制御であるので、基地局装置(L1)は何も知らなくて
も良い。
【0116】(実施の形態7)図21は、本実施の形態
に係る伝送レート制御方法を実現するための基地局装置
と制御局装置との間の構成を示す図である。なお、基地
局装置全体の構成については図1と同じ構成であり、伝
送レート制御の基本的なフローについては図2と同じで
ある。
【0117】この構成においては、基地局装置は、平均
送信電力を測定する平均送信電力測定部2101及び伝
送レートに応じて送信制御を行う送信制御部2104を
備えており、制御局装置は、平均送信電力値と伝送レー
トから伝送レートを変更するかどうかを判断するパラメ
ータの演算を行う演算部2102及び伝送レートを決定
する伝送レート決定部2103を備えている。
【0118】上記構成において、平均送信電力測定部2
101は、平均送信電力を測定して、平均送信電力値を
演算部2102に送る。演算部2102は、平均送信電
力値と伝送レートから伝送レートを変更するかどうかを
判断し、その演算結果を伝送レート決定部2103に送
る。
【0119】伝送レート決定部2103は、演算結果に
応じて、伝送レートの変更の有無を決定する。そして、
決定した伝送レートを送信制御部2104に送る。送信
制御部2104は、伝送レートに応じて上述したように
送信制御を行う。なお、伝送レートの決定については、
実施の形態1と同様である。
【0120】次に、図22及び図23を用いて、本実施
の形態における伝送レート制御方法のレイヤ間の動作に
ついて説明する。図22は、本発明の実施の形態7に係
る基地局装置におけるレイヤ間の伝送レート制御を説明
するための図である。図23は、本発明の実施の形態7
に係る伝送レート制御方法を説明するためのフロー図で
ある。なお、ここでは、物理層をレイヤ1(L1)と
し、媒体アクセス制御層をレイヤ2(L2)とし、無線
リソース制御層をレイヤ3(L3)とする。
【0121】まず、レイヤ1において平均送信電力を測
定する(ST2301)。次いで、レイヤ1からレイヤ
2に対して、レイヤ1で測定した平均送信電力値を通知
する(ST2302)。次いで、レイヤ2において、レ
イヤ1から通知された平均送信電力値とレイヤ2で既知
である伝送レートとから伝送レートを変更する必要があ
るかどうかを判断する(ST2303)。
【0122】この判断は、伝送レートが低いわりには高
い送信電力を有しているユーザに対しては伝送レートを
下げる。逆に、伝送レートが高いわりには低い送信電力
を有しているユーザに対しては伝送レートを上げる。こ
のように、現在の平均送信電力と伝送レートの両方を考
慮して、伝送レートの変更の要否を判断する。
【0123】具体的には、送信電力と伝送レートの比、
あるいは送信電力と拡散率の積を判断用のパラメータと
して演算し、このパラメータを監視する。そして、演算
の結果、パラメータが小さければ良好な状態と見なして
伝送レートを増加させる。パラメータが大きければ劣悪
な状態と見なして伝送レートを減少させる。
【0124】次いで、レイヤ2において、伝送レートの
変更が必要であると判断されたときには、決定された伝
送レートをレイヤ1に送る(ST2304)。また、レ
イヤ1においては、決定した伝送レートにしたがって送
信を制御する(ST2305)。なお、この送信制御に
ついては、上述したように、送信電力自体は変更せず、
例えばフレームの前半だけ送信するようにしたり、送信
電力を下げ、レートマッチングによりフレームに穴を明
けることなく送信するようにしたりする。
【0125】本実施の形態に係る伝送レート制御方法に
おいては、物理層(L1)と媒体アクセス制御層(L
2)の間で伝送レートを制御するので、処理が迅速に行
われる。また、レートセットを用いていないので、1つ
のレートセットでは対応できないほどダイナミックに変
化する伝搬路の場合に、より適応的に対応することが可
能となる。これにより、非常に大きな(多種類のレート
を有する)レートセットを最初に渡しておく必要がなく
なる。
【0126】上記実施の形態1〜7において、上記伝送
レート制御を各基地局装置で別々に行う場合、ダイバー
シチハンドオーバの際に、取り決めが必要となる。例え
ば、上位レイヤでのネゴシエーションにおいて全基地局
装置が特定の伝送レートに切り替える方法や、ダイバー
シチハンドオーバ時に伝送レート制御を行わないように
する方法などが考えられる。
【0127】上記の説明においては、レイヤ1で監視す
るパラメータが送信電力である場合について説明してい
るが、レイヤ1で監視するパラメータとしては、FE
R、SIR、干渉電力などを用いることができる。
【0128】また、上記の説明においては、下り回線で
図2に示す伝送レート制御を行う場合について説明して
いるが、図2に示す伝送レート制御は上り回線にも適用
することができる。下り回線の場合には、他への干渉を
低減させる目的で使用されるが、上り回線の場合には、
他への干渉を低減させる場合の他に、省電力化を図る場
合やハード的制限がある場合に適用される。
【0129】上記実施の形態1〜7においては、送信制
御が例えばフレームの前半だけ送信するようにしたり、
送信電力を下げ、レートマッチングによりフレームに穴
を明けることなく送信するようにしたりする場合につい
て説明しているが、送信制御については、伝送レートに
したがってなされれば特に制限はない。
【0130】上記実施の形態1〜7においては、例え
ば、平均送信電力値が許容送信電力設定値に到達して伝
送レートを下げるときに、現時点の伝送レートから一段
又は複数段低い伝送レートを選択して決定し、平均送信
電力値が許容送信電力設定値よりXdB低くなり伝送レ
ートを上げるときに、そのステップ数に対応して高い伝
送レートを選択して決定する場合について説明している
が、与えられたレートセットから伝送レートを決定する
場合の決定方法については特に制限はない。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無線通信装
置及び伝送レート制御方法は、例えば基地局装置におい
て、端末が受信品質を測定して決定した基地局装置の送
信電力制御信号に基づいて基地局装置の伝送レートを切
り替えることができる。これにより、通信端末の環境や
伝送速度に影響されずに、通信端末に対する基地局装置
の送信電力を適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基地局装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の基地局装置における伝送レート制御を
説明するためのフロー図
【図3】本発明の実施の形態1に係る伝送レート制御方
法において、基地局装置と制御局装置との間の構成を示
す図
【図4】本発明の実施の形態1に係る基地局装置におけ
るレイヤ間の伝送レート制御を説明するための図
【図5】本発明の実施の形態1に係る伝送レート制御方
法を説明するためのフロー図
【図6】本発明の実施の形態2に係る伝送レート制御方
法において、基地局装置と制御局装置との間の構成を示
す図
【図7】本発明の実施の形態2に係る伝送レート制御方
法を説明するための図
【図8】本発明の実施の形態2に係る伝送レート制御方
法を説明するためのフロー図
【図9】本発明の実施の形態3に係る伝送レート制御方
法において、基地局装置と制御局装置との間の構成を示
す図
【図10】本発明の実施の形態3に係る伝送レート制御
方法を説明するための図
【図11】本発明の実施の形態3に係る伝送レート制御
方法を説明するためのフロー図
【図12】本発明の実施の形態4に係る伝送レート制御
方法において、基地局装置と制御局装置との間の構成を
示す図
【図13】本発明の実施の形態4に係る伝送レート制御
方法を説明するための図
【図14】本発明の実施の形態4に係る伝送レート制御
方法を説明するためのフロー図
【図15】本発明の実施の形態5に係る伝送レート制御
方法において、基地局装置と制御局装置との間の構成を
示す図
【図16】本発明の実施の形態5に係る伝送レート制御
方法を説明するための図
【図17】本発明の実施の形態5に係る伝送レート制御
方法を説明するためのフロー図
【図18】本発明の実施の形態6に係る伝送レート制御
方法において、基地局装置と制御局装置との間の構成を
示す図
【図19】本発明の実施の形態6に係る伝送レート制御
方法を説明するための図
【図20】本発明の実施の形態6に係る伝送レート制御
方法を説明するためのフロー図
【図21】本発明の実施の形態7に係る伝送レート制御
方法において、基地局装置と制御局装置との間の構成を
示す図
【図22】本発明の実施の形態7に係る伝送レート制御
方法を説明するための図
【図23】本発明の実施の形態7に係る伝送レート制御
方法を説明するためのフロー図
【符号の説明】 101 アンテナ 102 アンテナ共用器 103 受信RF回路 104 復調回路 105 分離回路 106 伝送レート切り替え制御回路 107 送信フレーム作成回路 108 変調回路 109 送信RF回路 110 制御局装置 301,601,901,1201,1501,180
1 許容送信電力設定部 302,602,902,1202,1502,180
2 レートセット設定部 303,605,903,1203,1503,180
4,2103 伝送レート決定部 304,603,904,1205,1504,180
5,2101 平均送信電力測定部 305,606,907,1206,1506,180
6,2104 送信制御部 604,905,1204,1505,1803 比較
部 906 伝送レート制御部 2102 演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 修 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K060 BB07 CC04 DD04 FF06 LL01 PP03 5K067 AA03 AA12 AA44 CC10 DD43 DD45 EE02 EE10 EE16 GG08 GG09 HH22 HH23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信電力を測定する送信電力測定手段
    と、前記送信電力と上位レイヤであらかじめ設定された
    許容送信電力との間の比較結果に基づいて決定された伝
    送レートに応じて送信制御を行う送信制御手段と、を具
    備することを特徴とする基地局装置。
  2. 【請求項2】 送信電力を測定する送信電力測定手段
    と、前記送信電力と上位レイヤであらかじめ設定された
    許容送信電力とを比較する比較手段と、前記比較の結果
    に基づいて、あらかじめ前記上位レイヤで設定された複
    数の伝送レートを有するレートセットから伝送レートを
    決定する伝送レート決定手段と、前記伝送レートに応じ
    て送信制御を行う送信制御手段と、を具備することを特
    徴とする基地局装置。
  3. 【請求項3】 送信電力を測定する送信電力測定手段
    と、前記送信電力と上位レイヤであらかじめ設定された
    許容送信電力とを比較する比較手段と、前記比較の結果
    に対応する伝送レート変更指示に基づいて、あらかじめ
    上位レイヤで設定された複数の伝送レートを有するレー
    トセットから決定された伝送レートに応じて送信制御を
    行う送信制御手段と、を具備することを特徴とする基地
    局装置。
  4. 【請求項4】 送信電力を測定する送信電力測定手段
    と、前記送信電力と上位レイヤであらかじめ設定された
    許容送信電力とを比較すると共に、前記比較の結果に基
    づいて上位レイヤに対してレートセットの変更を通知す
    る比較手段と、前記比較の結果に基づいて、あらかじめ
    上位レイヤで設定された複数の伝送レートを有するレー
    トセット又は変更したレートセットから決定された伝送
    レートに応じて送信制御を行う送信制御手段と、を具備
    することを特徴とする基地局装置。
  5. 【請求項5】 送信電力を測定する送信電力測定手段
    と、上位レイヤで、前記送信電力と伝送レートとから決
    定された伝送レートに応じて送信制御を行う送信制御手
    段と、を具備することを特徴とする基地局装置。
  6. 【請求項6】 第1レイヤにおいて送信電力を測定する
    送信電力測定工程と、前記第1レイヤより上位である第
    3レイヤにおいて許容送信電力を設定し、複数の伝送レ
    ートを有するレートセットを設定する設定工程と、前記
    第1レイヤより上位で前記第3レイヤより下位である第
    2レイヤにおいて前記送信電力と前記許容送信電力とを
    比較する比較工程と、前記第2レイヤにおいて前記比較
    の結果に基づいて伝送レートを決定する伝送レート決定
    工程と、前記第1レイヤにおいて前記伝送レートに応じ
    て送信制御を行う送信制御工程と、を具備することを特
    徴とする伝送レート制御方法。
  7. 【請求項7】 第1レイヤにおいて送信電力を測定する
    送信電力測定工程と、前記第1レイヤより上位であるレ
    イヤにおいて許容送信電力を設定し、複数の伝送レート
    を有するレートセットを設定する設定工程と、前記第1
    レイヤにおいて前記送信電力と前記許容送信電力とを比
    較する比較工程と、前記第1レイヤにおいて前記比較の
    結果に基づいて伝送レートを決定する伝送レート決定工
    程と、前記第1レイヤにおいて前記伝送レートに応じて
    送信制御を行う送信制御工程と、を具備することを特徴
    とする伝送レート制御方法。
  8. 【請求項8】 第1レイヤにおいて送信電力を測定する
    送信電力測定工程と、前記第1レイヤより上位である第
    3レイヤにおいて許容送信電力を設定し、複数の伝送レ
    ートを有するレートセットを設定する設定工程と、前記
    第1レイヤにおいて前記送信電力と前記許容送信電力と
    を比較する比較工程と、前記第1レイヤから前記第3レ
    イヤに対して前記比較の結果に応じて伝送レートの変更
    要求を行う変更要求工程と、前記第3レイヤから前記第
    1レイヤより上位で前記第3レイヤより下位である第2
    レイヤに対して伝送レート変更指示を行う変更指示工程
    と、前記変更指示に基づいて前記レートセットから伝送
    レートを決定する伝送レート決定工程と、前記第1レイ
    ヤにおいて前記伝送レートに応じて送信制御を行う送信
    制御工程と、を具備することを特徴とする伝送レート制
    御方法。
  9. 【請求項9】 第1レイヤにおいて送信電力を測定する
    送信電力測定工程と、前記第1レイヤより上位である第
    3レイヤにおいて許容送信電力を設定し、複数の伝送レ
    ートを有するレートセットを設定する設定工程と、前記
    第3レイヤにおいて前記送信電力と前記許容送信電力と
    を比較する比較工程と、前記3レイヤから前記第1レイ
    ヤより上位で前記第3レイヤより下位である第2レイヤ
    に対して前記比較の結果に応じて伝送レートの変更指示
    を行う変更指示工程と、前記第2レイヤにおいて前記変
    更指示に基づいて前記レートセットから伝送レートを決
    定する伝送レート決定工程と、前記第1レイヤにおいて
    前記伝送レートに応じて送信制御を行う送信制御工程
    と、を具備することを特徴とする伝送レート制御方法。
  10. 【請求項10】 第1レイヤにおいて送信電力を測定す
    る送信電力測定工程と、前記第1レイヤより上位である
    第3レイヤにおいて許容送信電力を設定し、複数の伝送
    レートを有するレートセットを設定する設定工程と、前
    記第1レイヤにおいて前記送信電力と前記許容送信電力
    とを比較する比較工程と、前記第1レイヤから前記第3
    レイヤに対して前記比較の結果に基づいてレートセット
    の変更要求を行う変更要求工程と、前記第3レイヤから
    前記第1レイヤより上位で前記第3レイヤより下位であ
    る第2レイヤに対してレートセットの変更指示を行う変
    更指示工程と、前記変更指示に基づいて前記レートセッ
    トを変更するレートセット変更工程と、前記第2レイヤ
    において変更したレートセットから伝送レートを決定す
    る伝送レート決定工程と、前記第1レイヤにおいて前記
    伝送レートに応じて送信制御を行う送信制御工程と、を
    具備することを特徴とする伝送レート制御方法。
  11. 【請求項11】 第1レイヤにおいて送信電力を測定す
    る送信電力測定工程と、前記第1レイヤより上位である
    第3レイヤにおいて許容送信電力を設定し、複数の伝送
    レートを有するレートセットを設定する設定工程と、前
    記第3レイヤにおいて前記送信電力と前記許容送信電力
    とを比較する比較工程と、前記第3レイヤから前記第1
    レイヤより上位で前記第3レイヤより下位である第2レ
    イヤに対してレートセットの変更指示を行う変更指示工
    程と、前記変更指示に基づいて前記レートセットを変更
    するレートセット変更工程と、前記第2レイヤにおいて
    変更したレートセットから伝送レートを決定する伝送レ
    ート決定工程と、前記第1レイヤにおいて前記伝送レー
    トに応じて送信制御を行う送信制御工程と、を具備する
    ことを特徴とする伝送レート制御方法。
  12. 【請求項12】 第1レイヤにおいて送信電力を測定す
    る送信電力測定工程と、前記第1レイヤより上位である
    第2レイヤにおいて前記送信電力と伝送レートとから伝
    送レートの変更の有無を判断する判断工程と、前記判断
    により伝送レートを決定する伝送レート決定工程と、前
    記第1レイヤにおいて前記伝送レートに応じて送信制御
    を行う送信制御工程と、を具備することを特徴とする伝
    送レート制御方法。
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