JP2002077081A - 情報送信システム - Google Patents

情報送信システム

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JP2002077081A
JP2002077081A JP2000253797A JP2000253797A JP2002077081A JP 2002077081 A JP2002077081 A JP 2002077081A JP 2000253797 A JP2000253797 A JP 2000253797A JP 2000253797 A JP2000253797 A JP 2000253797A JP 2002077081 A JP2002077081 A JP 2002077081A
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user
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information transmission
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JP2000253797A
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English (en)
Inventor
Atsushi Watabe
篤 渡部
Motoya Hibino
元哉 日比野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理装置が情報をユーザの端末装置に対して
送信するに際して、無駄な情報送信を省いて情報送信を
効率化する情報送信システムを提供する。 【解決手段】 管理装置1では、情報送信手段11が情
報をユーザの端末装置2に対して送信し、利用状況検出
手段12が送信した情報に関するユーザの利用状況を検
出し、情報送信停止手段13が当該検出結果に基づいて
ユーザによる情報の不利用が所定の条件を満たしたこと
に応じて、当該ユーザの端末装置2に対する情報の送信
を停止させる。また、会員管理手段14がユーザからの
申し込みに応じて当該ユーザを会員として管理し、情報
送信手段11は情報を会員であるユーザの端末装置2に
対して配信し、情報送信停止手段13はユーザによる情
報の不利用に応じて、当該ユーザを会員から解約し、情
報の配信を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管理装置が情報を
ユーザの端末装置に対して送信する情報送信システムや
このような管理装置等に関し、特に、ユーザによる情報
の不利用に基づいて情報の送信を停止させることによ
り、無駄な情報送信を省いて情報送信を効率化する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば商品の販売や役務の提供等に関す
る各種の広告(例えばダイレクトメール(DM)等)の
情報をインターネットを介してユーザの端末装置(コン
ピュータ等)へ送信することにより、当該広告情報をユ
ーザに提供することが行われている。一方、ユーザは、
このような広告情報を閲覧等することにより、広告され
ている商品を購入するかどうかや広告されている役務の
提供を受けるかどうかなどを検討等することができる。
また、ユーザは例えば自己の希望する情報を発信する情
報提供者の会員となることもあり、この場合、ユーザは
当該情報提供者から提供される各種の情報を端末装置に
より受信して取得することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に示したような情報配信においては、ユーザにとっ
て希望しない内容の情報が送信されてきてしまうことも
あるといった問題があり、また、例えば以前はユーザに
とって希望する内容であったが当該ユーザの興味の変化
により希望しなくなってしまった内容の情報が送信され
てきてしまうこともあるといった問題もあった。更に
は、情報の発信者にとっても、受信を希望しないユーザ
に対して自己の情報が送信されてしまうことで、無駄な
経費や労力がかかってしまうといった問題があった。
【0004】なお、このような問題は、例えばユーザが
自己の希望しない情報の送信を停止してもらえば解消す
るが、従来においては、このような情報送信を停止させ
るための手続きがユーザにとって面倒な場合が多く、こ
のため、ユーザが自己の希望しない情報の送信を放置し
てしまうこともあって好ましくなかった。
【0005】本発明は、このような従来の事情を鑑みな
されたもので、情報をユーザの端末装置に対して送信す
るに際して、ユーザによる情報の不利用に基づいて情報
の送信を停止させることができる情報送信システムや管
理装置等を提供することを目的とする。そして、本発明
では、このような技術により、ユーザにとって希望しな
い(と考えられる)情報の送信を(例えばユーザから見
て自動的に)停止させ、これにより、無駄な情報送信を
省いて情報送信を効率化する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る情報送信システムでは、管理装置が情
報をユーザの端末装置に対して送信するに際して、次の
ようにして、ユーザによる情報の不利用に基づいて情報
の送信を停止させる。すなわち、前記管理装置では、情
報送信手段が情報をユーザの端末装置に対して送信し、
利用状況検出手段が送信した情報に関するユーザの利用
状況を検出し、情報送信停止手段が前記利用状況検出手
段の検出結果に基づいてユーザによる情報の不利用が所
定の条件を満たしたことに応じて、当該ユーザの端末装
置に対する情報の送信を停止させる。
【0007】従って、ユーザにより(所定の条件を満た
すほどに)利用されなくなった情報が当該ユーザの端末
装置に対して送信されなくなるため、ユーザにとって希
望しない(と考えられる)情報の送信を(例えばユーザ
から見て自動的に)停止させることができ、これによ
り、無駄な情報送信を省いて情報送信を効率化すること
ができる。つまり、情報の発信者側から見ると、受信を
希望しないユーザに対して自己の情報が送信されてしま
うことを防止することができ、これにより、無駄な経費
や労力を低く抑えることができる。
【0008】また、ユーザ側から見ると、希望しない情
報が(例えば大量に)送られてきてしまうことを防止す
ることができ、また、人の興味対象はしばしば変化し易
いこともあるが、このようにユーザの興味対象が変化し
たような場合であっても、ユーザの希望しなくなった
(興味がなくなった)内容の情報が送られてきてしまう
ことを防止することができる。これにより、ユーザは、
自己の希望する情報(のみ)を端末装置により受信して
閲覧等することができる。
【0009】ここで、管理装置から端末装置へ送信され
る情報としては、種々な情報であってもよく、具体的に
は、例えばダイレクトメール等の広告情報などが含まれ
る。また、本発明に言う所定の条件としては、種々な条
件が用いられてもよく、例えばユーザの端末装置に送ら
れた情報がユーザにより所定の期間(任意に設定されて
よい)閲覧等されなかった場合に情報の送信を停止させ
るという条件や、例えばユーザの端末装置に所定の回数
(任意に設定されてよい)だけ(或る内容に関する)情
報が送られても、これらのいずれの情報もユーザにより
閲覧等されなかった場合に(当該内容に関する以降の)
情報の送信を停止させるという条件を用いることができ
る。
【0010】また、所定の条件としては、例えば(或る
内容に関する)情報を所定の回数(任意に設定されてよ
い)だけユーザの端末装置へ送っても当該情報に対する
当該ユーザからの返答が為されなかった場合に(当該内
容に関する以降の)情報の送信を停止させるという条件
や、例えばユーザの端末装置に送られた情報がユーザに
より閲覧はされたものの当該情報中で関連付けられてい
る(リンクされている)情報へのアクセスがユーザによ
り為されなかった場合に(当該情報の内容に関する以降
の)情報の送信を停止させるという条件や、例えばユー
ザの端末装置に送られた情報がユーザにより閲覧はされ
たものの当該情報中で紹介されている商品や役務の購入
や使用等がユーザにより為されなかった場合に(当該商
品や当該役務などに関する以降の)情報の送信を停止さ
せるという条件等を用いることができる。
【0011】また、以上に示したような種々な所定の条
件を、管理装置が電子メールを用いてユーザの端末装置
に対してダイレクトメールを送信する場合に当てはめ
て、具体的に示す。すなわち、管理装置では、例えばユ
ーザの端末装置に対してダイレクトメールを定期的に配
信している状況において、ユーザによる受信ダイレクト
メールの開封が一定期間や一定回数途絶えた場合にダイ
レクトメールの配信を停止させるという条件や、ユーザ
に対して一定回数ダイレクトメールを送ったがその返答
がユーザにより全く為されなかった場合にダイレクトメ
ールの配信を停止させるという条件や、ユーザにより受
信ダイレクトメールが開封されたものの当該ダイレクト
メール中で指定されたURL(Uniform Resource Locat
or)へのアクセスがユーザにより為されなかった場合や
当該ダイレクトメール中で広告された商品等の購入等が
ユーザにより為されなかった場合にダイレクトメールの
配信を停止させるという条件等を用いることができる。
【0012】また、本発明に言う利用状況検出手段で
は、例えばユーザによる不利用が上記のような種々な所
定の条件を満たすか(否か)を判定することができるよ
うな情報(ユーザの利用状況)を検出する。具体的に
は、例えば上記のような種々な所定の条件の内容に応じ
て、ユーザにより受信情報が閲覧等されなかった期間や
回数や、ユーザにより受信情報に対する返答が為された
か(否か)ということや、ユーザにより受信情報中のリ
ンク先へアクセスされたか(否か)ということや、ユー
ザにより受信情報中で紹介されている商品等が購入等さ
れたか(否か)ということ等を検出する。なお、このよ
うな検出は、例えばユーザの端末装置から送信される情
報(例えば受信情報を閲覧等したことを示す情報など)
を管理装置側で監視すること等により行われる。
【0013】また、ユーザの端末装置に対する情報の送
信を停止させる態様としては、種々な態様が用いられて
もよく、例えば或る内容に関する情報がユーザにより利
用されなくなった場合に当該内容(例えば同一の内容や
類似する内容)に関する情報の送信を停止させる態様
や、例えば或る情報提供者からの情報がユーザにより利
用されなくなった場合に当該情報提供者からの情報の送
信を停止させる態様や、例えば或る管理装置からの情報
がユーザにより利用されなくなった場合に当該管理装置
からの情報の送信を(当該情報の内容や情報提供者にか
かわらず)停止させる態様等を用いることができる。
【0014】また、情報を送信する回線としては、有線
の回線が用いられてもよく、無線の回線が用いられても
よく、有線の回線と無線の回線との両方が用いられても
よい。また、管理装置や端末装置としては、種々な装置
が用いられてもよく、例えばコンピュータ等を用いるこ
とが可能である。また、端末装置としては、例えば後述
する電子ペーパーが用いられるのも好ましい。
【0015】また、本発明に係る情報送信システムで
は、一態様として、前記管理装置では、会員管理手段が
ユーザからの申し込みに応じて当該ユーザを会員として
管理し、前記情報送信手段は情報を会員として管理され
ているユーザの端末装置に対して配信し、前記情報送信
停止手段はユーザによる情報の不利用が所定の条件を満
たしたことに応じて、前記会員管理手段により会員とし
て管理されている当該ユーザを会員から解約し、当該ユ
ーザの端末装置に対する情報の配信を停止させる。
【0016】従って、例えば或る会の会員として管理さ
れているユーザにより(所定の条件を満たすほどに)当
該会により発行される情報が利用されなくなった場合に
は、当該ユーザが当該会の会員から解約されるととも
に、当該会により発行される情報が当該ユーザの端末装
置に対して送信されなくなるため、ユーザにとって当該
会への入会を(例えば心理的に)し易くすることができ
る。つまり、ユーザにとっては、或る会の会員になるた
めの申し込みをした場合であっても、当該会からの情報
を希望しなくなったときには(例えば自動的に)会員か
ら解約されるため、解約が容易なことから入会し易くな
る。
【0017】ここで、ユーザを会員として管理する仕方
としては、種々な仕方が用いられてもよく、例えば会員
であるユーザに関する情報(例えば当該ユーザの端末装
置へ情報を送信するための宛先情報等)をメモリに記憶
することで当該ユーザを会員として管理する仕方などを
用いることができ、また、このようにして、例えば会員
名簿をメモリ上で作成することもできる。
【0018】また、ユーザを会員から解約する仕方とし
ては、種々な仕方が用いられてもよく、例えば上記と同
様に会員から解約するユーザに関する情報をメモリから
削除(消去)することで当該ユーザを会員から解約する
仕方などを用いることができる。また、他の例として、
各ユーザと対応付けてメモリに記憶されたフラグのオン
オフ状態により当該各ユーザが会員であるか否かを管理
する仕方を用いることもでき、この構成では、例えば或
るユーザを会員から解約する場合であっても、当該ユー
ザに関する情報をメモリに記憶させたままにしておくこ
とが可能である。
【0019】また、本発明では、以上に示したような機
能を備えた管理装置を提供する。すなわち、本発明に係
る管理装置では、情報をユーザの端末装置に対して送信
するに際して、情報送信手段が情報をユーザの端末装置
に対して送信し、利用状況検出手段が送信した情報に関
するユーザの利用状況を検出し、情報送信停止手段が前
記利用状況検出手段の検出結果に基づいてユーザによる
情報の不利用が所定の条件を満たしたことに応じて、当
該ユーザの端末装置に対する情報の送信を停止させる。
【0020】また、本発明では、以上に示したような処
理を行う情報送信方法を提供する。すなわち、本発明に
係る情報送信方法では、情報をユーザの端末装置に対し
て送信するに際して、ユーザの端末装置に対して送信し
た情報に関するユーザの利用状況を検出し、当該検出結
果に基づいてユーザによる情報の不利用が所定の条件を
満たしたことに応じて、当該ユーザの端末装置に対する
情報の送信を停止させる。
【0021】また、本発明では、以上に示したような処
理を実現するためのプログラムを記憶した記憶媒体を提
供する。すなわち、本発明に係る記憶媒体は、コンピュ
ータに実行させるプログラムを前記コンピュータの入力
手段が読取可能に記憶しており、前記プログラムは、情
報をユーザの端末装置に対して送信する処理と、送信し
た情報に関するユーザの利用状況を検出する処理と、当
該検出結果に基づいてユーザによる情報の不利用が所定
の条件を満たしたことに応じて、当該ユーザの端末装置
に対する情報の送信を停止させる処理とを前記コンピュ
ータに実行させる。なお、本発明では、このようなプロ
グラム(自体)の発明を提供することもできる。
【0022】なお、図1には、本発明に係る情報送信シ
ステムの一構成例を示してある。一例として、管理装置
1では、会員管理手段14が或る会の会員であるユーザ
を管理し、情報送信手段11が当該会員であるユーザの
端末装置2に対して当該会から発行される情報を送信
し、利用状況検出手段12が当該送信情報に関するユー
ザの利用状況を検出し、そして、ユーザにより当該送信
情報が所定の条件を満たすほどに利用されなくなった場
合には、情報送信停止手段13が当該ユーザを当該会の
会員から解約するとともに、当該ユーザの端末装置2に
対する(当該会から発行される)情報の送信を停止させ
る。
【0023】一方、端末装置2では、管理装置1から送
信される情報を受信し、受信した情報をユーザに対して
提示する。ユーザは、このようにして提示される情報を
閲覧等することにより種々な情報を得ることができる一
方、受信を希望しなくなって利用しなくなった情報につ
いては(例えば自動的に)送信が停止されるため、不要
な情報の受信を防止することができる。
【0024】なお、端末装置2により情報をユーザに対
して提示する態様としては、種々な態様が用いられても
よく、例えば情報を画面に表示出力する態様や、情報を
プリンタにより印刷出力する態様や、情報を音声により
出力する態様等を用いることができる。
【0025】また、具体的に、管理装置1からユーザの
端末装置2に対してダイレクトメールを送信するダイレ
クトメールシステムに本発明に係る情報送信システムを
適用した場合の一例を示す。すなわち、管理装置1で
は、例えば会員管理手段14がメーリングリストを用い
て会員であるユーザを管理し、情報送信手段11が会員
管理手段14により管理されているユーザの端末装置2
に対してダイレクトメールを定期的に配信し、利用状況
検出手段12が当該ダイレクトメールのユーザによる利
用状況を検出する。また、管理装置1では、過去のダイ
レクトメールの配信状況に関する履歴情報や、当該配信
ダイレクトメールのユーザによる利用状況に関する履歴
情報などをメモリに記憶して管理する。
【0026】また、管理装置1では、端末装置2に送ら
れたダイレクトメールがユーザにより所定の期間開封さ
れなかった場合等のように、ユーザによるダイレクトメ
ールの不利用が予め設定された条件を満たしたことが検
出された場合には、情報送信停止手段13が当該ユーザ
に関する情報(例えばアドレス情報)を会員管理手段1
4のメーリングリストから削除するとともに、当該ユー
ザの端末装置2に対するダイレクトメールの送信を停止
させる。
【0027】このようなダイレクトメールシステムで
は、例えば管理装置1から端末装置2へ送信されるダイ
レクトメールのユーザによる開封率などを高めることが
でき、これにより、ダイレクトメールの送信を効率化す
ることができる。
【0028】また、上述のように、本発明に係る端末装
置としては、一例として、紙のような画面に情報を電子
的に表示出力する電子ペーパーが用いられるのが好まし
く、このような電子ペーパーとしては、例えば特願平1
0−324155号公報(以下で、文献1と言う)に記
載された表示装置のようなものや、例えば特願平11−
125158号公報(以下で、文献2と言う)に記載さ
れたドキュメントビューワ装置のようなものを用いて構
成することが可能である。
【0029】上記文献1に記載された表示装置では、例
えばモノクロ2階調の強誘電性液晶から構成されて電気
的に書き換え可能な表示手段を備えて、当該表示手段に
表示出力させる情報を必要な時に書き換える一方、書き
換えが終了した後には電源供給を停止させて表示手段上
の情報をそのまま表示出力させておくことが可能であ
り、低消費電力化等の効果を実現することができる。
【0030】なお、強誘電性液晶はメモリ性を有してお
り、電力の供給を受けなくても表示内容を保持すること
ができる一方、表示内容を電気的に書き換えることも可
能な性質を有している。また、このようなメモリ性を有
する表示手段としては、例えばカラー強誘電性液晶や例
えば特開平2−254420号公報に記載されたコレス
テリック液晶等の液晶から構成することもでき、また、
液晶でなくとも、例えば電気泳動や磁気誘導等のメモリ
性を利用して構成することも可能である。
【0031】また、上記文献2に記載されたドキュメン
トビューワ装置では、例えば複数画面分の表示情報を記
憶することが可能な記憶手段やメモリ性を有する表示装
置を備えて、記憶手段に記憶されている表示情報を各画
面毎に切り替えて表示装置に表示出力させることがで
き、そして、このような表示画面の変更時には電力供給
を行って当該変更を実行する一方、表示画面の変更が終
了した後には電源供給を停止させることにより、低消費
電力化等の効果を実現することができる。
【0032】なお、電子ペーパーとしては、例えば情報
を表示用データの形で格納するVRAM(Video Random
Access Memory)等を用いてOS(Operating System)
を介在しないで情報を画面に表示出力する機能を有した
ものを用いるのも好ましい。また、上述のように、表示
内容を保持する媒体としては、例えば無電源で表示内容
を保持するものが用いられるのが好ましいが、例えば太
陽電池等の電源を備えて当該電源の電力により表示内容
を保持するものが用いられてもよい。
【0033】また、電子ペーパーとしては、例えば常に
電源がオン状態になっているものを用いることもでき、
また、例えば(管理装置からの)信号が到来したときに
電源が(自動的に)オン状態となるものを用いることも
できる。以上に示したような電子ペーパーでは、例えば
電子の速報性という特徴と、紙ドキュメントのどこでも
いつでも即座に見れて且つ使い易いという特徴との両方
の効果を発揮することができて好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施例を図面を参照
して説明する。なお、以下では、図2〜図5を参照し
て、本発明に係る情報送信システムを種々なシステムに
適用した場合の具体例を示す。図2には、Push型広
告配信サービスシステムの一例を示してあり、同図に
は、当該システムを構成する要素として、広告主・発信
依頼者21や、配信業者(配信受託サービスを行う者)
22や、ISP(Internet Service Provider)23
や、各世帯24を示してある。
【0035】このシステムでは、例えば地域に関する広
告の情報を各世帯の住民(ユーザ)に対してPush型
で配信することにより、住民が楽しみながら消費活動を
行うことを図ることができ、また、地域経済の活性化を
図ることもできる。なお、Push(プッシュ)型と
は、例えばユーザが欲しい情報を自ら取りに行くような
Pull(プル)型とは異なって、ユーザに対して自動
的に情報が配信されるようなタイプのものである。
【0036】また、本例では、本発明に係る管理装置を
構成する会員管理手段や情報送信手段や利用状況検出手
段や情報送信停止手段がISP23に設けられている場
合を示すが、本発明に係る管理装置の一部の機能或いは
全部の機能が他の者に設けられていてもよい。また、本
例では、本発明に係る端末装置は例えば電子ペーパーか
ら構成されており、各世帯24のユーザにより所有され
て各世帯24に設けられている。
【0037】広告主・発信依頼者21はユーザに対して
広告(ダイレクトメール等)の情報を提供する者であ
り、例えばスーパー(スーパーストア)や、ディスカウ
ントショップや、各種の量販店や、農協や漁協や、地域
商店街などといったものがある。そして、広告主・発信
依頼者21は、例えば自己が提供する商品や役務に関す
る広告情報を配信業者22に対して提供し、例えば料金
を支払って当該情報を配信業者22に登録する。
【0038】配信業者22は、広告主・発信依頼者21
から提供される情報等を、例えばISP23に設けられ
たデータベース(本例では、会員管理手段に相当するも
の)に記憶して管理させる。ここで、本例では、例えば
広告主・発信依頼者21からの情報の配信を申し込む等
して会員となっているユーザに関する情報等が管理情報
に含まれる。また、配信業者22は、例えば広告主・発
信依頼者21からの依頼内容に基づいて、商品や役務に
関する広告情報を会員であるユーザの端末装置に対して
配信する処理を実行するようにISP23に対して例え
ば料金を支払って依頼する。
【0039】ISP23は、配信業者22により登録等
される情報をデータベースに記憶して管理する。そし
て、ISP23では、このような管理情報に基づいて、
情報送信手段が、例えば各世帯24に設けられた会員で
あるユーザの端末装置に対して商品や役務に関する広告
情報を1日1回の割合でPush型で無線により配信す
る。
【0040】また、本例のISP23では、利用状況検
出手段が端末装置に送られた広告情報に関するユーザの
利用状況を検出し、当該検出結果に基づいてユーザによ
る広告情報の不利用が所定の条件を満たした場合には、
情報送信停止手段が当該ユーザを会員から解約するとと
もに、以降の広告情報が当該ユーザの端末装置へ配信さ
れないように当該ユーザの端末装置に対する広告情報の
配信処理を停止させる。なお、このような配信処理の停
止は、例えばユーザが利用しなくなった広告情報の内容
と同一又は類似の内容に関する広告情報に対してや、例
えばユーザが利用しなくなった広告情報の提供者と同一
の者から提供される広告情報に対して行われる。
【0041】各世帯24には、各ユーザの端末装置が設
けられている。そして、端末装置では、ISP23から
無線配信される広告情報を受信し、当該受信情報を画面
に表示出力すること等を行う。これにより、ユーザは、
リアルタイムなお買い得情報(例えば夕方のタイムサー
ビスに関する情報等)などを取得することができ、この
ような情報に基づいて、電話(TEL)等により問い合
わせを行ったり、買い物へ出かけたりすることができ
る。なお、広告主・発信依頼者21であるスーパー等で
は、例えばお買い得情報を受信した端末装置(或いは、
当該情報を印刷出力した紙等でもよい)を持参した者に
(のみ)割引等の特典を与えるようなサービスを行うこ
ともできる。
【0042】以上のように、本例のシステムでは、ユー
ザにより(所定の条件を満たすほどに)利用されなくな
った広告情報が当該ユーザの端末装置に対して送信され
なくなるため、ユーザにとって希望しない(と考えられ
る)広告情報の送信を(例えばユーザから見て自動的
に)停止させることができ、これにより、無駄な広告情
報の送信を省いて広告情報の送信を効率化することがで
きる。
【0043】ここで、本例では、ユーザが端末装置によ
り受信した広告情報を利用した履歴の情報等といった各
種の情報を記憶するデータベースをISP23に設けた
が、例えばこのような情報を記憶するデータベースを配
信業者22に設けて管理することも可能であり、この場
合には、配信業者22がISP23に対して必要な情報
を送信する。
【0044】また、各世帯24のユーザが会員になるた
めの申し込みを行う仕方としては、種々な仕方を用いる
ことができ、例えばユーザが直接的に広告主・発信依頼
者21の所へ出かけて申し込みを行う仕方などばかりで
なく、例えばISP23を介在させた仕方を用いること
もでき、具体的には、各世帯24のユーザがパーソナル
コンピュータ(PC)等を操作して申し込みに関する情
報をISP23へ送信し、当該情報をISP23や配信
業者22で管理するとともに、当該情報を広告主・発信
依頼者21に通知する。そして、本発明に係る管理装置
に備えられる会員管理手段は、例えばこのように種々な
仕方で行われるユーザからの申し込みに応じて、当該ユ
ーザを会員として登録して管理する。
【0045】また、ユーザ等に関する各種の情報を記憶
する(本例では、ISP23に設けられた)データベー
スの当該情報内容は、例えば顧客データとして、個々の
ユーザがどのような広告情報(例えばどのような商品や
役務)を希望しているか等を検討等する上で重要な資料
となり、例えば新たな会員を募る広告主・発信依頼者2
1等では、当該情報に基づいて各種の広告情報の送信対
象とするユーザを選択することも可能である。
【0046】次に、図3には、Push型企業間余剰在
庫情報配信サービスシステムの一例を示してあり、同図
には、当該システムを構成する要素として、余剰在庫保
有企業31や、配信業者32や、ISP33や、企業・
世帯(企業や世帯)34を示してある。このシステムで
は、例えばメーカーや小売業者における余剰在庫に関す
る情報を企業や世帯の個人(ユーザ)へ配信して当該情
報を提供し、これにより、地域での経済流通を促進させ
ることができる。
【0047】なお、本例のシステムでは、本発明に係る
情報送信システムに備えられる管理装置や端末装置の構
成や動作については、例えば上記図2に示した具体例の
場合と同様であるため、以下では、上記図2に示した場
合と異なる構成や動作について詳しく説明する。
【0048】余剰在庫保有企業31はユーザに対して商
品を提供する者であり、例えばメーカーや小売業者や商
社などといったものがある。そして、余剰在庫保有企業
31は、商品の在庫に関する情報を配信業者32に対し
て提供し、例えば無料で当該情報を配信業者32に登録
する。
【0049】配信業者32は、余剰在庫保有企業31か
ら提供される情報等を、例えばISP33に設けられた
データベースに記憶して管理させる。ここで、本例で
は、例えば商品の在庫に関する情報の配信を申し込む等
して会員となっているユーザに関する情報等が管理情報
に含まれる。また、配信業者32は、例えば余剰在庫保
有企業31からの依頼内容に基づいて、商品に関する情
報を会員であるユーザの端末装置に対して配信する処理
を実行するようにISP33に対して例えば料金を支払
って依頼する。
【0050】ISP33は、配信業者32により登録等
される情報をデータベースに記憶して管理する。そし
て、ISP33では、このような管理情報に基づいて、
例えば各企業(の各事業所等)や各世帯(企業・世帯3
4)に設けられた会員であるユーザの端末装置に対して
在庫に関する情報を1日1回の割合でPush型で無線
により配信する。
【0051】また、本例のISP33では、端末装置に
送られた情報に関するユーザの利用状況を検出し、当該
検出結果に基づいてユーザによる情報の不利用が所定の
条件を満たした場合には、当該ユーザを会員から解約す
るとともに、以降の情報が当該ユーザの端末装置へ配信
されないように当該ユーザの端末装置に対する情報の配
信処理を停止させる。
【0052】各企業・世帯34には、各ユーザの端末装
置が設けられている。そして、端末装置では、ISP3
3から無線配信される情報を受信し、当該受信情報を画
面に表示出力すること等を行う。これにより、ユーザ
は、例えば余剰在庫となった商品を安価に販売する等と
いった情報を取得することができ、このような情報に基
づいて、商品を購入するかどうか等の判断を行うことが
できる。これにより、ユーザ側では商品を安く入手する
ことができ、余剰在庫保有企業31側では余剰在庫とな
った商品を効率よく販売することができる。
【0053】なお、例えば(同一又は類似の)商品につ
いて異なる複数の業者がそれぞれ在庫を幾つ有している
かといった情報やどのような商品(種類や料金等)を有
しているかといった情報等をユーザの端末装置に対して
配信するようにすると、ユーザ側では、これら複数の業
者から取得した情報内容を比較検討することができてよ
い。
【0054】また、本例では、例えばユーザが配信業者
32に対して料金を支払って商品の注文を行うことがで
きる。この場合、配信業者32では当該注文の内容を余
剰在庫保有企業31に通知するとともに手数料を取得
し、ユーザから受け取った前記料金から前記手数料を差
し引いた額の料金を余剰在庫保有企業31へ渡す。そし
て、余剰在庫保有企業31は、ユーザからの注文内容に
従って、商品をユーザに納品する。
【0055】以上のように、本例のシステムでは、ユー
ザにより(所定の条件を満たすほどに)利用されなくな
った情報が当該ユーザの端末装置に対して送信されなく
なるため、ユーザにとって希望しない(と考えられる)
情報の送信を(例えばユーザから見て自動的に)停止さ
せることができ、これにより、無駄な情報送信を省いて
情報送信を効率化することができる。
【0056】次に、図4には、Push型施設予約状況
配信サービスシステムの一例を示してあり、同図には、
当該システムを構成する要素として、各公共施設41
や、配信業者42や、広告主・発信依頼者43や、IS
P44や、各世帯45を示してある。このシステムで
は、例えば常に(例えば定期的に)公共施設の予約状況
(空き状況)に関する情報を住民(ユーザ)に対してP
ush型で配信することにより、当該公共施設の稼働率
を上げ、住民へのサービスの向上を図ることができる。
また、広告の情報を同時に配信することにより、地域経
済の活性化を図ることもできる。
【0057】なお、本例のシステムでは、本発明に係る
情報送信システムに備えられる管理装置や端末装置の構
成や動作については、例えば上記図2に示した具体例の
場合と同様であるため、以下では、上記図2に示した場
合と異なる構成や動作について詳しく説明する。
【0058】各公共施設41はユーザに対して提供され
るものであり、例えば公共の会議室や公共のホールや公
共のテニスコートなどといったものがある。そして、各
公共施設41は、当該施設の予約状況に関する情報を配
信業者42に対して提供し、当該情報を配信業者42に
登録する。
【0059】また、広告主・発信依頼者43は、例えば
全世帯又は特定地域の世帯を対象として広告の情報を発
信する者であり、例えば各世帯45へ配信される情報内
容(商品や役務)と関連する広告の情報を発信する者で
あるのが好ましい。具体的には、会議施設に関する情報
にはケータリングやレンタル業者等に関する広告情報が
付加されるのが好ましく、スポーツ施設に関する情報に
はスポーツ店等に関する広告情報が付加されるのが好ま
しく、ホールに関する情報には楽器やオーディオ店やイ
ベント業者等に関する広告情報が付加されるのが好まし
く、展覧会に関する情報には画材や写真屋等に関する広
告情報が付加されるのが好ましい。そして、広告主・発
信依頼者43は、送信を希望する広告情報や送信を希望
する地域に関する情報等を配信業者42に対して提供
し、例えば料金を支払って当該情報を配信業者42に登
録する。
【0060】配信業者42は、各公共施設41や広告主
・発信依頼者43から提供される情報等を、例えばIS
P44に設けられたデータベースに記憶して管理させ
る。ここで、本例では、例えば各公共施設41に関する
情報の配信を申し込む等して会員となっているユーザに
関する情報等が管理情報に含まれる。また、配信業者4
2は、例えば各公共施設41や広告主・発信依頼者43
からの依頼内容に基づいて、各公共施設41の予約状況
に関する情報や広告情報を会員であるユーザの端末装置
に対して配信する処理を実行するようにISP44に対
して例えば料金を支払って依頼する。
【0061】ISP44は、配信業者42により登録等
される情報をデータベースに記憶して管理する。そし
て、ISP44では、このような管理情報に基づいて、
例えば各世帯45に設けられた会員であるユーザの端末
装置に対して各公共施設41の予約状況に関する情報や
広告情報を1日2回の割合でPush型で無線により配
信する。
【0062】また、本例のISP44では、端末装置に
送られた情報に関するユーザの利用状況を検出し、当該
検出結果に基づいてユーザによる情報の不利用が所定の
条件を満たした場合には、当該ユーザを会員から解約す
るとともに、以降の情報が当該ユーザの端末装置へ配信
されないように当該ユーザの端末装置に対する情報の配
信処理を停止させる。
【0063】各世帯45には、各ユーザの端末装置が設
けられている。そして、端末装置では、ISP44から
無線配信される情報(例えば各公共施設41に関する情
報や、広告情報等)を受信し、当該受信情報を画面に表
示出力すること等を行う。これにより、ユーザは、各公
共施設41に関して例えば常に最新の予約状況を知るこ
とができるとともに、例えばこれらの情報と関連する広
告の情報を閲覧等することもできる。なお、本例では、
各世帯45のユーザは、例えばパーソナルコンピュータ
や電話やファクシミリ(FAX)等を用いることで、各
公共施設41の利用予約を行うことができる。
【0064】以上のように、本例のシステムでは、ユー
ザにより(所定の条件を満たすほどに)利用されなくな
った情報が当該ユーザの端末装置に対して送信されなく
なるため、ユーザにとって希望しない(と考えられる)
情報の送信を(例えばユーザから見て自動的に)停止さ
せることができ、これにより、無駄な情報送信を省いて
情報送信を効率化することができる。
【0065】次に、図5には、Push型医療/介護情
報配信サービスシステムの一例を示してあり、同図に
は、当該システムを構成する要素として、市町村(○×
市町村)51や、配信業者52や、広告主・発信依頼者
53や、ISP54や、各世帯55を示してある。この
システムでは、例えば医療情報や介護情報を各世帯の住
民(ユーザ)に対してPush型で配信することによ
り、情報弱者に対しても医療情報等が十分に提供される
ことを徹底化し、住民へのサービスの向上を図ることが
できる。また、広告の情報を同時に配信することによ
り、地域経済の活性化を図ることもできる。
【0066】なお、本例のシステムでは、本発明に係る
情報送信システムに備えられる管理装置や端末装置の構
成や動作については、例えば上記図2に示した具体例の
場合と同様であるため、以下では、上記図2に示した場
合と異なる構成や動作について詳しく説明する。
【0067】市町村51は例えば住民(ユーザ)に対し
て各種のサービス情報を提供する者であり、このような
サービス情報としては、例えば休祭日に営業している病
院を案内する情報や、健康診断を案内する情報や、流感
に対する注意を呼びかける情報や、在宅療養訪問やその
日時に関する情報や、健康相談教室を案内する情報など
といったものがある。そして、市町村51は、このよう
なサービス情報を配信業者52に対して提供し、当該情
報を配信業者52に登録する。
【0068】また、広告主・発信依頼者53は、例えば
全世帯又は特定地域の世帯を対象として広告の情報を発
信する者であり、例えば各世帯55へ配信される情報内
容(商品や役務)と関連する広告の情報を発信する者で
あるのが好ましい。具体的には、本例の場合には、病院
や、医薬品メーカーや、プロパーや、介護サービス業者
や、医療機器メーカーや、医療機器を扱う商社や、ベッ
ドメーカーや、福祉機器メーカーや、福祉機器を扱う商
社等に関する広告情報が付加されるのが好ましい。そし
て、広告主・発信依頼者53は、送信を希望する広告情
報や送信を希望する地域に関する情報等を配信業者52
に対して提供し、例えば料金を支払って当該情報を配信
業者52に登録する。
【0069】配信業者52は、市町村51や広告主・発
信依頼者53から提供される情報等を、例えばISP5
4に設けられたデータベースに記憶して管理させる。こ
こで、本例では、例えば市町村51からの情報の配信を
申し込む等して会員となっているユーザに関する情報等
が管理情報に含まれる。また、市町村51は、通常、住
民(ユーザ)に関する各種の情報を管理しているため、
このような情報に基づいて健康診断案内等に関する情報
を所定の住民(例えば出生後に所定の期間が経過した者
など)に対して配信する依頼をすることもできる。
【0070】また、配信業者52は、例えば市町村51
や広告主・発信依頼者53からの依頼内容に基づいて、
各サービスに関する情報や広告情報を会員であるユーザ
の端末装置に対して配信する処理を実行するようにIS
P54に対して例えば料金を支払って依頼する。
【0071】ISP54は、配信業者52により登録等
される情報をデータベースに記憶して管理する。そし
て、ISP54では、このような管理情報に基づいて、
例えば各世帯55に設けられた会員であるユーザの端末
装置に対して各サービスに関する情報や広告情報を1日
1回の割合でPush型で無線により配信する。
【0072】また、本例のISP54では、端末装置に
送られた情報に関するユーザの利用状況を検出し、当該
検出結果に基づいてユーザによる情報の不利用が所定の
条件を満たした場合には、当該ユーザを会員から解約す
るとともに、以降の情報が当該ユーザの端末装置へ配信
されないように当該ユーザの端末装置に対する情報の配
信処理を停止させる。
【0073】各世帯55には、各ユーザの端末装置が設
けられている。そして、端末装置では、ISP54から
無線配信される情報(例えば市町村51からの情報や、
広告情報等)を受信し、当該受信情報を画面に表示出力
すること等を行う。これにより、ユーザは、例えば常に
最新の医療情報や介護情報を知ることができるととも
に、例えばこれらの情報と関連する広告の情報を閲覧等
することもできる。
【0074】なお、本例では、各世帯55のユーザは、
例えばパーソナルコンピュータや電話やファクシミリ等
を用いることで、各サービスに関する問い合わせを行う
こともでき、また、取得した情報や当該問い合わせに対
する返答内容等に基づいて医療機関等を訪問することな
どができる。
【0075】以上のように、本例のシステムでは、ユー
ザにより(所定の条件を満たすほどに)利用されなくな
った情報が当該ユーザの端末装置に対して送信されなく
なるため、ユーザにとって希望しない(と考えられる)
情報の送信を(例えばユーザから見て自動的に)停止さ
せることができ、これにより、無駄な情報送信を省いて
情報送信を効率化することができる。
【0076】また、図示や詳細な説明は省略するが、以
上に示した構成や動作と同様な構成や動作を実現する情
報送信システムをPush型不動産情報配信サービスシ
ステムやPush型求人情報配信サービスシステムやP
ush型遊休施設情報配信サービスシステムに適用する
こともでき、これにより、ユーザにとって希望しない
(と考えられる)情報の送信を(例えばユーザから見て
自動的に)停止させることで、無駄な情報送信を省いて
情報送信を効率化することができる。
【0077】一例として、Push型不動産情報配信サ
ービスシステムでは、当該システムを構成する要素とし
て、不動産に関する情報の提供者(情報提供者)や、配
信業者や、ISPや、各世帯といったものがある。この
システムでは、例えば移動を希望する住民や事業主(ユ
ーザ)に対して最新の不動産情報を定期的にPush型
で配信することにより、当該住民や当該事業主が移動前
の早い段階で欲しい不動産情報を入手することを実現す
ることができる。また、例えば配信される不動産情報の
種類(例えば不動産の場所や間取りや日時等)を情報受
信者自身が選択することもできる。
【0078】具体的には、情報提供者(例えば一戸建て
やアパートやマンションや店舗の提供者など)は配信業
者に対して不動産に関する情報(例えば家賃や間取り等
の情報)を提供し、例えば料金(広告料)を支払って当
該情報を配信業者に登録する。配信業者は、情報提供者
から提供される情報をISPのデータベースに記憶して
管理させ、また、情報提供者からの依頼内容に従って不
動産情報が各世帯のユーザの端末装置へ配信されるよう
にISPに対して配信依頼を行う。
【0079】そして、ISPは上記した依頼内容に基づ
いて不動産情報を各世帯のユーザの端末装置へ配信す
る。一方、端末装置では受信した不動産情報をユーザに
対して提示し、これにより、ユーザはリアルタイムな不
動産情報を入手することができる。
【0080】また、他の例として、Push型求人情報
配信サービスシステムでは、当該システムを構成する要
素として、求人を募集する企業(求人募集企業)や、配
信業者や、ISPや、企業・世帯といったものがある。
このシステムでは、例えば求人募集企業からの求人情報
を各企業や各世帯(各家庭)へ配信する。
【0081】具体的には、求人募集企業(例えばメーカ
ーや小売業者や商社など)は配信業者に対して求人に関
する情報を提供し、例えば無料で当該情報を配信業者に
登録する。配信業者は、求人募集企業から提供される情
報をISPのデータベースに記憶して管理させ、また、
求人募集企業からの依頼内容に従って求人募集情報が各
企業・世帯のユーザの端末装置へ配信されるようにIS
Pに対して配信依頼を行う。
【0082】そして、ISPは上記した依頼内容に基づ
いて求人情報を各企業・世帯のユーザの端末装置へ配信
する。一方、端末装置では受信した求人情報をユーザに
対して提示し、これにより、ユーザはリアルタイムな求
人情報を入手することができる。また、ユーザは、例え
ば配信業者に対して求人に対する応募を行うこともで
き、この場合、当該応募に関する情報が配信業者から求
人募集企業に通知され、求人募集企業では紹介料金を配
信業者に対して支払う。
【0083】また、他の例として、Push型遊休施設
情報配信サービスシステムでは、当該システムを構成す
る要素として、対象施設や、配信業者や、世帯個人や、
ISPや、各世帯といったものがある。このシステムで
は、例えばユーザ(住民)が対象施設の種類を予め設定
しておくことで、当該ユーザが使用を希望する対象施設
(最新の遊休設備等)に関する空き情報等が当該ユーザ
の端末装置へ定期的にPush型で配信され、これによ
り、ユーザは早い段階で当該対象施設を予約するか否か
或いは使用するか否かなどを判断することができる。
【0084】具体的には、対象施設(例えばホテル(宿
泊のための部屋や、会議のための会議室等)や、民間或
いは公共の会議室や、民間或いは公共のホールや、野球
場等といった各種の運動施設や、レストラン(座席等)
や、結婚式場や、宴会場など)は、(部屋等の)空き状
況や料金等に関する情報を配信業者に対して提供し、例
えば無料で当該情報を配信業者に登録する。
【0085】また、世帯個人(ユーザ)は、情報の配信
を希望する対象施設の種類等の情報を配信業者に対して
通知し、例えば無料で当該情報を配信業者に登録するこ
とができる。なお、このような配信の依頼は、例えばパ
ーソナルコンピュータや電話やファクシミリ等の種々な
手段により行うことができる。
【0086】配信業者は、対象施設から提供される情報
や世帯個人から通知される情報等を、例えばISPに設
けられたデータベースに記憶して管理させ、また、例え
ば対象施設や世帯個人からの依頼内容に基づいて、対象
施設に関する情報をユーザの端末装置に対して配信する
処理を実行するようにISPに対して例えば料金を支払
って依頼する。
【0087】そして、ISPは、配信業者により登録等
される情報をデータベースに記憶して管理し、また、こ
のような管理情報に基づいて、例えば各世帯に設けられ
たユーザの端末装置に対して当該ユーザが希望する対象
施設に関する情報を1日1回の割合でPush型で無線
により配信する。
【0088】一方、各世帯には、各ユーザの端末装置が
設けられており、端末装置では、ISPから無線配信さ
れる情報を受信し、当該受信情報を画面に表示出力する
こと等を行う。これにより、ユーザは、対象施設に関し
てリアルタイムな空き情報等を取得することができ、こ
のような情報に基づいて、対象施設の予約を申し込むか
どうか等の判断を行うことができる。
【0089】また、本例では、例えばパーソナルコンピ
ュータや電話やファクシミリを用いることで、ユーザが
対象施設に対して当該施設の予約の申し込み等を行うこ
とができるようになっており、このような申し込みがあ
ってユーザと対象施設との間の契約が成立した場合に
は、例えば対象施設では配信業者に対して成約時の料金
のX%(Xは任意に設定されてよい)を支払う。
【0090】なお、以上に示した実施形態では、上述の
ように、端末装置として電子ペーパーを用いた。図6に
は、電子ペーパー(e−pa)の利用形態の一例を示し
てある。この例では、電子ペーパーは、例えば各家庭に
設けられて、コンテンツ配信センタから送信される各種
の情報(興行情報や、道路渋滞情報や、天気予報(防
災)の情報や、テレビ番組表の情報や、映画の情報や、
得々情報(プレゼントや懸賞等の情報)や、料理レシピ
(献立)の情報や、レストランの情報など)を受信す
る。そして、電子ペーパーにより各種の情報を閲覧する
ユーザは、例えば所定の店の広告情報を受信した電子ペ
ーパーを持参して当該店で買い物をすること等により、
当該電子ペーパーの提示に対して割引等の特典を得るこ
とができ、これにより、店の顧客が増加して店の売上が
増加する等の効果を奏することができる。また、このよ
うな店では、例えば広告掲載料金や売上報酬をコンテン
ツ配信センタに支払う。
【0091】ここで、本発明に係る情報送信システムや
管理装置や端末装置の構成としては、必ずしも以上に示
したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示し
た具体例に限られず、本発明は種々な分野に適用するこ
とが可能なものである。
【0092】また、本発明に係る情報送信システムに備
えられる管理装置や端末装置により行われる各種の処理
としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハード
ウエア資源においてプロセッサがROMに格納された制
御プログラムを実行することにより制御される構成が用
いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するため
の各機能手段が独立したハードウエア回路として構成さ
れてもよい。また、本発明は上記の制御プログラムを格
納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM
等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体(記憶
媒体)として把握することもでき、当該制御プログラム
を記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実
行させることにより、本発明に係る処理を遂行させるこ
とができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る情報
送信システムや管理装置や情報送信方法や記憶媒体によ
ると、管理装置では、情報をユーザの端末装置に対して
送信し、送信した情報に関するユーザの利用状況を検出
し、当該検出結果に基づいてユーザによる情報の不利用
が所定の条件を満たしたことに応じて、当該ユーザの端
末装置に対する情報の送信を停止させるようにしたた
め、ユーザにとって希望しない(と考えられる)情報の
送信を(例えばユーザから見て自動的に)停止させるこ
とができ、これにより、無駄な情報送信を省いて情報送
信を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る情報送信システムの一構成例を
示す図である。
【図2】 Push型広告配信サービスシステムの一例
を示す図である。
【図3】 Push型企業間余剰在庫情報配信サービス
システムの一例を示す図である。
【図4】 Push型施設予約状況配信サービスシステ
ムの一例を示す図である。
【図5】 Push型医療/介護情報配信サービスシス
テムの一例を示す図である。
【図6】 電子ペーパーの利用形態の一例を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1・・管理装置、 2・・端末装置、 11・・情報送
信手段、12・・利用状況検出手段、 13・・情報送
信停止手段、14・・会員管理手段、 21、43、5
3・・広告主・発信依頼者、22、32、42、52・
・配信業者、 23、33、44、54・・ISP、2
4、45、55・・各世帯、 31・・余剰在庫保有企
業、34・・企業・世帯、 41・・各公共施設、 5
1・・市町村、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 BA01 BA07 BB10 BC18 BC20 BC23 BC25 BD01 BD02 BD07 BD08 BD09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理装置が情報をユーザの端末装置に対
    して送信する情報送信システムにおいて、 前記管理装置には、情報をユーザの端末装置に対して送
    信する情報送信手段と、 送信した情報に関するユーザの利用状況を検出する利用
    状況検出手段と、 前記利用状況検出手段の検出結果に基づいてユーザによ
    る情報の不利用が所定の条件を満たしたことに応じて、
    当該ユーザの端末装置に対する情報の送信を停止させる
    情報送信停止手段と、 を備えたことを特徴とする情報送信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報送信システムにお
    いて、 前記管理装置には、ユーザからの申し込みに応じて当該
    ユーザを会員として管理する会員管理手段を備え、 前記情報送信手段は情報を会員として管理されているユ
    ーザの端末装置に対して配信し、 前記情報送信停止手段はユーザによる情報の不利用が所
    定の条件を満たしたことに応じて、前記会員管理手段に
    より会員として管理されている当該ユーザを会員から解
    約し、当該ユーザの端末装置に対する情報の配信を停止
    させることを特徴とする情報送信システム。
  3. 【請求項3】 情報をユーザの端末装置に対して送信す
    る管理装置において、 情報をユーザの端末装置に対して送信する情報送信手段
    と、 送信した情報に関するユーザの利用状況を検出する利用
    状況検出手段と、 前記利用状況検出手段の検出結果に基づいてユーザによ
    る情報の不利用が所定の条件を満たしたことに応じて、
    当該ユーザの端末装置に対する情報の送信を停止させる
    情報送信停止手段と、 を備えたことを特徴とする管理装置。
  4. 【請求項4】 情報をユーザの端末装置に対して送信す
    る情報送信方法において、 ユーザの端末装置に対して送信した情報に関するユーザ
    の利用状況を検出し、当該検出結果に基づいてユーザに
    よる情報の不利用が所定の条件を満たしたことに応じ
    て、当該ユーザの端末装置に対する情報の送信を停止さ
    せることを特徴とする情報送信方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータに実行させるプログラムを
    前記コンピュータの入力手段が読取可能に記憶した記憶
    媒体において、 前記プログラムは、情報をユーザの端末装置に対して送
    信する処理と、送信した情報に関するユーザの利用状況
    を検出する処理と、当該検出結果に基づいてユーザによ
    る情報の不利用が所定の条件を満たしたことに応じて、
    当該ユーザの端末装置に対する情報の送信を停止させる
    処理とを前記コンピュータに実行させることを特徴とす
    る記憶媒体。
JP2000253797A 2000-08-24 2000-08-24 情報送信システム Pending JP2002077081A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039107A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Fuji Xerox Co Ltd 表示記録媒体
JP2013535727A (ja) * 2010-07-20 2013-09-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 広告を置き換える方法及び装置

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JP2006039107A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Fuji Xerox Co Ltd 表示記録媒体
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