JP2002076293A - キャパシタ及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

キャパシタ及び半導体装置の製造方法

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JP2002076293A JP2000265284A JP2000265284A JP2002076293A JP 2002076293 A JP2002076293 A JP 2002076293A JP 2000265284 A JP2000265284 A JP 2000265284A JP 2000265284 A JP2000265284 A JP 2000265284A JP 2002076293 A JP2002076293 A JP 2002076293A
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capacitor
semiconductor device
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insulating film
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Yoshihiro Mori
義弘 森
Yasutoshi Okuno
泰利 奥野
Akihiko Kotani
昭彦 皷谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Pt等の貴金属により構成されていても、酸
素雰囲気で熱処理しても凝集しない電極を有するキャパ
シタや半導体装置を提供する。 【解決手段】 Ptなどからなる下部電極11を形成し
た後、下部電極11内に、高温における剛性の低下を抑
制する機能を有する不純物例えば水素20を添加する。
その後、下部電極11の上に、BST膜などからなる容
量絶縁膜12を形成する際に、酸化性雰囲気下で高温に
さらされても、下部電極11の剛性の低下が抑制され、
下部電極11を構成するPtなどの金属の凝集による変
形が阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1対の電極間に誘
電体膜を介在させたキャパシタ、電極を要素として有す
る半導体装置の製造方法に係り、特に、電極の変形を防
止する対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高誘電体材料や強誘電体材料
を容量絶縁膜として用いたキャパシタの電極は、貴金属
や高融点金属によって構成されている。これは、高誘電
体材料や強誘電体材料は、一般には、形成時に化学反応
を利用することが多く、かつ、強い酸化性を有している
ことから、できるだけ化学的に安定な材料を電極材料と
して用いる必要があるからである。
【0003】例えば、五酸化タンタル(Ta25 )と
いう高誘電体材料を容量絶縁膜材料として用いる場合に
は、電極材料として、ルテニウム(Ru),タングステ
ン(W),モリブデン(Mo)等が用いられる。
【0004】また、バリウムストロンチウムチタンオキ
サイド(Ba1-X Srx TiO3 )(BST)を容量絶
縁膜材料として用いる場合には、電極材料としてRu、
二酸化ルテニウム(RuO2 ),白金(Pt),イリジ
ウム(Ir)等が用いられる。
【0005】さらに、強誘電体材料であるストロンチウ
ムビスマスタンタルオキサイド(SBT)や鉛ジルコニ
ウムチタンオキサイド(PZT)を容量絶縁膜として用
いる場合には、電極材料として、Pt,Ir,二酸化イ
リジウム(IrO2 )等が用いられる。
【0006】ここで、特開平11−74488号公報に
開示されている従来のBSTを用いたキャパシタの構造
について、図1を参照しながら説明する。このキャパシ
タは、DRAMのメモリセルの記憶容量部として機能す
るものである。図1に示されるように、DRAMメモリ
セルは、半導体基板100に、ゲート絶縁膜,ゲート電
極,ソース・ドレイン領域などを設けてなるMISFE
T構造を有するメモリセルトランジスタ(図示せず)
と、半導体基板100上に設けられた酸化珪素(SiO
2 )や窒化珪素(SiN)からなる層間絶縁膜106
と、層間絶縁膜106を貫通して半導体基板100(ソ
ース領域)に到達する接続孔を埋めるポリシリコンプラ
グ108と、ポリシリコンプラグ108の上に設けられ
たシリサイド層107(例えばコバルトシリサイド層)
と、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)からなるバ
リア層105と、バリア層105と層間絶縁膜106と
に跨って設けられたTiAlNからなる密着層104
と、密着層104の上に設けられたPtからなる下部電
極101と、下部電極101の上に設けられた厚み約3
0nmのBSTからなる容量絶縁膜102と、Ptから
なる上部電極103とを備えている。この下部電極10
1,容量絶縁膜102及び上部電極103を積層した部
分が記憶容量部となるキャパシタである。この第1の従
来例の構造においては、下部電極101が約500nm
の厚みを有していて十分な機械的強度を有しているが、
下部電極101を直接下地層(層間絶縁膜106やシリ
サイド層105)の上に形成すると、下地層との密着性
が弱く剥離のおそれがある。そこで、この例では、Ti
AlNからなる密着層104とバリア層105とを下部
電極101の下方に設けている。なお、バリア層105
は、ポリシリコンプラグ108の酸化を防止する機能を
も有している。
【0007】ここで、Pt膜は非常に化学的に安定な物
質であることから、厚み500nmのPt膜をパターニ
ングして図1に示すような下部電極101を形成するこ
とは非常に困難である。図1に示す例では、下部電極1
01の側面部も電極として機能しているが、下部電極1
01の面積を大きくしたり、より比誘電率の高い誘電体
材料により容量絶縁膜を構成すれば、下部電極の側面部
を広くしなくても十分な容量を確保できるため、下部電
極の厚みを薄くすることが可能である。図3は、このよ
うな薄膜化されたPt膜からなる下部電極101を有す
るDRAMメモリセルのキャパシタ構造の例を示す図で
ある。図3において、図1と同じ符号が付された部材は
図1における部材と同じものである。
【0008】また、微細化が進み、0.15μmルール
以下のデザインルールが採用されるDRAMメモリセル
においては、キャパシタの下部電極の厚みをより薄くす
る必要が生じる。図2は、下部電極の厚みを薄くするた
めのカップ型のキャパシタの構造を示す断面図である。
同図に示すように、この例では、図1に示す構造と同様
の,半導体基板100と、ポリシリコンプラグ108
と、シリサイド層107と、TiAlNからなるバリア
層105とを有している。さらに、層間絶縁膜106に
形成された凹部の側面及び底面に沿って形成されたTi
AlNからなる密着層114と、密着層114の上に設
けられたPt薄膜からなる下部電極111と、厚み約2
5nmのBST膜からなる容量絶縁膜111と、Ptか
らなる上部電極113とを備えている。ここで、メモリ
セルを微細化するためには、下部電極111は10〜2
0nm程度に薄くする必要がある。このため、下部電極
111は十分な機械的強度を有しておらず、下地層であ
る層間絶縁膜106によって強く支持されていなければ
ならない。したがって、下部電極111と層間絶縁膜1
06との密着性を確保するために、極薄のチタン膜を用
いた密着層114が設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者達の研究によると、図2や図3に示すようなPt薄膜
からなる下部電極においては、図1に示すような厚いP
t膜からなる下部電極においては生じなかった以下のよ
うな不具合が生じることがわかった。
【0010】図4,図5は、ぞれぞれ図2,図3に示す
構造を有するキャパシタを酸素雰囲気下で熱処理したと
きの構造の変化を示す断面図である。図4,図5に示す
ように、酸素雰囲気下での熱処理を経ることにより、下
部電極111,101を構成するPtの凝集が生じ、下
部電極111,101に空隙部Rvoが発生している。
【0011】キャパシタの製造工程においてこのような
酸素雰囲気下での熱処理に相当する工程は、容量絶縁膜
112,102を構成するBST膜を化学気層堆積法で
形成する工程や、その後にBST膜に酸素を供給するた
めのアニール工程などであり、これらの処理を省略する
ことはできない。したがって、図4,図5に示す空隙部
Rvoの発生を抑制するためには、Pt薄膜の構造自体を
酸素雰囲気下での熱処理に耐えうるものとする必要があ
る。
【0012】そこで、本発明者達は、Pt薄膜の構造を
改変するために、以下のような考察を行なった。
【0013】上述のような空隙部Rvoが生じるのは、P
t薄膜の強度が高温で低下する一方、Pt薄膜の表面張
力が大きいために、高温下ではPt薄膜が容易に水玉の
ように丸くなろうとすることに主な原因があると考えら
れる。また、大気圧で5〜20%程度の酸素を含む雰囲
気下では、400℃近辺で極めて大きな応力変化が発生
することがわかった。図6は、シリコンウエハ上に厚み
が約100nmのPt薄膜を形成したものを酸化を含む
雰囲気下で高温まで加熱していったときのPt薄膜中の
応力の変化をレーザ法により測定した結果を示す図であ
る。図6において、横軸は温度(℃)を表し、縦軸は引
張側を正としたときの応力(MPa)を表している。こ
こで、シリコンウエハ上にPt薄膜を形成したときのA
s.dep.の状態では、Pt薄膜には圧縮応力が印加
された状態と考えられる。ただし、図6における応力の
0点位置はレーザ法の測定原理上あまり正確でないの
で、このデータは応力の変化に大きな意味がある。ま
た、シリコンウエハを加熱すると、シリコンウエハより
もPt薄膜の方が熱膨張率が大きいので、応力が徐々に
圧縮方向に変化していくものと考えられるが、熱膨張率
の差による応力の変化はここでは無視して考察すること
にする。図6に示されるように、温度が約300℃を越
えると、Pt薄膜の応力が大きく変化し始める。そし
て、このような急激な応力の変化と空隙部の発生との間
に相関関係があることがわかった。つまり、Pt薄膜に
空隙部Rvoが発生する機構は、応力の急激な変化に応じ
て、グレインの移動,成長(合体)や転位(ディスロケ
ーション)の運動が活発になる結果、表面張力によって
Ptが部分的に凝集し、Pt薄膜の一部が密着層から剥
がれて丸まることにあると推定される。
【0014】本発明の目的は、キャパシタの電極を構成
するPtなどの材料自身の少なくとも高温における強度
の低下を抑制する手段を講ずることにより、電極の変形
等に起因する空隙部の発生を防止することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のキャパシ
タは、金属からなる第1の電極と、導体材料からなる第
2の電極と、上記第1,第2の電極間に介在する容量絶
縁膜とを備え、上記第1の電極は、高温における当該電
極の剛性の低下を抑制する機能を有する不純物を含んで
いる。
【0016】これにより、第1の電極が高温にさらされ
たときにも、剛性が高く維持されるので、電極の変形が
妨げられる。つまり、金属の凝集による空隙部の形成な
どの不具合を防止することができる。
【0017】上記第1の電極が白金族貴金属により構成
されていることにより、第1の電極が化学的な安定性を
有するので、キャパシタの信頼性や容量特性が高く維持
されることになる。
【0018】上記不純物が水素であることにより、第1
の電極中の原子と結合して金属原子の移動が抑制される
作用が生じるので、より効果的に第1の電極の変形を防
止することが可能となる。
【0019】上記容量絶縁膜は、酸化物系誘電体膜であ
る場合に、酸化物系誘電体膜の製造工程において電極が
酸化性雰囲気にさらされたときにも電極の変形が妨げら
れることになる。
【0020】第1の電極のもっとも薄い部位における厚
みは、100nm以下である場合に、本発明を適用する
と、特に大きな効果が得られる。
【0021】上記第2の電極が、高温における当該電極
の剛性の低下を抑制する機能を有する不純物を含んでい
ることにより、第2の電極の薄膜化を図りつつ、高い信
頼性を確保することができる。
【0022】本発明の第2のキャパシタは、貴金属又は
高融点金属からなる第1の電極と、導体材料からなる第
2の電極と、上記第1,第2の電極間に介在する容量絶
縁膜とを備え、上記第1の電極は水素を含んでいる。
【0023】これにより、貴金属又は高融点金属中にお
いて水素が金属原子と結合して原子の移動を抑制する作
用が生じるので、第1の電極の変形が防止されることに
なる。
【0024】本発明の第1の半導体装置の製造方法は、
貴金属又は高融点金属からなる電極を要素として有する
半導体装置の製造方法であって、上記電極を形成する工
程(a)と、上記電極を還元機能を有する雰囲気下で熱
処理する工程(b)とを含んでいる。
【0025】この方法により、電極が還元機能を有する
雰囲気下で処理されることにより、その後、酸化性雰囲
気下で処理されても、電極の部分的な酸化が抑制される
などの作用が生じ、電極の変形が抑制される。
【0026】上記工程(b)の後、上記電極の上に、キ
ャパシタ用の誘電体膜を形成する工程をさらに含むこと
により、この方法をキャパシタの形成に利用することが
できる。
【0027】上記工程(b)では、上記還元機能を有す
る雰囲気として水素を含む雰囲気下で熱処理を行なうこ
とが好ましい。
【0028】本発明の第2の半導体装置の製造方法は、
電極を要素として有する半導体装置の製造方法であっ
て、上記電極を形成する工程(a)と、上記電極を還元
機能を有する雰囲気下で熱処理する工程(b)と、上記
電極の上に、酸化物系絶縁膜を形成する工程(c)とを
含んでいる。
【0029】この方法により、工程(c)で酸化物系絶
縁膜を形成する際に、酸化性雰囲気下で高温に電極がさ
らされても、電極の部分的な酸化が抑制されるなどの作
用が生じ、電極の変形が抑制される。
【0030】上記工程(c)の後、上記酸化物系絶縁膜
の上に、キャパシタ用のもう1つの電極を形成する工程
をさらに含むことにより、本発明をキャパシタを有する
半導体装置の形成に利用することが可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】−本発明の基礎となる実験データ
− ここで、本発明者達は、以下に説明する実験データに基
づいて、Pt薄膜の強度の低下が水素等の軽元素の添加
によって抑制されることを見いだした。
【0032】図7は、シリコンウエハ上に厚みが約10
0nmのPt薄膜を形成したものを、数%の水素を含む
不活性ガス中において、大気圧下で、450℃〜500
℃程度の温度で5〜10分の間熱処理を施し、図6に示
す条件と同じ条件,つまり,酸素を含む雰囲気下で温度
を上昇させたときのPt薄膜中の応力の変化をレーザ法
により測定した結果を示す図である。図7において、横
軸は温度(℃)を表し、縦軸は引張側を正としたときの
応力(MPa)を表している。ここで、シリコンウエハ
上のPt薄膜を水素アニールすると、As.dep.時
の圧縮応力が印加された状態から引張応力が印加された
状態に変化すると考えられる。ただし、図7における応
力の0点はレーザ法の測定原理上あまり正確でないの
で、このデータは応力の変化に大きな意味がある。ま
た、シリコンウエハを加熱すると、シリコンウエハより
もPt薄膜の方が熱膨張率が大きいので、引張応力が徐
々に減少する方向に(応力が徐々に圧縮方向に)変化し
ていくものと考えられるが、熱膨張率の差による応力の
変化はここでは無視して考察することにする。図7に示
すように、水素アニール処理を行なった場合には、加熱
温度を高くしていっても、図6に示すような急激な応力
の変化は生じていない。
【0033】このように、急激な応力の変化が生じない
理由は必ずしも解明されているわけではないが、このよ
うに、急激な応力の変化が生じないことで、酸素を含む
雰囲気中でPt薄膜を加熱しても、Pt薄膜に大きな力
が作用することがなく、Pt薄膜の凝集,はがれなどが
防止されるものと考えられる。
【0034】一方、水素の添加によってPt薄膜の強度
がある程度強化されていると考えられる。すなわち、P
t薄膜内に導入された水素のかなりの部分は、温度の上
昇に伴いPt薄膜外に放出されるが、水素のすべてが放
出されるわけではなくPt薄膜中にもある程度残存す
る。そして、Pt薄膜中に残存する水素は、一般的な不
純物がそうであるように、グレインバウンダリや転位の
近傍などの欠陥部分に偏析する傾向が大きいはずであ
る。そうすると、グレインバウンダリに偏析した水素に
よりグレインの移動,成長(合体)などが妨げられ、転
位の近傍に入り込んだ水素により、転位(ディスロケー
ション)がピン止めされて転位の運動が妨げられるのが
生じると考えるのは、十分合理性がある。特に、水素は
Ptなどの金属原子と結晶格子内で結合するので、上述
のような転位の運動やグレインの移動の妨害機能は大き
いものと考えられる。そして、Pt薄膜中における転位
の固着,グレインのモビリティの低下などにより、Pt
薄膜の強度が高温でも高く維持されるものと考えられ
る。
【0035】また、水素の添加によって水素とPtとが
結合する結果、Ptの表面張力が小さくなり、Ptを凝
集させようとする力が小さくなっていることも、Ptの
急激な応力の変化が生じない原因の1つと考えられる。
少なくとも水素の添加によってPtの仕事関数が低下す
るので、このような表面状態の変化が水素処理を行なっ
ていないPtとの特性の差となって現れている可能性が
ある。
【0036】図8は、厚みが100nmのPt薄膜を処
理条件を変えてウエハ上に形成したものについて、マイ
クロビッカース法を用いてヤング率を測定した結果を示
す図である。同図において、横軸はマイクロビッカース
針の押し込み深さ(nm)を表し、縦軸はヤング率(G
Pa)を表している。つまり、マイクロビッカース針の
押し込み亮が大きいと測定値に下地層のヤング率の影響
が現れる一方、マイクロビッカース針の押し込み深さが
小さいと測定値のバラツキが大きいことから、押し込み
深さを変えて測定の信頼性を確保している。同図からわ
かるように、サンプルS−1(As dep.(堆積し
たままのもの)及びH2 下におけるアニールを施したも
の)がもっともヤング率が高く、サンプルS−2(H2
+O2 雰囲気下におけるアニールを施したもの)がそれ
に続き、サンプルS−3(O2 下におけるアニールを施
したもの)がもっともヤング率が低い。サンプルS−3
のもののヤング率が低いのは酸性雰囲気下における処理
によってグレインが粗大化しているためと考えられる。
実際のキャパシタの製造工程では、Pt薄膜の上にBS
T膜を形成する際に、酸化性雰囲気下で高温に維持され
るので、BST薄膜の形成時にはサンプルS−3の処理
に近い処理がPt薄膜に対して施されるものと考えられ
る。したがって、サンプルS−1のうちのH2 アニール
が施されたものにより、堆積したまま(As de
p.)のものからヤング率(剛性)の低下が生じないこ
とが確認された。言い換えると、従来の製造工程におけ
るPt薄膜よりもヤング率が向上していることになる。
そして、このようなヤング率が高く維持されていること
と、上述のような急激な応力の変化がないことにより、
BST膜を形成する際に、Pt薄膜の凝集による空隙部
Rvoの発生(図4,図5参照)が防止されるものと推測
される。
【0037】 −本発明の効果を得ることができる材料− 上述のようなPt薄膜の剛性の向上効果は、Pt以外の
金属,例えば白金系貴金属であるイリジウム(Ir),
ルテニウム(Ru),ロジウム(Rh),パラジウム
(Pd)やそれらの合金にも同様に生じうる。また、タ
ングステン(W),タンタル(Ta),チタン(T
i),バナジウム(V),ニオブ(Nb),クロム(C
r),ジルコニウム(Zr),ハフニウム(Hf)等の
いわゆる高融点金属(リフラクトリ金属)及びそれらの
合金などにおいても、同様の効果が生じうる。ただし、
本発明者達の行なった実験においては、これらの金属膜
の厚みが100nmを越えると、水素処理を行なわなか
った場合でも、図4,図5に示すような金属膜の凝集に
よる空隙部の発生は見られなかった。そのため、金属膜
厚みが100nmを越える場合には、本発明を適用する
意義があまりないと考えられる。
【0038】また、添加する不純物としては、水素以外
に、ベリリウム(Be),硼素(B)などの軽元素が挙
げられる。これらの軽元素は、昇温して気化させたり、
蒸気圧の高い化合物に対して蒸発させたりすることがで
きるので、下部電極の形成後に気相から供給することが
できる。また、その他の方法としては、イオン注入によ
りPt薄膜中にこれらの元素を導入することもできる。
この場合は、不純物の導入量や導入部位を容易に制御す
ることができるので、非熱平衡状態とすることができ
る。
【0039】また、本発明は、Ptなどの電極上に、B
ST,SBT,PZTなどのペロブスカイト系の高誘電
体膜又は強誘電体膜や、Ta25 ,ZrO2 ,TiO
2 などの高誘電体膜を形成する場合に特に効果が大き
い。これらの膜の形成は、強い酸化性雰囲気で行なわれ
ることが多いからである。
【0040】−製造方法の実施例− 図9(a)〜(c)は、本発明に基づく半導体装置特に
キャパシタの製造方法の実施例を示す断面図である。
【0041】図9(a)に示す工程では、例えば直径が
8インチのウエハ状の半導体基板10の上には、例えば
DRAMにおいてはゲート電極,ソース・ドレイン領域
などからなるメモリセルトランジスタが形成されてい
る。そして、まず、CVD法により、半導体基板10の
上にSiO2 やSiNからなる下部層間絶縁膜16aを
形成し、フォトリソグラフィー及びドライエッチングに
より、この下部層間絶縁膜16aを貫通して半導体基板
10の一部(DRAMでは、メモリセルトランジスタの
ソース領域)に到達する接続孔を形成する。そして、接
続孔を埋めるポリシリコン膜からなるポリシリコンプラ
グ18を形成した後、その表面部をシリサイド化してシ
リサイド層17を形成する。さらに、接続孔内のシリサ
イド層17の上にTiAlNからなるバリア層15を形
成する。この時点で、ポリシリコンプラグ18は直接或
いは他の導体を介してメモリセルトランジスタの活性領
域(ソース領域)に電気的に接続されている。
【0042】次に、基板上に、CVD法により、SiO
2 やSiNからなる上部層間絶縁膜16bを形成し、フ
ォトリソグラフィー及びドライエッチングにより、この
上部層間絶縁膜16bを貫通してポリシリコンプラグ1
8の直上部に到達する凹部20を形成する。この凹部2
0の径は例えば0.4μmで、下部層間絶縁膜16aに
形成した接続孔の径は例えば0.15μmである。そし
て、スパッタリング法により、凹部20の内壁から上部
層間絶縁膜16bに亘る領域上に、密着層となる極薄の
Ti膜14xを形成した後、スパッタリング法により、
Ti膜14xの上に厚み約20nm(最薄部)のPt薄
膜11xを形成する。
【0043】次に、図9(b)に示す工程で、Pt薄膜
11x及びTi膜14xのうち凹部20内に位置する部
分以外の部分を除去して、下部電極11及び密着層14
をそれぞれ形成する。そして、H2 を4%含むアルゴン
ガス中で、500℃,5分間の条件でアニールを行な
う。この過程で、水素21がPt薄膜からなる下部電極
11内に導入される。
【0044】次に、図9(c)に示す工程で、約500
℃の酸化雰囲気下で、MOCVD法などにより、厚み2
5〜30nm程度のBSTからなる容量絶縁膜12を形
成する。その際、下部電極11内に微量の水素が導入さ
れていることから、下部電極11を構成するPtの凝集
が生じず、図4,図5に示すような空隙部Rvoは生じる
ことがない。次に、BSTの結晶化のために、酸素を含
む雰囲気で約600℃程度の温度で熱処理をするが、こ
のときにも下部電極11を構成するPtの凝集は見られ
ない。その後、スパッタリング法により、容量絶縁膜1
2の上に、白金からなる上部電極13を形成する。
【0045】なお、本実施例では、図9(b)に示す工
程で、Pt薄膜11x及びTi膜14xのうち凹部20
内に位置する部分以外の部分を除去して下部電極11及
び密着層14を形成した後、水素を含むアルゴン雰囲気
での熱処理を行なったが、この順番を逆にしても、本発
明の効果が得られることは言うまでもない。
【0046】また、ここでは、凹部の壁面上に下部電極
を形成した例について説明したが、図3に示すような平
板上の下部電極を有するキャパシタについても、本実施
例と基本的に同じ水素アニール処理を施すことができる
ことは言うまでもない。
【0047】さらに、本実施形態においては、下部電極
のみ水素アニール処理を行なったが、上部電極を100
nm以下に薄くする場合には、上部電極を形成後に水素
アニール処理を行なうことにより、後工程などにおける
上部電極中の金属の凝集などによる変形を抑制すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、凝集が起き難い電極が
容易に形成でき、高誘電体膜と貴金属或いは高融点金属
を用いたキャパシタの実現に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のBSTを用いたキャパシタの構造を示す
断面図である。
【図2】下部電極の厚みを薄くするためのカップ型のキ
ャパシタの構造を示す断面図である。
【図3】薄膜化されたPt膜からなる下部電極を有する
DRAMメモリセルのキャパシタ構造の例を示す図であ
る。
【図4】図2に示す構造を有するキャパシタを酸素雰囲
気下で熱処理したときの構造の変化を示す断面図であ
る。
【図5】図3に示す構造を有するキャパシタを酸素雰囲
気下で熱処理したときの構造の変化を示す断面図であ
る。
【図6】シリコンウエハ上にPt薄膜を形成したままの
ものを高温まで加熱していったときのPt薄膜中の応力
の変化を示す図である。
【図7】シリコンウエハ上にPt薄膜を形成した後水素
処理を行なったものを高温まで加熱していったときのP
t薄膜中の応力の変化を示す図である。
【図8】Pt薄膜を処理条件を変えてウエハ上に形成し
たものについて、マイクロビッカース法を用いてヤング
率を測定した結果を示す図である。
【図9】(a)〜(c)は、本発明に基づく半導体装置
特にキャパシタの製造方法の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 下部電極 11x Pt薄膜 12 容量絶縁膜 13 上部電極 14 密着層 14x Ti膜 15 バリア層 16a 下部層間絶縁膜 16b 上部層間絶縁膜 17 シリサイド層 18 ポリシリコンプラグ 20 凹部 21 水素
フロントページの続き (72)発明者 皷谷 昭彦 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 Fターム(参考) 5F038 AC05 AC15 EZ14 EZ17 EZ20 5F083 AD24 AD42 GA19 JA02 JA06 JA14 JA15 JA35 JA36 JA38 JA39 JA40 JA60 MA05 MA06 MA17 PR18 PR33

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属からなる第1の電極と、 導体材料からなる第2の電極と、 上記第1,第2の電極間に介在する容量絶縁膜とを備
    え、 上記第1の電極は、高温における当該電極の剛性の低下
    を抑制する機能を有する不純物を含んでいることを特徴
    とするキャパシタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャパシタにおいて、 上記第1の電極は、白金族貴金属により構成されている
    ことを特徴とするキャパシタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のキャパシタにおい
    て、 上記不純物は、水素であることを特徴とするキャパシ
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載
    のキャパシタにおいて、 上記第1の電極のもっとも薄い部位における厚みは、1
    00nm以下であることを特徴とするキャパシタ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載
    のキャパシタにおいて、 上記容量絶縁膜は、酸化物系誘電体膜であることを特徴
    とするキャパシタ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載
    のキャパシタにおいて、 上記第2の電極は、高温における当該電極の剛性の低下
    を抑制する機能を有する不純物を含んでいることを特徴
    とするキャパシタ。
  7. 【請求項7】 貴金属又は高融点金属からなる第1の電
    極と、 導体材料からなる第2の電極と、 上記第1,第2の電極間に介在する容量絶縁膜とを備
    え、 上記第1の電極は水素を含んでいることを特徴とするキ
    ャパシタ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のキャパシタにおいて、 上記第1の電極のもっとも薄い部位における厚みは、1
    00nm以下であることを特徴とするキャパシタ。
  9. 【請求項9】 請求項8又は9記載のキャパシタにおい
    て、 上記容量絶縁膜は、酸化物系誘電体膜であることを特徴
    とするキャパシタ。
  10. 【請求項10】 貴金属又は高融点金属からなる電極を
    要素として有する半導体装置の製造方法であって、 上記電極を形成する工程(a)と、 上記電極を還元機能を有する雰囲気下で熱処理する工程
    (b)とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体装置の製造方
    法において、 上記工程(b)の後、上記電極の上に、キャパシタ用の
    誘電体膜を形成する工程をさらに含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載の半導体装置
    の製造方法において、 上記工程(b)では、上記還元機能を有する雰囲気とし
    て水素を含む雰囲気下で熱処理を行なうことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 電極を要素として有する半導体装置の
    製造方法であって、 上記電極を形成する工程(a)と、 上記電極を還元機能を有する雰囲気下で熱処理する工程
    (b)と、 上記電極の上に、酸化物系絶縁膜を形成する工程(c)
    とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体装置の製造方
    法において、 上記工程(b)では、上記還元性雰囲気として水素を含
    む雰囲気下で熱処理することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。上記工程(c)の後、上記酸化物系絶縁膜の
    上に、キャパシタ用のもう1つの電極を形成する工程を
    さらに含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14記載の半導体装置
    の製造方法において、 上記工程(b)では、上記還元機能を有する雰囲気とし
    て水素を含む雰囲気下で熱処理を行なうことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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