JP2002076148A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法、レチクル - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法、レチクル

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JP2002076148A JP2000261430A JP2000261430A JP2002076148A JP 2002076148 A JP2002076148 A JP 2002076148A JP 2000261430 A JP2000261430 A JP 2000261430A JP 2000261430 A JP2000261430 A JP 2000261430A JP 2002076148 A JP2002076148 A JP 2002076148A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルアレイ端部での寸法バラツキに起
因する不良を抑制し、高歩留りおよび高信頼性を実現で
きる不揮発性半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 複数の素子分離領域16と、素子分離領
域16に囲まれた複数の素子領域12と、複数の浮遊ゲ
ート電極18と、制御ゲート電極22と、から構成され
たメモリセルアレイを少なくとも具備する不揮発性半導
体記憶装置である。メモリセルアレイの端部での素子分
離領域幅が内部よりも大きく(T>T)、かつ、メ
モリセルアレイの端部での浮遊ゲート電極間隔が内部よ
り大きくなっている(S>S)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷蓄積層として
浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装置に係り、特
に、その不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、半導体メモリやマイクロプロセッ
サ等の半導体装置の製造工程では、光リソグラフィが用
いられる。光リソグラフィは、レチクル上に描画された
半導体装置のパターンを、半導体基板上に転写する技術
である。この技術では、パターンを形成したレチクルに
光線を照射し、その光線を光学系を介して半導体基板上
に投影する。その投影によって、半導体基板表面のフォ
トレジストは露光され、レチクルのパターンが半導体基
板上に転写される。
【0003】近年、半導体装置の高集積化、低コスト化
等を目的として、半導体装置の微細化が進められてい
る。この微細化のためには、光リソグラフィにより形成
されるパターンの微細化を実現することがまず必要とな
る。
【0004】一般に、縮小投影露光装置に用いられてい
るレンズの解像度Rと焦点深度DOFとの関係は、次の
レイリーの式で表わされる。
【0005】R=k(λ/NA)…(1) DOF=k(λ/NA)…(2) ここで、λは光源の波長、NAはレンズの開口率、
,kはレジストの性能、下地基板の材料等によっ
て決定される比例定数である。上記の(1)式から分か
るように、解像度Rを向上(小さく)させるためには、
すなわち、微細なパターンを解像するためには、まず、
波長を短くすることが有効である。露光装置の光源とし
て従来では、波長365nmのi線が一般に用いられて
いたが、より微細なパターンを形成するため、現在で
は、波長248nmのKrFエキシマレーザが使用され
るようになって来ている。
【0006】そして、より微細化を進めるためには、
より短波長の光源を用いること、開口率NAを増加さ
せること(高NA化)、あるいはk,kを小さく
すること、が必要となる。これらのうち、上記のの短
波長の光源としては、波長193nmのArFエキシマ
レーザが有望視されている。しかしながら、ArFエキ
シマレーザ用の光学系やフォトレジスト等の開発は現実
には困難であり、まだ実用化には至っていない。また、
上記ののk,kは、レジストやプロセスの改良に
より、ある程度は小さくできるものの、一般には0.4
〜0.5程度が限界となっている。さらに、上記のの
高NA化に関しては、大面積を露光できる高NAレンズ
の加工は困難であることから現実的ではない。その上、
実際の露光では、焦点深度をある程度以上確保する必要
があるが、上記の(2)式より明らかなように、高NA
化を進めると焦点深度が低下してしまう。したがって、
この点からも高NA化は困難である。
【0007】このように、光源の波長、レンズの開口
率、プロセスの改善だけでは、解像度Rの向上には限界
がある。そこで、解像度Rをさらに高める技術として、
ハーフトーン位相シフトレチクルの使用や、変形照明と
いった、いわゆる超解像技術が用いられるようになって
来ている。以下、ハーフトーン位相シフトレチクルおよ
び変形照明について順に説明する。
【0008】通常のレチクルは、ラインパターン部のフ
ォトレジストが露光されないように、クロム等でライン
パターン部の光が遮断されるように形成されている。こ
れに対して、ハーフトーン位相シフトレチクルでは、ラ
インパターン部においても完全に光を遮断することはし
ない。たとえば、光を完全に遮断するクロム等の替わり
に、透過係数3〜10%の半透明の膜を利用し、さら
に、その半透明膜を通過する光の位相が、通常透過光の
位相から180度ずれるように構成される。このような
構成から、ラインパターン部を通過する光とスペースパ
ターン部を通過する光との間に干渉が生じ、ラインパタ
ーン部とスペースパターン部との境界における光強度は
急峻な分布を持つことになる。そして、その急峻な光強
度分布によって、ラインパターン部とスペースパターン
部との間の解像度Rの向上が実現される。
【0009】一方、変形照明は、光源の中心付近を遮光
するアパーチャの設置によって、斜め方向に入射する光
のみをレチクルに照射する方法である。通常の照明方法
の場合、光源からレチクルに照射された光は、0次光
と、回折によって生じる±1次光とが投影されることに
よって、半導体基板上に光学像を結像する。これに対
し、変形照明の場合、上記の±1次光のうちのいずれか
一方のみが投影されることになる。変形照明では、この
一方の1次光と0次光とから成る2つの光束を用いて結
像することで、解像度Rを向上させる。
【0010】上述したような超解像技術は、たとえば、
半導体メモリのメモリセルアレイのような、周期的に配
置されたパターンに対しては、非常に有効な技術であ
る。しかしながら、メモリセルアレイの端部のように、
非周期的なパターンに対しては、あまり有効な技術とは
なり得ない。というのは、非周期的なパターンにおいて
は、光の回折や、光の干渉の様相が、周期的なパターン
の場合とは異なるからである。このため、メモリセルア
レイの端部付近では、アレイの内部と比べて、露光量や
露光装置のフォーカスに対する加工裕度が小さくなって
しまう。したがって、露光量やフォーカスにズレが生じ
た場合、メモリセルアレイ端部のパターンは、その内部
パターンと比べて、その寸法変動が大きくなってしま
う。
【0011】この寸法変動は、次のような問題点を招く
ことになる。図19は、従来技術に係る不揮発性半導体
記憶装置のメモリセルアレイの主要部を示す図であり、
(b)はその平面図、(a)は(b)の線A−Aに関す
る断面図である。図19に示すように、この従来の不揮
発性半導体記憶装置では、素子領域12の上部に、ゲー
ト絶縁膜14を介して、複数の浮遊ゲート電極18が配
置されている。浮遊ゲート18それぞれは、素子分離領
域16の上方の位置で分断されており、メモリセル24
ごとに分離されている。複数の浮遊ゲート電極18の上
部には、ゲート間絶縁膜20を介して、複数の制御ゲー
ト電極22が配置されている。
【0012】図19に示したメモリセルアレイを有する
不揮発性半導体記憶装置は、電気的にデータの書き込み
・消去が可能であり、一般に、EEPROM(Electrically Er
asable and Programmable ROM)と呼ばれる半導体メモリ
である。EEPROMのメモリセルは、通常、浮遊ゲート電極
18と制御ゲート電極22が積層されたゲート電極構造
を有するMOSトランジスタから成り、浮遊ゲート電極
18は電気的に浮遊し、その周囲は、ゲート間絶縁膜2
0等によって絶縁されている。この浮遊ゲート電極18
に電荷を注入したり、あるいは浮遊ゲート電極18から
電荷を放出させることにより、“1”または“0”レベ
ルのデータの記憶が実現される。より具体的には、制御
ゲート電極22と素子領域12との間への電位の印加に
よって、浮遊ゲート電極18に対する電荷の出し入れが
実現される。そして、その電荷の有無によって、メモリ
セルを構成するMOSトランジスタのしきい値が変動
し、そのしきい値の変化分の有無を上記の“1”、
“0”レベルに対応させる。浮遊ゲート電極18に対す
る電荷の出し入れは、通常、ゲート絶縁膜14あるいは
ゲート間絶縁膜20を流れるFNトンネル電流またはホ
ットキャリア注入によって行なわれる。
【0013】次に、図20乃至図24を用いて、図19
に示した従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法につ
いて説明する。なお、図20乃至図24において、
(b)は平面図、(a)は(b)の断面図を示すものと
する。
【0014】まず最初に、図20に示すように、半導体
基板10の上部にバッファ酸化膜26、エッチングマス
ク材(たとえば、窒化シリコン膜)28を順次堆積す
る。そして、フォトリソグラフィ技術により、図19の
素子領域12が形成される領域の上部にフォトレジスト
パターン30を形成する。ここで、メモリセルアレイ端
部および内部のいずれであっても、フォトレジストパタ
ーン30のライン幅はL 、スペースはTである。
【0015】次に、図20のフォトレジストパターン3
0をエッチングマスクとして、窒化シリコン膜28を除
去する。続いて、図21に示すように、パターニングさ
れた窒化シリコン膜28をエッチングマスクとして、バ
ッファ酸化膜26および半導体基板10を順次除去し、
複数の溝(トレンチ)32を形成する。そして、複数の
溝32の内部に絶縁膜を埋め込み、複数の素子分離領域
16を形成する。
【0016】次に、図21の残存する窒化シリコン膜2
8およびバッファ酸化膜26を順次除去した後、図22
に示すように、素子領域12の上部にゲート絶縁膜14
を形成する。そして、ゲート絶縁膜14形成後、半導体
基板10全面に図19の浮遊ゲート電極18を構成する
導電材18aを堆積する。そして、図23に示すよう
に、導電材18aの上部に、フォトレジストパターン3
4を形成する。ここで、メモリセルアレイ端部および内
部のいずれであっても、フォトレジストパターン34の
スペースはSである。
【0017】次に、図23のフォトレジストパターン3
4をエッチングマスクとして、導電材18aを除去した
後、図24に示すように、フォトレジストパターン34
を除去する。そして、図19のゲート間絶縁膜20、制
御ゲート電極22を順次形成すれば、図19に示した不
揮発性半導体記憶装置が完成する。なお、図示はしない
が、制御ゲート電極22形成後、層間絶縁膜形成工程、
配線工程等が順次行なわれる。
【0018】次に、図19乃至図24に示した従来技術
に係る不揮発性半導体記憶装置の問題点について説明す
る。図25は、図20乃至図24に示した、図19の不
揮発性半導体記憶装置の製造工程で用いられるレチクル
上のパターンの主要部を示す図であり、(a)は図20
のフォトレジストパターン30を半導体基板10上に転
写するレチクルに相当し、(b)は図23のフォトレジ
ストパターン34を半導体基板10上に転写するレチク
ルに相当する。なお、一般に、光リソグラフィは縮小投
影露光を採用するため、レチクルパターンの寸法は半導
体基板上に転写されるパターンの寸法の4倍乃至5倍程
度の値を持っている。たとえば、半導体基板上に0.1
5μmのレジストパターンを形成する場合、レチクルパ
ターンの寸法は0.6μm乃至0.75μm程度とな
る。以下では、説明の簡単化を図るため、レチクルパタ
ーンの寸法と、そのレチクルパターンによって転写され
たフォトレジストパターンの寸法とは、同一であるとす
る。
【0019】たとえば、図25(a)に示したレチクル
には、Lのライン幅、Tのスペースを有するライン
・アンド・スペースパターンが描画されている。上述し
たように、メモリセルアレイの端部付近では、アレイ内
部よりも露光量や露光装置のフォーカスに対する加工裕
度が小さく、所望のパターンを形成することが困難であ
る。たとえば、露光量や露光装置のフォーカスにズレが
生じた場合、メモリセルアレイの端部付近のパターン
は、アレイ内部のパターンと比較して、その寸法変動は
大きいものとなる。特に、超解像技術を利用した場合、
その傾向は顕著となる。このため、メモリセルアレイ端
部に位置するメモリセル、あるいは、アレイ端部付近に
位置する複数のメモリセルを、電気的に使用しないダミ
ーセルとするのが一般的である。それにより、アレイ端
部付近の寸法バラツキは許容されることになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、アレイ端部付近の寸法バラツキは、次のような不良
をメモリセルアレイに引き起こす要因となり得るもので
ある。たとえば、図26は、図19の不揮発性半導体記
憶装置の製造工程を示す断面図であり、図20と同じ工
程に対応するものである。図26の場合、アレイ端部の
フォトレジストパターン30aが、他のパターン30と
比べて、細く形成されている。そして、このアレイ端の
パターン30aは、その細さから安定性に欠け、その後
の工程において倒れてしまう危険性がある。たとえば、
露光後の現像工程で倒れてしまうと、その倒れたパター
ン30aをエッチングマスクとしてエッチングが実行さ
れてしまい、その結果、半導体基板10上には、誤った
パターンが形成されることになる。
【0021】また逆に、露光量や露光装置のフォーカス
のズレによって、アレイ端部のフォトレジストパターン
が、他のパターンと比べて、太く形成されてしまう場合
もあり得る。図27は、図19の不揮発性半導体記憶装
置の製造工程を示す断面図であり、図20と同じ工程に
対応するものである。また、図28は、図19の不揮発
性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図であり、図2
7のエッチング後に対応するものである。図27の場
合、アレイ端部のフォトレジストパターン30bが、他
のパターン30と比べて、太く形成されている。この場
合、このフォトレジストパターン30,30bをエッチ
ングマスクとして窒化シリコン膜28を除去し、さらに
窒化シリコン膜28をエッチングマスクとしてバッファ
酸化膜26および半導体基板10を除去すると、図28
に示すように、アレイ端部の溝32aの幅が、アレイ内
部の溝32の幅と比べて、狭くなってしまう。このた
め、これら溝32,32aの内部に絶縁膜を埋め込む際
に、幅の狭い溝32aの埋め込みが、他の溝32と比べ
て、不十分となり易い。その結果、後の工程におけるダ
スト発生の原因になったり、図19の制御ゲート電極2
2間での短絡(ショート)を招いてしまうおそれもあ
る。
【0022】さらに、図28に示した溝32,32aの
形成によって、次のような問題点が新たに生じてしま
う。図29は、図19の不揮発性半導体記憶装置の製造
工程を示す断面図であり、図23と同じ工程に相当する
ものである。また、図30は、図19の不揮発性半導体
記憶装置の製造工程を示す断面図であり、図24と同じ
工程に相当するものである。図29では、アレイ端部の
素子領域12aの幅が、他の素子領域12と比べて、大
きく形成されている。そして、レチクルの位置合わせズ
レ等によって、フォトレジストパターン34の配置にズ
レが生じている。このため、素子領域12a上にパター
ン34のスペースが配置されている。このフォトレジス
トパターン34を用いて導電材18aをエッチングした
場合、図30に示すように、ゲート絶縁膜14や素子領
域12aまでもエッチングされてしまい、基板やられ4
2が発生し、不良の原因となってしまう。さらに、アレ
イ端部では、露光量やフォーカスのバラツキに対する加
工裕度が小さいため、上記の現象がより顕著となる。
【0023】本発明は、このような課題を解決し、メモ
リセルアレイ端部での寸法バラツキに起因する不良を抑
制し、高歩留りおよび高信頼性を実現できる不揮発性半
導体記憶装置およびその製造方法を提供することを目的
とする。
【0024】本発明の他の目的は、高歩留りおよび高信
頼性の不揮発性半導体記憶装置を製造するための露光工
程で用いられるレチクルを提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、半導体基板の主面に配置された複数の素
子分離領域と、その半導体基板の主面に配置され、素子
分離領域に囲まれた複数の素子領域と、素子領域の上部
に配置された複数の浮遊ゲート電極および制御ゲート電
極とを有するメモリセルアレイを少なくとも具備し、メ
モリセルアレイの端部での素子分離領域幅が内部よりも
大きく、かつ、アレイの端部での浮遊ゲート電極間隔が
内部よりも大きい不揮発性半導体記憶装置であることを
第1の特徴とする。さらに、本発明の第1の特徴では、
メモリセルアレイの端部での素子領域幅が内部より大き
くても良い。
【0026】本発明の第2の特徴は、浮遊ゲート電極を
有する不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを半
導体基板上に転写するために用いられ、基板と、その基
板の主面上に配置されたパターンと、を少なくとも具備
し、そのパターンは、メモリセルアレイの端部での素子
領域幅が内部よりも大きくなるように規定された第1の
パターン、アレイの端部での素子分離領域幅が内部より
も大きくなるように規定された第2のパターン、およ
び、アレイの端部での浮遊ゲート電極間隔が内部よりも
大きくなるように規定された第3のパターン、のうちの
いずれかであるレチクルであることである。
【0027】本発明によれば、メモリセルアレイ端部で
の寸法変動に起因する従来技術の問点を回避することが
可能となる。このため、歩留りを向上させ、高信頼性の
不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。以下の図面の記載におい
て、同一または類似の部分には同一または類似の符号が
付してある。
【0029】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリ
セルアレイの主要部を示す図であり、(b)はその平面
図、(a)は(b)の線A−Aに関する断面図である。
この第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置で
は、図19と同様、素子領域12の上部に、ゲート絶縁
膜14を介して、複数の浮遊ゲート電極18が配置され
ている。浮遊ゲート18それぞれは、素子分離領域16
の上方の位置で分断されており、メモリセル24ごとに
分離されている。複数の浮遊ゲート電極18の上部に
は、ゲート間絶縁膜20を介して、複数の制御ゲート電
極22が配置されている。複数のメモリセル24は、縦
横のアレイ状に配置されており、素子分離領域16を挟
んで隣接するメモリセル24の制御ゲート電極22は互
いに接続されている。
【0030】本発明の第1の実施の形態では、さらに、
素子分離領域16の幅が、次の条件を満足するように設
定される。すなわち、メモリセルアレイの端部における
素子分離領域16aの幅をT、メモリセルアレイの内
部における素子分離領域16の幅をTとした場合、T
,Tは、次の条件を満足する。
【0031】T>T…(3) また、浮遊ゲート電極18間のスペースが、次の条件を
満足するように設定される。すなわち、メモリセルアレ
イの端部におけるスペースをS、メモリセルアレイの
内部におけるスペースをSとした場合、S,S
は、次の条件を満足する。
【0032】S>S…(4) なお、メモリセルアレイ端部のメモリセルは、通常、電
気的に使用しないダミーセルとして扱われるが、本発明
の第1の実施の形態では、上記の(3)式および(4)
式から明らかなように、ダミーセルの占有面積が従来よ
り増大するので、その分だけ、メモリセルアレイの面積
を増大させてしまうとも考えられる。しかしながら、メ
モリセルアレイは非常に多くのメモリセルが配置されて
おり、メモリセルアレイ端部のわずかな面積増加は、ア
レイ全体の面積に対して非常にわずかな割合でしかな
い。したがって、アレイ端部のダミーセルの占有面積の
増大は、メモリセルアレイ全体の面積増加を招く要因に
はならない。
【0033】図2乃至図6を用いて、図1に示した本発
明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体装置の製造
方法について説明する。なお、図1乃至図6において、
(b)は平面図、(a)は(b)の断面図を示すものと
する。
【0034】まず最初に、図2に示すように、半導体基
板10の上部にバッファ酸化膜26、エッチングマスク
材(たとえば、窒化シリコン膜)28を順次積層する。
もちろん、バッファ酸化膜26、窒化シリコン膜28の
積層前に、半導体基板10の表面部分にウェル領域が形
成される場合もある。バッファ酸化膜26は、たとえ
ば、10nmの膜厚で形成し、窒化シリコン膜28は、
たとえば、100nmの膜厚で形成する。また、半導体
基板10は、たとえば、n型またはp型のシリコン基板
である。そして、フォトリソグラフィ技術により、図1
の素子領域12が形成される領域の上部にフォトレジス
トパターン30を形成する。フォトレジストパターン3
0は、素子分離領域16の形成領域を規定する開口を有
する。ここで、フォトレジストパターン30のスペース
は、アレイ端部でT、アレイ内部でTであり、その
大小関係は、T>Tである。また、図7(a)は、
フォトレジストパターン30を半導体基板10上に転写
するレチクル上のパターンの主要部を示す図である。
【0035】次に、図2のフォトレジストパターン30
をエッチングマスクとして、窒化シリコン膜28を除去
する。フォトレジストパターン30除去後、図3に示す
ように、パターニングされた窒化シリコン膜28をエッ
チングマスクとして、バッファ酸化膜26および半導体
基板10を順次除去し、図1の素子分離領域16の形成
領域である、複数の溝(トレンチ)32,32bを形成
する。そして、複数の溝32,32bの内部に絶縁膜を
埋め込み、複数の素子分離領域16を形成する。この素
子分離領域16の形成には、たとえば、CMP技術が利
用される。すなわち、複数の溝32,32b形成後、そ
の溝32,32bが完全に埋め込まれるように、半導体
基板10の上部に絶縁膜を堆積する。そして、余分な絶
縁膜をCMP技術によって除去することで、溝32の内
部のみに絶縁膜を残存させることができる。
【0036】次に、バッファ酸化膜26および半導体基
板10のエッチングマスクであった窒化シリコン膜28
を除去する。通常、この窒化シリコン膜28は、熱リン
酸を用いたウェットエッチングによって選択的に除去さ
れる。続いて、バッファ酸化膜26も、たとえば、希フ
ッ酸溶液を用いたウェットエッチングによって除去され
る。そして、これらの除去後、ゲート絶縁膜14、たと
えば、熱酸化による極薄酸化膜を、半導体基板10の表
面上に形成する。そして、図4に示すように、半導体基
板10全面に、図1の浮遊ゲート18を構成する導電材
18a、たとえば、アモルファスシリコン膜や、多結晶
シリコン膜を堆積する。そして、図5に示すように、導
電材18aの上部に、フォトレジストパターン34を形
成する。ここで、フォトレジストパターン34のスペー
スは、アレイ端部でS、アレイ内部でSであり、そ
の大小関係は、S>Sである。また、図7(b)
は、フォトレジストパターン34を半導体基板10上に
転写するレチクル上のパターンの主要部を示す図であ
る。
【0037】次に、図5のフォトレジストパターン34
をエッチングマスクとして、導電材18aを除去した
後、図6に示すように、フォトレジストパターン34を
除去する。そして、図1のゲート間絶縁膜20、制御ゲ
ート電極22を順次形成すれば、図1に示した不揮発性
半導体記憶装置が完成する。ゲート間絶縁膜20は、た
とえば、酸化膜/窒化シリコン膜/酸化膜の積層構造で
あるONO膜から成り、また、制御ゲート電極22は、
浮遊ゲート電極18と同様、導電材から構成される。そ
の導電材としては、たとえば、アモルファスシリコン
膜、多結晶シリコン膜、あるいは、それらとタングステ
ン膜やタングステンシリサイド膜との積層膜が典型的で
ある。なお、図示はしないが、制御ゲート電極22形成
後、層間絶縁膜形成工程、配線工程等が順次行なわれ
る。
【0038】このように、本発明の第1の実施の形態に
係る不揮発性半導体記憶装置では、図2に示すように、
素子分離領域16の幅を規定するフォトレジストパター
ン30のスペースが、T(アレイ端部)>T(アレ
イ内部)となっている。すなわち、図7(a)に示すよ
うに、フォトレジストパターン30を半導体基板10上
に転写するレチクル上のパターンのスペースが、T
(アレイ端部)>T(アレイ内部)となるようにあ
らかじめ規定されている。これに対応して、さらに、図
5に示すように、浮遊ゲート電極18間のスペースを規
定するフォトレジストパターン34のスペースが、S
(アレイ端部)>S(アレイ内部)となっている。す
なわち、図7(b)に示すように、フォトレジストパタ
ーン34を半導体基板10上に転写するレチクル上のパ
ターンのスペースが、S(アレイ端部)>S(アレ
イ内部)となるようにあらかじめ規定されている。
【0039】このため、アレイ端部のフォトレジストパ
ターン30が太く形成された場合であっても、アレイ端
部のスペースがアレイ内部と比べて極端に狭くなること
はなくなる。それにより、従来技術で問題となったアレ
イ端部での絶縁膜の埋め込み性を向上させ、各種の不良
を抑制することが可能となる。
【0040】さらに、アレイ端部における寸法変動やレ
チクルの位置合わせズレが生じた場合であっても、アレ
イ端部の素子領域12の上方に浮遊ゲート電極18間の
スペースが配置されてしまうことを防止できる。それに
より、従来技術で問題となったアレイ端部での基板やら
れを防止し、製造歩留りおよび信頼性の向上を図ること
ができる。
【0041】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。図8は、本発明の第2
の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセ
ルアレイの主要部を示す図であり、(b)はその平面
図、(a)は(b)の線A−Aに関する断面図である。
この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態において、さらに、素子領域12の幅が、次の条件を
満足するように設定される。すなわち、メモリセルアレ
イの端部における素子領域12bの幅をL、メモリセ
ルアレイの内部における素子領域12の幅をLとした
場合、L,Lは、次の条件を満足する。
【0042】L>L…(5) このように、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性
半導体記憶装置では、さらに、素子領域12の幅を規定
するフォトレジストパターン(図2のフォトレジスト3
0参照)のラインが、L(アレイ端部)>L(アレ
イ内部)となっている。すなわち、図9(b)に示すよ
うに、このフォトレジストパターンを半導体基板10上
に転写するレチクル上のパターンのラインが、L(ア
レイ端部)>L(アレイ内部)となるようにあらかじ
め規定されている。
【0043】このため、本発明の第2の実施の形態によ
れば、上記の第1の実施の形態の効果に加えて、アレイ
端部のフォトレジストパターン30が細く形成された場
合であっても、倒れない程度の幅を維持することが可能
となる。それにより、倒れたフォトレジストによる誤っ
たパターンの形成を防止することができる。
【0044】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態について説明する。図10は、本発明の第
3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリ
セルアレイの主要部を示す図であり、(b)はその平面
図、(a)は(b)の線A−Aに関する断面図である。
上記の第1および第2の実施の形態の素子分離は、ST
I構造で構成されていたが、この第3の実施の形態は、
素子分離構造として、セルフアラインSTI(SA−S
TI)構造を採用するものである。また、この第3の実
施の形態では、上記第2の実施の形態と同様、素子分離
領域16の幅、浮遊ゲート電極18間のスペースおよび
素子領域12の幅それぞれは、上記の第2の実施の形態
と同一の関係を満足するものである。
【0045】次に、図11乃至図15を参照して、図1
0に示した本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半
導体記憶装置の製造方法について説明する。なお、図1
1乃至図15において、(b)は平面図、(a)は
(b)の断面図を示すものとする。
【0046】まず最初に、図11に示すように、半導体
基板10全面に、ゲート絶縁膜14、たとえば、熱酸化
による極薄酸化膜、を形成し、続いて、浮遊ゲート電極
18の構成材料である導電材18cを堆積する。さら
に、導電材18cの上部には、マスク材36、たとえ
ば、窒化シリコン膜を堆積する。そして、フォトリソグ
ラフィ技術により、窒化シリコン膜36の上部にフォト
レジストパターン38を形成する。ここで、フォトレジ
ストパターン38のスペースは、アレイ端部でT、ア
レイ内部でTであり、その大小関係は、T>T
ある。また、その幅は、アレイ端部でL、アレイ内部
でLであり、その大小関係は、L>Lである。
【0047】次に、図11のフォトレジストパターン3
8をエッチングマスクとして、窒化シリコン膜36を除
去する。フォトレジストパターン38除去後、今度はパ
ターニングされた窒化シリコン膜36をエッチングマス
クとして、導電材18c、ゲート絶縁膜14および半導
体基板10を順次除去し、図12に示すように、複数の
溝(トレンチ)32を形成する。このエッチングによっ
て、図10の素子領域12と浮遊ゲート電極18とを自
己整合的に形成することが可能となる。
【0048】そして、図12に示すように、複数の溝3
2の内部に絶縁膜を埋め込み、複数の素子分離領域16
を形成する。この素子分離領域16の形成には、たとえ
ば、CMP技術が利用される。すなわち、複数の溝32
を形成後、その溝32が完全に埋め込まれるように、半
導体基板10の上部に絶縁膜を堆積する。そして、余分
な絶縁膜をCMP技術によって除去することで、溝32
の内部のみに絶縁膜を残存させることができる。
【0049】次に、半導体基板10の上部に残存する窒
化シリコン膜36を除去する。通常、この窒化シリコン
膜36は、熱リン酸を用いたウェットエッチングによっ
て、選択的に除去される。この除去によって、導電材1
8cの上部が露出する。そして、図13に示すように、
半導体基板10の全面に導電材18dを堆積する。この
時、導電材18cと導電材18dとは電気的に接続され
る。導電材18dは、導電材18cと同様、アモルファ
スシリコン膜あるいは多結晶シリコン膜で構成される。
そして、図14に示すように、導電材18dの上部に、
フォトレジストパターン40を形成する。ここで、フォ
トレジストパターン40のスペースは、アレイ端部でS
、アレイ内部でSであり、その大小関係は、S
である。
【0050】次に、図14のフォトレジストパターン4
0をエッチングマスクとして、導電材18dを除去した
後、図15に示すように、フォトレジストパターン40
を除去する。この時点で、導電材18cと導電材18d
とから構成された浮遊ゲート電極18が完成することに
なる。そして、図10のゲート間絶縁膜20、制御ゲー
ト電極22を順次形成すれば、図10に示した不揮発性
半導体記憶装置が完成する。ゲート間絶縁膜20は、た
とえば、酸化膜/窒化シリコン膜/酸化膜の積層構造で
あるONO膜から成り、また、制御ゲート電極22は、
浮遊ゲート電極18と同様、導電材から構成される。そ
の導電材としては、たとえば、アモルファスシリコン
膜、多結晶シリコン膜、あるいは、これらとタングステ
ン膜あるいはタングステンシリサイド膜との積層膜が一
般的である。なお、図示はしないが、制御ゲート電極2
2形成後、層間絶縁膜形成工程、配線工程等が順次行な
われる。
【0051】このように、本発明の第3の実施の形態に
よれば、セルフアラインSTI構造の不揮発性半導体記
憶装置においても、上記第1および第2の実施の形態と
同様の効果を得ることができる。
【0052】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態について説明する。図16は、本発明の第
4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリ
セルアレイの主要部を示す図であり、(b)はその平面
図、(a)は(b)の線A−Aに関する断面図である。
上記の第1および第2の実施の形態の素子分離は、ST
I構造で構成されていたが、この第4の実施の形態は、
素子分離構造として、LOCOS構造を採用するもので
ある。また、この第4の実施の形態では、上記第2の実
施の形態と同様、素子分離領域16の幅、浮遊ゲート電
極18間のスペースおよび素子領域12の幅それぞれ
は、上記の第2の実施の形態と同一の関係を満足するも
のである。
【0053】このように、本発明の第4の実施の形態に
よれば、素子分離構造にLOCOS構造を採用した場合
であっても、上記第1および第2の実施の形態と同様の
効果を呈することができる。
【0054】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態について説明する。図17は、本発明の第
5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリ
セルアレイの主要部を示す図であり、(b)はその平面
図、(a)は(b)の線A−Aに関する断面図である。
上記の第1乃至第4の実施の形態では、メモリセルアレ
イ端部における素子分離領域16の幅、浮遊ゲート電極
18間のスペースおよび素子領域12の幅のみをアレイ
内部のものより大きくなるように設定したが、この第5
の実施の形態では、アレイ端部の素子分離領域16等に
限らず、アレイ端部から内部方向に向かって2番目、3
番目、……、に位置する素子分離領域16の幅もアレイ
内部よりも大きくなるように設定した例である。
【0055】図17に示すように、この第5の実施の形
態に係る不揮発性半導体記憶装置では、第1に、素子分
離領域16の幅が、次の条件を満足するように設定され
る。すなわち、メモリセルアレイの端部における素子分
離領域16の幅をT、メモリセルアレイの端部から内
部方向に向かって2番目の素子分離領域16の幅を
、メモリセルアレイの内部における素子分離領域1
6の幅をTとした場合、T,T,Tは、次の条
件を満足する。
【0056】T>T>T…(6) 第2に、浮遊ゲート電極18間のスペースが、次の条件
を満足するように設定される。すなわち、メモリセルア
レイの端部におけるスペースをS、メモリセルアレイ
の端部から内部方向に向かって2番目のスペースを
、メモリセルアレイの内部におけるスペースをS
とした場合、S,S,Sは、次の条件を満足す
る。
【0057】S>S>S…(7) 第3に、メモリセルアレイの端部における素子領域12
の幅をL、メモリセルアレイ端部から内部方向に向か
って2番目の素子領域の幅をL、メモリセルアレイの
内部における素子領域12の幅をLとした場合、
,L,Lは、次の条件を満足する。
【0058】L>L>L…(8) このように、本発明の第5の実施の形態によれば、上記
第1および第2の実施の形態の効果を、より顕著に実現
することができる。
【0059】(その他の実施の形態)上記の実施の形態
においては、図1、図8、図10、図16および図17
に示すように、メモリセルアレイ端部における浮遊ゲー
ト電極18は、アレイ外側では完全に除去されている
が、本発明はこのような構成に限るものではない。たと
えば、図18に示すように、アレイ外側44において
も、浮遊ゲート電極18が残存するように構成しても、
もちろん構わない。
【0060】また、本発明は、電気的に書き換え可能な
不揮発性半導体記憶装置であれば良く、NOR型、NA
ND型、AND型、DINOR型等の各種のメモリセル
アレイ構成に適用可能である。
【0061】上記の実施の形態に係るレチクルでは、ア
レイ端付近ではパターンの規則性の崩れによって、レチ
クルの寸法通りにフォトレジストパターンが形成されな
い場合がある。そこで、たとえば、アレイ端部のライン
幅をアレイ内よりも太くする等の補正をすることも可能
である。
【0062】また、上記の実施の形態では、露光された
部分がフォトレジストのスペースとなるポジタイプのレ
ジストを適用した場合を例として説明しているが、逆に
露光された部分がフォトレジストのラインとなるネガタ
イプのレジストを適用しても良い。この場合、上記の実
施の形態に係るレチクルのパターンは、白黒を反転させ
たパターンを用いれば良い。
【0063】さらに、上記の実施の形態に係るレチクル
は、その遮光部分がクロム等の完全に光を遮光するもの
であっても良いし、また、ハーフトーン位相シフトマス
クのように、若干の光を透過させたり位相を変化させた
りするものであっても良い。また、隣接するラインパタ
ーンの位相が異なる、レベルソン型位相シフトマスクで
あっても良い。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、メモリセルアレイ端部
での寸法バラツキに起因する不良を抑制し、高歩留りお
よび高信頼性を実現できる不揮発性半導体記憶装置を提
供できる。
【0065】本発明によれば、高歩留りおよび高信頼性
の不揮発性半導体記憶装置を製造するための露光工程で
用いられるレチクルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導
体記憶装置のメモリセルアレイの主要部を示す図であ
り、(b)はその平面図、(a)は(b)の線A−Aに
関する断面図である。
【図2】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示
す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平面図
である。
【図3】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示
す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平面図
である。
【図4】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示
す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平面図
である。
【図5】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示
す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平面図
である。
【図6】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示
す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平面図
である。
【図7】(a)は図2のフォトレジストパターン30を
半導体基板10上に転写するレチクル上のパターンの主
要部を示す図、(b)は図2のフォトレジストパターン
34を半導体基板10上に転写するレチクル上のパター
ンの主要部を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導
体記憶装置のメモリセルアレイの主要部を示す図であ
り、(b)はその平面図、(a)は(b)の線A−Aに
関する断面図である。
【図9】(a)は図8の素子領域12および素子分離領
域16を規定するフォトレジストパターンを半導体基板
10上に転写するレチクル上のパターンの主要部を示す
図、(b)は図8の浮遊ゲート電極18を規定するフォ
トレジストパターンを半導体基板10上に転写するレチ
クル上のパターンの主要部を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半
導体記憶装置のメモリセルアレイの主要部を示す図であ
り、(b)はその平面図、(a)は(b)の線A−Aに
関する断面図である。
【図11】図10の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平
面図である。
【図12】図10の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平
面図である。
【図13】図10の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平
面図である。
【図14】図10の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平
面図である。
【図15】図10の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平
面図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態に係る不揮発性半
導体記憶装置のメモリセルアレイの主要部を示す図であ
り、(b)はその平面図、(a)は(b)の線A−Aに
関する断面図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係る不揮発性半
導体記憶装置のメモリセルアレイの主要部を示す図であ
り、(b)はその平面図、(a)は(b)の線A−Aに
関する断面図である。
【図18】本発明の第6の実施の形態に係る不揮発性半
導体記憶装置のメモリセルアレイの主要部を示す図であ
り、(b)はその平面図、(a)は(b)の線A−Aに
関する断面図である。
【図19】従来技術に係る不揮発性半導体記憶装置のメ
モリセルアレイの主要部を示す図であり、(b)はその
平面図、(a)は(b)の線A−Aに関する断面図であ
る。
【図20】図19の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平
面図である。
【図21】図19の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平
面図である。
【図22】図19の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平
面図である。
【図23】図19の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平
面図である。
【図24】図19の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す図であり、(a)はその断面図、(b)のその平
面図である。
【図25】図20乃至図24に示した、図19の不揮発
性半導体記憶装置の製造工程で用いられるレチクル上の
パターンの主要部を示す図であり、(a)は図20のフ
ォトレジストパターン30を半導体基板10上に転写す
るレチクルで、(b)は図23のフォトレジストパター
ン34を半導体基板10上に転写するレチクルである。
【図26】図19の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す断面図であり、図20と同じ工程に対応するもの
である。
【図27】図19の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す断面図であり、図20と同じ工程に対応するもの
である。
【図28】図19の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す断面図であり、図27のエッチング後に対応する
ものである。
【図29】図19の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す断面図であり、図23と同じ工程に相当するもの
である。
【図30】図19の不揮発性半導体記憶装置の製造工程
を示す断面図であり、図24と同じ工程に相当するもの
である。
【符号の説明】
10 半導体基板 12 素子領域 14 ゲート絶縁膜 16 素子分離領域 18 浮遊ゲート電極 20 ゲート電極間絶縁膜 22 制御ゲート電極 24 メモリセル 26 バッファ酸化膜 28,36 マスク材(窒化シリコン膜) 30,32,38,40 フォトレジストパターン 32 溝(トレンチ) 42 基板やられ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/792

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主面に配置された複数の素
    子分離領域と、 前記半導体基板の主面に配置され、前記素子分離領域に
    囲まれた複数の素子領域と、 前記素子領域の上部に配置された複数の浮遊ゲート電極
    および制御ゲート電極とを有するメモリセルアレイ構造
    を少なくとも具備し、 前記メモリセルアレイの端部での素子分離領域幅が前記
    メモリセルアレイの内部での素子分離領域幅よりも大き
    く、かつ、前記メモリセルアレイの端部での浮遊ゲート
    電極間隔が前記メモリセルアレイの内部での浮遊ゲート
    電極間隔よりも大きい、ことを特徴とする不揮発性半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記不揮発性半導体記憶装置は、さら
    に、前記メモリセルアレイの端部での素子領域幅が前記
    メモリセルアレイの内部での素子領域幅よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルアレイの端部から内部方
    向に向かってn番目(n:自然数)の素子領域幅L
    は、 Ln−1>L>Ln+1 の関係を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の不
    揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルアレイの端部から内部方
    向に向かってn番目(n:自然数)の素子分離領域幅T
    は、 Tn−1>T>Tn+1 の関係を有する、ことを特徴とする請求項1または2に
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリセルアレイの端部から内部方
    向に向かってn番目(n:自然数)の浮遊ゲート電極間
    隔Sは、 Sn−1>S>Sn+1 の関係を有する、ことを特徴とする請求項1または2に
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 次の工程を少なくとも含む、浮遊ゲート
    電極構造の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 (a)メモリセルアレイの端部での素子分離領域幅が前
    記メモリセルアレイの内部での素子分離領域幅よりも大
    きくなるように、半導体基板の主面に素子分離領域を形
    成する工程; (b)前記素子分離領域に囲まれた素子領域の上部に、
    前記メモリセルアレイの端部での浮遊ゲート電極間隔が
    前記メモリセルアレイの内部での浮遊ゲート電極間隔よ
    りも大きくなるように、浮遊ゲート電極を形成する工
    程。
  7. 【請求項7】 前記素子分離領域を形成する工程は、前
    記メモリセルアレイの端部での素子領域幅が前記メモリ
    セルアレイの内部での素子領域幅よりも大きくなるよう
    に、前記素子領域を形成する工程を含む、ことを特徴と
    する請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記メモリセルアレイの端部から内部方
    向に向かってn番目(n:自然数)の素子領域幅L
    は、 Ln−1>L>Ln+1 の関係を有する、ことを特徴とする請求項7に記載の不
    揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記メモリセルアレイの端部から内部方
    向に向かってn番目(n:自然数)の素子分離領域幅T
    は、 Tn−1>T>Tn+1 の関係を有する、ことを特徴とする請求項6または7に
    記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記メモリセルアレイの端部から内部
    方向に向かってn番目(n:自然数)の浮遊ゲート電極
    間隔Sは、 Sn−1>S>Sn+1 の関係を有する、ことを特徴とする請求項6または7に
    記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 浮遊ゲート電極を有する不揮発性半導
    体記憶装置のメモリセルアレイを半導体基板上に転写す
    るために用いられるレチクルであって、 基板と、 前記基板の主面上に配置されたパターンとを少なくとも
    具備し、 前記パターンは、前記メモリセルアレイの端部での素子
    領域幅が前記メモリセルアレイの内部での素子領域幅よ
    りも大きくなるように規定された第1のパターン、前記
    メモリセルアレイの端部での素子分離領域幅が前記メモ
    リセルアレイの内部での素子分離領域幅よりも大きくな
    るように規定された第2のパターン、および、前記メモ
    リセルアレイの端部での浮遊ゲート電極間隔が前記メモ
    リセルアレイの内部での浮遊ゲート電極間隔よりも大き
    くなるように規定された第3のパターン、のうちのいず
    れかである、ことを特徴とするレチクル。
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