JP2005345960A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体装置の製造方法において、高い精度で位相シフトを行なわせて高い解像度での露光を可能とする。
【解決手段】 半導体装置の製造方法は、位相シフトマスク304をマスクとして、半導体装置の回路パタンを形成するためにレジスト層を直線偏光光で露光する露光工程を含む。位相シフトマスク304は、主表面を有する透明基体としてのガラス基板201とこの主表面の一部を所望パタンで覆うように形成された遮光体202とを備える。ガラス基板201は主表面の凹部として形成されることによってガラス基板201の厚みが小さくなっている位相シフト部206を含む。遮光体202は位相シフト部206の上に庇状に張り出す部分である庇部207を含む。庇部207の張り出す長さは露光光の波長の0.2倍以上である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。本発明は、特に微細パタンを有する半導体装置、中でも特に集積度の高い半導体メモリの製造に好適な半導体装置の製造方法に関するものである。
半導体装置の製造においては、微細パタンを半導体ウエハ上に転写する方法としてリソグラフィ技術が用いられる。リソグラフィ技術では、主に投影露光装置が用いられる。リソグラフィ技術の露光工程においては、投影露光装置に装着したフォトマスクのパタンを半導体ウエハ上に転写して必要な回路パターンを形成する。
近年、半導体装置の高集積化や動作速度の向上などといった要求に応えるために、形成すべきパタンの微細化が進められている。パタンの微細化に対応するためには、露光時の解像度を上げることが必要である。このような背景の下、露光装置のNA(開口数)を上げ、また位相シフトマスクを用いることによって、露光時の解像度の向上が図られてきた。
NAを大きくするためのより実効的な方法として、「液浸露光法」(単に「液浸」ともいう。)と呼ばれる露光方法も検討されている。「液浸露光法」とは、レンズと焼付け対象としてのレジスト面との間を液体で満たしてその空間の屈折率を上げ、実効的なNAを上げる、別の見方をすれば露光光の実効的な波長を短くした露光法である。液浸に関する記載としてはインタネット上のサイトhttp://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/technology/immersion/(非特許文献1)に記載がある。
また、NAとして1付近あるいはそれ以上の値をもたせる超高NAの露光においては、露光光の偏光の影響を受けて転写パタンのコントラスト、いわば解像度が大きく変わることが知られている。S偏光光ではコントラストが高く、無偏光光ではコントラストが低い。P偏光光ではコントラストはさらに低くなる。
解像度を上げるためのもうひとつのアプローチである位相シフト露光法は位相シフトマスクと呼ばれるものを用いて露光光の位相をコントロールし、光干渉を利用して解像度を上げる露光方法である。位相シフトマスクとしては種々の構造があるが、解像度向上効果が最も高いのが「レベンソン位相シフトマスク」と呼ばれるものである。「レベンソン位相シフトマスク」とは、マスクパタン開口部が縞状に配置されているときに位相シフト部材をマスクパタン開口部に1つおきに配置したマスクである。この場合の「位相シフト部材」とは露光光を透過させながら、透過する光の位相を180度ずらす、すなわち位相を反転させる性質を有する光学部材のことである。このように位相シフト部材をマスクパタン開口部の1つおきに配置することによって、光の位相はマスクパタン開口部ごとに反転したものと反転していないものとが交互に並ぶこととなる。
したがって、隣り合うマスクパタン開口部をそれぞれ透過してくる光同士は位相が互いに逆となるので、これらの光が互いに干渉することによりコントラストが高く、分離性の高い光学像が得られる。
S偏光となる直線偏光光とレベンソン位相シフトマスクとの組み合わせでさらに高い解像度を得ようとする試みもなされている。これはレベンソン位相シフトマスクを用い、かつある方向のそろった縞状のパタン領域に対し、そのパタンに対してS偏光(TE偏光光)となる直線偏光光を照射し、高い解像度を得るという露光方法である。この方法に関しては特開平5−241324号公報(特許文献1)に開示されている。
特開平5−241324号公報 インターネット上のサイト http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/technology/immersion/
上述の従来技術には以下に示す問題点があった。
従来のレベンソン位相シフトマスクと直線偏光光との組み合わせでは、位相シフトマスクの位相シフタがCr遮光体上に塗布形成するものであったため、位相シフタの膜厚にばらつきが生じるという問題があった。この膜厚のばらつきは1つの位相シフトマスク内で生じるだけでなく、Cr遮光体の寸法やCr遮光体間の距離にも依存する。位相シフタの膜厚が変わると得られる位相も変わることになり転写特性に大きな影響が生じる。一般に位相差精度は±2°が要求されている。これを位相シフタの膜厚に換算すると、ArFリソグラフィでは、約±2nmの精度に相当する。膜厚比に換算すれば約±1.1%の精度が要求されていることになる。Cr遮光体上に塗布することによって位相シフタを形成する方法では、この精度要求に応えることが極めて困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、高い精度で位相シフトを行なわせて高い解像度での露光が可能な、半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく半導体装置の製造方法は、位相シフトマスクをマスクとして、半導体装置の回路パタンを形成するためにレジスト層を直線偏光光で露光する露光工程を含む。ただし、上記位相シフトマスクは、主表面を有する透明基体とこの主表面の一部を所望パタンで覆うように形成された遮光体とを備える。上記透明基体は上記主表面の凹部として形成されることによって上記透明基体の厚みが小さくなっている位相シフト部を含む。上記遮光体は上記位相シフト部の上に庇状に張り出す部分である庇部を含む。上記庇部の張り出す長さは露光光の波長の0.2倍以上である。
(実施の形態1)
(位相シフトマスク)
図1〜図5を参照して、本発明に基づく実施の形態1における半導体装置の製造方法について説明する。
この半導体装置の製造方法では、上述したレベンソン位相シフトマスクの問題を解決するために、図1に示すような下掘り庇構造の位相シフトマスクを用いる。この位相シフトマスクの表面には、開口部205a,205bを有する遮光体202が配置されている。この位相シフトマスクは、透明基体としてのガラス基板201を一部エッチングして掘り下げることによって位相シフト部206を形成した下掘り構造である。遮光体202の開口部は、縞状に並んでいて、1つおきに交互に開口部205aと開口部205bとになっている。位相シフト部206は、このうち開口部205aにのみ配置されている。位相シフト部206においては、遮光体202が位相シフト部206に一部張り出して庇部207となっている。
ここでいう「下掘り」とは、「上置き」の対義語で、ガラス基板自体を掘ったことを意味する。「上置き」とは、ガラス基板を掘らずにガラス基板の表面に何らかの部材や層を載せることで所望の構造を構築することを意味するが、「下掘り」の場合は、ガラス基板自体を掘り下げることを伴って所望の構造を構築することを意味している。
(下掘り庇構造の位相シフトマスク)
下掘り庇構造の位相シフトマスクの基本的な考え方は、文献"Optimization of Alt-PSM structure for 100nm-node ArF lithography (part-2)", Proc. SPIE Vol.4754, pp396-409に記載されている。このような下掘り庇構造の位相シフトマスクではガラス基板をエッチングして位相シフト部を形成するため、トポグラフィ基板上の塗布とは異なって位相シフト部の膜厚ばらつき、すなわち透過光の位相ばらつきの発生が抑えられる。
(2つの方法)
しかし一方で、このような下掘り庇構造の位相シフトマスクでは、「0/π差」と呼ばれる問題が発生する。「0/π差」とは、図1における開口部205bのような単なる開口部と、位相シフト部206として掘り下げられた開口部205aとで、寸法差が生じるという問題である。すなわち、両開口部の平面的に見た寸法が等しくても実際には光強度に差が出てしまい、露光結果に寸法差が生じるというものである。無偏光照明の場合のこの現象はすでに知られていた。これに対する対策方法としては、第1の方法としては、庇部207の張り出す量(以下、「庇量」という。)Lを大きくとり、位相シフト部206の側壁208を庇部207の陰に隠して側壁208での反射の影響をなくすことによって露光結果の寸法差が生じないようにする方法が用いられていた。第2の方法としては、開口部のうち、位相0に対応する部分と位相πに対応する部分とで開口部寸法に差をもたせて結果的に生じていた寸法差に相当する分を補正する方法が用いられていた。この第2の方法を「0/π差バイアス補正法」と呼ぶ。また、この方法において補正のために加える寸法差を「0/π差バイアス」という。
70nmの微細パタンを転写するとして、たとえば現在主流の4xマスクを想定した場合、マスク上の遮光体寸法は280nmとなる。無偏光照明であるとして、第1の方法では、0/π差が生じないようにするには庇量を150nm以上確保する必要があり、その場合はCrからなる遮光体がガラス基板と接触している部分の幅が130nmとなる。こうなると、遮光体の寸法に比べて遮光体とガラス基板との接触部分があまりに小さいため、遮光体が剥れてしまう。そこで、発明者らは第2の方法である0/π差バイアス補正法を検討した。その結果、次のような実用上の問題があることを見出した。
(0/π差バイアス補正法の問題点)
半導体装置の配線パタンは、図2に示すように、たとえいわゆる「ラインアンドスペースパタン」の場合であったとしても、別の導電層との電気的接触をとるコンタクト部(導通部)が必ずどこかにある。なお、ここで「ラインアンドスペースパタン」とは、ラインとスペースとが1:1の幅比で交互に繰り返しながら単純に並ぶ密集直線パタンを意味する。
上述のコンタクト部においては、十分な合わせマージンを確保するために図2に示されているようにパッド211が形成されている。パッド211は導通孔との合わせ余裕を考慮した大きさで設計されるため、平面的に見ればラインアンドスペースパタンの密集配線部210の配線幅より大きい。密集配線部210からこのパッドが引き出される。密集配線部210においては、そのパタンピッチを極限まで狭めて単位面積当りの集積度を高める目的で、レベンソン位相シフトマスクの位相シフト効果を利用することに加えてTE(Transverse Electric wave)偏光露光も行なわれる。すなわち、密集配線部210のパタンに対する光がTE波となる偏光露光を行なう。「TE波」とは、電界が対象となる縞状パタンに平行な偏光を意味する。なお、TE波の対義語である「TM(Transverse Magnetic Wave)波」とは、電界が対象となる縞状パタンに垂直な偏光を意味する。
位相シフト部材を配置してなおかつTE偏光露光を行なう場合の効果は上記特許文献1で開示されており、高い解像度向上効果がある。このことによりある程度のレベルの微細パタンが形成できる。しかし、今後必要となるさらに微細なパタンを実用に耐え得る程度に正確に露光するためには、なお解像度が不十分なものであった。
図2に示すように、パッド211と密集配線部210の端部との境界である繋ぎ部212は、平面図形として見たときに、両頭矢印で示すように、密集配線部210におけるラインアンドスペースパタンの延びる方向とは垂直な方向の図形成分を多く含むこととなる。上述の解像度が不十分である原因のひとつとして、このように垂直方向の成分による影響があることを発明者らは見出した。さらに発明者らは、垂直方向の成分を含むことは単にレンズ転写系での影響にとどまらず、マスク構造の影響も受けることを見出した。
(TM波とTE波)
位相シフトマスクの庇量Lを露光波長λで割った規格化庇量を横軸にして縦軸には露光によるコントラストを示したグラフを図3に示す。図3は、配線と間隙とがそれぞれ70nm幅で交互に繰り返すラインアンドスペースパタン(以下、「70nmラインアンドスペースパタン」という。)に対してTE波が入射した場合とTM波が入射した場合を示す。この場合、TE波はS偏光光を、TM波はP偏光光を意味する。
Crからなる遮光体が剥がれてしまうという問題を避けて庇部のない構造を用いる場合、すなわち、0/π差バイアス補正法のみで補正する場合は、特にTM波に対するコントラストが低くなり、コントラストが0.3以下となる。一方、TE波では0.6以上のコントラストが確保される。ラインアンドスペースパタンの方向のみを考えればこの方向に関してTE波となるような直線偏光光のみで照射すればよいが、繋ぎ部212では、平面図形的に見てラインアンドスペースパタンの方向と垂直な方向成分があるので、同じ照射光がTM波成分として作用することとなり、その結果、コントラストが低下する。このコントラスト低下により繋ぎ部212ではパタンブリッジやパタン倒れなどの解像不良が発生しやすくなる。
TM波成分の影響でのパタンブリッジなど回避するために図4に示すようにラインアンドスペースパタンの密集配線部210からコンタクト部のパッド211へ至る引出し線213を長くすると、その引出し線213自体においては、もはやラインアンドスペースパタンの形態ではなくなっているため、位相シフト効果が得られず、この部分でのコントラストが低下してしまう。その結果、パタン倒れや焦点深度不足などによる解像不良が発生する。
ところで、庇部を設けることとして庇量Lを大きくしていくと、TM波におけるコントラストは改善され、露光光の波長をλとしたとき庇量Lを0.2λ以上とするとコントラストは0.5以上となる。コントラストが0.5以上になるとパタンブリッジやパタン倒れがない解像が可能となる。一方、TE波におけるコントラストは庇量にかかわらず0.5以上が確保される。よって、庇量Lを0.2λ以上とすれば、TE波,TM波の両方においてコントラストは0.5以上となって解像不良が回避される。
露光光としてArFエキシマレーザ光を用いた場合、波長λは193nmであるので、0.2λは38.6nmである。たとえば4xマスクで70nmラインアンドスペースパタンを転写するとき、マスク上におけるパタン幅は280nmになるので、Crからなる遮光体が張り出す量、すなわち庇量Lを0.2λに相当する38.6nmとしたとしても、遮光体の残りの部分がガラス基板と接する幅として240nm以上確保でき、遮光体の剥がれの問題は回避できる。ただし、庇量を40nmとしたときには0/π差が残るので、0/π差バイアスを加えて0/π差を生じないようにする。ここでは0/π差バイアスとしてマスク上で80nmの寸法差を与えた。
(露光工程)
このような位相シフトマスク304を用いて、半導体装置の回路パタンを形成するための露光工程として、図5に示すように、レンズ306を介して照射を行なった。照射対象は、ウエハ307の表面に形成されたレジスト層308である。照射光は直線偏光光305である。本発明に基づく半導体装置の製造方法は、このような露光工程を含む。
好ましくは、製造しようとする半導体装置は、メモリセルを含む。形成しようとする回路パタンは、メモリセルの配線パタンを含む。このようになっていることにより、メモリセルの配線パタンを高解像度で形成することができ、半導体装置の高密度化、大容量化に貢献することができる。
(作用・効果)
露光工程を行なった結果、遮光体の剥がれによる欠陥もなく、0/π差も生じることなく、引出し線213の解像不良もない、良好なパタン形成が可能となった。こうして、微細パタンを有する半導体装置を精度良く製造することが可能となった。
なお、ここでは図1に示すように開口部のうち1つおきの開口部205aにのみ位相シフト部が形成されている構造、言い換えれば、1本1本の遮光体202に注目したとき互いに対向する2本の長辺のうち一方の辺にのみ庇部207が形成されている構造(「片掘り庇構造」ともいう。)の位相シフトマスクの場合を説明したが、図6に示すように1本1本の遮光体202に注目したときに互いに対向する2本の辺の両方に庇部207a,207bが形成されている構造(「両掘り庇構造」ともいう。)の位相シフトマスクでも同様に効果がある。
図6の両掘り庇構造の位相シフトマスクにおいては、ガラス基板201の表面に設けられた遮光体202の開口部205a,205bのうち、開口部205aには凹部209aが形成され、開口部205bには凹部209bが形成されている。凹部209aと凹部209bとでは深さが異なり、その深さの差、すなわちガラス基板201の厚みの差が照射光のπの位相差に相当する。遮光体202のうち凹部209aに張り出す部分は庇部207aであり、凹部209bに張り出す部分は庇部207bである。
(実施の形態2)
(フラッシュメモリセル)
図7〜図10を参照して、本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法によって作製しようとする半導体装置について説明する。
図7は、不揮発性半導体記憶装置の代表例であるフラッシュメモリセルが基板上に多数形成された構成の半導体装置の平面図である。図8、図9、図10は、それぞれ図7におけるVIII−VIII線、IX−IX線、X−X線に関する矢視断面図である。
図8に示されるように、この半導体装置においては、シリコン基板100の表面付近に形成されたウェル層101の中にソース/ドレイン領域105が形成されている。この半導体装置は、シリコン基板100の上側にまずゲート絶縁膜102を備え、その上側に、第1のゲート配線である浮遊ゲート配線103a、第2のゲート配線である制御ゲート配線111a、および第3のゲート配線107aを備えている。各メモリセルの制御ゲート配線111aは、いわゆる行方向すなわち図7における左右方向に延在し、ワード線を形成している。
浮遊ゲート配線103aとウェル層101とは、ゲート絶縁膜102によって分離されている。浮遊ゲート配線103aと第3のゲート配線107aとは、側壁絶縁膜106aによって分離されている。浮遊ゲート配線103aとワード線111aとは、絶縁膜110aによって分離されている。第3のゲート配線107aとワード線111aとは絶縁膜108aによって分離されている。
ソース/ドレイン領域105はワード線としての制御ゲート配線111aに垂直に配置され、いわゆる列方向すなわち図7における上下方向に延在し、列方向に並ぶ複数のメモリセルの各ソース/ドレイン領域を連ねて接続するローカルソース線およびローカルデータ線として存在する。すなわち、この半導体装置は、メモリセル毎にコンタクト孔を持たない、いわゆるコンタクトレス型のアレイから構成される。このソース/ドレイン領域105が延在する方向と垂直な方向にチャネルが形成されている。
図8に示すように、第3のゲート配線107aおよび絶縁膜108aの側面は、側壁絶縁膜106aに覆われている。第3のゲート配線107aの側面は側壁絶縁膜106aを介して浮遊ゲート配線103aの側面と対向している。第3のゲート配線107aは、列方向に延在して互いに平行に配列されている浮遊ゲート配線103aの各隙間に埋め込まれて配置されている。すなわち、浮遊ゲート配線103aは、第3のゲート配線107aを両側から対称に挟むように存在する。また、第3のゲート配線107aは、浮遊ゲート配線103aを両側から対称に挟むように存在する。第3のゲート配線107aは、ソース/ドレイン領域105の上方に配置され、ソース/ドレイン領域105と同様に、ワード線としての制御ゲート配線111aおよびチャネルに垂直に、すなわち列方向に配置される。
このような構造では、浮遊ゲート配線および制御ゲート配線以外の第3のゲート配線が存在する場合であっても、ワード線方向(行方向)、およびローカルデータ線方向(列方向)のピッチを最小加工寸法の2倍とすることができる。したがって、最小加工寸法をFで表すと、1つのメモリセルが占める平面的領域の面積をクロスポイント型のアレイとして最小値である4F2にまで小さく抑えることが可能となる。
(フラッシュメモリセルの製造方法)
次に、図11〜図28を参照して、上述のフラッシュメモリセルの製造方法について説明する。
図11に示すように、まず、シリコン基板100にp型のウェル層101を形成し、この上に公知の熱酸化法により12nm程度のゲート絶縁膜102を形成する。続いて、図12に示すように、浮遊ゲート配線となるべきリンをドーピングしたポリシリコン膜103とシリコン窒化膜104とを順次堆積する。次に公知のリソグラフィ技術とドライエッチング技術により、シリコン窒化膜104およびポリシリコン膜103をパターニングする。その結果、図13に示すように、シリコン窒化膜104はシリコン窒化膜104aとなり、ポリシリコン膜103は浮遊ゲート配線103aとなる。イオン打込み法によりヒ素イオンを打込み、図14に示すように、メモリセルのソース/ドレイン領域105を形成する。
浮遊ゲート配線と第3のゲート配線とを分離するための絶縁膜106を以下の方法により形成する。まず、減圧化学気相成長法により10.5nm程度のシリコン酸化膜を堆積させる。続いて、このシリコン酸化膜をアンモニア雰囲気中で熱処理し、シリコン酸化膜に窒素を導入する。その後、窒素が導入されたシリコン酸化膜にウェット酸化処理を行なう。これは、アンモニア中での熱処理によりシリコン酸化膜中に導入された水素を除去するためである。以上の工程により、図15に示すように、シリコン酸化膜からなる絶縁膜106を形成する。この絶縁膜106は、膜中の電荷トラップ量が小さく、高い書換え耐性を有している。
その後、図16に示すように、第3のゲート配線となる、リンをドーピングしたポリシリコン膜107を堆積する。ポリシリコン膜107の堆積は、浮遊ゲート配線103aの隙間が完全に埋まるように行なう。その後、異方性ドライエッチングを行ない、図17に示すように、ポリシリコン膜107をエッチバックして浮遊ゲート配線103aの隙間に所定の厚さだけ残す。このときポリシリコン膜107のうち残った部分が第3のゲート配線107aとなる。ここで、メモリ内容消去時の内部動作電圧を低減するため、エッチバック後に残存させる第3のゲート配線107aの膜厚は、図17にも示されているように、浮遊ゲート配線103aの膜厚に比べて小さいことが望ましい。その後、図18に示すように、シリコン酸化膜108を浮遊ゲート配線103aの隙間が完全に埋まるように堆積させる。これを化学的機械研磨法により、シリコン窒化膜104aが露出するまで研磨する。この結果、図19に示すように、シリコン窒化膜104aはシリコン窒化膜104bとなる。絶縁膜106は、側壁絶縁膜106aとなる。シリコン酸化膜108は、絶縁膜108aとなる。
熱リン酸水溶液を用いてシリコン窒化膜104bを除去し、図20に示すように、ポリシリコンからなる浮遊ゲート配線103aの上面を露出させる。図21に示すように、リンをドーピングしたポリシリコン膜109を堆積し、これを異方性ドライエッチングする。その結果、図22に示すように、ポリシリコン膜109の残存部がポリシリコン部109aとなる。
ポリシリコン部109aは、浮遊ゲート配線103aと電気的に接続している。より正確にいえば、ポリシリコンからなる浮遊ゲート配線103aとポリシリコン部109aとの2層を合わせた全体が浮遊ゲート配線として機能する部分である。ポリシリコン部109aは浮遊ゲート配線の表面積を増大させ、メモリセルのカップリング比を増大する効果がある。これにより書込み/消去時の内部動作電圧の低減が可能である。
次に、図15において絶縁膜106を形成するのに用いた方法と同一の手法により、図23に示すように、窒素を添加したシリコン酸化膜110を形成する。シリコン酸化膜110は膜厚10.5nm程度になるように形成される。シリコン酸化膜110は、のちに絶縁膜110aとして浮遊ゲート配線とワード線とを分離するためのものである。
図24に示すように、ポリシリコン膜、窒化タングステン膜、タングステン膜の積層膜、いわゆるポリメタル膜111を堆積する。このポリメタル膜111を後述のリソグラフィ技術と公知のドライエッチング技術によりパターニングしてワード線を形成する。ポリメタル膜111の残存部がワード線としての制御ゲート配線111aとなる。
(露光工程)
ここで半導体装置の回路パタンを形成するための露光工程を行なう。ここでいう半導体装置は不揮発性半導体装置を含む。形成しようとする回路パタンはワード線すなわち制御ゲート配線111aのパタンである。ポリメタル膜111の上面を制御ゲート配線111aを形成するためのレジスト層が覆っている。露光にはレンズの開口数NAが0.92のArFエキシマスキャナを用い、その照明系のコヒーレンシは0.2とした。さらにメモリセル内ワード線パタンに対しTE波となる直線偏光光を用いてレジスト層に対する露光を行なった。マスクは庇量が80nmの片掘り構造位相シフトマスクを用いた。0/π寸法差としてマスク上で60nmの差を設けた。
(露光工程によって形成される回路パタン)
露光工程によって形成した回路パタンを図25に示す。ワード線パタン1を有するメモリセル領域2と、周辺回路パタン3とが存在する。ワード線パタン1は線幅60nm、パタン間隔60nm、パタンピッチ120nmで256本を一つの単位として配置されている。ワード線パタン1は直線パタン4を含む。直線パタン4の片方の端部にはパッド5が配置されている。パッド5の上面に対して別の層で形成された導通孔が形成されるレイアウトとなっている。周辺回路パタン3は直線ばかりでなく、屈曲したパタンも含まれるがその線幅は最小のもので200nm、パタン間隔も最小のもので200nmとした。
(露光工程で使用したマスク)
図25に示した回路パタンを形成するためのマスクとしては、図26に示すように、開口部に対し位相シフタが一つおきに配置された片掘り構造位相シフトマスクを用いた。このマスクの表面は基本的にCrからなる遮光体で覆われている。図26に示すようにこのマスクには遮光体が開口する開口部6,7,8がある。これらのうち開口部7には位相シフト部が形成されている。この位相シフト部はガラス基板を所定量掘り込むことによって形成されている。マスクの庇量は80nmで、0/π寸法差としてマスク上で60nmの差が設けられている。
(作用・効果)
このようなマスクを用いて露光工程を行なうことにより、開口部6,8が0相になり、開口部7がπ相になる。このマスクにおいては遮光体の剥がれは認められなかった。
開口部6,7がワード線に対応し、開口部8はワード線と同時に形成される周辺回路部の配線パタンである。レジストとしてはネガ型レジストを用いた。ネガ型レジストを用いることにより1枚のマスクでこのような配線パタンを形成できた。
本実施の形態では、本発明の露光工程を不揮発性半導体装置のゲート配線のパタンを形成することに用いたので、高解像度でゲート配線を形成することができ、不揮発性半導体装置の高密度化、大容量化を図ることができる。
レジストとして、もしポジ型レジストを用いれば、レベンソン位相シフトマスクの場合、シフタエッジ境界部にできる暗部に起因するパタン残りを防止するために2枚のマスクを使用せざるを得なくなる。すなわち2枚マスク露光となってしまう。また、単純なラインアンドスペースパタンに対してはレベンソン位相シフト法に強い超解像効果を持つ二重極照明を採用したとしても、ラインアンドスペースパタンと垂直な方向の解像度が半分以下に低下してしまうため、末端処理用にもう1枚マスクを追加して重ね露光を行なう必要がある。よって、ポジ型レジストを用いれば、2枚マスク露光になるというデメリットに加え、この重ねの際のあわせずれ、およびX方向とY方向の解像度の差からパッド付近での寸法制御性が悪くなるという問題があった。
これに対して、ネガ型レジストを用いれば、1枚のマスクで済むという利点がある。従来は、ネガ型レジストを用いた場合はパタンがブリッジしやすくなるという問題があったが、本発明の露光工程を採用することによってその問題は解決することができた。
なお、本実施の形態では、ネガ型レジストを用いたが、本発明自体はポジ型レジスト使用時には適用できないということではない。ポジ型レジスト使用時には2枚マスク露光となるが、従来に比べれば解像度向上の効果は認められる。
ここで示した不揮発性半導体記憶装置のワード線は直線状のラインとスペースが交互に繰り返された単純なラインアンドスペースパターンにパッドが付いたものである。周辺回路部には複雑な形状を持つパタンがあるもののその寸法は200nm以上である。図25に示したようにワード線パタン1は周辺回路パタン3と孤立している。また、周辺回路パタン3はこのように大きな寸法であるため、周辺回路部には位相シフト部を配置する必要はない。周辺回路部では、パタンが大きいため、くびれなどの問題も無視できる。さらに、直線偏光光の弊害も無視できる。このような不揮発性半導体記憶装置のワード線レイアウトにおいては、本発明による強い超解像は特に有意義な効果を奏した。
(さらに後の工程)
露光工程の後、上側を覆うように層間絶縁膜(図示せず)を形成する。その後、ワード線である制御ゲート配線111a、ソース/ドレイン領域105、ウェル層101、消去ゲート配線に該当する第3のゲート配線107aに至るコンタクト孔をそれぞれ形成する。さらに、その後に上側を覆うように金属膜を堆積する。この金属膜をパターニングして配線とする。こうして、図7〜図10に示した半導体装置を完成した。この半導体装置はメモリセルアレイである。
このメモリセルアレイの構成を図27に示す。ソース/ドレイン領域105に相当する不純物導入層Dnはワード線と垂直な方向に延在し、同じ列に属して並ぶメモリセルを連ねて接続する配線の役割を有している。この不純物導入層Dnの各々の両端にはソース線あるいはデータ線を選択する選択MOSトランジスタが配置されている。
本方法によりワード線パターンピッチを120nmと、従来法の140nmに対し約15%縮小することができ、メモリセルの1つ当りの面積も約15%縮小された。チップに占めるメモリセルアレイの占有率は面積比で約70%だったので、チップ自体も約10%縮小することができた。チップサイズが小さくなることによって、製造原価が下がる上に歩留まりも向上した。このようなチップサイズの縮小を通常のレイアウト寸法の縮小によって行なうと、孔径や合わせ余裕も小さくすることになるが本方法ではワード線ピッチを小さくするだけでよく、孔径や合わせ余裕を小さくする必要はない。したがって、チップサイズを縮小するための方法としては、本発明の適用は、きわめて好都合な方法である。
なお、ワード線幅を小さくしてもカップリング比などのデバイス電気特性を劣化させることはない。なお、ここではチップサイズ縮小の効果を説明したが、メモリセルサイズが縮小した分だけ集積度を上げて記憶容量を拡大することも可能である。すなわち、本発明による半導体装置の製造方法を用いて不揮発性半導体記憶装置の集積度を上げることもできる。
なお、本実施の形態では、庇量が60nmの片掘り構造位相シフトマスクを用いたが、庇量が40nm以上であれば同様にパッド付近でのパタンブリッジは認められず、有効な効果が認められた。また、同様に庇量が40nm以上の両掘り構造位相シフトマスクでも同様の効果が認められた。
ここでは第2のゲート配線でありワード線でもある制御ゲート配線のパタン形成に本発明の露光工程を適用した場合を述べてきたが、このゲート配線に限らず第1のゲート配線の形成においても同様に効果があった。また、セルフアラインで形成される第3のゲート配線の作成においても同様に効果があった。
図13で示したシリコン窒化膜104a、浮遊ゲート配線103aのパタン形成時のマスクパタンレイアウトを図28に示す。この回路パタンも密集配線部であるラインアンドスペースパタン部21と、パッド部20とが主構成パタンである。この回路パタンを形成するためのマスクパタンにおいては、微細密集部に対し、交互に位相シフタを配置し、解像度を高めている。すなわちパタン23に位相シフタを配置し、パタン22を透過する露光光に対して位相がπずれるようにしている。このマスクは庇量が60nmの片掘り構造位相シフトマスクとした。また、この露光工程においては、ラインアンドスペースパタンに対してTE波となる直線偏光光による露光を行なった。このラインアンドスペースパタン部21は制御ゲート配線111aとは垂直な方向の配置となっているため、露光光の偏光面は、制御ゲート配線111aの露光のときに比べて90°回転させた方向となる。このようなマスクと直線偏光光の露光によりパタンブリッジや倒れが生じることなく微細なパタン形成ができた。
(実施の形態3)
(半導体装置)
図29を参照して、本発明に基づく実施の形態3における半導体装置の製造方法によって作製しようとする半導体装置について説明する。
図29は、本実施の形態における半導体装置の製造方法によって製造した不揮発性半導体記憶装置の断面図である。図29は、ワード線が延在する方向に平行にカットした断面図である。図30は、図29とは垂直な方向でカットした断面図である。
Si基板10の表面近傍には、不純物導入層12が形成されている。Si基板10の表面に不純物導入層12の上方にそれぞれ沿うように規則的に、絶縁体からなる電気的アイソレーション(以下、「アイソレーション」という。)11が形成されている。アイソレーション11は、不純物導入層12の中央に上方から割り込むような形状で配置されている。アイソレーション11同士の間の間隙には、第1の浮遊ゲート配線13、第2の浮遊ゲート配線14が下から順に積み重ねて形成されている。第2の浮遊ゲート配線14およびアイソレーション11の上側を絶縁膜16が覆っており、その上側に第2の浮遊ゲート配線14とは直交する方向にワード線15が配列されている。
(半導体装置の製造方法)
このワード線15のレイアウトは実施の形態2で示したものと同様であるので、実施の形態2と同様の露光工程を行なってワード線を形成した。他の工程については実施の形態2で示したものと同様である。
(作用・効果)
実施の形態3では、第1の浮遊ゲート配線13および第2の浮遊ゲート配線14が平行に配列されている各間隙にアイソレーション11が配置されることとなる。したがって、図29の左右方向に関しては、アイソレーション11の幅によってサイズ縮小の制約を受ける。そのため、ワード線と垂直なローカルデータ線の幅方向(図29における左右方向)のセルピッチは実施の形態2ほどには小さくならない。とはいえ、ワード線に沿った方向(図30における左右方向)のセルピッチは、本発明によってもたらされる寸法縮小効果により縮小される。本実施の形態によって、セルサイズを従来のワード線形成方法を用いた場合より約15%縮小することができた。
なお、本発明によるワード線ピッチ縮小法は、NOR型不揮発性半導体記憶装置、NAND型不揮発性半導体記憶装置、SPRIT GATE型不揮発性半導体記憶装置においても同様にセルサイズ縮小の効果がある。
レンズのNAが高いほど露光の入射角度は傾くため偏光の影響が大きく出るようになる。このため本発明による露光工程の効果がより顕著に出る。レンズのNAが0.9を超えるとレジスト転写像に差が顕著となる。したがって、上記実施の形態のいずれにおいても、露光工程は、位相シフトマスクとレジスト層との間にNAすなわち開口数が0.9以上のレンズを介して行なわれることが好ましい。
上記実施の形態のいずれにおいても、露光工程は、レンズとレジスト層との間に液体を満たして、すなわち、液浸露光法として行なわれることも好ましい。液浸露光法の場合は実効NAをより高めることができるので、より偏光依存性が大きくなる。液浸露光の場合、上述のワード線のような微細で密な主パタンに対してTE波(S偏光)となる直線偏光光を用いるとそのパタンピッチを無偏光光の場合より狭めることができ、チップサイズの縮小を行なうことができる。ただし、そのままでは光学像の空間周波数成分としては主パタンの方向とは垂直な方向の成分が加わってくる配線引き出し部でパタンブリッジやパタン倒れなどの解像不良が発生しやすくなる。しかし、波長λに対して庇量が0.2λ以上の庇部を備えるレベンソン位相シフトマスクを用いることによりその問題を解決することができる。
上記実施の形態のいずれにおいても、露光工程は、直線偏光光の偏光面が所望パタンのうちの最密の領域に対してTE偏光光となるように行なわれることが好ましい。このようにすることで、TE偏光光の性質を利用して最も効率良く高解像度の露光を得ることができる。
また、ここではArFリソグラフィの場合を述べたが、KrFリソグラフィ(波長248nm)やF2リソグラフィ(波長157nm)においても、本発明は同様に効果がある。特にKrFリソグラフィでは、露光波長の関係から露光光に対し適度な光吸収を持ち現像液や純水に対する膨潤が少ないフェノール溶解基を用いたネガ型レジストを使えるので、レジスト自体がパタン倒れしにくくなり、解像不良を起こしにくいという利点がある。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明に基づく実施の形態1で用いる位相シフトマスクの断面図である。 本発明に基づく実施の形態1で製作しようとする半導体装置の配線パタンの平面図である。 本発明に基づく実施の形態1で、位相シフトマスクの庇量Lを露光波長λで割った規格化庇量を横軸にして縦軸には露光によるコントラストを示したグラフである。 本発明に基づく実施の形態1で、ラインアンドスペースパタンの密集配線部からコンタクト部のパッドへ至る引出し線を長くした状態の平面図である。 本発明に基づく実施の形態1における露光工程の概念図である。 本発明に基づく実施の形態1で示した両掘り庇構造の位相シフトマスクの断面図である。 本発明に基づく実施の形態2で製作しようとする半導体装置の平面図である。 図7におけるVIII−VIII線に関する矢視断面図である。 図7におけるIX−IX線に関する矢視断面図である。 図7におけるX−X線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第1の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第2の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第3の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第4の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第5の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第6の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第7の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第8の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第9の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第10の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第11の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第12の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第13の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法の第14の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2の露光工程によって形成した回路パタンの平面図である。 本発明に基づく実施の形態2の露光工程で用いた片掘り構造位相シフトマスクの平面図である。 本発明に基づく実施の形態2における半導体装置の製造方法で作製したメモリセルアレイの回路図である。 本発明に基づく実施の形態2におけるシリコン窒化膜、浮遊ゲート配線のパタン形成時のマスクパタンレイアウトの平面図である。 本発明に基づく実施の形態3における半導体装置の製造方法によって製造した不揮発性半導体記憶装置の第1の断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における半導体装置の製造方法によって製造した不揮発性半導体記憶装置の第2の断面図である。
符号の説明
1 ワード線パタン、2 メモリセル領域、3 周辺回路パタン、4 直線パタン、5 パッド、6,7,8 開口部、10 Si基板、11 アイソレーション、12 不純物導入層、13 第1の浮遊ゲート配線、14 第2の浮遊ゲート配線、15 ワード線、16 絶縁膜、20 パッド部、21 ラインアンドスペースパタン部、22,23 パタン、100 シリコン基板、101 ウェル層、102 ゲート絶縁膜、103 ポリシリコン膜、103a 浮遊ゲート配線、104,104a,104b シリコン窒化膜、105 ソース/ドレイン領域、106 絶縁膜、106a 側壁絶縁膜、107 ポリシリコン膜、107a 第3のゲート配線、108 シリコン酸化膜、108a 絶縁膜、109 ポリシリコン膜、109a ポリシリコン部、110 シリコン酸化膜、110a 絶縁膜、111 ポリメタル膜、111a 制御ゲート配線(ワード線)、201 ガラス基板、202 遮光体、205a,205b 開口部、206 位相シフト部、207 庇部、208 側壁、210 密集配線部、211 パッド、212 繋ぎ部、213 引出し線、304 位相シフトマスク、305 直線偏光光、306 レンズ、307 ウエハ、308 レジスト膜。

Claims (6)

  1. 主表面を有する透明基体と前記主表面の一部を所望パタンで覆うように形成された遮光体とを備え、前記透明基体は前記主表面の凹部として形成されることによって前記透明基体の厚みが小さくなっている位相シフト部を含み、前記遮光体は前記位相シフト部の上に庇状に張り出す部分である庇部を含みなおかつ、前記庇部の張り出す長さは露光光の波長の0.2倍以上であるような位相シフトマスクをマスクとして、半導体装置の回路パタンを形成するためにレジスト層を直線偏光光で露光する露光工程を含む、半導体装置の製造方法。
  2. 前記露光工程は、前記位相シフトマスクと前記レジスト層との間に、開口数が0.9以上のレンズを介して行なわれる、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記露光工程は、前記レンズと前記レジスト層との間に液体を満たして行なわれる、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記露光工程は、前記直線偏光光の偏光面が前記所望パタンのうちの最密の領域に対してTE偏光光となるように行なわれる、請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体装置は、メモリセルを含み、前記回路パタンは、前記メモリセルの配線パタンを含む、請求項1から4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体装置は、不揮発性半導体装置を含み、前記回路パタンは、ゲート配線のパタンを含む、請求項1から4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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