JP2002075854A - 現像処理方法及び現像処理装置 - Google Patents

現像処理方法及び現像処理装置

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JP2002075854A
JP2002075854A JP2001158490A JP2001158490A JP2002075854A JP 2002075854 A JP2002075854 A JP 2002075854A JP 2001158490 A JP2001158490 A JP 2001158490A JP 2001158490 A JP2001158490 A JP 2001158490A JP 2002075854 A JP2002075854 A JP 2002075854A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェハ面内の現像速度の不均一を改善し,最
終的に均一な線幅が形成される現像処理方法を提供す
る。 【解決手段】 ウェハWの直径よりも長く形成され,そ
の長手方向に沿って複数の現像液供給口86を有する現
像液供給ノズル70が,ウェハW上に現像液を吐出しな
がらウェハWの一端から他端まで移動し,ウェハW表面
全面に現像液が供給され,ウェハW上に現像液の液膜が
形成される。次いで,ウェハWを静止した状態で所定時
間,例えば8秒間の静止現像が行われる。次にスピンチ
ャック60によってウェハWが2.0秒間回転され,ウ
ェハW上の現像液が攪拌されて,ウェハW面内における
現像液の濃度が均一になる。その後,再び48秒間の静
止現像が行われ,その静止現像が終了すると現像処理が
終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板の現像処理方
法及び現像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おけるフォトリソグラフィー工程では,ウェハ表面にレ
ジスト液を塗布し,レジスト膜を形成するレジスト塗布
処理,ウェハにパターンを露光する露光処理,露光後の
ウェハに対して現像を行う現像処理等が順次行われ,ウ
ェハに所定の回路パターンを形成する。
【0003】上述の現像処理では,ウェハの直径よりも
長くかつ,その長手方向に沿って複数の供給口を有する
現像液供給ノズルが,ウェハ上に現像液を吐出しながら
ウェハの一端から他端まで移動して,ウェハ表面全面に
現像液を供給する。そして,ウェハ上に現像液の液膜が
形成されると,その状態で所定時間静止してウェハの現
像を行う。このとき,ウェハ上では,露光によって現像
液に可溶になった露光部のレジスト膜と現像液とが化学
反応し,その露光部が溶けることによって,ウェハの現
像が進行されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述したよ
うに現像液供給ノズルを所定方向に移動させて現像液を
供給した場合には,現像液供給ノズルの移動方向と逆方
向,すなわちウェハの前記他端から一端方向に向かっ
て,その供給された現像液が流れる,いわゆる現像液の
流れ現象が起こることが発明者等の実験によって明らか
になった。
【0005】しかしながら,この現象の下,未露光部上
にあって,未だ化学反応に使用されていない高濃度の現
像液が隣の露光部に流れ込んだ場合には,その露光部の
化学反応の速度が増大され,その部分の現像速度が他の
部分に比べて増大される。これによって,その部分の線
幅が他の部分に比べて細くなる。一方,露光部にあっ
て,化学反応に使用されていた低濃度の現像液が隣の露
光部に流れ込んだ場合には,その露光部の反応速度が低
下し,その部分の現像速度が低下するため,その部分の
線幅が他の部分に比べて太くなる。すなわち,前記現象
によってウェハ面内における現像速度が不均一になり,
それによってウェハ上に最終的に形成される回路パター
ンの線幅にばらつきが生じる。
【0006】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,前記現像液の流れ現象によって引き起こされる
ウェハ等の基板面内の現像速度の斑を解消し,最終的に
均一な線幅が形成される現像処理方法及び現像処理装置
を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば,現像液供給手段が基板に対して相対的に移動しなが
ら,基板表面に現像液を供給して,基板を現像処理する
方法であって,基板表面に現像液が供給される第1の工
程と,基板が第1の所定時間現像される第2の工程とを
有し,前記第2の工程は,前記第1の工程終了後第2の
所定時間経過後に,前記基板表面の現像液を攪拌させる
工程を有することを特徴とする現像処理方法が提供され
る。
【0008】上述したような現像液の流れ現象が生じた
としても,この請求項1のように基板が現像されている
第2の工程中に,基板表面上の現像液を攪拌させること
によって,露光部,未露光部ともに均一な濃度の現像液
に覆われるため,現像速度が基板面内において均一にな
る。発明者らの知見によれば,現像の進行によって生ず
る反応生成物が撹拌されてまばらに散らばるため,現像
液の濃度が均一になる。このことは,パターンの疎密に
関係なく実現できる。したがって,基板上に最終的に形
成される回路パターンの線幅のばらつきが抑制される。
なお,前記攪拌工程を第1の工程終了後第2の所定時間
経過後としたのは,現像開始直後は,現像液の化学反応
があまり進んでおらず,現像液の濃度が基板面内におい
て変わらないため,その時点で攪拌することは,効果的
でなくむしろ現像の妨げになるためである。第2の所定
時間は,基板上に現像液が供給されてから露光部におけ
る現像の化学反応が50%〜80%程度進行するまでの
時間であることが好ましく,例えば第1の所定時間が6
0sec程度の場合には,発明者のモデル実験の結果か
ら3sec〜15sec程度が好ましい。
【0009】かかる請求項1の発明において,請求項2
のように前記現像液の攪拌工程が,前記基板を回転させ
ることによって行われるようにしてもよい。このよう
に,基板を回転させることによって,基板上の現像液が
遠心力により移動し,それと同時に現像液が攪拌され
る。こうすることによって,基板上の現像液の濃度が均
一になり,現像速度が均一になるため,基板上に所定の
線幅の回路パターンが形成される。なお,前記基板の回
転は,適切な時間,回転速度,回転加速度で行われるこ
とが重要であるが,特に,回転速度について言えば,発
明者のモデル実験の結果から,8インチサイズのウエハ
では100rpm〜1000rpm,12インチサイズ
のウエハでは,30rpm〜1000rpmが好まし
く,回転時間は2秒程度が好ましい。
【0010】また前記回転による撹拌工程は,前記基板
を正転させ,その後反転させることによって行われるよ
うにしてもよい。この場合,反転時の回転速度は,正転
時の回転速度よりも速い速度で行われることが好まし
い。これによって反応生成物がより偏らなくなり,さら
に現像処理の均一性が向上する。
【0011】請求項3の発明は,上述した請求項2の現
像処理方法であって,前記基板の回転は,前記現像液の
攪拌工程後の現像液の厚みが,所定の厚み以上になるよ
うに行われることを特徴とする現像処理方法が提供され
る。このように,前記攪拌工程後の現像液の厚みを所定
の厚み以上になるようにすることにより,前記攪拌工程
である基板の回転によって,基板上の現像液が過度に振
り切られて,現像液の液厚が薄くなりすぎ,その後の現
像処理において現像液が乾燥して現像が行われないなど
の弊害が防止できる。なお,現像液の厚みは,基板の回
転時間,回転速度,回転加速度を制御することにより調
節され,発明者の実験結果によれば,8μm以上である
ことが好ましい。
【0012】かかる発明において,前記現像液の攪拌工
程後の現像液の厚みを測定する工程と,前記測定結果に
基づいて,前記基板を回転させる時間を変更する工程と
を有するようにしてもよい。このように,前記攪拌工程
後の現像液の厚みを測定し,その測定結果に基づいて前
記回転時間を変更することにより,次に処理される基板
上の前記現像液の厚みを所定の厚みに調節することがで
きる。したがって,何らかの原因で前記現像液の厚みが
変動した場合においても,直ちに前記回転時間を修正
し,請求項2で記載したような現像液の乾燥等を防止し
て,多量の不良品が生成されることを防止できる。な
お,前記攪拌工程後とは,攪拌工程終了直後から前記第
2の工程が終了するまでを意味する。
【0013】また前記現像液の攪拌工程後の現像液の厚
みの測定結果に基づいて,前記基板の回転速度を変更す
るようにしてもよいし,前記基板の回転の加速度を変更
するようにしてもよい。この場合においても,現像液の
厚みが修正され,好適な厚みを維持して,現像処理を好
適に行うことができる。
【0014】上述した発明において,前記第1の工程
は,前記現像液供給手段が,前記基板の一端から他端ま
で移動しながら,前記基板に対して現像液を供給するこ
とによって行われるようにしてもよい。このように,現
像液供給手段が基板の一端から他端まで移動することに
よって,基板上に現像液の液膜を形成する場合には,供
給される現像液が基板に対して一定方向の速度を持つた
め,上述した現像液の流れ現象の影響が顕著に現れる。
したがって,上述したように,基板の現像工程中に前記
攪拌工程を行うことによって,現像処理が基板面内にお
いて均一に行われる。なお,この場合の現像液供給手段
は,例えば基板の直径よりも長く形成され,その長手方
向に沿って複数の供給口を有し,その長手方向に対して
略垂直方向に移動自在なものが提案される。
【0015】この場合,撹拌して,たとえば基板上の現
像液を振り切った後,さらに前記現像液供給手段を,今
度は逆の方向に,すなわち基板の他端から一端まで移動
させながら,前記基板表面に対して再度現像液を供給す
る工程をさらに有していてもよい。これによってさらに
現像処理の均一性を向上させることができる。
【0016】また,前記第1の工程は,前記現像液供給
手段が基板上方で停止し,基板が回転している状態で,
当該基板に対して現像液を供給することによって行われ
るようにしてもよいし,基板が回転している状態で,前
記現像液供給手段がこの基板上を停止又は移動している
ときに,当該基板に対して現像液を供給することによっ
て行われるようにしてもよい。このように,現像液供給
手段が停止した状態で基板だけを回転させて現像液を供
給する場合や,現像液供給手段を停止又は移動させなが
ら回転している基板に現像液を供給する場合において
も,前記攪拌工程を行うことにより,上述したいわゆる
現像液の流れ現象によって引き起こされる現像液の濃度
の斑が解消され,現像が基板面内において均一な速度で
行われる。
【0017】いずれの場合も,撹拌して,たとえば基板
上の現像液を振り切った後,さらに基板を逆方向に回転
させながら,前記基板表面に対して再度現像液を供給す
る工程をさらに有していてもよい。これによってさらに
現像処理の均一性を向上させることができる。
【0018】本発明の現像処理装置としては,現像液供
給手段を基板に対して相対的に移動させながら,基板表
面に現像液を供給して基板を現像処理する装置であっ
て,前記基板を保持して回転させる回転駆動部材と,前
記現像液供給後に前記回転駆動部材を正反転させる回転
制御装置とを有することを特徴とする,現像処理装置が
提案できる。
【0019】この場合,さらに基板表面に供給された現
像液の膜厚を測定する測定装置を有し,前記測定装置に
よる測定結果に基づいて,少なくとも基板の回転時間又
は回転速度を制御する制御装置とを有していたり,前記
測定装置による測定結果に基づいて,基板の回転後に前
記回転駆動部材を停止させて基板を現像する際の現像時
間を制御する制御装置をさらに有するように構成しても
よい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態について説明する。本実施の形態にかかる現像処理方
法は現像処理装置で実施される。図1は,前記現像処理
装置を有する塗布現像処理システム1の平面図であり,
図2は,塗布現像処理システム1の正面図であり,図3
は,塗布現像処理システム1の背面図である。
【0021】塗布現像処理システム1は,図1に示すよ
うに,例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部か
ら塗布現像処理システム1に対して搬入出したり,カセ
ットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットス
テーション2と,塗布現像処理工程の中で枚葉式に所定
の処理を施す各種処理装置を多段配置してなる処理ステ
ーション3と,この処理ステーション3に隣接して設け
られている図示しない露光装置との間でウェハWの受け
渡しをするインターフェイス部4とを一体に接続した構
成を有している。
【0022】カセットステーション2では,載置部とな
るカセット載置台5上の所定の位置に,複数のカセット
CをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在とな
っている。そして,このカセット配列方向(X方向)と
カセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z
方向;鉛直方向)に対して移送可能なウェハ搬送体7が
搬送路8に沿って移動自在に設けられており,各カセッ
トCに対して選択的にアクセスできるようになってい
る。
【0023】ウェハ搬送体7は,ウェハWの位置合わせ
を行うアライメント機能を備えている。このウェハ搬送
体7は後述するように処理ステーション3側の第3の処
理装置群G3に属するエクステンション装置32に対し
てもアクセスできるように構成されている。
【0024】処理ステーション3では,その中心部に主
搬送装置13が設けられており,この主搬送装置13の
周辺には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を
構成している。該塗布現像処理システム1においては,
4つの処理装置群G1,G2,G3,G4が配置されており,第
1及び第2の処理装置群G1,G2は現像処理システム1の
正面側に配置され,第3の処理装置群G3は,カセットス
テーション2に隣接して配置され,第4の処理装置群G4
は,インターフェイス部4に隣接して配置されている。
さらにオプションとして破線で示した第5の処理装置群
G5を背面側に別途配置可能となっている。前記主搬送装
置13は,これらの処理装置群G1,G2,G3,G4
に配置されている後述する各種処理装置に対して,ウェ
ハWを搬入出可能である。なお,処理装置群の数や配置
は,ウェハWに施される処理の種類によって異なり,処
理装置群の数は,1以上であれば4つで無くてもよい。
【0025】第1の処理装置群G1では,例えば図2に示
すように,ウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗
布装置17と,本実施の形態にかかる現像処理方法が行
われる現像処理装置18とが下から順に2段に配置され
ている。処理装置群G2の場合も同様に,レジスト塗布装
置19と,現像処理装置20とが下から順に2段に積み
重ねられている。
【0026】第3の処理装置群G3では,例えば図3に示
すように,ウェハWを冷却処理するクーリング装置3
0,レジスト液とウェハWとの定着性を高めるためのア
ドヒージョン装置31,ウェハWを待機させるエクステ
ンション装置32,レジスト液中の溶剤を乾燥させるプ
リベーキング装置33,34及び現像処理後の加熱処理
を施すポストベーキング装置35,36等が下から順に
例えば7段に重ねられている。
【0027】第4の処理装置群G4では,例えばクーリン
グ装置40,載置したウェハWを自然冷却させるエクス
テンション・クーリング装置41,エクステンション装
置42,クーリング装置43,露光処理後の加熱処理を
行うポストエクスポージャーベーキング装置44,4
5,ポストベーキング装置46,47等が下から順に例
えば8段に積み重ねられている。
【0028】インターフェイス部4の中央部にはウェハ
搬送体50が設けられている。このウェハ搬送体50は
X方向(図1中の上下方向),Z方向(垂直方向)の移
動とθ方向(Z軸を中心とする回転方向)の回転が自在
にできるように構成されており,第4の処理装置群G4に
属するエクステンション・クーリング装置41,エクス
テンション装置42,周辺露光装置51及び図示しない
露光装置に対してアクセスして,各々に対してウェハW
を搬送できるように構成されている。
【0029】次に,上述した現像処理装置18の構成に
ついて詳しく説明する。図4,5に示すように現像処理
装置18のケーシング18a内には,ウェハWを吸着
し,保持する吸着保持手段であるスピンチャック60が
設けられている。スピンチャック60の下方には,この
スピンチャック60を回転させる,例えばモータ等を備
えた回転駆動機構61が設けられている。この回転駆動
機構61は,回転制御装置62によって,その稼働が回
転自在に制御されており,ウェハWを所定の回転時間,
回転速度,回転加速度で回転させ,又は停止させること
ができるように構成されている。また,スピンチャック
60の回転駆動機構61には,スピンチャック60を上
下に移動自在とする機能が備えられており,ウェハWの
搬入出時にスピンチャック60を上下に移動させて,主
搬送装置13との間でウェハWの受け渡しができるよう
になっている。
【0030】スピンチャック60の外周外方には,この
スピンチャック60の外周を取り囲むようにして,上面
が開口した環状のカップ65が設けられており,前記ス
ピンチャック60上に吸着保持され,回転されたウェハ
Wから飛散した現像液等を受け止め,周辺の装置が汚染
されないようになっている。カップ65の底部には,前
記ウェハW等から飛散した現像液等を排液するドレイン
管63と,カップ65内を排気する排気管64とが設け
られている。また,カップ65には,スピンチャック6
0上に保持されたウェハWの裏面に対して洗浄液を供給
し,ウェハWの裏面を洗浄する裏面洗浄ノズル67が設
けられている。なお,カップ65には,図示しない駆動
機構が設けられており,カップ65全体が上下に移動し
て,後述する現像液供給ノズル70の移動の妨げになら
ないように下方に退避できるようになっている。
【0031】このカップ65の外方には,カップ65を
取り囲むようにして,上面が開口した方形状のアウトカ
ップ66が設けられており,前記カップ65では受け止
めきれないウェハW及び後述する現像液供給ノズル70
からの現像液等がそこで受け止められるようになってい
る。なお,アウトカップ66には,アウトカップ66を
上下に移動自在とする図示しない駆動機構が設けられて
おり,例えばウェハWが洗浄される際に上昇し,飛散さ
れた洗浄液等をより完全に回収できるようになってい
る。
【0032】ケーシング18a内には,図5に示すよう
にウェハWに現像液を供給するため現像液供給手段とし
ての現像液供給ノズル70と,ウェハW上面に洗浄液を
供給するための洗浄ノズル71とがアウトカップ66を
挟んで両側に配置されている。
【0033】現像液供給ノズル70は,図5に示すよう
に,アーム75により吊り下げられるようにして保持さ
れている。このアーム75は,ケーシング18a内にお
いて一方向(図5中の矢印M方向)に伸びるレール76
上を移動自在に構成されており,その移動速度や移動タ
イミングは,移動制御装置77により制御されている。
かかる構成により,現像液供給ノズル70がウェハW上
を前記M方向に沿って平行に移動することが可能であ
る。なお,前記アーム75は,モータ等を有する構造に
なっており,アーム75が上下方向に移動し,現像液供
給時に現像液供給ノズル70の吐出口先端とウェハWと
の距離を最適に調節できるように構成されている。
【0034】一方,洗浄液である,例えば純水を吐出す
る洗浄ノズル71は,リンスアーム80に支持されてお
り,このリンスアーム80は,レール76上を図示しな
い駆動機構により移動自在に構成されている。従って,
洗浄ノズル71は現像液供給ノズル70と同様に前記M
方向に移動自在である。なお,リンスアーム80がウェ
ハWの中心上方に位置したときに,洗浄ノズル71は,
例えばウェハWの中心に洗浄液を供給できるように設置
されている。こうすることにより,回転されているウェ
ハW上に供給された洗浄液が,ウェハW全面に拡散さ
れ,ウェハW全面において斑なく洗浄されるようになっ
ている。なお,洗浄ノズル71をウェハWの中心部から
周縁部に移動させつつ,ウェハW上に洗浄液を供給する
ようにしてもよい。
【0035】現像液供給ノズル70は,図5,図6に示
すように細長の形状をしており,その長さLは,少なく
ともウェハWの直径よりも大きくなっている。現像液供
給ノズル70上部には,図示しない現像液供給源からの
現像液を現像液供給ノズル70内に流入させる配管85
の一端が接続されている。現像液供給ノズル70の下部
には,複数の現像液供給口86が,前記長手方向に一列
に設けられている。また,現像液供給ノズル70の内部
には,図7に示すように前記各現像液供給口86と連通
された長手方向に長い液溜部87が形成されており,配
管85から現像液供給ノズル70内に流入された現像液
を一旦貯留し,その液溜部87から現像液を各現像液供
給口86から同時に同流量,同圧力で吐出できるように
構成されている。
【0036】また,図4,図5に示すように,アウトカ
ップ66の外方に位置する現像液供給ノズル70の待機
位置Tには,現像液供給ノズル70を洗浄する洗浄槽8
8が設けられている。この洗浄槽88は,細長の現像液
供給ノズル70を受容するように断面が凹状に形成され
ており,この洗浄槽88内には,現像液供給ノズル70
に付着した現像液を洗浄するための所定の溶剤が貯留さ
れている。
【0037】なお,ケーシング18aには,ウェハWを
搬送装置13によって搬入出するための搬送口90とこ
の搬送口90を開閉自在とするシャッタ91が設けられ
ており,ウェハWを搬入出するとき以外は,シャッタ9
1を閉じてケーシング18a内からの処理液の飛散等を
防止すると共に所定の雰囲気が保たれている。
【0038】次に,以上のように構成されている現像処
理装置18で実施される現像処理方法について,塗布現
像処理システム1で行われるフォトリソグラフィー工程
のプロセスと共に説明する。
【0039】先ず,ウェハ搬送体7がカセットCから未
処理のウェハWを1枚取りだし,第3の処理装置群G3に
属するアドヒージョン装置31に搬入する。このアドヒ
ージョン装置31において,レジスト液との密着性を向
上させるHMDSなどの密着強化剤を塗布されたウェハW
は,主搬送装置13によって,クーリング装置30搬送
され,所定の温度に冷却される。そして,所定温度に冷
却されたウェハWは,レジスト塗布装置17又は19に
搬送され,ウェハW上にレジスト液が塗布され,レジス
ト膜が形成される。その後,ウェハWはプリベーキング
装置34又は35に搬送されて,加熱処理が施され,そ
の後,エクステンション・クーリング装置41に搬送さ
れる。
【0040】次いで,ウェハWはエクステンション・ク
ーリング装置41からウェハ搬送体50によって取り出
され,その後,周辺露光装置51を経て露光装置(図示
せず)に搬送される。露光処理の終了したウェハWは,
ウェハ搬送体50によりエクステンション装置42に搬
送された後,主搬送装置13に保持される。次いで,こ
のウェハWはポストエクスポージャベーキング装置44
又は45,クーリング装置43に順次搬送され,これら
の処置装置にて所定の処理が施された後,現像処理装置
18又は20に搬送される。
【0041】上述した現像処理のプロセスについて詳し
く説明すると,先ず前処理が終了したウェハWが,主搬
送装置13によって現像処理装置18内に搬入され,ス
ピンチャック60上に吸着保持される。そして,待機位
置Tにある洗浄槽88内で待機していた現像液供給ノズ
ル70が,カップ65内でありウェハWの一端部の外方
であるスタート位置S(図5に示す)に移動する。
【0042】そして,そのスタート位置Sにおいて,現
像液供給ノズル70から現像液の吐出が開始され,その
吐出状態が安定するまで試し出しされる。
【0043】以下,第1の工程としての現像液供給工程
と,第2の工程としてのウェハWの現像工程とを図8に
基づいて説明すると,先ず,現像液供給ノズル70が現
像液を吐出しながら,速度60〜200mm/sでウェ
ハWの一端部外方のスタート位置Sから他端部外方のエ
ンド位置Eまで移動しつつ現像液の供給工程が行われ
る。このとき,図9に示すようにウェハW表面全面に現
像液が供給され,所定の厚み,例えば約1mmの現像液
の液膜が形成される。なお,ウェハWの直径が200m
m程度の場合,上記現像液供給ノズル70による現像液
の供給にかかる時間は,1〜3secとなる。このと
き,現像液供給ノズル70の移動方向と逆方向(M方向
負方向),すなわちエンド位置Eからスタート位置S向
う方向に流れるいわゆる現像液の流体移動である流れ現
象が発生する。
【0044】そして,上述したように現像液供給ノズル
70によって現像液がウェハW上に供給されると同時に
ウェハWの現像が開始され,第2の所定時間としての所
定時間,例えば8sec間,ウェハWを静止させた状態
で現像する。
【0045】上記8sec間の静止現像が終了(現像液
のウェハWへの供給工程開始から9〜11sec間)す
ると,次にウェハW上の現像液の現像液供給時間差で発
生する濃度差をなくすための攪拌工程としてのウェハW
の回転が開始される。このときウェハWは,図示しない
装置コントローラの現像処理プログラムに設定された所
定の回転時間,例えば2.0sec,所定の回転速度,
例えば1000rpm,所定の加速度,例えば1000
rpm/sで,回転制御装置62によって制御されて回
転される。これらのパラメータの値は,露光時の露光パ
ターンにより変わる現像液が十分に攪拌され,かつ回転
後のウェハWの表面上に残る現像液の液膜の厚みが所定
の厚み以上になるような値に決定される。
【0046】そして,回転が開始されると,図10に示
すようにウェハW上の現像液が振り切られると共に,ウ
ェハW上の現像液が攪拌され,ウェハW面内における現
像液の濃度の均一化が図られる。そして,回転の開始か
ら2.0sec経過後にウェハWの回転が停止され,ウ
ェハW上には,図11に示すように液膜の厚みが所定の
厚み,例えば8μm〜100μmの薄膜が形成される。
なお,この薄膜の厚みは,露光パターンの疎密度で変更
される。
【0047】その後,再びウェハWを静止した状態で4
8sec間ウェハWの現像が行われ,その静止現像が終
了すると,ウェハWの現像工程が終了する。従って,こ
の実施の形態では,現像液の供給工程とその直後の静止
現像工程とを合わせて10sec,その後の回転工程が
2sec,そして再度静止現像工程が48sec行わ
れ,これらを合わせると60sec間の現像工程が行わ
れたことになる。
【0048】その後,洗浄ノズル71がウェハWの中心
部上方まで移動され,ウェハWの所定速度の回転が開始
されるとともに,洗浄ノズル71と裏面洗浄ノズル67
からウェハWに洗浄液が供給され,ウェハWが洗浄され
る。なお,このときカップ65が上昇され,ウェハWか
ら飛散した洗浄液等がそのカップ65によって受け止め
られる。
【0049】洗浄液の供給が停止されると,ウェハWが
更に高速で回転され,ウェハWが乾燥される。そして,
ウェハWのこの乾燥工程が終了すると,ウェハWの現像
処理が終了し,ウェハWは主搬送装置13によって現像
処理装置18から搬出される。
【0050】以上の実施の形態では,ウェハWの現像工
程中にウェハWを回転させ,現像液を攪拌させたため,
上述したいわゆる現像液の流れ現象によって生じる現像
液の濃度の斑が解消され,ウェハW面内における現像速
度の均一化が図られる。したがって,ウェハWの回転後
の現像が斑なく行われ,ウェハW面内の回路パターンの
線幅のばらつきが抑制される。実際に,発明者等による
実験では,従来方式にて線幅のばらつきが3σ=18n
m(250nmLineパターンにて)であったものが
本方式では3σ=8nmとなり,線幅のばらつきが改善
されることが認められている。
【0051】また,回転後にウェハW上に残存する現像
液の液膜の厚みが所定の厚み,すなわち8〜100μm
になるようにしたので,回転後の残りの現像処理中に,
現像液が乾燥して現像が好適に行われないことが防止さ
れる。
【0052】さらに前記実施の形態における撹拌工程
は,ウエハを一方向に回転(正転)させて行っていた
が,かかる回転の後,今時は逆の方向に回転(反転)さ
せてさらに撹拌するようにしてもよい。このように正
転,反転させることで,基板上の現像液の濃度がさらに
均一化される。
【0053】なお正転の後,反転させる際のウエハの回
転速度は,晴天時の回転速度よりも速い方が好ましく,
たとえば正転時が100rpmの速度で2秒間回転させ
たときには,反転時はそれより速い,たとえば250r
pmの速度でウエハを回転させるようにするとよい。
【0054】スピンチャック60のそのような正転,反
転の制御は,回転制御装置62によって行われる。すな
わちまずスピンチャック60が所定の時間正転すると,
このスピンチャック60を停止させる。次いで今度はス
ピンチャック60を所定の時間,正転時より速い速度で
逆回転させるように回転駆動機構61を制御するように
回転制御装置62がプログラムされている。
【0055】また撹拌して,ウエハWの現像液を振り切
った後,さらに現像液供給ノズル70を,図4中の矢印
の方向とは逆の方向にウエハWの他端から一端まで移動
させながら,ウエハW表面に対して再度現像液を供給す
るようにしてもよい。これによって現像処理の均一性を
向上させることができる。
【0056】以上の実施の形態では,ウェハW表面全面
に現像液を供給する工程を,現像液供給ノズル70がウ
ェハWの一端から他端まで移動しながら,現像液を供給
するいわゆるノズルスキャンによって行っていたが,現
像液供給ノズル70を停止させた状態で,回転されたウ
ェハWに対して現像液を供給することによって行うよう
にしてもよい。この場合,例えば図12に示すように,
現像液供給ノズル70をウェハW中心部上方まで移動さ
せ,その後所定の回転速度,例えば30rpmで回転さ
れたウェハW上に現像液を吐出して,ウェハW表面全面
に現像液を供給する。そして,その後は,前記実施の形
態と同様に例えば9secの静止現像が行われ,2.0
sec間のウェハWの回転(攪拌)工程が行われ,その
後,再び48secの静止現像が行われて,ウェハWの
現像処理が終了する。かかるプロセスを実施することに
より,前記実施の形態同様にウェハW面内における現像
速度が均一化され,ウェハW上にばらつきのない線幅が
形成される。
【0057】また,ウェハWが回転している状態で,現
像液供給ノズル70がこのウェハW上で停止又は移動し
ているときに,ウェハWに対して現像液を供給して,ウ
ェハW表面全面に現像液を供給するようにしてもよい。
【0058】この場合,例えばウェハWが高速回転,例
えば1000rpmで回転され,そのウェハW上を現像
液供給ノズル70が現像液を吐出しながらウェハWの一
端部外方の位置S(図5中に示す)からウェハW中心上
方まで移動する。このとき,ウェハW上には現像液の薄
い膜が形成される。そして,現像液供給ノズル70がウ
ェハW中心部上方で停止し,現像液を吐出した状態でウ
ェハWの回転が例えば100rpmに減速される。そし
て,この状態で所定時間現像液がウェハW上に供給さ
れ,所定の厚み,例えば1mmの現像液の液膜が形成さ
れる。その後現像液の吐出が停止され,現像液の供給工
程が終了すると,上述した実施の形態と同様に,例えば
5secの静止現像が行われ,その後2.0secのウ
ェハWの回転(攪拌)工程が行われ,最後に再び48s
ecの静止現像が行われて,ウェハWの現像処理が終了
する。かかるプロセスを実施することにより,上述した
実施の形態同様にウェハW面内における現像速度が均一
化され,ウェハW上にばらつきのない線幅が形成され
る。
【0059】いずれの場合でも,撹拌して,ウエハWの
現像液を振り切った後,図12中の矢印方向とは逆の方
向にウエハWを回転させて現像液供給ノズル70からウ
エハWの表面に再び現像液を供給するようにしていもよ
い。これによって現像処理の均一性がさらに向上する。
【0060】また,上述した実施の形態における各現像
処理方法において,前記現像液の攪拌工程後に現像液の
液膜の厚みを測定し,その測定結果に基づいて前記攪拌
工程時のウェハWの回転時間を変更するようにしてもよ
い。この場合,例えば図13に示すように,現像処理装
置18内のスピンチャック60上方に,現像液の液膜の
厚みを測定できる装置,例えばレーザ変位計95を設け
る。このレーザ変位計95で測定された測定値が,スピ
ンチャック60の回転を制御する回転制御装置62に送
信されるようにする。また,回転制御装置62には,そ
の送信された測定結果に基づいて,回転時間の設定を適
切なものに変更する機能,例えば現像液の膜厚の許容値
を記憶し,測定された膜厚とその許容値を比較して,そ
の測定値が前記許容値を下回った場合にのみ回転時間の
設定を修正する機能を設ける。
【0061】そして,ウェハWの回転が終了した後に,
現像液の液膜の厚みが測定され,その測定値に基づい
て,回転時間の設定が変更される。例えば現像液の膜液
の厚みが5μm以下の場合には,回転時間が例えば2.
0secから1.5secに変更され,回転時間を減ら
すことによって,現像液の液膜の厚みが所定の厚み以上
になるように修正される。このように,回転後の現像液
の液膜の厚みを測定し,その測定結果に基づいて回転時
間の設定を変更することによって,次に処理されるウェ
ハWの回転後の液膜の厚みが適切なものとなり,例えば
薄すぎて現像液が乾燥し,その後の現像が好適に行われ
ない等の弊害が防止される。また,膜厚が厚すぎる場合
においても膜厚が薄くなるような回転時間の変更をして
もよい。
【0062】なお,前記現像液の液膜の厚みの測定結果
に基づいて,前記回転時間を変更するようにしていた
が,ウェハWの回転速度若しくは回転加速度を変更する
ようにしてもよい。また,回転時間,回転速度,回転加
速度全てを変更するようにしてもよいし,そのうちのい
ずれか2つのパラメータを変更するようにしてもよい。
また測定結果に基づいて,基板の回転後に前記回転駆動
部材を停止させて基板を現像する際の現像時間を制御す
るようにしてもよい。
【0063】なお,以上で説明した実施の形態は,半導
体ウェハデバイス製造プロセスのフォトリソグラフィー
工程におけるウェハWの現像処理方法についてであった
が,本発明は半導体ウェハ以外の基板例えばLCD基板
の現像処理方法においても応用できる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば,基板表面の現像液を攪
拌させることによって,基板面内において基板上の現像
液の濃度が均一になり,基板面内における現像速度が同
一になるため,その後の現像が均一に行われる。したが
って,基板上に形成される回路パターンの線幅が所定の
幅に形成され,歩留まりの向上が図られる。
【0065】基板を回転させることによって現像液を攪
拌させることで,既存の装置の機能を用いて,容易に攪
拌工程を含む現像処理方法を実施することができる。
【0066】また攪拌工程後の現像液の厚みを所定の厚
み以上にすることで,現像液の乾燥等が防止され,その
後の現像が好適に行われるため,歩留まりの向上が図ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる現像処理方法で使用され
る現像処理装置を有する塗布現像処理システムの外観を
示す平面図である。
【図2】図1の塗布現像処理システムの正面図である。
【図3】図1の塗布現像処理システムの背面図である。
【図4】本実施の形態で用いられる現像処理装置の縦断
面の説明図である。
【図5】本実施の形態で用いられる現像処理装置の横断
面の説明図である。
【図6】図4の現像処理装置で用いられる現像液供給ノ
ズルの斜視図である。
【図7】図6の現像液供給ノズルの縦断面図である。
【図8】現像液の供給開始から現像終了までの時間配分
を示す説明図である。
【図9】ウェハ上に現像液が供給され,現像液の液膜が
形成された状態を示す説明図である。
【図10】ウェハが回転され,ウェハ上の現像液が振り
切られている状態を示す説明図である。
【図11】ウェハの回転が終了し,ウェハ上に薄い膜が
形成されている状態を示す説明図である。
【図12】現像液の供給工程における他の供給態様を示
す斜視図である。
【図13】現像液の膜厚を測定するレーザ変位計を設け
た場合の現像処理装置の縦断面の説明図である。
【符号の説明】
1 塗布現像処理システム 18 現像処理装置 60 スピンチャック 70 現像液供給ノズル 86 現像液供給口 S スタート位置 E エンド位置 W ウェハ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像液供給手段が基板に対して相対的に
    移動しながら,基板表面に現像液を供給して,基板を現
    像処理する方法であって,基板表面に現像液が供給され
    る第1の工程と,基板が第1の所定時間現像される第2
    の工程とを有し,前記第2の工程は,前記第1の工程終
    了後第2の所定時間経過後に,前記基板表面の現像液を
    攪拌させる工程を有することを特徴とする,現像処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記現像液の攪拌工程は,前記基板を回
    転させることによって行われることを特徴とする,請求
    項1に記載の現像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記回転による撹拌工程は,前記基板を
    正転させ,その後反転させることによって行われること
    を特徴とする,請求項2に記載の現像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記反転は,正転時の回転速度よりも速
    い速度で行われることを特徴とする,請求項3に記載の
    現像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記基板の回転は,前記現像液攪拌工程
    後の現像液の厚みが,所定の厚み以上になるように行わ
    れることを特徴とする,請求項2,3又は4のいずれか
    に記載の現像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記現像液の攪拌工程後の現像液の厚み
    を測定する工程と,前記測定結果に基づいて,前記基板
    を回転させる時間を変更する工程とを有することを特徴
    とする,請求項2,3又は4のいずれかに記載の現像処
    理方法。
  7. 【請求項7】 前記現像液の攪拌工程後の現像液の厚み
    を測定する工程と,前記測定結果に基づいて,前記基板
    の回転速度を変更する工程とを有することを特徴とす
    る,請求項2,3又は4のいずれかに記載の現像処理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記現像液の攪拌工程後の現像液の厚み
    を測定する工程と,前記測定結果に基づいて,前記基板
    の回転の加速度を変更する工程とを有することを特徴と
    する,請求項2,3又は4のいずれかに記載の現像処理
    方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の工程は,前記現像液供給手段
    が,前記基板の一端から他端まで移動しながら,前記基
    板に対して現像液を供給することによって行われること
    を特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,7又は
    8のいずれかに記載の現像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記撹拌させる工程の後,前記現像液
    供給手段を,前記基板の他端から一端まで移動させなが
    ら,前記基板表面に対して再度現像液を供給する工程を
    さらに有することを特徴とする,請求項9に記載の現像
    処理方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の工程は,前記現像液供給手
    段を基板上方で停止させ,基板を回転させている状態
    で,当該基板に対して現像液を供給することによって行
    われることを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,
    6,7又は8のいずれかに記載の現像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記撹拌させる工程の後,前記現像液
    供給手段を基板上方で停止させ,基板を前記回転とは逆
    方向に回転させている状態で,当該基板に対して再度現
    像液を供給する工程をさらに有する,ことを特徴とす
    る,請求項11に記載の現像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の工程は,基板が回転してい
    る状態で,前記現像液供給手段がこの基板上を停止又は
    移動しているときに,当該基板に対して現像液を供給す
    ることによって行われることを特徴とする,請求項1,
    2,3,4,5,6,7又は8のいずれかに記載の現像
    処理方法。
  14. 【請求項14】 前記撹拌させる工程の後,基板を前記
    回転とは逆方向に回転させている状態で,前記現像液供
    給手段を基板上方で停止又は移動しながら当該基板に対
    して再度現像液を供給する工程をさらに有することを特
    徴とする,請求項13に記載の現像処理方法。
  15. 【請求項15】 現像液供給手段を基板に対して相対的
    に移動させながら,基板表面に現像液を供給して基板を
    現像処理する装置であって,前記基板を保持して回転さ
    せる回転駆動部材と,前記現像液供給後に前記回転駆動
    部材を正反転させる回転制御装置とを有することを特徴
    とする,現像処理装置。
  16. 【請求項16】 さらに基板表面に供給された現像液の
    膜厚を測定する測定装置を有し,前記測定装置による測
    定結果に基づいて,少なくとも基板の回転時間又は回転
    速度を制御する制御装置とを有することを特徴とする,
    請求項15に記載の現像処理装置。
  17. 【請求項17】 さらに基板表面に供給された現像液の
    膜厚を測定する測定装置を有し,前記測定装置による測
    定結果に基づいて,基板の回転後に前記回転駆動部材を
    停止させて基板を現像する際の現像時間を制御する制御
    装置をさらに有することを特徴とする,請求項15に記
    載の現像処理装置。
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