JP2002075572A - 電気的接触装置とそれを用いた半導体デバイスのテストソケットおよび半導体モジュールならびに半導体デバイスのテスト方法 - Google Patents

電気的接触装置とそれを用いた半導体デバイスのテストソケットおよび半導体モジュールならびに半導体デバイスのテスト方法

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JP2002075572A JP2000258580A JP2000258580A JP2002075572A JP 2002075572 A JP2002075572 A JP 2002075572A JP 2000258580 A JP2000258580 A JP 2000258580A JP 2000258580 A JP2000258580 A JP 2000258580A JP 2002075572 A JP2002075572 A JP 2002075572A
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Nobutaka Kamo
宣卓 加茂
Hiroaki Tosa
博昭 土佐
Tatsu Azuma
辰 東
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    • GPHYSICS
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体デバイスなどのボール状、短冊状接触
子に対して、大きな接触面積で確実な接触を達成する電
気的接触装置とそれを用いた半導体デバイスのテストソ
ケットおよび半導体モジュールならびに半導体デバイス
のテスト方法を得る。 【解決手段】 支持棒と可動棒との間に、リング状部ま
たは螺旋状部を有するコンタクトリードを配置し、可動
棒を移動してリング状部または螺旋状部の径を大きくし
た拡開状態において、リング状部または螺旋状部の内部
に接触子を挿入し、その径が小さな収縮状態でそれを接
触子の外周に巻き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体デバイスなど
の接触子に対して電気的な接触を達成する電気的接触装
置とそれを用いる半導体デバイスのテストソケットおよ
び半導体モジュールならびに半導体デバイスのテスト方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路などの半導体デバイスと
して、ボール・グリッド・アレイ(BGA)を用いたも
のがある。これは、半導体チップを内封したパッケージ
の一面に多数のボール状接触子を配置したもので、各ボ
ール状接触子はパッケージ内部の半導体チップの各電極
に接続され、外部端子として利用される。
【0003】かかる半導体デバイスに対して、それをテ
ストする時にテストソケットが使用され、またかかる半
導体デバイスをプリント基板などの回路基板上に実装す
る時には半導体デバイスを実装ソケットに組み込んだ半
導体モジュールが使用される。これらのテストソケット
または半導体モジュールでは、半導体デバイスの各接触
子に対して電気的な接触を行う電気的接触装置が組み込
まれる。
【0004】図22,23,24はこのような電気的接
触装置の従来例を示す。図は1つのボール状接触子に対
する従来の接触機構を示す。この従来の接触機構は図2
2に示すようにボール状接触子1を一対の短冊状のコン
タクトリード2A,2Bで挟むものであり、図23の例
では、コンタクトリード2A,2Bは接触子1の直径上
で互いに対向する位置に配置されている。図24の例
は、隣り合うボール状接触子1に対するコンタクトリー
ド2A,2Bが不用意に互いに誤接触するのを回避する
ため、コンタクトリード2A,2Bをずらして配置した
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでボール状接触
子1は、理論上、コンタクトリード2A,2Bに対して
点接触するが、ボール状接触子1が変形すると、面接触
となる。コンタクト抵抗を小さくするには面接触が好ま
しいが、このためにはボール状接触子1を変形させる必
要があり、この変形を抑えてボール状接触子1に確実に
コンタクトリードを接触させるとコンタクト抵抗が増加
する。このようにボール状接触子に対してコンタクトリ
ードを確実に接触させることと、コンタクト抵抗を小さ
くすることの両方を満足させることはできず、どちらか
を犠牲にせざるを得ないのが現実である。
【0006】この発明は、かかる現状に着目して、接触
子に対してコンタクトリードをより大きな接触面積で確
実に接触させ、コンタクト抵抗を小さくすることができ
る改良された接触機構をもった新規な電気的接触装置を
提案するものである。
【0007】またこの発明は、接触子に対してコンタク
トリードをより大きな接触面積で確実に接触させ、コン
タクト抵抗を小さくすることができる改良された接触機
構を備えた新規な半導体デバイスのテストソケットを提
案するものである。
【0008】またこの発明は、接触子に対してコンタク
トリードをより大きな接触面積で確実に接触させ、コン
タクト抵抗を小さくすることができる改良された接触機
構を備えた新規な半導体モジュールを提案するものであ
る。
【0009】またこの発明は、接触子に対してコンタク
トリードをより大きな接触面積で確実に接触させ、コン
タクト抵抗を小さくすることができる改良された接触機
構を利用して半導体デバイスのテストを行う新規な半導
体デバイスのテスト方法を提案するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による電気的接
触装置は、支持端と可動端との間にあってリング状部を
形成するように曲げられた弾性を有する導電体からなる
コンタクトリードを有する接触機構、前記接触機構のコ
ンタクトリードの可動端を動かす駆動機構、および前記
接触機構のコンタクトリードに必要な電位を与える電気
回路を備え、前記駆動機構は前記接触機構のコンタクト
リードがそのリング状部の径の大きな拡開状態を取るよ
うに前記可動端を動かし、前記接触機構のコンタクトリ
ードが、前記拡開状態においてそのリング状部の内部に
挿入された接触子に対し、前記拡開状態よりもリング状
部の径の小さな収縮状態で接触するようになされてい
る。
【0011】またこの発明による電気的接触装置は、前
記リング状部が円の一部分を形成するように曲げられた
ものである。
【0012】またこの発明による電気的接触装置は、前
記リング状部が波形形状を持ったものである。
【0013】またこの発明による電気的接触装置は、前
記支持端がベース板に取り付けられた支持棒によって支
持され、前記可動端が前記ベース板に形成された案内溝
に沿って移動可能な可動棒に係合され、前記駆動機構が
前記可動棒を移動させ前記可動端を動かすように構成さ
れている。
【0014】またこの発明による電気的接触装置は、前
記支持端と可動端およびリング状部が前記ベース板とほ
ぼ平行な平面上に配置されている。
【0015】またこの発明による電気的接触装置は、前
記支持端と可動端とが、前記ベース板とぼぼ平行な互い
に異なる平面上に配置されている。
【0016】またこの発明による電気的接触装置は、前
記可動棒が前記ベース板と垂直な方向にも動くようにな
っている。
【0017】またこの発明による電気的接触装置は、前
記接触機構が前記コンタクトリードを複数個有し、それ
ぞれのコンタクトリードの支持端が前記支持棒によって
共通に支持され、それぞれのコンタクトリードの可動端
が前記可動棒によって共通に動かされるようになってい
る。
【0018】またこの発明による電気的接触装置は、ベ
ース板上に互いに離れて複数個配置されそれぞれ支持端
と可動端の間にリング状部を形成するように曲げられた
弾性を有する導電体からなるコンタクトリードを有する
接触機構、前記各接触機構のコンタクトリードの可動端
を共通に動かす駆動機構、および前記各接触機構のコン
タクトリードのそれぞれに必要な電位を与える電気回路
を備え、前記駆動機構は前記各接触機構のコンタクトリ
ードがそのリング状部の径の大きな拡開状態を取るよう
に前記各接触機構のコンタクトリードの可動端を動か
し、前記各接触機構のコンタクトリードが、前記拡開状
態においてそのリング状部の内部に挿入された接触子に
対し、前記拡開状態よりもリング状部の径の小さな収縮
状態で接触するようになされている。
【0019】またこの発明による電気的接触装置は、前
記各接触機構のコンタクトリードの支持端がベース板に
取り付けられた複数の支持棒によってそれぞれ支持さ
れ、前記各接触機構のコンタクトリードの可動端がそれ
ぞれ前記ベース板に形成された案内溝に沿って移動可能
な複数の可動棒に係合され、前記駆動機構が前記各可動
棒を移動させ前記各接触機構の可動端を共通に動かすよ
うに構成されたものである。
【0020】またこの発明による電気的接触装置は、前
記各接触機構がその支持棒に共通に支持されまたその可
動棒に共通に係合された複数のコンタクトリードを持っ
ており、これらの各コンタクトリードが前記ベース板に
ほぼ平行な互いに異なる平面上に配置されている。
【0021】またこの発明による電気的接触装置は、ベ
ース板上に互いに離れて配置されそれぞれ支持端と可動
端の間にリング状部を形成するように曲げられた弾性を
有する導電体からなるコンタクトリードを有する第1、
第2の接触機構、前記各接触機構のコンタクトリードの
可動端を共通に動かす駆動機構、および前記各接触機構
のコンタクトリードのそれぞれに必要な電位を与える電
気回路を備え、前記駆動機構は前記各接触機構のコンタ
クトリードをそのリング状部の径の大きな拡開状態を取
るように前記各接触機構のコンタクトリードの可動端を
動かし、前記各接触機構のコンタクトリードが、前記拡
開状態においてそのリング状部の内部に挿入された各接
触子に対し、前記拡開状態よりもリング状部の径の小さ
な収縮状態で接触するようになされている。
【0022】またこの発明による電気的接触装置は、前
記第1の接触機構がその支持棒に共通に支持されまたそ
の可動棒に共通に係合された複数のコンタクトリードを
持ち、また前記第2の接触機構がその支持棒に共通に支
持されまたその可動棒に共通に係合された複数のコンタ
クトリードを持ち、これらの第1、第2の接触機構の各
コンタクトリードが前記ベース板にほぼ平行な互いに異
なる平面上に配置されている。
【0023】またこの発明による電気的接触装置は、支
持端と可動端との間にあって螺旋状部を形成するように
曲げられた弾性を有する導電体からなるコンタクトリー
ドを有する接触機構、前記コンタクトリードの可動端を
動かす駆動機構、および前記コンタクトリードに必要な
電位を与える電気回路を備え、前記駆動機構は前記コン
タクトリードがその螺旋状部の径の大きな拡開状態を取
るように前記可動端を動かし、前記接触機構のコンタク
トリードが、前記拡開状態においてその螺旋状部の内部
に挿入された接触子に対し、前記拡開状態よりも螺旋状
部の径の小さな収縮状態で接触するようになされてい
る。
【0024】またこの発明による半導体デバイスのテス
トソケットは、複数の接触子を有する半導体デバイスを
電気的にテストするためのテストソケットであって、ベ
ース板の一面に設けられた複数の支持棒と複数の可動
棒、前記各支持棒と可動棒の間にあってそれぞれリング
状部を形成するように曲げられた弾性を有する導電体か
らなるコンタクトリードを有する複数の接触機構、前記
各接触機構の可動棒を共通に動かす駆動機構、および前
記各接触機構の支持棒を介して前記各接触機構のコンタ
クトリードにそれぞれテストに必要な電位を与える電気
回路を備え、前記駆動機構は前記各接触機構のコンタク
トリードがそのリング状部の径の大きな拡開状態を取る
ように前記各可動棒を動かし、前記各接触機構のコンタ
クトリードが、前記拡開状態においてそのリング状部の
内部に挿入された各接触子に対し、前記拡開状態よりも
リング状部の径の小さな収縮状態で接触するようになさ
れている。
【0025】またこの発明による半導体デバイスのテス
トソケットは、複数の接触子を有する半導体デバイスを
電気的にテストするためのテストソケットであって、ベ
ース板の一面に設けられた複数の支持棒と複数の可動
棒、前記各支持棒と可動棒の間にあってそれぞれ螺旋状
部を形成するように曲げられた弾性を有する導電体から
なるコンタクトリードを有する複数の接触機構、前記各
接触機構の可動棒を共通に動かす駆動機構、および前記
各接触機構の支持棒を介して前記各コンタクトリードに
それぞれテストに必要な電位を与える電気回路を備え、
前記駆動機構は前記各接触機構のコンタクトリードがそ
の螺旋状部の径の大きな拡開状態を取るように前記各可
動棒を動かし、前記各接触機構のコンタクトリードが、
前記拡開状態においてその螺旋状部の内部に挿入された
各接触子に対し、前記拡開状態よりも螺旋状部の径の小
さな収縮状態で接触するようになされている。
【0026】またこの発明による半導体モジュールは、
複数の接触子を有する半導体デバイスを実装ソケットに
組み込んだ半導体モジュールであって、前記実装ソケッ
トは、それぞれ支持端と可動端との間でリング状部を形
成する弾性を有する導電体からなるコンタクトリードを
有する複数の接触機構、この各接触機構のコンタクトリ
ードの可動端を共通に動かす駆動機構、および前記各接
触機構のコンタクトリードに対する配線を備え、前記駆
動機構は前記各接触機構のコンタクトリードがそのリン
グ状部の径が大きな拡開状態を取るように各接触機構の
可動端を駆動し、前記各接触機構のコンタクトリード
が、前記拡開状態でそのリング状部の内部に挿入された
前記各接触子に対し、前記拡開状態よりもリング状部の
径の小さな収縮状態で接触するようになされている。
【0027】さらにまたこの発明による半導体モジュー
ルは、複数の接触子を有する半導体デバイスを実装ソケ
ットに組み込んだ半導体モジュールであって、前記実装
ソケットは、それぞれ支持端と可動端との間で螺旋状部
を形成する弾性を有する導電体からなるコンタクトリー
ドを有する複数の接触機構、この各接触機構のコンタク
トリードの可動端を共通に動かす駆動機構、および前記
各接触機構のコンタクトリードに対する配線を備え、前
記駆動機構は前記各接触機構のコンタクトリードがその
螺旋状部の径が大きな拡開状態を取るように前記各接触
機構の可動端を駆動し、前記各接触機構のコンタクトリ
ードが、前記拡開状態でその螺旋状部の内部に挿入され
た前記各接触子に対し、前記拡開状態よりも螺旋状部の
径の小さな収縮状態で接触するようになされている。
【0028】またこの発明による半導体デバイスのテス
ト方法は、複数の接触子を有する半導体デバイスを電気
的にテストするテスト方法であって、それぞれ支持端と
可動端との間でリング状部を形成する弾性を有する導電
体からなるコンタクトリードを有する複数の接触機構を
準備するステップ、前記各接触機構のコンタクトリード
をそのリング状部の径が大きな拡開状態にしこの状態で
前記半導体デバイスの各接触子を前記各接触機構のコン
タクトリードのリング状部の内部に挿入するステップ、
および前記各接触機構のコンタクトリードをそのリング
状部の径の小さな収縮状態としこの状態で前記各接触機
構のコンタクトリードを前記半導体デバイスの接触子に
接触させ前記半導体デバイスのテストを行うステップを
含んだ方法である。
【0029】またこの発明による半導体デバイスのテス
ト方法は、複数の接触子を有する半導体デバイスを電気
的にテストするテスト方法であって、それぞれ支持端と
可動端との間で螺旋状部を形成する弾性を有する導電体
からなるコンタクトリードを有する複数の接触機構を準
備するステップ、前記各接触機構のコンタクトリードを
その螺旋状部の径が大きな拡開状態にしこの状態で前記
半導体デバイスの各接触子を前記各接触機構のコンタク
トリードの螺旋状部の内部に挿入するステップ、および
前記各接触機構のコンタクトリードをその螺旋状部の径
の小さな収縮状態としこの状態で前記各接触機構のコン
タクトリードを前記半導体デバイスの接触子に接触させ
前記半導体デバイスのテストを行うステップを含んだ方
法である。
【0030】
【実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明による電
気的接触装置の実施の形態1を示す一部断面を含む側断
面図、図2はその上面図である。この電気的接触装置は
1つの接触機構10を含んだものである。接触機構10
は二枚の互いに重なったベース板11,12上に組み立
てられている。図1では、このベース板11,12が断
面で示されている。この接触機構10は支持棒13と可
動棒14とコンタクトリード15を有している。コンタ
クトリード15は弾性を有する導電体、例えば銅、アル
ミニウムなどの線材で構成され、支持端16と可動端1
7の間にリング状部18を形成するように曲げられてい
る。支持端16、可動端17、リング状部18はベース
板11,12の上平面と平行な1つの平面上に位置する
ように形成されており、またリング状部18は円の一部
分を切り取ったような円状部分18Aを持って形成され
ている。
【0031】支持棒13はベース板11,12と垂直に
配置されこれらのベース板11,12を貫通しており、
ベース板11,12の間に抜け止め用の鍔部分13Aを
挟んでいる。支持棒13はその軸芯を中心にしてベース
板11,12に対して回転可能である。可動棒14はベ
ース板11,12の間に鍔部分14Aを挟み、ベース板
11を貫通してベース板11と垂直に延びている。ベー
ス板11には、可動棒14が嵌まり込む案内溝11Aが
形成されている。この案内溝11Aは円弧状に形成さ
れ、その円弧の中心はリング状部18の中心の近くに位
置する。
【0032】コンタクトリード15の支持端16は支持
棒13に固定され、その可動端17は連結線19に固定
される。この連結線19は可動棒14を径方向に貫通す
る孔14Bを貫通しており、可動棒14が案内溝11A
に沿って移動すると、コンタクトリード15の可動端1
7もそれに伴って移動する。連結線19と孔14Bとは
互いに摺動可能であり、可動棒14の移動につれて、連
結線19が孔14B内に保持された状態で、連結線19
がその線方向に孔14B内を摺動可能である。
【0033】ベース板11は固定されるが、ベース板1
2は図1の紙面に垂直な方向に可動である。このベース
板12は所定の駆動機構によって図1に紙面と垂直な方
向に駆動される。ベース板12は支持棒13が嵌り込む
逃げ溝12Aを持つ。この逃げ溝12Aはベース板12
が図1の紙面に垂直な方向に動く時に、支持棒13がそ
の動きを阻止するのを防止する。支持棒13はベース板
11,12の下の部分で回路基板20上の配線21に接
触し、この接触により、コンタクトリード15には電気
回路から所定の電位が与えられる。この電位は、例えば
電源電圧、またはグランド電位などである。
【0034】図3はベース板12を駆動する駆動機構を
含んだ電気的接触装置を示す一部断面を含む側面図であ
る。この電気的接触装置は下部ケース22を持ち、この
下部ケースが断面で示されている。この下部ケース22
はベース板11,12の下に位置する底板部分22Aと
その端縁から垂直に立ち上がった側壁部分22Bを有す
る。ベース板12に対する駆動機構23は、この側壁部
分22Bの内面に案内されて上下方向に移動可能な駆動
板24を含んでおり、この駆動板24はその下部にベー
ス板12の端縁に延びる板部分24Aを有している。ベ
ース板12の端縁には傾斜面12Bが形成されており、
前記板部分24Aにはこの傾斜面12Bと対向する傾斜
面24Bが形成されている。傾斜面12Bと24Bは互
いにほぼ平行に相対向しており、駆動板24が矢印F1
の方向に押し込まれると、傾斜面24Bが傾斜面12B
に当接し、傾斜面12Bに矢印F2方向の力を与え、こ
のためベース板12がその面内で矢印F2方向に駆動さ
れる。なお、符号25は上ケースである。
【0035】図1,2に示す状態は定常状態である。図
2の通り、この定常状態では可動棒17は案内溝11A
の一端11aに比較的近い位置にある。この図2の定常
状態におけるリング状部18の内径をD1とする。
【0036】図4、図5はこの電気的接触装置の実施の
形態1の拡開状態を示し、図6、図7はその収縮状態を
示す。これらの図において、図4、図6は図1に対応す
る側面図、図5、図7は図2に対応する上面図である。
図4、図5の拡開状態は、コンタクトリード15のリン
グ状部18の径が拡大した状態であり、この状態におけ
るリング状部18の内径をD2とすると、この内径D2
は点線で示すボール状接触子1の外径D0に対し、D2
>D0となるように、その大きさが設定され、ボール状
接触子1はこの状態でリング状部18の内部に挿入され
る。この拡開状態では、ベース板12が図1、図4の紙
面に垂直な方向に押し込まれ、可動棒14が案内溝11
Aの端11bにあり、これに伴って可動端17がリング
状部18の径を拡大している。なお、接触子1の外径D
0は、ボール状接触子1のベース板11,12と平行な
平面の中、接触子1が最大の外径を与える平面における
最大径であり、ボール状接触子1の直径に等しい。
【0037】図6、図7の収縮状態では、コンタクトリ
ード15のリング状部18の径が前記拡開状態よりも収
縮した状態にあり、この収縮状態におけるリング状部1
8の内径をD3はボール状接触子1の外径D0にほぼ等
しい。すなわちこの状態では、リング状部18はその径
の縮小により、ボール状接触子1の最大径部分でその外
面を取り巻くように、接触子1に接触している。この収
縮状態は、リング状部18が図4、図5に示す拡開状態
から、図1、図2に示す定常状態に戻る途中に現れ、リ
ング状部18が接触子1に巻き付いた状態である。収縮
状態では、ベース板12に対する押し込み力は解除され
ており、この力の解除とともにベース板が定常状態に戻
る途中で収縮状態となる。
【0038】収縮状態において、リング状部18はその
弾性によりボール状接触子1の外周に所定の力で巻き付
くようになり、従ってボール状接触子1が変形しない状
態でそのほぼ全周に対する接触が達成され、コンタクト
抵抗も充分に低くできる。ボール状接触子1が半導体デ
バイスのパッケージの外面に存在するものであるとき、
前記収縮状態で接触子1に必要な電位を与えることによ
り、半導体デバイスに必要なテストを実施することがで
き、また半導体デバイスに必要な電位を与えて、半導体
デバイスに所望の機能を発揮させることもでき、何れで
も、ボール状接触子1の変形を伴わずに、安定したコン
タクトを得ることができ、そのコンタクト抵抗も充分小
さくできる。
【0039】前記定常状態から拡開状態、さらに収縮状
態への変化において、支持棒13がその軸を中心に回転
する機構、および連結線19が可動棒14の孔14Bの
中を摺動する構造は、コンタクトリード15の動きをス
ムーズにし、コンタクトリード15と接触子1との接触
状態を良好にするとともに、コンタクトリード15に対
する金属疲労を低減させる効果があり、繰り返しの動作
にも充分耐える構造とできる。
【0040】実施の形態2.図8はこの発明による電気
的接触装置の実施の形態2を示す一部断面を含む側断面
図である。実施の形態1では、リング状部18、支持端
16、可動端17がベース板11,12と平行な平面上
に位置するように、コンタクトリード15が構成された
が、この実施の形態2では、支持端16と可動端17と
がベース板11,12と平行な平面の中の互いに異なる
平面上に位置するように構成され、リング状部18が竜
巻状の一部分を形成するように、支持端16から可動端
17へ斜めに延びている。この実施の形態2では、収縮
状態において、ボール状接触子1のベース板11,12
と平行な平面の中でボール状接触子1に最大径を与える
平面を挟んで支持端16がその下にまた可動端17がそ
の上に位置し、ボール状接触子1を斜めに取り巻くよう
に、コンタクトリード15が接触子1の外周に接触し、
コンタクト抵抗をさらに低減できる。なお、他の構成は
実施の形態1と同じである。
【0041】実施の形態3.図9はこの発明による電気
的接触装置の実施の形態3を示す。この実施の形態3で
は、コンタクトリード15の支持端16と可動端17
が、ベース板11,12と平行な同じ平面上に位置する
が、リング状部18はその平面と斜めに交差する平面に
位置するように構成されている。その収縮状態で、リン
グ状部18がボール状接触子1の外周を斜めに横切るよ
うに接触するので、実施の形態2と同様に、コンタクト
抵抗を低減できる効果がある。なお、他の構成は実施の
形態1と同じである。
【0042】実施の形態4.図10はこの発明による電
気的接触装置の実施の形態4を示す。この実施の形態4
では、コンタクトリード15がボール状接触子1の外周
を取り囲むような波形部分18Bを持っている。この波
形部分18Bは、リング状部18がボール状接触子1の
外周に接触する収縮状態において、その接触部分を波形
にして接触面積を増大し、実施の形態2,3と同様にコ
ンタクト抵抗を低減できる。
【0043】実施の形態5.図11はこの発明による電
気的接触装置の実施の形態5を示す。この実施の形態5
は、定常状態では図1、図2と同様であるが、図4、図
5に対応する拡開状態、および図6、図7に対応する収
縮状態では、可動端17がベース板11,12からより
離れるように上昇するように構成される。この結果、リ
ング状部18がボール状接触子1と接触する収縮状態で
は、実施の形態2と同様な状態で接触させることがで
き、実施の形態2と同様に、コンタクト抵抗を低減でき
る。
【0044】実施の形態5において、ベース板12はベ
ース板11から離れて互いに平行に配置され、ベース板
12は垂直方向にも昇降できる構成となっている。その
駆動機構が図12に示される。この実施形態では、駆動
板24の板部分24Aとベース板12との対向スペース
に移動板120が配置されている。移動板120は一側
に、傾斜面24Bと対向する傾斜面12Bを有し、他側
にベース板12の端縁に形成された傾斜面12Cと対向
する傾斜面12Dを持っている。移動板120は駆動板
24の下降力F1により傾斜面12B,24Bの接触に
伴って矢印F2方向の力がベース板12に与えられ、さ
らに傾斜面12C,12Dの接触に伴ってベース板12
を上昇させる力F3を与える。これらの力F2,F3に
より、可動棒13は案内溝11Aをその一端11bに向
かって移動しながら上昇する結果となり、また一端11
bから復帰する時には、移動に連れて下降する。なお、
この実施形態5では、可動棒14の鍔部分14Aはベー
ス板12に埋め込まれ、ベース板12の昇降につれて可
動棒14が昇降するようになる。
【0045】実施の形態6.図13はこの発明による電
気的接触装置の実施の形態6を示す。実施の形態1から
5は、1つのコンタクトリード15によって構成された
接触機構10を採用したが、この実施の形態6では、支
持棒13と可動棒14の間に、複数のコンタクトリード
を持った接触機構10が用いられる。図13の例では、
支持棒13と可動棒14との間に、6つのコンタクトリ
ード151,152,153,154,155,156
を配置した接触機構10が用いられている。これらのコ
ンタクトリードのそれぞれは、実施の形態1のコンタク
トリード15と同様に、それぞれの支持端と、それぞれ
の可動端と、リング状部がベース板11,12と平行な
平面上に位置するように構成されているが、6つのコン
タクトリード151,152,153,154,15
5,156はそれぞれ互いに異なった平面上に位置する
ように配置されている。
【0046】また前記6つのコンタクトリードは、図
1、図2に対応する定常状態におけるリング状部の内径
D1に差を付けて形成されている。図13の例では、最
上部に位置するコンタクトリード151と最下部に位置
するコンタクトリード156の定常状態における内径は
同等でD11、上から2番目のコンタクトリード152
と下から2番目のコンタクトリード155の定常状態で
の内径だ同等でD12、また上から3番目と下から3番
目のコンタクトリード153,154の定常状態での内
径は同等でD13であり、これらはD13>D12>D
11の関係になされている。これらの各コンタクトリー
ドに対して、支持棒13、可動棒14は共通であり、そ
れぞれの支持端は同じ支持棒13に固定され、それぞれ
の可動端14は同じ可動棒14に実施の形態1と同じ態
様で係合されている。
【0047】この実施の形態6において、各コンタクト
リードはその拡開状態においてすべてその内径が、ボー
ル状接触子1の外径D0より大きくなるように拡開さ
れ、この状態でボール状接触子1が各コンタクトリード
の内部に挿入される。この拡開状態からの収縮状態で
は、それぞれのコンタクトリード151〜156がボー
ル状接触子1に各対応する外周に巻き付き、電気的接触
が達成される。複数のコンタクトリードがそれぞれ接触
子1の外周に接触するので、ボール状接触子1の変形を
抑え、しかもコンタクト抵抗を充分に低減できる。
【0048】実施の形態7.図14はこの発明による電
気的接触装置の実施の形態7を示す。この実施の形態7
は実施の形態6における複数のコンタクトリードを、螺
旋状部26を持った1つのコンタクトリード15に置き
換えたものである。この実施の形態7において、コンタ
クトリード15の支持端16と可動端17はベース板1
1,12と平行な互いに異なる平面上に位置するように
構成され、コンタクトリード15はこの支持端16と可
動端17との間に、螺旋状部26を持っている。この螺
旋状部26はコイルばねと類似の形状であるが、実施の
形態6と同様にボール状接触子1にそれぞれのターン部
分で接触させるため、上端部と下端部で内径が小さく、
中央部で内径が大きくされている。
【0049】実施の形態7の螺旋状部26はその拡開状
態では、その上端部と下端部を含めてその内径がボール
状接触子1の最大径よりも大きくなるように拡開され、
この状態でボール状接触子1が螺旋状部26の内部に挿
入され、この拡開状態から収縮した収縮状態において螺
旋状部26がすべてのターン部分で接触子1の外周に接
触し、接触子1の変形を抑えながら、低いコンタクト抵
抗を実現できる。
【0050】実施の形態8 図15、図16はこの発明による電気的接触装置の実施
の形態8を示す。この実施の形態8は、この発明による
半導体デバイスのテストソケットの実施の形態でもあ
り、またこの発明による半導体モジュールの実施の形態
でもある。
【0051】この実施の形態では、多数の接触機構10
が用いられている。この接触機構10は例えば実施の形
態1に示した接触機構であり、この多数の接触機構10
がベース板11,12上に配置されている。半導体デバ
イス30は図16の上部に点線で示されるが、例えば半
導体集積回路チップを樹脂などのパッケージで封止めし
たものである。この半導体デバイス30の下面には、多
数のボール状接触子1が配置されている。この接触子1
のそれぞれは、チップの各電極に接続されている。半導
体デバイス30上の多数のボール状接触子1の配置と、
ベース板11,12上の多数の接触機構10の配置は互
いに対応しており、接触子1と同数の接触機構10が各
接触子1に対応した位置に位置決めされ、配置される。
【0052】図3、図16に示した下ケース22は、半
導体デバイス30に対するソケット31の下ケースであ
る。このソケット31は、半導体デバイス30をテスト
するときに使用されるテストソケットを構成し、また半
導体デバイス30に対して実装ソケットを組み合わせて
半導体モジュールを構成する場合には、その実装ソケッ
トになる。
【0053】ソケット31は下ケース22と上ケース2
5を有し、下ケース22の側壁22B内にベース板1
1,12を配置している。駆動機構23の駆動板24は
側壁22Bの内面に嵌合する枠形構造を有し、側壁22
Bの内面に案内されて、上下に移動可能に構成されてい
る。上ケース25は蓋を構成し、上ケース25を開けて
半導体デバイス30が挿入され、挿入後、上ケース25
を押し込み、半導体デバイス30を押し込む。この過程
で、先ずベース板12が駆動板24で駆動され、複数の
接触機構10の各コンタクトリード15が拡開状態とさ
れる。この拡開動作とともに、複数の各ボール状接触子
1がコンタクトリード15に徐々に挿入され、拡開状態
においてその内部に位置する。この状態で、上ケース2
5に対する押圧力が解除され、各コンタクトリード15
はそのばね力によって復元する途中で、収縮状態となっ
て接触子1の外周面に巻き付き、この状態において、各
接触機構10の接触が達成される。
【0054】半導体デバイス30に対してテストを行う
場合、ソケット31はテストソケットとして利用され、
回路基板20上の各配線21から各接触機構10のコン
タクトリード15に対して必要な電位が供給され、ある
配線21から必要な出力を得て、テストが実施される。
半導体モジュールを構成する場合、ソケット31は実装
ソケットとして利用され、半導体デバイス30を所定の
機能をもって動作させる。この場合、回路基板20の配
線21には、半導体デバイス30を機能されるに必要な
電位が供給され、またある配線21からは、動作の結
果、所定の出力が出力される。
【0055】実施の形態9.図17、図18は実施の形
態8を改良した実施の形態9の一部を示す。この実施の
形態9では、複数の接触機構10として図13に示した
接触機構10が採用され、この接触機構10が2つの種
類、すなわち第1接触機構101と第2接触機構102
に分けられて配置される。図18の接触機構の配列にお
いて、奇数番目の列には第1接触機構101が配列さ
れ、偶数番目の列には第2接触機構102が配列されて
いる。図17は相隣り合う2つの接触機構101,10
2が示されている。
【0056】接触機構101,102はともに図13に
示した接触機構10と同じであるが、接触機構101の
各コンタクトリード151〜156を配置した平行平面
と、接触機構102の各コンタクトリード151〜15
6を配置した平行平面が交互に入り込むように、各コン
タクトリードの高さが調整されている。例えば、接触機
構102のコンタクトリード151を配置した平面は、
接触機構101のコンタクトリード151,152を配
置した2つの互いに平行な平面の間に存在する。この構
成によって、第1接触機構101、第2接触機構102
をより密接して配置することが可能となり、半導体デバ
イス30の接触子1の密接化ともに、半導体デバイス3
0とソケット31の必要面積を縮小できる。
【0057】実施の形態10.図19はこれまでのボー
ル状接触子1に代わって、短冊状接触子3を対象とした
この発明による電気的接触装置の実施の形態10を示
す。短冊状接触子3は例えばQFPと呼ばれるパッケー
ジ構造を採用した半導体デバイス30に用いられてお
り、リードフレームと呼ばれる平板を所定のパターンに
打ち抜いて構成される。QFPでは、矩形半導体デバイ
スの4つの各辺のそれぞれに複数の短冊状接触子3が配
置される。
【0058】図19は1つの短冊状接触子3に対する1
つの接触機構10を示す。接触機構10は図14に示し
たものと類似しているが、螺旋状部26がコイルばねの
形状をしており、そのすべてのターンにおいて、等しい
内径を持っている。図19は図1、図2の定常状態に対
応する図であり、この定常状態において内径はD1で、
これは短冊状接触子3の幅D0より小さい。
【0059】この実施の形態10において、可動棒14
はコンタクトリード15の周囲のほぼ半周を移動するよ
うに構成され、図19ではコンタクトリード15の右側
に、可動棒14がコンタクトリード15を拡開状態にす
る位置が点線で示されている。あわせてこの実施の形態
10では、拡開状態において、コンタクトリード15が
圧縮されるように、可動棒14がその回転に伴い、下降
する構造が採用されている。その駆動機構は図20に示
されるように、傾斜面12B,24Bを持って構成さ
れ、併せてベース板12はベース板11から離れてそれ
と平行に移動可能に構成される。駆動板24の下降に伴
って、ベース板12が矢印F2方向に移動しながら、矢
印F3方向に、ベース板11から離れて下降する。な
お、可動棒14の鍔部分14Aはベース板12に埋め込
まれ、可動棒14はベース板12とともに移動し、下降
する。
【0060】図21は実施の形態10を用いたソケット
35の一例を示し、(a)図はその定常状態、(b)は
その各拡開状態、(c)図はその収縮状態(接触状態)
を示す。半導体デバイス30AはQFPパッケージを採
用したもので、矩形状の半導体デバイス30Aの4つの
各周辺にそれぞれ複数の短冊状接触子3が配置されてい
る。この接触子3に対応する複数の接触機構10はソケ
ット35の側壁35Aに配置されている。なお、各接触
機構10の可動棒14に対する駆動機構は、側壁35A
に組み込まれ、実施の形態8と同様に半導体デバイス3
0Aの挿入動作に応動し、可動棒14を案内溝11Aに
沿って移動するように構成される。
【0061】図21(a)に示す定常状態において、各
接触機構10は各接触子3の下に位置している。(b)
図の拡開状態では各接触機構10の螺旋状部26は拡開
され、その内径D2は接触子3の幅D0よりも大きく、
またこの螺旋状部26は圧縮され、側壁35Aの内面に
より近づいた位置にある。(b)図で、半導体デバイス
30Aは(a)図の定常状態よりも下に下がっており、
圧縮された螺旋状部26は接触子3の外側に位置する。
各接触機構10が(b)図の拡開状態から(a)図の定
常状態へ戻る途中で、(c)図に示す収縮状態が得ら
れ、各接触機構10のコンタクトリード15の螺旋状部
26の内径が収縮するとともに、螺旋状部26の長さが
伸張し、螺旋状部26が各接触子3の外面に巻き付き、
この状態で電気的接触が達成される。
【0062】実施の形態11.実施の形態11は半導体
デバイス30,30Aに対するテスト方法の実施形態で
あり、これは次の5つのステップで行われる。
【0063】テスト方法の第1ステップは、実施の形態
8,9,10で説明したテストソケット31,35を準
備し、各接触機構10,101,102のコンタクトリ
ードを前記定常状態に保持するステップである。ソケッ
ト31,35は、テストする半導体デバイス30,30
Aの各接触子1、3に対応する複数の接触機構10,1
01,102を含み、この各接触機構はコンタクトリー
ドを支持棒と可動棒の間に配置したもので、可動棒の移
動により、コンタクトリードの径が大きな拡開状態と、
それよりも径が縮小した収縮状態とを取り得るものとし
て構成される。
【0064】テスト方法の第2ステップは、ソケットの
各接触機構10,101,102の可動棒14を移動さ
せ、各コンタクトリードを前記拡開状態にして、各コン
タクトリードに接触子よりも大きな径を与えるステップ
である。これは、実施の形態8,9,10では、半導体
デバイス30,30Aをソケット31,35の中に挿入
する動作によって行う。
【0065】第3ステップは前記コンタクトリードの拡
開状態で、コンタクトリードのリング状部18、螺旋状
部26の内部に、各接触子1,3を位置させるステップ
である。実施の形態8,9,10のソケットでは、半導
体デバイスをソケット31,35に押し込む動作の最終
段階で達成される。
【0066】第4ステップは、各接触機構のコンタクト
リードを前記拡開状態よりも件の小さな収縮状態にし、
各コンタクトリードを各接触子に巻き付けるステップで
ある。実施の形態8,9,10のソケットでは、半導体
デバイスをソケットに押し込む力を解除し、各コンタク
トリードがその弾性により収縮する途中で達成される。
【0067】テスト方法の最後の第5ステップは、前記
収縮状態(接触状態)において、半導体デバイスに必要
なテストを実行するステップである。各コンタクトリー
ドには必要な電位が与えられ、その結果、半導体デバイ
スが所定の機能、動作を行い、あるコンタクトリードか
らその出力を得て、その出力が正常かどうかをテストす
る。
【0068】
【発明の効果】以上のようにこの発明の電気的接触装置
は、リング状部を有する接触機構のコンタクトリード
が、そのリング状部の径の大きな拡開状態を取るように
可動端を動かし、この拡開状態でリング状部の内部に挿
入された接触子に対して、前記拡開状態よりもリング状
部の径が小さな収縮状態でコンタクトリードを接触子に
接触させるものであり、接触子に対してコンタクトリー
ドをリング状部に沿ってより大きな接触面積をもって確
実に接触させることができ、コンタクト抵抗を低減し、
より良好な接触を実現できる。
【0069】またリング状部が円の一部分を形成するも
のでは、ボール状接触子に対してより大きな接触面積で
確実に接触させることができる。
【0070】またリング状部が波形形状をもつもので
は、波形形状によってボール状接触子に対する接触面積
をさらに大きくできる。
【0071】またコンタクトリードの支持端がベース板
に取り付けられた支持棒に支持され、その可動端を同じ
くベース板に形成された案内溝に沿って移動可能とし、
この可動棒を駆動機構によって移動させるようにすれ
ば、簡単な構造で、前記より大きな接触面積をもって確
実に接触させることができる。
【0072】またコンタクトリードの支持端と、可動端
と、リング状部をベース板とほぼ平行な平面上に配置す
るものでは、コンタクトリードの高さ寸法を小さくしな
がら、前記より大きな接触面積で確実に接触させること
ができる。
【0073】また支持端と可動端をベース板とほぼ平行
な異なる平面上に配置するものでは、ボール状接触子の
外面に沿ってより大きな接触面積で接触できる。
【0074】また可動端がベース板と垂直な方向にも動
くようにすれば、同様に、ボール状接触子の外面に沿っ
てより大きな接触面積で接触できる。
【0075】また共通の支持棒と可動棒の間に複数のコ
ンタクトリードを配置するものでは、ボール状接触子に
対する接触面積をより大きくして、確実に接触させるこ
とができる。
【0076】またベース板上に互いに離れて配置された
複数の各接触機構のコンタクトリードの可動端を共通に
駆動する駆動機構を設けたものでは、各接触機構のコン
タクトリードを駆動する機構を簡単に構成することがで
きる。
【0077】また複数の各接触機構のコンタクトリード
の可動端に係合された可動棒をベース板にそれぞれ設け
た案内溝に沿って移動するものでは、各接触機構に対す
る駆動機構は単に移動することで済むので、駆動機構を
より簡単に構成できる。
【0078】また複数の接触機構が共通の支持棒と可動
棒の間に複数のコンタクトリードを持ち、各コンタクト
リードがベース板と平行な互いに異なる平面上に配置し
たものでは、各接触機構において複数のコンタクトリー
ドの接触により、より大きな接触面積で、確実に接触で
きる。
【0079】またベース板上に互いに離れて配置された
第1、第2の各接触機構のコンタクトリードの可動端を
共通に駆動する駆動機構を設けたものでも、各接触機構
のコンタクトリードを駆動する機構を簡単に構成するこ
とができる。
【0080】また第1、第2の接触機構がそれぞれ共通
の支持棒と可動棒の間に複数のコンタクトリードを持
ち、これらの第1、第2の接触機構の各コンタクトリー
ドをベース板とほぼ平行な互いに異なる平面上に配置し
たものでは、第1、第2の接触機構をより近づけて配置
でき、接触機構に必要なスペースをより小さくできる。
【0081】また支持端と可動端との間に螺旋状部を有
するコンタクトリードを用いるものでは、螺旋状部の多
くのターンで接触子に接触して、より大きな接触面積で
接触させることができる。
【0082】また複数の接触子を有する半導体デバイス
のテストソケットとして、ベース板上に複数の接触機構
を配置し、各接触機構にリング状部を有するコンタクト
リードを用い、その各接触機構の可動棒を共通に駆動す
るものでは、その駆動機構を簡単にしながら、それぞれ
の接触子に対し、より大きな接触面積で確実に接触を実
現できる。
【0083】また螺旋状部を有するコンタクトリードを
持った複数の接触機構をベース板上に配置したテストソ
ケットでは、それぞれの接触機構において、螺旋状部で
より大きな接触面積を確保できる。
【0084】また複数の接触子を有する半導体デバイス
の実装ソケットとして、ベース板上に複数の接触機構を
配置し、各接触機構にリング状部を有するコンタクトリ
ードを用い、その各接触機構の可動棒を共通に駆動する
ようにした半導体モジュールでは、その駆動機構を簡単
にしながら、それぞれの接触子に対し、より大きな接触
面積で確実に接触を実現できる。
【0085】また螺旋状部を有するコンタクトリードを
持った複数の接触機構をベース板上に配置した実装ソケ
ットを用いる反動モジュールでは、それぞれの接触機構
において、螺旋状部でより大きな接触面積を確保でき
る。
【0086】また、複数の接触子を有する半導体デバイ
スに対して、リング状部を有するコンタクトリードを持
った複数の接触機構を用い、その各コンタクトリードの
拡開状態で接触子をその内部に挿入し、拡開状態より径
が小さな収縮状態でコンタクトリードを各接触子の外周
に接触させるテスト方法では、各接触子の確実な挿入と
確実でしかもより大きな接触面積での接触を実現し、テ
ストを行い得る効果がある。
【0087】また複数の接触子を有する半導体デバイス
に対するテスト方法として、螺旋状部を有するコンタク
トリードを持った複数の接触機構を用いると、螺旋状部
でより大きな接触面積の接触を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による電気的接触装置の実施の形態
1の定常状態を示す一部断面を含む側断面図。
【図2】 この発明による電気的接触装置の実施の形態
1の定常状態を示す上面図。
【図3】 この発明による電気的接触装置の実施の形態
1を示す側断面図。
【図4】 この発明による電気的接触装置の実施の形態
1の拡開状態を示す一部断面を含む側断面図。
【図5】 この発明による電気的接触装置の実施の形態
1の拡開状態を示す上面図。
【図6】 この発明による電気的接触装置の実施の形態
1の収縮状態を示す一部断面を含む側断面図。
【図7】 この発明による電気的接触装置の実施の形態
1の収縮状態を示す上面図。
【図8】 この発明による電気的接触装置の実施の形態
2を示す一部断面を含む側断面図。
【図9】 この発明による電気的接触装置の実施の形態
3を示す一部断面を含む側断面図。
【図10】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態4を示す一部断面を含む側断面図。
【図11】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態5を示す一部断面を含む側断面図。
【図12】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態5を示す側断面図。
【図13】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態6を示す一部断面を含む側断面図。
【図14】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態7を示す一部断面を含む側断面図。
【図15】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態8を示し、またこの発明による半導体デバイスのテス
トソケットおよび半導体モジュールの実施の形態を示す
ベース板上面図。
【図16】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態8を示し、またこの発明による半導体デバイスのテス
トソケットおよび半導体モジュールの実施の形態を示す
側断面図。
【図17】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態9を示し、またこの発明による半導体デバイスのテス
トソケットおよび半導体モジュールの実施の形態を示す
一部断面を含む側断面図。
【図18】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態9を示し、またこの発明による半導体デバイスのテス
トソケットおよび半導体モジュールの実施の形態を示す
ベース板上面図。
【図19】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態10を示す一部断面を含む側断面図。
【図20】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態10を示す側断面図。
【図21】 この発明による電気的接触装置の実施の形
態10の動作を示し、またこの発明による半導体デバイ
スのテストソケットおよび半導体モジュールの実施の形
態の動作を示す側断面図。
【図22】 従来装置の側面図。
【図23】 従来装置の上面図。
【図24】 従来装置の上面図。
【符号の説明】
1,3 接触子、10,101,102 接触機構、1
1,12 ベース板、11A 案内溝、13 支持棒、
14 可動棒、15,151〜156 コンタクトリー
ド、16 支持端、17 可動端、18 リング状部、
18A 円部分、19 連結線、20 回路基板、21
配線、22 下ケース、23 駆動機構、24 駆動
板、25 上ケース、26 螺旋状部、30,30A
半導体デバイス、31,35 ソケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 辰 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AA07 AG01 AG03 AG08 AG12 AH05 2G011 AA01 AA16 AB01 AB08 AC14 AD01 AE03 AF02 5E024 CA08 CA18 CB01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持端と可動端との間にあってリング状
    部を形成するように曲げられた弾性を有する導電体から
    なるコンタクトリードを有する接触機構、前記接触機構
    のコンタクトリードの可動端を動かす駆動機構、および
    前記接触機構のコンタクトリードに必要な電位を与える
    電気回路を備え、前記駆動機構は前記接触機構のコンタ
    クトリードがそのリング状部の径の大きな拡開状態を取
    るように前記可動端を動かし、前記拡開状態においてそ
    のリング状部の内部に挿入された接触子に対し、前記コ
    ンタクトリードが前記拡開状態よりもリング状部の径が
    小さな収縮状態で接触するようになされた電気的接触装
    置。
  2. 【請求項2】 前記リング状部が円の一部分を形成する
    ように曲げられている請求項1記載の電気的接触装置。
  3. 【請求項3】 前記リング状部が波形形状を持っている
    請求項1記載の電気的接触装置。
  4. 【請求項4】 前記支持端がベース板に取り付けられた
    支持棒によって支持され、前記可動端が前記ベース板に
    形成された案内溝に沿って移動可能な可動棒に係合さ
    れ、前記駆動機構が前記可動棒を移動させて前記可動端
    を動かすように構成された請求項1記載の電気的接触装
    置。
  5. 【請求項5】 前記支持端と可動端およびリング状部が
    前記ベース板とほぼ平行な平面上に配置された請求項4
    記載の電気的接触装置。
  6. 【請求項6】 前記支持端と可動端とが、前記ベース板
    とぼぼ平行な互いに異なる平面上に配置された請求項4
    記載の電気的接触装置。
  7. 【請求項7】 前記可動棒が前記ベース板と垂直な方向
    にも動くようになっている請求項4記載の電気的接触装
    置。
  8. 【請求項8】 前記接触機構が前記コンタクトリードを
    複数個有し、それぞれのコンタクトリードの支持端が前
    記支持棒によって共通に支持され、それぞれのコンタク
    トリードの可動端が前記可動棒によって共通に動かされ
    るようになっている請求項4記載の電気的接触装置。
  9. 【請求項9】 ベース板上に互いに離れて複数個配置さ
    れそれぞれ支持端と可動端の間にリング状部を形成する
    ように曲げられた弾性を有する導電体からなるコンタク
    トリードを有する接触機構、前記各接触機構のコンタク
    トリードの可動端を共通に動かす駆動機構、および前記
    各接触機構のコンタクトリードのそれぞれに必要な電位
    を与える電気回路を備え、前記駆動機構は前記各接触機
    構のコンタクトリードがそのリング状部の径の大きな拡
    開状態を取るように前記各接触機構のコンタクトリード
    の可動端を動かし、前記各接触機構のコンタクトリード
    が、前記拡開状態においてそのリング状部の内部に挿入
    された接触子に対し、前記拡開状態よりもリング状部の
    径の小さな収縮状態で接触するようになされた電気的接
    触装置。
  10. 【請求項10】 前記各接触機構のコンタクトリードの
    支持端がベース板に取り付けられた支持棒によってそれ
    ぞれ支持され、前記各接触機構のコンタクトリードの可
    動端がそれぞれ前記ベース板に形成された案内溝に沿っ
    て移動可能な可動棒に係合され、前記駆動機構が前記各
    可動棒を移動させ前記各接触機構の可動端を共通に動か
    すように構成された請求項9記載の電気的接触装置。
  11. 【請求項11】 前記各接触機構がその支持棒に共通に
    支持されまたその可動棒に共通に係合された複数のコン
    タクトリードを持っており、これらの各コンタクトリー
    ドが前記ベース板にほぼ平行な互いに異なる平面上に配
    置された請求項10記載の電気的接触装置。
  12. 【請求項12】 ベース板上に互いに離れて配置されそ
    れぞれ支持端と可動端の間にリング状部を形成するよう
    に曲げられた弾性を有する導電体からなるコンタクトリ
    ードを有する第1、第2の接触機構、前記各接触機構の
    コンタクトリードの可動端を共通に動かす駆動機構、お
    よび前記各接触機構のコンタクトリードのそれぞれに必
    要な電位を与える電気回路を備え、前記駆動機構は前記
    各接触機構のコンタクトリードがそのリング状部の径の
    大きな拡開状態を取るように前記各接触機構のコンタク
    トリードの可動端を動かし、前記各接触機構のコンタク
    トリードが、前記拡開状態においてそのリング状部の内
    部に挿入された接触子に対し、前記拡開状態よりもリン
    グ状部の径の小さな収縮状態で接触するようになされた
    電気的接触装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の接触機構がその支持棒に共
    通に支持されまたその可動棒に共通に係合された複数の
    コンタクトリードを持ち、また前記第2の接触機構がそ
    の支持棒に共通に支持されまたその可動棒に共通に係合
    された複数のコンタクトリードを持ち、これらの第1、
    第2の接触機構の各コンタクトリードが前記ベース板に
    ほぼ平行な互いに異なる平面上に配置された請求項12
    記載の電気的接触装置。
  14. 【請求項14】 支持端と可動端との間にあって螺旋状
    部を形成するように曲げられた弾性を有する導電体から
    なるコンタクトリードを有する接触機構、前記コンタク
    トリードの可動端を動かす駆動機構、および前記コンタ
    クトリードに必要な電位を与える電気回路を備え、前記
    駆動機構は前記コンタクトリードがその螺旋状部の大き
    な拡開状態を取るように前記可動端を動かし、前記接触
    機構のコンタクトリードが、前記拡開状態においてその
    螺旋状部の内部に挿入された接触子に対し、前記拡開状
    態よりも螺旋状部の径の小さな収縮状態で接触するよう
    になされた電気的接触装置。
  15. 【請求項15】 複数の接触子を有する半導体デバイス
    を電気的にテストするためのテストソケットであって、
    ベース板の一面に設けられた複数の支持棒と複数の可動
    棒、前記各支持棒と可動棒の間にあってそれぞれリング
    状部を形成するように曲げられた弾性を有する導電体か
    らなるコンタクトリードを有する複数の接触機構、前記
    各接触機構の可動棒を共通に動かす駆動機構、および前
    記各接触機構の支持棒を介して前記各接触機構のコンタ
    クトリードにそれぞれテストに必要な電位を与える電気
    回路を備え、前記駆動機構は前記各接触機構のコンタク
    トリードがそのリング状部の径の大きな拡開状態を取る
    ように前記各可動棒を動かし、前記各接触機構のコンタ
    クトリードが、前記拡開状態においてそのリング状部の
    内部に挿入された各接触子に対し、前記拡開状態よりも
    リング状部の径の小さな収縮状態で接触するようになさ
    れた半導体デバイスのテストソケット。
  16. 【請求項16】 複数の接触子を有する半導体デバイス
    を電気的にテストするためのテストソケットであって、
    ベース板の一面に設けられた複数の支持棒と複数の可動
    棒、前記各支持棒と可動棒の間にあってそれぞれ螺旋状
    部を形成するように曲げられた弾性を有する導電体から
    なるコンタクトリードを有する複数の接触機構、前記各
    接触機構の可動棒を共通に動かす駆動機構、および前記
    各接触機構の支持棒を介して前記各コンタクトリードに
    それぞれテストに必要な電位を与える電気回路を備え、
    前記駆動機構は前記各接触機構のコンタクトリードがそ
    の螺旋状部の径の大きな拡開状態を取るように前記各可
    動棒を動かし、前記各接触機構のコンタクトリードが、
    前記拡開状態においてその螺旋状部の内部に挿入された
    各接触子に対し、前記拡開状態よりも螺旋状部の径の小
    さな収縮状態で接触するようになされた半導体デバイス
    のテストソケット。
  17. 【請求項17】 複数の接触子を有する半導体デバイス
    を実装ソケットに組み込んだ半導体モジュールであっ
    て、前記実装ソケットは、それぞれ支持端と可動端との
    間でリング状部を形成する弾性を有する導電体からなる
    コンタクトリードを有する複数の接触機構、この各接触
    機構のコンタクトリードの可動端を共通に動かす駆動機
    構、および前記各接触機構のコンタクトリードに対する
    配線を備え、前記駆動機構は前記各接触機構のコンタク
    トリードがそのリング状部の径が大きな拡開状態を取る
    ように前記各接触機構の可動端を駆動し、前記各接触機
    構のコンタクトリードが、前記拡開状態でそのリング状
    部の内部に挿入された前記各接触子に対し、前記拡開状
    態よりもリング状部の径の小さな収縮状態で接触するよ
    うになされている半導体モジュール。
  18. 【請求項18】 複数の接触子を有する半導体デバイス
    を実装ソケットに組み込んだ半導体モジュールであっ
    て、前記実装ソケットは、それぞれ支持端と可動端との
    間で螺旋状部を形成する弾性を有する導電体からなるコ
    ンタクトリードを有する複数の接触機構、この各接触機
    構のコンタクトリードの可動端を共通に動かす駆動機
    構、および前記各接触機構のコンタクトリードに対する
    配線を備え、前記駆動機構は前記各接触機構のコンタク
    トリードがその螺旋状部の径が大きな拡開状態を取り得
    るように前記各接触機構の可動端を駆動し、前記各接触
    機構のコンタクトリードが、前記拡開状態でその螺旋状
    部の内部に挿入された前記各接触子に対し、前記拡開状
    態よりも螺旋状部の径の小さな収縮状態で接触するよう
    になされている半導体モジュール。
  19. 【請求項19】 複数の接触子を有する半導体デバイス
    を電気的にテストするテスト方法であって、それぞれ支
    持端と可動端との間でリング状部を形成する弾性を有す
    る導電体からなるコンタクトリードを有する複数の接触
    機構を準備するステップ、前記各接触機構のコンタクト
    リードをそのリング状部の径が大きな拡開状態にしこの
    状態で前記半導体デバイスの各接触子を前記各接触機構
    のコンタクトリードのリング状部の内部に挿入するステ
    ップ、および前記各接触機構のコンタクトリードをその
    リング状部の径の小さな収縮状態としこの状態で前記各
    接触機構のコンタクトリードを前記半導体デバイスの接
    触子に接触させ前記半導体デバイスのテストを行うステ
    ップを含んだ半導体デバイスのテスト方法。
  20. 【請求項20】 複数の接触子を有する半導体デバイス
    を電気的にテストするテスト方法であって、それぞれ支
    持端と可動端との間で螺旋状部を形成する弾性を有する
    導電体からなるコンタクトリードを有する複数の接触機
    構を準備するステップ、前記各接触機構のコンタクトリ
    ードをその螺旋状部の径が大きな拡開状態にしこの状態
    で前記半導体デバイスの各接触子を前記各接触機構のコ
    ンタクトリードの螺旋状部の内部に挿入するステップ、
    および前記各接触機構のコンタクトリードをその螺旋状
    部の径の小さな収縮状態としこの状態で前記各接触機構
    のコンタクトリードを前記半導体デバイスの接触子に接
    触させ前記半導体デバイスのテストを行うステップを含
    んだ半導体デバイスのテスト方法。
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