JP2002074598A - クルーズコントロールシステムおよびそれが搭載された車両 - Google Patents

クルーズコントロールシステムおよびそれが搭載された車両

Info

Publication number
JP2002074598A
JP2002074598A JP2000258990A JP2000258990A JP2002074598A JP 2002074598 A JP2002074598 A JP 2002074598A JP 2000258990 A JP2000258990 A JP 2000258990A JP 2000258990 A JP2000258990 A JP 2000258990A JP 2002074598 A JP2002074598 A JP 2002074598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
reference feature
image pattern
image
preceding vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000258990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3872638B2 (ja
Inventor
Hiroto Morisane
裕人 森實
Hiroshi Takenaga
寛 武長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000258990A priority Critical patent/JP3872638B2/ja
Priority to US09/794,331 priority patent/US6556913B2/en
Publication of JP2002074598A publication Critical patent/JP2002074598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3872638B2 publication Critical patent/JP3872638B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • B60W30/14Adaptive cruise control
    • B60W30/16Control of distance between vehicles, e.g. keeping a distance to preceding vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K31/00Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator
    • B60K31/0008Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator including means for detecting potential obstacles in vehicle path
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2556/00Input parameters relating to data
    • B60W2556/45External transmission of data to or from the vehicle
    • B60W2556/50External transmission of data to or from the vehicle of positioning data, e.g. GPS [Global Positioning System] data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】より実用的なACCシステムを提供する。 【解決手段】車両走行中、画像処理装置14は、車両の
フロントに取付けられた撮像装置11から逐次出力され
る画像データDから、先行車両画像パターンの幾何学的
特徴量を逐次抽出する。走行開始検出装置12が車両走
行検出すると、マイクロコンピュータ15では、まず、
基準特徴量設定処理部15Aが、適当なタイミングで抽
出された先行車両画像パターンの幾何学的特徴量を基準
特徴量パラメータに設定し、その後、目標駆動処理部1
5Bが、先行車両画像パターンの幾何学的特徴量が抽出
されるごとに、その幾何学的特徴量と基準特徴量パラメ
ータの設定値との差分を小さくする目標駆動力Ttarを
算出する。車両制御装置17は、その目標駆動力Ttar
に応じた制御指令をコントローラ16A,16B,16C
に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラで撮影した
先行車両画像から、先行車両との車間距離に関する情報
を抽出し、その情報に基づき、先行車両との車間距離を
制御するACC(Adaptive Cruise Control)システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるACC(Adaptive Crui
se Control)装置は、その搭載車両(以下、自車両と呼
ぶ)と先行車両との車間距離を逐次測定し、その測定値
が一定となるように、自車両のエンジンおよびブレーキ
を制御する。ACC装置のなかには、自車両と先行車両
との車間距離を測定するために、(a)電波レーダ、レー
ザレーダ等の測距装置が用いているもの、(b)ステレオ
カメラ、単眼カメラ等による撮影画像の画像処理を利用
するものがある。後者(b)の例として、特開平6−22
9759号公報には、先行車両をその後方から単眼カメ
ラで撮影した画像に基づき、自車両と先行車両との車間
距離を推定する距離推定装置が開示されている。以下、
この距離推定装置について説明する。
【0003】この距離推定装置には、予め、車両の種類
ごとに、車両の方向から見たときの外観(リヤビュー)を
表す車両画像データおよび車幅データが登録されてい
る。そして、この距離推定装置は、単眼カメラの撮影画
像から先行車両の画像を逐次抽出する一方で、登録デー
タを検索し、最初の抽出画像に合致する車両画像データ
に対応付けられた車幅データを登録データのなかから取
り出す。この検索によって、先行車両の車幅データが得
られたら、その後、距離推定装置は、先行車両の画像が
抽出されるごとに、その抽出画像を構成する水平方向画
素数、先行車両の車幅データ、単眼カメラの水平画角、
単眼カメラの撮影画像の水平方向画素数に基づき、自車
両と先行車両との車間距離を算出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平6−
229759号公報記載の距離推定装置は、実用上、主
だった種類の車両の車両画像データおよび車幅データが
登録されている必要がある。そして、このように、主だ
った種類の車両の車両画像データおよび車幅データが登
録されていると、登録データのデータ量が大きくなるた
め、先行車両の車幅データの検索処理に要する時間が長
くなる。
【0005】そこで、本発明は、より実用に適したAC
Cシステムを提供することを第一の目的とする。また、
そのようなACCシステムが搭載された車両を提供する
ことを第二の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段の1つとして、本発明では、クルーズコントロー
ルシステムにおいて、所定のタイミングで先行車両画像
パターンから抽出された幾何学的特徴量を、その後の先
行車両画像パターンの基準特徴量として設定することと
した。
【0007】以下、本発明の実施の一形態について説明
するが、そこで挙げる具体的な構成に含まれる事項は、
可能な限りの組合せの自由度を有し、その組合せのいず
れもが発明を構成するものとする。例えば、以下におい
て、本発明の実施の一形態として挙げた構成からその一
部を適宜に削除した形態も、また、本発明の実施形態の
1つとなり得る。
【0008】また、以下において具体的に示された構成
に含まれる各事項は、いずれも、それと同じ機能を有す
る複数の事項を総括した上位概念に含まれている一下位
概念である。したがって、いずれも、機能において同一
の他の構成によって代替することができ、また、それと
同じ機能を有する総括的な手段として表現することもで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
【0010】まず、図2により、本実施の形態に係る、
車間距離の測定原理について説明する。なお、以下の説
明において、車両の前方とは、その車両の進行方向側を
意味し、車両の後方とは、その車両の進行方向の反対側
を意味する。
【0011】車両20Bに、その前方を撮影するカメラ
21を取り付けておく。図2(a)に示すように、この車
両20Bが停車中の車両20A(以下、先行車両と呼ぶ)
の後方で停車すると、カメラ21の撮影画像には、停車
中の先行車両20Aをその後方から見たときの外観(リ
ヤビュー)の画像パターン20aが含まれる。
【0012】この状態から、いずれか一方の車両が発進
すると、カメラ21の撮影画像D内では、先行車両20
Aの画像パターン20aの幾何学的特徴(例えば、幅、
面積、テールランプの間隔等)が、カメラ21と先行車
両20Aとの間の距離Mに応じて変化する。例えば、図
2(b)に示すように、先行車両20Aだけが発進した場
合には、被写体である先行車両20Aがカメラ21から
遠ざかってゆくため、カメラ21の撮影画像D内では、
先行車両20Aの画像パターン20aの幅が徐々に狭く
なる。また、図2(c)に示すように、2台の車両20
A,20Bが両方とも発進した場合には、被写体である
先行車両20Aとカメラ21との間の距離が広がってゆ
くようであれば、カメラ21の撮影画像D内では、先行
車両20Aの画像パターン20aの幅が徐々に狭くな
る。その反対に、被写体である先行車両20Aとカメラ
21との間の距離が狭まってゆくようであれば、カメラ
21の撮影画像D内では、先行車両20Aの画像パター
ン20aの幅が徐々に広くなる。
【0013】このように、後続車両20Bに取り付けら
れたカメラ21の撮影画像D内における先行車両画像パ
ターン20aの幾何学的特徴は、カメラ21と先行車両
20Aとの間の距離M、すなわち、後続車両20Bと先
行車両20Aとの車間距離Mに応じて変化する。したが
って、後続車両20Bに取り付けられたカメラ21の撮
影画像Dに含まれる先行車両画像パターン20aの幾何
学的特徴が変化しないように、後続車両20Bを制御す
れば、先行車両20Aと後続車両20Bとの車間距離M
を一定に保つことができる。具体的には、先行車両画像
パターン20aの幾何学的特徴量が小さくなった場合に
は、先行車両20Aとの車間距離Mが広がるように、後
続車両20Bに制動力を発生させ、その反対に、先行車
両画像パターン20aの幾何学的特徴量が大きくなった
場合には、先行車両20Aとの車間距離Mが縮まるよう
に、後続車両20Bに駆動力を発生させればよい。もち
ろん、先行車両画像パターン20aの幾何学的特徴量が
変化しない場合には、後続車両20Bの現駆動力を維持
すればよい。
【0014】つぎに、図1、図3により、この測定原理
を用いた車両制御を実現するために車載20Bに搭載さ
れるシステム(以下、車載システムと呼ぶ)について説明
する。ただし、ここでは、先行車両画像パターン20a
の幾何学的特徴として、先行車両画像パターン20aの
幅を抽出する場合を例に挙げる。
【0015】図1に示すように、この車載システム10
は、その搭載車両20Bの進行方向前方を撮影するCC
Dカメラ等の撮像装置11、車両の走行開始タイミング
(例えば、アクセルの踏下タイミング等)を検出する走行
開始検出装置12、自車両20Bの駆動力を変化させる
ための各種アクチュエータを制御するコントローラ(例
えば、スロットルバルブ16A1の開度を制御するスロ
ットルコントローラ16A、ロックアップソレノイドバ
ルブ16B1の開度および変速用ソレノイドバルブ16
2の開度を制御する変速機コントローラ16B、ブレ
ーキアクチュエータ16C1を制御するブレーキコント
ローラ16C等)、自車両20Bとその先行車両20A
との車間距離を維持するために必要な目標駆動力Ttar
を算出するACC(Adaptive Cruise Control)ユニット
13、ACCユニット13の算出結果に応じて各コント
ローラを制御する車両制御装置17、等を有している。
【0016】ACCユニット13には、撮像装置11か
ら逐次出力される画像データDを受け付ける画像処理装
置14と、スロットルコントローラ等に与える制御指令
Sを出力するマイクロコンピュータ15とが搭載されて
いる。
【0017】そして、画像処理装置14は、機能構成と
して、(1)撮像装置11から画像データDが出力される
ごとに、その画像データDから、先行車両画像パターン
20aの幾何学的特徴量Wを抽出し、それを出力する特
徴量抽出処理部14Aを実現する。そして、この特徴量
抽出処理部14Aは、図3に示すように、(2)自車両2
0Bおよび先行車両20Aが走行しているレーンの両側
に引かれた白線の画像パターンを認識し、そのレーンの
画像パターンの輪郭内部だけを画像処理対象とするため
のマスクパターンを、認識結果に基づき作成するレーン
認識処理部14A1、(3)レーン認識処理部14A1が作
成したマスクパターンを利用して、先行車両画像パター
ン20aの水平成分エッジを強調するエッジ強調処理部
14A2、(4)エッジ強調処理部14A2が強調した水平
成分エッジをX軸に投影するX軸投影処理部14A3
(5)X軸投影処理部14A3がX軸上に投影した投影像
の画素数を算出する特徴量算出処理部A4、を含んでい
る。
【0018】一方、マイクロコンピュータ15は、機能
構成として、(6)車両の走行開始tが検出されると、特
徴量抽出処理部14Aの出力Wを取り込み、それを基準
特徴量W0として設定する基準特徴量設定処理部15
A、(7)特徴量抽出処理部14Aで逐次抽出される幾何
学的特徴量Wと、基準特徴量設定処理部15Aで設定さ
れた基準特徴量W0との差分を小さくする目標駆動力Tt
arを、車両制御装置17に与えるための制御指令として
算出する目標駆動力算出処理部15B、を実現する。
【0019】つぎに、この車載システム10において実
行される処理について説明する。
【0020】マイクロコンピュータ15から処理実行が
指示されると、画像処理装置14は、以下に示すよう
に、図4のフローチャートにしたがった処理を実行す
る。
【0021】特徴量抽出処理部14Aは、撮像装置11
から逐次出力される画像データDを受け付けるごとに、
その画像データDに含まれる先行車両画像パターン20
aの幾何学的特徴を抽出し、それをマイクロコンピュー
タ15へ出力する。具体的には、撮像装置11から逐次
出力される画像データDを受け付けるごとに、図3の各
機能構成部14A1,14A2,14A3,14A4が、以下
の処理(Step40〜Step44)を実行する。
【0022】まず、レーン認識処理部14A1は、撮像
装置11からの入力画像Dから、自車両20Bおよび先
行車両20Aが走行しているレーンの両側に引かれた白
線の画像パターンを検出する(Step40)。このとき、レ
ーン認識処理部14A1が用いる検出方法の一例を図5
に示す。図5(a)に示すように、撮像装置11からの入
力画像D内に、予め定められた近距離領域を含むウィン
ドウ50を設定し、図5(b)に示すように、このウィン
ドウ50内に含まれている2本の白線画像パターン51
A,51Bを、ハフ変換等によって、2本の直線51
1,51B1として検出する。ただし、自車両20Bの
走行路がカーブしている場合には、図5(c)に示すよう
に、それらの直線51A1,51B1を、ウィンドウ50
外に延長された部分だけ、自車両20Bが走行している
レーンの形状に沿って曲線近似する。
【0023】レーン認識処理部14A1は、自車両20
Bが走行しているレーンの画像パターン51A1,51B
1を検出すると、その輪郭内部だけを画像処理対象とす
るためのマスクパターンを作成する(Step41)。具体的
には、図6に示すように、2本の白線画像パターン51
1,51B1と、その交点60である消失点とによって
境界が与えられるマスクパターンを作成する。
【0024】その後、エッジ強調処理部14A2が、図
7に示すように、そのマスクパターンで入力画像Dにマ
スク処理を施し、その結果画像処理対象とされた画像領
域に含まれている画像パターンのエッジの水平成分を、
Sobelフィルタ等の水平成分強調フィルタによって
強調する(Step42)。一般に、路面の画像パターンと比
較して、車両の画像パターンには水平成分エッジが多く
含まれているため、このときのエッジ強調処理によって
得られる水平成分エッジは、その多くが、自車両の前方
にいる車両の画像パターンに含まれていたものである。
【0025】その後、X軸投影処理部14A3が、Step
42で得られた水平成分エッジを、水平方向に定義した
X軸上に投影する。そして、図8に示すように、X軸上
におけるその投影像の濃度分布を表すヒストグラムを作
成する(Step43)。
【0026】そして、特徴量算出処理部14A4は、Ste
p43で作成されたヒストグラムから、閾値以上の濃度
値が連続して分布している領域を検出し、その領域に相
当する投影像の画素数を算出する(Step44)。そして、
その算出結果Wをマイクロコンピュータ15に出力す
る。これにより、マイクロコンピュータ15に、先行車
両20Aの画像パターン20aの幾何学的特徴量とし
て、そのX軸方向幅に相当するスカラー量Wが与えられ
る。
【0027】特徴量抽出処理部14Aは、以上の特徴量
抽出処理(Step40〜Step44)の繰返し実行により、先
行車両20Aの画像パターン20aの幾何学的特徴量を
逐次抽出しながら、マイクロコンピュータ15から処理
終了が指示されるのを待機しており(Step45)、その指
示があれば処理を終了する(Step46)。
【0028】一方、マイクロコンピュータ15は、自車
両20Bのエンジンが始動すると、基準特徴量パラメー
タを初期化し、先行車両画像パターンの特徴量抽出処理
の実行を画像処理装置14に指示してから、車両制御装
置17と共に、図9のフローチャートにしたがった以下
の処理を実行する。ただし、マイクロコンピュータ15
の処理のなかには、外部からのイベントを待って実行さ
れるものがあるため、ACCユニット全体の処理は、必
ずしも、図9のフローチャートに示したステップの順番
通りに進行する訳ではない。
【0029】基準特徴量設定処理部15Aは、画像処理
装置14からの出力データWが逐次入力されてくる間、
車両20Bの走行開始タイミングtが走行開始検出装置
12で検出されるのを待機している(Step90)。そし
て、車両20Bの走行開始タイミングtが走行開始検出
装置12で検出されると、画像処理装置14から逐次入
力される幾何学的特徴量Wがその後最初に閾値を超えた
とき、その値Wを、先行車両画像パターンの基準特徴量
として基準特徴量パラメータW0に設定する(Step9
1)。これにより、撮像装置11の視野に先行車両20
Aが入ってきたときに検出された先行車両画像パターン
20aの幾何学的特徴量が、先行車両画像パターン20
aが基準特徴量パラメータW0に設定される。
【0030】基準特徴量パラメータに値が設定された
後、画像処理装置14から閾値以上のデータWが入力さ
れると、その都度、目標駆動力算出処理部15Bが、画
像処理装置14からの入力データWと基準特徴量W0
を等しくするために必要な駆動力Ttar、すなわち、基
準特徴量設定時における車間距離Mを維持するために必
要な目標駆動力Ttarを次式(1)により算出し、それを
制御指令として車両制御装置17に与える(Step92)。
【0031】 Ttar = KI・∫ΔWdt+Kp・ΔW+Kd・ΔW/dt+Tbase …(1) ここで、KIは、積分項の制御ゲイン、Kpは、比例項の
制御ゲイン、Kdは、微分項の制御ゲイン、Tbaseは、
自車両の現駆動力である。また、ΔWは、画像処理装置
14からの入力データWと基準特徴量W0との差分(W0
−W)により与えられる。
【0032】そして、車両制御装置17は、目標駆動力
算出処理部15Bから制御指令Ttarが与えられると、
それに基づき、スロットル開度、ソレノイドバルブの開
度、制動力値を算出し、その算出結果を制御指令として
コントローラに与える(Step93)。例えば、画像処理装
置14からの入力データWと基準特徴量パラメータの設
定値W0との差分(ΔW=W0−W)が正の値となった場合
には(ΔW>0)、目標駆動力Ttarが正の値となるた
め、車両制御装置17は、現駆動力を目標駆動力Ttar
まで高めるスロットル開度の値を、制御指令としてスロ
ットルコントローラ16Aに与える。その反対に、画像
処理装置14からの入力データWと基準特徴量パラメー
タの設定値W0との差分ΔWが負の値となった場合(ΔW
<0)には、目標駆動力Ttarが負の値となるため、車両
制御装置17は、現駆動力を目標駆動力Ttarまで減少
させる制動力の値を、制御指令としてブレーキコントロ
ーラ16Bに与える。もちろん、画像処理装置14から
の入力データWと基準特徴量パラメータの設定値W0
が等しい場合(ΔW=W0−W=0)には、車両制御装置
17は、現状の運転状態を維持するための制御指令をコ
ントローラに与える。このような制御指令が与えられる
と、各コントローラ16A,16B,16Cは、それぞ
れ、その制御指令にしたがってアクチュエータ17,1
8,19を制御する。これにより、自車両20Bと先行
車両20Aとの車間距離が基準特徴量設定時のまま一定
に保たれる。
【0033】以上の処理(Step91〜Step93)の実行
中、いずれかのタイミングで、車両20Bのエンジンが
停止すると(Step94)、マイクロコンピュータ15は、
画像処理装置14に処理終了を指示してから、自身の処
理も終了させる(Step95)。また、自身の処理を終了さ
せるまでのいずれかのタイミングで、車両20Bの走行
開始タイミングtが走行開始検出装置12で新たに検出
された場合には、マイクロコンピュータ15は、Step9
1に処理を戻す。
【0034】このように、本実施の形態に係るシステム
が実行する処理によれば、車両の種類によらず、所定の
タイミングで抽出された先行車両画像パターンの幾何学
的特徴量を、その後の先行車両画像パターンの基準特徴
量として設定しているため、従来技術の欄で説明した距
離推定装置のように、膨大な登録データからの検索処理
を実行する必要はない。このため、車両制御を迅速に開
始することができる。また、主だった種類の車両の車両
画像データおよび車幅データが予め登録されている必要
もない。
【0035】以上においては、車両20Bの運転開始が
検出された後に、撮像装置11の視野に入ってきた先行
車両20Aの画像パターン20aから最初に抽出された
幾何学的特徴量を、先行車両20Aの画像パターン20
aの基準特徴量としているが、その他の方法によって、
先行車両20Aの画像パターン20aの基準特徴量を定
めることもできる。そこで、以下においては、上述の場
合とは異なる方法によって、先行車両20Aの画像パタ
ーン20aの基準特徴量を定める場合について説明す
る。ただし、上述の場合との相違点にポイントをおいて
説明する。
【0036】一般に、ドライバーは、高速道路上を走行
している場合等、自車両20Bの走行速度が速い場合ほ
ど、自車両20Bを停止させるために必要な制動距離が
長くなるため、自車両20Bと先行車両20Aとの車間
距離を広げようとする。例えば、ドライバーは、図10
(a)に示すように、制限速度40km/hの道路上で先
行車両20Aを追走している場合よりも、図10(b)に
示すように、制限速度60km/hの道路上で先行車両
20Aを追走している場合の方が、自車両20Bと先行
車両20Aとの車間距離Mをより広くとろうとする。ま
た、図10(c)に示すように、制限速度80km/hの
道路上で先行車両20Aを追走している場合には、制限
速度60km/hの道路上で先行車両20Aを追走して
いる場合よりも、さらに、自車両20Bと先行車両20
Aとの車間距離Mを広くとろうとする。したがって、図
10(a)、図10(b)、図10(c)の各図を比較すれば
分かるように、自車両20Bの走行速度が早くなるほ
ど、撮像装置11の撮影画像内では、先行車両20Aの
画像パターン20aが小さくなる。
【0037】そこで、ここでは、自車両20Bの車速V
に基づき、先行車両20Aの画像パターン20aの基準
特徴量を定めることとする。そのためには、図11に示
すように、運転開始/運転終了検出装置12に代えて、
自車両20Bの走行速度Vを逐次検出する既存の車速セ
ンサ110を、ACCユニット13に接続する必要があ
る。その他のハードウエアは、図1のシステムと同様で
あるが、この図11のシステムでは、マイクロコンピュ
ータ15'が、図1のシステムのマイクロコンピュータ
15とは異なる処理を実行する。このため、図11のシ
ステムのマイクロコンピュータ15が実現する基準特徴
量設定処理部15'Aには、図12に示すように、(8)
自車両20Bが停止するために必要な制動距離Lを、車
速センサ110の出力データVに基づき算出する制動距
離算出処理部15'A1、(9)制動距離算出処理部15'
1が算出した制動距離Lに基づいて、先行車両20A
の画像パターン20aの基準特徴量を算出する座標変換
処理部15'A2、とが含まれている。
【0038】図11のシステムにおいて、マイクロコン
ピュータ15'が実行する処理について具体的に説明す
る。
【0039】図11のマイクロコンピュータ15'は、
基準特徴量パラメータW0を初期化すると、図13に示
したフローチャートにしたがった処理を実行する。ただ
し、この場合も、マイクロコンピュータ15'の処理の
なかには、外部からのイベントを待って実行されるもの
もあるため、ACCユニット全体の処理は、必ずしも、
図13のフローチャートに示したステップの順番通りに
進行する訳ではない。
【0040】制動距離算出処理部15'A1は、車速セン
サ110からの車速データVを受け付けるごとに、所定
時間内における車速データVの変化量が所定量(例え
ば、10km/h等)を超えたか否かを判断する(Step1
30)。
【0041】所定時間内における車速データVの変化量
が所定量を超えた場合には、制動距離算出処理部15'
1は、最新の車速データVに基づき、自車両20Bの
停止に必要な制動距離Lを算出する(Step131)。車両
の制動距離Lと、車速Vの2乗V2とが線形の関係にあ
ることから、ここでは、次式(2)、または、次式(2)に
基づき作成したマップ(LとVとの関係を表すマップ)を
用いるによって、自車両20Bの制動距離Lを算出す
る。
【0042】L=α・V2+β …(2) ここで、αおよびβは、定数である。
【0043】自車両20Bの制動距離Lが算出された
ら、座標変換処理部15'A2が、その制動距離Lに基づ
き先行車両画像パターン20aの基準特徴量を算出し、
その算出結果を基準特徴量パラメータW0に設定する(St
ep132)。このStep132で用いられる基準特徴量算
出方法の一例を、図14に示す。撮像装置11のレンズ
中心を原点とするワールド座標系XYZにおいて、自車
両20Bから制動距離Lだけ離れた地点に、自車両20
Bと同じ車幅Wwの仮想車両20A1が存在していると仮
定する。ワールド座標系XYZが、自車両20Bの進行
方向をZ軸とする右手座標系であれば、仮想車両A1
後部の左右両端Pl,Prの座標は、(−Ww/2,H,L)お
よび(+Ww/2,H,L)と表される。これら2点Pl,Pr
を、撮影装置11の撮影画像が投影されているスクリー
ン座標系xy上に投影し、その投影像Pl1,Pr1の間
隔を、先行車両画像パターン20aの幾何学的特徴の基
準特徴量として算出する。なお、ワールド座標系XYZ
からスクリーン座標系xyへの座標変換には次式(3)
(4)を用いればよい。
【0044】 x=−F・X/(Z・cosφ−Y・sinφ) …(3) y=F・(Y・cosφ−Z・sinφ)/(Z・cosφ−Y・sinφ) …(4) ここで、Fは、撮像装置11の焦点距離、φは、撮像装
置の俯角である。
【0045】このように、基準特徴量パラメータW0
値が設定されると、その後、Step130で、所定時間内
における車速データVの変化量が閾値を超えたと判断さ
れない限り、画像処理装置14から閾値以上のデータW
が入力されるごとに、目標駆動力算出処理部15Bと車
両制御装置17とによって、図9のフローチャートのSt
ep92およびStep93と同様な処理(Step133,Step1
34)が実行される。
【0046】以上の処理(Step130〜Step134)の実
行中、いずれかのタイミングで、車両20Bのエンジン
が停止すると(Step135)、マイクロコンピュータ15
は、画像処理装置14に処理終了を指示してから、自身
の処理も終了させる(Step136)。
【0047】マイクロコンピュータに、車速センサを接
続し、このような処理を実行させれば、自車両と先行車
両との間に、自車の停止に必要な制動距離を満たす車間
距離が確保される。このため、路上における走行安全性
が向上する。また、車速が早くなるほど車間距離を広く
とろうとするドライバーの心理にマッチした走行状態が
維持されるため、ドライバーに安心感を与えることがで
きる。
【0048】このように、自車両20Bの車速Vに基づ
き、基準特徴量パラメータW0の先行車両画像パターン
20aの基準特徴量を定める場合であっても、基準特徴
量パラメータW0の初期値が、図1のシステムと同様な
方法によって設定されるようにしてもよい。
【0049】そのようにするには、図15に示すよう
に、図11と同様なハードウエア構成のシステムに、図
1と同様な走行開始検出装置12を付加する必要があ
る。そして、マイクロコンピュータ15''の機能を拡張
する必要がある。このため、図15のシステムのマイク
ロコンピュータ15''が実現する基準特徴量設定処理部
15''Aには、図16に示すように、前述の制動距離算
出処理部15'A1と座標変換処理部15'A2とに加え、
さらに、(10)自車両20Bの走行状態に応じて、座標
変換処理部15A2が車速に基づき算出した基準特徴量
および画像処理装置14が撮影画像Dから抽出した幾何
学的特徴量のうちの一方を基準特徴量パラメータW0
設定する基準特徴量選択処理部15''A3が含まれてい
る。
【0050】図15のマイクロコンピュータ15''およ
び車速制御装置17が実行する処理について具体的に説
明する。
【0051】図15のマイクロコンピュータ15''は、
先行車両画像パターンの特徴量抽出処理の実行を画像処
理装置14に指示し、基準特徴量パラメータW0を初期
化してから、図17に示したフローチャートにしたがっ
た処理を実行する。
【0052】まず、基準特徴量選択処理部15''A
3は、自車両20Bの走行状態を表す走行状態フラグF
を初期化する(Step170)。これにより、自車両20B
が停止中であることを示す値(ここでは、OFFとする)
が走行状態フラグFに設定される。
【0053】その後、基準特徴量選択処理部15''A3
は、走行状態フラグFの値を判定する(Step171)。
【0054】走行状態フラグFの値がOFFであれば、
車両20Bの走行開始タイミングtが走行開始検出装置
12で検出されるのを待機する(Step172)。
【0055】走行開始検出装置12で走行開始タイミン
グtが検出されると、基準特徴量選択処理部15''A3
は、その後、最初に閾値を超えた幾何学的特徴量Wを、
基準特徴量パラメータW0に初期値として設定する(Step
173)。そして、基準特徴量選択処理部15''A3は、
自車両20Bが走行中であることを示す値(ここでは、
ONとする)を走行状態フラグFに設定する(Step17
4)。その後、処理は、Step170に戻る。
【0056】一方、走行状態フラグFの値がONであれ
ば、制動距離算出処理部15'A1は、車速センサ110
からの車速データVを受け付けるごとに、所定時間内に
おける車速データVの変化量ΔVが所定量V1(例えば、
10km/h等)を超えたか否かを判断する(Step17
5)。
【0057】このとき、所定時間内における車速データ
Vの変化量ΔVが所定量V1を超えていなければ、目標
駆動力算出処理部15Bと車両制御装置17とが、図9
のフローチャートのStep92およびStep93で実行され
る処理と同様な処理を実行する(Step180,Step18
1)。その後、Step171に処理が戻る。
【0058】その反対に、所定時間内における車速デー
タVの変化量ΔVが所定量V1を超えていれば、その車
速データVが0km/hを示しているか否かを判断する
(Step176)。
【0059】そして、車速センサ110からの車速デー
タVが0km/hを示していれば、マイクロコンピュー
タ15は、自車両20Bのエンジンが停止状態であるか
否かを判断し(Step177)、その結果、自車両20Bの
エンジンが停止状態でなければ、Step170に処理を戻
し、自車両20Bのエンジンが停止状態であれば、画像
処理装置14に処理終了を指示してから、自身の処理も
終了させる(Step178)。
【0060】車速センサ110からの車速データVが0
km/hを示していなければ、図13のフローチャート
のStep131およびStep132で実行される処理と同
様、制動距離算出処理部15'A1が、最新の車速データ
Vに基づき、自車両20Bの制動距離Lを算出した後、
座標変換処理部15'A2が、その制動距離Lに基づき、
先行車両画像パターン20aの基準特徴量を算出する。
そして、基準特徴量選択処理部15''A3が、このとき
算出された基準特徴量で、基準特徴量パラメータW0
設定値を更新する(Step179)。その後は、所定時間内
における車速データVの変化量が閾値を超えていなかっ
た場合と同様、Step180以降の処理が実行される。
【0061】このような処理によれば、自車両の走行中
には、車速に基づき、基準特徴量パラメータW0が更新
されるが、車速が急激に変化する走行開始直後には、先
行車両画像パターン20aの幾何学的特徴量に基づき、
基準特徴量パラメータW0の設定値が定められるため、
車速が急激に変化する走行開始直後の基準特徴量パラメ
ータW0の無用な変動を防止することができる。
【0062】以上述べたように、図11のシステム、図
15のシステムにおいては、走行中の自車両の車速に所
定量以上の変動があった場合に、変動後の車速に基づき
基準特徴量パラメータW0が更新されるようにしている
が、必ずしも、このようにする必要はない。例えば、ド
ライバーがなんらかの運転操作をした場合に、その運転
操作が発生したときの車速に基づき基準特徴量パラメー
タW0が更新されるようにすれば、自車両20Bと先行
車両20Aとの間の車間距離に、ドライバーの運転の好
みを反映させることができる。このようにするには、図
15または図11と同様なハードウエア構成のシステム
に、さらに、ドライバーの運転操作を検出する運転操作
検出装置を付加する必要がある。そして、少なくとも、
マイクロコンピュータが実行する処理、より具体的に
は、基準特徴量選択処理部が実行する処理には変更を加
える必要がある。以下、図18に示すように、図15の
システムに運転操作検出装置180を付加した場合を一
例に挙げて説明する。
【0063】ここでシステムに付加される運転操作検出
装置180は、(11)予め定められた運転操作を検出す
るためのセンサ、(12)センサ出力に基づき運転操作の
有無を逐次判断し、運転操作が発生すれば、その旨を示
すデータNを出力する判定装置を有している。
【0064】例えば、ドライバーの運転操作として、ア
クセルペダルの踏下、フットブレーキの踏下、シフトレ
バーの操作の3種類を検出する場合であれば、システム
に付加する運転操作検出装置180は、図19に示すよ
うに、(11)ドライバーがブレーキペダルに与えた力
(踏力)F1を逐次測定するブレーキペダル踏力センサ1
80A、(11)ドライバーがアクセルペダルに与えた力
(踏力)F2を逐次測定するアクセルペダル踏力センサ1
80B、(11)シフトレバーの位置Pを逐次検出するシ
フトレバー位置検出センサ180C、(12)各センサ1
80A,180B,180Cの出力に基づき、運転操作の
有無を逐次判断し、運転操作が発生すれば、その旨をマ
イクロコンピュータ15に通知する判定装置180D、
を有している必要がある。そして、このような構成の運
転操作検出装置180では、車両走行中、判定装置18
0Dが、以下に示す3種類の判定処理を並列に実行する
必要がある。図21(a)に示すように、ブレーキペダル
踏力センサ180Aで踏力F 1が検出されるごとに(Step
210)、判定装置180Dは、その検出値F1が閾値f
1以上であるかどうかを判断し(Step211)、その結
果、閾値f1以上と判断すれば、運転操作発生を示すデ
ータNを出力する(Step213)。また、図21(b)に示
すように、アクセルペダル踏力センサ180Bで踏力F
2が検出されるごとに(Step214)、判定装置180D
は、その検出値F2が閾値f2以上であるかどうかを判断
し(Step215)、その結果、閾値f2以上と判断すれ
ば、運転操作発生を示すデータNを出力する(Step21
6)。さらに、図21(c)に示すように、シフトレバー
位置検出センサ180Cで、シフトレバーの位置Pが検
出されるごとに(Step217)、判定装置180Dは、そ
の検出値Pに変動があったかどうかを判断し(Step21
8)、その結果、変動あったと判断すれば、運転操作発
生を示すデータNを出力する(Step219)。
【0065】そして、図18のマイクロコンピュータ1
5'''が実現する基準特徴量設定処理部15'''Aには、
図20に示すように、走行開始検出装置12の出力tお
よび車速センサ110の出力Vに加え、さらに運転操作
検出装置180の出力データNも入力されるようになっ
ている。そして、この場合の基準特徴量設定処理部1
5'''Aの規準特徴量選択処理部15'''A3は、図15
のマイクロコンピュータ15''が実現する基準特徴量設
定処理部15''Aの規準特徴量選択処理部15'' A
3(図16参照)とは異なり、自車両走行中における基準
特徴量パラメータW 0の更新タイミングを、運転操作検
出装置180の出力Nに基づき決定する。このため、図
18のマイクロコンピュータ15'''が実行する処理で
は、図22に示すように、車速の変化量が所定量を超え
たか否かではなく、運転操作検出装置180からデータ
Nが出力されたか否かが判断され(Step175')、その
結果、運転操作検出装置180からデータNが出力され
た場合にだけ、車速データVに基づき基準特徴量パラメ
ータW0が更新される(Step179)。この点だけが、図
17のフローチャートにおける処理とは相違している。
そして、この相違があることによって、ドライバーの運
転操作が発生したときの車速に基づき基準特徴量パラメ
ータW0が更新されるようになるため、自車両20Bの
走行制御に、ドライバーの運転の好みが反映されるよう
になる。
【0066】なお、ここでは、ドライバーの運転操作を
検出したタイミングで、自車両20Bの車速に基づき基
準特徴量パラメータW0を更新する場合を例に挙げた
が、必ずしも、自車両20Bの車速に基づき基準特徴量
パラメータW0を更新する必要はない。例えば、図1の
システムにおいて、基準特徴量パラメータW0が更新さ
れるようにするには、ドライバーの運転操作を検出した
後最初に先行車両画像パターンから抽出された幾何学的
特徴量で基準特徴量パラメータW0を更新するようにす
ればよい。
【0067】ところで、以上においては、制動距離Lを
算出する数式(2)に含まれている係数α,βを定数とし
ているが、これらの係数α,βを変更することにより、
路上における走行安全性を向上させることができる。
【0068】例えば、図11または図15のシステムで
あれば、自車両20Bの車速データVが閾値を超えた場
合に係数α,βの値が大きく設定することによって、自
車両20Bの車速が速くなるほど、長めの制動距離Lが
得られるようになる。このため、路上での走行安全性が
向上する。また、図18のシステムであれば、運転操作
の種類(加速操作および減速操作の別)も運転操作検出装
置180から出力されるようにした上で、運転操作が加
速操作であった場合に係数α,βが大きくなり、運転操
作が減速操作であった場合に係数α,βが小さくなるよ
うにすることによって、自車両の加速中には、長めの制
動距離が得られ、自車両の減速中には、短めの制動距離
が得られるようになるため、路上での走行安全性が向上
する。
【0069】また、一般に、ドライバーは、走行安全性
の観点から、自車両20Bの走行環境によっても、自車
両20Bと先行車両20Aとの車間距離を調整すること
が多い。例えば、ドライバーは、昼間よりも見通しが悪
い夜間に走行している場合、カーブ、勾配等がある道路
を走行している場合等には、自車両20Bと先行車両2
0Aとの車間距離を広げる傾向にある。したがって、昼
夜の別、道路形状(曲がり、勾配)に応じて、係数α,β
を変更するようにすることも有効である。そこで、以下
においては、昼夜の別、道路形状(カーブ、勾配)に応じ
て、数式(2)の係数α,βを変更するようにシステムを
構成した場合について説明する。
【0070】この場合のシステムのハードウエア構成
は、例えば、図23に示すように、図11のシステム
に、昼夜検出装置230および道路形状検出装置231
をさらに付加したものとなる。もちろん、以上説明した
他のシステムに、昼夜検出装置230および道路形状検
出装置231をさらに付加したものにもなり得る。ただ
し、いずれの場合であっても、少なくとも、マイクロコ
ンピュータ15''''が実行する処理、より具体的には、
制動距離算出処理部15''A1の実行処理にさらに処理
を追加する必要がある。以下、図11のシステムに昼夜
検出装置230および道路形状検出装置231を付加し
た場合を一例に挙げて、具体的に説明する。
【0071】昼夜検出装置230は、図24に示すよう
に、(13)走行環境の照度Kを逐次検出する外界照度セ
ンサ230A、(14)外界照度センサ230Aの出力Kお
よびライト制御装置の出力Oに基づき、走行環境の昼夜
の別を判定し、その判定結果Jをマイクロコンピュータ
15に出力する昼夜判定装置230Bを有している。こ
こで、ライト制御装置は、自車両20Bのヘッドライト
のON/OFFを制御する既存の装置であるが、この場
合には、自車両20BのヘッドライトのON/OFF状
態Oを出力するようにされている。
【0072】この昼夜検出装置230では、外界照度セ
ンサ230Aが照度Kを検出するごとに、昼夜判定装置
230Bが、その照度Kが閾値を超えたか否かを判断
し、その結果、照度Kが閾値を超えていれば、自車両2
0Bの走行環境が昼であることを示すデータJを出力
し、その反対に、照度Kが閾値以下であれば、自車両2
0Bの走行環境が夜であることを示すデータJを出力す
る。また、ライト制御装置がON/OFF状態Oを出力
するごとに、昼夜判定装置230Bが、その出力データ
Oに基づき、ヘッドライトのON/OFF状態を判断
し、その結果、ヘッドライトがOFF状態であれば、自
車両20Bの走行環境が昼であることを示すデータJを
出力し、その反対に、ヘッドライトがON状態であれ
ば、自車両20Bの走行環境が夜であることを示すデー
タJを出力する。
【0073】一方、道路形状検出装置231は、図25
に示すように、(15)人工衛星から発せられた電波か
ら、自車両20Bの走行位置(緯度、経度)Eを検出する
GPS受信機(GPS:global positioning system)23
1A、(16)道路の形状に関する情報(カーブの有無、
勾配の有無等)Fを含む地図情報が格納された地図デー
タベース231B、(17)GPS受信機231Aの出力
Eが示す走行位置から所定の距離前方の走行路の形状に
関する情報Fを地図データベース231Bから読み出
し、それを出力する処理装置231Cを有している。た
だし、地図データベース231Bは、道路形状検出装置
231に装着された記録媒体(CD−ROM等)に格納さ
れている。なお、このような道路形状検出装置231と
して、ナビゲーション装置を利用してもよい。
【0074】そして、図23のマイクロコンピュータ1
5''''が実現する制動距離算出処理部15''A1には、
図26に示すように、車速センサ110の出力Vに加
え、昼夜判定センサ230の出力Jおよび道路形状検装
置231の出力Fも入力されるようになっている。そし
て、この場合の制動距離算出処理部15''A1は、昼夜
検出装置230の出力Jまたは道路形状検出装置231
の出力Fに基づき、数式(2)の2つの係数α,βをそれ
ぞれ決定してから、図15のマイクロコンピュータ1
5''が実現する制動距離算出処理部15'A1と同様な処
理を実行する。
【0075】具体的には、図27に示すように、制動距
離算出処理部15''A1が実行する処理に、さらにStep
271〜Step237が追加されている。このため、制動
距離算出処理部15''A1は、車速センサ110からの
車速データVを受け付けると、制動距離Lの算出処理(S
tep131)の実行に先立ち、昼夜検出装置230の出力
Jに基づき昼夜の別を判断し、その結果、夜であれば、
制動距離Lの算出処理(Step131)で用いる数式(2)の
2つの係数α,βに、それぞれの第一設定値α11を設
定する。一方、昼であれば、制動距離算出処理部15''
1は、さらに、道路形状検出装置231の出力Fに基
づき、自車両20Bの走行位置から所定距離だけ前方
に、カーブまたは坂が存在するかどうかを判断し(Step
272)、その結果、カーブまたは坂が存在すれば、制
動距離Lの算出処理(Step131)で用いる数式(2)の2
つの係数α,βに、それぞれの第一設定値α11を設定
し、カーブおよび坂のいずれも存在しなければ、制動距
離Lの算出処理(Step131)で用いる数式(2)の2つの
係数α,βに、それぞれの第二設定値α22を設定す
る。ただし、係数αの第二設定値α2は、係数αの第一
設定値α1よりも小さな値であり、係数βの第二設定値
β2は、係数βの第一設定値β1よりも小さな値である。
【0076】このようなStep271〜Step237が追加
されている点だけが、図13のフローチャートにより説
明した処理とは相違している。そして、この相違がある
ことによって、自車両20Bの走行環境の変化に応じ、
先行車両20Aとの車間距離の長短が調整されるため、
路上での走行安全性を向上させることができる。
【0077】なお、図27の処理においては、数式(2)
の各係数α,βに、それぞれ、大小関係を有する2つの
値が、自車両20Bの走行環境に応じて設定されるよう
にしているが、互いに大小関係を有する3つ以上の値
が、自車両20Bの走行環境に応じて設定されるように
してもよい。また、数式(2)の各係数α,βが、自車両
20Bの走行環境に応じてインクメントまたはデクリメ
ントされるようにしてもよい。
【0078】以上説明したいずれのシステムにおいて
も、先行車両20Aの画像パターン20aの幾何学的特
徴量として、画像パターン20aのX方向幅を抽出して
いるが、必ずしも、その通りにする必要はない。
【0079】例えば、前述したように、先行車両画像パ
ターン20aのテールランプの間隔を、先行車両画像パ
ターン20aの幾何学的特徴量として抽出してもよい。
その場合の処理は、画像パターン20aのX方向幅を抽
出する場合と同様である。
【0080】また、図28に示すように、先行車両画像
パターン20aに接する矩形領域W'の面積を、先行車
両画像パターン20aの幾何学的特徴量として抽出して
もよい。その場合には、先行車両画像パターン20aに
ついて、X方向幅を抽出するとともに、それと同様な処
理によって、X方向に垂直なY方向幅も抽出し、それら
の2つの値の積を、先行車両画像パターン20aに接す
る矩形領域W'の面積として算出すればよい。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、より実用的なACCシ
ステムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態に係るシステムの概略
構成図である。
【図2】自車両とその先行車両との車間距離の変化と、
自車両に取り付けられた撮像装置の撮影画像の変化との
関係を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係る画像処理装置のよ
り詳細な機能構成図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係る画像処理装置で実
行される処理を示したフローチャート図である。
【図5】図3のレーン認識処理部が実行する処理を説明
するための図である。
【図6】図3のレーン認識処理部が作成するマスクパタ
ーンを示した概念図である。
【図7】図3のエッジ強調処理部が実行する処理を説明
するための図である。
【図8】図3のX軸投影処理部が実行する処理を説明す
るための図である。
【図9】本発明の実施の第一形態に係るマイクロコンピ
ュータおよび車両制御装置が実行する処理を示したフロ
ーチャート図である。
【図10】車両の走行速度の変化と、自車両に取り付け
られた撮像装置の撮影画像の変化との関係を説明するた
めの図である。
【図11】本発明の実施の第二形態に係るシステムの概
略構成図である。
【図12】本発明の実施の第二形態に係る基準特徴量設
定処理部の機能構成図である。
【図13】本発明の実施の第二形態に係るマイクロコン
ピュータおよび車両制御装置が実行する処理を示したフ
ローチャート図である。
【図14】自車両の車速に基づき、先行車両画像パター
ンの基準特徴量を算出する方法を説明するための図であ
る。
【図15】本発明の実施の第三形態に係るシステムの概
略構成図である。
【図16】本発明の実施の第三形態に係る基準特徴量設
定処理部のより詳細な機能構成図である。
【図17】本発明の実施の第三形態に係るマイクロコン
ピュータおよび車両制御装置が実行する処理を示したフ
ローチャート図である。
【図18】本発明の実施の第四形態に係るシステムの概
略構成図である。
【図19】図18の運転操作検出装置の内部構成例を示
した図である。
【図20】本発明の実施の第四形態に係る基準特徴量設
定処理部のより詳細な機能構成図である。
【図21】図19の運転操作検出装置が実行する処理を
示したフローチャート図である。
【図22】本発明の実施の第四形態に係るマイクロコン
ピュータおよび車両制御装置が実行する処理を示したフ
ローチャート図である。
【図23】本発明の実施の第五形態に係るシステムの概
略構成図である。
【図24】図23の昼夜検出装置の構成を説明するため
の図である。
【図25】図23の道路形状検出装置の構成を説明する
ための図である。
【図26】本発明の実施の第五形態に係る基準特徴量設
定処理部のより詳細な機能構成図である。
【図27】本発明の実施の第五形態に係るマイクロコン
ピュータおよび車両制御装置が実行する処理を示したフ
ローチャート図である。
【図28】先行車両画像パターンの幾何学的特徴量の他
の抽出方法を説明するための図である。
【符号の説明】 10…車載システム 11…撮像装置 12…走行開始検出装置 13…ACCユニット 14…画像処理装置 14A…特徴量抽出処理部 14A1…レーン認識処理部 14A2…エッジ強調処理部 14A3…X軸投影処理部 14A4…特徴量算出処理部 15…マイクロコンピュータ 15A…基準特徴量設定処理部 15A1…制動距離算出処理部 15A2…座標変換処理部 15A3…基準特徴量選択処理部 15B…目標駆動力算出処理部 16A…スロットルコントローラ 16B…変速機コントローラ 16C…ブレーキコントローラ 17…車両制御装置 20A…先行車両 20a…先行車両の画像パターン 20A1…仮想上の先行車両 20B…自車両 21…カメラ 110…車速センサ 180…運転操作検出装置 180A…ブレーキペダル踏力センサ 180B…アクセルペダル踏力センサ 180C…シフトレバー位置検出センサ 180D…判定装置 230…昼夜検出装置 230A…外界照度センサ 230B…昼夜判定装置 230C…ライト制御装置 231…道路形状検出装置 231A…GPS受信機 231B…地図データベース 231C…処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 626 B60R 21/00 626E G01B 11/00 G01B 11/00 H // G01P 3/36 G01P 3/36 C Fターム(参考) 2F065 AA04 AA06 BB05 BB15 CC11 DD00 FF01 FF04 FF09 JJ03 JJ09 JJ26 MM02 MM06 QQ03 QQ13 QQ25 QQ32 QQ33 QQ37 QQ43 SS13 UU05 3D044 AA01 AA25 AA31 AA45 AB01 AC05 AC22 AC24 AC26 AC56 AC59 AC61 AD04 AD17 AD21 AE04 AE15 5H180 AA01 CC04 LL01 LL04 LL09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載されるクルーズコントロールシ
    ステムであって、 前記車両のフロント側の先行車両を逐次撮影する撮像装
    置と、 前記撮像装置の撮影画像から、前記先行車両の画像パタ
    ーンの幾何学的特徴量を逐次抽出する画像処理装置と、 前記車両の走行開始を検出する検出装置と、 与えられた制御指令に基づき、前記車両を制御する車両
    制御装置と、 前記車両の走行開始を前記検出装置が検出すると、前記
    画像処理装置が抽出した幾何学的特徴量を、前記先行車
    両の画像パターンの基準特徴量として設定し、前記車両
    制御装置に与えるための前記制御指令を、当該基準特徴
    量の設定後に抽出される幾何学的特徴量と当該基準特徴
    量との差分に基づき算出する演算装置と、 を備えることを特徴とするクルーズコントロールシステ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクルーズコントロールシス
    テムであって、 前記車両の速度を逐次検出する車速センサを備え、 前記演算装置は、 前記車両の走行開始を前記検出装置が検出した後最初に
    抽出された幾何学的特徴量を、前記先行車両の画像パタ
    ーンの基準特徴量として設定し、 前記車速センサの検出値の変化に応じて定まるタイミン
    グで、前記車速センサの検出値に基づき、前記先行車両
    の画像パターンの基準特徴量を更新することを特徴とす
    るクルーズコントロールシステム。
  3. 【請求項3】車両に搭載されるクルーズコントロールシ
    ステムであって、 前記車両のフロント側の先行車両を逐次撮影する撮像装
    置と、 前記撮像装置の撮影画像から、前記先行車両の画像パタ
    ーンの幾何学的特徴量を逐次抽出する画像処理装置と、 前記車両の速度を検出する車速センサと、 与えられた制御指令に基づき、前記車両を制御する車両
    制御装置と、 前記車速センサの検出値に基づき、前記先行車両の画像
    パターンの基準特徴量を算出し、前記車両制御装置に与
    えるための前記制御指令を、当該基準特徴量と当該基準
    特徴量の算出後に抽出される幾何学的特徴量との差分に
    基づき算出する演算装置と、 を備えることを特徴とするクルーズコントロールシステ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項1、2および3のいずれか1項に記
    載のクルーズコントロールシステムであって、 運転操作の発生を検出する運転操作検出装置を備え、 前記演算装置は、 前記運転操作検出装置の検出結果に応じて定まるタイミ
    ングで、前記先行車両の画像パターンの基準特徴量を更
    新する、 ことを特徴とするクルーズコントロールシステム。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3および4のいずれか1項
    に記載のクルーズコントロールシステムであって、 前記車両が走行する道路の形状を検出する道路形状検出
    装置を備え、 前記演算処理装置は、 前記道路形状検出装置の検出結果に応じて、前記先行車
    両の画像パターンの基準特徴量を増減する、ことを特徴
    とするクルーズコントロールシステム。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4および5のいずれか
    1項に記載のクルーズコントロールシステムであって、 自車両の走行環境の照度を検出する照度検出センサを備
    え、 前記演算処理装置は、 前記照度検出センサの検出結果に応じて、前記先行車両
    の画像パターンの基準特徴量を増減する、 ことを特徴とするクルーズコントロールシステム。
  7. 【請求項7】車体と、 請求項1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1
    項に記載のクルーズコントロールシステムと、 を備えることを特徴とする車両。
  8. 【請求項8】車両を制御する車両制御装置に与えるため
    の制御指令を算出するクルーズコントロールユニットで
    あって、 入力画像から、前記車両のフロント側の先行車両の画像
    パターンの幾何学的特徴量を逐次抽出する画像処理装置
    と、 前記車両が走行開始すると、前記画像処理装置が抽出し
    た幾何学的特徴量を、前記先行車両の画像パターンの基
    準特徴量として設定し、前記車両制御装置に与えるため
    の前記制御指令を、当該基準特徴量の設定後に前記画像
    処理装置が抽出する幾何学的特徴量と当該基準特徴量と
    の差分に基づき算出する演算装置と、 を備えることを特徴とするクルーズコントロールユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】車両を制御する車両制御装置に与えるため
    の制御指令を算出するクルーズコントロールユニットで
    あって、 入力画像から、前記車両のフロント側の先行車両の画像
    パターンの幾何学的特徴量を逐次抽出する画像処理装置
    と、 前記車両の速度に基づき、前記先行車両の画像パターン
    の基準特徴量を算出し、前記車両制御装置に与えるため
    の前記制御指令を、当該基準特徴量と当該基準特徴量の
    算出後に抽出された幾何学的特徴量との差分に基づき算
    出する演算装置と、 を備えることを特徴とするクルーズコントロールユニッ
    ト。
JP2000258990A 2000-08-29 2000-08-29 クルーズコントロールシステムおよびそれが搭載された車両 Expired - Fee Related JP3872638B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000258990A JP3872638B2 (ja) 2000-08-29 2000-08-29 クルーズコントロールシステムおよびそれが搭載された車両
US09/794,331 US6556913B2 (en) 2000-08-29 2001-02-28 Cruise control system and vehicle loaded with the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000258990A JP3872638B2 (ja) 2000-08-29 2000-08-29 クルーズコントロールシステムおよびそれが搭載された車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002074598A true JP2002074598A (ja) 2002-03-15
JP3872638B2 JP3872638B2 (ja) 2007-01-24

Family

ID=18747219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000258990A Expired - Fee Related JP3872638B2 (ja) 2000-08-29 2000-08-29 クルーズコントロールシステムおよびそれが搭載された車両

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6556913B2 (ja)
JP (1) JP3872638B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003337997A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Aisin Seiki Co Ltd 車線境界検出装置
WO2006121088A1 (ja) * 2005-05-10 2006-11-16 Olympus Corporation 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
WO2006121087A1 (ja) * 2005-05-10 2006-11-16 Olympus Corporation 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2009169776A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Hitachi Ltd 検出装置
JP2011255876A (ja) * 2010-05-13 2011-12-22 Denso Corp 車両用速度制御装置
JP2014044093A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Fujitsu Ltd 速度推定装置及び速度推定方法
KR20150006983A (ko) * 2013-07-10 2015-01-20 에스케이플래닛 주식회사 전방 차량 충돌 경고 장치 및 방법
CN109484407A (zh) * 2018-11-14 2019-03-19 北京科技大学 一种电动汽车辅助驾驶的自适应跟车方法
CN109506664A (zh) * 2015-05-22 2019-03-22 星克跃尔株式会社 利用人行横道识别结果的引导信息提供装置及方法
CN111572537A (zh) * 2020-03-03 2020-08-25 张丽 应用大数据处理的安全距离调整平台

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4037722B2 (ja) * 2002-09-18 2008-01-23 富士重工業株式会社 車外監視装置、及び、この車外監視装置を備えた走行制御装置
FR2847639B1 (fr) * 2002-11-21 2005-02-04 Renault Sa Procede de commande d'une transmission automatique d'un vehicule en situation de descente
DE10255797A1 (de) * 2002-11-28 2004-06-17 Daimlerchrysler Ag Verfahren zur Erfassung der vorausliegenden Umgebung eines Strassenfahrzeugs mittels eines Umgebungserfassungssystems
JP2005178627A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Toyota Motor Corp 車両の統合制御システム
JP2005178626A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Toyota Motor Corp 車両の統合制御システム
US7389171B2 (en) * 2003-12-22 2008-06-17 Ford Global Technologies Llc Single vision sensor object detection system
DE102004019164A1 (de) * 2004-04-21 2005-11-10 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur automatischen Längsregelung eines Kraftfahrzeugs
US7231288B2 (en) * 2005-03-15 2007-06-12 Visteon Global Technologies, Inc. System to determine distance to a lead vehicle
US7545956B2 (en) * 2005-08-12 2009-06-09 Visteon Global Technologies, Inc. Single camera system and method for range and lateral position measurement of a preceding vehicle
US8164628B2 (en) 2006-01-04 2012-04-24 Mobileye Technologies Ltd. Estimating distance to an object using a sequence of images recorded by a monocular camera
US20080137910A1 (en) * 2006-11-27 2008-06-12 Hanae Suzuki Locating method for locating a predetermined spot on a road and a locating apparatus using the method
ES2343296B1 (es) * 2008-12-18 2011-06-06 Fundacion Para La Promocion De La Innovacion, Investigacion Y Desarrollo Tecn.Ind.Automocion Galicia Sistema de control de crucero adaptativo provisto de asistencia por vision.
SE534036C2 (sv) * 2009-06-10 2011-04-12 Scania Cv Ab Metod och modul för bestämning av hastighetsbörvärden till ett fordons styrsystem.
US9488467B2 (en) 2010-10-28 2016-11-08 General Electric Company System and method for monitoring in real time, a gap between portions in a machine
JP5645769B2 (ja) 2011-08-01 2014-12-24 株式会社日立製作所 画像処理装置
US8831813B1 (en) * 2012-09-24 2014-09-09 Google Inc. Modifying speed of an autonomous vehicle based on traffic conditions
JP5809653B2 (ja) * 2013-02-28 2015-11-11 富士フイルム株式会社 車間距離算出装置およびその動作制御方法
GB2519533B (en) * 2013-10-23 2018-04-04 Jaguar Land Rover Ltd Vehicle speed control system
CN106231985B (zh) * 2014-12-02 2018-01-23 奥林巴斯株式会社 图像处理装置、图像处理装置的工作方法
DE102017221740B4 (de) * 2017-12-03 2024-06-06 Audi Ag Verfahren zum Betreiben eines Kraftfahrzeugs sowie entsprechendes Kraftfahrzeug
WO2019166141A1 (en) * 2018-03-01 2019-09-06 Jaguar Land Rover Limited Vehicle control method and apparatus
US10661808B2 (en) * 2018-04-09 2020-05-26 Arnold Chase Dynamic vehicle separation system
US10730529B2 (en) 2018-04-09 2020-08-04 Arnold Chase Dynamic vehicle separation system
KR102563708B1 (ko) * 2018-05-14 2023-08-09 주식회사 에이치엘클레무브 선행 차량 출발 알림 장치 및 방법

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06229759A (ja) 1993-02-01 1994-08-19 Fujitsu Ten Ltd 画像を用いた前方車両の距離速度推定装置
US5901800A (en) * 1996-08-13 1999-05-11 Wilson; William Andrew High clearance tractor
JP2000259998A (ja) * 1999-03-12 2000-09-22 Yazaki Corp 車両用後側方監視装置
US6161071A (en) * 1999-03-12 2000-12-12 Navigation Technologies Corporation Method and system for an in-vehicle computing architecture
DE19928915A1 (de) * 1999-06-24 2001-01-11 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur Sichtweitenbestimmung
JP3658519B2 (ja) * 1999-06-28 2005-06-08 株式会社日立製作所 自動車の制御システムおよび自動車の制御装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003337997A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Aisin Seiki Co Ltd 車線境界検出装置
WO2006121088A1 (ja) * 2005-05-10 2006-11-16 Olympus Corporation 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
WO2006121087A1 (ja) * 2005-05-10 2006-11-16 Olympus Corporation 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2009169776A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Hitachi Ltd 検出装置
JP2011255876A (ja) * 2010-05-13 2011-12-22 Denso Corp 車両用速度制御装置
US8954256B2 (en) 2010-05-13 2015-02-10 Denso Corporation Vehicle-use speed control apparatus
JP2014044093A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Fujitsu Ltd 速度推定装置及び速度推定方法
KR20150006983A (ko) * 2013-07-10 2015-01-20 에스케이플래닛 주식회사 전방 차량 충돌 경고 장치 및 방법
KR102079291B1 (ko) * 2013-07-10 2020-02-19 에스케이텔레콤 주식회사 전방 차량 충돌 경고 장치 및 방법
CN109506664A (zh) * 2015-05-22 2019-03-22 星克跃尔株式会社 利用人行横道识别结果的引导信息提供装置及方法
CN109484407A (zh) * 2018-11-14 2019-03-19 北京科技大学 一种电动汽车辅助驾驶的自适应跟车方法
CN111572537A (zh) * 2020-03-03 2020-08-25 张丽 应用大数据处理的安全距离调整平台

Also Published As

Publication number Publication date
JP3872638B2 (ja) 2007-01-24
US6556913B2 (en) 2003-04-29
US20020026274A1 (en) 2002-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3872638B2 (ja) クルーズコントロールシステムおよびそれが搭載された車両
US9574538B2 (en) Idling stop control system for vehicle
EP3407327B1 (en) Vehicle driving assist control method and control device
US10503985B2 (en) Pedestrian determination method and determination device
US8078383B2 (en) Speed control system for vehicles
US8938354B2 (en) Driving support apparatus for vehicle
US10569769B2 (en) Vehicle control device
US10214211B2 (en) Drive control apparatus
JP6327708B2 (ja) 車両の運転支援装置
US20050143895A1 (en) Active drive assist system
JP2000105898A (ja) 車両制御装置、車両制御方法および車両制御方法をコンピュ―タに実行させるためのプログラムを記録したコンピュ―タ読み取り可能な媒体
JP2000172997A (ja) 走行環境認識装置
JP2012071677A (ja) 車両の運転支援装置
JP4232806B2 (ja) 車両制御装置
JP6412346B2 (ja) 車両の運転支援装置
US11180141B2 (en) Vehicle control system
JP2001093090A (ja) カーブ進入速度制御装置
US20200384992A1 (en) Vehicle control apparatus, vehicle, operation method of vehicle control apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
JP3588806B2 (ja) 自動車の走行制御装置
JP2001093094A (ja) カーブ進入制御装置
CN115440069B (zh) 信息处理服务器、信息处理服务器的处理方法、非易失性存储介质
US20220266830A1 (en) Driving assist method and driving assist device
JP7409281B2 (ja) 運転支援装置
US11634140B2 (en) Vehicle control method and vehicle control device
JP7491326B2 (ja) 減速支援装置、減速支援方法、減速支援プログラム及び車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040518

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061020

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees