JP2002074467A - 自動販売機の現金処理システム - Google Patents

自動販売機の現金処理システム

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JP2002074467A
JP2002074467A JP2000255512A JP2000255512A JP2002074467A JP 2002074467 A JP2002074467 A JP 2002074467A JP 2000255512 A JP2000255512 A JP 2000255512A JP 2000255512 A JP2000255512 A JP 2000255512A JP 2002074467 A JP2002074467 A JP 2002074467A
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淳冶 石村
Mitsuru Shioda
満 塩田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 純売上金額だけを収集できて純売上高の算出
の手間を要しなく、また釣銭準備金の手間を削減でき、
また現金の回収ミスをなくすことができる自動販売機の
現金処理システムを提供する。 【解決手段】 現金投入口1と、現金投入口1から投入
された現金を鑑別したり現金の金額を計数したりする鑑
別計数部2と、鑑別計数部2で計数した現金を金種別に
収納する複数の現金収納部3と、売上金を回収するとき
現金収納部3に収納した現金を収集する収集部4とを具
備する自動販売機の現金処理システムである。これにお
いて、釣銭準備金も含んだ現金から売上金を取り出す
際、自動販売機の内部メモリー5にカウントされている
販売実績データの金額分だけの現金を現金収納部3から
収集部4に搬送すると共に高額の金種の現金を優先的に
収集部4に搬送して現金収納部3に低額の金種の現金を
釣銭準備金として残すように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動券売機、自動
精算機、自動商品販売機等の自動販売機における現金処
理システムに関するものである。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動券
売機等は、定期的に売上金を回収する(以下これを人、
機器の動作を含めて締め切り業務という)ために、その
品物をいくつ販売したか、機器内部メモリ上にカウント
している。締め切り業務おいては、これと機器内部の現
金回収金額に整合がとれているか確認することが一般的
である。また自動券売機等の締め切り業務は全ての現金
を金庫のような収集部に回収するため、利用客の投入金
や様々な単価の商品選択に備えて、再度釣銭の現金とし
ての釣銭準備金を補充しているのが現状である。よって
締め切り業務は後方処理として現金回収金額から釣銭準
備金を減算し、純売上高を算出する作業が必要である。
そこで締め切り業務時における人間が介在しなければな
らない作業を列記すると下記の(ア)〜(エ)の通りで
ある。 (ア)純売上高の算出作業 一般的な自動券売機等では、全ての現金を金庫のような
収集部に回収するが故に、回収した現金金額から純売上
高を算出するには、釣銭用として補充した釣銭準備金を
減算する必要がある。 (イ)釣銭準備金の計数作業 自動券売機等から全ての現金を回収すると、当然ながら
釣銭準備金を補充する必要がある。釣銭準備金額は純売
上高算出時に必要な値であることから、別途計数機で枚
数を計数しなければならない。 (ウ)釣銭準備金の補充作業 上記(イ)で計数した釣銭準備金を自動券売機等へ運
び、補充しなければならない。 (エ)現金回収時の回収ミス 現金の回収は、ホッパー内のディスクが回転し、金庫の
ような収集部に搬送して収集するが、硬貨がホッパー内
の壁面に張り付いたり、硬貨同士が噛み込んだりして回
収できなかった場合、純売上金額と販売実績データに不
整合が生じる。本発明は叙述の点に鑑みてなされたもの
であって、純売上金額だけの現金を収集できて純売上高
の算出の手間を要しなく、また釣銭準備金の手間を削減
でき、また現金の回収ミスをなくすことができる自動販
売機の現金処理システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の自動販売機の現金処理システムは、利用客が現
金を投入する現金投入口1と、現金投入口1から投入さ
れた現金を鑑別したり現金の金額を計数したりする鑑別
計数部2と、鑑別計数部2で計数した現金を金種別に収
納する複数の現金収納部3と、現金収納部3から所定の
釣銭をカウントして取り出す釣銭取り出し手段と、売上
金を回収するとき現金収納部3に収納した現金を収集す
る収集部4とを具備する自動販売機の現金処理システム
において、釣銭準備金も含んだ現金から売上金を取り出
す際、自動販売機の内部メモリー5にカウントされてい
る販売実績データの金額分だけの現金を現金収納部3か
ら収集部4に搬送すると共に高額の金種の現金を優先的
に収集部4に搬送して現金収納部3に低額の金種の現金
を釣銭準備金として残すように制御をすることを特徴と
する。締め切り業務において現金を回収するとき、販売
実績のデータの金額分だけ現金を搬送して収集部4に回
収すると、売上高の算出作業をなくすことができて売上
高の算出の労力を省くことができる。また販売実績のデ
ータの金額分だけ現金を収集部4に搬送して回収できる
と共に高額の金種の現金を優先に収集部4に搬送して回
収することができため、釣銭として必要な低額の現金が
現金収納部3に残留することとなる。よって自動販売機
に補充する釣銭準備金額が極少額となる。すなわち、多
額の釣銭準備金を用意する必要がなくなると共に釣銭準
備金を補給するカセットの小型、軽量化が実現できる。
また純売上金をのみを回収すると共に高額の金種の現金
を回収するため、純売上金の重量、体積は以前と比較し
て大幅に軽く、小さくなり、売上金の回収に要する労力
低減に貢献できる。また釣銭準備金額の極小化に伴い、
釣銭準備金額の自動販売機等へ運搬する労力を軽減でき
る。さらに販売実績データを基に純売上金額だけ回収す
るために販売実績データと純売上金額とに差違が発生し
難い。
【発明の実施の形態】本発明の対象となる自動販売機
は、自動券売機、自動精算機、自動商品販売機等である
が、本実施の形態の例の場合、鉄道やバスの駅等に設置
される切符用の自動券売機の例により説明する。切符の
自動券売機、図1に示すようなブロック図のように利用
客が操作する旅客操作盤6、商品販売装置7、紙幣処理
装置8、硬貨処理装置9、内部CPU10、内部メモリ
5等で主体が構成されており、各部が商品や現金の搬送
経路(二重線で繋いだ部分)や通信線(波線で繋いだ部
分)にて図のように繋がっている。旅客操作盤6には商
品選択釦12、商品取り出し口13、現金投入口1、現
金放出口14が設けられている。商品選択釦12は切符
の場合、乗車区間に応じた金額釦等である。商品取り出
し口13は切符を取り出す部分である。現金投入口1と
しては硬貨を投入する硬貨投入口1aと紙幣を投入する
紙幣投入口1bとがある。現金放出口14は釣銭等を放
出する部分で、現金放出口14には硬貨放出口14aと
紙幣放出口14bとがある。商品発売装置7は切符の場
合は、印刷をしたり、磁気データを書き込んだりする部
分である。紙幣処理装置8は現金のうち紙幣を処理する
ものであり、硬貨処理装置9は現金のうち硬貨を処理す
るものである。内部CPU10は旅客操作盤6、商品発
売装置7、紙幣処理装置8、硬貨処理装置9等からの情
報が入力されたり、これによって旅客操作盤6、商品発
売装置7、紙幣処理装置8、硬貨処理装置9等を制御し
たりするものである。内部メモリ5は商品販売実績デー
タ等を記憶しておくものである。本発明の現金処理シス
テムとしての硬貨処理装置9は図2に示すように構成さ
れている。利用客が現金投入口1としての硬貨投入口1
aから硬貨を投入するようになっており、硬貨投入口1
aから投入した硬貨が鑑別計数部2としての硬貨鑑別計
数部2aに送られて硬貨が鑑別されると共に投入した金
額が計数されるようになっている。この例の硬貨投入口
1aは複数枚の硬貨が一括投入できるようになってい
る。硬貨鑑別計数部2aは硬貨を貯留する繰り出しホッ
パー16と硬貨を送り出すディスク17と金種を判別す
る電子検銭部18とで構成されており、硬貨鑑別計数部
2aで硬貨投入口1aから投入された硬貨の金額を認識
したり、硬貨の正誤を判定したりできるようになってい
る。硬貨鑑別計数部2aの電子検銭部18で不良と判別
された硬貨はディストリビュータ19、放出経路20a
を経て現金放出口14としての硬貨放出口14aに放出
されて除去されるようになっている。硬貨鑑別計数部2
aで金額が計数されると共に不良硬貨が除去された硬貨
は金種別に選別部21で選別され、現金収納部3として
硬貨収納部3aに送られ、硬貨を金種別に収納する各硬
貨収納部3aに収納されるようになっている。選別部2
1は硬貨を外径により選別して50円硬貨、100円硬
貨、10円硬貨、500円硬貨と振り分けるダイヤセレ
クターと称されるものである。硬貨収納部3aには50
円硬貨収納部3a1、100円硬貨収納部3a2、10円
硬貨収納部3a 3、500円硬貨収納部3a4等で構成さ
れている。また各硬貨収納部3aには硬貨をカウントし
て送り出すディスク22を配置してある。釣銭はディス
ク22でカウントして各硬貨収納部3aから取り出さ
れ、コンベアべルト23にて放出経路20bを経て硬貨
放出口14aに放出されるようになっている。また係員
取り出し口23は異常時等に係員が釣銭を取り出したり
する部分である。また売上金を回収するするときは各硬
貨収納部3aのディスク22が駆動されることでディス
トリビュータ24を介して搬送されて現金の収集部4と
しての硬貨金庫4aに収集されるようになっている。こ
の硬貨金庫4aは金種毎に硬貨を回収するものであり、
夫々別体の50円硬貨金庫4a1、100円硬貨金庫4
2、10円硬貨金庫4a3、500円硬貨金庫4a4
ある。この硬貨金庫4aは売上金を回収するとき取り出
されるようになっている。また釣銭金額を確保するため
に釣銭準備金として硬貨を補給する必要があるが、この
釣銭を補給するために釣銭補給部25を設けてある。本
例の場合、釣銭補給部25から鑑別計数部2としての硬
貨鑑別計数部2aに釣銭を補給できるようになってい
る。釣銭補給部25はカセット式であり、本例の例の場
合、1つの硬貨補給カセット25aから硬貨が補給され
るようになっている。この硬貨補給カセット25aは着
脱自在に装着してあり、硬貨補給カセット25aから開
閉自在なシャッター26を介して硬貨鑑別計数部2aに
釣銭準備金として釣銭を供給することができるようにな
っている。この硬貨補給カセット25aには任意の金種
の硬貨を任意の枚数入れてある(1つのカセットに様々
な金種を混ぜて入れてある)ものであり、この硬貨補給
カセット25aから任意の金額の釣銭準備金が投入され
るようになっている。釣銭を補給するために硬貨補給カ
セット25aをセットし、シャッター26を開くと、硬
貨鑑別計数部2aに硬貨が供給され、硬貨鑑別計数部2
aで硬貨補給カセット25aから投入された釣銭準備金
の硬貨の金額を認識したり、硬貨の正誤を判定したりで
きるようになっている。釣銭準備金として硬貨を硬貨補
給カセット25aから供給するときは硬貨投入口1aか
ら利用客が硬貨を投入できないようになっている。この
釣銭準備金としての釣銭を投入するとき硬貨鑑別計数部
2aの電子検銭部18で不良と判別された硬貨はディス
トリビュータ19を経てエラー準備金回収皿27に回収
されるようになっている。上記のように釣銭準備金とし
ての硬貨が補給されるが、このとき補給した釣銭準備金
の金額が内部メモリ5等に記録される。このとき、金種
や枚数も記録されてもよい。硬貨鑑別計数部2aで計数
された釣銭準備金としての硬貨は金種毎に硬貨収納部3
aに貯留される。本例の場合、釣銭準備金を硬貨補給カ
セット25aから鑑別計数部2aに投入しているが、別
途計数機で計数した金種別の硬貨をカセットから直接硬
貨収納部3aに投入する構造であってもよい。また本発
明の現金処理システムとしての紙幣処理装置8は図3に
示すように構成されている。かかる紙幣処理装置8は硬
貨の代わりに紙幣を取り扱うものであり、基本的な構造
は硬貨処理装置9と同じである。利用客が現金投入口1
としての紙幣投入口1bから紙幣を投入するようになっ
ており、紙幣投入口1bから投入した紙幣が鑑別計数部
2としての紙幣鑑別計数部2bに送られて紙幣が鑑別さ
れると共に投入した金額が計数されるようになってい
る。紙幣投入口1bには紙幣が1枚づつ投入できるよう
になっている。鑑別計数部2としての紙幣鑑別計数部2
bは紙幣鑑別部28と紙幣の通過検知センサー29とで
構成されている。紙幣鑑別部28は紙幣の金種を鑑別す
ると共に紙幣の正誤を検査するようになっている。紙幣
鑑別部28で不良と判定された紙幣は紙幣投入口1bに
戻されるようになっている。紙幣鑑別計数部2bを通過
した紙幣は現金収納部3としての紙幣収納部3bに送ら
れ、紙幣を金種別に収納する各紙幣収納部3bに収納さ
れるようになっている。紙幣収納部3bには1000円
紙幣収納部3b1、2000円紙幣収納部3b2、500
0円紙幣収納部3b3、10000円紙幣収納部3b4
がある。上記紙幣の通過検知センサー28は1000円
紙幣収納部3b1、2000円紙幣収納部3b2、500
0円紙幣収納部3b3、10000円紙幣収納部3b4
対応するように設けてあり、1000円紙幣の通過を検
知する1000円通過検知センサー29a、2000円
紙幣の通過を検知する2000円通過検知センサー29
b、5000円紙幣の通過を検知する5000円通過検
知センサー22c、10000円紙幣の通過を検知する
10000円通過検知センサー29dを設けてある。ま
た釣銭は紙幣収納部3bから適宜取り出して紙幣放出口
14bから放出できるようになっている。紙幣放出口1
4bの近傍には紙幣を整列させる整列部を設けてあり、
紙幣を整列部で整列させて放出できるようになってい
る。また売上金を回収するするときは各紙幣収納部3b
から紙幣が送り出され、現金の収集部4としての紙幣金
庫4bに収集されるようになっている。また釣銭金額を
確保するために釣銭を釣銭準備金として低額の紙幣を補
給する必要があるが、この釣銭を補給するために釣銭補
給部25を設けてある。本例の場合、釣銭補給部25か
ら鑑別計数部2としての紙幣鑑別計数部2bに釣銭を補
給できるようになっている。釣銭補給部25はカセット
式であり、本例の例の場合、1つの紙幣補給カセット2
5bから低額の紙幣が補給されるようになっている。こ
の紙幣補給カセット25bは着脱自在に装着してあり、
紙幣補給カセット25bから紙幣鑑別計数部2bに釣銭
準備金として低額の紙幣の釣銭を供給することができる
ようになっている。この紙幣補給カセット25bには主
に1000円のような低額の紙幣が入れてあり(100
0円以外の紙幣を入れてある場合もある)、この紙幣補
給カセット25bから任意の金額の釣銭準備金の紙幣が
投入されるようになっている。釣銭を補給するために紙
幣補給カセット25bをセットすると、紙幣鑑別計数部
2bに紙幣が供給され、紙幣鑑別計数部2bで紙幣補給
カセット25bから投入された釣銭準備金の紙幣の金額
を認識したり、紙幣の正誤を判定したりできるようにな
っている。釣銭準備金として紙幣を紙幣補給カセット2
5bから供給するときは紙幣投入口25bから利用客が
紙幣を投入できないようになっている。この釣銭準備金
としての釣銭を投入するき紙幣鑑別計数部2bで不良と
判別された紙幣はリジェクト紙幣回収部30に回収され
るようになっている。上記のように釣銭準備金としての
紙幣が補給されるが、このとき補給した釣銭準備金の金
額が内部メモリ5等に記録される。このとき、金種や枚
数も記録されてもよい。紙幣鑑別計数部2bで計数され
た釣銭準備金としての紙幣は金種毎に紙幣収納部7bに
貯留される。本例の場合、釣銭準備金を紙幣補給カセッ
ト25bから紙幣鑑別計数部2bに投入しているが、別
途計数機で計数した金種別の紙幣を直接紙幣収納部3b
に投入する構造であってもよい。上記のようにように構
成せる自動券売機で所定期間毎に(切符の自動券売機の
場合、例えば1日毎に)売上金を回収したりするが、本
発明の場合、内部メモリ5に記憶されている販売実績デ
ータに同じ金額の現金が現金収納部3としての硬貨収納
部3a及び紙幣収納部3bから収集部4として硬貨金庫
4aや紙幣金庫4bに搬送されるように内部CPU10
にて硬貨処理装置9及び紙幣処理装置8が制御されると
共に、上記金額の現金を高額な金種の現金を優先して硬
貨収納部3a及び紙幣収納部3bから硬貨金庫4aや紙
幣金庫4bに搬送されるように内部CPU10にて硬貨
処理装置9及び紙幣処理装置8が制御される。このと
き、硬貨処理装置9及び紙幣処理装置8が別々に制御さ
れて各装置で夫々高額の金種から取り出されるようにす
ることが望ましい。つまり、紙幣処理装置8では100
00円紙幣、5000円紙幣、2000円紙幣、100
0円紙幣の順に優先して取り出され、釣銭として主に必
要な1000円紙幣が残るようにされる。硬貨処理装置
9でも、500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、1
0円硬貨の順に優先して取り出されるが、主に釣銭とし
て不要な500円硬貨が取り出され、釣銭として必要な
100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨が多く残るよう
にされる。上記のように構成せる自動券売機では下記の
(ア)から(エ)のような利点がある。 (ア)駅運用に必要な現金が削減され、運用コストの大
幅削減が見込める。純売上金額のみを回収すると共に高
額な金種を優先して現金を回収するため、釣銭として必
要な低額の金種の現金の多くは必然的に自動券売機の現
金収納部3に残留することとなる。よって自動券売機1
台に補充する釣銭準備金の額が極少額となる。即ち、多
額の釣銭準備金を駅に用意する必要がなくなり、結果と
して駅運用コストや現金管理に必要なコストの削減、釣
銭準備金補給用のカセットの小型、軽量化が実現でき
る。 (イ)締め切り業務おける人的労力(売上金回収時)の
低減が見込める。自動券売機の内部にある現金を全て回
収すると、相当な重量、体積となる。これらを別途準備
されている硬貨計数機等へ人間が運搬するには大きな労
力を必要としているのが現状である。しかしながら、純
売上金額のみの回収とすると共に高額な金種を優先して
回収するため、純売上金の重量、体積は以前と比較して
大幅に軽く、小さくなり、係員の労力低減に貢献でき
る。 (ウ)締め切り業務における人的労力(釣銭準備金補充
時)の低減が見込める。釣銭準備金額の極小化に伴い、
釣銭準備金額を自動券売機へ運搬する労力が軽減でき
る。 (エ)締め切り業務における販売実績データと純売上金
額に差違が発生しない。販売実績データを基に現金を回
収するため、従来の全現金を回収することと比較して従
来例の(エ)のような現象(硬貨の回収が全てできな
い)が発生し難い。よって販売実績データと純売上金額
に差違が発生し難くなる。なお、上記実施の形態の例で
は駅の自動券売機の例について述べたが、遊園地,映画
館等の自動券売機でも同様に実施でき、また駅の自動精
算機、清涼飲料、酒類、たばこ等の自動商品販売機でも
同様に実施できる。
【発明の効果】本発明は利用客が現金を投入する現金投
入口と、現金投入口から投入された現金を鑑別したり現
金の金額を計数したりする鑑別計数部と、鑑別計数部で
計数した現金を金種別に収納する複数の現金収納部と、
現金収納部から所定の釣銭をカウントして取り出す釣銭
取り出し手段と、売上金を回収するとき現金収納部に収
納した現金を収集する収集部とを具備する自動販売機の
現金処理システムにおいて、釣銭準備金も含んだ現金か
ら売上金を取り出す際、自動販売機の内部メモリーにカ
ウントされている販売実績データの金額分だけの現金を
現金収納部から収集部に搬送すると共に高額の金種の現
金を優先的に収集部に搬送して現金収納部に低額の金種
の現金を釣銭準備金として残すように制御するので、締
め切り業務において現金を回収するとき、販売実績のデ
ータの金額分だけ現金を搬送して収集部に回収すること
ができて売上高の算出作業をなくすことができて売上高
の算出の労力を省くことができるものであり、また販売
実績のデータの金額分だけ現金を収集部に搬送して回収
できると共に高額の金種の現金を優先に収集部に搬送し
て回収することができるため、釣銭として必要な低額の
現金が現金収納部に残留することとなり、よって自動販
売機に補充する釣銭準備金額が極少額となり、多額の釣
銭準備金を用意する必要がなくなると共に釣銭準備金を
補給するカセットの小型、軽量化が実現できるものであ
り、また純売上金をのみを回収すると共に高額の金種の
現金を回収するため、純売上金の重量、体積は以前と比
較して大幅に軽く、小さくなり、売上金の回収に要する
労力低減に貢献できるものであり、また釣銭準備金額の
極小化に伴い、釣銭準備金額の自動販売機へ運搬する労
力を軽減できるものであり、さらに販売実績データを基
に純売上金額だけ回収するために販売実績データと純売
上金額とに差違が発生し難いものである{販売実績デー
タから回収金を決めるので、過不足金額が発生しない、
または発生し得ない。またホッパー内の一部しか回収し
ないので、回収漏れ(ポッパーの壁に張り付く等)が発
生しにくい}。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の自動販売機のブロ
ック図である。
【図2】同上の硬貨処理装置の構造を説明する説明図で
ある。
【図3】同上の紙幣処置装置の構造を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
1 現金投入口 2 鑑別計数部 3 現金収納部 4 収集部 5 内部メモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 9/08 G07F 9/08 (72)発明者 塩田 満 大阪市淀川区西中島5丁目4番20号 株式 会社ジェイアール西日本テクノス内 Fターム(参考) 3E040 BA13 CA05 CA12 CA16 3E044 AA01 AA02 BA01 BA02 CA02 CB01 CC04 DB04 DC01 FA02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用客が現金を投入する現金投入口と、
    現金投入口から投入された現金を鑑別したり現金の金額
    を計数したりする鑑別計数部と、鑑別計数部で計数した
    現金を金種別に収納する複数の現金収納部と、現金収納
    部から所定の釣銭をカウントして取り出す釣銭取り出し
    手段と、売上金を回収するとき現金収納部に収納した現
    金を収集する収集部とを具備する自動販売機の現金処理
    システムにおいて、釣銭準備金も含んだ現金から売上金
    を取り出す際、自動販売機の内部メモリーにカウントさ
    れている販売実績データの金額分だけの現金を現金収納
    部から収集部に搬送すると共に高額の金種の現金を優先
    的に収集部に搬送して現金収納部に低額の金種の現金を
    釣銭準備金として残すように制御をすることを特徴とす
    る自動販売機の現金処理システム。
JP2000255512A 2000-08-25 2000-08-25 自動販売機の現金処理システム Expired - Fee Related JP4685222B2 (ja)

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