JP2002072794A - 記録媒体の再生方法、記録媒体の再生装置 - Google Patents
記録媒体の再生方法、記録媒体の再生装置Info
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- JP2002072794A JP2002072794A JP2000268726A JP2000268726A JP2002072794A JP 2002072794 A JP2002072794 A JP 2002072794A JP 2000268726 A JP2000268726 A JP 2000268726A JP 2000268726 A JP2000268726 A JP 2000268726A JP 2002072794 A JP2002072794 A JP 2002072794A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】余分な消耗品およびエネルギー、危険な材料等
を使用することなく、記録媒体を繰り返し再生した場合
においても、記録媒体にウネリ及びキズ等が発生するこ
とを抑制し、記録媒体の品質を安定に保つことが可能な
記録媒体の再生方法。 【解決手段】刃形状の端部1004を有する除去手段を
用いて、端部の先端1103を記録媒体1001の表面
に当接しながら移動させ、表面上の記録材1002を剥
離することにより記録媒体を再生する方法において、刃
形状は第1平面1101および第2平面1102よりな
り、先端は第1平面および第2平面の交線よりなり、除
去手段の形状、材質および配置方法等を所定とし、剥離
後の記録材を回収する。
を使用することなく、記録媒体を繰り返し再生した場合
においても、記録媒体にウネリ及びキズ等が発生するこ
とを抑制し、記録媒体の品質を安定に保つことが可能な
記録媒体の再生方法。 【解決手段】刃形状の端部1004を有する除去手段を
用いて、端部の先端1103を記録媒体1001の表面
に当接しながら移動させ、表面上の記録材1002を剥
離することにより記録媒体を再生する方法において、刃
形状は第1平面1101および第2平面1102よりな
り、先端は第1平面および第2平面の交線よりなり、除
去手段の形状、材質および配置方法等を所定とし、剥離
後の記録材を回収する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真やプリン
ターなどの画像形成装置で画像印刷された紙またはフィ
ルムなどの記録媒体から記録材を除去して記録媒体をリ
サイクルする方法および装置に関する。
ターなどの画像形成装置で画像印刷された紙またはフィ
ルムなどの記録媒体から記録材を除去して記録媒体をリ
サイクルする方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子技術の発達において、ペーパ
ーレス時代の到来が予測されたにも関わらず、複写機、
レーザービームプリンター及びインクジェットプリンタ
ー等の画像出力機の生産台数の増加に伴って、コピー用
紙やオーバー・ヘッド・プロジェクター(OHP)シー
トに代表される記録媒体の消費量は、増加の一途をたど
っている。
ーレス時代の到来が予測されたにも関わらず、複写機、
レーザービームプリンター及びインクジェットプリンタ
ー等の画像出力機の生産台数の増加に伴って、コピー用
紙やオーバー・ヘッド・プロジェクター(OHP)シー
トに代表される記録媒体の消費量は、増加の一途をたど
っている。
【0003】このような状況の中で、最近では古紙のリ
サイクルが盛んであり、オフィスで分別された古紙は古
紙業者、製紙工場というルートを経て古紙の再生が行わ
れている。しかしながら、再生に時間を要する、コスト
が高くなる、紙の品質が低下する等の不具合が発生する
場合があり、再生技術の改良が望まれている。
サイクルが盛んであり、オフィスで分別された古紙は古
紙業者、製紙工場というルートを経て古紙の再生が行わ
れている。しかしながら、再生に時間を要する、コスト
が高くなる、紙の品質が低下する等の不具合が発生する
場合があり、再生技術の改良が望まれている。
【0004】従来、複写機等の画像形成装置において記
録媒体上に形成された記録材を除去する手段として、記
録済の記録材を有する記録媒体を加熱することにより記
録材を液状化して除去する方法が提案されている。ま
た、記録材を界面活性剤等の画像消去促進液を含む水溶
液に浸すことにより密着強度を低下し、その後、記録材
剥離体と接触させることにより記録材を除去する方法等
が提案されている。また機械的な力のみで記録材を除去
する手段としては、金属または高分子のワイヤー等で格
子織した網目状部材を、例えばローラなどに巻き付け、
それを記録材に加圧接触させながら回転させることによ
り除去する方法等が提案されている。
録媒体上に形成された記録材を除去する手段として、記
録済の記録材を有する記録媒体を加熱することにより記
録材を液状化して除去する方法が提案されている。ま
た、記録材を界面活性剤等の画像消去促進液を含む水溶
液に浸すことにより密着強度を低下し、その後、記録材
剥離体と接触させることにより記録材を除去する方法等
が提案されている。また機械的な力のみで記録材を除去
する手段としては、金属または高分子のワイヤー等で格
子織した網目状部材を、例えばローラなどに巻き付け、
それを記録材に加圧接触させながら回転させることによ
り除去する方法等が提案されている。
【0005】また、機械的に除去する方式としては記録
媒体を再生する位置にセッティングしてその上に除去手
段を加圧接触させ滑らせながらリサイクルする方式も提
案されている。
媒体を再生する位置にセッティングしてその上に除去手
段を加圧接触させ滑らせながらリサイクルする方式も提
案されている。
【0006】しかしながら、加熱して記録材を液状化し
て除去する方法では、記録媒体上の記録材を加熱する手
段を別に設ける必要がありコストやスペースの問題で不
利になる場合があり、熱による周辺部分への影響が懸念
される。
て除去する方法では、記録媒体上の記録材を加熱する手
段を別に設ける必要がありコストやスペースの問題で不
利になる場合があり、熱による周辺部分への影響が懸念
される。
【0007】また、記録材を界面活性剤等の画像消去促
進液を含む水溶液に浸すという方法では、液体の供給お
よび排出手段を設けたり定期的に交換する必要性があ
り、維持管理が困難となる場合がある。更に、一度液体
に浸した記録媒体を短時間で乾燥させる工程を設けなけ
ればならず、コストやスペース的に不利となることが予
想される。
進液を含む水溶液に浸すという方法では、液体の供給お
よび排出手段を設けたり定期的に交換する必要性があ
り、維持管理が困難となる場合がある。更に、一度液体
に浸した記録媒体を短時間で乾燥させる工程を設けなけ
ればならず、コストやスペース的に不利となることが予
想される。
【0008】加えて、金属または高分子のワイヤー等で
格子織した網目状部材をローラに巻き付け記録材に加圧
接触させながら回転させることにより記録材を除去する
方法では、使用中にローラーに脱墨した記録材が目つま
りし、その為徐々に網目部の表面粗さなど粗面の条件が
変化したり、目つまりした材料が動作中(たとえば1回
転後など)に、媒体に再付着してしまう場合がある。
格子織した網目状部材をローラに巻き付け記録材に加圧
接触させながら回転させることにより記録材を除去する
方法では、使用中にローラーに脱墨した記録材が目つま
りし、その為徐々に網目部の表面粗さなど粗面の条件が
変化したり、目つまりした材料が動作中(たとえば1回
転後など)に、媒体に再付着してしまう場合がある。
【0009】特開平4−300395号公報には、紙に
印字されたトナー記録材に、溶剤を付着させてトナーを
溶解し、溶解したトナーを例えば、クリーニングブレー
ドのような機械的手段により剥離する除去装置を用い
て、コピー紙を再生することが開示されている。
印字されたトナー記録材に、溶剤を付着させてトナーを
溶解し、溶解したトナーを例えば、クリーニングブレー
ドのような機械的手段により剥離する除去装置を用い
て、コピー紙を再生することが開示されている。
【0010】しかしながら、この方法では溶剤を用いる
ため、これが消耗品となり、再生コストが高くなる場合
がある。また、溶剤に起因する引火性および毒性等も懸
念される。またトナー除去後、紙に染み込んだ溶剤を乾
燥除去する工程が必要となり、装置サイズが大きくな
る、乾燥熱エネルギーが必要となる場合もある。この結
果、乾燥排出ガスによる大気汚染が懸念される。また、
一度溶剤で処理された紙を乾燥すると、紙がうねる、表
面の繊維が毛羽立つ等の再生後の紙の品質が劣化する場
合もある。
ため、これが消耗品となり、再生コストが高くなる場合
がある。また、溶剤に起因する引火性および毒性等も懸
念される。またトナー除去後、紙に染み込んだ溶剤を乾
燥除去する工程が必要となり、装置サイズが大きくな
る、乾燥熱エネルギーが必要となる場合もある。この結
果、乾燥排出ガスによる大気汚染が懸念される。また、
一度溶剤で処理された紙を乾燥すると、紙がうねる、表
面の繊維が毛羽立つ等の再生後の紙の品質が劣化する場
合もある。
【0011】また、特開平7−199757号公報に
は、この様な問題を解決するために、主にプラスチック
フィルム基材表面に主にシリコーン系樹脂よりなる剥離
層を設けた記録シートに印字されたトナーを、ブレード
を押し当てて記録シート上のトナーを、溶剤を使用せず
直接、削り取り再生することが開示されている。
は、この様な問題を解決するために、主にプラスチック
フィルム基材表面に主にシリコーン系樹脂よりなる剥離
層を設けた記録シートに印字されたトナーを、ブレード
を押し当てて記録シート上のトナーを、溶剤を使用せず
直接、削り取り再生することが開示されている。
【0012】しかしながら、この方法では、シート表面
をシリコーン系樹脂層等を施すことでトナー密着強度を
低下させて、トナーを剥離しやすくしているため、トナ
ーが本来の密着強度を維持していないため、記録済みシ
ートの使用中に、接触物等による記録消去、周辺物への
トナー汚れ等のトラブルが生じる恐れがある。
をシリコーン系樹脂層等を施すことでトナー密着強度を
低下させて、トナーを剥離しやすくしているため、トナ
ーが本来の密着強度を維持していないため、記録済みシ
ートの使用中に、接触物等による記録消去、周辺物への
トナー汚れ等のトラブルが生じる恐れがある。
【0013】なお、特開平7−199757号公報に
は、ブレードを記録材に圧しあてて削り取ることにより
除去する方法が提案されている。
は、ブレードを記録材に圧しあてて削り取ることにより
除去する方法が提案されている。
【0014】ブレードを記録材に圧し当てて削り取るこ
とにより除去する方法では、熱および画像消去促進液な
どが必要なくコストやスペースやメンテナンスなどで有
利である。また、網目状部材に比べ精度が出しやすく、
記録材除去時に記録媒体に傷を付ける可能性が低い。
とにより除去する方法では、熱および画像消去促進液な
どが必要なくコストやスペースやメンテナンスなどで有
利である。また、網目状部材に比べ精度が出しやすく、
記録材除去時に記録媒体に傷を付ける可能性が低い。
【0015】しかしながら、除去した記録材の処理を確
実に行わないと前記網目状部材を利用した方法と同様に
記録材が記録媒体に再付着してしまう場合がある。ま
た、前記記録材がブレードに付着した場合、付着した前
記記録材が記録媒体に傷を付ける恐れもある。
実に行わないと前記網目状部材を利用した方法と同様に
記録材が記録媒体に再付着してしまう場合がある。ま
た、前記記録材がブレードに付着した場合、付着した前
記記録材が記録媒体に傷を付ける恐れもある。
【0016】なお、特開平7−199757号公報に
は、除去後の記録材の処理方法として、吸引装置が記載
されているものの、詳細には示されていない。
は、除去後の記録材の処理方法として、吸引装置が記載
されているものの、詳細には示されていない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上の様な状況に鑑
み、本発明の目的は、余分な消耗品およびエネルギー、
危険な材料等を使用することなく、記録媒体を繰り返し
再生した場合においても、記録媒体にウネリ及びキズ等
が発生することを抑制し、記録媒体の品質を安定に保つ
ことが可能な記録媒体の再生方法を提供することを目的
とする。また、再生された記録媒体の使用時において、
トナー剥離トラブルを抑制することを目的とする。更
に、剥離された記録材の効果的なクリーニング方法を提
供することを目的とする。
み、本発明の目的は、余分な消耗品およびエネルギー、
危険な材料等を使用することなく、記録媒体を繰り返し
再生した場合においても、記録媒体にウネリ及びキズ等
が発生することを抑制し、記録媒体の品質を安定に保つ
ことが可能な記録媒体の再生方法を提供することを目的
とする。また、再生された記録媒体の使用時において、
トナー剥離トラブルを抑制することを目的とする。更
に、剥離された記録材の効果的なクリーニング方法を提
供することを目的とする。
【0018】より具体的には、第1に、記録媒体表面か
ら記録材を機械的な力をもちいて除去する方法におい
て、出来るだけ単純な構造とすることにより、コストや
スペースの問題を改善し、剥離された記録材が記録媒体
に再付着することを抑制することを目的とする。
ら記録材を機械的な力をもちいて除去する方法におい
て、出来るだけ単純な構造とすることにより、コストや
スペースの問題を改善し、剥離された記録材が記録媒体
に再付着することを抑制することを目的とする。
【0019】第2に、除去手段の製作コストの低減と長
寿命化および定期的な交換の容易化を目的とする。
寿命化および定期的な交換の容易化を目的とする。
【0020】第3に、記録媒体に傷、すじなどの損傷を
防止することを目的とする。
防止することを目的とする。
【0021】第4に、剥離された記録材が除去手段に再
付着することを抑制することを目的とする。
付着することを抑制することを目的とする。
【0022】第5に、剥離後の記録材が空中に舞った
り、記録媒体に限らずまわりの部材に付着したりするこ
とによる環境汚染を抑制することを目的とする。
り、記録媒体に限らずまわりの部材に付着したりするこ
とによる環境汚染を抑制することを目的とする。
【0023】第6に、記録媒体を搬送させながら再生す
ることにより簡便な機構でサイクルタイムの短縮を図る
ことを目的とする。
ることにより簡便な機構でサイクルタイムの短縮を図る
ことを目的とする。
【0024】第7に、再生時に排出される記録材の処理
の容易化を目的とする。
の容易化を目的とする。
【0025】第8に、装置に挿入される記録媒体を検知
するセンサーの誤動作防止を目的とする。
するセンサーの誤動作防止を目的とする。
【0026】第9に、記録媒体の搬送トルクを低減させ
ることを目的とする。
ることを目的とする。
【0027】第10に、記録媒体の搬入から排出までの
サイクルタイムの短縮を目的とする。
サイクルタイムの短縮を目的とする。
【0028】第11に、装置の誤動作および故障を抑制
し、トータル的には装置全体の安全性、長寿命化を目的
とする。
し、トータル的には装置全体の安全性、長寿命化を目的
とする。
【0029】第12に、再生工程の部品の破損および耐
久性の向上を目的とする。
久性の向上を目的とする。
【0030】第13に、記録媒体の再生有効エリアの向
上を目的とする。
上を目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明によれば、第1に、刃形状の端部を有する除去
手段を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しな
がら移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記
録媒体を再生する方法において、刃形状は第1平面およ
び第2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の
交線よりなり、除去手段を2個以上使用することを特徴
とする記録媒体の再生方法が提供される。
の本発明によれば、第1に、刃形状の端部を有する除去
手段を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しな
がら移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記
録媒体を再生する方法において、刃形状は第1平面およ
び第2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の
交線よりなり、除去手段を2個以上使用することを特徴
とする記録媒体の再生方法が提供される。
【0032】第2に、刃形状の端部を有する除去手段を
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、除去手段はポリカーボネート又はポリプロピレ
ンより主になることを特徴とする記録媒体の再生方法が
提供される。
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、除去手段はポリカーボネート又はポリプロピレ
ンより主になることを特徴とする記録媒体の再生方法が
提供される。
【0033】第3に、刃形状の端部を有する除去手段を
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、第1平面および第2平面の表面粗さ(最大高さ
Ry、JIS B0601に準じて測定)は共に3μm
以下であることを特徴とする記録媒体の再生方法が提供
される。
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、第1平面および第2平面の表面粗さ(最大高さ
Ry、JIS B0601に準じて測定)は共に3μm
以下であることを特徴とする記録媒体の再生方法が提供
される。
【0034】第4に、刃形状の端部を有する除去手段を
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、記録媒体は柔軟な部材の上で所定の位置に固定
されていることを特徴とする記録媒体の再生方法が提供
される。
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、記録媒体は柔軟な部材の上で所定の位置に固定
されていることを特徴とする記録媒体の再生方法が提供
される。
【0035】第5に、刃形状の端部を有する除去手段を
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、記録材が剥離された面および第1平面のなす交
叉角と第1平面および第2平面のなす交叉角との和は9
0°以下であることを特徴とする記録媒体の再生方法が
提供される。
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、記録材が剥離された面および第1平面のなす交
叉角と第1平面および第2平面のなす交叉角との和は9
0°以下であることを特徴とする記録媒体の再生方法が
提供される。
【0036】第6に、刃形状の端部を有する除去手段を
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、表面の鉛筆硬度(JIS K 5401に準じ
て測定)はH以上であることを特徴とする記録媒体の再
生方法が提供される。
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、表面の鉛筆硬度(JIS K 5401に準じ
て測定)はH以上であることを特徴とする記録媒体の再
生方法が提供される。
【0037】第7に、刃形状の端部を有する除去手段を
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、先端の曲率半径は3μm以上30μm以下であ
ることを特徴とする記録媒体の再生方法が提供される。
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、先端の曲率半径は3μm以上30μm以下であ
ることを特徴とする記録媒体の再生方法が提供される。
【0038】第8に、刃形状の端部を有する除去手段を
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、端部はビッカース硬さ(Hv硬度)600以上
2500以下の材料よりなることを特徴とする記録媒体
の再生方法が提供される。
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、端部はビッカース硬さ(Hv硬度)600以上
2500以下の材料よりなることを特徴とする記録媒体
の再生方法が提供される。
【0039】第9に、刃形状の端部を有する除去手段を
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、端部は工具鋼よりなることを特徴とする記録媒
体の再生方法が提供される。
用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移
動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、刃形状は第1平面および第2
平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線よ
りなり、端部は工具鋼よりなることを特徴とする記録媒
体の再生方法が提供される。
【0040】第10に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段の長手方向の長さは記録媒体の幅よ
り長いことを特徴とする記録媒体の再生方法が提供され
る。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段の長手方向の長さは記録媒体の幅よ
り長いことを特徴とする記録媒体の再生方法が提供され
る。
【0041】第11に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録材はトナーであることを特徴とする記録
媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録材はトナーであることを特徴とする記録
媒体の再生方法が提供される。
【0042】第12に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、表面には主なる成分が硬化型アクリル系樹脂
または硬化型メラミン系樹脂よりなる層が形成されてい
ることを特徴とする記録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、表面には主なる成分が硬化型アクリル系樹脂
または硬化型メラミン系樹脂よりなる層が形成されてい
ることを特徴とする記録媒体の再生方法が提供される。
【0043】第13に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体の基材は主なる成分としてポリエチ
レンテレフタレートよりなることを特徴とする記録媒体
の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体の基材は主なる成分としてポリエチ
レンテレフタレートよりなることを特徴とする記録媒体
の再生方法が提供される。
【0044】第14に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体の基材は紙および平滑層の積層体よ
りなることを特徴とする記録媒体の再生方法が提供され
る。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体の基材は紙および平滑層の積層体よ
りなることを特徴とする記録媒体の再生方法が提供され
る。
【0045】第15に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置されたクリーニング手段により、剥離され
記録媒体の表面上に付着している記録材を除去すること
を特徴とする記録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置されたクリーニング手段により、剥離され
記録媒体の表面上に付着している記録材を除去すること
を特徴とする記録媒体の再生方法が提供される。
【0046】第16に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置されたフエルト部材により、剥離され記録
媒体の表面上に付着している記録材を除去することを特
徴とする記録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置されたフエルト部材により、剥離され記録
媒体の表面上に付着している記録材を除去することを特
徴とする記録媒体の再生方法が提供される。
【0047】第17に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置された粘着ローラにより、剥離され記録媒
体の表面上に付着している記録材を除去することを特徴
とする記録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置された粘着ローラにより、剥離され記録媒
体の表面上に付着している記録材を除去することを特徴
とする記録媒体の再生方法が提供される。
【0048】第18に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置されたブラシにより、剥離され記録媒体の
表面上に付着している記録材を除去することを特徴とす
る記録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置されたブラシにより、剥離され記録媒体の
表面上に付着している記録材を除去することを特徴とす
る記録媒体の再生方法が提供される。
【0049】第19に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置された静電部材により、剥離され記録媒体
の表面上に付着している記録材を除去することを特徴と
する記録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置された静電部材により、剥離され記録媒体
の表面上に付着している記録材を除去することを特徴と
する記録媒体の再生方法が提供される。
【0050】第20に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置された吸引装置により、剥離され記録媒体
の表面上に付着している記録材を除去することを特徴と
する記録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、記録媒体をクリーニングするために除去手段
の近傍に配置された吸引装置により、剥離され記録媒体
の表面上に付着している記録材を除去することを特徴と
する記録媒体の再生方法が提供される。
【0051】第21に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段をクリーニングするために所定のタ
イミングで作動する処理機構により、剥離され除去手段
に付着している記録材を除去することを特徴とする記録
媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段をクリーニングするために所定のタ
イミングで作動する処理機構により、剥離され除去手段
に付着している記録材を除去することを特徴とする記録
媒体の再生方法が提供される。
【0052】第22に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段をクリーニングするために除去手段
上でフエルト部材を摺動することにより、剥離され除去
手段に付着している記録材を除去することを特徴とする
記録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段をクリーニングするために除去手段
上でフエルト部材を摺動することにより、剥離され除去
手段に付着している記録材を除去することを特徴とする
記録媒体の再生方法が提供される。
【0053】第23に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段をクリーニングするために除去手段
上でブラシを回転または摺動することにより、剥離され
除去手段に付着している記録材を除去することを特徴と
する記録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段をクリーニングするために除去手段
上でブラシを回転または摺動することにより、剥離され
除去手段に付着している記録材を除去することを特徴と
する記録媒体の再生方法が提供される。
【0054】第24に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段をクリーニングするために除去手段
を吸引することにより、剥離され除去手段に付着してい
る記録材を除去することを特徴とする記録媒体の再生方
法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段をクリーニングするために除去手段
を吸引することにより、剥離され除去手段に付着してい
る記録材を除去することを特徴とする記録媒体の再生方
法が提供される。
【0055】第25に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、当接部近傍に吸引口を設け剥離された記録材
を吸引除去することを特徴とする記録媒体の再生方法が
提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、当接部近傍に吸引口を設け剥離された記録材
を吸引除去することを特徴とする記録媒体の再生方法が
提供される。
【0056】第26に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段を外部と仕切り内部を吸引すること
により剥離された記録材を除去することを特徴とする記
録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段を外部と仕切り内部を吸引すること
により剥離された記録材を除去することを特徴とする記
録媒体の再生方法が提供される。
【0057】第27に、刃形状の端部を有する除去手段
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段に吸引口を形成し当接部近傍を吸引
することにより剥離された記録材を除去することを特徴
とする記録媒体の再生方法が提供される。
を用いて、端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら
移動させ、表面上の記録材を剥離することにより記録媒
体を再生する方法において、刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、先端は第1平面および第2平面の交線
よりなり、除去手段に吸引口を形成し当接部近傍を吸引
することにより剥離された記録材を除去することを特徴
とする記録媒体の再生方法が提供される。
【0058】第28に、以上に記載の方法を利用するこ
とを特徴とする記録媒体の再生装置が提供される。
とを特徴とする記録媒体の再生装置が提供される。
【0059】第29に、記録材の剥離を2ヶ所以上で行
うことを特徴とする記録媒体の再生装置が提供される。
うことを特徴とする記録媒体の再生装置が提供される。
【0060】第30に、少なくとも、記録媒体の挿入手
段と、記録媒体の再生手段と、記録媒体の排出手段と
が、共通の記録媒体搬送機構上で一直線上に配置され、
記録媒体搬送機構上で記録媒体を搬送させることにより
再生を行うことを特徴とする記録媒体の再生装置が提供
される。
段と、記録媒体の再生手段と、記録媒体の排出手段と
が、共通の記録媒体搬送機構上で一直線上に配置され、
記録媒体搬送機構上で記録媒体を搬送させることにより
再生を行うことを特徴とする記録媒体の再生装置が提供
される。
【0061】第31に、再生される面を下として記録媒
体を搬送することを特徴とする記録媒体の再生装置が提
供される。
体を搬送することを特徴とする記録媒体の再生装置が提
供される。
【0062】第32に、記録媒体が挿入されたことを確
認する手段を有し、確認後一定時間経過したのちに記録
媒体を搬送することを特徴とする記録媒体の再生装置が
提供される。
認する手段を有し、確認後一定時間経過したのちに記録
媒体を搬送することを特徴とする記録媒体の再生装置が
提供される。
【0063】第33に、記録媒体をヒータ上で搬送しな
がら再生を行うことを特徴とする記録媒体の再生装置が
提供される。
がら再生を行うことを特徴とする記録媒体の再生装置が
提供される。
【0064】第34に、ヒータの記録媒体と接触する部
分は、フッ素系樹脂により被覆されていることを特徴と
する記録媒体の再生装置が提供される。
分は、フッ素系樹脂により被覆されていることを特徴と
する記録媒体の再生装置が提供される。
【0065】第35に、再生手段における記録媒体の搬
送速度は、挿入手段および排出手段の少なくとも一方に
おける記録媒体の搬送速度よりも小さいことを特徴とす
る記録媒体の再生装置が提供される。
送速度は、挿入手段および排出手段の少なくとも一方に
おける記録媒体の搬送速度よりも小さいことを特徴とす
る記録媒体の再生装置が提供される。
【0066】第36に、装置内温度が所定値以上となる
と、その時点で作動中の手段の処理が終了後に自動的に
停止することを特徴とする記録媒体の再生装置が提供さ
れる。
と、その時点で作動中の手段の処理が終了後に自動的に
停止することを特徴とする記録媒体の再生装置が提供さ
れる。
【0067】第37に、空冷ファンが配設されているこ
とを特徴とする記録媒体の再生装置が提供される。
とを特徴とする記録媒体の再生装置が提供される。
【0068】第38に、再生手段内の記録媒体の有無を
検知する手段が配設されていることを特徴とする記録媒
体の再生装置が提供される。
検知する手段が配設されていることを特徴とする記録媒
体の再生装置が提供される。
【0069】第39に、再生手段において、除去手段を
記録媒体に対して垂直方向から圧接させることを特徴と
する記録媒体の再生装置が提供される。
記録媒体に対して垂直方向から圧接させることを特徴と
する記録媒体の再生装置が提供される。
【0070】第40に、垂直方向から圧接される除去手
段には、記録媒体に対する圧力ムラを吸収する手段が施
されていることを特徴とする記録媒体の再生装置が提供
される。
段には、記録媒体に対する圧力ムラを吸収する手段が施
されていることを特徴とする記録媒体の再生装置が提供
される。
【0071】第41に、再生手段近傍に帯電除去手段が
配設されていることを特徴とする記録媒体の再生装置が
提供される。
配設されていることを特徴とする記録媒体の再生装置が
提供される。
【0072】第42に、再生後に発生する記録材を排出
する手段が配設されていることを特徴とする記録媒体の
再生装置が提供される。
する手段が配設されていることを特徴とする記録媒体の
再生装置が提供される。
【0073】
【発明の実施の形態】記録済みの記録材を有する記録媒
体に除去手段をもちいて記録媒体表面から記録材を機械
的な力により取り去る記録媒体の再生方法において、本
発明では、除去手段は第1平面と第2平面の交線が用い
られる。そして、交線部を記録材を有する記録媒体に加
圧接触させた状態で相対的に動かすことにより記録材に
せん断応力をくわえることが可能となり、界面活性剤等
の画像処理促進液を用いる事無く比較的シンプルな方法
で、記録材を剥離(脱墨とも言う)できる。また、常温
環境下においても剥離速度をある程度さげることによ
り、脱墨を行うことができる。
体に除去手段をもちいて記録媒体表面から記録材を機械
的な力により取り去る記録媒体の再生方法において、本
発明では、除去手段は第1平面と第2平面の交線が用い
られる。そして、交線部を記録材を有する記録媒体に加
圧接触させた状態で相対的に動かすことにより記録材に
せん断応力をくわえることが可能となり、界面活性剤等
の画像処理促進液を用いる事無く比較的シンプルな方法
で、記録材を剥離(脱墨とも言う)できる。また、常温
環境下においても剥離速度をある程度さげることによ
り、脱墨を行うことができる。
【0074】このような方法により、網目状ローラの問
題点であった記録材の目つまりによる脱墨条件の変化を
抑制できると共に、目詰まりした記録材が途中で落下し
たり一回転後に記録媒体に再付着することも抑制でき
る。
題点であった記録材の目つまりによる脱墨条件の変化を
抑制できると共に、目詰まりした記録材が途中で落下し
たり一回転後に記録媒体に再付着することも抑制でき
る。
【0075】以上より、余分な消耗品およびエネルギ
ー、危険な材料等を使用することなく、記録媒体を繰り
返し再生した場合においても、記録媒体にウネリ及びキ
ズ等が発生することを抑制し、記録媒体の品質を安定に
保つことができる。
ー、危険な材料等を使用することなく、記録媒体を繰り
返し再生した場合においても、記録媒体にウネリ及びキ
ズ等が発生することを抑制し、記録媒体の品質を安定に
保つことができる。
【0076】また、再生された記録媒体の使用時におい
て、トナー剥離トラブルを抑制することができる。
て、トナー剥離トラブルを抑制することができる。
【0077】更に、剥離された記録材の効果的なクリー
ニング方法を行うことができる。
ニング方法を行うことができる。
【0078】加えて、本発明の再生方法により以下を達
成することができる。
成することができる。
【0079】第1に、長手方向(記録媒体の幅方向)が
大きい1つの除去手段を用い、記録媒体の幅全域で、記
録媒体表面と除去手段の先端とを均一に圧接するために
は、除去手段を高精度で作製する必要があり、コストア
ップにつながる場合がある。
大きい1つの除去手段を用い、記録媒体の幅全域で、記
録媒体表面と除去手段の先端とを均一に圧接するために
は、除去手段を高精度で作製する必要があり、コストア
ップにつながる場合がある。
【0080】これに対し、幅の短い除去手段を複数個使
用することにより、加工コストを低減できる。また、交
換の際は、寿命等により不良となった除去手段のみを交
換すれば良いため、交換が容易であり、トータル的な寿
命を向上することもできる。
用することにより、加工コストを低減できる。また、交
換の際は、寿命等により不良となった除去手段のみを交
換すれば良いため、交換が容易であり、トータル的な寿
命を向上することもできる。
【0081】なお、除去手段としては、ブレード等を例
示できる。
示できる。
【0082】第2に、除去手段にポリカーボネートまた
はポリプロピレンを用いることにより、脱墨信頼性を向
上するだけでなく脱墨後の記録媒体に傷、すじなどが残
ることを抑制できる。
はポリプロピレンを用いることにより、脱墨信頼性を向
上するだけでなく脱墨後の記録媒体に傷、すじなどが残
ることを抑制できる。
【0083】第3に、交線を形成する2つの面の表面粗
さRy(JIS B 0601)を3μm以下にするこ
とにより、交線部の直線性を保ち、接触むらを低減させ
脱墨信頼性を向上することが出来る。
さRy(JIS B 0601)を3μm以下にするこ
とにより、交線部の直線性を保ち、接触むらを低減させ
脱墨信頼性を向上することが出来る。
【0084】第4に、記録媒体を固定する固定部材の表
面を、ゴム、高分子材料等の柔らかい部材により形成す
ることにより、除去手段の記録媒体への接触むらを吸収
させることができ、結果として、脱墨信頼性を向上でき
る。
面を、ゴム、高分子材料等の柔らかい部材により形成す
ることにより、除去手段の記録媒体への接触むらを吸収
させることができ、結果として、脱墨信頼性を向上でき
る。
【0085】第5に、記録材を有する記録媒体(記録材
が剥離された面)と除去手段の第1平面との角度、およ
び除去手段の第1平面と第2平面との交叉角の和を90
°以下に設定することにより、記録材を押しつぶすこと
なく剪断応力をあたえることができ、結果として、脱墨
信頼性を向上することが出来る。
が剥離された面)と除去手段の第1平面との角度、およ
び除去手段の第1平面と第2平面との交叉角の和を90
°以下に設定することにより、記録材を押しつぶすこと
なく剪断応力をあたえることができ、結果として、脱墨
信頼性を向上することが出来る。
【0086】第6に、記録済みの記録材を有する記録媒
体に刃形状を有する除去手段を用いて、記録媒体表面か
ら記録材を機械的に除去する記録媒体の再生方法におい
て、記録媒体に、例えば鉛筆硬度(JIS K 540
1)H以上の表面層を形成することにより、記録媒体表
面にキズが付くことを抑制できる。
体に刃形状を有する除去手段を用いて、記録媒体表面か
ら記録材を機械的に除去する記録媒体の再生方法におい
て、記録媒体に、例えば鉛筆硬度(JIS K 540
1)H以上の表面層を形成することにより、記録媒体表
面にキズが付くことを抑制できる。
【0087】第7に、刃の先端形状が曲率半径3μm以
上30μm以下であれば、記録材を汎用的に安定に剥離
することができる。
上30μm以下であれば、記録材を汎用的に安定に剥離
することができる。
【0088】第8に、端部のHv硬度を600以上とす
ることにより、先端の磨耗を抑制することができ、除去
手段の寿命を長くすることができる。また、また250
0以下とすることにより、材料が脆性となることが抑制
され、刃の形状保持性を十分なものとすることができ
る。
ることにより、先端の磨耗を抑制することができ、除去
手段の寿命を長くすることができる。また、また250
0以下とすることにより、材料が脆性となることが抑制
され、刃の形状保持性を十分なものとすることができ
る。
【0089】第9に、除去手段を工具鋼より作製するこ
とにより、先端の磨耗を抑制することができ、除去手段
の寿命を長くすることができる。
とにより、先端の磨耗を抑制することができ、除去手段
の寿命を長くすることができる。
【0090】第10に、除去手段の長さを記録媒体の幅
より長くすることにより、高速な再生が可能となる。
より長くすることにより、高速な再生が可能となる。
【0091】第11に、記録材がトナーであれば、電子
写真記録用途で特に有用である。
写真記録用途で特に有用である。
【0092】第12に、記録媒体の表面層を硬化型アク
リル系樹脂または硬化型メラミン系樹脂より作製するこ
とにより、トナー密着性が良く、筆記性のある記録媒体
を実現できる。
リル系樹脂または硬化型メラミン系樹脂より作製するこ
とにより、トナー密着性が良く、筆記性のある記録媒体
を実現できる。
【0093】第13に、記録媒体の基材がポリエチレン
テレフタレートであれば、記録媒体の変形を抑制でき、
多数回の再生が可能となる。
テレフタレートであれば、記録媒体の変形を抑制でき、
多数回の再生が可能となる。
【0094】第14に、記録媒体の基材が、紙の表面に
平滑層を塗布した積層体よりなる場合、紙に近い風合い
のある利用しやすい記録媒体を実現できる。
平滑層を塗布した積層体よりなる場合、紙に近い風合い
のある利用しやすい記録媒体を実現できる。
【0095】第15に、除去手段の近傍に除去した記録
材を直ちにクリーニングする手段を設けることにより、
剥離された記録材が記録媒体へ付着および再付着するこ
とを抑制でき、再生記録媒体の品質低下を抑制できる。
また、剥離された記録材が搬送ローラ等に付着すること
抑制することができ、搬送の安定性を向上できる。
材を直ちにクリーニングする手段を設けることにより、
剥離された記録材が記録媒体へ付着および再付着するこ
とを抑制でき、再生記録媒体の品質低下を抑制できる。
また、剥離された記録材が搬送ローラ等に付着すること
抑制することができ、搬送の安定性を向上できる。
【0096】第16に、クリーニング手段としてフェル
トを使用することにより、十分なクリーニング効果を実
現できる。また、クリーニング手段として柔らかいフェ
ルトを使用することで、記録材の塊やフェルト自体によ
り記録媒体に傷が発生することを抑制できる。
トを使用することにより、十分なクリーニング効果を実
現できる。また、クリーニング手段として柔らかいフェ
ルトを使用することで、記録材の塊やフェルト自体によ
り記録媒体に傷が発生することを抑制できる。
【0097】なお、フェルトとして、表面処理が施され
た科学雑巾等を使用することにより、より有効なクリー
ニングを実現できる。
た科学雑巾等を使用することにより、より有効なクリー
ニングを実現できる。
【0098】第17に、クリーニング手段として粘着ロ
ーラを使用することにより、十分なクリーニング効果を
実現できる。また、クリーニング手段として粘着ローラ
を使用することで、粘着力により低い力で記録材の塊を
除去できるため、記録材の塊や粘着ローラ自体により記
録媒体に傷が発生することを抑制できる。
ーラを使用することにより、十分なクリーニング効果を
実現できる。また、クリーニング手段として粘着ローラ
を使用することで、粘着力により低い力で記録材の塊を
除去できるため、記録材の塊や粘着ローラ自体により記
録媒体に傷が発生することを抑制できる。
【0099】また、粘着ローラ側に粘着ローラに付着し
たトナーの除去用ブレードを設けることで耐久性が上が
り、粘着ローラの交換頻度を低減することができる。
たトナーの除去用ブレードを設けることで耐久性が上が
り、粘着ローラの交換頻度を低減することができる。
【0100】第18に、クリーニング手段としてブラシ
を使用することにより、十分なクリーニング効果を実現
できる。また、クリーニング手段としてブラシを使用す
ることで、記録材の塊やフェルト自体により記録媒体に
傷が発生することを抑制できる。
を使用することにより、十分なクリーニング効果を実現
できる。また、クリーニング手段としてブラシを使用す
ることで、記録材の塊やフェルト自体により記録媒体に
傷が発生することを抑制できる。
【0101】第19に、クリーニング手段として静電気
を使用することにより、十分なクリーニング効果を実現
できる。また、クリーニング手段として静電気を使用す
ることで、非接触で記録材の塊を除去できるため、記録
材の塊や静電部材自体により記録媒体に傷が発生するこ
とを抑制できる。
を使用することにより、十分なクリーニング効果を実現
できる。また、クリーニング手段として静電気を使用す
ることで、非接触で記録材の塊を除去できるため、記録
材の塊や静電部材自体により記録媒体に傷が発生するこ
とを抑制できる。
【0102】また、静電部材は非接触でクリーニングを
行えるため、再現性が高く、寿命が長い。
行えるため、再現性が高く、寿命が長い。
【0103】第20に、クリーニング手段として吸引装
置を使用することにより、十分なクリーニング効果を実
現できる。また、クリーニング手段として吸引装置を使
用することで、非接触で記録材の塊を除去できるため、
記録材の塊や吸引装置自体により記録媒体に傷が発生す
ることを抑制できる。
置を使用することにより、十分なクリーニング効果を実
現できる。また、クリーニング手段として吸引装置を使
用することで、非接触で記録材の塊を除去できるため、
記録材の塊や吸引装置自体により記録媒体に傷が発生す
ることを抑制できる。
【0104】また、吸引装置は非接触でクリーニングを
行えるため、再現性が高く、寿命が長い。
行えるため、再現性が高く、寿命が長い。
【0105】第21に、ブレード等の除去手段に残存し
た記録材の処理機構を設けることにより、除去手段に残
存した記録材を取り除き、除去信頼性の向上し、記録材
による記録媒体の傷の発生を抑制することができる。
た記録材の処理機構を設けることにより、除去手段に残
存した記録材を取り除き、除去信頼性の向上し、記録材
による記録媒体の傷の発生を抑制することができる。
【0106】第22に、処理機構としてフェルトを使用
することにより、十分なクリーニング効果を実現でき
る。また、スペースを取らずコンパクト化を実現でき
る。更に、フエルトは除去手段の形状に合わせて整形し
易いため、ふき取りムラを低減できる。加えて、フェル
トを使用することで、除去手段が変形することを抑制で
きるため、長寿命化を実現できる。
することにより、十分なクリーニング効果を実現でき
る。また、スペースを取らずコンパクト化を実現でき
る。更に、フエルトは除去手段の形状に合わせて整形し
易いため、ふき取りムラを低減できる。加えて、フェル
トを使用することで、除去手段が変形することを抑制で
きるため、長寿命化を実現できる。
【0107】なお、フェルトとして、表面処理が施され
た科学雑巾等を使用することにより、より有効なクリー
ニングを実現できる。
た科学雑巾等を使用することにより、より有効なクリー
ニングを実現できる。
【0108】第23に、処理機構としてブラシを使用す
ることで、除去手段に溶融し付着した記録材を加熱して
除去する場合、特に十分なクリーニング効果を実現でき
る。
ることで、除去手段に溶融し付着した記録材を加熱して
除去する場合、特に十分なクリーニング効果を実現でき
る。
【0109】ブラシの材質としては、除去手段の破損を
抑制できる等の理由により、樹脂が好ましい。また、回
転ブラシを使用することにより、クリーニング時間を短
縮することができる。
抑制できる等の理由により、樹脂が好ましい。また、回
転ブラシを使用することにより、クリーニング時間を短
縮することができる。
【0110】第24に、処理機構として吸引口を設ける
ことにより、十分なクリーニングを行うことができる。
また、交換部品であるフィルタをブレードから離れた位
置に設置することで、メンテナンス性を向上することが
できる。
ことにより、十分なクリーニングを行うことができる。
また、交換部品であるフィルタをブレードから離れた位
置に設置することで、メンテナンス性を向上することが
できる。
【0111】第25に、脱墨された記録材を吸引し回収
することで、記録材が再び記録媒体上に付着したり、除
去手段に付着したり、周辺部材を汚染したりすることを
抑制することができる。
することで、記録材が再び記録媒体上に付着したり、除
去手段に付着したり、周辺部材を汚染したりすることを
抑制することができる。
【0112】第26に、記録材の周辺全体を囲み吸引し
て記録材を回収することにより、装置内で記録材の粒が
空中に舞うことを抑制できる。この結果、記録材の付着
が抑制でき、飛散で周辺部材を汚染することを抑制でき
る。
て記録材を回収することにより、装置内で記録材の粒が
空中に舞うことを抑制できる。この結果、記録材の付着
が抑制でき、飛散で周辺部材を汚染することを抑制でき
る。
【0113】第27に、除去手段に記録材吸引用の穴を
あけ内部を負圧にし記録材を吸引することで、装置内で
記録材の粒が空中に舞うことを抑制できる。この結果、
記録材の付着が抑制でき、飛散で周辺部材を汚染するこ
とを抑制できる。
あけ内部を負圧にし記録材を吸引することで、装置内で
記録材の粒が空中に舞うことを抑制できる。この結果、
記録材の付着が抑制でき、飛散で周辺部材を汚染するこ
とを抑制できる。
【0114】また、ブレード自体に吸入孔を設け処理機
構と一体化することで、装置の小型化が可能となる。
構と一体化することで、装置の小型化が可能となる。
【0115】第28に、本発明の記録媒体の再生方法は
以上に説明した様な利点を有しているため、電子写真装
置等に付設される記録媒体の再生装置で、好適に利用で
きる。
以上に説明した様な利点を有しているため、電子写真装
置等に付設される記録媒体の再生装置で、好適に利用で
きる。
【0116】第29に、記録媒体の幅方向に対して複数
個の除去手段を互い違いに並べることにより、精度を要
求される除去手段の製作コストの低減、交換の容易化、
トータル的な長寿命化等を図ることが出来る。
個の除去手段を互い違いに並べることにより、精度を要
求される除去手段の製作コストの低減、交換の容易化、
トータル的な長寿命化等を図ることが出来る。
【0117】第30に、記録済の記録媒体を装置に挿入
する工程を行う手段と、送られた記録媒体を再生する工
程を行う手段と、再生した記録媒体を排出する工程を行
う手段とを、共通の紙送り搬送機構上に一直線上に配置
し、記録媒体を搬送させながら再生することにより、簡
便な機構で小型化を実現でき、挿入から排出までのタク
トタイムの短縮を図ることができる。
する工程を行う手段と、送られた記録媒体を再生する工
程を行う手段と、再生した記録媒体を排出する工程を行
う手段とを、共通の紙送り搬送機構上に一直線上に配置
し、記録媒体を搬送させながら再生することにより、簡
便な機構で小型化を実現でき、挿入から排出までのタク
トタイムの短縮を図ることができる。
【0118】第31に、記録画像が形成されている面を
下面にして記録媒体を装置に挿入し、再生し、排出する
ことにより、再生により排出される記録材が下側に落下
するため、記録媒体へ記録材が再付着することを抑制で
きる。
下面にして記録媒体を装置に挿入し、再生し、排出する
ことにより、再生により排出される記録材が下側に落下
するため、記録媒体へ記録材が再付着することを抑制で
きる。
【0119】第32に、記録媒体を装置に搬入したこと
を確認する検知手段を設けると共に、検知してその状態
をしばらく維持した後にスタートすることにより、手動
で記録媒体をセットする際に頻繁に発生するチャタリン
グによる誤動作を予防できる。
を確認する検知手段を設けると共に、検知してその状態
をしばらく維持した後にスタートすることにより、手動
で記録媒体をセットする際に頻繁に発生するチャタリン
グによる誤動作を予防できる。
【0120】第33に、記録済みの記録媒体をヒータ上
を滑らせながら再生することにより、記録媒体と記録材
の密着強度を低下できるため、記録材の除去が容易とな
る。また、例えば100℃程度に加熱しながら再生を行
うことにより、記録材が粉状ではなく塊状(固形物状)
となるため、処理性が向上する。
を滑らせながら再生することにより、記録媒体と記録材
の密着強度を低下できるため、記録材の除去が容易とな
る。また、例えば100℃程度に加熱しながら再生を行
うことにより、記録材が粉状ではなく塊状(固形物状)
となるため、処理性が向上する。
【0121】また、ヒータの形状として、例えば平面ヒ
ータを用いることにより、ヒータ及び記録媒体の十分な
接触面積を確保できる。この結果、十分な加熱を行える
ため、再生(脱墨)信頼性を向上できる。
ータを用いることにより、ヒータ及び記録媒体の十分な
接触面積を確保できる。この結果、十分な加熱を行える
ため、再生(脱墨)信頼性を向上できる。
【0122】更に、平面ヒータを用いることにより、記
録媒体の再生部分への熱伝導が良好となり再生(脱墨)
信頼性が向上する。
録媒体の再生部分への熱伝導が良好となり再生(脱墨)
信頼性が向上する。
【0123】第34に、ヒータの記録媒体加圧接触部
を、テフロン(登録商標)等のフッ素系樹脂で被覆する
ことにより、記録媒体およびヒータの摩擦抵抗を低減で
きる。この結果、記録媒体の送付トルクを減少でき、搬
送効率を向上させることができる。また、接触部の摩耗
を抑制することもできる。
を、テフロン(登録商標)等のフッ素系樹脂で被覆する
ことにより、記録媒体およびヒータの摩擦抵抗を低減で
きる。この結果、記録媒体の送付トルクを減少でき、搬
送効率を向上させることができる。また、接触部の摩耗
を抑制することもできる。
【0124】第35に、再生時の搬送速度を低くし、挿
入および排出時の搬送速度を高くする。この場合、除去
手段を接触させながら記録材を除去する際の搬送速度が
低下されるため、再生信頼性が向上する。また、速度に
差をつけることにより再生(脱墨)信頼性を維持しつ
つ、サイクルタイムを短縮させることができる。
入および排出時の搬送速度を高くする。この場合、除去
手段を接触させながら記録材を除去する際の搬送速度が
低下されるため、再生信頼性が向上する。また、速度に
差をつけることにより再生(脱墨)信頼性を維持しつ
つ、サイクルタイムを短縮させることができる。
【0125】第36に、装置内の(雰囲気)温度がある
一定以上となると、その時点で行われているサイクル終
了後に装置を自動的に停止させることにより、装置内に
設けられているヒータの熱が装置内に蓄熱することを抑
制できる。結果として、再生条件の変化を抑制でき、作
業者およびメンテナンス者等の安全性を確保することが
出来る。
一定以上となると、その時点で行われているサイクル終
了後に装置を自動的に停止させることにより、装置内に
設けられているヒータの熱が装置内に蓄熱することを抑
制できる。結果として、再生条件の変化を抑制でき、作
業者およびメンテナンス者等の安全性を確保することが
出来る。
【0126】第37に、装置に空冷ファンを設けること
により、装置内の温度を所定値以下に維持することがで
きるため、再生条件の変化を抑制でき、作業者およびメ
ンテナンス者等の安全性を確保することが出来る。
により、装置内の温度を所定値以下に維持することがで
きるため、再生条件の変化を抑制でき、作業者およびメ
ンテナンス者等の安全性を確保することが出来る。
【0127】第38に、再生工程において記録媒体が無
い場合は再生動作を行わない様にするインターロック機
能を付設することにより、除去手段と記録媒体を支える
部材とが接触することが抑制されるため、下地(記録媒
体受け部材)の耐久性が向上する。
い場合は再生動作を行わない様にするインターロック機
能を付設することにより、除去手段と記録媒体を支える
部材とが接触することが抑制されるため、下地(記録媒
体受け部材)の耐久性が向上する。
【0128】第39に、除去手段を記録媒体に対して直
角方向に圧接することにより、斜め方向から圧接する場
合と比較して、圧接機構が簡便となり、スペース的にも
不利となる。また、記録媒体を搬送するローラと緩衝す
るために生じる再生(脱墨)不能なスペース(デッドス
ペース)を低減することもできる。更に、脱墨出来ない
スペース(面積)を小さくすることも出来る。
角方向に圧接することにより、斜め方向から圧接する場
合と比較して、圧接機構が簡便となり、スペース的にも
不利となる。また、記録媒体を搬送するローラと緩衝す
るために生じる再生(脱墨)不能なスペース(デッドス
ペース)を低減することもできる。更に、脱墨出来ない
スペース(面積)を小さくすることも出来る。
【0129】第40に、垂直圧接される除去手段に、記
録媒体に対する圧力ムラを吸収するためのイコライズ機
構を付加させることにより、脱墨ムラを抑制できる。
録媒体に対する圧力ムラを吸収するためのイコライズ機
構を付加させることにより、脱墨ムラを抑制できる。
【0130】第41に、再生手段の近傍に、帯電除去ブ
ラシ等の帯電除去手段を設けることにより、除去された
記録材が再び記録媒体に再付着することを抑制できる。
ラシ等の帯電除去手段を設けることにより、除去された
記録材が再び記録媒体に再付着することを抑制できる。
【0131】第42に、再生により発生した廃記録材を
回収するためのトレー等を再生手段の下に設置すること
により、定期的にトレーを交換するだけで記録材を処理
することができ、作業性が向上する。
回収するためのトレー等を再生手段の下に設置すること
により、定期的にトレーを交換するだけで記録材を処理
することができ、作業性が向上する。
【0132】以下、図面を用いて説明する。
【0133】図1には、再生装置の例を示した。図1に
おいて記録材1002を有する記録媒体1001は、固
定部材1003上の所定の位置に吸着固定されている。
記録材の除去手段の端部1004は、第1平面1101
と第2平面1102とを有しており、その2つの平面の
交叉する先端1103は、加圧手段(不図示)によって
記録媒体に矢印の方向に、加圧接触している。端部は、
不図示のアクチュエータにより、記録媒体に加圧接触し
ながら、図1の左から右へ移動し、記録材を掻き取る様
に剥離(脱墨)する。
おいて記録材1002を有する記録媒体1001は、固
定部材1003上の所定の位置に吸着固定されている。
記録材の除去手段の端部1004は、第1平面1101
と第2平面1102とを有しており、その2つの平面の
交叉する先端1103は、加圧手段(不図示)によって
記録媒体に矢印の方向に、加圧接触している。端部は、
不図示のアクチュエータにより、記録媒体に加圧接触し
ながら、図1の左から右へ移動し、記録材を掻き取る様
に剥離(脱墨)する。
【0134】図2には、記録材が記録媒体から除去させ
る様子を模式的に示した。図2(a)は、記録媒体上の
記録材に除去手段が接触する瞬間の状態を示す。図2
(b)は、除去手段が記録材の厚み方向に接触し、剪断
応力を加えている状態を示す。図2(c)は、剪断応力
を受けた記録材が記録媒体から掻き取られる状態を示
す。
る様子を模式的に示した。図2(a)は、記録媒体上の
記録材に除去手段が接触する瞬間の状態を示す。図2
(b)は、除去手段が記録材の厚み方向に接触し、剪断
応力を加えている状態を示す。図2(c)は、剪断応力
を受けた記録材が記録媒体から掻き取られる状態を示
す。
【0135】この様に、2つの平面を持つ除去手段の交
叉する部分を使って、機械的応力により記録材を掻き落
とすように脱落させることにより、シンプルな方法で記
録材を除去することができる。
叉する部分を使って、機械的応力により記録材を掻き落
とすように脱落させることにより、シンプルな方法で記
録材を除去することができる。
【0136】図3には、ブレード形状の除去手段が2個
以上配設されている場合の平面図(a)および断面図
(b)を示した。
以上配設されている場合の平面図(a)および断面図
(b)を示した。
【0137】記録媒体は、例えばA4サイズを想定して
おり、幅寸法で210mmある。ここで、長手方向(幅
方向)が大きい1つの除去手段を用い、記録媒体の幅全
域で、記録媒体表面と除去手段の先端とを均一に圧接す
るためには、除去手段を高精度で作製する必要があり、
コストアップにつながる場合がある。
おり、幅寸法で210mmある。ここで、長手方向(幅
方向)が大きい1つの除去手段を用い、記録媒体の幅全
域で、記録媒体表面と除去手段の先端とを均一に圧接す
るためには、除去手段を高精度で作製する必要があり、
コストアップにつながる場合がある。
【0138】これに対し、図3に示す様に、小型の除去
手段を複数個(図の場合は8個、2列)使用することに
より、除去手段の幅方向を短くできるため(図の場合約
30mm)、加工コストを低減できる。また、交換の際
は、寿命等により不良となった除去手段のみを交換すれ
ば良いため、交換が容易であり、トータル的な寿命を向
上することもできる。
手段を複数個(図の場合は8個、2列)使用することに
より、除去手段の幅方向を短くできるため(図の場合約
30mm)、加工コストを低減できる。また、交換の際
は、寿命等により不良となった除去手段のみを交換すれ
ば良いため、交換が容易であり、トータル的な寿命を向
上することもできる。
【0139】また除去手段の材質としてはポリカーボネ
ートまたはポリプロピレンを用いることにより記録媒体
に傷、すじを残すことなく完全に記録材を脱墨できるこ
とを実験により確認した。
ートまたはポリプロピレンを用いることにより記録媒体
に傷、すじを残すことなく完全に記録材を脱墨できるこ
とを実験により確認した。
【0140】図4(a)には、第1平面および第2平面
のRyが5μm以上の場合について、除去手段の側面
(除去手段の移動方向と垂直の方向から見た面)を示し
た。図4(b)には、除去手段の正面(除去手段の移動
方向から見た面)を示した。Ryが5μm以上の場合、
図に示す様に、除去手段および記録媒体の加圧接触部に
隙間が生じる場合がある。例えば、全幅210mmのS
K4材よりなる除去手段を加圧力0.5MPa、速度1
0mm/sで記録材を除去したところ、一部の記録材が
隙間から漏れてしまい、スジ状に記録材が残ってしまう
場合がある。
のRyが5μm以上の場合について、除去手段の側面
(除去手段の移動方向と垂直の方向から見た面)を示し
た。図4(b)には、除去手段の正面(除去手段の移動
方向から見た面)を示した。Ryが5μm以上の場合、
図に示す様に、除去手段および記録媒体の加圧接触部に
隙間が生じる場合がある。例えば、全幅210mmのS
K4材よりなる除去手段を加圧力0.5MPa、速度1
0mm/sで記録材を除去したところ、一部の記録材が
隙間から漏れてしまい、スジ状に記録材が残ってしまう
場合がある。
【0141】一方、図4(c)には、第1平面および第
2平面のRyが3μm以下の場合について、除去手段の
側面を、図4(d)には、除去手段の正面を示した。R
yが3μm以下の場合、図に示す様に、除去手段および
記録媒体の加圧接触部に隙間が生じることが抑制され
る。この様な除去手段を用いて、上記と同じ条件で記録
材を除去すれば、ほぼ100%の記録材を脱墨すること
ができる。
2平面のRyが3μm以下の場合について、除去手段の
側面を、図4(d)には、除去手段の正面を示した。R
yが3μm以下の場合、図に示す様に、除去手段および
記録媒体の加圧接触部に隙間が生じることが抑制され
る。この様な除去手段を用いて、上記と同じ条件で記録
材を除去すれば、ほぼ100%の記録材を脱墨すること
ができる。
【0142】図5には、記録媒体の下に、柔らかい材料
であるシリコーン製シート1005を設置した。これに
より、除去手段の先端精度が若干低い場合においても、
シートが接触ムラを吸収する様に弾性変形するため、全
幅において除去手段の先端を記録媒体に密着できる。こ
の結果、脱墨信頼性を向上させることが出来る。
であるシリコーン製シート1005を設置した。これに
より、除去手段の先端精度が若干低い場合においても、
シートが接触ムラを吸収する様に弾性変形するため、全
幅において除去手段の先端を記録媒体に密着できる。こ
の結果、脱墨信頼性を向上させることが出来る。
【0143】図6には、記録材が剥離された媒体表面お
よび第1平面の交叉角度(接触角度)X°、第1平面お
よび第2平面の交叉角度をY°、第2平面と進行方向側
の記録媒体との交叉角度(接触角度)Z°を示した。X
°+Y°+Z°=180°である。図6(a)は、X°
+Y°>90°の場合を示す。図6(b)は、X°+Y
°=90°の場合を示す。図6(c)は、X°+Y°<
90°の場合を示す。
よび第1平面の交叉角度(接触角度)X°、第1平面お
よび第2平面の交叉角度をY°、第2平面と進行方向側
の記録媒体との交叉角度(接触角度)Z°を示した。X
°+Y°+Z°=180°である。図6(a)は、X°
+Y°>90°の場合を示す。図6(b)は、X°+Y
°=90°の場合を示す。図6(c)は、X°+Y°<
90°の場合を示す。
【0144】図6(a)の場合、除去手段が矢印の方向
(図面左から右へ)移動しながら記録材を掻き取る際
に、角度Zが90°より小さいため、記録材を掻き取る
瞬間に記録材が圧縮されながら剪断応力が与えられる。
このため、記録材が記録媒体に密着する方向に力が働く
ため記録材の取り残りが発生する場合がある。
(図面左から右へ)移動しながら記録材を掻き取る際
に、角度Zが90°より小さいため、記録材を掻き取る
瞬間に記録材が圧縮されながら剪断応力が与えられる。
このため、記録材が記録媒体に密着する方向に力が働く
ため記録材の取り残りが発生する場合がある。
【0145】一方、図6(b)の場合、記録材の厚み方
向から先端部分が接触する。また、図6(c)の場合、
記録媒体と記録材の境界部分に除去手段の先端部分が接
触する。従って、これらの場合、記録材が記録媒体に密
着する方向の力は働かず、記録材の取り残しが抑制され
る。これらの結果、除去手段の先端接触条件としてX°
+Y°を90°以下にすることによりより、信頼性の高
い脱墨が可能となる。
向から先端部分が接触する。また、図6(c)の場合、
記録媒体と記録材の境界部分に除去手段の先端部分が接
触する。従って、これらの場合、記録材が記録媒体に密
着する方向の力は働かず、記録材の取り残しが抑制され
る。これらの結果、除去手段の先端接触条件としてX°
+Y°を90°以下にすることによりより、信頼性の高
い脱墨が可能となる。
【0146】なお、図6(c)の場合、Z°が大きいた
め記録材のクリーニング手段を設置するスペースが大き
く取ることができる。
め記録材のクリーニング手段を設置するスペースが大き
く取ることができる。
【0147】図7には、記録材を除去手段で掻き取るに
従って、脱墨した記録材が徐々に大きなかたまりとなっ
て除去手段と記録媒体の境界部に溜まる様子を示した。
このような状況となると、記録材の粒子が空中に舞うこ
とによる環境への悪影響、除去手段をはじめとする周辺
部の汚れ、記録材粒子の媒体への再付着による脱墨信頼
性の低下等の不具合が発生する場合がある。
従って、脱墨した記録材が徐々に大きなかたまりとなっ
て除去手段と記録媒体の境界部に溜まる様子を示した。
このような状況となると、記録材の粒子が空中に舞うこ
とによる環境への悪影響、除去手段をはじめとする周辺
部の汚れ、記録材粒子の媒体への再付着による脱墨信頼
性の低下等の不具合が発生する場合がある。
【0148】これに対し、図8には、吸引装置1011
を配設することにより、掻き取られた記録材を除去直後
に回収する様子を示したもので、この場合、記録材の粒
子が空中に舞うことによる環境への悪影響、除去手段を
はじめとする周辺部の汚れ、記録材粒子の媒体への再付
着による脱墨信頼性の低下等の不具合を抑制することが
できる。
を配設することにより、掻き取られた記録材を除去直後
に回収する様子を示したもので、この場合、記録材の粒
子が空中に舞うことによる環境への悪影響、除去手段を
はじめとする周辺部の汚れ、記録材粒子の媒体への再付
着による脱墨信頼性の低下等の不具合を抑制することが
できる。
【0149】一方、剥離した記録材を回収しようとして
も、除去手段の材質によっては、記録材が除去手段に密
着してしまい完全に除去できない状態となり、除去手段
の汚染が避けられない場合がある。この様な不具合は、
例えば図9に示す様に、除去手段を定期的にクリーニン
グする処理機構を配設することにより、抑制できる。ま
た、この様な処理機構を配設することにより、除去手段
の材料の設計の自由度を増すことができる。
も、除去手段の材質によっては、記録材が除去手段に密
着してしまい完全に除去できない状態となり、除去手段
の汚染が避けられない場合がある。この様な不具合は、
例えば図9に示す様に、除去手段を定期的にクリーニン
グする処理機構を配設することにより、抑制できる。ま
た、この様な処理機構を配設することにより、除去手段
の材料の設計の自由度を増すことができる。
【0150】処理機構中のクリーニング部材1012と
しては、例えば、ローラ1012aにフェルト製の柔ら
かい布1012b等が配置されたものを使用することが
できる。除去手段は定期的に支点1013を中心に自動
回転し、クリーニング部材と接触する機構となってい
る。除去手段に付着している記録材はクリーニングさ
れ、トレー1014に回収される。
しては、例えば、ローラ1012aにフェルト製の柔ら
かい布1012b等が配置されたものを使用することが
できる。除去手段は定期的に支点1013を中心に自動
回転し、クリーニング部材と接触する機構となってい
る。除去手段に付着している記録材はクリーニングさ
れ、トレー1014に回収される。
【0151】この様な機構を採用することにより、除去
手段の先端部に残った記録材が次の記録媒体に付着する
といったこと等が抑制され、脱墨信頼性(再現性)を維
持することができる。
手段の先端部に残った記録材が次の記録媒体に付着する
といったこと等が抑制され、脱墨信頼性(再現性)を維
持することができる。
【0152】図10には、記録媒体の基材2001の表
面に鉛筆硬度(JIS K 5401)H以上を有する
表面層2002が積層されている場合を示した。ここで
用いられる基材は、記録媒体として使用可能なシート状
のものであれば特に制限されず、紙、プラスチックシー
ト、セラミックシート、金属シート等の単層;複層シー
ト等を使用することができる。
面に鉛筆硬度(JIS K 5401)H以上を有する
表面層2002が積層されている場合を示した。ここで
用いられる基材は、記録媒体として使用可能なシート状
のものであれば特に制限されず、紙、プラスチックシー
ト、セラミックシート、金属シート等の単層;複層シー
ト等を使用することができる。
【0153】中でも、表面層を形成し易い等の理由によ
り、紙であれば、表面コート紙、光沢紙、目止めコート
紙等の表面に紙の繊維がなく比較的平滑な紙が好まし
い。またプラスチックシートであれば、その材質とし
て、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフ
ォン、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリテ
トラフルオロエチレン、ポリアミド等の、耐熱性が高く
剛性の十分なものが好ましい。なお、用途により、透
明、白色、その他の色のプラスチックシートを使用する
ことができる。特に、ポリエチレンテレフタレートは、
変形し難く、耐久性が良好である等の理由により、OH
P用紙または光沢紙等の記録媒体として好適である。
り、紙であれば、表面コート紙、光沢紙、目止めコート
紙等の表面に紙の繊維がなく比較的平滑な紙が好まし
い。またプラスチックシートであれば、その材質とし
て、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフ
ォン、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリテ
トラフルオロエチレン、ポリアミド等の、耐熱性が高く
剛性の十分なものが好ましい。なお、用途により、透
明、白色、その他の色のプラスチックシートを使用する
ことができる。特に、ポリエチレンテレフタレートは、
変形し難く、耐久性が良好である等の理由により、OH
P用紙または光沢紙等の記録媒体として好適である。
【0154】表面層は鉛筆硬度H以上であれば特に制限
されず、その材質としては、樹脂、セラミックス、金
属、これらの混合物等を例示することができる。具体的
には、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、フェノール系樹脂、フォスフ
ァゼン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ジアリルフタレート系樹脂等の硬化型樹脂や、これらの
樹脂とシリカビーズ等の無機微粒子との混合物を使用す
ることができる。
されず、その材質としては、樹脂、セラミックス、金
属、これらの混合物等を例示することができる。具体的
には、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、フェノール系樹脂、フォスフ
ァゼン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ジアリルフタレート系樹脂等の硬化型樹脂や、これらの
樹脂とシリカビーズ等の無機微粒子との混合物を使用す
ることができる。
【0155】上記の中でも、硬化型アクリル系樹脂また
は硬化型メラミン系樹脂は、電子写真記録の場合、トナ
ー密着性が優れ、かつペンやマジック(登録商標)等の
筆記性が良いので好ましい。
は硬化型メラミン系樹脂は、電子写真記録の場合、トナ
ー密着性が優れ、かつペンやマジック(登録商標)等の
筆記性が良いので好ましい。
【0156】表面層の作製方法としては、上記の様な樹
脂のモノマー組成物を塗布し、硬化する方法を例示する
ことができる。また、基材表面に蒸着、スパッタリン
グ、CVD等の真空成膜手段を用いて、例えば、SiO
2、Al2O3、Cr、Al、Ni等の酸化物や金属等か
らなる表面層を形成することもできる。
脂のモノマー組成物を塗布し、硬化する方法を例示する
ことができる。また、基材表面に蒸着、スパッタリン
グ、CVD等の真空成膜手段を用いて、例えば、SiO
2、Al2O3、Cr、Al、Ni等の酸化物や金属等か
らなる表面層を形成することもできる。
【0157】また、上記の表面層を形成する側は、基材
の片面でも、両面でも良い。
の片面でも、両面でも良い。
【0158】図11には、記録媒体の表面層上に記録材
2003からなる記録画像が形成されている様子を示し
た。記録方法としては、記録材が表面上に物理的に積層
され、記録材の厚みを2〜20μm程度とできる方法で
あれば、特に限定されない。例えば、複写機、レーザー
ビームプリンター等で利用されている電子写真記録手段
を用いて、トナー記録材を形成する方法を挙げることが
できる。また、インクジェット記録、昇華転写記録、熱
転写記録手段を用いて、インク記録材を形成する方法を
挙げることができる。中でも、トナーによる記録法が、
密着性および画像再現性が良好である等の理由により、
好ましい。
2003からなる記録画像が形成されている様子を示し
た。記録方法としては、記録材が表面上に物理的に積層
され、記録材の厚みを2〜20μm程度とできる方法で
あれば、特に限定されない。例えば、複写機、レーザー
ビームプリンター等で利用されている電子写真記録手段
を用いて、トナー記録材を形成する方法を挙げることが
できる。また、インクジェット記録、昇華転写記録、熱
転写記録手段を用いて、インク記録材を形成する方法を
挙げることができる。中でも、トナーによる記録法が、
密着性および画像再現性が良好である等の理由により、
好ましい。
【0159】トナー等の記録材は、図12に示す様に、
刃形状の端部を有するブレード形状の除去手段2004
を用いて、表面層から剥離される。ここで用いられる刃
は、先端が刃形状であれば特に制限されないが、例え
ば、単一のカッター刃、複数の重ね刃、ロータリーカッ
ター刃、円筒状のローラーに穴等を開けた凹凸刃等を使
用することができる。
刃形状の端部を有するブレード形状の除去手段2004
を用いて、表面層から剥離される。ここで用いられる刃
は、先端が刃形状であれば特に制限されないが、例え
ば、単一のカッター刃、複数の重ね刃、ロータリーカッ
ター刃、円筒状のローラーに穴等を開けた凹凸刃等を使
用することができる。
【0160】また、除去手段の先端(刃先とも記載す
る)は、2つの平面からなる稜線(直線)であれば特に
制限されないが、直線、曲線、円、多角形、これらの組
み合わせ等を例示することができる。
る)は、2つの平面からなる稜線(直線)であれば特に
制限されないが、直線、曲線、円、多角形、これらの組
み合わせ等を例示することができる。
【0161】更に先端の材質は、所定の形状に加工し易
く耐磨耗性に優れているものであれば特に制限されない
が、金属、セラミックス、プラスチック等を例示するこ
とができる。
く耐磨耗性に優れているものであれば特に制限されない
が、金属、セラミックス、プラスチック等を例示するこ
とができる。
【0162】図13には、除去手段全体の側面形状の例
(a)、及び先端2005を含む端部の拡大図(b)を
示した。ここで、先端断面の曲率半径Rは、3μm以上
30μm以下が好ましい。Rが3μm以下であると、刃
先が鋭すぎて記録媒体に食い込み、記録媒体表面に亀裂
が入ったり切断される恐れがある。また、Rが30μm
以上であると、記録材に刃先を十分に引っ掛けることが
できず、十分な剥離応力を加えられなくなり、安定な剥
離を行えない場合がある。
(a)、及び先端2005を含む端部の拡大図(b)を
示した。ここで、先端断面の曲率半径Rは、3μm以上
30μm以下が好ましい。Rが3μm以下であると、刃
先が鋭すぎて記録媒体に食い込み、記録媒体表面に亀裂
が入ったり切断される恐れがある。また、Rが30μm
以上であると、記録材に刃先を十分に引っ掛けることが
できず、十分な剥離応力を加えられなくなり、安定な剥
離を行えない場合がある。
【0163】また、端部の材質としては、Hv硬度で6
00以上2500以下のものが好ましい。600未満の
場合、再生を繰り返すと、圧力による刃の潰れや磨耗が
起こりやすく、刃の寿命が短くなる恐れがある。また2
500より大きいと、材料が脆くなり、刃の形状を保持
し難くい場合がある。この様な硬度を満足し入手が容易
な鋼材として、高速度鋼(SKH)、刃物鋼(SK
U)、炭素工具鋼(SK)、バネ鋼(SUP)等を使用
することが好ましい。
00以上2500以下のものが好ましい。600未満の
場合、再生を繰り返すと、圧力による刃の潰れや磨耗が
起こりやすく、刃の寿命が短くなる恐れがある。また2
500より大きいと、材料が脆くなり、刃の形状を保持
し難くい場合がある。この様な硬度を満足し入手が容易
な鋼材として、高速度鋼(SKH)、刃物鋼(SK
U)、炭素工具鋼(SK)、バネ鋼(SUP)等を使用
することが好ましい。
【0164】更に、上記の硬度を満足する刃の材質とし
て、一般に工具鋼として用いられる鋼材が、加工性に優
れ刃形状を製作し易いため好ましい。具体的には、高速
度鋼(SKH)、刃物鋼(SKU)、炭素工具鋼(S
K)、合金工具鋼(SKS、SKD、SKT)、バネ鋼
(SUP)等を使用することが好ましい。すなわち、鉄
を主成分とし、タングステン、コバルトが1〜20wt
%、炭素が0.5〜1.5wt%、その他として珪素、
マンガン、クロム、バナジウム、モリブデン等を適宜含
む鋼材が好ましい。これらの鋼材を焼き入れしてから、
切削加工し、先端を微少に研磨して、刃形状とすること
ができる。
て、一般に工具鋼として用いられる鋼材が、加工性に優
れ刃形状を製作し易いため好ましい。具体的には、高速
度鋼(SKH)、刃物鋼(SKU)、炭素工具鋼(S
K)、合金工具鋼(SKS、SKD、SKT)、バネ鋼
(SUP)等を使用することが好ましい。すなわち、鉄
を主成分とし、タングステン、コバルトが1〜20wt
%、炭素が0.5〜1.5wt%、その他として珪素、
マンガン、クロム、バナジウム、モリブデン等を適宜含
む鋼材が好ましい。これらの鋼材を焼き入れしてから、
切削加工し、先端を微少に研磨して、刃形状とすること
ができる。
【0165】なお、以上の様な除去手段の長手方向の長
さは、記録媒体の幅の長さと同程度か、それ以上とする
ことができ、例えば記録媒体がA4サイズであれば、2
10mm程度とする。この様な除去手段を用いることに
より、図14に示すの様に記録媒体を再生することがで
きる。
さは、記録媒体の幅の長さと同程度か、それ以上とする
ことができ、例えば記録媒体がA4サイズであれば、2
10mm程度とする。この様な除去手段を用いることに
より、図14に示すの様に記録媒体を再生することがで
きる。
【0166】図15には、以上で説明した様な記録媒体
および除去手段を用いて、記録材を剥離除去する方法の
各工程を示した。先ず、図15(a)に示す様に、刃先
の先端を記録媒体に押し当てて、記録媒体を軽く変形2
006させ、刃先を均一に隙間なく密着させる。次に、
図15(b)に示す様に、刃先と記録媒体を図の水平方
向に相対移動させて、記録材の側面2007に当接し、
記録材に剥離応力を効率良く与えて、図15(c)の様
に剥離する。通常、電子写真記録のトナー厚みは3〜1
0μm程度であるため、刃先のRを3μm以上30μm
以下、好ましくは10μm以下とし、記録媒体を図のよ
うに変形させてから、トナーの側面を引っ掛けること
で、安定した再生が可能となる。
および除去手段を用いて、記録材を剥離除去する方法の
各工程を示した。先ず、図15(a)に示す様に、刃先
の先端を記録媒体に押し当てて、記録媒体を軽く変形2
006させ、刃先を均一に隙間なく密着させる。次に、
図15(b)に示す様に、刃先と記録媒体を図の水平方
向に相対移動させて、記録材の側面2007に当接し、
記録材に剥離応力を効率良く与えて、図15(c)の様
に剥離する。通常、電子写真記録のトナー厚みは3〜1
0μm程度であるため、刃先のRを3μm以上30μm
以下、好ましくは10μm以下とし、記録媒体を図のよ
うに変形させてから、トナーの側面を引っ掛けること
で、安定した再生が可能となる。
【0167】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。ま
た、特に明記しない場合、材料としては市販の良好品を
使用した。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。ま
た、特に明記しない場合、材料としては市販の良好品を
使用した。
【0168】(実施例1)厚さ100μm、サイズ29
6×210mmのポリエチレンテレフタレート・フィル
ム(東洋紡エステルフィルム)の表面に、メラミン系樹
脂表面コート剤(大日本インキ、SFC−329)をバ
ーコーターによりコートし、150℃で30秒乾燥後、
厚さ約3μm、鉛筆硬度2Hの表面層を得た。この表面
層にレーザービーム・プリンター(キヤノンLBP−2
160)により、トナー画像(文字・写真を含む)を記
録した。シルボン紙による擦り試験(10mm幅、加重
5kN)を行なったところ、トナー剥離はまったく見ら
れず、トナーの密着力は良好であった。
6×210mmのポリエチレンテレフタレート・フィル
ム(東洋紡エステルフィルム)の表面に、メラミン系樹
脂表面コート剤(大日本インキ、SFC−329)をバ
ーコーターによりコートし、150℃で30秒乾燥後、
厚さ約3μm、鉛筆硬度2Hの表面層を得た。この表面
層にレーザービーム・プリンター(キヤノンLBP−2
160)により、トナー画像(文字・写真を含む)を記
録した。シルボン紙による擦り試験(10mm幅、加重
5kN)を行なったところ、トナー剥離はまったく見ら
れず、トナーの密着力は良好であった。
【0169】次に、平面性の良好な稼動テーブル(サイ
ズ320×250mm)上に、上記の記録済みシートを
貼り付けた。その後、ステンレス鋼(SUS304、H
v硬度200)からなり、刃先角度45°、刃先R40
μm、長さ220mmの刃状のブレード(刃とも記載す
る)を作製し、45°の方向から70kNの加重で、刃
を押し付け、フィルムと共にテーブルを稼動させ、トナ
ー記録材の剥離を行なった。トナー記録材の文字はすべ
て良好に剥離したが、写真のハーフトーン部分の記録材
がわずかに残存した。剥離後のフィルムの表面にキズは
なかった。
ズ320×250mm)上に、上記の記録済みシートを
貼り付けた。その後、ステンレス鋼(SUS304、H
v硬度200)からなり、刃先角度45°、刃先R40
μm、長さ220mmの刃状のブレード(刃とも記載す
る)を作製し、45°の方向から70kNの加重で、刃
を押し付け、フィルムと共にテーブルを稼動させ、トナ
ー記録材の剥離を行なった。トナー記録材の文字はすべ
て良好に剥離したが、写真のハーフトーン部分の記録材
がわずかに残存した。剥離後のフィルムの表面にキズは
なかった。
【0170】(実施例2)実施例1と同様な記録済みシ
ートを作製し、同様な稼動テーブル上にシートを貼り付
けた。次にステンレス鋼(SUS304)からなる刃
(刃先角度45°、刃先R10μm、長さ220mm)
を作製し、45°の方向から70kNの加重で、刃を押
し付け、フィルムと共にテーブルを稼動させ、トナー記
録材の剥離を行なった。トナー記録材の文字部及び写真
部のすべてが良好に剥離した。剥離後のフィルムの表面
にキズはなかった。
ートを作製し、同様な稼動テーブル上にシートを貼り付
けた。次にステンレス鋼(SUS304)からなる刃
(刃先角度45°、刃先R10μm、長さ220mm)
を作製し、45°の方向から70kNの加重で、刃を押
し付け、フィルムと共にテーブルを稼動させ、トナー記
録材の剥離を行なった。トナー記録材の文字部及び写真
部のすべてが良好に剥離した。剥離後のフィルムの表面
にキズはなかった。
【0171】また上記ステンレス鋼(SUS304)か
らなる刃を20回剥離再生に使用したところ、18回目
から記録画像の写真のハーフトーン部分の記録材がわず
かに残存するようになった。
らなる刃を20回剥離再生に使用したところ、18回目
から記録画像の写真のハーフトーン部分の記録材がわず
かに残存するようになった。
【0172】(実施例3)実施例1と同様な記録済みシ
ートを作製し、同様な稼動テーブル上にシートを貼り付
けた。次に高速度鋼(SKD3)からなる刃(刃先角度
45°、刃先R10μm、長さ220mm)を作製し、
45°の方向から70kNの加重で、刃を押し付け、フ
ィルムと共にテーブルを稼動させ、トナー記録材の剥離
を行なった。トナー記録材の文字部及び写真部のすべて
が良好に剥離した。剥離後のフィルムの表面にはキズは
なかった。
ートを作製し、同様な稼動テーブル上にシートを貼り付
けた。次に高速度鋼(SKD3)からなる刃(刃先角度
45°、刃先R10μm、長さ220mm)を作製し、
45°の方向から70kNの加重で、刃を押し付け、フ
ィルムと共にテーブルを稼動させ、トナー記録材の剥離
を行なった。トナー記録材の文字部及び写真部のすべて
が良好に剥離した。剥離後のフィルムの表面にはキズは
なかった。
【0173】また上記、高速度鋼(SKD3)からなる
刃を50回剥離に使用しても、刃の磨耗による剥離性能
の劣化はまったく見られず、常に良好な剥離性能が得ら
れた。
刃を50回剥離に使用しても、刃の磨耗による剥離性能
の劣化はまったく見られず、常に良好な剥離性能が得ら
れた。
【0174】(実施例4)厚さ100μm、サイズ29
6×210mmのポリエチレンテレフタレート・フィル
ム(東洋紡エステルフィルム)の表面に、アクリル系樹
脂表面コート剤(大日精化、EXF−01W)をバーコ
ーターによりコートし、200W高圧水銀ランプにより
30秒照射乾燥後、厚さ約3μm、鉛筆硬度2Hの表面
層を得た。この表面層に実施例1と同様の記録を行なっ
た。シルボン紙による擦り試験(10mm幅、加重5k
N)を行なったところ、トナー剥離はまったく見られ
ず、トナーの密着力は良好であった。
6×210mmのポリエチレンテレフタレート・フィル
ム(東洋紡エステルフィルム)の表面に、アクリル系樹
脂表面コート剤(大日精化、EXF−01W)をバーコ
ーターによりコートし、200W高圧水銀ランプにより
30秒照射乾燥後、厚さ約3μm、鉛筆硬度2Hの表面
層を得た。この表面層に実施例1と同様の記録を行なっ
た。シルボン紙による擦り試験(10mm幅、加重5k
N)を行なったところ、トナー剥離はまったく見られ
ず、トナーの密着力は良好であった。
【0175】次に上記フィルムを実施例1と同様な稼動
テーブル上に貼り付けた。次に実施例3と同様な高速度
鋼からなる刃によるトナー記録材の剥離を行なった。ト
ナー記録材の文字部及び写真部のすべてが良好に剥離し
た。剥離後のフィルムの表面にはキズはなかった。
テーブル上に貼り付けた。次に実施例3と同様な高速度
鋼からなる刃によるトナー記録材の剥離を行なった。ト
ナー記録材の文字部及び写真部のすべてが良好に剥離し
た。剥離後のフィルムの表面にはキズはなかった。
【0176】また上記、高速度鋼からなる刃を50回剥
離に使用しても、刃の磨耗による剥離性能の劣化はまっ
たく見られず、常に良好な剥離性能が得られた。
離に使用しても、刃の磨耗による剥離性能の劣化はまっ
たく見られず、常に良好な剥離性能が得られた。
【0177】(実施例5)光沢紙(キヤノン、GP−1
01、サイズA4)の表面に、アクリル系樹脂表面コー
ト剤(大日精化、EXF−01W)をバーコーターによ
りコートし、200W高圧水銀ランプにより30秒照射
乾燥後、厚さ約3μm、鉛筆硬度2Hの表面層を得た。
この表面層に複写機(キヤノン、NP6085)により
トナー画像(文字・写真を含む)の記録を行なった。シ
ルボン紙による擦り試験(10mm幅、加重5kN)を
行なったところ、トナー剥離はまったく見られず、トナ
ーの密着力は良好であった。
01、サイズA4)の表面に、アクリル系樹脂表面コー
ト剤(大日精化、EXF−01W)をバーコーターによ
りコートし、200W高圧水銀ランプにより30秒照射
乾燥後、厚さ約3μm、鉛筆硬度2Hの表面層を得た。
この表面層に複写機(キヤノン、NP6085)により
トナー画像(文字・写真を含む)の記録を行なった。シ
ルボン紙による擦り試験(10mm幅、加重5kN)を
行なったところ、トナー剥離はまったく見られず、トナ
ーの密着力は良好であった。
【0178】次に上記、光沢紙を実施例1と同様な稼動
テーブル上に貼り付けた。次に実施例3と同様な高速度
鋼からなる刃によるトナー記録材の剥離を行なった。ト
ナー記録材の文字部及び写真部のすべてが良好に剥離し
た。剥離後のフィルムの表面にはキズはなかった。
テーブル上に貼り付けた。次に実施例3と同様な高速度
鋼からなる刃によるトナー記録材の剥離を行なった。ト
ナー記録材の文字部及び写真部のすべてが良好に剥離し
た。剥離後のフィルムの表面にはキズはなかった。
【0179】(実施例6)実施例1と同様な記録済みシ
ートを作製し、同様な稼動テーブル上にシートを貼り付
けた。次に炭素工具鋼(SK3、Hv硬度850)から
なる刃を用いて剥離を行なった。トナー記録材の文字部
及び写真部のすべてが良好に剥離した。剥離後のフィル
ムの表面にはキズはなかった。
ートを作製し、同様な稼動テーブル上にシートを貼り付
けた。次に炭素工具鋼(SK3、Hv硬度850)から
なる刃を用いて剥離を行なった。トナー記録材の文字部
及び写真部のすべてが良好に剥離した。剥離後のフィル
ムの表面にはキズはなかった。
【0180】また上記、炭素工具鋼からなる刃を50回
剥離に使用しても、刃の磨耗による剥離性能の劣化はま
ったく見られず、常に良好な剥離性能が得られた。
剥離に使用しても、刃の磨耗による剥離性能の劣化はま
ったく見られず、常に良好な剥離性能が得られた。
【0181】(実施例7)図16に示す装置により記録
媒体の再生を行った。
媒体の再生を行った。
【0182】先ず、基材として厚さ100μm、サイズ
296×210mmのポリエチレンテレフタレート・フ
ィルム(東洋紡エステルフィルム)の表面に、メラミン
系樹脂表面コート剤(大日本インキ、SFC−329)
をバーコーターによりコートし、150℃30秒乾燥
後、厚さ約3μm、鉛筆硬度2Hの表面層を形成し、記
録媒体を作製した。この表面層にレーザービーム・プリ
ンター(キヤノンNP−6085)により、記録材とし
てトナー画像(文字・写真を含む)を記録した。シンボ
ン紙による擦り試験(10mm幅、荷重5kN)を行っ
たところ、トナー剥離はまったく見られず、トナーの密
着力は良好であった。
296×210mmのポリエチレンテレフタレート・フ
ィルム(東洋紡エステルフィルム)の表面に、メラミン
系樹脂表面コート剤(大日本インキ、SFC−329)
をバーコーターによりコートし、150℃30秒乾燥
後、厚さ約3μm、鉛筆硬度2Hの表面層を形成し、記
録媒体を作製した。この表面層にレーザービーム・プリ
ンター(キヤノンNP−6085)により、記録材とし
てトナー画像(文字・写真を含む)を記録した。シンボ
ン紙による擦り試験(10mm幅、荷重5kN)を行っ
たところ、トナー剥離はまったく見られず、トナーの密
着力は良好であった。
【0183】次に、得られた記録材形成済み記録媒体3
405を、記録材が下側となる様に、搬送ローラ340
6に挿入した。
405を、記録材が下側となる様に、搬送ローラ340
6に挿入した。
【0184】引続き、記録媒体を所定の位置に配置し、
除去手段であるブレード3404を上昇し、同時に記録
媒体のクリーニング手段であるフェルト3408を上昇
し、搬送ローラ3407で記録媒体を搬送しながら、ト
ナー記録材の除去と記録媒体に付着したトナー記録材の
クリーニングを行った。
除去手段であるブレード3404を上昇し、同時に記録
媒体のクリーニング手段であるフェルト3408を上昇
し、搬送ローラ3407で記録媒体を搬送しながら、ト
ナー記録材の除去と記録媒体に付着したトナー記録材の
クリーニングを行った。
【0185】なお、ブレードの材質はSKD3、形状は
刃先角45°、長さ220mmであり、140kNの荷
重でブレードを記録媒体に押し当てた。
刃先角45°、長さ220mmであり、140kNの荷
重でブレードを記録媒体に押し当てた。
【0186】また、カートリッジヒータ3409の表面
にシリコーンゴム3410及びテフロンシート3411
を積層した部材を配設し、テフロンシートの表面温度を
100℃として、記録媒体の基材側をテフロンシートに
当接することにより、再生中の記録媒体を加熱した。
にシリコーンゴム3410及びテフロンシート3411
を積層した部材を配設し、テフロンシートの表面温度を
100℃として、記録媒体の基材側をテフロンシートに
当接することにより、再生中の記録媒体を加熱した。
【0187】再生の結果、トナー記録材の文字部および
写真部の全てが良好に除去できたが、3回目から記録媒
体に傷が発生した。
写真部の全てが良好に除去できたが、3回目から記録媒
体に傷が発生した。
【0188】(参考例)記録媒体のクリーニング手段で
あるフェルトを使用しないこと以外は、実施例7と同様
にして再生を行った。結果として、トナー記録材の文字
部および写真部の全てが良好に除去できたが、ブレード
が記録媒体から離れる部位にトナーが付着していた。
あるフェルトを使用しないこと以外は、実施例7と同様
にして再生を行った。結果として、トナー記録材の文字
部および写真部の全てが良好に除去できたが、ブレード
が記録媒体から離れる部位にトナーが付着していた。
【0189】(実施例8)図17に示す様に、フェルト
の代わりに粘着ローラ3512を使用し、粘着ローラに
付着したトナーを除去するブレード3513を配置した
以外は、実施例7と同様にして、記録媒体の再生を行っ
た。
の代わりに粘着ローラ3512を使用し、粘着ローラに
付着したトナーを除去するブレード3513を配置した
以外は、実施例7と同様にして、記録媒体の再生を行っ
た。
【0190】その結果、トナー記録材の文字部および写
真部の全てが良好に除去できたが、3回目から記録媒体
に傷が発生した。
真部の全てが良好に除去できたが、3回目から記録媒体
に傷が発生した。
【0191】(実施例9)図18に示す様に、フェルト
の代わりに回転ブラシ3614を使用した以外は、実施
例7と同様にして、記録媒体の再生を行った。
の代わりに回転ブラシ3614を使用した以外は、実施
例7と同様にして、記録媒体の再生を行った。
【0192】その結果、トナー記録材の文字部および写
真部の全てが良好に除去できたが、3回目から記録媒体
に傷が発生した。
真部の全てが良好に除去できたが、3回目から記録媒体
に傷が発生した。
【0193】(実施例10)図19に示す様に、フェル
トの代わりに静電気発生装置3715を使用した以外
は、実施例7と同様にして、記録媒体の再生を行った。
トの代わりに静電気発生装置3715を使用した以外
は、実施例7と同様にして、記録媒体の再生を行った。
【0194】その結果、トナー記録材の文字部および写
真部の全てが良好に除去できたが、3回目から記録媒体
に傷が発生した。
真部の全てが良好に除去できたが、3回目から記録媒体
に傷が発生した。
【0195】(実施例11)図20に示す様に、ブレー
ドに付着した記録材の処理機構としてフェルト3816
を追加した以外は、実施例7と同様にして、記録媒体の
再生を行った。
ドに付着した記録材の処理機構としてフェルト3816
を追加した以外は、実施例7と同様にして、記録媒体の
再生を行った。
【0196】その結果、トナー記録材の文字部および写
真部の全てが良好に除去できた。また、20回再生した
ところ、実施例7で3回目以降発生していた記録媒体の
傷が無くなった。
真部の全てが良好に除去できた。また、20回再生した
ところ、実施例7で3回目以降発生していた記録媒体の
傷が無くなった。
【0197】(実施例12)図21に示す様に、処理機
構としてフェルトの代わりに回転ブラシ3914を使用
した以外は、実施例11と同様にして、記録媒体の再生
を行った。
構としてフェルトの代わりに回転ブラシ3914を使用
した以外は、実施例11と同様にして、記録媒体の再生
を行った。
【0198】その結果、トナー記録材の文字部および写
真部の全てが良好に除去できた。また、20回再生した
ところ、実施例7で3回目以降発生していた記録媒体の
傷が無くなった。
真部の全てが良好に除去できた。また、20回再生した
ところ、実施例7で3回目以降発生していた記録媒体の
傷が無くなった。
【0199】(実施例13)図22に示す様に、処理機
構としてフェルトを取り去り、ブレード全体を外部と仕
切り、排気口3920から内部を排気して、除去された
トナー3921を回収した以外は、実施例11と同様に
して、記録媒体の再生を行った。
構としてフェルトを取り去り、ブレード全体を外部と仕
切り、排気口3920から内部を排気して、除去された
トナー3921を回収した以外は、実施例11と同様に
して、記録媒体の再生を行った。
【0200】その結果、トナー記録材の文字部および写
真部の全てが良好に除去できた。また、20回再生した
ところ、実施例7で3回目以降発生していた記録媒体の
傷が無くなった。
真部の全てが良好に除去できた。また、20回再生した
ところ、実施例7で3回目以降発生していた記録媒体の
傷が無くなった。
【0201】(実施例14)図23に示す様に、処理機
構としてフェルトを取り去り、ブレードの端部を加工し
て吸引孔3930を形成し、除去されたトナー3921
を吸引した以外は、実施例11と同様にして、記録媒体
の再生を行った。
構としてフェルトを取り去り、ブレードの端部を加工し
て吸引孔3930を形成し、除去されたトナー3921
を吸引した以外は、実施例11と同様にして、記録媒体
の再生を行った。
【0202】その結果、トナー記録材の文字部および写
真部の全てが良好に除去できた。また、20回再生した
ところ、実施例7で3回目以降発生していた記録媒体の
傷が無くなった。
真部の全てが良好に除去できた。また、20回再生した
ところ、実施例7で3回目以降発生していた記録媒体の
傷が無くなった。
【0203】(実施例15)図24に示す装置により記
録媒体の再生を行った。
録媒体の再生を行った。
【0204】装置の概要は図24(a)に示した通りで
ある。即ち、記録済の記録媒体を装置に搬入する手段を
位置4101に、送られた記録媒体を位置決めして再生
する手段を位置4102に、再生した記録媒体を排出す
る手段を位置4103に、それぞれ配置した。以上の手
段は、全て共通の搬送機構上で一直線上に配置した。
ある。即ち、記録済の記録媒体を装置に搬入する手段を
位置4101に、送られた記録媒体を位置決めして再生
する手段を位置4102に、再生した記録媒体を排出す
る手段を位置4103に、それぞれ配置した。以上の手
段は、全て共通の搬送機構上で一直線上に配置した。
【0205】この様な方式により、記録媒体を停止させ
ることなく再生動作を行うことができ、装置をコンパク
ト化できた。具体的には、A4サイズ専用のリサイクル
装置を、電源BOXをふくめて550mm(長さ)×3
50mm(幅)×450mm(高さ)とコンパクトに製
造することができた。
ることなく再生動作を行うことができ、装置をコンパク
ト化できた。具体的には、A4サイズ専用のリサイクル
装置を、電源BOXをふくめて550mm(長さ)×3
50mm(幅)×450mm(高さ)とコンパクトに製
造することができた。
【0206】また、搬入から排出までのタクトタイムを
短縮できた。具体的には、タクトタイムを20秒以内と
することができた。
短縮できた。具体的には、タクトタイムを20秒以内と
することができた。
【0207】図24(b)には、装置の詳細を示した。
記録媒体4001は手動で挿入され、検知センサー40
02によって記録媒体の有無を確認し、その0.5秒後
に搬送ローラ4003を回転させ、同期して搬送ローラ
4004も回転させ、記録媒体を右側に搬送した。除去
手段4006の直前には、検知センサー4005を配置
し、記録媒体の確認後に、除去手段を作動し再生を行っ
た。以下に工程を詳細に説明する。
記録媒体4001は手動で挿入され、検知センサー40
02によって記録媒体の有無を確認し、その0.5秒後
に搬送ローラ4003を回転させ、同期して搬送ローラ
4004も回転させ、記録媒体を右側に搬送した。除去
手段4006の直前には、検知センサー4005を配置
し、記録媒体の確認後に、除去手段を作動し再生を行っ
た。以下に工程を詳細に説明する。
【0208】先ず、記録媒体は、記録材側を下面にして
装置に挿入した。これにより、除去時に発生する記録材
をトレー4011に落下させることができ、トナーの再
付着を抑制でき、定期的にトレーを交換するのみでトナ
ーを回収できるため、良好な作業性を実現できた。
装置に挿入した。これにより、除去時に発生する記録材
をトレー4011に落下させることができ、トナーの再
付着を抑制でき、定期的にトレーを交換するのみでトナ
ーを回収できるため、良好な作業性を実現できた。
【0209】次に、手動で記録媒体を挿入する際に発生
し易い検知センサーのチャタリングを、センサー確認後
約0.5秒にシーケンスをスタートさせることにより、
抑制することができた。
し易い検知センサーのチャタリングを、センサー確認後
約0.5秒にシーケンスをスタートさせることにより、
抑制することができた。
【0210】除去部には、テフロン層4008が形成さ
れた平面ヒータ4007を配設した。テフロン層は10
0℃とし、記録媒体に圧接して、記録媒体を加熱しなが
ら再生を行った。熱を加えることにより、記録媒体と記
録材との密着強度を弱めることができ、その結果、再生
信頼性を向上させることができた。また、剥離された記
録材を、粉状ではなく塊状(固形物状)とできたため、
剥離された記録材が装置内で舞うことを抑制でき、排出
処理を容易に行うことができた。
れた平面ヒータ4007を配設した。テフロン層は10
0℃とし、記録媒体に圧接して、記録媒体を加熱しなが
ら再生を行った。熱を加えることにより、記録媒体と記
録材との密着強度を弱めることができ、その結果、再生
信頼性を向上させることができた。また、剥離された記
録材を、粉状ではなく塊状(固形物状)とできたため、
剥離された記録材が装置内で舞うことを抑制でき、排出
処理を容易に行うことができた。
【0211】なお、除去手段としてはブレード4012
を使用し、ブレードおよび平面ヒータは、記録媒体を上
下からはさみこみ適度に加圧するよう配置した。
を使用し、ブレードおよび平面ヒータは、記録媒体を上
下からはさみこみ適度に加圧するよう配置した。
【0212】また、ブレードに残留する記録材は、所定
のタイミングでブレードを下降させ、この時にクリーニ
ングローラ4013によって清掃し、トレー4011に
落下させた。
のタイミングでブレードを下降させ、この時にクリーニ
ングローラ4013によって清掃し、トレー4011に
落下させた。
【0213】再生時の記録媒体の搬送速度は、平面ヒー
タからの良好な伝熱を実現し、再生の十分な信頼性を確
保できる速度以下とした。一方、記録媒体の搬入および
排出時の搬送速度は十分高くすることにより、サイクル
タイムを出来るだけ短縮した。
タからの良好な伝熱を実現し、再生の十分な信頼性を確
保できる速度以下とした。一方、記録媒体の搬入および
排出時の搬送速度は十分高くすることにより、サイクル
タイムを出来るだけ短縮した。
【0214】装置内の温度は150℃未満を維持した。
装置内が150℃以上となると、その時点で行われてい
るサイクルが終了した時点で自動的に装置が停止し、作
業者に知らせる温度センサー4014を設置した。ま
た、空冷ファン4015を平面ヒータの近傍に設置し、
温度上昇を抑制した。これらにより、再生条件を安定で
き、装置内部品が熱破損することを抑制でき、作業者お
よびメンテナンス者の安全性を確保できた。
装置内が150℃以上となると、その時点で行われてい
るサイクルが終了した時点で自動的に装置が停止し、作
業者に知らせる温度センサー4014を設置した。ま
た、空冷ファン4015を平面ヒータの近傍に設置し、
温度上昇を抑制した。これらにより、再生条件を安定で
き、装置内部品が熱破損することを抑制でき、作業者お
よびメンテナンス者の安全性を確保できた。
【0215】また、検知手段4005を設置し、記録媒
体の有無を確認しながら再生を行うことにより、平面ヒ
ータおよびブレードが、記録媒体が無い状態で直接圧接
されることを防止した。これにより、ブレードの破損し
たり、ヒータ表面に傷が付く等を抑制することができ
た。
体の有無を確認しながら再生を行うことにより、平面ヒ
ータおよびブレードが、記録媒体が無い状態で直接圧接
されることを防止した。これにより、ブレードの破損し
たり、ヒータ表面に傷が付く等を抑制することができ
た。
【0216】除去手段であるブレードの端部は刃物状で
あり、記録媒体に対して直角方向から押し当てた。これ
により、省スペース化、機構の簡便化が実現できた。ま
た、搬送ローラの噛み込み位置の除去位置との距離Aを
少なくすることにより、再生できないスペース(面積)
を小さくした。
あり、記録媒体に対して直角方向から押し当てた。これ
により、省スペース化、機構の簡便化が実現できた。ま
た、搬送ローラの噛み込み位置の除去位置との距離Aを
少なくすることにより、再生できないスペース(面積)
を小さくした。
【0217】なお、ブレードに圧力ムラを吸収するイコ
ライズ機構を設けることにより、記録媒体への圧力ムラ
に起因する再生ムラを抑制できた。
ライズ機構を設けることにより、記録媒体への圧力ムラ
に起因する再生ムラを抑制できた。
【0218】また、再生部近傍に帯電除去手段(ブラ
シ)21及び22を設置し、帯電による記録材の記録媒
体への再付着、装置への付着を抑制した。
シ)21及び22を設置し、帯電による記録材の記録媒
体への再付着、装置への付着を抑制した。
【0219】更に、トレーに溜まった記録材を定期的に
とりかえることにより、再生時に発生した記録材を容易
に排出処理できた。
とりかえることにより、再生時に発生した記録材を容易
に排出処理できた。
【0220】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
余分な消耗品およびエネルギー、危険な材料等を使用す
ることなく、記録媒体を再生することができる。また、
繰返し再生しても、記録媒体にウネリ及びキズ等が発生
することを抑制でき、記録用紙の品質を良好に保つこと
が可能となる。
余分な消耗品およびエネルギー、危険な材料等を使用す
ることなく、記録媒体を再生することができる。また、
繰返し再生しても、記録媒体にウネリ及びキズ等が発生
することを抑制でき、記録用紙の品質を良好に保つこと
が可能となる。
【図1】本発明の記録媒体の再生方法を説明するための
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図2】本発明の記録媒体の再生方法を説明するための
工程断面図である。
工程断面図である。
【図3】本発明の記録媒体の再生方法を説明するための
模式的平面図(a)および断面図(b)である。
模式的平面図(a)および断面図(b)である。
【図4】本発明の記録媒体の再生方法を説明するための
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図5】本発明の記録媒体の再生方法を説明するための
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図6】本発明の記録媒体の再生方法を説明するための
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図7】従来の記録媒体の再生方法を説明するための工
程断面図である。
程断面図である。
【図8】本発明の記録媒体の再生方法を説明するための
模式的平面図(a)および断面図(b)である。
模式的平面図(a)および断面図(b)である。
【図9】本発明の記録媒体の再生方法を説明するための
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図10】本発明で使用される記録媒体の例を説明する
ための模式的断面図である。
ための模式的断面図である。
【図11】本発明で使用される記録媒体の例を説明する
ための模式的断面図である。
ための模式的断面図である。
【図12】本発明の記録媒体の再生方法を説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図13】本発明で使用される除去手段の例を説明する
ための模式的断面図である。
ための模式的断面図である。
【図14】本発明の記録媒体の再生方法を説明するため
の模式的斜視図である。
の模式的斜視図である。
【図15】本発明の記録媒体の再生方法を説明するため
の工程断面図である。
の工程断面図である。
【図16】本発明の記録媒体の再生装置を説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図17】本発明の記録媒体の再生装置を説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図18】本発明の記録媒体の再生装置を説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図19】本発明の記録媒体の再生装置を説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図20】本発明の記録媒体の再生装置を説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図21】本発明の記録媒体の再生装置を説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図22】本発明の記録媒体の再生装置を説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図23】本発明の記録媒体の再生装置を説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図24】本発明の記録媒体の再生装置を説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
1001 記録媒体 1002 記録材 1003 固定部材 1004 端部(除去手段) 1005 シリコーン製シート 1011 吸引装置 1012 クリーニング部材 1012a ローラ 1012b 布 1013 支点 1014 トレー 1101 第1平面 1102 第2平面 1103 先端 2001 基材 2002 表面層 2003 記録材 2004 除去手段 2005 先端 2006 変形 2007 側面 3404 ブレード 3405 記録媒体 3406 搬送ローラ 3407 搬送ローラ 3408 フェルト 3409 カートリッジヒータ 3410 シリコーンゴム 3411 テフロンシート 3512 粘着ローラ 3513 ブレード 3614 回転ブラシ 3715 静電気発生装置 3816 フェルト 3914 回転ブラシ 3920 排気口 3921 トナー 3930 吸引孔 4101 挿入手段の配置位置 4102 再生手段の配置位置 4103 排出手段の配置位置 4001 記録媒体 4002 検知センサー 4003 ローラ 4004 ローラ 4005 検知センサー 4006 除去手段 4007 平面ヒータ 4008 テフロン層 4011 トレー 4012 ブレード 4013 クリーニングローラ 4014 温度センサー 4015 冷却ファン 4021 帯電除去手段(ブラシ) 4022 帯電除去手段(ブラシ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 芳光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ06 BB08 BB12 BB17 BB19 BB25 BB27 GG03 GG12 GG22 2H034 FA00
Claims (42)
- 【請求項1】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該除去手段を2個以上使用することを特徴
とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項2】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該除去手段はポリカーボネート又はポリプ
ロピレンより主になることを特徴とする記録媒体の再生
方法。 - 【請求項3】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、第1平面および第2平面の表面粗さ(最大
高さRy、JISB 0601に準じて測定)は共に3
μm以下であることを特徴とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項4】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該記録媒体は柔軟な部材の上で所定の位置
に固定されていることを特徴とする記録媒体の再生方
法。 - 【請求項5】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、記録材が剥離された面および第1平面のな
す交叉角と第1平面および第2平面のなす交叉角との和
は90°以下であることを特徴とする記録媒体の再生方
法。 - 【請求項6】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該表面の鉛筆硬度(JIS K 5401
に準じて測定)はH以上であることを特徴とする記録媒
体の再生方法。 - 【請求項7】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該先端の曲率半径は3μm以上30μm以
下であることを特徴とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項8】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該端部はビッカース硬さ(Hv硬度)60
0以上2500以下の材料よりなることを特徴とする記
録媒体の再生方法。 - 【請求項9】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該端部は工具鋼よりなることを特徴とする
記録媒体の再生方法。 - 【請求項10】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該除去手段の長手方向の長さは該記録媒体
の幅より長いことを特徴とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項11】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該記録材はトナーであることを特徴とする
記録媒体の再生方法。 - 【請求項12】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該表面には主なる成分が硬化型アクリル系
樹脂または硬化型メラミン系樹脂よりなる層が形成され
ていることを特徴とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項13】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該記録媒体の基材は主なる成分としてポリ
エチレンテレフタレートよりなることを特徴とする記録
媒体の再生方法。 - 【請求項14】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該記録媒体の基材は紙および平滑層の積層
体よりなることを特徴とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項15】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該記録媒体をクリーニングするために該除
去手段の近傍に配置されたクリーニング手段により、剥
離され該表面上に付着している記録材を除去することを
特徴とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項16】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該記録媒体をクリーニングするために該除
去手段の近傍に配置されたフエルト部材により、剥離さ
れ該表面上に付着している記録材を除去することを特徴
とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項17】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該記録媒体をクリーニングするために該除
去手段の近傍に配置された粘着ローラにより、剥離され
該表面上に付着している記録材を除去することを特徴と
する記録媒体の再生方法。 - 【請求項18】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該記録媒体をクリーニングするために該除
去手段の近傍に配置されたブラシにより、剥離され該表
面上に付着している記録材を除去することを特徴とする
記録媒体の再生方法。 - 【請求項19】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該記録媒体をクリーニングするために該除
去手段の近傍に配置された静電部材により、剥離され該
表面上に付着している記録材を除去することを特徴とす
る記録媒体の再生方法。 - 【請求項20】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該記録媒体をクリーニングするために該除
去手段の近傍に配置された吸引装置により、剥離され該
表面上に付着している記録材を除去することを特徴とす
る記録媒体の再生方法。 - 【請求項21】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該除去手段をクリーニングするために所定
のタイミングで作動する処理機構により、剥離され該除
去手段に付着している記録材を除去することを特徴とす
る記録媒体の再生方法。 - 【請求項22】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該除去手段をクリーニングするために該除
去手段上でフエルト部材を摺動することにより、剥離さ
れ該除去手段に付着している記録材を除去することを特
徴とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項23】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該除去手段をクリーニングするために該除
去手段上でブラシを回転または摺動することにより、剥
離され該除去手段に付着している記録材を除去すること
を特徴とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項24】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該除去手段をクリーニングするために該除
去手段を吸引することにより、剥離され該除去手段に付
着している記録材を除去することを特徴とする記録媒体
の再生方法。 - 【請求項25】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該当接部近傍に吸引口を設け剥離された記
録材を吸引除去することを特徴とする記録媒体の再生方
法。 - 【請求項26】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該除去手段を外部と仕切り内部を吸引する
ことにより剥離された記録材を除去することを特徴とす
る記録媒体の再生方法。 - 【請求項27】 刃形状の端部を有する除去手段を用い
て、該端部の先端を記録媒体の表面に当接しながら移動
させ、該表面上の記録材を剥離することにより記録媒体
を再生する方法において、該刃形状は第1平面および第
2平面よりなり、該先端は第1平面および第2平面の交
線よりなり、該除去手段に吸引口を形成し該当接部近傍
を吸引することにより剥離された記録材を除去すること
を特徴とする記録媒体の再生方法。 - 【請求項28】 請求項1乃至27いずれかに記載の方
法を利用することを特徴とする記録媒体の再生装置。 - 【請求項29】 記録材の剥離を2ヶ所以上で行うこと
を特徴とする請求項28記載の記録媒体の再生装置。 - 【請求項30】 少なくとも、記録媒体の挿入手段と、
請求項1乃至27いずれかに記載の方法による記録媒体
の再生手段と、記録媒体の排出手段とが、共通の記録媒
体搬送機構上で一直線上に配置され、該記録媒体搬送機
構上で記録媒体を搬送させることにより再生を行うこと
を特徴とする記録媒体の再生装置。 - 【請求項31】 再生される面を下として記録媒体を搬
送することを特徴とする請求項30記載の記録媒体の再
生装置。 - 【請求項32】 記録媒体が挿入されたことを確認する
手段を有し、確認後一定時間経過したのちに記録媒体を
搬送することを特徴とする請求項30又は31記載の記
録媒体の再生装置。 - 【請求項33】 記録媒体をヒータ上で搬送しながら再
生を行うことを特徴とする請求項30乃至32いずれか
に記載の記録媒体の再生装置。 - 【請求項34】 前記ヒータの記録媒体と接触する部分
は、フッ素系樹脂により被覆されていることを特徴とす
る請求項33記載の記録媒体の再生装置。 - 【請求項35】 再生手段における記録媒体の搬送速度
は、挿入手段および排出手段の少なくとも一方における
記録媒体の搬送速度よりも小さいことを特徴とする請求
項30乃至34いずれかに記載の記録媒体の再生装置。 - 【請求項36】 装置内温度が所定値以上となると、そ
の時点で作動中の手段の処理が終了後に自動的に停止す
ることを特徴とする請求項30乃至35いずれかに記載
の記録媒体の再生装置。 - 【請求項37】 空冷ファンが配設されていることを特
徴とする請求項30乃至36いずれかに記載の記録媒体
の再生装置。 - 【請求項38】 再生手段内の記録媒体の有無を検知す
る手段が配設されていることを特徴とする請求項30乃
至37いずれかに記載の記録媒体の再生装置。 - 【請求項39】 再生手段において、除去手段を記録媒
体に対して垂直方向から圧接させることを特徴とする請
求項30乃至38いずれかに記載の記録媒体の再生装
置。 - 【請求項40】 垂直方向から圧接される除去手段に
は、記録媒体に対する圧力ムラを吸収する手段が施され
ていることを特徴とする請求項39記載の記録媒体の再
生装置。 - 【請求項41】 再生手段近傍に帯電除去手段が配設さ
れていることを特徴とする請求項30乃至40いずれか
に記載の記録媒体の再生装置。 - 【請求項42】 再生後に発生する記録材を排出する手
段が配設されていることを特徴とする請求項30乃至4
1いずれかに記載の記録媒体の再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000268726A JP2002072794A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | 記録媒体の再生方法、記録媒体の再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000268726A JP2002072794A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | 記録媒体の再生方法、記録媒体の再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002072794A true JP2002072794A (ja) | 2002-03-12 |
Family
ID=18755460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000268726A Pending JP2002072794A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | 記録媒体の再生方法、記録媒体の再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002072794A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006251175A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 被記録材の画像形成物質除去装置 |
JP2009002856A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Ricoh Co Ltd | 紙粉測定方法及び紙粉測定装置 |
JP2010260116A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd | セラミックス材を含有する固形状部材のキサゲ仕上げ加工方法及びそのためのスクレーパー |
-
2000
- 2000-09-05 JP JP2000268726A patent/JP2002072794A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006251175A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 被記録材の画像形成物質除去装置 |
JP4616669B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-01-19 | 株式会社リコー | 被記録材の画像形成物質除去装置 |
JP2009002856A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Ricoh Co Ltd | 紙粉測定方法及び紙粉測定装置 |
JP2010260116A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd | セラミックス材を含有する固形状部材のキサゲ仕上げ加工方法及びそのためのスクレーパー |
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