JP2002072116A - レーザ記録装置 - Google Patents

レーザ記録装置

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JP2002072116A
JP2002072116A JP2000264442A JP2000264442A JP2002072116A JP 2002072116 A JP2002072116 A JP 2002072116A JP 2000264442 A JP2000264442 A JP 2000264442A JP 2000264442 A JP2000264442 A JP 2000264442A JP 2002072116 A JP2002072116 A JP 2002072116A
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Takehiro Nishimori
丈裕 西森
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Samsung R&D Institute Japan Co Ltd
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Samsung Yokohama Research Institute
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転多面鏡を高速回転させても騒音抑制と温
度低減の効果が得られ、装置内の光学部品が安定した性
能を維持できるレーザ記録装置を提供する。 【解決手段】 本発明のレーザ記録装置1は、レーザダ
イオード2と、回転多面鏡3と、回転多面鏡ケース4
と、像担持体と、第1f−θレンズ5等の光学部品と、
これらを収容するハウジング7とを有している。回転多
面鏡ケース4には、回転多面鏡3の回転軸の軸線上に空
気流入口14が設けられ、回転多面鏡3の反射面に対向
する面のレーザ光入出射部以外の領域に空気流出口15
が設けられている。ハウジング7の内部には、前記空気
流出口15から流出する風が第1f−θレンズ5の設置
位置を通らない経路で流れるように構成された風路18
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームで像
担持体上を走査し画像形成を行うレーザビームプリン
タ、レーザ複写機等のレーザ記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のレーザ記録装置は、図
5に示すように、ハウジング107内のレーザダイオー
ド102から出射され、画像情報に応じて変調された光
ビームを回転多面鏡103の回転(通常、5000〜5
0000rpm)によって偏光主走査し、第1f−θレ
ンズ105、第2f−θレンズ106を通して像担持体
130に照射することで像担持体130上に画像の書き
込みを行っている。このレーザ記録装置101におい
て、画像の高解像化および高速出力化を達成するには、
回転多面鏡103の多面化(ビームのケラレが生じない
だけのミラーの大きさが必要)や高速回転化が必要であ
る。
【0003】このような事情から、近年のレーザ記録装
置において、回転多面鏡の回転速度は高速化する傾向に
ある。ところが、回転多面鏡をハウジング内で高速回転
させると、回転に伴って風切り騒音が発生するという問
題がある。
【0004】そこで、図6に示すように、風切り騒音を
抑制するため、回転多面鏡103をハウジング107と
は別の回転多面鏡ケース104で密閉する構造のレーザ
記録装置101aが提案された。この場合、回転多面鏡
ケース104の光の入出射部にあたる部分に光透過性の
平行平面板113を設置し、この平行平面板113を通
して光の入出射を行うようにした。なお、平行平面板1
13の部分を単なる開口部としたケースもある。いずれ
にしても、回転多面鏡103をケースで二重に覆うこと
によって風切り騒音の対策を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転多
面鏡を高速回転させる際には、回転多面鏡を回転させる
ためのモータに与える電力が増大するため、ステータコ
イルの発熱量も極めて大きくなる。したがって、図6の
ような騒音抑制対策を施したレーザ記録装置において、
回転多面鏡を長時間高速回転させたときには、密閉構造
による蓄熱作用により回転多面鏡ケース内の温度が上昇
し、回転多面鏡のバランサーやステータ巻線被膜の耐熱
温度を越えることにより光学性能が悪化するという問題
が生じる。
【0006】また、平行平面板を持たない回転多面鏡ケ
ースの場合、レーザ入出射部が開口しているので、ケー
ス内の熱流体がこの開口部から逃げていく。ところが、
回転多面鏡ケースの開口部の近傍には第1f−θレンズ
等の光学部品が配置されているため、これら光学部品が
熱による悪影響を受け、好ましくない。特に第1f−θ
レンズがプラスチック製の場合には、熱流体による光学
性能の悪化は顕著であり、大きな問題となる。
【0007】また、ハウジングにある程度大きな開口部
を設けるなどしてレーザ記録装置の外部との間で熱流体
の循環を行えば、熱の問題はかなり解消される反面、今
度は騒音が増大する問題や装置外部からの塵埃の流入の
問題が解決できない。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、回転多面鏡を高速回転させても騒音抑制と
温度低減の双方の効果が得られ、装置内の光学部品が安
定した光学性能を維持できるレーザ記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のレーザ記録装置は、レーザ光源と、レー
ザ光源から出射されるレーザ光を偏光、走査する回転多
面鏡と、レーザ光の入出射部を有し回転多面鏡を内部に
収容する回転多面鏡ケースと、レーザ光の照射により画
像が書き込まれる像担持体と、回転多面鏡ケースと像担
持体との間のレーザ光の光路上に設置された光学部品
と、これらを収容するハウジングとを有してなり、回転
多面鏡ケースには、回転多面鏡の回転軸の軸線上に空気
流入口が設けられるとともに回転多面鏡の反射面に対向
する面のレーザ光入出射部以外の領域に空気流出口が設
けられ、ハウジングの内部に、回転多面鏡ケースの空気
流出口から流出する風が光学部品の設置位置を通らない
経路で流れるように構成された風路が形成されたことを
特徴とする。
【0010】本発明のレーザ記録装置は、回転多面鏡ケ
ースに空気流入口と空気流出口とが設けられ、ハウジン
グの内部に風を循環させる風路を形成したものである。
しかも、空気流入口が回転多面鏡の回転軸の軸線上に設
けられ、空気流出口が回転多面鏡の反射面に対向する面
のレーザ光入出射部以外の領域に設けられているので、
回転多面鏡が高速回転した時にハウジング内の空気は回
転軸上にある空気流入口からケース内に吸引され、回転
多面鏡の接線回転力により回転方向に搬送され、ある程
度の風速を持つ熱風となって空気流出口から排出され
る。その熱風は回転多面鏡ケースの外に吹き出された
後、ハウジング内に形成された風路を循環し、その間に
冷却される。
【0011】すなわち、本発明の場合、回転多面鏡ケー
スに空気流入口と空気流出口とが設けられており、従来
のような密閉構造でないため、回転多面鏡ケース内に熱
がこもって温度が上昇し、回転多面鏡の光学性能が悪化
するという問題が生じることがない。またこの際、ある
程度の熱風が流出される空気流出口は光学部品に面する
位置に形成されたレーザ光入出射部以外の領域に設けら
れ、さらに熱風の通る流路が光学部品の設置位置を避け
て形成されているので、流出された熱風が光学部品にあ
たることがなく、光学部品の性能に悪影響を及ぼすこと
もない。このように、本発明においては、回転多面鏡や
その他の光学部品の性能を損なうことがなく、熱風がハ
ウジング内を循環するうちに充分に冷却されるので、装
置外部に熱を放出するための開口部をハウジングに設け
る必要がなくなり、装置全体として密閉構造を維持でき
るため、風切り音等の騒音が装置外に漏れるのを抑制で
きるとともに、装置外部からの塵埃の流入も防止でき
る。
【0012】前記空気流出口の形成位置としては、回転
多面鏡の回転方向に対してレーザ光入出射部の直前に形
成することが望ましい。この構成によれば、回転多面鏡
ケース内で熱風がレーザ光入出射部に到る直前に排出さ
れる結果、レーザ光入出射部には空気流入口から充分に
冷却された空気が導入されることになり、光学部品への
熱の影響をより効率良く回避できる。
【0013】この場合、レーザ光入出射部は回転多面鏡
ケースに設けた開口部であってもよいが、光透過性を有
する板体で構成すれば、回転多面鏡ケース内の風が光学
部品側に流れるのが確実に防止され、より好ましい。
【0014】また、ハウジングの少なくとも一部を金属
で形成し、金属で形成された部分が風路の少なくとも一
部を構成するようにすると、風路内を熱風が流れる際に
放熱作用(冷却作用)をより高めることができる。
【0015】また、ハウジングの内部に回転多面鏡のモ
ータを含む駆動部を収容した場合、駆動部の少なくとも
一部を装置外部に露出させるための放熱口をハウジング
に設け、かつ放熱口を前記駆動部により閉塞する構成を
採ることが望ましい。回転多面鏡の駆動用モータが基板
上に固定され、そのモータ基板がハウジング内に収容さ
れる場合がある。そのような場合、モータ基板の一部を
装置外部に露出させるようにすれば、特に回転多面鏡モ
ータ部分の放熱を効率良く行うことができる。またこの
構成では、放熱口を駆動部により閉塞しており、装置と
して密閉状態が維持できるため、騒音の問題や塵埃の流
入の問題も発生しない。
【0016】さらに、装置外部にファンを備え、ファン
により生成される風の少なくとも一部が風路上面を構成
するハウジングの一部にあたる構成とすることが望まし
い。ハウジング内の風路を循環する熱風は上昇するた
め、風路上面を構成するハウジングの一部に熱が伝わ
る。上記の構成によれば、ファンからの風が風路上面を
構成するハウジングの一部を介して風路内の熱を奪うた
め、放熱作用が促進され、ハウジング内の冷却効率が格
段に向上する。
【0017】また、回転多面鏡の駆動回路基板をハウジ
ングの外部に配置し、ファンから供給される風を駆動回
路基板に到達させるための空気流出口をハウジングに形
成することが望ましい。その場合、駆動回路基板を固定
したハウジングの一部に開口部を設けることにより駆動
回路基板の裏面を露出させることが望ましい。回転多面
鏡の駆動回路基板には例えば電解コンデンサ、ドライバ
ーIC等の発熱量の多い電子部品が搭載されている。し
たがって、ハウジング内部での熱の影響を回避するため
には駆動回路基板をハウジングの外部に配置するのが良
い。さらに、上述のファンからの風をあてたり、基板の
一部を露出する構成とすれば、基板の冷却が促進され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1〜図4を参照して説明する。図1は本実施の形態のレ
ーザ記録装置の概略構成を示す斜視図、図2は図1のB
−B線に沿う側断面図、図3は図1のC−C線に沿う側
断面図、図4はハウジングカバーを外した状態を示す平
面図である。図中符号2はレーザダイオード(レーザ光
源)、3は回転多面鏡、4は回転多面鏡ケース、5は第
1f−θレンズ(光学部品)、6は第2f−θレンズ、
7はハウジング、8はファンである。また図面におい
て、実線の矢印はファンによる風の流れを示し、破線の
矢印はハウジング内部の風の流れを示す。なお、実際に
は図5と同様、ハウジングの側方には像担持体が配置さ
れているが、これらの図面では図示を省略する。
【0019】本実施の形態のレーザ記録装置1は、図1
に示すように、ハウジング7内に、レーザダイオード
2、レーザダイオード2からのレーザ光を偏光、走査す
る回転多面鏡3、回転多面鏡3を内部に収容する回転多
面鏡ケース4、回転多面鏡ケース4と像担持体との間の
レーザ光の光路上に設置された第1f−θレンズ5、第
2f−θレンズ6などが収容されている。例えば、第1
f−θレンズ5はエンジニアリングプラスチックによ
り、第2f−θレンズ6はガラスにより形成されたもの
である。また、ハウジング7は、ハウジング本体9とハ
ウジングカバー10とから構成されている。さらに、ハ
ウジングカバー10は、プラスチックカバー11の部分
と金属カバー12の部分が組み合わされて構成されてい
る。なお、ハウジング7内には、上記の部品の他、他の
光学部品や同期検知用センサ等(図示略)が光学特性を
満足するように各々配置されている。
【0020】図4に示すように、本実施の形態の場合、
回転多面鏡3は7面の反射面を有しており、この回転多
面鏡3が平面視円形の回転多面鏡ケース4内に収容され
ている。レーザダイオード2と第1f−θレンズ5とを
臨む回転多面鏡ケース4の一部には、ガラス板(光透過
性を有する板体)からなる平行平面板13が設置されて
おり、この平行平面板13が回転多面鏡ケース4のレー
ザ光入出射部として機能する。そして、回転多面鏡ケー
ス4上面の回転多面鏡3の回転軸の軸線上に空気流入口
14が設けられ、回転多面鏡ケース4側面(回転多面鏡
3の反射面に対向する面)の一部に空気流出口15が設
けられている。本実施の形態の場合、回転多面鏡3は、
図4において時計回りに回転するようになっており、空
気流出口15は、回転多面鏡3の回転方向において平行
平面板13の直前に形成されている。
【0021】ハウジング本体9の底面およびハウジング
カバー10をなす金属カバー12の下面にはそれぞれ壁
部16,17が設けられ、これら壁部16,17によっ
てハウジング7の内部空間が区画されており、これによ
りハウジング7内の空気を循環させる風路18が形成さ
れている。この風路18は、回転多面鏡ケース4の空気
流出口15から流出する風が少なくとも第1f−θレン
ズ5の設置位置を通らない経路で流れるように構成され
ており、回転多面鏡ケース4の空気流出口15からハウ
ジング7内の周縁部を回り、第2f−θレンズ6の外側
を通り、回転多面鏡ケース4の空気流入口14に至るよ
うに連通されている。例えば図4に示すように、ハウジ
ング本体9に設けられた壁部16のうち、回転多面鏡ケ
ース4の空気流出口15に接続された部分は空気流出口
15側から離れる側に向けて拡幅し、また、回転多面鏡
ケース4の空気流入口14に接続された部分は円形の空
気流入口14に縁に沿って湾曲しており、空気の流出入
が円滑に行われるようになっている。
【0022】ここで、図4を用いてハウジング7内部の
風の流れを説明すると、回転多面鏡3が高速回転する
と、回転多面鏡ケース4内の空気はモータステータコイ
ルの発熱により熱風(熱流体)となり、回転多面鏡3の
接線回転力により回転方向に搬送される。そして、熱風
は空気流出口15から排気された後、第1f−θレンズ
5を囲むように形成された壁部16で形成された風路1
8内を対流による放熱作用を生じながら流れ、再び回転
多面鏡3の空気流入口14から吸気される。
【0023】さらに、上述した熱風を風路18内で効率
良く冷却する手段として、本実施の形態ではハウジング
7の外部にファン8が設けられ、図3に示すように、フ
ァン8からの風の一部がハウジングカバー10の上面に
供給される構成となっている。そのため、ハウジング7
に対して水平方向から風圧がかかるようにファン8を設
置している。また、ファン8からの風の一部は、ハウジ
ング7下面の流入口19にも供給されるようになってい
る。
【0024】また、図2、図3に示すように、回転多面
鏡3を駆動するモータ20が回転多面鏡3の下部に設置
され、このモータ20がモータ基板21(駆動部)上に
固定されており、ハウジング本体9に固定されている。
そして、モータ基板21の裏面の中央付近を露出させる
ための放熱口22がハウジング本体9に形成されてい
る。上述したように、ファン8からの風の一部はハウジ
ング7下面の流入口19に供給されるが、この風は放熱
口22の箇所で露出したモータ基板21の一部からモー
タステータコイルで発生する熱を奪い、後述する駆動回
路基板23側に流出される。
【0025】また、回転多面鏡3を駆動するための駆動
回路基板23には電解コンデンサ、ドライバーIC等の
発熱量の多い電子部品が搭載されている。よって、この
駆動回路基板23をハウジング7の内部に設けたのでは
熱の影響が大きくなってしまう。そこで、本実施の形態
では、駆動回路基板23をモータ基板21から分離して
ハウジング7の外部に配置するとともに、図3に示すよ
うに、駆動回路基板23近傍のハウジング本体9に送風
口24を設け、ファン8から供給される風の一部がモー
タ基板21の下方を通った後、駆動回路基板23の上方
に流入する構成とした。さらに、駆動回路基板23を固
定したハウジング本体9の一部に開口部25が設けられ
ており、駆動回路基板23の裏面が露出している。
【0026】本実施の形態のレーザ記録装置1の場合、
回転多面鏡ケース4に空気流入口14と空気流出口15
とが設けられており、従来のような密閉構造でないた
め、回転多面鏡ケース4内に熱がこもって温度が上昇
し、回転多面鏡3の光学性能が悪化するという問題が生
じることがない。またこの際、熱風が流出される空気流
出口15は第1f−θレンズ5に面する平行平面板13
の前段に設けられ、しかも熱風の通る風路18が第1f
−θレンズ5を避けて形成されているので、第1f−θ
レンズ5がプラスチック製であっても、安定した光学性
能を発揮することができる。特にハウジングカバー10
の一部が金属カバー12で構成され、金属で形成された
壁部17が風路18の一部を構成しているので、風路1
8内を熱風が流れる際の放熱作用(冷却作用)をより高
めることができる。
【0027】さらに本実施の形態では、平行平面板13
自体の存在により熱風が第1f−θレンズ5側に流れる
のを遮断することに加えて、空気流出口15の形成位置
が回転多面鏡3の回転方向に対して平行平面板13の直
前であるから、回転多面鏡ケース4内で熱風が平行平面
板13に到る直前に排出される結果、平行平面板13に
は空気流入口14から充分に冷却された空気が導入され
ることになり、第1f−θレンズ5への熱の影響をより
確実に回避できる。
【0028】さらに本実施の形態では、風路18上面を
構成するハウジングカバー10およびハウジング7下面
に対して装置外部から風を供給するファン8を備えてい
るので、装置外部の空気が風路18内の熱を奪うことで
ハウジング7内の冷却効率を格段に向上させることがで
きる。
【0029】回転多面鏡3の駆動用モータ20を搭載し
たモータ基板21の裏面が放熱口22により露出してい
ることにより、回転多面鏡3のモータ回りの放熱を効率
良く行うことができる。また、回転多面鏡3の駆動回路
基板23をモータ基板21から分離してハウジング7の
外部に配置し、ファン8からの風を一部駆動回路基板2
3の上方に流入させる構成としたことで駆動回路基板2
3の冷却も促進される。
【0030】このように、本実施の形態のレーザ記録装
置1においては、回転多面鏡3、第1f−θレンズ5
等、重要な光学部品の性能を損なうことがなく、熱風が
ハウジング7内を循環するうちに充分に冷却されるの
で、装置外部に熱を放出するための大きな開口部をハウ
ジング7に設ける必要はなく、装置全体として密閉構造
が維持されるため、風切り音等の騒音が装置外に漏れる
のを抑制できるとともに、装置外部からの塵埃の流入も
防止できる。
【0031】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば回転多面鏡ケースの形状、空気流出口、空気流入口
の位置、風路の形状等の具体的な構成に関して、適宜変
更が可能なことは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
レーザ記録装置によれば、回転多面鏡が高速回転しても
ハウジング内部に風路を形成したことで騒音を増大させ
ることなく、放熱面積が拡大して放熱効率が向上するた
め、回転多面鏡やその他の光学部品の温度上昇を抑制し
て光学性能を維持できるとともに、騒音対策にも寄与す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態のレーザ記録装置の概
略構成を示す斜視図である。
【図2】 同、レーザ記録装置の概略構成を示す図であ
って、図1のB−B線に沿う側断面図である。
【図3】 同、レーザ記録装置の概略構成を示す図であ
って、図1のC−C線に沿う側断面図である。
【図4】 同、レーザ記録装置の概略構成を示す図であ
って、ハウジングカバーを外した状態を示す平面図であ
る。
【図5】 従来のレーザ記録装置の概略構成を示す斜視
図である。
【図6】 騒音対策を施した従来のレーザ記録装置の概
略構成を示す斜視図である。
【図7】 図6のA−A線に沿う側断面図である。
【符号の説明】
1 レーザ記録装置 2 レーザダイオード(レーザ光源) 3 回転多面鏡 4 回転多面鏡ケース 5 第1f−θレンズ(光学部品) 6 第2f−θレンズ 7 ハウジング 8 ファン 9 ハウジング本体 10 ハウジングカバー 12 金属カバー 13 平行平面板(レーザ光入出射部) 14 空気流入口 15 空気流出口 16,17 壁部 18 風路 21 モータ基板 23 駆動回路基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源と、該レーザ光源から出射さ
    れるレーザ光を偏光、走査する回転多面鏡と、前記レー
    ザ光の入出射部を有し前記回転多面鏡を内部に収容する
    回転多面鏡ケースと、前記レーザ光の照射により画像が
    書き込まれる像担持体と、前記回転多面鏡ケースと前記
    像担持体との間の前記レーザ光の光路上に設置された光
    学部品と、これらを収容するハウジングとを有してな
    り、 前記回転多面鏡ケースには、前記回転多面鏡の回転軸の
    軸線上に空気流入口が設けられるとともに前記回転多面
    鏡の反射面に対向する面の前記レーザ光入出射部以外の
    領域に空気流出口が設けられ、前記ハウジングの内部
    に、前記回転多面鏡ケースの空気流出口から流出する風
    が前記光学部品の設置位置を通らない経路で流れるよう
    に構成された風路が形成されたことを特徴とするレーザ
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記空気流出口が、前記回転多面鏡の回
    転方向に対して前記レーザ光入出射部の直前に形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載のレーザ記録装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザ光入出射部が、光透過性を有
    する板体で構成されたことを特徴とする請求項1または
    2に記載のレーザ記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの少なくとも一部が金属
    で形成され、該金属で形成された部分が前記風路の少な
    くとも一部を構成することを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか一項に記載のレーザ記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングの内部に前記回転多面鏡
    のモータを含む駆動部が収容され、該駆動部の少なくと
    も一部を装置外部に露出させるための放熱口が前記ハウ
    ジングに設けられ、該放熱口が前記駆動部により閉塞さ
    れたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項
    に記載のレーザ記録装置。
  6. 【請求項6】 装置外部にファンが備えられ、該ファン
    から供給される風の少なくとも一部が前記風路の上面を
    構成するハウジングの一部にあたる構成となっているこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載
    のレーザ記録装置。
  7. 【請求項7】 前記回転多面鏡の駆動回路基板が前記ハ
    ウジングの外部に配置され、前記ファンから供給される
    風を前記駆動回路基板に到達させるための空気流出口が
    前記ハウジングに形成されたことを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれか一項に記載のレーザ記録装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動回路基板が固定されたハウジン
    グの一部に開口部が設けられたことにより、前記駆動回
    路基板の裏面が露出していることを特徴とする請求項7
    に記載のレーザ記録装置。
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