JP2002070768A - 冷媒圧縮機 - Google Patents

冷媒圧縮機

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JP2002070768A
JP2002070768A JP2001180239A JP2001180239A JP2002070768A JP 2002070768 A JP2002070768 A JP 2002070768A JP 2001180239 A JP2001180239 A JP 2001180239A JP 2001180239 A JP2001180239 A JP 2001180239A JP 2002070768 A JP2002070768 A JP 2002070768A
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discharge port
discharge
diameter
discharge valve
chamfer
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JP2001180239A
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English (en)
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Yasuhiro Wada
康弘 和田
Tetsuzo Ukai
徹三 鵜飼
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出圧力損失を低減し、かつ吐出弁が破壊さ
れるのを防止すること。 【解決手段】 吐出ポート13の下流端部に設けた面取
り13Aが楕円形状をなし、しかもその楕円形状が吐出
弁17の長手方向に沿う直線Xを長径とすると共に、吐
出弁17と直交する線Yを短径として形成されている
と、それだけ吐出穴の外周長さが増加するので、吐出ポ
ート13の断面積と吐出弁17の揚程高さと吐出ポート
の端面穴径の穴外周長さとの積で設定される吐出面積が
増大し、吐出圧力損失を減少させることができ、それだ
け冷媒圧縮機としての効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷媒圧縮機に係り、
特にスクロール型の冷媒圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の冷媒圧縮機の一構成例を
図12及び図13に示す。図12において、密閉ハウジ
ング8の内部には、その上部に配置されたスクロール型
圧縮機構Cと、下部に配置された電動機Mとが収納設置
され、これらは互いに回転軸5を介して連動するように
直結されている。スクロール型圧縮機構Cは、固定スク
ロール1,旋回スクロール2,該旋回スクロール2の公
転旋回運動を許容しつつその自転を阻止するオルダムリ
ンク3,固定スクロール1を取付けているフレーム6,
回転軸5を軸支する上部軸受71等を有して構成されて
いる。
【0003】固定スクロール1は端板11とその内面に
軸方向に沿って形成された渦巻状ラップ12とを具え、
また端板11の外周壁には吸入孔15が形成されると共
に、端板11の中央部には吐出ポート11aが設けられ
ている。固定スクロール1の上部にはディスチャージカ
バー16が配置され、該ディスチャージカバー16の中
央部には吐出ポート11aと連通する吐出ポート13が
設けられている。また、ディスチャージカバー16の外
側部には吐出ポート13を開閉する吐出弁17と、該弁
17の可動範囲を規制するためのリテーナ18とがねじ
19によって取付けられている。
【0004】旋回スクロール2は、端板21と、その内
面に軸方向に沿って形成された渦巻状ラップ22とを具
えている。端板21の下部外面にはボス23が形成され
ると共に、そのボス23内に偏心ブッシュ54が旋回軸
受72を介し回転自在に取付けられ、さらに偏心ブッシ
ュ54に穿設された穴に回転軸5の上端から突出する偏
心ピン53が回転自在に取付けられている。固定スクロ
ール1と旋回スクロール2とは互いに所定距離をもって
偏心し、かつ180度の角度の位相差をもって噛み合う
ことにより、複数個の密閉空間24を形成できるように
している。
【0005】フレーム6は密閉ハウジング8内に固定さ
れており、このフレーム6の上面に形成されたスラスト
面65と、旋回スクロール2の背面部とが摺接すること
により旋回スクロール2を支持している。
【0006】そして、電動機Mを駆動することによって
回転軸5,偏心ピン53,偏心ブッシュ54,ボス23
等からなる公転旋回機構を介して旋回スクロール2が駆
動されると共に、該旋回スクロール2がオルダムリンク
3によって自転を阻止されながら公転旋回運動する。こ
れにより、冷媒ガスが吸入管81を経てハウジング8内
に吸入され、フレーム6の図示しないガス通路を通り、
かつ吸入孔15から固定スクロール1の渦巻状ラップ1
2と旋回スクロール2の渦巻状ラップ22とで形成され
る密閉空間24内に導かれる。その際、冷媒ガスは、旋
回スクロール2の公転旋回運動により密閉空間24の容
積が減少するに伴い圧縮されながら中央部に至り、固定
スクロール1の端板11の吐出ポート11a,及びディ
スチャージカバー16の吐出ポート13を経ることによ
り吐出弁17を押し開き、ディスチャージカバー16と
蓋部8aとで形成される吐出キャビティ14内に入り、
ここから吐出管82を経て外部に吐出されることとな
る。
【0007】このようなガス冷媒の流通経路は、図12
に示す従来例に限らず、図13に示す如く横置きタイプ
の冷媒圧縮機においても同様となるものである。但し、
図13においては、図12にて示すディスチャージカバ
ー16がなく、ガスが、固定スクロール1の端板11の
吐出ポート11aを経てから直接吐出弁17を押し開く
ようにしたものもある。この場合の吐出弁17は、固定
スクロール1の端板11にリテーナ18と共にねじ止め
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記に示す
従来の冷媒圧縮機は、冷媒ガスの吐出量が吐出ポート1
3(11a)の断面積と、該吐出ポートの端面の穴径の
外周長さと、吐出弁17の弁揚程高さとの積で設定され
る吐出面積に依存するので、弁揚程高さが低い領域で
は、吐出面積が支配的である。吐出ポート13(11
a)のポート出口部に単に穴を穿設した状態のみでは穴
外周長さが小さいので、前記冷媒ガス吐出時の吐出圧力
損失が大きくなるという問題があり、そのため、ポート
出口部として、面取り等によって吐出ポート出口部の径
を大きくすると、吐出圧力損失を低減できるものの、吐
出弁にかかる最大曲げ応力が大きくなり、吐出弁が破壊
されるというおそれがあった。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
冷媒ガス吐出時の吐出圧力損失を低減することができ、
しかも吐出弁が破壊されるのを防止することもできる冷
媒圧縮機を提供するのを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、以下の手段を採用した。
【0011】請求項1記載の本発明では、圧縮されたガ
スの吐出ポートと、該吐出ポートの下流側に配置され、
該吐出ポートを開閉する吐出弁と、この吐出弁の開閉を
規制するリテーナとを有する冷媒圧縮機において、吐出
ポートの下流端部に面取りを形成し、該面取りは、吐出
弁の長手方向に沿い長径と短径との何れか一方をなすと
共に、吐出弁の長手方向と直交する方向に長径と短径と
の何れか他方をなす楕円形状としたことを特徴とするも
のである。本発明は、上記の如く、吐出ポートの下流端
部に設けた面取りが楕円形状をなし、しかもそれだけ吐
出穴の外周長さが増加するので、吐出弁の揚程高さと吐
出ポートの端面穴径の穴外周長さとの積で設定される吐
出面積が増大し、吐出圧力損失を減少させることがで
き、それだけ冷媒圧縮機としての効率が向上する。
【0012】請求項2記載の本発明では、吐出ポートの
下流端部に面取りを形成し、該面取りは、吐出弁の長手
方向に沿い長径と短径との何れか一方をなすと共に、吐
出弁の長手方向と直交する方向に長径と短径との何れか
他方をなす長円形状としたことを特徴とするものであ
る。本発明は、吐出ポートの下流端部に設けた面取りが
長円形状をなしているので、請求項1記載の発明とほぼ
同様の効果を得ることができる。
【0013】請求項3記載の本発明では、吐出ポートの
下流端部に面取りを形成し、該面取りは、吐出弁の長手
方向に沿い長径と短径との何れか一方をなすと共に、吐
出弁の長手方向と直交する方向に長径と短径との何れか
他方をなす略長円形状とし、かつ該略長円形状における
一方の径部が吐出ポートの口径より大径をなすと共に、
他方の径部が前記一方の径部より小径をなし、さらに長
径の一方の径部と他方の径部とを滑らかに結んだ形状に
形成していることを特徴とするものである。本発明は、
面取りが略長円形状とし、かつ該略長円形状における一
方の径部が吐出ポートの口径より大径をなすと共に、他
方の径部が前記一方の径部より小径をなし、さらに長径
の一方の径部と他方の径部とを滑らかに結んだ形状に形
成しているので、これによっても上記請求項1記載の発
明とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0014】請求項4記載の本発明は、吐出ポートは、
吐出弁の長手方向に沿い長径と短径との何れか一方をな
すと共に、吐出弁の長手方向と直交する方向に長径と短
径との何れか他方をなす略長円形状の断面とし、かつ該
略長円形状の断面における一方の径部が他方の径部より
小径をなし、さらに長径の一方の径部と他方の径部とを
滑らかに結ぶ形状であり、吐出ポートの下流端部は、前
記吐出ポートの断面形状に対応して面取りを形成したこ
とを特徴とするものである。本発明は、吐出ポートが略
長円形状の断面とし、かつ該略長円形状の断面における
一方の径部が他方の径部より小径をなし、さらに長径の
一方の径部と他方の径部とを滑らかに結ぶ形状であり、
また吐出ポートの下流端部に前記吐出ポートの断面形状
に対応して面取りを形成しているので、これによっても
請求項1記載の発明とほぼ同様の作用効果を得ることが
できる。
【0015】請求項5記載の本発明では、吐出ポートの
下流端部に面取りを形成し、該面取りは、吐出弁の長手
方向に沿い長径と短径との何れか一方をなすと共に、吐
出弁の長手方向と直交する方向に長径と短径との何れか
他方をなす略長円形状とし、かつ該略長円形状における
一方の径部が吐出ポートの口径より大径をなすと共に、
他方の径部が前記一方の径部と同径若しくは小径の半楕
円形状をなし、さらに長径の一方の径部と他方の径部と
を滑らかに結ぶ形状に形成していることを特徴とするも
のである。本発明は、これによっても上記請求項1記載
の発明とほぼ同様の作用を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1乃至図11に基づき説明する。図1及び図2は本発明
に係る冷媒圧縮機の第一実施形態を示す要部の説明図
で、同図において従来例と同じもの若しくは相当するも
のに同一符号を付している。本発明に係る冷媒圧縮機
は、図12にて前述したディスチャージカバー16を有
するタイプに適用したものであって、圧縮されたガスの
吐出ポート13と、該吐出ポート13の下流側に配置さ
れ、該吐出ポート13を開閉する吐出弁17と、この吐
出弁17の可動範囲を規制するリテーナ18を有して構
成されている。
【0017】本発明の第一実施形態において、前記従来
技術と異なるのは、吐出ポート13の下流端部に面取り
13Aが形成された点にある。そして、この面取り13
Aは、図1及び図2に示すように、吐出弁17の長手方
向に沿う直線Xを長径とすると共に、吐出弁17の長手
方向と直交する直線Yを短径とする楕円形状をなしてい
る。この場合、楕円形状における短径の大きさは、図2
に示す如く吐出ポート13と同径にするか、若しくはわ
ずかに大径とする寸法をなしており、それに対し長径の
大きさは、図1に示すように、最大面取り角度αが45
°±15°となるよう設定されている。
【0018】このように、吐出ポート13の下流端部に
設けた面取り13Aが楕円形状をなし、しかもその楕円
形状が吐出弁17の長手方向に沿う直線Xを長径とする
と共に、吐出弁17と直交する線Yを短径として形成さ
れていると、それだけ吐出穴の外周長さが増加するの
で、吐出弁17の揚程高さと吐出ポートの端面穴径の穴
外周長さとの積で設定される吐出面積が増大し、吐出圧
力損失を減少させることができ、それだけ冷媒圧縮機と
しての効率が向上する。
【0019】また、上述の如く、面取り13Aが楕円形
状であるので、一般的な円形の面取り形状もしくは吐出
ポート13そのものの口径を大型化した場合に比較する
と、長径に対する短径の長さ比(=短径/長径)が小さ
くなる程、任意の吐出弁の前後差圧において吐出弁17
にかかる最大曲げ応力を小さくなるものである。そのた
め、吐出弁17の厚さを薄くすることが可能となり、吐
出弁のばね定数を小さくすることができる。これによ
り、一般にばね定数が大きくなると、吐出弁17の揚程
高さが小さくなり、吐出面積減少による冷媒圧縮機の効
率の低下を招くので、その点からも効率低下を確実に防
止できるものである。
【0020】図3は第二実施形態を示している。この場
合は、吐出ポート13の下流端部に設けられた面取り1
3Bとして、図3に示すように、吐出弁17の長手方向
に沿う直線Xを長径とすると共に、吐出弁17の長手方
向と直交する直線Yを短径とする長円形状をなしてい
る。
【0021】そして、この長円形状における短径の大き
さは、吐出ポート13と同径にするか、若しくはわずか
に大径とする寸法をなしており、また長径の大きさは、
最大面取り角度αが45°±15°となるよう設定され
ている。この実施形態によれば、吐出ポート13に設け
た面取り13Bが長円形状であるので、基本的には前記
第一実施形態とほぼ同様の作用効果を得ることができ
る。
【0022】図4は第三実施形態を示している。この場
合は、吐出ポート13の下流端部に設けられた面取り1
3Cとして、吐出弁17の長手方向に沿う直線Xを短径
とすると共に、吐出弁17の長手方向と直交する直線Y
を長径とする楕円形状をなしている。そして、楕円形状
における短径の大きさは、図4に示す如く吐出ポート1
3と同径若しくはわずかに大径とする寸法をなし、長径
の大きさは、最大面取り角度αが45°±15°の角度
となるよう設定されている。そのため、吐出弁17は、
的確な開閉動作を行えるようにするため、その先端部が
Y方向に拡開された形状をなしている。この実施形態に
よれば、図1及び図2の実施形態の面取りを90°回転
させた場合と同様であり、ほぼ同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0023】図5は第四実施形態を示している。この場
合は、図3の実施形態の面取りを90°回転させた場合
と同様、長円形状なしている。つまり、この面取り13
Dは、長円形状における短径が直線Xに沿っており、そ
の大きさは、吐出ポート13と同径にするか、若しくは
わずかに大径とする寸法をなしている。また長径の大き
さは、直線Yに沿っており、最大面取り角度αが45°
±15°となるよう設定されている。この実施形態は、
前述した実施形態とほぼ同様の作用効果がある。
【0024】図6及び図7は第五実施形態を示してい
る。この場合は、吐出ポート13の下流端部に設けた面
取り13Eとして、直線Xに沿い長径にすると共に、直
線Yに沿い短径にする長円形状であって、さらにこの長
円形状に変更を加えている。即ち、面取り13Eの長径
において、吐出弁17の先端側である一方の径部E1
は、吐出ポート13の口径より大径(D1)の円弧を有
している。また、吐出弁17の途中側である他方の径部
E2は、吐出ポート13の口径より小径(D2)の円弧
を有している。そして、長径の一方の径部E1と他方の
径部E2とを滑らかに結んだ長円形状をなしている。そ
して、このような断面形状の吐出ポート13に設けられ
る面取り13Eも、最大面取り角度が45°±15°と
なるよう設定されている。この実施形態によれば、吐出
穴の外周長さが増加すると共に、吐出面積が増大し、吐
出圧力損失を減少できるので、前述した実施形態とほぼ
同様の作用効果を得ることができる。なお、長径の一方
の径部E1,及び他方の径部E2の大きさは、冷媒圧縮
機としての効率の度合いから適宜選定されるのが好まし
い。また、他方の径部E2の大きさは吐出ポート13の
口径に対して同径または大きく、かつ、一方の径部E1
より小さく設定してもよい。
【0025】図8及び図9は第六実施形態を示してい
る。この場合は、吐出ポート13が略長円形状の断面を
なしており、その吐出ポート13の下流端部に設けられ
る面取り13Fが、吐出ポート13の形状に対応して長
円形状に形成されたものである。即ち、吐出ポート13
は、直線Xに沿い長径をなすと共に、直線Yに沿い短径
をなす断面形状であって、また図7の実施形態と同様、
長径の一方の径部D3が他方の径部D4より大きく、さ
らに両径部が互いに滑らかに結んだ長円形状をなしてい
る。
【0026】そして、このような断面形状の吐出ポート
13に設けられる面取り13Fも、最大面取り角度が4
5°±15°となるよう、吐出ポート13に対応した形
状をなしている。
【0027】図10及び図11は他の実施形態を示して
いる。この場合は、図6及び図7に示す長円形状の面取
り部をさらに応用したものである。即ち、この実施形態
では、面取り13Gとして、直線Xに沿う長径と直線Y
に沿う短径との略長円形状であり、面取り13Gの長径
においては一方の径部G1が大径(D5)の円弧を有
し、他方の径部G2が小径の円弧を有する。さらに、小
径となる他方の径部G2は楕円形状としたものである。
そのため、図11に鎖線にて示すように、エンドミル7
0を斜めにして加工する等して他方の径部G2を楕円形
状とし、その楕円形状の部分と大径(D5)の径部G1
とが、滑らかに結んだ形状に形成される。そして、この
ような断面形状の吐出ポート13に設けられる面取り1
3Gも、最大面取り角度が45°±15°となるよう設
定されている。この実施形態においても前述した実施形
態とほぼ同様の作用効果を得るものである。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1〜
5によれば、吐出ポートの下流端部に設けた面取りが楕
円形状,長円形状をなし、しかもそれだけ吐出穴の外周
長さが増加するので、吐出弁の揚程高さと吐出ポートの
端面穴径の穴外周長さとの積で設定される吐出面積が増
大し、吐出圧力損失を減少させることができ、それだけ
冷媒圧縮機としての効率が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る冷媒圧縮機の第一実施形態を示
す要部の破断断面図である。
【図2】 図1のA矢視図である。
【図3】 本発明に係る冷媒圧縮機の第二実施形態を示
す要部の平面図である。
【図4】 本発明に係る冷媒圧縮機の第三実施形態を示
す要部の平面図(a),及びその断面図(b)である。
【図5】 本発明に係る冷媒圧縮機の第四実施形態を示
す要部の平面図(b),及びその断面図(b)である。
【図6】 本発明に係る冷媒圧縮機の第五実施形態を示
す要部の断面図である。
【図7】 図6のB矢視図である。
【図8】 本発明に係る冷媒圧縮機の第六実施形態を示
す要部の断面図である。
【図9】 図8のC矢視図である。
【図10】 本発明に係る冷媒圧縮機の第七実施形態を
示す要部の拡大図である。
【図11】 図10のD−D線に相当する断面説明図で
ある。
【図12】 従来の冷媒圧縮機の構成例を示す断面図で
ある。
【図13】 従来の他の冷媒圧縮機の構成例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1…固定スクロール、2…旋回スクロール、13…吐出
ポート、13A〜13G…面取り、17…吐出弁、18
…リテーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AA17 AB03 BB42 BB47 CC25 3H039 AA02 AA03 AA04 AA12 BB25 BB28 CC29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮されたガスの吐出ポートと、該吐出
    ポートの下流側に配置され、該吐出ポートを開閉する吐
    出弁と、この吐出弁の開閉を規制するリテーナとを有す
    る冷媒圧縮機において、吐出ポートの下流端部に面取り
    を形成し、該面取りは、吐出弁の長手方向に沿い長径と
    短径との何れか一方をなすと共に、吐出弁の長手方向と
    直交する方向に長径と短径との何れか他方をなす楕円形
    状としたことを特徴とする冷媒圧縮機。
  2. 【請求項2】 圧縮されたガスの吐出ポートと、該吐出
    ポートの下流側に配置され、該吐出ポートを開閉する吐
    出弁と、この吐出弁の開閉を規制するリテーナとを有す
    る冷媒圧縮機において、吐出ポートの下流端部に面取り
    を形成し、該面取りは、吐出弁の長手方向に沿い長径と
    短径との何れか一方をなすと共に、吐出弁の長手方向と
    直交する方向に長径と短径との何れか他方をなす長円形
    状としたことを特徴とする冷媒圧縮機。
  3. 【請求項3】 圧縮されたガスの吐出ポートと、該吐出
    ポートの下流側に配置され、該吐出ポートを開閉する吐
    出弁と、この吐出弁の開閉を規制するリテーナとを有す
    る冷媒圧縮機において、吐出ポートの下流端部に面取り
    を形成し、該面取りは、吐出弁の長手方向に沿い長径と
    短径との何れか一方をなすと共に、吐出弁の長手方向と
    直交する方向に長径と短径との何れか他方をなす略長円
    形状とし、かつ該略長円形状における一方の径部が吐出
    ポートの口径より大径をなすと共に、他方の径部が前記
    一方の径部より小径をなし、さらに長径の一方の径部と
    他方の径部とを滑らかに結んだ形状に形成していること
    を特徴とする冷媒圧縮機。
  4. 【請求項4】 圧縮されたガスの吐出ポートと、該吐出
    ポートの下流側に配置され、該吐出ポートを開閉する吐
    出弁と、この吐出弁の開閉を規制するリテーナとを有す
    る冷媒圧縮機において、吐出ポートは、吐出弁の長手方
    向に沿い長径と短径との何れか一方をなすと共に、吐出
    弁の長手方向と直交する方向に長径と短径との何れか他
    方をなす略長円形状の断面とし、かつ該略長円形状の断
    面における一方の径部が他方の径部より小径をなし、さ
    らに長径の一方の径部と他方の径部とを滑らかに結ぶ形
    状であり、吐出ポートの下流端部は、前記吐出ポートの
    断面形状に対応して面取りを形成していることを特徴と
    する冷媒圧縮機。
  5. 【請求項5】 圧縮されたガスの吐出ポートと、該吐出
    ポートの下流側に配置され、該吐出ポートを開閉する吐
    出弁と、この吐出弁の開閉を規制するリテーナとを有す
    る冷媒圧縮機において、吐出ポートの下流端部に面取り
    を形成し、該面取りは、吐出弁の長手方向に沿い長径と
    短径との何れか一方をなすと共に、吐出弁の長手方向と
    直交する方向に長径と短径との何れか他方をなす略長円
    形状とし、かつ該略長円形状における一方の径部が吐出
    ポートの口径より大径をなすと共に、他方の径部が前記
    一方の径部と同径若しくは小径の半楕円形状をなし、さ
    らに長径の一方の径部と他方の径部とを滑らかに結んだ
    形状に形成していることを特徴とする冷媒圧縮機。
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