JP2002070631A - 内燃機関用制御装置 - Google Patents

内燃機関用制御装置

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JP2002070631A
JP2002070631A JP2000262476A JP2000262476A JP2002070631A JP 2002070631 A JP2002070631 A JP 2002070631A JP 2000262476 A JP2000262476 A JP 2000262476A JP 2000262476 A JP2000262476 A JP 2000262476A JP 2002070631 A JP2002070631 A JP 2002070631A
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internal combustion
combustion engine
fuel property
determination
amount
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JP2000262476A
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English (en)
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Hideaki Ichihara
英明 市原
Katsuhiko Kigami
勝彦 樹神
Satoshi Watanabe
智 渡辺
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の機関回転数の変動を抑制しつつ、
内燃機関に供給される燃料の燃料性状を素早く判定する
こと。 【解決手段】 内燃機関の始動時、機関回転数neは時刻
t1 で始動時ピーク回転数nepeakに達し、時刻t2 で始
動時目標回転数net を一旦、下回る。時刻t3 で機関回
転数neの始動時目標回転数net への安定・収束検出され
噴射吹き終わり時期の切換制御が実行される。同時に、
点火時期スキップ制御が実行され、点火時期F/B量sa
fbが変動される。このときの燃料噴射量の変化量を考慮
した点火時期F/B量偏差dlsafbに基づき燃料性状本判
定値fvdetaが求められる。これに対してなまし(平滑
化)処理や各種補正が実行され、最終燃料性状判定値fv
det が求められる。このため、機関回転数neの変動が抑
制され、燃料性状を内燃機関の始動時に素早く精度良く
判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に供給さ
れる燃料性状を判定し、各種制御に反映する内燃機関用
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関用制御装置に関連する先
行技術文献としては、特開平9−324676号公報に
て開示されたものが知られている。このものでは、特別
な燃料性状センサを用いることなく、燃料噴射時期を漸
次的に変化させ、内燃機関の機関回転数の変動量が設定
値に達したとき、またはA/F(空燃比)のリッチ状態
とリーン状態との切換わりが生じたときの燃料噴射時期
の変化量の累計値に基づき燃料性状を検出する技術が示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のもの
では、例えば、燃料が重質ガソリンであるときに噴射時
期を変化させると、機関回転数の変動を抑えられなくて
運転者等に不快感を与えると共に、エンスト状態に至る
こともあり得るという不具合があった。また、必ずしも
機関回転数が安定しているときに噴射時期が変更される
わけではないため燃料性状以外の要因で燃焼状態変化が
吸収されると、その判定精度が低下するという不具合が
あった。更に、燃料性状検出条件として空燃比フィード
バック条件成立中で、かつ内燃機関の運転状態が定常状
態にある条件とされており、このような条件が成立する
のは、例えば、暖機後のアイドル状態等であり、内燃機
関の始動後から暫く時間経過しないと燃料性状判定が実
行されないため、その間のエミッション改善がなされな
いという不具合があった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、内燃機関の機関回転数の変動
を抑制しつつ、内燃機関に供給される燃料の燃料性状を
素早く判定可能な内燃機関用制御装置の提供を課題とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の内燃機関用制
御装置によれば、噴射タイミング切換手段で噴射吹き終
わり時期(噴射タイミング)が切換えられた際、点火時
期フィードバック手段で機関回転数の変動を抑制しよう
として点火時期がフィードバック制御されるときの点火
時期フィードバック量の偏差に基づき燃料性状判定手段
で燃料性状が判定される。このため、ドライバビリティ
に影響を与えることなく燃料性状が精度良く判定され
る。
【0006】請求項2の内燃機関用制御装置によれば、
噴射タイミング切換手段で噴射吹き終わり時期(噴射タ
イミング)が切換えられた際、空気量フィードバック手
段で機関回転数の変動を抑制しようとして空気量がフィ
ードバック制御されるときの空気量フィードバック量の
偏差に基づき燃料性状判定手段で燃料性状が判定され
る。このため、ドライバビリティに影響を与えることな
く燃料性状が精度良く判定される。
【0007】請求項3の内燃機関用制御装置における燃
料性状判定手段では、燃料噴射量の変化割合が変動して
も適切に点火時期フィードバック量または空気量フィー
ドバック量の偏差の補正にて反映されるため燃料性状を
精度良く判定することができる。
【0008】請求項4の内燃機関用制御装置における燃
料性状判定手段では、内燃機関の始動後の所定時間から
の経過時間に応じて点火時期フィードバック量または空
気量フィードバック量の偏差が補正される。これによ
り、始動後経過時間が点火時期フィードバック量または
空気量フィードバック量の偏差に反映されることとなり
燃料性状の判定精度が向上される。
【0009】請求項5の内燃機関用制御装置における燃
料性状判定手段では、内燃機関の始動時の冷却水温に応
じて点火時期フィードバック量または空気量フィードバ
ック量の偏差が補正される。これにより、始動時の冷却
水温が点火時期フィードバック量または空気量フィード
バック量の偏差に反映されることとなり燃料性状の判定
精度が向上される。
【0010】請求項6の内燃機関用制御装置における燃
料性状判定手段では、燃料性状の判定中に内燃機関の機
関回転数の変動が生じないよう点火時期または空気量が
スキップ制御される。このように、点火時期または空気
量がスキップ制御されることで内燃機関の機関回転数の
変動が抑制され、燃料性状の判定中におけるドライバビ
リティを向上することができる。
【0011】請求項7の内燃機関用制御装置における燃
料性状判定手段では、内燃機関の始動時の機関回転数の
ピークに応じて燃料性状が仮判定される。このように、
燃料性状が始動直後に仮判定されることで、本判定終了
までの機関回転数の安定を図ることができる。
【0012】請求項8の内燃機関用制御装置における燃
料性状判定手段では、燃料性状の判定中では点火時期フ
ィードバック制御または空気量フィードバック制御にお
ける不感帯が縮小される。これにより、点火時期フィー
ドバック量の変動が現われ易くなり燃料性状の判定にお
ける性状変化を素早く捉えることができる。
【0013】請求項9の内燃機関用制御装置における燃
料性状判定手段では、燃料性状の判定結果が内燃機関の
運転停止時までに学習値として記憶される。これによ
り、内燃機関の始動時で燃料性状の判定以前における機
関回転数を適切に制御することができる。
【0014】請求項10の内燃機関用制御装置における
燃料性状判定手段では、内燃機関の再始動時と判定され
た場合には、燃料性状の判定が中止される。このよう
に、内燃機関が再始動時であるときには記憶されている
燃料性状判定値を用いることで機関回転数の不必要な変
動を抑止することができる。
【0015】請求項11の内燃機関用制御装置における
燃料性状判定手段では、燃料性状の判定中に内燃機関に
おける電気負荷変動、アイドル状態解除、他の外乱要因
が生じたときには、その判定が中止される。このよう
に、燃料性状の判定中に電気負荷変動、アイドル状態解
除、各種外乱要因が生じるとその影響で判定精度が低下
するためその判定が中止され、内燃機関の運転状態に対
して不適切な燃料性状判定を実施しないようにすること
ができる。
【0016】請求項12の内燃機関用制御装置における
燃料性状判定手段では、燃料性状の判定終了時、学習値
及び判定値が平滑化される。このように、燃料性状判定
が終了する度に学習値及び判定値に対してなましが実施
されることでそれらの値の極端な変動を抑えることがで
きる。
【0017】請求項13の内燃機関用制御装置における
燃料性状判定手段では、バッテリ電源を取外し後の最初
の始動における学習値がバックアップされていないた
め、学習速度が早められる。これにより、所望の学習値
が素早く得られることとなり、バッテリ電源の取外し後
の始動時における内燃機関の運転状態を早めに安定させ
ることができる。
【0018】請求項14の内燃機関用制御装置における
噴射タイミング切換手段では、燃料性状の判定結果に基
づき燃料噴射量の割合が変更される。例えば、燃料性状
の判定結果が揮発性の低い重質であるほど、特に、冷間
始動時では吸気ポート等でウェット状態となり結果的
に、空燃比がリーン側となる。これに対処するため、燃
料噴射量の割合が変更されることで適切な運転状態を得
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0020】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関用制御装置が適用された内燃機関制御シス
テムを示す概略構成図である。
【0021】図1において、内燃機関1には吸気通路2
と排気通路3とが接続されている。吸気通路2の上流側
にはスロットルバルブ4が設けられており、スロットル
バルブ4の開度はアクチュエータとしての電動モータ5
の駆動により制御される。また、このスロットルバルブ
4にはスロットル開度センサ6が配設され、吸気通路2
のサージタンク7には吸気圧センサ8が配設されてい
る。そして、吸気通路2の下流側の吸気ポート9には、
各気筒に対応して電磁駆動式のインジェクタ(燃料噴射
弁)10が配設されている。
【0022】シリンダ11内にはピストン12が配設さ
れ、このピストン12とシリンダヘッド13とで燃焼室
14が形成されている。また、シリンダヘッド13の頭
頂部には燃焼室14内に向けて点火プラグ15が配設さ
れている。この燃焼室14は、吸気バルブ16及び排気
バルブ17を介して吸気通路2及び排気通路3に連通さ
れている。
【0023】排気通路3には、限界電流式空燃比センサ
としてのA/Fセンサ18が配設されており、このA/
Fセンサ18は、排気ガス中の酸素濃度(または未燃ガ
スである一酸化炭素の濃度)に比例して広域で、かつリ
ニアな空燃比信号を出力する。また、シリンダ11に
は、冷却水温を検出するための水温センサ19が配設さ
れている。
【0024】スロットルバルブ4を介して吸入された空
気は、図示しない燃料タンクから供給されインジェクタ
10から噴射される燃料(ガソリン)と混合される。こ
の混合気は吸気バルブ16の開弁時期に燃焼室14内に
供給される。そして、点火プラグ15の火花により燃焼
室14内の混合気が燃焼される。この燃焼室14内の燃
焼ガスは排気バルブ17の開弁時期に排気通路3に排気
ガスとして排出される。この燃焼に伴う内燃機関1のク
ランクシャフト21の回転は回転数センサ22により検
出される。
【0025】ECU(Electronic Control Unit:電子制
御ユニット)30は、周知の各種演算処理を実行する中
央処理装置としてのCPU31、制御プログラムを格納
したROM32、各種データを格納するRAM33、B
/U(バックアップ)RAM34、入出力回路35及び
それらを接続するバスライン36等からなる論理演算回
路として構成されている。そして、ECU30には、ス
ロットル開度センサ6、吸気圧センサ8、A/Fセンサ
18、水温センサ19、回転数センサ22等から各種セ
ンサ信号が入力され、これらセンサ信号に基づきECU
30ではスロットル開度、吸気圧、A/F、機関回転
数、冷却水温等が検知される。
【0026】次に、本制御システムによる点火時期F/
B(フィードバック)量に基づく燃料性状判定の概要に
ついて、図2を参照して説明する。ここで、図2は内燃
機関1の始動時における機関回転数neの挙動及び各種制
御量の遷移状態を示すタイムチャートである。
【0027】図2において、機関回転数ne〔rpm〕
は、内燃機関1の始動に伴い急激に上昇し、時刻t1 で
始動時ピーク回転数nepeak〔rpm〕に達する。このと
き、始動時ピーク回転数nepeak〔rpm〕と始動時目標
ピーク回転数nepeakt 〔rpm〕との回転数偏差に基づ
き仮判定が実施され燃料性状仮判定値fvdetne が求めら
れる。次に、機関回転数neは始動時ピーク回転数nepeak
〔rpm〕に達したのち下降に転じ、時刻t2 で始動時
目標回転数net 〔rpm〕を一旦、下回る。ここで、始
動時ピーク回転数nepeakは、燃料性状に応じて変動する
ことが一般的に知られており、燃料が揮発性の低い重質
ガソリンであるほど、始動時ピーク回転数nepeakが低く
なる。なお、始動時目標回転数net は、内燃機関1の冷
却水温等に応じて設定される始動時目標アイドル回転数
である。
【0028】時刻t3 では、機関回転数neの始動時目標
回転数net への安定・収束検出による噴射吹き終わり時
期(噴射タイミング)injt〔°CA〕の切換制御が実行
される。ここでは、例えば、これまでの吸気バルブ閉時
から吸気バルブ開時に噴射吹き終わり時期(噴射タイミ
ング)injtが切換えられる。同時に、点火時期スキップ
量saskip〔°CA〕によるスキップ制御が実行される。
これらの制御に伴って点火時期F/B量safb〔°CA〕
が変動される。そして、時刻t4 における点火時期F/
B量偏差dlsafb及び燃料噴射量の変化量を変換した点火
時期F/B量偏差dlsafbの最大値に基づき燃料性状本判
定値fvdetaが求められる。この燃料性状本判定値fvdeta
に対してなまし(平滑化)処理や各種補正が実行され、
最終燃料性状判定値fvdet が求められる。なお、時刻t
5 で噴射吹き終わり時期(噴射タイミング)injtや点火
時期スキップ量saskip、点火時期F/B量safb及び不感
帯が判定前の値に戻される。そして、最終燃料性状判定
値fvdet はIG(イグニッションスイッチ)OFF時に
次回の始動時のための燃料性状学習値gfvdetとしてバッ
クアップされる。このように、使用される燃料の燃料性
状が内燃機関の始動時に判定され、この判定結果に応じ
て燃料噴射量等が好適に制御される。
【0029】以下、実施例の動作について各制御毎に説
明する。 《燃料性状判定制御のメインルーチン:図3及び図4参
照》図3及び図4は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関用制御装置の燃料性状判定制御の処理手順
を示すフローチャートである。なお、この燃料性状判定
制御ルーチンは内燃機関1の始動時にECU30内のC
PU31にて実行される。
【0030】図3において、ステップS101では、後
述の再始動判定処理が実行される。次にステップS10
2に移行して、後述の機関回転数neピーク算出処理が実
行される。次にステップS103に移行して、内燃機関
1の始動後経過時間カウンタcastが本判定用開始後経過
時間CAST1 以上、かつ始動後経過時間カウンタcastが本
判定用開始後経過時間CAST2 以下、かつ回転数安定判定
フラグxnestbが「ON(オン)」と機関回転数neが安定
状態であり、かつ燃料性状判定終了フラグxinjfin が
「OFF(オフ)」と燃料性状判定が終了状態でなく、
かつ始動時の冷却水温thwst がTHWH〔℃〕以下、かつニ
ュートラルスイッチ状態フラグxnswが「ON」と変速機
(図示略)がニュートラル状態であり、かつアイドル状
態フラグxidlが「ON」とアイドル状態であり、かつ再
始動判定フラグxrest が「OFF」と前回の始動から所
定時間が経過したのちの始動であるかが判定される。ス
テップS103の判定条件が成立するときにはステップ
S104に移行し、燃料性状判定開始フラグxinjchg が
「OFF」であるかが判定される。ステップS104の
判定条件が成立、即ち、燃料性状判定が未だ開始されて
いないときにはステップS105に移行し、燃料性状判
定開始フラグxinjchg が「ON」とされる。次にステッ
プS106に移行して、後述する点火時期F/B不感帯
縮小実行フラグxsafbredが「ON」とされる。
【0031】次にステップS107に移行して、燃料性
状判定前状態記憶終了フラグxinjmem が「OFF」であ
るかが判定される。ステップS107の判定条件が成立
するときにはステップS108に移行し、燃料性状判定
前状態記憶終了フラグxinjmem が「ON」とされる。次
にステップS109に移行して、点火時期F/B量記憶
処理として、点火時期F/B量safbが判定前の点火時期
F/Bベース値safbbaseとされる。次にステップS11
0に移行して、燃料噴射量記憶処理として、燃料噴射量
fuelが判定前の燃料噴射量ベース値fuelbaseとされる。
次にステップS111に移行して、判定時間算出カウン
タcinjstが「0(零)〔sec〕」とされる。次にステ
ップS112に移行して、後述の状態記憶処理が実行さ
れる。
【0032】ステップS112における処理ののち、ま
たはステップS107の判定条件が成立せず、即ち、燃
料性状判定前状態記憶終了フラグxinjmem が「ON」で
あるときにはステップS113に移行し、吸気バルブ1
6が閉状態であるかが判定される。ステップS113の
判定条件が成立するときにはステップS114に移行
し、噴射切換モード判定フラグxinjbta が「ON」とさ
れる。ステップS114における処理ののち、またはス
テップS113の判定条件が成立せず、即ち、吸気バル
ブ16が開状態であるとき、またはステップS104の
判定条件が成立せず、即ち、燃料性状判定開始フラグxi
njchg が「ON」であるときにはステップS115に移
行する。
【0033】ステップS115では、噴射切換モード判
定フラグxinjbta が「ON」であるかが判定される。ス
テップS115の判定条件が成立するときにはステップ
S116に移行し、所定の噴射吹き終わり時期INJTA が
判定用の噴射吹き終わり時期(噴射タイミング)injtと
される。次にステップS117に移行して、所定の遅角
側への点火時期スキップ量SASKIPM が噴射タイミング切
換時の点火時期スキップ量saskipとされる。一方、ステ
ップS115の判定条件が成立せず、即ち、噴射切換モ
ード判定フラグxinjbta が「OFF」であるときにはス
テップS118に移行し、所定の噴射吹き終わり時期IN
JTB が判定用の噴射吹き終わり時期injtとされる。次に
ステップS119に移行して、所定の進角側への点火時
期スキップ量SASKIPP が噴射タイミング切換時の点火時
期スキップ量saskipとされる。
【0034】ステップS117またはステップS119
における処理ののちステップS120に移行し、後述の
状態変化判定1処理が実行される。次にステップS12
1に移行して、後述の機関回転数ne最大吹上がりまたは
最大落込み判定処理が実行される。次にステップS12
2に移行して、判定時間算出カウンタcinjstが所定の噴
射タイミング切換時間CINJST以上であるかが判定され
る。
【0035】ここで、ステップS122の判定条件が成
立するときには、続いて図4のステップS123に移行
し、点火時期F/B不感帯縮小実行フラグxsafbredが
「OFF」とされる。次にステップS124に移行し
て、燃料性状判定開始フラグxinjchg が「OFF」とさ
れる。次にステップS125に移行して、燃料性状判定
終了フラグxinjfin が「ON」とされる。次にステップ
S126に移行して、噴射タイミング切換時の点火時期
スキップ量saskipが「0(零)〔°CA〕」とされる。
次にステップS127に移行して、後述の状態変化判定
2処理が実行される。
【0036】次にステップS128に移行して、噴射切
換モード判定フラグxinjbta が「ON」であるかが判定
される。ステップS128の判定条件が成立するときに
はステップS129に移行し、所定の噴射吹き終わり時
期INJTB が判定用の噴射吹き終わり時期injtとされる。
一方、ステップS128の判定条件が成立せず、即ち、
噴射切換モード判定フラグxinjbta が「OFF」である
ときにはステップS130に移行し、所定の噴射吹き終
わり時期INJTA が判定用の噴射吹き終わり時期injtとさ
れる。
【0037】ステップS129またはステップS130
における処理ののちステップS131に移行し、判定終
了時の点火時期F/B量safbfin から判定前の点火時期
F/Bベース値safbbaseが減算され点火時期F/B量偏
差dlsafbとされる。次にステップS132に移行して、
点火時期F/B量偏差dlsafbが「0(零)〔°CA〕」
未満であるかが判定される。ステップS132の判定条
件が成立するときにはステップS133に移行し、点火
時期F/B量偏差dlsafbに「−」符号が付与され符号反
転される。一方、ステップS132の判定条件が成立し
ないときにはステップS133がスキップされる。次に
ステップS134に移行して、判定終了時の燃料噴射量
fuelfin から判定前の燃料噴射量ベース値fuelbaseが減
算され判定中の燃料噴射量偏差dlfuelとされる。
【0038】次にステップS135に移行して、判定中
の燃料噴射量偏差dlfuelが「0(零)〔μsec〕」未
満であるかが判定される。ステップS135の判定条件
が成立するときにはステップS136に移行し、判定中
の燃料噴射量偏差dlfuelに「−」符号が付与され符号反
転される。一方、ステップS135の判定条件が成立し
ないときにはステップS136がスキップされる。次に
ステップS137に移行して、次式(1)にて判定中の
燃料噴射量偏差dlfuelが算出される。ここで、FUELTSA
は点火時期変換係数である。
【0039】
【数1】 dlfuel←{(dlfuel/fuelbase)×100}×FUELTSA ・・・(1)
【0040】次にステップS138に移行して、点火時
期F/B量偏差dlsafbに燃料噴射量偏差dlfuelが加算さ
れ点火時期F/B量偏差dlsafbとされる。ステップS1
38における処理ののち、または上述の図3のステップ
S103における内燃機関1の始動後経過時間カウンタ
castが本判定用開始後経過時間CAST1 以上、または始動
後経過時間カウンタcastが本判定用開始後経過時間CAST
2 以下、または回転数安定判定フラグxnestbが「O
N」、または燃料性状判定終了フラグxinjfin が「OF
F」、または始動時の冷却水温thwst がTHWH〔℃〕以
下、またはニュートラルスイッチ状態フラグxnswが「O
N」、またはアイドル状態フラグxidlが「ON」、また
は再始動判定フラグxrest が「OFF」のうちの何れか
1つの判定条件が成立しないとき、または図3のステッ
プS122の判定条件が成立せず、即ち、判定時間算出
カウンタcinjstが所定の噴射タイミング切換時間CINJST
未満であるときにはステップS139に移行する。ステ
ップS139では、後述の燃料性状指標T50算出処理が
実行されたのち、本ルーチンを終了する。
【0041】〈再始動判定のサブルーチン:図5参照〉
図5は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関
用制御装置の再始動判定の処理手順を示すフローチャー
トである(図3のステップS101に対応するサブルー
チン)。
【0042】図5において、ステップS201で、始動
時の冷却水温thwst と始動時の吸気温thast との温度差
dlthstが算出される。次にステップS202に移行し
て、ステップS201で算出された温度差dlthstが「0
(零)」未満であるかが判定される。ステップS202
の判定条件が成立するときにはステップS203に移行
し、温度差dlthstに「−」符号が付与され符号反転され
る。一方、ステップS202の判定条件が成立しないと
きにはステップS203がスキップされる。次にステッ
プS204に移行して、ステップS201で算出された
温度差dlthstが所定の再始動判定用基準温度差DLTHSTを
越えているか、または始動失敗判定フラグxstfl が「O
N」であるかが判定される。ステップS204の判定条
件が成立するときにはステップS205に移行し、再始
動判定フラグxrest が「ON」とされたのち本ルーチン
を終了する。一方、ステップS204の判定条件が成立
しないときにはステップS205がスキップされ、本ル
ーチンを終了する。
【0043】〈機関回転数neピーク算出のサブルーチ
ン:図6参照〉図6は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる内燃機関用制御装置の機関回転数neピーク算出の
処理手順を示すフローチャートである(図3のステップ
S102に対応するサブルーチン)。
【0044】図6において、ステップS301では、始
動後状態判定フラグxst が「ON」、かつ始動後経過時
間カウンタcastが仮判定用始動後経過時間CASTNE1 以
上、かつ始動後経過時間カウンタcastが仮判定用始動後
経過時間CASTNE2 以下、かつアイドル状態フラグxidlが
「ON」、かつニュートラルスイッチ状態フラグxnswが
「ON」、かつ再始動判定フラグxrest が「OFF」で
あるかが判定される。ステップS301の判定条件が成
立するときにはステップS302に移行し、始動時ピー
ク回転数nepeakが算出される。
【0045】次にステップS303に移行して、始動時
ピーク回転数nepeakがNEPEAKH〔rpm〕以下であるか
が判定される。ステップS303の判定条件が成立する
ときにはステップS304に移行し、始動時ピーク回転
数算出終了フラグxnepeak が「ON」にセットされる。
次にステップS305に移行して、始動時目標ピーク回
転数nepeakt から始動時ピーク回転数nepeakが減算され
目標ピーク回転数偏差dlpeakが算出されたのち、本ルー
チンを終了する。一方、ステップS303の判定条件が
成立せず、即ち、始動時ピーク回転数nepeakがNEPEAKH
〔rpm〕を越え高いときにはステップS304及びス
テップS305がスキップされ、本ルーチンを終了す
る。ここで、ステップS301の判定条件が成立しない
ときには何もすることなく、本ルーチンを終了する。
【0046】〈状態記憶のサブルーチン:図7参照〉図
7は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用
制御装置の状態記憶の処理手順を示すフローチャートで
ある(図3のステップS112に対応するサブルーチ
ン)。
【0047】図7において、ステップS401で、エア
コン状態フラグxac がエアコン状態記憶フラグxac-o 、
電気負荷状態フラグxelsが電気負荷状態記憶フラグxels
-o、パワステ状態フラグxpssw がパワステ状態記憶フラ
グxpssw-o にそれぞれ記憶されたのち、本ルーチンを終
了する。
【0048】〈状態変化判定1のサブルーチン:図8参
照〉図8は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃
機関用制御装置の状態変化判定1の処理手順を示すフロ
ーチャートである(図3のステップS120に対応する
サブルーチン)。
【0049】図8において、ステップS501で、ニュ
ートラルスイッチ状態フラグxnswが「OFF」、アイド
ル状態フラグxidlが「OFF」であるかが判定される。
ステップS501の判定条件が成立するときにはステッ
プS502に移行し、状態変化判定フラグxcndchg が
「ON」とされたのち、本ルーチンを終了する。一方、
ステップS501の判定条件が成立しないときにはステ
ップS502がスキップされ、本ルーチンを終了する。
【0050】〈機関回転数ne最大吹上がりまたは最大落
込み判定のサブルーチン:図9参照〉図9は本発明の実
施の形態の一実施例にかかる内燃機関用制御装置の機関
回転数ne最大吹上がりまたは最大落込み判定の処理手順
を示すフローチャートである(図3のステップS121
に対応するサブルーチン)。
【0051】図9において、ステップS601で、判定
用機関回転数nefin が判定用機関回転数格納変数tnefin
とされる。次にステップS602に移行して、なまし機
関回転数nesmがなまし機関回転数格納変数tnesm とされ
る。次にステップS603に移行して、判定終了時の点
火時期F/B量safbfin が判定終了時の点火時期F/B
量格納変数tsafbfinとされる。次にステップS604に
移行して、判定終了時の燃料噴射量fuelfin が判定終了
時の燃料噴射量格納変数tfuelfinとされる。次にステッ
プS605に移行して、判定終了時の始動後経過時間fi
ntが判定終了時の始動後経過時間格納変数tfint とされ
る。
【0052】次にステップS606に移行して、噴射切
換モード判定フラグxinjbta が「ON」であるかが判定
される。ステップS606の判定条件が成立するときに
はステップS607に移行し、なまし機関回転数格納変
数tnesm が判定用機関回転数格納変数tnefin以上である
かが判定される。ステップS607の判定条件が成立す
るときにはステップS608に移行し、なまし機関回転
数格納変数tnesm が判定用機関回転数nefin とされる。
次にステップS609に移行して、点火時期F/B量sa
fbが判定終了時の点火時期F/B量safbfin とされる。
次にステップS610に移行して、燃料噴射量fuelが判
定終了時の燃料噴射量fuelfin とされる。次にステップ
S611に移行して、始動後経過時間カウンタcastが判
定終了時の始動後経過時間fintとされたのち、本ルーチ
ンを終了する。
【0053】一方、ステップS607の判定条件が成立
せず、即ち、なまし機関回転数格納変数tnesm が判定用
機関回転数格納変数tnefin未満と小さいときにはステッ
プS612に移行し、判定用機関回転数格納変数tnefin
が判定用機関回転数nefin とされる。次にステップS6
13に移行して、判定終了時の点火時期F/B量格納変
数tsafbfinが判定終了時の点火時期F/B量safbfin と
される。次にステップS614に移行して、判定終了時
の燃料噴射量格納変数tfuelfinが判定終了時の燃料噴射
量fuelfin とされる。次にステップS615に移行し
て、判定終了時の始動後経過時間格納変数tfint が判定
終了時の始動後経過時間fintとされたのち、本ルーチン
を終了する。
【0054】一方、ステップS606の判定条件が成立
せず、即ち、噴射切換モード判定フラグxinjbta が「O
FF」であるときにはステップS616に移行し、なま
し機関回転数格納変数tnesm が判定用機関回転数格納変
数tnefin以下であるかが判定される。次にステップS6
17に移行して、なまし機関回転数格納変数tnesm が判
定用機関回転数nefin とされる。次にステップS618
に移行して、点火時期F/B量safbが判定終了時の点火
時期F/B量safbfin とされる。次にステップS619
に移行して、燃料噴射量fuelが判定終了時の燃料噴射量
fuelfin とされる。次にステップS620に移行して、
始動後経過時間カウンタcastが判定終了時の始動後経過
時間fintとされたのち、本ルーチンを終了する。
【0055】一方、ステップS616の判定条件が成立
せず、即ち、なまし機関回転数格納変数tnesm が判定用
機関回転数格納変数tnefinを越え大きいときにはステッ
プS621に移行し、判定用機関回転数格納変数tnefin
が判定用機関回転数nefin とされる。次にステップS6
22に移行して、判定終了時の点火時期F/B量格納変
数tsafbfinが判定終了時の点火時期F/B量safbfin と
される。次にステップS623に移行して、判定終了時
の燃料噴射量格納変数tfuelfinが判定終了時の燃料噴射
量fuelfin とされる。次にステップS624に移行し
て、判定終了時の始動後経過時間格納変数tfint が判定
終了時の始動後経過時間fintとされたのち、本ルーチン
を終了する。
【0056】〈状態変化判定2のサブルーチン:図10
参照〉図10は本発明の実施の形態の一実施例にかかる
内燃機関用制御装置の状態変化判定2の処理手順を示す
フローチャートである(図4のステップS127に対応
するサブルーチン)。
【0057】図10において、ステップS701で、エ
アコン状態フラグxac とエアコン状態記憶フラグxac-o
との不一致、または電気負荷状態フラグxelsと電気負荷
状態記憶フラグxels-oとの不一致、またはパワステ状態
フラグxpssw とパワステ状態記憶フラグxpssw-o との不
一致が判定される。ステップS701の判定条件が成立
するときにはステップ702に移行し、状態変化判定フ
ラグxcndchg が「ON」とされたのち、本ルーチンを終
了する。一方、ステップS701の判定条件が成立しな
いときにはステップS702がスキップされ、本ルーチ
ンを終了する。
【0058】〈燃料性状指標T50算出のサブルーチン:
図11、図12、図13及び図14参照〉図11は本発
明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用制御装置
の燃料性状指標T50算出の処理手順を示すフローチャー
トである(図4のステップS139に対応するサブルー
チン)。
【0059】図11において、ステップS801で、後
述のバッテリOFF(取外し)判定及び学習速度UP処
理が実行される。次にステップS802に移行して、燃
料性状判定終了フラグxinjfin が「ON」、かつ状態変
化判定フラグxcndchg が「OFF」であるかが判定され
る。ステップS802の判定条件が成立するときにはス
テップS803に移行し、後述の経過時間補正係数算出
及び始動時水温補正係数算出処理が実行される。次にス
テップS804に移行して、噴射切換モード判定フラグ
xinjbta が「ON」であるかが判定される。ステップS
804の判定条件が成立するときにはステップS805
に移行し、点火時期F/B量偏差dlsafb〔°CA〕によ
る本判定用燃料性状判定値算出マップfvbta-map (図1
2参照)の検索で本判定用燃料性状判定値としての燃料
性状指標T50〔℃〕が算出される。
【0060】一方、ステップS804の判定条件が成立
せず、即ち、噴射切換モード判定フラグxinjbta が「O
FF」であるときにはステップS806に移行し、点火
時期F/B量偏差dlsafb〔°CA〕による本判定用燃料
性状判定値算出マップfvatb-map (図13参照)の検索
で本判定用燃料性状判定値としての燃料性状指標T50
〔℃〕が算出される。ステップS805またはステップ
S806による処理ののちステップS807に移行し、
マップ検索結果が燃料性状本判定値fvdetaとされる。次
にステップS808に移行して、燃料性状本判定値fvde
taと燃料性状学習値gfvdetの本判定値用F/Bなまし率
jsafbsm によるなまし処理とに基づき最終燃料性状判定
値fvdet が算出される。
【0061】一方、ステップS802における燃料性状
判定終了フラグxinjfin が「ON」、または状態変化判
定フラグxcndchg が「OFF」のうちの何れか1つの判
定条件が成立しないときにはステップS809に移行
し、始動時ピーク回転数nepeakがNEPEAKH〔rpm〕以
下であるかが判定される。ステップS809の判定条件
が成立するときにはステップS810に移行し、目標ピ
ーク回転数偏差dlpeak〔rpm〕による仮判定用燃料性
状判定値算出マップfvne-map(図14参照)の検索で燃
料性状指標T50〔℃〕が算出される。次にステップS8
11に移行して、マップ検索結果が燃料性状仮判定値fv
detne とされる。次にステップS812に移行して、燃
料性状仮判定値fvdetne と燃料性状学習値gfvdetの仮判
定値用なまし率jnesm によるなまし処理値とが最終燃料
性状判定値fvdet とされる。
【0062】一方、ステップS809の判定条件が成立
しないときにはステップS813に移行し、燃料性状学
習値gfvdetが最終燃料性状判定値fvdet とされ、前回ま
での学習値が使用される。ステップS808またはステ
ップS812またはステップS813の処理ののちステ
ップS814に移行し、このときの最終燃料性状判定値
fvdet が燃料性状学習値gfvdetとされ、次回の学習値と
して記憶されたのち、本ルーチンを終了する。
【0063】なお、上述のように使用される燃料の最終
燃料性状判定値fvdet が内燃機関1の始動時に求めら
れ、この最終燃料性状判定値fvdet をパラメータとし
て、図15に示すマップによって、燃料噴射量fuelに対
する燃料増量係数が得られる。この燃料増量係数に基づ
き燃料噴射量fuelが好適に制御されることとなる。
【0064】〈バッテリOFF判定及び学習速度UPの
サブルーチン:図16参照〉図16は本発明の実施の形
態の一実施例にかかる内燃機関用制御装置のバッテリO
FF判定及び学習速度UPの処理手順を示すフローチャ
ートである(図11のステップS801に対応するサブ
ルーチン)。
【0065】図16において、ステップS821で、燃
料学習値fgが初期値、かつ空気量学習値qgが初期値、か
つ燃料性状学習値gfvdetが初期値であるかが判定され
る。ステップS821の判定条件が成立するときにはス
テップS822に移行し、バッテリOFF時の仮判定値
用なまし率JNESMUが仮判定値用なまし率jnesm 、バッテ
リOFF時の本判定値用F/Bなまし率JSAFBSMUが本判
定値用F/Bなまし率jsafbsm とされたのち、本ルーチ
ンを終了する。一方、ステップS821の判定条件が成
立しないときにはステップS823に移行し、通常時の
仮判定値用なまし率JNESM が仮判定値用なまし率jnesm
、通常時の本判定値用なまし率JSAFBSM が本判定値用
F/Bなまし率jsafbsm とされたのち、本ルーチンを終
了する。
【0066】〈経過時間補正係数算出及び始動時冷却水
温補正係数算出のサブルーチン:図17、図18及び図
19参照〉図17は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関用制御装置の経過時間補正係数算出及び始
動時冷却水温補正係数算出の処理手順を示すフローチャ
ートである(図11のステップS803に対応するサブ
ルーチン)。
【0067】図17において、ステップS831で、判
定終了時の始動後経過時間fintが判定終了時の始動後経
過時間格納変数tfint 、始動時の冷却水温thwst が始動
時冷却水温格納変数tthwst、点火時期F/B量偏差dlsa
fbが点火時期F/B量偏差格納変数tdlsafb とされる。
次にステップS832に移行して、判定終了時の始動後
経過時間格納変数tfint からSTB 〔sec〕が減算され
判定終了時の始動後経過時間格納変数tfint とされる。
次にステップS833に移行して、始動時冷却水温格納
変数tthwstからTHWB〔℃〕が減算され始動時冷却水温格
納変数tthwstとされる。次にステップS834に移行し
て、判定終了時の始動後経過時間fint〔ms〕による始
動後経過時間補正係数算出マップkfvst-map (図18参
照)の検索で始動後経過時間格納変数tfint 〔倍〕が算
出される。
【0068】次にステップS835に移行して、始動時
の冷却水温thwst 〔℃〕による始動時冷却水温補正係数
算出マップkfvthw-map(図19参照)の検索で始動時冷
却水温格納変数tthwst〔倍〕が算出される。次にステッ
プS836に移行して、点火時期F/B量偏差格納変数
tdlsafb に始動後経過時間格納変数tfint が乗算され点
火時期F/B量偏差格納変数tdlsafb とされる。次にス
テップS837に移行して、点火時期F/B量偏差格納
変数tdlsafb に始動時冷却水温格納変数tthwstが乗算さ
れ点火時期F/B量偏差格納変数tdlsafb とされる。次
にステップS838に移行して、点火時期F/B量偏差
格納変数tdlsafb が点火時期F/B量偏差dlsafbに戻さ
れたのち、本ルーチンを終了する。
【0069】〈点火時期F/B不感帯縮小または点火時
期F/B不感帯正常のサブルーチン:図20、図21及
び図22参照〉図20は本発明の実施の形態の一実施例
にかかる内燃機関用制御装置の点火時期F/B不感帯縮
小または点火時期F/B不感帯正常の処理手順を示すフ
ローチャートである。なお、このルーチンは上述の図3
及び図4の性状判定制御ルーチンにおける点火時期F/
B不感帯縮小実行フラグxsafbredの状態変化に応じて実
行される。
【0070】図20において、ステップS901で、点
火時期F/B不感帯縮小実行フラグxsafbredが「ON」
であるかが判定される。ステップS901の判定条件が
成立するときにはステップS902に移行し、目標回転
数偏差dlne〔rpm〕と点火時期F/B量偏差格納変数
tdlsafb 〔°CA〕との関係を示す点火時期F/B不感
帯縮小I項(PID制御における積分項)用マップsafb
isar-map(図21参照)及び目標回転数偏差dlne〔rp
m〕と点火時期F/B量比例項格納変数tsap〔°CA〕
との関係を示す点火時期F/B不感帯縮小P項(PID
制御における比例項)用マップsafbpsar-map(図22参
照)の使用とされたのち、本ルーチンを終了する。一
方、ステップS901の判定条件が成立しないときに
は、何もすることなく本ルーチンを終了する。
【0071】このように、本実施例の内燃機関用制御装
置は、内燃機関1に供給する燃料噴射量fuelの噴射タイ
ミングとしての噴射吹き終わり時期injtを切換自在なE
CU30内のCPU31にて達成される噴射タイミング
切換手段と、内燃機関1の回転数を目標回転数に収束さ
せるよう点火時期をF/B(フィードバック)制御する
ECU30内のCPU31にて達成される点火時期F/
B手段と、噴射タイミング切換時における前記点火時期
F/B手段による点火時期F/B量safbの点火時期F/
B量偏差dlsafbに基づき燃料性状を判定するECU30
内のCPU31にて達成される燃料性状判定手段とを具
備するものである。つまり、噴射吹き終わり時期injtが
切換えられたときに機関回転数neの変動を抑制しようと
して点火時期F/B量safbが変動するときの点火時期F
/B量偏差dlsafbに基づき燃料性状が判定される。この
ため、ドライバビリティに影響を与えることなく燃料性
状を精度良く判定することができる。
【0072】また、本実施例の内燃機関用制御装置のE
CU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定手
段は、燃料性状の判定中における燃料噴射量fuelの変化
割合としての燃料噴射量偏差dlfuelに応じて点火時期F
/B量safbの点火時期F/B量偏差dlsafbを補正するも
のである(図4のステップS134〜ステップS138
の処理参照)。これにより、燃料噴射量の変化割合が変
動しても適切に点火時期F/B量偏差dlsafbに反映され
るため燃料性状を精度良く判定することができる。
【0073】そして、本実施例の内燃機関用制御装置の
ECU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定
手段は、内燃機関1の始動後の所定時間STB 〔sec〕
からの始動後経過時間fintに応じて点火時期F/B量sa
fbの点火時期F/B量偏差dlsafbを補正するものである
(図17における処理参照)。これにより、始動後経過
時間fintが点火時期F/B量偏差dlsafbに反映されるこ
ととなり燃料性状の判定精度を向上することができる。
【0074】更に、本実施例の内燃機関用制御装置のE
CU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定手
段は、内燃機関1の始動時の冷却水温thwst に応じて点
火時期F/B量safbの点火時期F/B量偏差dlsafbを補
正するものである(図17における処理参照)。これに
より、始動時の冷却水温thwst が点火時期F/B量偏差
dlsafbに反映されることとなり燃料性状の判定精度を向
上することができる。
【0075】また、本実施例の内燃機関用制御装置のE
CU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定手
段は、燃料性状の判定中に内燃機関1の機関回転数neの
変動が生じないよう点火時期をスキップ制御するもので
ある(図3のステップS117、ステップS119及び
ステップS126の処理参照)。このように、点火時期
がスキップ制御されることで内燃機関1の機関回転数ne
の変動が抑制され、燃料性状の判定中におけるドライバ
ビリティを向上することができる。
【0076】そして、本実施例の内燃機関用制御装置の
ECU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定
手段は、内燃機関1の始動時の機関回転数のピークであ
る始動時ピーク回転数nepeakに応じて燃料性状を仮判定
するものである(図6における処理、図11のステップ
S809〜ステップS812の処理参照)。このよう
に、燃料性状が始動直後に仮判定されることで、本判定
終了までの機関回転数neの安定を図ることができる。
【0077】加えて、本実施例の内燃機関用制御装置の
ECU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定
手段は、燃料性状の判定中では点火時期F/B制御にお
ける不感帯を縮小するものである(図20における処
理、図21及び図22のマップ参照)。これにより、点
火時期F/B量safbの変動が現われ易くなり燃料性状の
判定における性状変化を素早く捉えることができる。
【0078】また、本実施例の内燃機関用制御装置のE
CU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定手
段は、燃料性状の判定結果を内燃機関1の運転停止時ま
でに学習値として記憶するものである(図11のステッ
プS814の処理参照)。これにより、内燃機関1の始
動時で燃料性状の判定以前における機関回転数neを適切
に制御することができる。
【0079】そして、本実施例の内燃機関用制御装置の
ECU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定
手段は、内燃機関1の再始動時と判定された場合には、
燃料性状の判定を中止するものである(図5における処
理参照)。つまり、内燃機関1が再始動時であるときに
は記憶されている最終燃料性状判定値fvdet を用いるこ
とで機関回転数neの不必要な変動を抑止することができ
る。
【0080】更に、本実施例の内燃機関用制御装置のE
CU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定手
段は、燃料性状の判定中に内燃機関1における電気負荷
変動、アイドル状態解除、各種外乱要因が生じたときに
は、その判定を中止するものである(図7、図8及び図
10における処理参照)。つまり、燃料性状の判定中に
電気負荷変動、アイドル状態解除、各種外乱要因が生じ
るとその影響で判定精度が低下するためその判定が中止
され、内燃機関1の運転状態に対して不適切な燃料性状
判定を実施しないようにすることができる。
【0081】また、本実施例の内燃機関用制御装置のE
CU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定手
段は、燃料性状の判定終了時、燃料性状学習値gfvdet及
び最終燃料性状判定値fvdet をなまし(平滑化)するも
のである(図11のステップS808及びステップS8
12の処理参照)。このように、燃料性状判定が終了す
る度に燃料性状学習値gfvdet及び最終燃料性状判定値fv
det に対してなましが実施されることでそれらの値の極
端な変動を抑えることができる。
【0082】そして、本実施例の内燃機関用制御装置の
ECU30内のCPU31にて達成される燃料性状判定
手段は、バッテリ電源を取外し後の最初の始動では学習
速度を早めるものである(図13における処理参照)。
つまり、バッテリ電源を取外し後の最初の始動において
は、学習値がバックアップされていないため、なまし率
を通常時と変更することで学習速度が早められる。これ
により、所望の燃料性状学習値gfvdetが素早く得られる
こととなり、バッテリ電源の取外し後の始動時における
内燃機関1の運転状態を早めに安定させることができ
る。
【0083】更に、本実施例の内燃機関用制御装置のE
CU30内のCPU31にて達成される噴射タイミング
切換手段は、燃料性状の判定結果に基づき燃料噴射量の
割合を変更するものである(図15のマップ参照)。つ
まり、燃料性状の判定結果が揮発性の低い重質であるほ
ど、特に、冷間始動時では吸気ポート9等でウェット状
態となり結果的に、空燃比がリーン側となる。これに対
処するため、燃料噴射量の割合が変更されることで適切
な運転状態を得ることができる。
【0084】ところで、上記実施例では、内燃機関1に
供給する燃料噴射量の噴射タイミングを切換え、そのと
きの点火時期F/B量の偏差に基づき燃料性状を判定し
ているが、本発明を実施する場合には、これに限定され
るものではなく、内燃機関1に供給する燃料噴射量の噴
射タイミングを切換え、そのときの空気量F/B量の偏
差に基づき燃料性状を判定するようにしてもよい。
【0085】このような内燃機関用制御装置は、内燃機
関1に供給する燃料噴射量fuelの噴射タイミングを切換
自在なECU30内のCPU31にて達成される噴射タ
イミング切換手段と、内燃機関1の回転数を目標回転数
に収束させるよう空気量をF/B(フィードバック)制
御するECU30内のCPU31にて達成される空気量
F/B手段と、噴射タイミング切換時における前記空気
量F/B手段による空気量F/B量の偏差に基づき燃料
性状を判定するECU30内のCPU31にて達成され
る燃料性状判定手段とを具備するものである。つまり、
内燃機関1に導入される空気量を検出するエアフローメ
ータ等の空気量検出センサを配設し、ECU30内のC
PU31にそのセンサ信号を入力し噴射タイミングを切
換えた際の空気量F/B量の偏差に基づき燃料性状を判
定するものであり、上述の実施例と同様の作用・効果が
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用制御装置が適用された内燃機関制御システ
ムを示す概略構成図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用制御装置による点火時期F/B量に基づく
燃料性状判定の概要を示すタイムチャートである。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCP
Uにおける具体的な燃料性状判定制御の処理手順を示す
フローチャートである。
【図4】 図4は図3の燃料性状判定制御に続く処理手
順を示すフローチャートである。
【図5】 図5は図3における再始動判定の処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】 図6は図3における機関回転数ピーク算出の
処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 図7は図3における状態記憶の処理手順を示
すフローチャートである。
【図8】 図8は図3における状態変化判定1の処理手
順を示すフローチャートである。
【図9】 図9は図3における機関回転数最大吹上がり
または最大落込み判定の処理手順を示すフローチャート
である。
【図10】 図10は図4における状態変化判定2の処
理手順を示すフローチャートである。
【図11】 図11は図4における燃料性状指標算出の
処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 図12は図11の処理で用いられている本
判定用燃料性状判定値算出のマップである。
【図13】 図13は図11の処理で用いられている本
判定用燃料性状判定値算出のマップである。
【図14】 図14は図11の処理で用いられている仮
判定用燃料性状判定値算出のマップである。
【図15】 図15は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる内燃機関用制御装置で用いられている最終燃料性
状判定値による燃料噴射量の燃料増量係数を求めるマッ
プである。
【図16】 図16は図11におけるバッテリOFF判
定及び学習速度UPの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図17】 図17は図11における経過時間補正係数
算出及び始動時冷却水温補正係数算出の処理手順を示す
フローチャートである。
【図18】 図18は図17の処理で用いられている始
動後経過時間補正係数算出のマップである。
【図19】 図19は図17の処理で用いられている始
動時冷却水温補正係数算出のマップである。
【図20】 図20は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる内燃機関用制御装置で使用されているECU内の
CPUにおける点火時期F/B不感帯縮小または点火時
期F/B不感帯正常の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図21】 図21は図20の処理で用いられている点
火時期F/B不感帯縮小I項用のマップである。
【図22】 図22は図20の処理で用いられている点
火時期F/B不感帯縮小P項用のマップである。
【符号の説明】
1 内燃機関 30 ECU(電子制御ユニット) 31 CPU
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 340 F02D 45/00 340A 370 370B 9/02 9/02 R 305 305M 351 351M 41/04 330 41/04 330P 335 335A 41/14 320 41/14 320A 43/00 301 43/00 301B 301J 301K F02P 5/15 F02P 5/15 K C (72)発明者 樹神 勝彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 渡辺 智 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G022 CA01 CA02 CA03 CA10 EA06 EA08 FA04 FA05 GA00 GA01 GA05 GA08 GA09 3G065 CA00 DA05 DA06 DA15 EA01 EA03 FA11 GA01 GA09 GA10 GA35 GA36 GA37 GA41 HA21 HA22 KA02 3G084 BA05 BA13 BA15 BA17 CA01 CA02 DA05 DA11 DA27 EA05 EA07 EA11 EA12 EB09 EB12 EB20 EB25 FA10 FA11 FA14 FA20 FA29 FA33 FA38 3G301 HA01 JA03 JA04 JB09 KA01 KA04 KA05 LA00 LA01 MA11 MA18 NA01 NC04 ND02 ND25 ND27 PA07Z PA11Z PB02Z PD02Z PE01Z PE03Z PE08Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に供給する燃料噴射量の噴射タ
    イミングを切換自在な噴射タイミング切換手段と、 前記内燃機関の回転数を目標回転数に収束させるよう点
    火時期をフィードバック制御する点火時期フィードバッ
    ク手段と、 噴射タイミング切換時における前記点火時期フィードバ
    ック手段による点火時期フィードバック量の偏差に基づ
    き燃料性状を判定する燃料性状判定手段とを具備するこ
    とを特徴とする内燃機関用制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関に供給する燃料噴射量の噴射タ
    イミングを切換自在な噴射タイミング切換手段と、 前記内燃機関の回転数を目標回転数に収束させるよう空
    気量をフィードバック制御する空気量フィードバック手
    段と、 噴射タイミング切換時における前記空気量フィードバッ
    ク手段による空気量フィードバック量の偏差に基づき燃
    料性状を判定する燃料性状判定手段とを具備することを
    特徴とする内燃機関用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記燃料性状判定手段は、燃料性状の判
    定中における燃料噴射量の変化割合に応じて前記点火時
    期フィードバック量または前記空気量フィードバック量
    の偏差を補正することを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の内燃機関用制御装置。
  4. 【請求項4】 前記燃料性状判定手段は、前記内燃機関
    の始動後の所定時間からの経過時間に応じて前記点火時
    期フィードバック量または前記空気量フィードバック量
    の偏差を補正することを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の内燃機関用制御装置。
  5. 【請求項5】 前記燃料性状判定手段は、前記内燃機関
    の始動時の冷却水温に応じて前記点火時期フィードバッ
    ク量または前記空気量フィードバック量の偏差を補正す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内
    燃機関用制御装置。
  6. 【請求項6】 前記燃料性状判定手段は、燃料性状の判
    定中に前記内燃機関の機関回転数の変動が生じないよう
    点火時期または空気量をスキップ制御することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の内燃機関用制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記燃料性状判定手段は、前記内燃機関
    の始動時の機関回転数のピーク値に応じて燃料性状を仮
    判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の内燃機関用制御装置。
  8. 【請求項8】 前記燃料性状判定手段は、燃料性状の判
    定中では点火時期フィードバック制御または空気量フィ
    ードバック制御における不感帯を縮小することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の内燃機関用制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記燃料性状判定手段は、燃料性状の判
    定結果を前記内燃機関の運転停止時までに学習値として
    記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の内燃機関用制御装置。
  10. 【請求項10】 前記燃料性状判定手段は、前記内燃機
    関の再始動時と判定された場合には、燃料性状の判定を
    中止することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の内燃機関用制御装置。
  11. 【請求項11】 前記燃料性状判定手段は、燃料性状の
    判定中に前記内燃機関における電気負荷変動、アイドル
    状態解除、各種外乱要因が生じたときには、その判定を
    中止することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の内燃機関用制御装置。
  12. 【請求項12】 前記燃料性状判定手段は、燃料性状の
    判定終了時、学習値及び判定値を平滑化することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関用制御
    装置。
  13. 【請求項13】 前記燃料性状判定手段は、バッテリ電
    源を取外し後の最初の始動では学習速度を早めることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関用
    制御装置。
  14. 【請求項14】 前記噴射タイミング切換手段は、燃料
    性状の判定結果に基づき燃料噴射量の割合を変更するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機
    関用制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008280893A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料性状判定装置
US7478627B2 (en) 2005-04-05 2009-01-20 Mitsubishi Jidosha Kogyo K.K. Fuel control apparatus for internal combustion engine

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US7478627B2 (en) 2005-04-05 2009-01-20 Mitsubishi Jidosha Kogyo K.K. Fuel control apparatus for internal combustion engine
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