JP2019190450A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷間状態での機関運転を安定させることのできる内燃機関の制御装置を提供する。【解決手段】内燃機関1の制御装置50は、内燃機関1の温度が所定温度以下の冷間状態における燃料噴射を制御する冷間時制御部50Aを備える。冷間時制御部50Aは、空燃比フィードバック制御の非実行中は、圧縮行程の前半期間に燃料を噴射する第1モードにて燃料噴射を実施し、空燃比フィードバック制御の実行中は、吸気行程の後半期間に燃料を噴射する第2モードにて燃料噴射を実施する冷間時制御を実行する。【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関の制御装置に関する。
例えば特許文献1に記載の制御装置は、筒内噴射式の燃料噴射弁を備える内燃機関が暖機運転中のときには、吸気行程及び圧縮行程のそれぞれで燃料を噴射することにより排気の温度を高めて触媒の早期活性化を図るようにしている。また、暖機運転中ではないときには吸気行程で2回燃料を噴射することにより、燃焼室への燃料付着を低減するとともに燃料の霧化度合を向上させるようにしている。
特開2012−159006号公報
ところで、暖機運転中のように、内燃機関の温度が所定温度以下となっている冷間状態では、燃料の揮発性が低く混合気の形成が進みにくいために、内燃機関の出力トルクが低くなって機関回転速度が変動しやすくなり、安定した機関運転を行うことが困難になるおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、冷間状態での機関運転を安定させることのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、筒内噴射式の燃料噴射弁を備える内燃機関に適用されて、排気通路に設けられたセンサによる空燃比の検出が可能なときには混合気の空燃比が目標空燃比となるように前記燃料噴射弁の噴射量をフィードバック制御する空燃比フィードバック制御を実行する一方、前記空燃比フィードバック制御の非実行時にはオープンループ制御にて前記噴射量を算出する。この制御装置は、前記内燃機関の温度が所定温度以下の冷間状態における燃料噴射を制御する冷間時制御部を備えており、前記冷間時制御部は、前記空燃比フィードバック制御の非実行中は圧縮行程の前半期間に燃料を噴射する第1モードにて燃料噴射を実施し、前記空燃比フィードバック制御の実行中は吸気行程の後半期間に燃料を噴射する第2モードにて燃料噴射を実施する冷間時制御を実行する。
同構成によれば、冷間状態において空燃比フィードバック制御が実行されておらず、オープンループ制御にて燃料の噴射量が算出されるときには、上記第1モードによる燃料噴射が実施される。
この第1モードでは、圧縮行程の前半期間に燃料が噴射される。こうした圧縮行程での燃料噴射は、吸気行程での燃料噴射と比較して、筒内圧が高くなっている状態で燃料が噴射されるために、その噴射された燃料の貫徹力は小さくなる。そのため、吸気行程で燃料を噴射する場合と比較して、ピストンの頂面やシリンダボアに付着する燃料の量が抑えられるようになり、燃焼に寄与する燃料が多くなる。従って、吸気行程において燃料を噴射する場合と比較して、内燃機関の出力トルクは大きくなり、冷間状態での機関運転は安定しやすくなる。
ただし、圧縮行程の前半期間での燃料噴射は、吸気行程での燃料噴射と比較して噴射時期が点火時期に近く燃料の霧化時間が短くなるために混合気の形成が進みにくい。従って、圧縮行程の前半期間での燃料噴射は、吸気行程での燃料噴射と比較して、燃料噴射量の増大に伴い内燃機関の出力トルクが増大していくときの最大トルクが低くなる。
この点、同構成では、冷間状態において空燃比フィードバック制御が実行されているときには、上記第2モードによる燃料噴射が実施される。
この第2モードにおいて、吸気行程の後半期間に噴射された燃料は、圧縮行程で燃料を噴射した場合と比較して噴射時期が点火時期から離れており、燃料の霧化時間が長くなるため、混合気形成が良好に行われる。また、吸気行程の後半は、吸気行程の前半と比較して、気筒内に流入する吸気の流速が速くなっており、気筒内に流入する吸気と気筒内に噴射された燃料との混合が進みやすいため、こうした点でも混合気形成が良好に行われる。
ここで、吸気行程の後半期間での燃料噴射は、圧縮行程での燃料噴射と比較して、ピストンの頂面やシリンダボアに付着する燃料の量が多くなるため、このままでは燃焼に寄与する燃料が減少してしまう。しかし、同構成では、第2モードによる燃料噴射は、空燃比フィードバック制御が実行されているときに実施される。従って、燃焼に寄与する燃料が減少して混合気の空燃比が目標空燃比よりもリーンになると、空燃比フィードバック制御の実行によって燃料噴射量が増量されるため、燃焼に寄与する燃料量の減少は空燃比フィードバック制御によって補われる。このようにして第2モードによる燃料噴射では、燃焼に寄与する燃料量が確保されるとともに混合気形成が良好に行われるため、上記第1モードによる燃料噴射よりも内燃機関の出力トルクは大きくなり、機関回転速度の変動が抑えられるようになる。従って、冷間状態での機関運転をより一層安定させることができるようになる。
また、上述したように、第2モードによる燃料噴射を空燃比フィードバック制御の実行中に実施することにより内燃機関の運転は安定するようになるため、冷間状態でも空燃比フィードバック制御を早期に開始することができるようになる。
上記制御装置において、前記冷間時制御部は、前記第1モードとして前記圧縮行程の前半期間と吸気行程の後半期間とに燃料噴射を分割して実施する処理を実行してもよい。
同構成によれば、第1モードによる燃料噴射の実施に際して、吸気行程の後半期間と圧縮行程の前半期間とに分けて燃料が噴射される。そのため、圧縮行程の前半期間に全ての燃料を噴射する場合と比較して、噴射1回当たりに噴射される燃料量が少なくなるため、燃料の貫徹力は弱くなり、これにより圧縮行程で噴射された燃料のうちでピストンの頂面やシリンダボアに付着する燃料の量を抑えることができる。
また、上述したように、吸気行程の後半期間に噴射された燃料は混合気形成が良好に行われるため、圧縮行程の前半期間に全ての燃料を噴射する場合と比較して、内燃機関の出力トルクを高めることができる。
上記制御装置において、前記冷間時制御部は、前記第2モードによる吸気行程の後半期間での燃料噴射を複数回に分割して実施する処理を実行してもよい。
同構成によれば、第2モードにおける吸気行程の後半期間での燃料噴射が1回ではなく、複数回に分けて実施される。このようにして燃料噴射を複数回に分けて実施すると、噴射1回当たりに噴射される燃料量が少なくなるため、燃料の貫徹力が弱くなる。そのため、噴射された燃料がピストンの頂面やシリンダボアに付着することを抑えることができる。
また、上記制御装置において、前記第2モードによる吸気行程の後半期間での燃料噴射を分割して実施するときの各噴射間の燃料噴射休止期間は、前記燃料噴射弁が閉弁してから次に開弁するまでに必要とされる最短時間を設定することが好ましい。
同構成によれば、吸気行程の後半期間において燃料噴射を複数回実施するときの噴射間隔が可能な限り短くなるため、吸気行程の後半期間において最後に噴射された燃料の霧化時間をできるだけ長くすることができるようになり、これにより燃料の霧化を促すことができる。
なお、上述した各構成において、吸気行程の後半期間とは、「圧縮上死点前270°CA<クランク角≦圧縮上死点前180°CA」の期間をいう。また、圧縮行程の前半期間とは、「圧縮上死点前180°CA<クランク角≦圧縮上死点前90°CA」の期間をいう。
一実施形態における内燃機関及び制御装置を示す模式図。 同実施形態の制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態の制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態の各噴射モードにおける噴射時期を示す模式図。 同実施形態の第2モードにおける噴射間隔を示すグラフ。 同実施形態の変形例における第1モードの噴射時期を示す模式図。 同実施形態の変形例における第2モードの噴射時期を示す模式図。
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、内燃機関1のシリンダブロック2には、複数のシリンダ4が設けられている。シリンダ4内にはピストン5が設けられており、ピストン5は、コネクティングロッド6を介してクランクシャフト7に連結されている。
シリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド3が組み付けられている。シリンダ4内においてピストン5の頂面とシリンダヘッド3との間には、燃焼室8が形成されている。また、シリンダヘッド3には、燃焼室8に燃料を直接噴射する筒内噴射式の燃料噴射弁35と、燃焼室8の混合気を火花点火する点火プラグ11とが、内燃機関1の気筒ごと(シリンダ4ごと)に設けられている。
また、シリンダヘッド3には、燃焼室8に吸気を導入する吸気ポート9と燃焼室8から排気を排出する排気ポート10とが設けられている。吸気ポート9及び排気ポート10は、それぞれ吸気通路20及び排気通路30に接続されている。また、吸気ポート9には同吸気ポート9を開閉する吸気弁12が設けられており、排気ポート10には同排気ポート10を開閉する排気弁13が設けられている。排気通路30には、排気を浄化する触媒32が設けられている。この触媒32は、目標空燃比となるように混合気の空燃比が制御されることによって排気を浄化する。
内燃機関1には、各種センサやスイッチが設けられている。例えば、機関回転速度NEを検出するクランク角センサ41や、吸入空気量GAを検出するエアフロメータ44や、内燃機関1の冷却水の温度である冷却水温THWを検出する水温センサ45や、触媒32よりも排気上流の排気通路30に設けられており空燃比AFを検出する空燃比センサ46などが設けられている。
内燃機関1の各種制御は制御装置50によって実施される。この制御装置50は、各種演算処理を行う中央処理装置(CPU)、各種プログラムやデータが記憶された読出専用メモリ(ROM)、中央処理装置の演算結果などを一時的に記憶するメモリ(RAM)、入力ポート、及び出力ポートなどを備えている。制御装置50の入力ポートには、上述した各種センサの信号などが入力される。また、制御装置50の出力ポートには、燃料噴射弁35や点火プラグ11などの各種デバイスを駆動する回路が接続されている。そして制御装置50は、メモリに記憶されたプログラムを中央処理装置が実行することによって各種制御を実施する。
制御装置50は、燃料噴射弁35の燃料噴射量や燃料噴射時期を制御する燃料噴射制御や、点火プラグ11の点火時期を制御する点火時期制御といった各種制御を実行する。
制御装置50は、燃料噴射量に関する制御の1つとして、空燃比センサ46による空燃比AFの検出が可能なときには混合気の空燃比が目標空燃比(例えば本実施形態では理論空燃比)となるように燃料噴射弁35の噴射量をフィードバック制御する周知の空燃比フィードバック制御を実行する。また、この空燃比フィードバック制御の非実行時には目標空燃比及び吸入空気量GAに基づいて燃料噴射弁35の噴射量を算出する周知のオープンループ制御を実行する。なお、このオープンループ制御では、基本的に吸入空気量GAを目標空燃比で除した値が基本値とされる。そして、この基本値に対して各種の補正を行うことで(例えば燃料の壁面付着を補償するための増量補正など)、燃料噴射弁35の噴射量が算出される。
図2に、上記空燃比フィードバック制御と上記オープンループ制御とを切り替えるための処理手順を示す。この図2に示す処理は、機関運転中において、制御装置50のメモリに記憶されたプログラムを中央処理装置が所定周期毎に実行することにより実現される。なお、以下では、先頭に「S」が付与された数字によって、ステップ番号を表現する。
この図2に示すように、制御装置50は、空燃比センサ46から空燃比AFの検出信号が出力されているか否かを判定する(S100)。ちなみに、冷間状態からの機関始動の場合には、機関始動が開始されてから空燃比センサ46が活性化して検出信号が出力されるまでの時間が概ね1分以下である。
そして、空燃比センサ46から空燃比AFの検出信号が出力されていないときには(S100:NO)、制御装置50は、上記オープンループ制御を実行して(S120)、燃料噴射弁35の噴射量を算出し、本処理を一旦終了する。
一方、空燃比センサ46から空燃比AFの検出信号が出力されており(S100:YES)、空燃比センサ46による空燃比AFの検出が可能なときには、制御装置50は、空燃比フィードバック制御を実行して(S110)、燃料噴射弁35の噴射量を算出し、本処理を一旦終了する。
また、制御装置50は、燃料噴射時期に関する制御の1つとして、内燃機関1の温度が所定温度以下の冷間状態における燃料噴射を制御する冷間時制御を実施する。そして、この冷間時制御を実行するための冷間時制御部50Aを備えている。この冷間時制御部50Aによる冷間時制御は、制御装置50のメモリに記憶されたプログラムを中央処理装置が実行することにより実現される。
図3に、上記冷間時制御の処理手順を示す。なお、図3に示す処理は、機関運転中において所定周期毎に繰り返し実行される。
本処理を開始すると、冷間時制御部50Aは、現在の冷却水温THW、現在の機関回転速度NE、及び現在の機関負荷率KLを取得する(S200)。
次に、冷間時制御部50Aは、取得した冷却水温THWが判定値THW1以下であるか否かを判定する(S210)。この判定値THW1は、冷却水温THWが当該判定値THW1以下であることに基づき、内燃機関1の機関温度が所定温度以下の冷間状態であることを的確に判定することができるように、その値の大きさが設定されている(例えば20℃程度)。
そして、冷却水温THWが判定値THW1を超えているときには(S210:NO)、冷間時制御部50Aは、本処理を一旦終了する。
一方、冷却水温THWが判定値THW1以下であるときには(S210:YES)、冷間時制御部50Aは、取得した機関回転速度NEが判定値NE1以下であり、かつ取得した機関負荷率KLが判定値KL1以下であるか否かを判定する(S220)。この判定値NE1は、機関回転速度NEが当該判定値NE1以下であることに基づき、機関運転状態が低回転状態であることを的確に判定することができるように、その値の大きさが設定されている(例えば2000rpm程度)。また、判定値KL1は、機関負荷率KLが当該判定値KL1以下であることに基づき、機関運転状態が低負荷状態であることを的確に判定することができるように、その値の大きさが設定されている(例えばアイドル運転時の負荷率程度)。
そして、ステップS220にて否定判定されるときには(S220:NO)、冷間時制御部50Aは、本処理を一旦終了する。
一方、ステップS220にて肯定判定されるとき(S220:YES)、つまり現在の機関運転状態が低回転低負荷状態(例えばアイドル運転相当)であるときには、冷間時制御部50Aは、現在、空燃比フィードバック制御が実行されているかを判定する(S230)。
そして、空燃比フィードバック制御が実行されていないとき(S230:NO)、つまり上記オープンループ制御が実行されているときには、冷間時制御部50Aは、冷間状態における燃料の噴射モードとして、第1モード(図4参照)による燃料噴射を実行して(S240)、本処理を一旦終了する。
一方、上記空燃比センサ46による空燃比AFの検出が可能な状態になっており、これにより上記空燃比フィードバック制御が実行されているときには(S230:YES)、冷間時制御部50Aは、冷間状態における燃料の噴射モードとして、第2モード(図4参照)による燃料噴射を実行して(S250)、本処理を一旦終了する。
図4に、上述した第1モードによる燃料噴射を実行するときの燃料の噴射時期と、上述した第2モードによる燃料噴射を実行するときの燃料の噴射時期とを示す。なお、後述の吸気行程の前半期間とは、「圧縮上死点前360°CA<クランク角≦圧縮上死点前270°CA」の期間をいい、後述の吸気行程の後半期間とは、「圧縮上死点前270°CA<クランク角≦圧縮上死点前180°CA」の期間をいう。また、後述の圧縮行程の前半期間とは、「圧縮上死点前180°CA<クランク角≦圧縮上死点前90°CA」の期間をいう。
(第1モード)
第1モードは、上述したように冷間状態での機関運転中においてオープンループ制御が実施される場合に選択される噴射モードであり、吸気行程の後半期間で燃料が1回噴射されるとともに、圧縮行程の前半期間にも燃料が1回噴射される。
この第1モードでは、1回の燃焼サイクルにおいて1つの気筒内に噴射される総燃料量が二等分されて、その分割された燃料量が吸気行程の後半期間及び圧縮行程の前半期間にそれぞれ噴射される。なお、上記総燃料量は、上記空燃比フィードバック制御や上記オープンループ制御の実行を通じて算出される燃料噴射弁35の噴射量である。
第1モードにおいて吸気行程の後半期間に燃料を噴射する時期は、噴射した燃料のピストン5への付着をできる限り避けつつ気筒内に流入する吸気の流速ができるだけ速い時期、例えば吸気行程中にピストン5がストロークの中間位置を超えた付近の時期(例えば圧縮上死点前260°CA〜圧縮上死点前260°CAの間の時期など)に設定されている。また、第1モードにおいて圧縮行程の前半期間に燃料を噴射する時期は、噴射した燃料のピストン5への付着をできる限り避けつつ筒内圧ができるだけ高い時期(例えば圧縮上死点前100°CA〜圧縮上死点前130°CAの間の時期など)に設定されている。
(第2モード)
第2モードは、上述したように冷間状態での機関運転中において空燃比フィードバック制御が実行されているときに選択される噴射モードであり、吸気行程の後半期間に燃料が2回に分けて分割噴射される。
この第2モードでは、上記総燃料量が二等分されて、その分割された燃料量が吸気行程の後半期間にそれぞれ噴射される。
第2モードにおいて吸気行程の後半期間に1回目の燃料を噴射する時期は、噴射した燃料のピストン5への付着をできる限り避けつつ気筒内に流入する吸気の流速ができるだけ速い時期に設定されている。こうした時期として、例えば吸気行程中にピストン5がストロークの中間位置を超えた付近の時期(例えば圧縮上死点前250°CA〜圧縮上死点前270°CAの間の時期など)が設定されている。また、第2モードにおいて吸気行程の後半期間に2回目の燃料を噴射する時期は、図5に示す時期となるように設定されている。
図5に示すように、燃料噴射を2回に分割して実施するときの各噴射間の燃料噴射休止期間TRは、燃料噴射弁35が閉弁してから次に開弁するまでに必要とされる最短時間Tminが設定されている。
次に、上記第1モード及び第2モードの作用を説明する。
(第1モードの作用)
第1モードでは、圧縮行程の前半期間に燃料が噴射される。こうした圧縮行程での燃料噴射は、吸気行程での燃料噴射と比較して、筒内圧が高くなっている状態で燃料が噴射されるために、燃料噴射弁35の噴射圧と筒内圧との差圧が小さくなる。従って、吸気行程での燃料噴射と比較して、圧縮行程での燃料噴射では燃料の貫徹力が小さくなり、ピストン5の頂面やシリンダボアに付着する燃料の量が抑えられるようになるため、燃焼に寄与する燃料が多くなる。従って、吸気行程において燃料を噴射する場合と比較して、内燃機関1の出力トルクは大きくなり、冷間状態での機関運転は安定しやすくなる。
また、第1モードによる燃料噴射の実施に際しては、圧縮行程の前半期間だけではなく、吸気行程の後半期間にも燃料が噴射される。そのため、圧縮行程の前半期間に上記総燃料量の全てを噴射する場合と比較して、噴射1回当たりに噴射される燃料量が少なくなるため、燃料の貫徹力は弱くなり、これにより圧縮行程で噴射された燃料のうちでピストン5の頂面やシリンダボアに付着する燃料の量を抑えることができるようになり、燃焼に寄与する燃料が増えるようになる。こうした燃焼に寄与する燃料の増加により、内燃機関1の出力トルクが高められる。
また、吸気行程の後半期間に噴射された燃料は、圧縮行程で燃料を噴射した場合と比較して噴射時期が点火時期から離れており、燃料の霧化時間が長くなるため、混合気形成が進みやすい。また、吸気行程の後半期間は、吸気行程の前半期間と比較して、気筒内に流入する吸気の流速が速くなっており、気筒内に流入する吸気と気筒内に噴射された燃料との混合が進みやすいため、こうした点でも混合気形成が進みやすい。従って、圧縮行程の前半期間に上記総燃料量の全てを噴射する場合と比較して、総燃料量のうちで混合気形成に寄与する燃料量は増えるようになり、これにより内燃機関1の出力トルクが高められる。
ただし、この第1モードでは総燃料量のうちの一部が圧縮行程の前半期間に噴射される。そのため、吸気行程で燃料を噴射する場合と比較して、圧縮行程の前半期間に噴射された燃料の噴射時期は点火時期に近くなっており、燃料の霧化時間は短くなるために混合気の形成が進みにくい。従って、圧縮行程の前半期間での燃料噴射を行う第1モードでは、総燃料量の全てを吸気行程で噴射する場合と比較して、燃料噴射量の増大に伴い内燃機関1の出力トルクが増大していくときの最大トルクは低くなる。
(第2モードの作用)
この点、本実施形態では、冷間状態において空燃比フィードバック制御が実行されているときには、上記第2モードによる燃料噴射が実施される。
この第2モードにおいて、吸気行程の後半期間に噴射された燃料は、圧縮行程で燃料を噴射した場合と比較して噴射時期が点火時期から離れており、燃料の霧化時間が長くなるため、混合気形成が良好に行われる。また、上述したように、吸気行程の後半は吸気行程の前半と比較して、気筒内に流入する吸気の流速が速くなっており、気筒内に流入する吸気と気筒内に噴射された燃料との混合が進みやすいため、こうした点でも混合気形成が良好に行われる。
ここで、吸気行程の後半期間での燃料噴射は、圧縮行程での燃料噴射と比較して、ピストン5の頂面やシリンダボアに付着する燃料の量が多くなるため、このままでは燃焼に寄与する燃料が減少してしまう。しかし、本実施形態では、第2モードによる燃料噴射は、空燃比フィードバック制御が実行されているときに実施される。従って、燃焼に寄与する燃料が減少して混合気の空燃比が目標空燃比よりもリーンになると、空燃比フィードバック制御の実行によって燃料噴射量が増量されるため、燃焼に寄与する燃料量の減少は空燃比フィードバック制御によって補われる。このようにして第2モードによる燃料噴射では、燃焼に寄与する燃料量が確保されるとともに混合気形成が良好に行われるため、上記第1モードによる燃料噴射よりも内燃機関1の出力トルクは大きくなり、機関回転速度の変動が抑えられるようになる。従って、冷間状態での機関運転がより一層安定するようになる。
なお、機関燃料として重質燃料が使用される場合には、軽質燃料が使用される場合と比較して冷間状態での燃料の揮発性が更に悪化するために機関運転が不安定になりやすい。この点、本実施形態では、空燃比フィードバック制御の実行中に上記第2モードによる燃料噴射を実施することで、燃焼に寄与する燃料量が確保されるとともに混合気形成が良好に行われる。そのため、そうした重質燃料が使用される場合でも、冷間状態での機関運転が安定するようになる。
また、上述したように、第2モードによる燃料噴射を空燃比フィードバック制御の実行中に実施することにより内燃機関1の運転は安定するようになるため、冷間状態でも空燃比フィードバック制御を早期に開始することができるようになる。そのため、触媒32による排気浄化がより早期に開始されるようになる。
また、第2モードによる吸気行程の後半期間での燃料噴射が複数回に分割して実施される。このようにして燃料噴射を複数回に分けて実施すると、噴射1回当たりに噴射される燃料量が少なくなるため、燃料の貫徹力が弱くなる。そのため、吸気行程の後半期間に噴射された燃料がピストン5の頂面やシリンダボアに付着することを抑えることができる。
また、先の図5に示したように、燃料噴射を2回に分割して実施するときの各噴射間の燃料噴射休止期間TRは、燃料噴射弁35が閉弁してから次に開弁するまでに必要とされる最短時間Tminが設定されており、これにより2回目の噴射時期は、できる限り1回目の噴射時期に近い時期となるように設定されている。このように吸気行程の後半期間において燃料噴射を複数回実施するときの噴射間隔が可能な限り短くなるように設定されているため、吸気行程の後半期間において最後に噴射された燃料の霧化時間をできるだけ長くすることができるようになり、これにより燃料の霧化が促されるようになるため、混合気の形成が進みやすくなる。
以上説明した本実施形態によれば、次の効果を得ることができる。
(1)オープンループ制御の実行中は上記第1モードで燃料噴射を実施するとともに、空燃比フィードバック制御の実行中は上記第2モードにて燃料噴射を実施するようにしているため、燃料の揮発性が低い冷間状態での機関運転を安定させることができる。また、冷間状態でも空燃比フィードバック制御を早期に開始することができるようになる。また、重質燃料が使用される場合でも、冷間状態での機関運転が安定するようになる。
(2)第1モードとして圧縮行程の前半期間と吸気行程の後半期間とに燃料噴射を分割して実施するようにしているため、圧縮行程で噴射された燃料のうちでピストン5の頂面やシリンダボアに付着する燃料の量を抑えることができる。
また、吸気行程の後半期間に噴射された燃料は混合気形成が良好に行われるため、圧縮行程の前半期間に全ての燃料を噴射する場合と比較して、内燃機関1の出力トルクを高めることができる。
(3)第2モードによる吸気行程の後半期間での燃料噴射を複数回に分割して実施するようにしているため、噴射された燃料がピストン5の頂面やシリンダボアに付着することを抑えることができる。
(4)燃料噴射を分割して実施するときの各噴射間の燃料噴射休止期間TRを、燃料噴射弁35が閉弁してから次に開弁するまでに必要とされる最短時間Tminに設定している。そのため吸気行程の後半期間において最後に噴射された燃料の霧化時間をできるだけ長くすることができるようになり、これにより燃料の霧化を促すことができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記第1モードにおいて分割噴射を行うときの総燃料量の分割割合は適宜変更してもよい。
・上記第2モードにおいて分割噴射を行うときの総燃料量の分割割合は適宜変更してもよい。
・上記第1モードにおいて、総燃料量の全てを圧縮行程の前半期間に噴射しても、ピストン5の頂面やシリンダボアに対する燃料付着を抑えることができる場合には、図6に示すように、総燃料量の全てを圧縮行程の前半期間に噴射して吸気行程での燃料噴射を行わないようにしてもよい。
・上記第2モードにおいて吸気行程の後半期間には燃料噴射を2回行うようにしたが、3回以上行うようにしてもよい。また、ピストン5の頂面やシリンダボアへの燃料付着を抑えることができるのであれば、図7に示すように、吸気行程の後半期間における燃料噴射を1回にしてもよい。
・図3に示したS220の処理を省略してもよい。つまりS210にて肯定判定される場合には、機関回転速度や機関負荷に依らずS230以降の処理を実施するようにしてもよい。
1…内燃機関、2…シリンダブロック、3…シリンダヘッド、4…シリンダ、5…ピストン、6…コネクティングロッド、7…クランクシャフト、8…燃焼室、9…吸気ポート、10…排気ポート、11…点火プラグ、12…吸気弁、13…排気弁、20…吸気通路、30…排気通路、32…触媒、35…燃料噴射弁、41…クランク角センサ、44…エアフロメータ、45…水温センサ、46…空燃比センサ、50…制御装置、50A…冷間時制御部。

Claims (4)

  1. 筒内噴射式の燃料噴射弁を備える内燃機関に適用されて、排気通路に設けられたセンサによる空燃比の検出が可能なときには混合気の空燃比が目標空燃比となるように前記燃料噴射弁の噴射量をフィードバック制御する空燃比フィードバック制御を実行する一方、前記空燃比フィードバック制御の非実行時にはオープンループ制御にて前記噴射量を算出する制御装置であって、
    前記内燃機関の温度が所定温度以下の冷間状態における燃料噴射を制御する冷間時制御部を備えており、
    前記冷間時制御部は、前記空燃比フィードバック制御の非実行中は、圧縮行程の前半期間に燃料を噴射する第1モードにて燃料噴射を実施し、前記空燃比フィードバック制御の実行中は、吸気行程の後半期間に燃料を噴射する第2モードにて燃料噴射を実施する冷間時制御を実行する
    内燃機関の制御装置。
  2. 前記冷間時制御部は、前記第1モードとして前記圧縮行程の前半期間と吸気行程の後半期間とに燃料噴射を分割して実施する処理を実行する
    請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記冷間時制御部は、前記第2モードによる吸気行程の後半期間での燃料噴射を複数回に分割して実施する処理を実行する
    請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記第2モードによる吸気行程の後半期間での燃料噴射を分割して実施するときの各噴射間の燃料噴射休止期間は、前記燃料噴射弁が閉弁してから次に開弁するまでに必要とされる最短時間が設定されている
    請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
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