JP2002070074A - 建設機械の前窓開閉装置 - Google Patents

建設機械の前窓開閉装置

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JP2002070074A
JP2002070074A JP2000304192A JP2000304192A JP2002070074A JP 2002070074 A JP2002070074 A JP 2002070074A JP 2000304192 A JP2000304192 A JP 2000304192A JP 2000304192 A JP2000304192 A JP 2000304192A JP 2002070074 A JP2002070074 A JP 2002070074A
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JP2000304192A
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Noriaki Endo
徳明 遠藤
Yusuke Harayama
雄介 原山
Tomoya Hirano
智也 平野
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Press Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Press Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】前窓の、殊に下端のシールのめくれ又は損傷を
生ずるおそれのない前窓開閉装置を提供する。 【解決手段】窓枠21の周囲に設けたシール22に、少
なくとも下端にシール24を有する前窓23を運転室内
側から押圧係合する前窓開閉装置で、前窓23は下端左
右のピンにて回動自在に支持したガイドローラ26を、
窓枠21に沿って窓枠の上端から下端近くまでは窓枠2
1の内面から離れ、下端にて内面に近づくよう配設した
ガイドレール27に摺動自在に係合し、且つ前窓23の
中間部28をリンク29で運転室上部に回動自在に支持
したので、開窓時前窓23を窓枠21のシール22から
離すときは、屈曲したガイドレール27によって前窓の
シール24は早急に窓枠のシール22から離され、窓枠
のシール22にて前窓のシール24がこじられ、捲れ、
損傷をうけることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーショベル等
の建設機械における運転室(キャブ)の前窓の開閉装
置、殊に該窓に設けたシールを損傷せずしかも窓の密閉
を確実にした前窓開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記建設機械の運転室において前窓の全
面または上部を開閉自在とするものがあり、これには近
年、前記窓の下端は左右をローラでガイドレールに摺動
自在に支えるとともに、窓の中間または上部はリンクで
運転室内上方に支持し、該リンクをガスばね等の補助力
を得て回動することにより、窓を運転室の天井部へ収納
するものが知られている。
【0003】即ち図5以下に一例を示すように、従来の
ものは少なくとも下部にシール1を有する前窓2を、運
転室C内側から窓枠3の周囲に設けたシール4に押圧係
合する前窓開閉装置において、前記前窓2はその下端左
右にピン5を介して回転自在に取付けたガイドローラ6
を、前記窓枠3を構成する前柱7に組込んだガイドレー
ル8に摺動自在に係合せしめ、且つ前記前窓2の中間部
をリンク9により運転室C上部に回動自在に支持したも
のである。なお図5以下において、2aは前窓2のフレ
ーム、10はリンク9の取付金具、11は操作ハンド
ル、12はリンク9の支点、13は固定窓である。
【0004】上記構成により、前窓2は窓枠3のシール
4によって周囲全面を密封するとともに、シール1によ
って固定窓13との間を密封するが、図5の前窓2の閉
じた状態から前窓2を開こうとする時は、操作ハンドル
11により前窓2を手前上方に引けば、図示しないガス
ばねの助力を受けたリンク9が支点12を中心に図5で
反時計方向に回動し、これによって前窓2は、その下端
をガイドローラ6を介してガイドレール8に案内されつ
つ手前上方に引き上げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の前
窓開閉装置では、ガイドレール8が前柱7に平行に且つ
窓枠3のシール4に接近して平行に、即ち図7に示すよ
うにシール4とガイドレール8の中心との距離Aが上下
に亘って一定となるように配設されているため、図8の
上下に示す如く、殊に前窓2が閉じようとするとき又は
開こうとするときに、前窓2のシール1がシール4と接
触して各々矢印のようなこじり力をうけ、このためシー
ル1がめくられ又は損傷を受け水漏れを生ずるという問
題点があり、又見栄えも悪くなるおそれがあった。
【0006】よって、本発明の解決しようとする課題
は、殊にシール1のめくれ又は損傷を生ずるおそれのな
い前窓開閉装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明建設機械の前窓開閉装置は、窓枠の周囲に設けた
シールに、少なくとも下端にシールを有する前窓を運転
室内側から押圧係合する前窓開閉装置であって、前記窓
はその下端左右に設けたガイドローラを、前記窓枠に沿
って窓枠の上端から下端近くまでは窓枠の内面から離
れ、下端において内面に近づくように配設されたガイド
レールに摺動自在に係合せしめ、且つ前記窓の中間部を
リンクにより運転室上部に回動自在に支持したものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明建設機械の前窓開閉装置の
好ましい実施の形態を、図1乃至図4により詳細に説明
する。図1は図5に対応した、本発明建設機械の前窓開
閉装置の作動状態も示す縦断面図であり、本発明の前窓
開閉装置は、窓枠21の周囲に設けたシール22に、少
なくとも下端にシール24を有する前窓23を運転室内
側から押圧係合する前窓開閉装置であって、前記窓23
はその下端左右に設けたピン25により回動自在に支持
したガイドローラ26を、前記窓枠21に沿って窓枠の
上端から下端近くまでは窓枠21の内面から離れ、下端
において内面に近づくように配設されたガイドレール2
7に摺動自在に係合せしめ、且つ前記窓23の中間部2
8をリンク29により運転室上部に回動自在に支持した
ものである。なお、図中30は前窓23のフレーム、3
1は窓ガラスである。
【0009】前記窓枠21は、前記従来例と同様に、異
形鋼管により形成された前柱32に一体的に構成され、
その内周には前記シール22が装着されている。前記前
窓23は、フレーム30に窓ガラス31を例えば接着剤
等で固定し、その下端に幅一杯のシール24を設けると
ともに、その少し上方の左右にピン25を介してガイド
ローラ26を回動自在に取り付けている。又、前窓21
のフレーム30の左右には、上下方向の中間部におい
て、操作ハンドル33を備えた取付金具34を取付けて
いる。なお、図4において35は窓ガラス30に装着す
るワイパー機構である。
【0010】前記ガイドレール27は、図2のように左
右の前柱32の内側に固着されるが、その形状は下端付
近において屈曲しており、これを前柱32内側に、前記
窓枠21に沿って窓枠の上端から下端近くまでは窓枠2
1の内面から離し、下端において内面に近づくように配
設するのである。即ち図3に示す如く、ガイドレール2
7の下端においては、ガイドレール27に係合転動する
ガイドローラ26の中心とシール22の内側との距離は
Aで、図5以下に示す前記従来のものと同一(図7参
照)であるが、屈曲部27aにおいてはガイドローラ2
6の中心とシール22の内側との距離はB(B>A)と
大きくなるように窓枠21の内面、即ちシール22より
離して前記前柱32に固定するのである。なお、前記ガ
イドレール27の下端におけるガイドローラ26の中心
とシール22の内側との距離Aを若干小とすれば、窓枠
21のシール24に対する前窓21の圧接をより強める
こともできる。
【0011】図に示す前記リンク29は、左右の部材2
9a、29bを上端付近を同調バー36で連結したもの
で、上端を例えば支持金具37のピン37aを介して運
転室Cの左右内側上方に回動自在に支持するとともに、
その下端に設けたピン38を前窓23の中間部28、具
体的には取付金具34の取付孔34aに挿入して、抜止
めしている。なお、リンク29には左右の部材29a、
29bの一方に、一端を運転室に固定したガスばねの他
端を係合せしめ、リンクを助力させてもよい。
【0012】上記のように構成された本発明前窓開閉装
置では、前記従来例と同様、前窓23を窓枠21のシー
ル22に押圧することによってその周囲全面を密封する
とともに、シール24によって固定窓13との間を密封
するが、図1の前窓23を閉じた状態からこれを開こう
とする時は、左右の操作ハンドル33を掴んでこれを手
前上方に引けば、例えば図示しないガスばねの助力を受
けたリンク29が支持部材37のピン37aを中心に図
1で反時計方向に回動し、これによって前窓23は、そ
の下端をガイドローラ26を介してガイドレール27に
案内されつつ手前上方に引き上げられる。
【0013】このとき、ガイドレール27はその下端付
近において屈曲部27aを持つので、前窓23の初期の
移動時にガイドローラ26は、ガイドレール27の下端
から同レールの屈曲部27aに向かって前記シール22
から離れるように移動する。従って前窓23のシール2
4は、窓枠21のシール22と圧接することなくこれよ
り離れ、シール24がめくられるおそれはない。これは
前窓23を閉じる際も同様で、前窓23のシール24は
ガイドローラ26が図3の如くガイドレール27の最下
端に位置したとき、初めてその側面が窓枠21のシール
22に接触するようになる。
【0014】なお、図1では前窓23の開閉中、かなり
上方においてそのシール24が窓枠21のシール22に
接するように見えるが、これはガイドレール27の屈折
部27aをさらに運転室Cの後方向へ延長すれば良く、
又たとえ接触しても軽微であり、従来装置のようにめく
られるようなことはない。
【0015】
【発明の効果】本発明建設機械の前窓開閉装置は、窓枠
の周囲に設けたシールに、少なくとも下端にシールを有
する前窓を運転室内側から押圧係合する前窓開閉装置で
あって、前記窓はその下端左右に設けたガイドローラ
を、前記窓枠に沿って窓枠の上端から下端近くまでは窓
枠の内面から離れ、下端において内面に近づくように配
設されたガイドレールに摺動自在に係合せしめ、且つ前
記窓の中間部をリンクにより運転室上部に回動自在に支
持したので、開窓時前窓を窓枠のシールから離すとき
は、屈曲したガイドレールによってガイドローラを介し
て前窓のシールを早急に窓枠のシールから離すから、窓
枠のシールにより前窓のシールがこじられ、捲れ、損傷
をうけるおそれがない。また閉窓時前窓を窓枠のシール
に圧接せしめるときも、屈曲したガイドレールに導かれ
るガイドローラを介して前窓のシールはガイドレールの
下端において初めて窓枠のシールに接することになるか
ら、この場合も窓枠のシールにより前窓のシールがこじ
られ、捲れ、損傷をうけるおそれがない。従って、前窓
のシールの変形、損傷等による水漏れが未然に防止さ
れ、見栄えを損なうこともない。又前記ガイドレールが
屈曲して窓枠のシールに接近しているので、窓枠のシー
ルに対する前窓の圧接をより強められ、前窓の閉鎖が確
実となる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明建設機械の前窓開閉装置の閉窓時及び開
閉作動時における縦断面図
【図2】本発明建設機械の前窓開閉装置の要部の横断面
【図3】本発明建設機械の前窓開閉装置におけるガイド
レール、ガイドローラ及び窓枠のシールとの関係を示す
【図4】本発明建設機械の前窓開閉装置の全体斜視図
【図5】従来の建設機械の前窓開閉装置の閉窓時及び開
閉作動時における縦断面図
【図6】従来の建設機械の前窓開閉装置の要部の横断面
【図7】従来の建設機械の前窓開閉装置におけるガイド
レール、ガイドローラ及び窓枠のシールとの関係を示す
【図8】従来の建設機械の前窓開閉装置における開閉時
の前窓のシールと窓枠のシールとの関係を示す拡大図
【符号の説明】
1、24 (前窓の)シール 2、23 前窓
3、21 窓枠 4、22 (窓枠の)シール 5、25 ピン
6、26 ガイドローラ 7、32 前柱 8、27 ガイドレール 9、2
9 リンク 10、34 取付金具 11、33 操作ハンドル
12 支点 13 固定窓 28 中間部 30 フレーム
31 窓ガラス 35 ワイパ機構 36 同調バー 37 支持部
材。
フロントページの続き (72)発明者 平野 智也 広島県尾道市高須町大山田1050番地 プレ ス工業株式会社尾道工場内 Fターム(参考) 2D015 EA03 3D127 AA00 BB06 CB07 CC02 DE02 DE07 DF02 DF31 EE12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓枠の周囲に設けたシールに、少なくとも
    下端にシールを有する前窓を運転室内側から押圧係合す
    る前窓開閉装置であって、前記窓はその下端左右に設け
    たガイドローラを、前記窓枠に沿って窓枠の上端から下
    端近くまでは窓枠の内面から離れ、下端において内面に
    近づくように配設されたガイドレールに摺動自在に係合
    せしめ、且つ前記窓の中間部をリンクにより運転室上部
    に回動自在に支持したことを特徴とする建設機械の前窓
    開閉装置。
  2. 【請求項2】前記リンクが、ガスばねを補助力とするこ
    とを特徴とする請求項1記載の建設機械の前窓開閉装
    置。
JP2000304192A 2000-08-29 2000-08-29 建設機械の前窓開閉装置 Pending JP2002070074A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009197480A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械用キャビンの前窓保持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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