JP5733457B1 - 設置物の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本願は、固定部材から設置物が外れにくい設置物の固定構造を提供することを目的とする。また、設置物の外周縁の形状を問わず、設置物がたわんでも破壊されないことを実現することを目的とする。【解決手段】 本願は、固定部材を用いた設置物の固定構造である。固定部材は、設置物の端縁近傍に押圧される押圧体と、包囲体と、包囲体牽引手段と、移動規制部を有している。包囲体は、内側上面及び内側下面を有している。内側上面と内側下面とは、固定部材側よりも設置物側が狭くなるように形成されている。内側上面と内側下面の間に設置物が配置され、包囲体が付勢されたときに、押圧体は、移動規制部によって前記包囲体が付勢された方向に移動するのが規制され、包囲体の内側上面及び内側下面によって、設置物に押圧される。【選択図】 図3

Description

本願は、固定部材を用いた設置物の固定構造に関する。固定部材から設置物が外れにくい構造を提供することを目的にしている。
図7は、太陽電池モジュール用架台である。基台2と固定板3とで挟んで、太陽電池モジュールを固定している。なお、太陽電池モジュールがフレームレス太陽電池モジュールである場合、「たわみ」が発生する。
図8は、太陽電池11が載置固定される固定シート材12を折板屋根13の上に固定する太陽電池固定構造である。固定シート材12の外周縁のうちの両側に形成され、固定シート材12の厚みよりも厚肉で固定シート材12の辺に沿って線状に延びる抜け止め部14と、この抜け止め部14の内側部分を拘束して抜け止め部の長手方向と直交する方向での抜け止めをする保持部材15と、設置箇所における固定シート材12の外周縁の外側に対応する部位に固定される固定部材16を備える。そして、保持部材15と固定部材16が、牽引ボルトとナットからなる牽引手段17で連結され、保持部材15を固定部材16に対してねじの回転で引き寄せられるようにしている。
特開2009−130183号公報 特開2013−172117号公報
図7で示した太陽電池モジュール用架台は、基台2と固定板3との間から太陽電池モジュールが抜けやすいという問題があった。とくに、太陽電池モジュールがフレームレス太陽電池モジュールである場合、「たわみ」が発生するので、フレームレス太陽電池モジュールが変形して抜ける可能性が高かった。
図8で示した太陽電池固定構造は、抜け止め部14を形成する必要があった。図8で示した太陽電池固定構造のように、固定シート材であれば抜け止め部を備えることは容易である。しかし、フレームレス太陽光発電パネルのように外周縁の加工をしないことによりコストダウンを図っている設置物では、本来の目的を達成できなくなることが想定された。
また、図8で示した太陽電池固定構造は、固定シート材であれば「たわみ」が発生したとしても、固定シート材が破損する恐れはなかった。しかし、フレームレス太陽光発電パネルの取り付けに応用した場合、フレームレス太陽光発電パネルが折れて、破壊される恐れがあった。
本願は、固定部材から設置物が外れにくい設置物の固定構造を提供することを目的とする。また、設置物の外周縁の形状を問わず、設置物がたわんでも破壊されないことを実現することを目的とする。
本願は、固定部材を用いた設置物の固定構造である。固定部材は、設置物の端縁近傍に押圧される押圧体と、包囲体と、包囲体付勢手段と、移動規制部を有している。包囲体は、内側上面及び内側下面を有している。内側上面と内側下面とは、固定部材側よりも設置物側が狭くなるように形成されている。この内側上面と内側下面の間に設置物が配置され、包囲体が付勢されたときに、押圧体は、移動規制部によって前記包囲体が付勢された方向に移動するのが規制され、包囲体の内側上面及び内側下面によって、設置物に押圧される。
また、本願は、上記に加え、包囲体が設置物のたわみ方向に揺動する設置物の固定構造である。
本願の設置物の固定構造に用いる固定部材の包囲体には、内側上面と内側下面がそれらの離隔距離が設置物側に向けて狭くなるように形成されている。そのため、設置物に対して固定部材から抜ける方向に力が加わった場合、設置物が押圧体に押圧される構造なので、設置物が固定部材から抜けにくい。
また、上記のような設置物が固定部材から外れにくい構造において、設置物自体に抜け止め部等を形成する必要がない。そのため、外周縁の加工が困難な設置物であっても、強固に固定することができる。
さらに、包囲体付勢手段で設置物に対して外側方向に張力を加え状態で固定することもできる。そのため、強度の弱い、たとえば薄型パネル体のような設置物であっても、張力によってたわみにくい状態で固定することができる。
そして、包囲体が設置物のたわみ方向に揺動することによって、設置物が破壊されにくい。たとえば、設置物が固定部材を支点にして折れたりするのを避けることができる。
本願の設置物の固定構造における固定部材の実施例を示す説明図である。 本願の設置物の固定構造における固定部材の一部を分解した説明図である。 本願の設置物の固定構造の実施例を示す説明図である。 本願の設置物の固定構造における固定部材の取り付け実施例を示す説明図である。 本願の設置物の固定構造における設置物の取り付け実施例を示す説明図である。 本願の設置物の固定構造において包囲体を揺動させる構造の実施例を示す説明図である。 従来技術を示す説明図である。 従来技術を示す説明図である。
本願の設置物の固定構造の実施例について、図面に基づいて説明する。図1は、固定部材の実施例を示す説明図である。図2は、固定部材の一部分である、押圧体、包囲体、外側部材、及び包囲体付勢手段の分解斜視図である。図3は、薄型パネル体(設置物の一実施例)が、固定された状態を示す説明図である。図4は、固定部材がハゼ折板屋根に固定された実施例を示す説明図である。図5は、ハゼ折板屋根上に設置物が固定部材によって固定された実施例を示す説明図である。図6は、包囲体を揺動させる構造の実施例を示す説明図である。
はじめに、本願において設置物とは、建物、架台等に取り付けられるもの一般を指す。設置物は、棒状、板状などの形状等は問わない。ただし、本願の設置物の固定構造は、たわみなどの問題が発生しやすい薄型パネル体Pの取り付けに最適である。薄型パネル体Pの主な例としては、フレームレス太陽光発電パネルなどが挙げられる。このほか、設置物は、図8で示したような固定シート材であってもよい。
本願において、設置物を取り付ける対象は、建物、架台等である。たとえば、建物の屋根、外壁や、地上に組んだ鉄骨架台などがあげられる。また、それらに固定部材Kを固定する方法は問わない。たとえば、ハゼ折板屋根Yに固定部材Kが固定される場合、図3のように、ハゼ7に挟持部6で挟持固定してもよい。そのほか、陸屋根や地上に組んだ鉄骨架台に固定部材Kが固定される場合、鉄骨架台に孔をあけ、ボルト・ナットで締着固定してもよい。
本願の設置物の固定構造では、固定部材Kを用いる。実施例としては、図1のような固定部材Kが挙げられる。固定部材Kは、図7や図8で示したような設置物の一端縁全体にのびる長尺でもよい。そのほか、図4のように、複数の短尺の固定部材Kによって、設置物が部分的に挟持され、固定される構造であってもよい。複数の短尺の固定部材Kによって設置物が部分的に挟持される場合、固定部材Kの材料が少なくて済む。そのため、コストを低く抑えることができる。また、長尺のものよりも扱いやすいので、設置物を固定させる作業負荷が軽減される。
本願において、固定部材Kは、設置物の端縁近傍に押圧される押圧体1を有する。押圧体1は、設置物に押し付けられるので、設置物に角当たりしない形状が望ましい。また、押圧体1は、後述する内側上面21、内側下面22によって変形させられ、それらの間から抜けるほどの変形をしない程度の硬度を有する素材が望ましい。
さらに、押圧体1は、設置物との摩擦係数が高いものが望ましい。設置物との摩擦係数を向上させるために、設置物との摩擦係数が高い滑止部材を押圧体1に貼付してもよい。なお、包囲体2と押圧体1の摩擦係数よりも、押圧体1と設置物の摩擦係数の方が高い構成とすることが望ましい。そうすることによって、さらに固定部材Kから設置物が抜けにくく、包囲体2の内側上面21又は内側下面22に沿って押圧体1が移動されやすい構成となる。
本願において、設置物が薄型パネル体Pである場合、押圧体1は、断面略三角形状であることが望ましい。また、押圧体1の個数は、設置物を上下で挟むために、図1から図6までに示した実施例のように、上下で2個用いることが望ましい。ただし、後述する包囲体2の内側上面21又は内側下面22と、内側下面22側又は内側上面21側のどちらかに設けた押圧体1とで、設置物を挟む構造にすれば、押圧体1は1個にすることもできる。さらに、1個の固定部材Kによって、設置物の上面側に複数の押圧体1を押圧させたり、設置物の下面側に複数の押圧体1を押圧させたりしてもよい。したがって、押圧体1は、1個の固定部材Kにつき1個以上あればよい。
本願において、固定部材Kは、押圧体1の外側を包囲する包囲体2を有する。包囲体2は、図3のように、設置物側(図3においては右)に向けて離隔距離が狭くなる略倒ハ字状に形成された内側上面21及び内側下面22を有している。
包囲体2は、本実施例においては、側面視略コ字状である。ただし、設置物側(図3においては右)に向けて離隔距離が狭くなる略倒ハ字状に形成された内側上面21及び内側下面22を有していればよく、包囲体2の外形は問わない。しかし、設置物の固定強度は、包囲体2自体の強度に依存し、内側上面21及び内側下面22が押圧体1から受ける力に耐える必要がある。そのため、包囲体2をアルミ押出し加工などにより肉厚に形成したり、内側上面21・内側下面22をそれぞれ上側・下側に折り曲げた補強面を形成したりすることが望ましい。
また、包囲体2は、固定部材Kよりも設置物側(図3においては右)が狭くなる略倒ハ字状に形成された内側上面21及び内側下面22を有する。言いかえれば、設置物の抜け方向(図3においては右)に向かって狭くなるような斜面を形成する内側上面21及び内側下面22であればよい。
設置物の上面と下面の両方が、押圧体1で押圧される場合は、包囲体2の内側上面21と内側下面22との双方が、設置物の抜け方向(図3においては右)に向かって狭くなるような斜面であることが望ましい。ただし、設置物の上面側だけ、下面側だけが、押圧体1で押圧される場合は、包囲体2の内側上面21と内側下面22のどちらか一方だけが、斜面であってもよい。なお、内側上面21と内側下面22は平面であることが望ましいが、緩いアールを描く曲面であってもよい。
本実施例において、包囲体2は、図3においては右に開口された設置物挿入口23を有している。包囲体2は、側面視略コ字状の場合、図3においては右のほか、その両側面(図3においては手前及び奥)も開口している設置物挿入口23となっている。このように開口させることで、設置物が薄型パネル体Pであった場合に、その開口に設置物を挿し込むことができる。なお、固定部材Kが図7や図8で示したような設置物の一端縁全体にのびる長尺形状である場合や、設置物が帯状、柱状のような細長い形状である場合は、その両側面(図3においては手前及び奥)が閉鎖され、一方にだけ開口した設置物挿入口23を有している構造でもよい。
本実施例の場合、包囲体2に設置物が挿入される方向は問わない。図3においては、手前から奥、又は奥から手前に挿入してもよいし、設置物挿入口23から包囲体2が付勢される方向(図3においては左方向)に挿入してもよい。このとき、押圧体1は、設置物に当接される上面側又は下面側に配置される。このほか、包囲体2は、内側上面21を有する上部材、内側下面22を有する下部材と2部材化され、これらが開閉されるようにしてもよい。この場合、包囲体2を開き、設置物を配置し、包囲体2を閉じるといった手順で、内側上面21と内側下面22の間に設置物が配置される。
本願において、固定部材Kは、包囲体付勢手段3を有している。この包囲体付勢手段3は、図2及び図3に示すように、係合部材31に貫通されたボルト32と、ナット33が組み合わされた牽引手段が使用されることが望ましい。この場合、包囲体2には、係合部材31が係合される被係合部24が形成されている。一方、本実施例において包囲体2の設置物挿入口23が形成されていない側に面するボルト挿通面42が、固定部材Kに形成されている。被係合部24に、ボルト32が挿通された係合部材31が嵌め合わされ、そのボルト32がボルト挿通面42に挿通され、ナット33が締め付けられることによって、包囲体2が牽引される。このとき、ナット33締め付け具合によって、押圧体1が設置物に押圧される力や、設置物に与えられる張力などを容易に調整することができる。そして、包囲体2には、被係合部24を形成するだけでよいので、加工コストも抑えられる。ただし、包囲体付勢手段3を、係合部材31、ボルト32、ナット33を組み合わせた牽引手段に限定するものではない。包囲体付勢手段3は、包囲体2に対して、設置物の外側方向に牽引又は押圧される力が加えられるものであればよい。
図1に示す固定部材Kの実施例では、包囲体2・2がそれぞれ設置物挿入口23・23を外側に向けて2つ形成されている。図5に示すように、固定金具の両側に設置物を配置し、それらをその固定金具1つに固定する構造である。このとき、付勢(牽引)されるのは、固定部材Kに向かう方向、すなわち固定部材Kの両側に配置された設置物双方の外側方向である。なお、図5に示すような実施例のほか、固定金具の片側だけに設置物が配置される構造にすることもできる。ただし、前者のような構造にすることで、固定部材Kの数を少なくすることができる。
本願において、固定部材Kは、押圧体1の移動規制部41を有している。移動規制部41は、包囲体2が付勢(牽引)されたときに、押圧体1が一緒に付勢(牽引)されて移動されることを規制する役割をもつ。たとえば、図3に示すような、押圧体1に対して、包囲体2が付勢(牽引)される方向に対面する当接面などを指す。移動規制部41をこのような当接面とした場合、包囲体2が付勢(牽引)されたときに、押圧体1が移動規制部41に当接する。そして、押圧体1が、移動規制部41によって包囲体2が付勢(牽引)された方向に移動するのが規制されるので、内側上面21や内側下面22に沿って移動される。この移動によって、設置物が押圧される力が強まる。さらに、設置物を固定した後に、設置物に対して抜け方向に力が加わった場合、包囲体2の内側上面21と内側下面22の離隔距離が狭くなる方向に押圧体1が移動されるので、押圧体1による押圧が強まる。このように、固定部材Kから設置物が抜けにくい構成になっている。
また、図2に示すように、ボルト挿通面42と移動規制部41を有する略ボックス形状である外側部材4を形成し、包囲体2と組み合わせてもよい。外側部材4は、断面略ハット形状を形成するような略ボックス形状として、断面略ハット形状の頂面にボルト孔を形成したボルト挿通面42、つば部を移動規制部41とするとよい。なお、外側部材4は、図2のように開口部にフランジを有する開口ボックス形状であることによって、その上面及び下面が補強面の役割を果たす。したがって、包囲体付勢手段3によって与えられる力が大きくなっても、それに十分耐えられる構造にできる。
上記の外側部材4を用いる場合は、次のような構成になる。固定部材Kは、設置物の端縁近傍に押圧される押圧体1と、押圧体1の外側を包囲する包囲体2と、包囲体2の外側に組み合わせられる外側部材4を有しており、包囲体2は、設置物側に向けて離隔距離が狭くなる略倒ハ字状に形成された内側上面21及び内側下面22を有しており、外側部材4は、包囲体付勢手段3と、押圧体1の移動規制部41を有しており、内側上面21と内側下面の間に設置物が配置され、包囲体2が付勢(牽引)されたときに、押圧体1は、移動規制部41によって包囲体2が付勢(牽引)された方向に移動するのが規制され、内側上面21及び内側下面22によって、設置物に押圧される構造である。
本願の設置物の固定構造は、包囲体付勢手段で固定された状態にあるときに、さらに付勢(牽引)される力を加え、外側方向に張力が加えられた状態で固定される上記の設置物の固定構造としてもよい。薄型パネル体Pのように、たわみ等の形状変化が発生しやすいものであっても、設置物に張力を加えた状態で固定することによって、それを抑えることができる。
本願の設置物の固定構造は、包囲体2が設置物のたわみ方向に揺動する上記の設置物の固定構造としてもよい。たとえば、図6に示すように、外側部材4が、揺動軸5によって軸支されることなどがあげられる。このほか、包囲体付勢手段3を外側部材4内で揺動させる構造にしたり、包囲体2と包囲体付勢手段3とを揺動可能に組み合わせたりしてもよい。
次に、設置物が薄型パネル体Pであり、ハゼ折板屋根Y上への固定する実施例について説明する。なお、設置物を薄型パネル体Pに限定したり、設置物が取り付けられるのをハゼ折板屋根Y上に限定したりするものではない。
まず、図4のように、固定部材Kが屋根上に固定される。本実施例において、屋根は、ハゼ折板屋根Yである。固定部材Kは、ハゼ折板屋根Yのハゼ7を挟むことによって、屋根上に固定される。なお、屋根上に固定する方法は、問わない。たとえば、屋根に穴をあけ、固定部材Kを固定してもよい。ただし、屋根に穴をあけ、固定部材Kを固定させる場合は、雨漏りを発生させないよう、止水手段を適宜組み合わせることが望ましい。
固定部材Kの固定に当たっては、固定する薄型パネル体Pの大きさに合わせ、適切な位置に複数の固定部材Kが固定される。このとき、1枚の薄型パネル体Pの両端縁近傍に組み合わされた包囲体2・2同士に付勢される向きが、それぞれ対向する方向であることが望ましい。本実施例の場合であれば、1枚の薄型パネル体Pに対して、水上側及び水下側それぞれに3か所ずつ固定部材Kを用いる。このとき、それぞれの包囲体2が、それぞれ水上側及び水下側に付勢(牽引)される。そうすることによって、薄型パネル体Pに対して、外側方向に張力が加えられた状態になる。
固定された複数の固定部材Kに対して、包囲体2の内側上面21と内側下面22の間に、薄型パネル体Pが挿入される。図5のように設置する場合は、側方から挿入される。このとき、押圧体1は、薄型パネル体Pの上面、下面に当接されるように配置される。
薄型パネル体Pは、長手端縁に押圧体1が押圧されるように配置されることが望ましい。そうすることで、薄型パネル体Pの変形は、変形量の小さい、短手方向におけるたわみに制限される。
複数の固定部材Kに、薄型パネル体Pが挿入された後、それぞれの包囲体付勢手段3によって付勢(牽引)される。本実施例においては、包囲体付勢手段3が、係合部材31に組み合わせられたボルト32、及びナット33である。このボルト32、ナット33が締め付けられることによって、包囲体2が付勢(牽引)される。
ボルト32、ナット33が締め付けられると、包囲体2が外側部材4の内側方向に付勢(牽引)されていく。このとき、包囲体2の内側上面21及び内側下面22に当接された押圧体1は、移動規制部41に当接され、付勢(牽引)される方向の反対側、すなわち設置物側に移動する。このとき、押圧体1は、略倒ハ字状に形成された内側上面21及び内側下面22に沿って、薄型パネル体Pの上面及び下面に強く押圧されていく。その結果、薄型パネル体Pは、押圧体1によって、強く挟持された状態になる。
次に、設置物が薄型パネル体Pであり、ハゼ折板屋根Y上に固定された後、吹上方向に強い荷重がかかった場合について説明する。
薄型パネル体Pに吹上方向に強い荷重がかかった場合、従来であれば薄型パネル体Pがたわむ。しかし、本願においては、外側方向に張力が加えられた状態で設置物が固定されることもできるので、従来よりも強い吹上荷重に耐えることができる。
また、万一、薄型パネル体Pがたわんだ場合、包囲体2から抜けようとする動きをする。このとき、包囲体2には、設置物の抜け方向に向けて離隔距離が小さくなるような内側上面21及び内側下面22が形成されている。そのため、抜け方向の力が加われば加わるほど、押圧体1によって設置物が押圧される力が強まる。このように、設置物が抜けにくい構造である。
さらに、万一、薄型パネル体Pがたわんだ場合、それに追従して包囲体2が薄型パネル体Pのたわみ方向に揺動するようにすることもできる。このように、揺動することによって、包囲体2や押圧体1が支点となって、薄型パネル体Pが折れて破壊されるのを防ぐことができる。
K 固定部材
1 押圧体
2 包囲体
21 内側上面
22 内側下面
23 設置物挿入口
24 被係合部
3 包囲体付勢手段
31 係合部材
32 ボルト
33 ナット
4 外側部材
41 移動規制部
42 ボルト挿通面
5 揺動軸
6 挟持部
P 薄型パネル体(設置物の一例)
Y ハゼ折板屋根
7 ハゼ

Claims (2)

  1. 固定部材を用いた設置物の固定構造であって、
    固定部材は、
    設置物の端縁近傍に押圧される押圧体と、
    包囲体と、
    包囲体付勢手段と、
    移動規制部を有しており、
    前記包囲体は、
    内側上面及び内側下面を有しており、
    前記内側上面と内側下面とは、
    それらの離隔距離が設置物側に向けて狭くなるように形成されており、
    前記内側上面と内側下面の間に設置物が配置され、
    前記包囲体が付勢されたときに、
    前記押圧体は、
    前記移動規制部によって前記包囲体が付勢された方向に移動するのが規制され、
    該包囲体の内側上面及び内側下面によって、
    前記設置物に押圧される
    設置物の固定構造。
  2. 前記包囲体が前記設置物のたわみ方向に揺動する
    請求項1の設置物の固定構造。
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