JP2006264422A - リヤバンパー取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】
変形がバックドアに及ばず修理費を安くできるリヤバンパー取り付け構造を提供すること。
【解決手段】
リヤバンパー取り付け構造は、車体1後部の開口2に開閉自在に装着されたバックドア3にリヤバンパー4を把持手段5で装着するようにされており、リヤバンパー4には、バックドア3の幅を越えて両側に延在部4eが形成され、延在部4eのそれぞれと対向する開口2の周縁部2aとの間には、リヤバンパー4を前記車体及び前記バックドア3への位置決め、振れ止めをする嵌合手段が設けられ、延在部4eのそれぞれとバックドア3の側部との間には、リヤバンパー4が常態でバックドア3に把持装着され、衝撃荷重入力時に装着が解除される把持手段5が設けられている。
【選択図】 図3
変形がバックドアに及ばず修理費を安くできるリヤバンパー取り付け構造を提供すること。
【解決手段】
リヤバンパー取り付け構造は、車体1後部の開口2に開閉自在に装着されたバックドア3にリヤバンパー4を把持手段5で装着するようにされており、リヤバンパー4には、バックドア3の幅を越えて両側に延在部4eが形成され、延在部4eのそれぞれと対向する開口2の周縁部2aとの間には、リヤバンパー4を前記車体及び前記バックドア3への位置決め、振れ止めをする嵌合手段が設けられ、延在部4eのそれぞれとバックドア3の側部との間には、リヤバンパー4が常態でバックドア3に把持装着され、衝撃荷重入力時に装着が解除される把持手段5が設けられている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、車体後部の開口に開閉自在に装着されたバックドアにリヤバンパーを装着するリヤバンパー取り付け構造に関するものである。
従来、車体後部に開口した開口にバックドアが開閉自在に取り付けられている自動車が知られている。このような自動車にあって、後方からの衝撃荷重の入力に対処するため車幅方向ほぼいっぱいに渡るリヤバンパーが設けられている。
このリヤバンパーは、その両端部でバックドアの両側部に取り付けブラケットを介してバックドアから浮かされてボルトナットで、バックドアと一体に固定されていた。
特開昭62−137249号
しかしながら、リヤバンパーに衝撃荷重の入力を受けたとき、リヤバンパーが撓み、取り付けブラケットから異常な力がバックドアに伝達され、取り付けブラケットのみならずバックドアの変形も生じている。その結果、バックドアの修理も必要となり、修理費の増大が問題となっている。
そこで変形がバックドアに及ばず修理費を安くできるリヤバンパー取り付け構造を提供することを目的としている。
この目的を達成するため、本発明のリヤバンパー取り付け構造は、車体後部の開口に開閉自在にバックドアが装着されており、このバックドアにリヤバンパーを把持手段で装着しており、リヤバンパーには、バックドアの幅を越えて両側に延在部が形成され、延在部のそれぞれと対向する車体の開口の周縁部との間には、リヤバンパーを車体及びバックドアへ位置決め、振れ止めをする嵌合手段が設けられ、延在部のそれぞれとバックドアの側部との間には、リヤバンパーが常態でバックドアに把持装着され、衝撃荷重入力時に把持装着が解除される把持手段が設けられている。
本発明の構成によれば、リヤバンパへの衝撃荷重入力時には、把持手段の把持が解除され、結局リヤバンパーのバックドアへの装着が解除されることから、バックドアへの変形を生じさせない。よって、変形がバックドアに及ばず修理費を安くできるリヤバンパー取り付け構造を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は、本発明のリヤバンパー取り付け構造の一実施例を示すものである。
図1〜図3から分かるように、自動車の車体1の後部に開放された開口2が設けられ、ここにバックドア3が開閉自在に取り付けられている。このバックドア3にリヤバンパー4が把持手段5で装着されている。このバックドア3は、上下に分割されてそれぞれ上下に開く上バックドア3aと下バックドア3bとから構成されている。
そして、リヤバンパー4は、バックドア3bに装着されるセンタリヤバンパー4aとセンタリヤバンパー4aの両側で車体1の側方に回り込んで装着されるサイドリヤバンパー4bとから構成されている。また、リヤバンパー4は、骨格をなすバンパーレインフォース4dをバンパーフェイシャー4cで覆っている。
リヤバンパー4のセンタリヤバンパー4aには、バックドア3の下バックドア3bの車幅方向の幅を超えて両側に延在部4eが形成されている。この延在部4eのそれぞれと対向する車体1の開口2の周縁部2aとの間には、リヤバンパー4のバックドア3,3bへの位置決め、振れ止めをする嵌合手段6が設けられている。
嵌合手段6は、例えば周縁部2aに設けられた凹部材6aと、この凹部材6aに嵌合する凸部材6bとからなっている。凸部材6bは、リヤバンパー4の延在部4eに周縁部2aに向かって突出して設けられたステイ4fに取り付けられ、硬度を有するゴム系素材で作られている。
延在部4eのそれぞれとバックドア3の下バックドア3bの車幅方向両側に位置する側部との間には、リヤバンパー4のセンターリヤバンパー4aが図3に示すような常態でバックドア3に把持して装着され、図4に示すような衝撃荷重入力時に装着が解除される把持手段5が設けられている。
把持手段5は、延在部4eに設けられたステー4fに把持片5aが回動自在に設けられ、把持片5aが常態でバックドア3の両側部を把持し、衝撃荷重入力時に把持を解除するよう把持片5aを回動させる作動桿5bが設けられて構成されている。把持片5aは、バックドア3の側部形状に合わせて作られており、ステー4f側に設けられた回動中心を中心に回動し、図3に示す常態で車幅方向両側からバックドア3を挟着している。そのため、リヤバンパー4をバックドア3に確実に装着することができる。
すなわち、図5に示すように把持片5a、作動桿5bが緩められた状態にしたバンパー4を、嵌合手段6によってステー4f先端の凸部材6bが周縁部2aの凹部材6aに嵌合するようにしてバックドア3に近づけている。その後、作動桿5bと図示省略の右側作動桿とを連結するコネクタ5cを矢印で示すような方向にバンパーレインホース4d側に引き寄せて作動桿5b及び把持片5aを同じく矢印のように引きあるいは回転させて図3に示すように両側の把持片5aでバックドア3の両側を挟持してリヤバンパー4をバックドア3に装着する。
次に、図6には把持手段5の変形例を示す。この把持手段5は、把持片5aがバックドア3を把持するときには協働して把持し、把持を解除するときには協働して把持を解除する協働把持片5fをステー4fの把持片5aの回動中心と異なる他の回動中心に回動自在にしている。具体的には、把持片5aと協働把持片5fとの間に、係合凹所5dと係合突起5eとが設けられ、図6にリヤバンパー4のバックドア3への装着、解除の過程が示されている。同図で,(a)は、これからリヤバンパー4をバックドア3に装着しようとするところ、(b)は、作動桿5bを引いてバックドア3の車両前後方向から把持しリヤバンパー4をバックドア3に装着したところ、(c)は、把持部材5aと協働把持部材5fとがバックドア3の把持を解除したところを示している。
この協働把持部材5fを設けることにより、バックドア3の車幅方向両側から挟着するだけでなく、車両前後方向から挟着することになり、強力な把持が行える。
図7〜図11にリヤバンパー取り付け構造の他の実施例を示す。
実施例1と同一乃至均等な部位又は部材には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
この把持手段7は、バックドア3の下バックドア3bにバンパー支持受け部材7aが設けられ、延在部4eには、バンパー支持受け部材7aに常態で装着され、衝撃荷重入力時に装着が解除されるブラケット7bが設けられて構成されている。
このバンパー支持受け部材7aは、図11に示されるように、矩形平板を呈し、その平面視、足の短い断面T字型の空間が底部7dに至るまで形成され、T字の両手先端位置に平面視対向する溝7cが形成され、足の部分、すなわち、前面が開放されている。
一方のブラケット7bは、断面コ字状の板2枚を背中合わせに配置し、端部が溝7cにそれぞれ係合するように、延在部4eに設けられたステー4fに接合されている。図7には、組み付け状態でバックドア3が閉じられた常態が示されており、この接合されている個所の間のステー4f面に断面V字状の脆弱部4gが設けられている。この組み付け状態で、ブラケット7bがバンパー支持受け部材7aから上方に抜け出さないように、図11に示す抜け止め規制部材7eを溝7cの上方から被せてバンパー支持受け部材7aに固定している。
次に、図9を用いて把持手段7の衝撃荷重入力時の動作を説明する。
図9の(a)に示す荷重入力前の常態において、衝撃荷重入力が図の右から左に向かって作用したとき、延在部4eからステー4fに力が伝達され、ここの脆弱部4gに座屈が生じて図9の(b)に示す荷重入力後の状態となっている。この結果、ブラケット7bの先端同士が近づくように変形し、溝7cから抜けだし、力がバンパー支持受け部材7aに伝達されず、したがって、バックドア3の下バックドア3bにも伝達されず、変形などが起こらない。よって、バックドア3の修理費は発生せず、修理費が嵩むことはない。
図10には、変形例の把持手段8が示されている。この把持手段8は、バックドア3の下バックドア3bにバンパー支持受け部材8aが設けられ、延在部4eには、バンパー支持受け部材8aに常態で装着され、衝撃荷重入力時に装着が解除されるブラケット8bが設けられて構成されている。
このバンパー支持受け部材8aは、図10の(a)に示されるように、平面視、断面エ字型を呈しており、平面視背面対向する溝8cが 形成されている。
一方のブラケット8bは、断面Z字状の板2枚を先端同士間隙を空けて付き合わせに配置し、端部が溝8cにそれぞれ係合するように、延在部4eに設けられたステー4fに接合されている。図10の(a)のには、組み付け状態でバックドア3が閉じられた常態が示されており、この接合されている個所と反対側位置のステー4f面で、ほぼこの接合個所の位置に断面V字状の脆弱部4gが設けられている。
図10の(a)のように荷重入力前の常態において、衝撃荷重入力が図の右から左に向かって作用したとき、延在部4eからステー4fに力が伝達され、ここの脆弱部4gに座屈が生じる。この結果、同図の(b)に示すように、ブラケット8bの先端同士が離れるように変形し、溝8cから抜けだし、力がバンパー支持受け部材8aに伝達されず、したがって、バックドア3の下バックドア3dにも伝達されず、変形などが起こらない。よって、バックドア3の修理費用も発生せず、修理費が嵩むこともない。
要するに、バンパー支持受け部材7a,8aは、平面視対向あるいは背面対向する溝7c、8cを有しており、ブラケット7b、8bは、溝7c、8cに常態で係合保持され、衝撃荷重入力時に予め設けられた脆弱部4gでの座屈にともなって溝7c、8cとの係合を解除するようにされているリヤバンパー取り付け構造が示されている。
以上、詳述してきたが、上記実施の形態に限定されるべきものでない。たとえば、バックドアは、上下に分割されたものでないものにも適用でき、把持手段の構成も常態でバンパーを保持し、荷重入力時に保持を解除する構成であれば他の構成でも良い。
2・・・開口
2a・・・周縁部
3・・・バックドア
4・・・リヤバンパー
4e・・・延在部
4f・・・ステー
5、7,8・・・把持手段
6・・・嵌合手段
2a・・・周縁部
3・・・バックドア
4・・・リヤバンパー
4e・・・延在部
4f・・・ステー
5、7,8・・・把持手段
6・・・嵌合手段
Claims (5)
- 車体後部の開口に開閉自在にバックドアが装着されており、該バックドアにリヤバンパーを把持手段で装着するリヤバンパー取り付け構造であって、
前記リヤバンパーには、前記バックドアの幅を越えて両側に延在部が形成され、
該延在部のそれぞれと対向する前記車体の前記開口の周縁部との間には、前記リヤバンパーを前記車体及び前記バックドアへの位置決め、振れ止めをする嵌合手段が設けられ、
前記延在部のそれぞれと前記バックドアの側部との間には、リヤバンパーが常態でバックドアに把持装着され、衝撃荷重入力時に装着が解除される前記把持手段が設けられていることを特徴とするリヤバンパー取り付け構造。 - 請求項1において、前記把持手段は、前記延在部に把持片が回動自在に設けられ、該把持片が常態で前記バックドアを把持し、前記衝撃荷重入力時に把持を解除するよう前記把持片を回動させる作動桿が設けられていることを特徴とするリヤバンパー取り付け構造。
- 請求項2において、前記把持手段は、前記把持片が前記バックドアを把持するときには協働して把持し、把持を解除するときには協働して把持を解除する協働把持片を備えていることを特徴とするリヤバンパー取り付け構造。
- 請求項1において、前記把持手段は、前記バックドアに前記バンパー支持受け部材が設けられ、前記延在部には、前記バンパー支持受け部材に常態で装着され、前記衝撃荷重入力時に装着が解除されるブラケットが設けられて構成されていることを特徴とするリヤバンパー取り付け構造。
- 請求項4において、前記バンパー支持受け部材は、平面視対向あるいは背面対向する溝を有しており、前記ブラケットは、前記溝に常態で係合保持され、衝撃荷重入力時に予め設けられた脆弱部での座屈にともなって前記溝との係合を解除するようにされていることを特徴とするリヤバンパー取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005082927A JP2006264422A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | リヤバンパー取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005082927A JP2006264422A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | リヤバンパー取り付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006264422A true JP2006264422A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37200843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005082927A Pending JP2006264422A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | リヤバンパー取り付け構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006264422A (ja) |
-
2005
- 2005-03-23 JP JP2005082927A patent/JP2006264422A/ja active Pending
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