JP2002069814A - 刺繍入り不織布形成用支持体及びそれを用いた刺繍模様付き不織布の製造方法 - Google Patents

刺繍入り不織布形成用支持体及びそれを用いた刺繍模様付き不織布の製造方法

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JP2002069814A JP2000261915A JP2000261915A JP2002069814A JP 2002069814 A JP2002069814 A JP 2002069814A JP 2000261915 A JP2000261915 A JP 2000261915A JP 2000261915 A JP2000261915 A JP 2000261915A JP 2002069814 A JP2002069814 A JP 2002069814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不織布面に、型くずれしにくく、任意の大き
さ、形態の意匠模様が形成可能な、経済的に安価な模様
付き不織布形成用支持体を提供する。 【解決手段】 メッシュ状織物より成る不織布形成用支
持体に1本又は複数本の刺繍糸が刺し込まれ又は編み込
まれ、該支持体表面に該刺繍糸が浮きループ構造を呈す
る立体意匠が形成された刺繍入り不織布形成用支持体
に、予備交絡された繊維交絡ウエブを載置、搬送しつ
つ、該繊維交絡ウエブ上方から高圧水流を吹き付け、前
記立体意匠部に当接した不織布面に刺繍模様を成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、模様付き不織布を
形成するための不織布形成用支持体及び模様付き不織布
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】不織布面を模様付け成形するための不織
布形成用支持体は従来より知られている。その代表的な
ものは開孔不織布形成用支持体であり、例えば特開昭6
2−69867号公報には、小透孔を備えた多数の半球
体突起部を有した開孔不織布製造用支持体が開示されて
いる。また不織布面に意匠模様を形成するものとして、
特開平4−327255号公報には、不織布製造用ベル
ト本体の成形側表面に熱可塑性樹脂突起物を熱溶着し、
不織布表面に文字等の種々な意匠模様(凹凸模様又は開
孔模様による)を形成する不織布製造用ベルトが開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来からの不織布への模様付け成形を行うための支持
体にあっては次のような不都合があった。例えば前記特
開昭62−69867号公報記載の開孔不織布製造用支
持体においては、不織布面に円形又は楕円形の開孔模様
を規則的に明瞭に形成するには都合がよいが、不織布表
面に任意の意匠模様を付与することは困難であった。ま
た同公報記載の発明による支持体は、所要径、所要長さ
のシリンダー面(又は平面板面)に前記多数の小透孔を
有する突起部を形成する必要があり、このようなシリン
ダー(又は平面板)は加工上の問題から広幅加工が困難
であり広幅不織布用途への開孔模様付与には限界があっ
た。さらに例えば何らかのトラブルにて一部の突起部が
損傷するとその修繕が困難であり、支持体全体を交換す
る必要があるといった不都合や、該シリンダー(又は平
面板)の作成には金型作成費用がかさむ等の経済的問題
点を有していた。また、前記特開平4−327255号
公報記載の不織布製造用ベルトは、不織布面に文字等の
種々な意匠模様を簡単に経済的に付与するには都合がよ
く、また広幅の不織布用途にも対応可能であり、特にエ
アスルー方式による不織布形成時においては、突起物の
高低差、形状に応じた鮮明な凹凸模様を付与することが
出来るが、ウオータージェット方式による不織布形成時
においては、ベルト表面に突起物が固着されているが故
に、高圧水流の噴射圧によって突起物上部の繊維集合体
が突起物周辺部へ流され、結果としてベルト表面上に設
置された突起物部分に相当する不織布面には繊維が存在
しない開孔部が形成されてしまい、この形成された開孔
部の配置、組み合わせを以て、種々の形状の意匠模様を
形成するものであった。よって形成される意匠模様は、
比較的小さなものや複雑な意匠模様の付与には不適であ
った。また仮に比較的小さな複雑な意匠模様を付与すべ
く予め比較的小さく複雑に意匠化された突起物をベルト
に溶着しても、前記高圧水流の噴射圧によって突起部上
部の繊維が該突起部周辺へ流され該突起部平面全体が繊
維の存在しない開孔模様を形成してしまい、結果として
意匠模様部が僅かの張力で型くずれし易く、また不織布
全体の引張強力が低下する等の不都合があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決すべく不織布
面に型くずれしにくく不織布全体の引張強力が維持可能
で、任意の大きさ、形態、の意匠模様が任意の巾寸法の
不織布面に形成可能であり、さらに経済的にも安価な模
様付き不織布形成用支持体を提供しようとするものであ
る。またこれを用いた刺繍模様付き不織布の製造方法を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、不織布形
成用支持体を以て該支持体上に載置された繊維ウエブの
高圧水流に伴う繊維集合体の挙動を制御せしめ、不織布
面に任意の意匠模様を大きな開孔模様を形成することな
く成形するためには、該支持体にモノフィラメントで以
て刺繍を施すことにより達成されることを見出し本発明
に至った次第である。すなわち本発明は、繊維ウエブを
支持し搬送しつつ成形して不織布を形成する不織布形成
装置に用いられる不織布形成用支持体であって、該不織
布形成用支持体表面の少なくとも一部に刺繍が施されて
いることを特徴とする刺繍入り不織布形成用支持体であ
って、該不織布形成用支持体がメッシュ状織物より成
り、該織物に1本又は複数本のモノフィラメントが刺繍
糸として刺し込まれ又は編み込まれ、該織物表面上に該
刺繍糸が立体意匠部を形成した刺繍入り不織布形成用支
持体である。また、該刺繍糸がメッシュ状織物面に対し
て浮きループ構造を形成していることが好ましい。ま
た、該刺繍糸により形成される立体意匠部の高さH(m
m)が、0.2≦H≦9.0であり、且つ刺繍糸の巾径
W(mm)が、0.2≦W≦4.0であることが好まし
い。また、該刺繍糸の末端部がメッシュ状織物の裏面及
び/又は表面に位置し、且つ該末端部が糸抜け防止処理
されていることが好ましい。
【0006】また本発明のもう一つは、メッシュ状織物
より成る不織布形成用支持体に1本又は複数本のモノフ
ィラメント刺繍糸が刺し込まれ又は編み込まれ、該支持
体表面に該刺繍糸が浮きループ構造を呈する立体意匠部
が形成された刺繍入り不織布形成用支持体に、予備交絡
された繊維交絡ウエブを載置、搬送しつつ、該繊維交絡
ウエブ上方から高圧水流を吹き付け、前記立体意匠部に
当接した不織布面に刺繍模様を成形することを特徴とす
る刺繍模様付き不織布の製造方法であり、該刺繍模様付
き不織布が、メッシュ状織物の縦緯線材で形成されるナ
ックル部により成形される開孔模様グランド部と浮きル
ープ構造を呈する立体意匠部により成形される刺繍模様
部とから成り、該刺繍模様部が不織布表面に対し凹部を
形成し、且つ該凹部の底面が複数の開孔部とブリッジ状
繊維集合体とにより形成されていることが好ましい。ま
た、該刺繍模様が、立体意匠部に当接して成形される刺
繍模様部と該刺繍模様部周辺に成形されるぼかし模様部
とから成ることが好ましい。本発明は、このような刺繍
入り不織布形成用支持体及びこれを用いた刺繍模様付き
不織布の製造方法を以て上記課題を解決するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について実施
例の図に基づいて以下に詳細に説明する。図1は本発明
の刺繍入り不織布形成用支持体の一部分を示す斜視図で
ある。図2は図1の立体意匠部(3)を含むA部拡大平
面図である。図3は図2の浮きループ構造部(5)を説
明するためのB−B部断面図である。図4はウオーター
ジェット方式による不織布形成装置を説明するための簡
略図である。図5は立体意匠部に当接して成形された刺
繍模様付き不織布の刺繍模様部分の平面写真である。
【0008】本発明の刺繍入り不織布形成用支持体
(1)は、図1〜図3に例示するように、メッシュ状織
物(2)表面の少なくとも一部に刺繍を施したことを特
徴とする支持体である。刺繍を施すことにより支持体表
面に任意の立体意匠部(3)が形成でき、図4に例示す
るように予備交絡された繊維交絡ウエブ(10)が支持
体(1)により支持搬送され、高圧水流(11)の噴射
により成形された刺繍模様を有する刺繍模様付き不織布
(12)が得られる。該不織布形成用支持体は金網やパ
ンチングシリンダー等であってもよいが、刺繍の容易
性、刺繍部の形態保持性、メンテナンス性を考慮すれば
ポリエステル、ナイロン等のプラスチック織物が好まし
い。また該支持体は刺繍を施すため刺繍糸(4)が刺し
込まれ又は編み込まれる程度の空隙部を有するメッシュ
状織物が好ましい。また刺繍糸としても特に限定される
ものではないが、繊維ウエブの交絡成形時に繊維が刺繍
糸に絡みつきにくい表面形態を有するものとして金属線
や合成樹脂線のモノフィラメントが好ましい。上記メッ
シュ状織物や該刺繍糸に金属線を採用する場合は、その
重量が重く、金属疲労による破断、錆の発生等が懸念さ
れる。また適度の曲げ剛性を有する点から考慮すればプ
ラスチックモノフィラメントで以て構成することがより
好ましい。該刺繍糸(4)は1本でも複数本でもよく支
持体のメッシュ数、織組織、刺繍模様に応じて適宜選定
すればよい。
【0009】また本発明においては、刺繍糸(4)が織
物表面に対して浮きループ構造(5)を形成することが
好ましい。刺繍糸が支持体表面に密着されていても刺繍
模様を不織布面に成形することは可能であるが、より鮮
明な刺繍模様の付与のためには浮きループ構造とするこ
とが好ましい。浮きループ構造とすることにより前記織
物と刺繍糸の接点以外は刺繍糸によって浮きループが形
成され、該織物面との間に空間部(6)を形成する。こ
のような構造を呈するが故に浮きループ上に位置する繊
維集合体はその上方から高圧水流を吹き付けられても空
間部(6)により水流の逃げしろが確保され、また浮き
ループを形成する刺繍糸の自由度が高くなり、また刺繍
糸が適度の曲げ剛性を有するプラスチックモノフィラメ
ントで構成されているが故に、高圧水流の噴射圧を受け
た際に浮きループ部が微妙に揺れ動き、当該繊維集合体
が水流圧をストレートに受けループ部以外へ繊維が流さ
れるといった開孔模様を形成しようとする繊維挙動を緩
和することが出来得るものとなる。こうした作用の結果
として、浮きループ上に位置する繊維集合体が高圧水流
の影響を受けながらもその成形位置が確保されるため、
刺繍による立体意匠部に相当する刺繍模様全体が開孔部
を形成することなくブリッジ状繊維集合体をある程度残
したまま不織布面に刺繍模様付けされ得る。
【0010】このように本発明は、刺繍による立体意匠
部上の繊維集合体の挙動を制御するものであるが、立体
意匠部の高さH(mm)が、0.2≦H≦9.0であ
り、且つ刺繍糸の巾径W(mm)が、0.2≦W≦4.
0であることが好ましい。このような高さH及び巾径W
とすることにより、図5及び図6に例示するようなメッ
シュ状織物の縦緯線材で形成されるナックル部(31)
により成形される開孔模様グランド部(21)と浮きル
ープ構造を呈する立体意匠部により成形される刺繍模様
部(20)が成形出来、該刺繍模様部が不織布表面に対
し凹部(20a)を形成し、且つ該凹部の底面が複数の
開孔部(20b)とブリッジ状繊維集合体(20c)と
により形成される刺繍模様付き不織布が得られる。ま
た、該刺繍模様が立体意匠部に当接して成形される刺繍
模様部と該刺繍模様部周辺に成形されるぼかし模様部
(22)とから成る刺繍模様付き不織布が得られる。こ
のぼかし模様については前記した浮きループ部の微妙な
揺れ動きによるものと浮きループ部によって遮られる高
圧水流の噴射方向の変化とが相まって形成されるものと
判断されるが、該ぼかし模様が形成されることによって
刺繍模様自体が使用者に淡くソフト感を感じさせ得る従
来にない模様表現が可能となっている。前記立体意匠の
高さH(mm)がH<0.2、刺繍糸の巾径W(mm)
がW<0.2であれば、前記凹部自体や凹部底面の複数
の開孔部やブリッジ状繊維集合体の形成が困難となり、
結果として刺繍模様自体の発現性に劣ったものとなる。
また立体意匠の高さH(mm)がH>9.0、刺繍糸の
巾径W(mm)がW>4.0であっても同様である。立
体意匠の高さH(mm)がH>9.0であれば浮きルー
プ部の自由度が高くなりすぎ、又前記空間部が大きくな
りすぎ、該浮きループ上の繊維集合体の挙動の制御が困
難になると同時に不織布面に皺が生じ易くなる。また刺
繍糸の巾径W(mm)がW>4.0であれば、浮きルー
プによる高圧水流の噴射圧をストレートに受けやすくな
り刺繍模様全体の開孔部が形成されやすくなってしまう
と同時に複雑な刺繍が施しにくくなる。より好ましくは
立体意匠の高さH(mm)が0.7≦H≦7.0であ
り、且つ刺繍糸の巾径W(mm)が0.3≦W≦2.0
である。
【0011】また、刺繍糸の末端部がメッシュ状織物の
裏面及び/又は表面に位置し、且つ該末端部が糸抜け防
止処理されていることが好ましい。該末端部が糸抜け防
止処理を施されていないと刺繍模様が崩れたり、浮きル
ープ構造を維持することができず、刺繍模様付き不織布
の形成に不都合が生ずるからである。該糸抜け防止処理
はただ単に刺繍糸の糸抜けを防止するのみならず、前記
立体意匠部の浮きループ構造が高圧水流の噴射圧による
変形を防止する目的も有し、該立体意匠部を支持体面に
しっかりと固定する処理でもある。該糸抜け防止処理と
しては、刺繍糸両端部同士を相互に結び付ける処理、各
末端部に結び目を造る処理、刺繍糸以外の留め具に固着
する処理、各末端部を熱溶融し図3に例示するようにプ
ラスチック織物の裏面にて刺繍糸の末端部を皿ビス状に
熱変形処理する等が適宜採用可能である。本発明の支持
体をどのような形態にして使用するかに応じて適宜選択
すればよい。例えば図4におけるシリンダー(15)表
面に固定する場合であれば支持体裏面に刺繍糸両端部同
士を相互に結び付ける処理が好ましく、図4におけるサ
ポートローラー(16)間に張設したベルト形態で使用
する場合はベルト走行の支障とならないように支持体表
面での処理や裏面処理の場合は上記皿ビス状熱変形処理
が好ましい。
【0012】また、メッシュ状織物より成る不織布形成
用支持体に1本又は複数本の刺繍糸が刺し込まれ又は編
み込まれ、該支持体表面に該刺繍糸が浮きループ構造を
呈する立体意匠部が形成された刺繍入り不織布形成用支
持体に、予備交絡された繊維交絡ウエブを載置、搬送し
つつ、該繊維交絡ウエブ上方から高圧水流を吹き付け、
前記立体意匠に相当する意匠模様を不織布面に形成する
ことが好ましい。ここでいう予備交絡とは、浮きループ
上の繊維集合体が高圧水流の影響をより受けにくくする
ための処理であり、例えば予めカード揚がりウエブを軽
く水流交絡処理しておくことにより、浮きループ上の繊
維集合体の挙動を制限するものであり立体意匠部全体で
の開孔部形成を阻害する上で好ましい。
【0013】以上、本発明を図示の実施の形態に基づい
て説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定され
ず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加
えてもよいことはいうまでもない。
【0014】
【実施例】本発明を上記実施の形態にて説明した部分を
含め、以下の実施例、比較例を以てより具体的に説明す
る。
【0015】(実施例1) 図4に示す公知スパンレー
ス不織布形成装置を利用して、レーヨン100%で目付
40g/m2 のカード揚がり繊維ウエブを90メッシュ
のメッシュ状プラスチック織物上で水流圧3MPa、搬
送速度4m/minでウオータージェット交絡処理し、
予備交絡した繊維交絡ウエブ(10)を目開きシリンダ
ー(15)周面に密着固定された図1〜図3にて前述し
た刺繍入り不織布形成用支持体(1)上へ導き、再度該
繊維交絡ウエブ上方から水流圧3MPa、搬送速度4m
/minでウオータージェット交絡処理することによ
り、図5、図6に示す刺繍模様付きスパンレース不織布
(12)を得た。該刺繍入り不織布形成用支持体は線径
0、5mmΦのポリエステルモノフィラメントの経糸緯
糸から縦横16×16メッシュに織成されたメッシュ状
プラスチック織物より成り、該プラスチック織物表面に
図1〜図3に示す直径約25mmの花弁状の刺繍を複数
施したものであり、刺繍糸としては線径0.6mmΦの
ポリエステルモノフィラメント1本を使用し、該刺繍糸
末端部の糸抜け防止処理は図3に示す通り、該末端部を
熱処理し皿ビス状としたものである。該刺繍により該プ
ラスチック織物表面上には例示するような花弁状の浮き
ループ構造を呈する立体意匠部が形成されており、該立
体意匠部の高さHが5mmであり、該刺繍糸の巾径Wが
0.6mmの刺繍入り不織布形成用支持体である。得ら
れた刺繍模様付き不織布(12)は、図5〜図7に示す
ような前記メッシュ状織物の縦緯線材で形成されるナッ
クル部(31)により成形される開孔模様グランド部
(21)と浮きループ構造を呈する立体意匠部により成
形される刺繍模様部(20)が成形され、該刺繍模様部
が不織布表面に対し凹部(20a)を形成し、且つ該凹
部の底面が複数の開孔部(20b)とブリッジ状繊維集
合体(20c)とを形成していた。また該刺繍模様部周
辺にはぼかし模様(22)が発現し、見た目ソフトで柔
らかな印象を与える花弁状刺繍模様が形成されていた。
得られた刺繍模様付き不織布にて刺繍模様部が中央に配
置されたサンプル(長さ方向寸法10cm、巾方向寸法
5cm)を用意し、長さ方向の引張強力を測定した所
(テンシロン引張強力試験機にて引張速度300mm/
minにて測定したもの)、引張強力は37.6(N/
50mm)であった。参考までに刺繍模様のない部分の
みを同様に測定した所、引張強力は28.8(N/50
mm)であり、刺繍模様付与により不織布全体の強力の
向上が確認された。これは刺繍模様部分を構成する繊維
集合体の再配列により引張強力の向上に寄与したものと
考えられる。
【0016】(実施例2) 刺繍部分が浮きループ構造
を呈していない以外は実施例1と同様に刺繍模様付きス
パンレース不織布を得た。得られた不織布面には例示は
しないが同様に花弁状の刺繍模様が確認されたが、実施
例1で得られた刺繍模様ほど鮮明な模様ではなかった。
同様に引張強力試験をした所、28.4(N/50m
m)であった。これは実施例1と実施例2との相違点で
ある浮きループ構造の有無によるもの、すなわち立体意
匠部高さHが刺繍糸の線径である0.6mmにすぎず、
結果として不織布面に当接する立体意匠部への高圧水流
の影響が低く、刺繍模様の発現性に影響を及ぼし、また
刺繍模様部分の繊維集合体の再配列具合も低減している
ことによるものと考えられる。
【0017】(比較例1) 図示はしないが実施例1に
おける立体意匠部を、厚さ5mmのゴム板にて平面花弁
状に加工したゴム板体をメッシュ状プラスチック織物表
面に接着固定した以外は実施例1と同様に処理し、ゴム
板使用花弁状模様付きスパンレース不織布を得た。得ら
れた不織布は平面花弁状のゴム板体上に相当する部分が
大きな開孔部を形成し、やや型くずれした花弁状と判別
出来うる程度の模様が形成されていた。同様に引張強力
試験をした所、23.2(N/50mm)であり引張強
力の低下が確認された。
【0018】
【発明の効果】本発明の刺繍入り不織布形成用支持体
は、支持体表面に刺繍を施すものであるから任意の大き
さ任意の意匠模様を任意巾の不織布面に付与出来得るも
のとなる。また刺繍を施すに際しては既設のメッシュ状
織物面でも適宜刺繍模様を施すことが可能であり、また
刺繍部が何らかの原因で損傷した場合においても容易に
その部分のみが補修可能であり経済的な不織布形成用支
持体となる。また浮きループ構造とすることにより該浮
きループ上の繊維集合体の挙動を制御し、従来の不織布
模様にない淡いソフト感を有する刺繍模様を発現可能と
し、且つ不織布自体の引張強力低下がない不織布形成用
支持体と成り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の刺繍入り不織布形成用支持体の一部
分を示す斜視図である。
【図2】 図1のA部拡大平面図である。
【図3】 図2のB−B部断面図である。
【図4】 ウオータージェット方式による不織布形成装
置を説明するための簡略図である。
【図5】 立体意匠部に当接して成形された刺繍模様付
き不織布の開孔模様グランド部と刺繍模様部を説明する
ための平面写真である。
【図6】 図5の刺繍模様部の拡大平面写真である。
【図7】 刺繍模様付き不織布の凹部形状を説明するた
めの図6のC−C部断面略図である。
【符号の説明】
1 刺繍入り不織布形成用支持体 2 メッシュ状プラスチック織物 3 立体意匠部 4 刺繍糸 5 浮きループ構造 6 空間部 7 糸抜け防止処理部 8 刺繍糸末端部 9 カード揚がりウエブ 10 繊維交絡ウエブ 11 高圧水流 12 刺繍模様付き不織布 13 ノズル 14 サクション手段 15 シリンダー 16 サポートローラー 17 フィードローラー 20 刺繍模様部 20a 凹部 20b 凹部底面の開孔部 20c 凹部底面のブリッジ状繊維集合体 21 開孔模様グランド部 21a グランド部の開孔部 22 ぼかし模様部 30a 経糸 30b 緯糸 31 ナックル部
フロントページの続き (72)発明者 牧原 弘子 兵庫県加古郡播磨町古宮877番地 ダイワ ボウポリテック株式会社播磨研究所内 Fターム(参考) 4L044 BA06 BA11 4L047 AA12 AA21 AB02 AB03 BA04 CA09 CA10 CB01 EA08 EA19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維ウエブを支持し搬送しつつ成形して
    不織布を形成する不織布形成装置に用いられる不織布形
    成用支持体であって、該不織布形成用支持体表面の少な
    くとも一部に刺繍が施されていることを特徴とする刺繍
    入り不織布形成用支持体。
  2. 【請求項2】 不織布形成用支持体がメッシュ状織物よ
    り成り、該織物に1本又は複数本のモノフィラメントが
    刺繍糸として刺し込まれ又は編み込まれ、該織物表面上
    に該刺繍糸が立体意匠を形成していることを特徴とする
    請求項1記載の刺繍入り不織布形成用支持体。
  3. 【請求項3】 刺繍糸がメッシュ状織物面に対して浮き
    ループ構造を形成していることを特徴とする請求項2記
    載の刺繍入り不織布形成用支持体。
  4. 【請求項4】 刺繍糸により形成される立体意匠部の高
    さH(mm)が、0.2≦H≦9.0であり、且つ刺繍
    糸の巾径W(mm)が、0.2≦W≦4.0であること
    を特徴とする請求項2記載の刺繍入り不織布形成用支持
    体。
  5. 【請求項5】 刺繍糸の末端部がメッシュ状織物の裏面
    及び/又は表面に位置し、且つ該末端部が糸抜け防止処
    理されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか
    に記載の刺繍入り不織布形成用支持体。
  6. 【請求項6】 メッシュ状織物より成る不織布形成用支
    持体に1本又は複数本の刺繍糸が刺し込まれ又は編み込
    まれ、該支持体表面に該刺繍糸が浮きループ構造を呈す
    る立体意匠が形成された刺繍入り不織布形成用支持体
    に、予備交絡された繊維交絡ウエブを載置、搬送しつ
    つ、該繊維交絡ウエブ上方から高圧水流を吹き付け、前
    記立体意匠部に当接した不織布面に刺繍模様を成形する
    ことを特徴とする刺繍模様付き不織布の製造方法。
  7. 【請求項7】 刺繍模様付き不織布が、メッシュ状織物
    の縦緯線材で形成されるナックル部により成形される開
    孔模様グランド部と浮きループ構造を呈する立体意匠部
    により成形される刺繍模様部とから成り、該刺繍模様部
    が不織布表面に対し凹部を形成し、且つ該凹部の底面が
    複数の開孔部とブリッジ状繊維集合体とにより形成され
    ていることを特徴とする請求項6記載の刺繍模様付き不
    織布の製造方法。
  8. 【請求項8】 刺繍模様が、立体意匠部に当接して成形
    される刺繍模様部と該刺繍模様部周辺に成形されるぼか
    し模様部とから成ることを特徴とする請求項6又は7記
    載の刺繍模様付き不織布の製造方法。
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