JP3300919B2 - リブを有する布帛の誘導装置 - Google Patents
リブを有する布帛の誘導装置Info
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Description
は織成された布帛、特に基布一面にリブを有する布帛を
誘導、案内するための誘導、案内装置に関するものであ
る。
れた布帛は例えば図5に示すように編機では原理的に編
針11で編成された編布W′はエメリーロール12、案
内ロール13、16を通って巻取ロール側へゆくように
なっており、編布W′の張力が大きくなると支点14を
中として揺動するレバー15によって調整がなされてい
た。
通常の円筒状ロールを上下又は上、中、下3段に配して
編布を該ロール外周にS字状に接触せしめて案内するこ
とも採用されていた。
な通常の円筒状ロールによる案内では、平面的な布帛な
らいざ知らず、基布の一面にリブを有するような布帛で
は該リブを圧潰するようになり、使用することは不可能
であった。と言って、布帛が挿通されるロール間隙を大
きくすることは布帛誘導の役割を果たすことが出来なく
なるので好ましくない。
編織布を強化材として、これをマトリックスにより硬化
成形した強化構造部材が提案され、その利用が進められ
るに至り、編織された上記基布の一面にリブを有する編
織布の誘導、案内が問題となって来た。
布の一面にリブを有する編織布よりなる布帛を誘導する
に好適なロール対よりなる誘導装置を見出すことにより
リブを圧潰することなしに誘導し、該布帛の編織後にお
ける誘導を円滑かつ確実として同布帛の利用開発に有効
ならしめることを目的とするものである。
る本発明は編機又は織機において、編織された基布一面
にリブを有する編織布布帛を対象とし、該布帛を編織
後、誘導、案内するロール装置であって、布巾方向に延
びる円筒状ロールを中間にして、上下に芯軸に対しリブ
巾に対応する間隔を存して複数の鍔ロールを並設せしめ
た段付ロールを前記円筒状ロールに対向して夫々配設
し、編織された前記基布一面にリブを有する布帛を、そ
の基布面側を円筒状ロールに接触させ、一方、リブ面を
段付ロールの鍔ロール間にリブを嵌合させてロール間を
S字状に挿通し、誘導せしめるようにしたことを特徴と
する。
として、特に編織機の編織部で編織された布帛を編下げ
又は織下げる誘導装置に適用したことであり、これによ
り基布の一面にリブを有する布帛を樹脂硬化による成形
工程等に連続せしめることを容易とする。
ブを有する布帛の誘導に利用するとき、基布面は通常の
円筒状ロールに接触するが、一方のリブ面はリブが段付
ロールの鍔ロール間の凹部に嵌入し、リブは何ら潰され
ることなしに誘導されて円滑に次へ送られる。この場
合、通常の円筒状ロールにより基布面を押さえつけるこ
とによって布帛のゆるみが防止され、誘導の円滑が確保
される。
発明の具体的態様を説明する。
等の編機において編成された経編地の編下げに適用した
例であり、図において1は経編機のニードルを示し、該
ニードル1により既知の如く編成が行われて基布aの一
面にリブbを有する経編地よりなる布帛Wが編成され、
順次編み下げられたゆくが、編下げ位置に通常の円筒状
ロール3を中間として上下に段付ロール2、4を夫々対
向させて配設し、この各段付ロールと円筒状ロール3と
の間に布帛WをS字状に挿通せしめて誘導し、ガイドロ
ール5を経て次へと送出するようになっている。
帛Wは特に編地に限ることはなく、織成された織物であ
ってもよいが、前記図1に示す経編地の場合には、例え
ば図2に示すような鎖編目列に緯糸を適宜挿入して並列
鎖編目列と緯糸により基布aを編成すると共に基布aの
鎖編目列間に多数の立毛糸によりリブbを形成した経編
地である。
ニードル列もしくは後側のニードル列でそれぞれ鎖編み
を行って前後の鎖編目列を編成すると共に、正対するこ
の前後の鎖編目列を結接糸でつなぐことにより地組織に
対し立毛状態の編地を編成し、前側ニードル列において
その鎖編目列に対し挿入糸をジグザグ状に2コースから
10コース程度横方向に振ることにより一枚のシート状
地編地の組織を編成し、一方、後側ニードル列では挿入
糸を用いて2コースから4コース程度横方向に振ること
によって結接糸を束ねることにより地編地に対し立毛状
態を保持せしめた経編地も使用することができる。
ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどの合成繊
維糸、ポリウレタン系弾性繊維糸、綿などの天然繊維糸
など、ダブルラッセル機に仕掛けることが可能なもので
あれば如何なる糸でも良く、任意に選定されるが、地編
地組織、または立毛糸を束ねる鎖編糸には合成繊維系マ
ルチフィラメント糸、立毛糸には熱可塑性合成繊維マル
チフィラメント糸、高弾性のガラス繊維,セラミック系
繊維及び炭素系繊維を使用することが好ましい。
い、地組織を作る経緯糸は平織組織で、上下二枚の織物
を作り、パイル経糸が表裏の地緯糸と交互に交錯しつつ
表裏二枚の織物の間を上下してパイル糸となり、経糸の
方向に切断して地組織よりなる織物基布aにパイル糸に
よるリブbが形成された布帛として適用することができ
る。
引き取り、編下げ又は織下げてゆく前記の円筒状ロール
3及び段付ロール2、4は、前者は従来より編下げロー
ルあるいは織下げロールとして用いられている図3に示
すような通常の円筒状ロールであるが、段付ロール2、
4は本発明の特徴として特にリブbに対応し、該リブb
に嵌合させる凹部を形成したロールが用いられる。
り、芯軸6に対し、リブに対応する間隔を存して鍔ロー
ル7が所要数、並設されて鍔ロール7が編織布のリブ間
に嵌入され、一方、鍔ロールの間に編織布のリブbが嵌
合されるようになっている。
は円筒状ロールを中間として上下に段付ロール2、4が
夫々対向して配設され、各ロール間をS字状に編織布よ
りなる布帛Wが挿通されるようになっている。そして、
挿通時において基布aの面に通常の円筒状ロール3が接
触し、一方、段付ロール2、4にリブb面が接触して誘
導、案内されるが、円筒状ロール3により基布a面を押
さえつけることにより、ゆるみを防止することができる
よりなる布帛Wの種類、形状等により随時、鍔ロール間
の間隔を変え、適合した段付ロール2、4の使用が行わ
れる。特に、リブbの形状が長方形状でなく、三角形状
の場合には、鍔ロール間の間隙を三角形状に合わせてソ
ロバン玉状の鍔ロールを使用するのが好適である。
布よりなる布帛もリブを圧潰することなく円滑に誘導す
ることが可能となる。従って、これを編機又は織機で編
織部に連続した編下げ、又は織下げに用いて頗る有効で
あるが、同様にリブの圧潰を回避する必要のある送りに
対しても適用し、効果的である。
は、更に前述したラッセル機による経編地作成に連続し
てFRP強化構造体を形成する場合であり、基布一面に
リブを有する編織布を強化材として金型にセットし硬化
性樹脂を注入し成形して立体的な強化構造体を成形する
プロセスの連続化を可能ならしめる。
有する布帛を誘導する装置として通常の円筒状ロールに
段付ロールを組み合わせ、円筒状ロールに基布面を接触
させ、段付ロールの凹部にリブを嵌合して誘導させるよ
うにしたものであり、従来ロール装置を利用し基布一面
にリブを有する編織布に対しリブを潰すことなく誘導す
ることは殆ど行われていなかったが、これを段付ロール
の使用により可能として、該編織布の誘導を円滑ならし
め、その作業工程を簡易化して後続工程との連繋を容易
ならしめる顕著な効果を有している。
と、段付ロールとの組み合わせは、基布面を円筒状ロー
ルによって押さえることにより特別なゆるみ防止機構を
設ける必要もなく、また従来の装置を使用し編下げロー
ル、織下げロールの一部取り替えのみで改善でき、コス
ト面でも頗る有利である。
態概要図である。
編地の概要斜視図である。
る。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 編織機において、編織された基布一面に
リブを有する編織布よりなる布帛を誘導し、案内するロ
ール装置であって、布巾方向に延びる円筒状ロールを中
間にして、上下に芯軸にリブ巾に対応する間隔を存して
複数の鍔ロールを並設せしめた段付ロールを前記円筒状
ロールに対向して夫々配設し、編織された前記基布一面
にリブを有する布帛を基布面側を円筒状ロールに接触さ
せ、一方、リブ面を段付ロールの鍔ロール間にリブを嵌
合させて各ロール間をS字状に挿通し、誘導せしめるこ
とを特徴とするリブを有する布帛の誘導装置。 - 【請求項2】 編織機において編織部に続いて編下げ又
は織下げされる誘導装置に上記請求項1記載の誘導装置
を配設したリブを有する布帛の誘導装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24620497A JP3300919B2 (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | リブを有する布帛の誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24620497A JP3300919B2 (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | リブを有する布帛の誘導装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1161607A JPH1161607A (ja) | 1999-03-05 |
JP3300919B2 true JP3300919B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=17145074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24620497A Expired - Lifetime JP3300919B2 (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | リブを有する布帛の誘導装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3300919B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100365184C (zh) * | 2005-08-22 | 2008-01-30 | 冯加林 | 一种横机织物牵拉装置 |
CN100365185C (zh) * | 2005-11-25 | 2008-01-30 | 冯加林 | 编织横机中的辊式卷取装置 |
CN100370069C (zh) * | 2005-11-25 | 2008-02-20 | 冯加林 | 编织横机中的传送带卷取装置 |
JP2017014658A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 前田工繊株式会社 | 編地の送り出し装置 |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP24620497A patent/JP3300919B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1161607A (ja) | 1999-03-05 |
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