JP2002069775A - 綿糸製結束紐、及びその製造方法 - Google Patents

綿糸製結束紐、及びその製造方法

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JP2002069775A JP2000250839A JP2000250839A JP2002069775A JP 2002069775 A JP2002069775 A JP 2002069775A JP 2000250839 A JP2000250839 A JP 2000250839A JP 2000250839 A JP2000250839 A JP 2000250839A JP 2002069775 A JP2002069775 A JP 2002069775A
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Hiromi Takagi
弘巳 高木
Masahiro Suzuki
雅博 鈴木
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TSUZUKI SPINNING
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TSUZUKI BOSEKI KK
TSUZUKI SPINNING
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  • Package Frames And Binding Bands (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】無公害であって、しかも使用後において再利用
可能な天然繊維の綿糸を使用して、段ボール箱等を支障
なく結束可能な結束紐、及びその製造方法の提供であ
る。 【解決手段】多数本の綿糸を引揃え状態にした合糸Y”
に仮撚りを施した仮撚り合糸Y’の表面に、同じく綿糸
から成るカバーリング糸Y0 を巻き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、綿糸を合糸とし
て、これにカバーリング糸を巻き付けて成る綿糸製結束
紐、及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、平板状に折り畳まれた新規の段
ボール箱は、その多数枚を積み重ねた状態で、結束紐を
用いて縦横に結束して、保管・運搬している。従来の結
束紐の大部分は、ポリプロピレン等の合成樹脂製のもの
であって、使用後において、焼却処分すると有害物質が
発生し、焼却せずにそのまま廃棄した場合には、自然界
において殆ど分解されないために、大きな公害問題とな
っている。このため、梱包対象製品、或いは特定の業界
において、合成樹脂製の結束紐の使用が禁止され始めて
いる。
【0003】一方、天然繊維の一つであって、多方面で
使用されている綿糸を使用して結束紐とすれば、合成樹
脂製の結束紐の有する上記不具合は、解消される。しか
し、綿糸を複数本引き揃えたのみの合糸による結束紐を
用いて、梱包装置によって梱包(結束)対象物を自動梱
包(結束)すると、各単糸の交絡が無いために、各単糸
が一本一本に分かれたり、或いは切れたりして、自動梱
包装置にトラブルが頻発して、結束紐としての使用に耐
えられない。
【0004】また、複数本(多数本)の綿糸に実撚りを
施したものであれば、上記自動梱包装置での自動梱包
(結束)は、可能と思われるが、この実撚りを施した結
束紐は、当然に全長に亘って、その断面がほぼ円形で一
定しているために、太くなり過ぎて、例えば、結束梱包
した上記段ボール箱においては、その結束時において、
多段に積み重ねられた段ボール箱の角部に結束紐が喰い
込んで、結束が不十分となったり、或いは結束された段
ボール箱の保管・運搬時において、結束紐が破損される
恐れもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、無公害であ
って、しかも使用後において再利用可能な天然繊維の綿
糸を使用して、段ボール箱等を支障なく結束可能な結束
紐、及びその製造方法の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明は、多数本の綿糸から成る合糸の表面
に、同じく綿糸から成るカバーリング糸を巻き付けたこ
とを特徴とする綿糸製結束紐である。請求項1の発明に
係る綿糸製結束紐は、引揃え状態となった合糸の表面に
カバーリング糸が螺旋状となって巻き付けてあるので、
合糸を構成する各単糸に残存している戻りトルクによっ
てバラケることなく束ねられ、密度の高い実撚りによる
紐と比較して、内部に空隙部を有していて、例えば、前
記段ボール箱の結束時においては、その角部に対応する
結束紐の断面形状は、略円形から扁平な楕円形に変形す
る等して、該角部への結束紐の喰い込みが少なくなっ
て、各単糸がバラケることなく、強固に結束可能となる
と共に、段ボール箱も保護される。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明を前提
として、綿糸から成る多数本の単糸に仮撚りを施して仮
撚り合糸としたものであって、仮撚り自体によって、引
揃えと異なって、各単糸間に生ずる僅かの抱合力と、仮
撚り合糸の表面に巻き付けられるカバーリング糸の巻付
力とが相乗して、各単糸の戻りトルク(ねじれ)が解消
されると共に、仮撚りであるが故に、各単糸間の抱合力
が小さくてバラケ易いのを、カバーリング糸により防止
しているために、結束紐として使用する際の絡み、及び
単糸のバラケによるトラブルが少なくなって、使い勝手
が高まる。また、請求項3の発明は、請求項1又は2の
発明を前提として、カバーリング糸の巻付方向を合糸を
構成する各単糸の撚り方向と逆にしたものであって、各
単糸の戻りトルクは、カバーリング糸の巻付方向に作用
するために、合糸に対してカバーリング糸が一層巻き付
けられるように作用する結果、合糸とカバーリング糸と
の隙間が解消されて、結束紐としての使い勝手が一層高
まる。
【0008】また、請求項4の発明は、請求項1に記載
の綿糸製結束紐の製造方法であって、多数のクリールか
ら引き出された綿糸を引き揃えて合糸とする合糸工程
と、前記合糸を回転中の中空スピンドル内を通した後
に、該中空スピンドルと一体回転するボビンに巻回され
ている綿糸製のカバーリング糸を引き出して、該合糸の
表面に巻き付けるカバーリング工程とを連続して行うこ
とを特徴としており、一連の連続した工程において、請
求項1に記載の綿糸製結束紐の製造が可能となる。
【0009】更に、請求項5の発明は、請求項2に記載
の綿糸製結束紐の製造方法であって、合糸工程と仮撚り
工程とカバーリング工程とが連続していて、引揃え状態
の多数本の綿糸に仮撚りを加えた直後に、その表面にカ
バーリング糸を螺旋状にして巻き付けるために、結束紐
を構成する多数本の綿糸に施された仮撚りが戻ることが
なく、一連の工程において、請求項2に記載の綿糸製結
束紐を高能率で製造できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る綿糸製結束
紐の製造方法を示す図であり、図2は、仮撚り装置Aを
構成する仮撚りドラム23の斜視図であり、図3
(イ),(ロ),(ハ)は、仮撚りドラム23が「Z撚
り位置」、「S撚り位置」、「中立位置」に位置してい
る状態の平面模式図であり、図4は、カバーリング装置
Bの拡大図である。図1に示されるように、多数個(実
施例では20個)のクリール11から引き出された原糸
である綿糸Y''' は、ガイドローラ12の部分で合流し
て、多数本の綿糸Y''' が引き揃えられて合糸状態とな
る。合糸状態となった多数本の綿糸Y”は、仮撚り装置
Aの部分において、その走行方向が、斜下方から直上と
なって、ほぼ逆となる間に仮撚りが施されて、仮撚り装
置Aの直上のカバーリング装置Bに流入するようになっ
ている。
【0011】また、カバーリング装置Bの上方には、溝
付ドラム13が軸心を水平にして配設されており、該溝
付ドラム13の駆動回転によって、その直上に配設され
た巻取ボビン14が連れ廻り回転するようになってい
る。製造された後述の結束紐Y 1 〜Y3 は、前記巻取ボ
ビン14に巻き取られる。
【0012】上記仮撚り装置Aは、図2及び図3に示さ
れるように、ドラム軸21の両端部に緩やかな円錐台状
をした一対の鍔板22a,22bが一体に設けられた仮
撚りドラム23を備えており、該仮撚りドラム23の軸
心の水平を維持して、平面視において該軸心が左右に揺
動可能となった構成である。一対の鍔板22a,22b
の間隔は、中心軸から遠ざかるに従って広くなってい
る。このため、図3(イ)に示されるように、平面視に
おいて仮撚りドラム23を「Z撚り位置」に位置させて
おくと、合糸状態の綿糸Y”は、仮撚りドラム23の鍔
板22aの内周面に接触した状態で斜上方から流入する
と共に、別の鍔板22bの内周面に接触した状態で直上
に流出し、その間において、合糸状態の綿糸Y”に「Z
撚り」の仮撚りが施されて仮撚り合糸Y’となる。
【0013】また、図3(ロ)に示されるように、平面
視において仮撚りドラム23を上記と逆の「S撚り位
置」に位置させておくと、合糸状態の綿糸Y”は、仮撚
りドラム23の鍔板22bの内周面に接触した状態で斜
上方から流入すると共に、別の鍔板22aの内周面に接
触した状態で直上に流出し、その間において、合糸状態
の綿糸Y”に「S撚り」の仮撚りが施されて仮撚り合糸
Y’となる。更に、図3(ハ)に示されるように、仮撚
りドラム23を「中立位置」に位置させておくと、合糸
状態の綿糸Y”は、ドラム軸21の外周面における軸心
方向に沿った同一位置を走行するために、走行する綿糸
Y”には、撚りは施されず、無撚状態のままである。
【0014】また、カバーリング装置Bは、図1及び図
4に示されるように、ボビン31の軸心に中空スピンド
ル32が一体に設けられた構成であって、ボビン31に
は、綿糸から成るカバーリング糸Y0 が巻回されてい
て、中空スピンドル32を垂直にした状態で、モータM
によって回転される。中空スピンドル32の内部には、
直下の仮撚り装置Aにより仮撚りが施された仮撚り合糸
Y’或いは無撚のままの合糸Y’が、上方に向けて走行
する。このため、中空スピンドル32と一体となったボ
ビン31が回転されると、該ボビン31からカバーリン
グ糸Y0 が引き出されて、該中空スピンドル32の上方
において、該部分を通過する仮撚り合糸Y’或いは無撚
のままの合糸Y’の外側に前記カバーリング糸Y0 が螺
旋状となって巻き付けられる。なお、カバーリング装置
Bのボビン31は、正逆回転可能となっている。
【0015】ここで、カバーリング糸Y0 の巻付方向
は、合糸Y”を構成する各単糸の撚り方向と逆方向であ
ることが好ましい。例えば、図5に示される結束紐Y1
は、「Z撚り」の多数本の単糸から成る合糸に「Z撚り
(左撚り)」の仮撚りが施されて、その表面に、単糸と
逆方向の「S巻(右巻)」にカバーリング糸Y0 が巻き
付けられた構造である。このように、カバーリング糸Y
0 の巻付方向を、仮撚り合糸Y’を構成する単糸の撚り
方向と逆にすると、各単糸の「S方向(右方向」の戻り
トルクは、カバーリング糸Y0 に対しては、その巻付方
向〔S方向(右方向)〕に作用するために、仮撚り合糸
Y’に対してカバーリング糸Y0 が一層巻き付けられ
て、両者の間の隙間が少なくなる。これにより、各単糸
の戻りトルクが解消されて、紐の絡みが防止されると共
に、結束紐Y1 としての嵩張りが少なくなって、使い易
くなる。なお、仮撚りに起因する戻りトルクは、各単糸
の戻りトルクに比較すれば、著しく小さいので、殆ど問
題とならない。
【0016】また、図6に示される結束紐Y2 は、「Z
撚り」の多数本の単糸から成る合糸に「S撚り(右撚
り)」の仮撚りが施されて、その表面に、単糸と同方向
の「Z巻(左巻)」にカバーリング糸Y0 が巻き付けら
れた構造である。カバーリング糸Y0 の巻付方向は、合
糸Y”を構成する各単糸の撚り方向と逆方向であること
が好ましいことは、上述の通りであるが、前記結束紐Y
2 のように、各単糸の撚り方向と同方向であっても、カ
バーリング糸Y0 によって、各単糸のバラケが有効に防
止されるために、結束紐として使用可能である。なお、
結束紐Y1,Y2 のいずれにおいても、合糸Y”に仮撚り
が施されているために、各単糸を引き揃えたのみの場合
に比較して、単位間に僅かの抱合力が生じて、バラケに
くくなる。
【0017】また、図7に示される結束紐Y3 は、「Z
撚り」の多数本の単糸から成る引き揃え状態の合糸Y”
の表面にカバーリング糸Y0 が、単糸の撚り方向と逆で
ある「S巻(右巻)」に巻き付けられた構造である。こ
の結束紐Y3 においても、カバーリング糸Y0 の巻付方
向が単糸の撚り方向と逆であるために、単糸の有する戻
りトルクは、カバーリング糸Y0 を更に巻き付ける方向
に作用することによって、有効に吸収されて、結束紐と
しての絡みが少なくなる。
【0018】即ち、仮撚り装置Aのドラム軸21を、図
3(イ)に示されるように「Z撚り位置」に配置して、
カバーリング装置Bのボビン31を反時計方向(図4で
矢印P方向)に回転させると、結束紐Y1 が製造される
と共に、仮撚り装置Aのドラム軸21を、図3(ロ)に
示されるように「S撚り位置」に配置して、カバーリン
グ装置Bのボビン31を時計方向に回転させると、結束
紐Y2 が製造される。また、仮撚り装置Aのドラム軸2
1を、図3(ハ)に示されるように「中立位置」に配置
して、カバーリング装置Bのボビン31を反時計方向
(図4で矢印P方向)に回転させると、結束紐Y3 が製
造される。
【0019】実施例では、原糸である20本の単糸状態
の綿糸Y''' を50m/分で引き出して、合糸状態の綿
糸Y”にした後に、そのまま、或いは仮撚り装置Aによ
って仮撚りを施して仮撚り合糸Y’として、カバーリン
グ装置Bによって、100回/mの割合で合糸状態の綿
糸Y”或いは仮撚り合糸Y’の表面に綿糸から成るカバ
ーリング糸Y0 を巻き付けて製品糸とした。
【0020】いずれの結束紐Y1 〜Y3 においても、仮
撚り合糸Y’或いは引揃え状態の合糸の表面に綿糸製の
カバーリング糸Y0 が巻き付けてあるので、仮撚り、或
いは引揃えであるが故に、糸間の抱合力が小さくてバラ
ケ易い欠点が解消されて、結束紐として使い勝手が良好
となる。
【0021】そして、上記のようにして、カバーリング
装置Bの部分において、その表面にカバーリング糸Y0
が巻き付けられた製品としての結束紐Y1 〜Y3 は、溝
付ドラム13の溝内に入り込み、該溝付ドラム13によ
って連れ廻り回転させられている巻取ボビン14に巻き
取られる。なお、巻取ボビン14に結束紐Y1 〜Y3
巻き取られた状態で、その全体を加熱して、前記結束紐
1 〜Y3 を加熱することにより、結束紐Y1,Y2 の場
合には、仮撚り合糸Y’の仮撚り状態、及びカバーリン
グ糸Y0 の巻付状態を保持させると共に、結束紐Y3
場合には、カバーリング糸Y0 の巻付状態を保持させる
ことが好ましい。
【0022】そして、上記した各結束紐Y1 〜Y3 は、
図8及び図9に示されるように、例えば、折畳み状態の
新規の段ボール箱41を多段に積み重ねた場合の結束に
使用される。ここで、結束紐Y1,Y2 の場合には、仮撚
り合糸Y’にカバーリング糸Y0 を巻き付けてあり、結
束紐Y3 の場合には、引揃え状態の綿糸Y”である合糸
にカバーリング糸Y0 を巻き付けてあって、合糸を構成
する個々の単糸の抱合力はそれ程大きくないために、結
束紐Y1 〜Y3 は、段ボール箱41の当接部位に応じて
自在に変形して良好に密着し、特に、段ボール箱41の
角部においては、その断面形状は、略円形から扁平な楕
円状に変形する等して、該角部への喰い込みが少なくな
る。このため、結束対象である新規の段ボール箱41を
損傷させることなく、強固に結束できる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る綿糸製結束紐によれば、結
束対象物の結束部位に対応して、その断面形状が変形す
るために、結束対象物が、新規の板状の段ボール箱を多
段に積み重ねたものである場合には、その角部において
は、結束紐の喰い込みが無くなると共に、その平面部に
おいては、結束紐が良好に密着して、段ボール箱を損傷
することなく、強固に結束できる。
【0024】また、結束紐の使用後においては、その原
糸が綿糸であるために、無公害で焼却処分が可能である
と共に、綿糸原料として再利用が可能であるために、資
源の有効利用が図られる。
【0025】更に、請求項4の発明においては、、多数
本の綿糸を引き揃えて合糸とする合糸工程と、該合糸の
表面に綿糸から成るカバーリング糸を巻き付けるカバー
リング工程とが一連の連続した工程となっていると共
に、請求項5の発明においては、前記合糸工程と、合糸
に仮撚りを施す仮撚り工程と、前記カバーリング工程と
が一連の連続した工程となっているために、綿糸製結束
紐を高能率で製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る綿糸製結束紐の製造方法を示す図
である。
【図2】仮撚り装置Aを構成する仮撚りドラム23の斜
視図である。
【図3】(イ),(ロ),(ハ)は、仮撚りドラム23
が「Z撚り位置」、「S撚り位置」、「中立位置」に位
置している状態の平面模式図である。
【図4】カバーリング装置Bの拡大図である。
【図5】本発明に係る綿糸製結束紐Y1 の仮撚り状態と
カバーリング状態とを主体に示す部分正面図である。
【図6】本発明に係る綿糸製結束紐Y2 の上記と同様の
図である。
【図7】本発明に係る綿糸製結束紐Y3 のカバーリング
状態を主体に示す部分正面図である。
【図8】綿糸製結束紐Y1(Y2,Y3)を使用して、折畳み
状態の新規の段ボール箱41を多段に積み重ねたものを
結束した状態の斜視図である。
【図9】図8の部分拡大図である。
【符号の説明】
A:仮撚り装置 B:カバーリング装置 Y0 :カバーリング糸 Y1 〜Y3 :綿糸製結束紐 Y’:仮撚り合糸 Y”:引揃え状態の合糸 Y''' :単糸状態の綿糸 11:クリール 31:ボビン 32:中空スピンドル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数本の綿糸から成る合糸の表面に、同
    じく綿糸から成るカバーリング糸が巻き付けられている
    ことを特徴とする綿糸製結束紐。
  2. 【請求項2】 多数本の綿糸は、仮撚りが施されて仮撚
    り合糸となっていることを特徴とする請求項1に記載の
    綿糸製結束紐。
  3. 【請求項3】 カバーリング糸の巻付方向は、合糸を構
    成する単糸の撚り方向と逆方向であることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の綿糸製結束紐。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の綿糸製結束紐の製造方
    法であって、 多数のクリールから引き出された綿糸を引き揃えて合糸
    とする合糸工程と、 前記合糸を回転中の中空スピンドル内を通した後に、該
    中空スピンドルと一体回転するボビンに巻回されている
    綿糸製のカバーリング糸を引き出して、該合糸の表面に
    巻き付けるカバーリング工程と、 を連続して行うことを特徴とする綿糸製結束紐の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の綿糸製結束紐の製造方
    法であって、 多数のクリールから引き出された綿糸を引き揃えて合糸
    とする合糸工程と、 多数本の綿糸を引き揃えて構成される合糸に仮撚りを施
    す仮撚り工程と、 仮撚りを加えられた仮撚り合糸を回転中の中空スピンド
    ル内を通した後に、該中空スピンドルと一体回転するボ
    ビンに巻回されている綿糸製のカバーリング糸を引き出
    して、前記仮撚り合糸の表面に巻き付けるカバーリング
    工程と、 を連続して行うことを特徴とする綿糸製結束紐の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101297057B1 (ko) 2012-03-08 2013-08-14 송유철 원사 합사기
CN109295574A (zh) * 2017-07-24 2019-02-01 尚科纺织企业工业及贸易公司 生产具有天然纤维的外观和感觉的纱线和织物的方法

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KR101297057B1 (ko) 2012-03-08 2013-08-14 송유철 원사 합사기
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