JP2002069033A - 1−置換−シクロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方法 - Google Patents
1−置換−シクロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方法Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/58—Preparation of carboxylic acid halides
- C07C51/60—Preparation of carboxylic acid halides by conversion of carboxylic acids or their anhydrides or esters, lactones, salts into halides with the same carboxylic acid part
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】1−置換−シクロヘキサンカルボニルハライド
化合物を工業生産に実用的で安価に製造する方法を提供
する。 【解決手段】 一般式1 (Rは直鎖/分枝状のC1-10アルキル基、C3-10シクロ
アルキル基、C3-10シクロアルキルC1-10アルキル基又
はアラルキル基であり、Xはハロゲンである)の1−置
換−シクロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方
法であって、安息香酸をアルカリ金属/液体アンモニア
存在下、アルコール中で処理した後、化合物R−X
1(X1はハロゲンである。)と反応させて得られる、
一般式2 の化合物を接触還元によって、一般式3 の化合物とし、これを酸ハライド化剤で処理する製造方
法。
化合物を工業生産に実用的で安価に製造する方法を提供
する。 【解決手段】 一般式1 (Rは直鎖/分枝状のC1-10アルキル基、C3-10シクロ
アルキル基、C3-10シクロアルキルC1-10アルキル基又
はアラルキル基であり、Xはハロゲンである)の1−置
換−シクロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方
法であって、安息香酸をアルカリ金属/液体アンモニア
存在下、アルコール中で処理した後、化合物R−X
1(X1はハロゲンである。)と反応させて得られる、
一般式2 の化合物を接触還元によって、一般式3 の化合物とし、これを酸ハライド化剤で処理する製造方
法。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、1−置換−シクロ
ヘキサンカルボニルハライド化合物の新規製造法に関す
るものであり、更に詳しくは、特許第2894445号
公報及び特願平10−296593号明細書に記載され
るコレステロールエステル転送蛋白(CETP)阻害剤
として有用な化合物の製造中間体である1−置換−シク
ロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方法に関す
る。また、本発明は1−置換−シクロヘキサンカルボニ
ルハライド化合物を製造するための中間体の製造方法及
びその製造中間体に関する。
ヘキサンカルボニルハライド化合物の新規製造法に関す
るものであり、更に詳しくは、特許第2894445号
公報及び特願平10−296593号明細書に記載され
るコレステロールエステル転送蛋白(CETP)阻害剤
として有用な化合物の製造中間体である1−置換−シク
ロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方法に関す
る。また、本発明は1−置換−シクロヘキサンカルボニ
ルハライド化合物を製造するための中間体の製造方法及
びその製造中間体に関する。
【0002】
【従来技術】1−置換−シクロヘキサンカルボニルハラ
イド化合物は、前述の通り特許第2894445号公報
及び特願平10−296593号明細書に記載される下
記化合物
イド化合物は、前述の通り特許第2894445号公報
及び特願平10−296593号明細書に記載される下
記化合物
【0003】
【化7】
【0004】[式中、R’’は1−置換−シクロアルキ
ル基等であり、X1、X2、X3、X4は水素原子、ハロゲ
ン原子、低級アルキル基、ハロゲン化低級アルキル基、
低級アルコキシ基等であり、Z1’’は水素原子、−Y1
R1(ここで、Y1はCO又はCSであり、R1は置換さ
れていてもよいアルキル基、複素環基等である)等であ
る]、より具体的には、例えば下記に示すN−(2−メ
ルカプトフェニル)−1−(2−エチルブチル)シクロ
ヘキサンカルボキサミド、
ル基等であり、X1、X2、X3、X4は水素原子、ハロゲ
ン原子、低級アルキル基、ハロゲン化低級アルキル基、
低級アルコキシ基等であり、Z1’’は水素原子、−Y1
R1(ここで、Y1はCO又はCSであり、R1は置換さ
れていてもよいアルキル基、複素環基等である)等であ
る]、より具体的には、例えば下記に示すN−(2−メ
ルカプトフェニル)−1−(2−エチルブチル)シクロ
ヘキサンカルボキサミド、
【0005】
【化8】
【0006】2−メチルチオプロピオン酸 S−[2−
(1−イソブチルシクロヘキサンカルボニルアミノ)フ
ェニル]エステル
(1−イソブチルシクロヘキサンカルボニルアミノ)フ
ェニル]エステル
【0007】
【化9】
【0008】等の化合物を製造するための中間体であ
り、その製造方法については該公報及び明細書で既に具
体的に開示されている。即ち、同公報の実施例2とし
て、下記のごときスキームで示される合成方法が記載さ
れている。
り、その製造方法については該公報及び明細書で既に具
体的に開示されている。即ち、同公報の実施例2とし
て、下記のごときスキームで示される合成方法が記載さ
れている。
【0009】
【化10】
【0010】しかしながら、これら公知の製造方法は、
経済的又は工業的に十分満足できるものではなかった。
特に、公知の製造方法を用いた場合、各工程で使用され
る試薬及び溶媒、例えばLDA(リチウムジイソプロピ
ルアミド)、水素化ナトリウム及びTHF(テトラヒド
ロフラン)等に加え、出発原料であるシクロヘキサンカ
ルボン酸が極めて高価であり、経済的に考えてあまり実
用的ではなかった。従って、CETP阻害剤として有用
な化合物をより安価で、より実用的に製造するために
は、これら高価な原材料及び試薬、溶媒をできる限り使
用せず、又は使用量を削減することにより、その中間体
である1−置換−ヘキサンカルボニルハライド化合物を
より安価に製造することが求められていた。
経済的又は工業的に十分満足できるものではなかった。
特に、公知の製造方法を用いた場合、各工程で使用され
る試薬及び溶媒、例えばLDA(リチウムジイソプロピ
ルアミド)、水素化ナトリウム及びTHF(テトラヒド
ロフラン)等に加え、出発原料であるシクロヘキサンカ
ルボン酸が極めて高価であり、経済的に考えてあまり実
用的ではなかった。従って、CETP阻害剤として有用
な化合物をより安価で、より実用的に製造するために
は、これら高価な原材料及び試薬、溶媒をできる限り使
用せず、又は使用量を削減することにより、その中間体
である1−置換−ヘキサンカルボニルハライド化合物を
より安価に製造することが求められていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記の
如き問題点を解決すべく鋭意検討した結果、従来の製造
方法と比較し、工業的に実用的でなお且つ安価な製造方
法を見出し、本発明を完成するに至った。
如き問題点を解決すべく鋭意検討した結果、従来の製造
方法と比較し、工業的に実用的でなお且つ安価な製造方
法を見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記
(1)乃至(11)に示す1−置換−シクロヘキサンカ
ルボニルハライド化合物の製造方法、その中間体の製造
方法及びその製造中間体に関する。
(1)乃至(11)に示す1−置換−シクロヘキサンカ
ルボニルハライド化合物の製造方法、その中間体の製造
方法及びその製造中間体に関する。
【0013】(1) 一般式〔1〕
【0014】
【化11】
【0015】(式中、Rは直鎖又は分枝状のC1-10アル
キル基、C3-10シクロアルキル基、C 3-10シクロアルキ
ルC1-10アルキル基又はアラルキル基であり、Xはハロ
ゲン原子である)で表される1−置換−シクロヘキサン
カルボニルハライド化合物の製造方法であって、安息香
酸をアルカリ金属/液体アンモニア存在下、アルコール
で処理した後、化合物R−X1(式中、X1はハロゲン原
子であり、Rは前述の通りである)と反応させることに
より得られる、一般式〔2〕
キル基、C3-10シクロアルキル基、C 3-10シクロアルキ
ルC1-10アルキル基又はアラルキル基であり、Xはハロ
ゲン原子である)で表される1−置換−シクロヘキサン
カルボニルハライド化合物の製造方法であって、安息香
酸をアルカリ金属/液体アンモニア存在下、アルコール
で処理した後、化合物R−X1(式中、X1はハロゲン原
子であり、Rは前述の通りである)と反応させることに
より得られる、一般式〔2〕
【0016】
【化12】
【0017】(式中、Rは前述の通りである)で表され
る化合物を接触還元によって、一般式〔3〕
る化合物を接触還元によって、一般式〔3〕
【0018】
【化13】
【0019】(式中、Rは前述の通りである)で表され
る化合物とし、この化合物を酸ハライド化剤で処理する
ことを特徴とする製造方法。
る化合物とし、この化合物を酸ハライド化剤で処理する
ことを特徴とする製造方法。
【0020】(2) Rが直鎖又は分枝状のC1-10アル
キル基である上記(1)記載の製造方法。
キル基である上記(1)記載の製造方法。
【0021】(3) Rが2−エチルブチル基である上
記(2)記載の製造方法。
記(2)記載の製造方法。
【0022】(4) Xが塩素原子である上記(1)乃
至(3)記載の製造方法。
至(3)記載の製造方法。
【0023】(5) X1が臭素原子である上記(1)
乃至(4)記載の製造方法。
乃至(4)記載の製造方法。
【0024】(6) 一般式〔3〕
【0025】
【化14】
【0026】(式中、Rは上記(1)の通りである)で
表される1−置換−シクロヘキサンカルボン酸化合物の
製造方法であって、安息香酸をアルカリ金属/液体アン
モニア存在下、アルコールで処理した後、化合物R−X
1(式中、R及びX1は上記(1)の通りである)と反応
させることにより得られる、一般式〔2〕
表される1−置換−シクロヘキサンカルボン酸化合物の
製造方法であって、安息香酸をアルカリ金属/液体アン
モニア存在下、アルコールで処理した後、化合物R−X
1(式中、R及びX1は上記(1)の通りである)と反応
させることにより得られる、一般式〔2〕
【0027】
【化15】
【0028】(式中、Rは上記(1)の通りである)で
表される化合物を接触還元させることを特徴とする製造
方法。
表される化合物を接触還元させることを特徴とする製造
方法。
【0029】(7) Rが直鎖又は分枝状のC1-10アル
キル基である上記(6)記載の製造方法。
キル基である上記(6)記載の製造方法。
【0030】(8) Rが2−エチルブチル基である上
記(7)記載の製造方法。
記(7)記載の製造方法。
【0031】(9) Xが塩素原子である上記(6)乃
至(8)記載の製造方法。
至(8)記載の製造方法。
【0032】(10) X1が臭素原子である上記
(6)乃至(9)記載の製造方法。
(6)乃至(9)記載の製造方法。
【0033】(11) 一般式
【0034】
【化16】
【0035】で表される製造中間体。
【0036】ここで、本明細書において使用する各置換
基の定義は次の通りである。
基の定義は次の通りである。
【0037】「直鎖又は分枝状のC1-10アルキル基」と
は、直鎖であっても分枝状であってもよい炭素原子数1
乃至10個のアルキル基を意味し、具体的にはメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、
tert−ペンチル基、1−エチルブチル基、2−エチ
ルブチル基、1−プロピルブチル基、1,1−ジメチル
ブチル基、1−イソブチル−3−メチルブチル基、1−
エチルペンチル基、1−プロピルペンチル基、1−イソ
ブチルペンチル基、2−エチルペンチル基、2−イソプ
ロピルペンチル基、2−tert−ブチルペンチル基、
3−エチルペンチル基、3−イソプロピルペンチル基、
4−メチルペンチル基、1,4−ジメチルペンチル基、
2,4−ジメチルペンチル基、1−エチル−4−メチル
ペンチル基、ヘキシル基、1−エチルヘキシル基、1−
プロピルヘキシル基、2−エチルヘキシル基、2−イソ
プロピルヘキシル基、2−tert−ブチルヘキシル
基、3−エチルヘキシル基、3−イソプロピルヘキシル
基、3−tert−ブチルヘキシル基、4−エチルヘキ
シル基、5−メチルヘキシル基、ヘプチル基、1−エチ
ルヘプチル基、1−イソプロピルヘプチル基、2−エチ
ルヘプチル基、2−イソプロピルヘプチル基、3−プロ
ピルヘプチル基、4−プロピルヘプチル基、5−エチル
ヘプチル基、6−メチルヘプチル基、オクチル基、1−
エチルオクチル基、2−エチルオクチル基、ノニル基、
1−メチルノニル基、2−メチルノニル基、デシル基等
である。好ましくは、炭素原子数1乃至8個の直鎖又は
分枝状のアルキル基であり、具体的にはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチ
ル基、2,2−ジメチルプロピル基、4−メチルペンチ
ル基、2−エチルブチル基等であり、特に好ましくは、
2−エチルブチル基である。
は、直鎖であっても分枝状であってもよい炭素原子数1
乃至10個のアルキル基を意味し、具体的にはメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、
tert−ペンチル基、1−エチルブチル基、2−エチ
ルブチル基、1−プロピルブチル基、1,1−ジメチル
ブチル基、1−イソブチル−3−メチルブチル基、1−
エチルペンチル基、1−プロピルペンチル基、1−イソ
ブチルペンチル基、2−エチルペンチル基、2−イソプ
ロピルペンチル基、2−tert−ブチルペンチル基、
3−エチルペンチル基、3−イソプロピルペンチル基、
4−メチルペンチル基、1,4−ジメチルペンチル基、
2,4−ジメチルペンチル基、1−エチル−4−メチル
ペンチル基、ヘキシル基、1−エチルヘキシル基、1−
プロピルヘキシル基、2−エチルヘキシル基、2−イソ
プロピルヘキシル基、2−tert−ブチルヘキシル
基、3−エチルヘキシル基、3−イソプロピルヘキシル
基、3−tert−ブチルヘキシル基、4−エチルヘキ
シル基、5−メチルヘキシル基、ヘプチル基、1−エチ
ルヘプチル基、1−イソプロピルヘプチル基、2−エチ
ルヘプチル基、2−イソプロピルヘプチル基、3−プロ
ピルヘプチル基、4−プロピルヘプチル基、5−エチル
ヘプチル基、6−メチルヘプチル基、オクチル基、1−
エチルオクチル基、2−エチルオクチル基、ノニル基、
1−メチルノニル基、2−メチルノニル基、デシル基等
である。好ましくは、炭素原子数1乃至8個の直鎖又は
分枝状のアルキル基であり、具体的にはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチ
ル基、2,2−ジメチルプロピル基、4−メチルペンチ
ル基、2−エチルブチル基等であり、特に好ましくは、
2−エチルブチル基である。
【0038】「C3-10シクロアルキル基」とは、単環式
であっても多環式であってもよい炭素原子数3乃至10
個のシクロアルキル基を意味し、具体的にはシクロプロ
ピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、オク
タヒドロインデニル基、デカヒドロナフチル基、ビシク
ロ[2.2.1]ヘプチル基、アダマンチル基等であ
る。好ましくは、炭素原子数3乃至7個のシクロアルキ
ル基であり、具体的にはシクロプロピル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基等である。
であっても多環式であってもよい炭素原子数3乃至10
個のシクロアルキル基を意味し、具体的にはシクロプロ
ピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、オク
タヒドロインデニル基、デカヒドロナフチル基、ビシク
ロ[2.2.1]ヘプチル基、アダマンチル基等であ
る。好ましくは、炭素原子数3乃至7個のシクロアルキ
ル基であり、具体的にはシクロプロピル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基等である。
【0039】「C3-10シクロアルキルC1-10アルキル
基」とは、前述の直鎖又は分枝状のC 1-10アルキル基に
前述のC3-10シクロアルキル基が1個以上置換したもの
を意味し、具体的にはシクロプロピルメチル基、シクロ
ペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、シクロヘ
キシルシクロペンチルメチル基、ジシクロヘキシルメチ
ル基、1−シクロペンチルエチル基、1−シクロヘキシ
ルエチル基、2−シクロプロピルエチル基、2−シクロ
ペンチルエチル基、2−シクロヘキシルエチル基、2−
シクロヘプチルエチル基、1−シクロヘキシル−1−メ
チルエチル基、1−シクロヘキシルプロピル基、2−シ
クロペンチルプロピル基、3−シクロブチルプロピル
基、3−シクロペンチルプロピル基、3−シクロヘキシ
ルプロピル基、3−シクロヘプチルプロピル基、1−シ
クロプロピル−1−メチルプロピル基、1−シクロヘキ
シル−2−メチルプロピル基、1−シクロペンチルブチ
ル基、1−シクロヘキシルブチル基、3−シクロヘキシ
ルブチル基、4−シクロプロピルブチル基、4−シクロ
ブチルブチル基、4−シクロペンチルブチル基、1−シ
クロヘキシル−1−メチルブチル基、1−シクロペンチ
ル−2−エチルブチル基、1−シクロヘキシル−3−メ
チルブチル基、1−シクロペンチルペンチル基、1−シ
クロヘキシルペンチル基、1−シクロヘキシルメチルペ
ンチル基、2−シクロヘキシルペンチル基、2−(シク
ロヘキシルメチル)ペンチル基、3−シクロペンチルペ
ンチル基、1−シクロヘキシル−4−メチルペンチル
基、5−シクロペンチルペンチル基、1−シクロペンチ
ルヘキシル基、1−シクロヘキシルヘキシル基、1−
(シクロペンチルメチル)ヘキシル基、2−シクロペン
チルヘキシル基、2−(シクロプロピルエチル)ヘキシ
ル基、3−シクロペンチルヘキシル基、1−シクロヘキ
シルヘプチル基、1−シクロペンチル−1−メチルヘプ
チル基、1−シクロヘキシル−1,6−ジメチルヘプチ
ル基、1−シクロヘプチルオクチル基、2−シクロペン
チルオクチル基、3−シクロヘキシルオクチル基、2−
(シクロペンチルメチル)オクチル基、1−シクロペン
チルノニル基、1−シクロヘキシルノニル基、3−シク
ロプロピルノニル基、1−シクロペンチルデシル基等で
ある。好ましくは、C3-7シクロアルキルC1-4アルキル
基であり、具体的にはシクロプロピルメチル基、2−シ
クロプロピルエチル基、2−シクロペンチルエチル基、
シクロヘキシルメチル基、2−シクロヘキシルエチル基
等である。
基」とは、前述の直鎖又は分枝状のC 1-10アルキル基に
前述のC3-10シクロアルキル基が1個以上置換したもの
を意味し、具体的にはシクロプロピルメチル基、シクロ
ペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、シクロヘ
キシルシクロペンチルメチル基、ジシクロヘキシルメチ
ル基、1−シクロペンチルエチル基、1−シクロヘキシ
ルエチル基、2−シクロプロピルエチル基、2−シクロ
ペンチルエチル基、2−シクロヘキシルエチル基、2−
シクロヘプチルエチル基、1−シクロヘキシル−1−メ
チルエチル基、1−シクロヘキシルプロピル基、2−シ
クロペンチルプロピル基、3−シクロブチルプロピル
基、3−シクロペンチルプロピル基、3−シクロヘキシ
ルプロピル基、3−シクロヘプチルプロピル基、1−シ
クロプロピル−1−メチルプロピル基、1−シクロヘキ
シル−2−メチルプロピル基、1−シクロペンチルブチ
ル基、1−シクロヘキシルブチル基、3−シクロヘキシ
ルブチル基、4−シクロプロピルブチル基、4−シクロ
ブチルブチル基、4−シクロペンチルブチル基、1−シ
クロヘキシル−1−メチルブチル基、1−シクロペンチ
ル−2−エチルブチル基、1−シクロヘキシル−3−メ
チルブチル基、1−シクロペンチルペンチル基、1−シ
クロヘキシルペンチル基、1−シクロヘキシルメチルペ
ンチル基、2−シクロヘキシルペンチル基、2−(シク
ロヘキシルメチル)ペンチル基、3−シクロペンチルペ
ンチル基、1−シクロヘキシル−4−メチルペンチル
基、5−シクロペンチルペンチル基、1−シクロペンチ
ルヘキシル基、1−シクロヘキシルヘキシル基、1−
(シクロペンチルメチル)ヘキシル基、2−シクロペン
チルヘキシル基、2−(シクロプロピルエチル)ヘキシ
ル基、3−シクロペンチルヘキシル基、1−シクロヘキ
シルヘプチル基、1−シクロペンチル−1−メチルヘプ
チル基、1−シクロヘキシル−1,6−ジメチルヘプチ
ル基、1−シクロヘプチルオクチル基、2−シクロペン
チルオクチル基、3−シクロヘキシルオクチル基、2−
(シクロペンチルメチル)オクチル基、1−シクロペン
チルノニル基、1−シクロヘキシルノニル基、3−シク
ロプロピルノニル基、1−シクロペンチルデシル基等で
ある。好ましくは、C3-7シクロアルキルC1-4アルキル
基であり、具体的にはシクロプロピルメチル基、2−シ
クロプロピルエチル基、2−シクロペンチルエチル基、
シクロヘキシルメチル基、2−シクロヘキシルエチル基
等である。
【0040】「アラルキル基」とは、C1-4アルキル基
にフェニル、ナフチル基、ビフェニル基等のアリール基
が1個以上置換したものを意味し、具体的にはベンジル
基、ベンズヒドリル基、トリチル基、フェネチル基、3
−フェニルプロピル基、2−フェニルプロピル基、4−
フェニルブチル基、ナフチルメチル基、2−ナフチルエ
チル基、4−ビフェニルメチル基、3−(4−ビフェニ
ル)プロピル基等である。好ましくはフェニルC1-4ア
ルキル基であり、具体的にはベンジル基、フェネチル基
等である。
にフェニル、ナフチル基、ビフェニル基等のアリール基
が1個以上置換したものを意味し、具体的にはベンジル
基、ベンズヒドリル基、トリチル基、フェネチル基、3
−フェニルプロピル基、2−フェニルプロピル基、4−
フェニルブチル基、ナフチルメチル基、2−ナフチルエ
チル基、4−ビフェニルメチル基、3−(4−ビフェニ
ル)プロピル基等である。好ましくはフェニルC1-4ア
ルキル基であり、具体的にはベンジル基、フェネチル基
等である。
【0041】「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子等であり、好ましくは塩素原子、臭素原
子である。特にXにおいて、好ましいのは塩素原子であ
り、またX1において、好ましいのは臭素原子である。
原子、臭素原子等であり、好ましくは塩素原子、臭素原
子である。特にXにおいて、好ましいのは塩素原子であ
り、またX1において、好ましいのは臭素原子である。
【0042】「アルカリ金属」とは、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム等であり、特に好ましくはナトリウムで
ある。
ウム、カリウム等であり、特に好ましくはナトリウムで
ある。
【0043】「アルコール」とは、メタノール、エタノ
ール、tert−ブチルアルコール等であり、特に好ま
しくはtert−ブチルアルコールである。
ール、tert−ブチルアルコール等であり、特に好ま
しくはtert−ブチルアルコールである。
【0044】「酸ハライド化剤」とは、塩化オキサリ
ル、塩化チオニル、三塩化リン、五塩化リン、三臭化リ
ン等である。好ましくは、塩化オキサリル、塩化チオニ
ルであり、特に好ましくは塩化チオニルである。
ル、塩化チオニル、三塩化リン、五塩化リン、三臭化リ
ン等である。好ましくは、塩化オキサリル、塩化チオニ
ルであり、特に好ましくは塩化チオニルである。
【0045】「接触還元」とは、触媒の存在下に水素を
用いて化合物を還元する反応である。その触媒として
は、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、銅等
の金属が用いられるが、一般的にはその活性を高めるよ
うに工夫されている。本発明において用いられる触媒と
しては、好ましくはパラジウム炭素、ラネーニッケル、
パラジウム黒、水酸化パラジウム等であり、特に好まし
くはパラジウム炭素である。
用いて化合物を還元する反応である。その触媒として
は、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、銅等
の金属が用いられるが、一般的にはその活性を高めるよ
うに工夫されている。本発明において用いられる触媒と
しては、好ましくはパラジウム炭素、ラネーニッケル、
パラジウム黒、水酸化パラジウム等であり、特に好まし
くはパラジウム炭素である。
【0046】次に、一般式〔1〕で表される1−置換−
シクロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方法に
ついて具体的に述べる。
シクロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方法に
ついて具体的に述べる。
【0047】
【化17】
【0048】なお、上記式中のR、X及びX1は前述の
通りである。 (工程1)化合物〔2〕は、メタノール、エタノール又
はtert−ブチルアルコール等のアルコール及び安息
香酸のテトラヒドロフラン溶液を、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属存在下、液体アンモニア
中、−33乃至−78℃、好ましくは−50乃至−60
℃で、10乃至120分間、好ましくは30分間反応さ
せ、次いで得られた反応物とR−X1を−33乃至−7
8℃、好ましくは−50乃至−60℃で、10乃至12
0分間、好ましくは30分間反応させることにより合成
することができる。なお、本発明によれば、安価な安息
香酸を原材料とすることが可能となり、またテトラヒド
ロフランの使用量を従来法に比べ、約84%低減するこ
とができた。
通りである。 (工程1)化合物〔2〕は、メタノール、エタノール又
はtert−ブチルアルコール等のアルコール及び安息
香酸のテトラヒドロフラン溶液を、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属存在下、液体アンモニア
中、−33乃至−78℃、好ましくは−50乃至−60
℃で、10乃至120分間、好ましくは30分間反応さ
せ、次いで得られた反応物とR−X1を−33乃至−7
8℃、好ましくは−50乃至−60℃で、10乃至12
0分間、好ましくは30分間反応させることにより合成
することができる。なお、本発明によれば、安価な安息
香酸を原材料とすることが可能となり、またテトラヒド
ロフランの使用量を従来法に比べ、約84%低減するこ
とができた。
【0049】(工程2)化合物〔3〕は、化合物〔2〕
をエタノール、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、酢酸、酢酸エチル等の有機溶媒中又
はこれらの混合溶媒中、好ましくは酢酸エチル中、パラ
ジウム炭素、ラネーニッケル、パラジウム黒、水酸化パ
ラジウム等の金属触媒、好ましくはパラジウム炭素存在
下、1乃至5kg/cm2の圧力で、水素ガスにて接触
還元することにより合成することができる。
をエタノール、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、酢酸、酢酸エチル等の有機溶媒中又
はこれらの混合溶媒中、好ましくは酢酸エチル中、パラ
ジウム炭素、ラネーニッケル、パラジウム黒、水酸化パ
ラジウム等の金属触媒、好ましくはパラジウム炭素存在
下、1乃至5kg/cm2の圧力で、水素ガスにて接触
還元することにより合成することができる。
【0050】(工程3)化合物〔1〕は、化合物〔3〕
を塩化オキサリル、塩化チオニル、三塩化リン、五塩化
リン、三臭化リン等の酸ハライド化剤、好ましくは塩化
チオニル存在下、ジメチルホルムアミド、トルエン等の
有機溶媒中又はこれらの混合溶媒中、好ましくはトルエ
ン中、40乃至70℃、好ましくは50℃で反応させる
ことにより合成することができる。
を塩化オキサリル、塩化チオニル、三塩化リン、五塩化
リン、三臭化リン等の酸ハライド化剤、好ましくは塩化
チオニル存在下、ジメチルホルムアミド、トルエン等の
有機溶媒中又はこれらの混合溶媒中、好ましくはトルエ
ン中、40乃至70℃、好ましくは50℃で反応させる
ことにより合成することができる。
【0051】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれに何ら限定されるものではない。
するが、本発明はこれに何ら限定されるものではない。
【0052】実施例1 1−(2−エチルブチル)−シクロヘキサンカルボン酸
の製造方法(化合物〔3〕:R=2−エチルブチル) 工程1)1−(2−エチルブチル)−シクロヘキサ−
2,5−ジエンカルボン酸(化合物〔2〕) 窒素雰囲気下、液体アンモニア(300ml)に、−5
0℃〜−60℃で安息香酸(20.0g)及びtert
−ブチルアルコール(15.1g)のテトラヒドロフラ
ン(66ml)溶液を滴下した。滴下した後、−50℃
〜−60℃で金属ナトリウム(16.4g)を分割滴下
し、同温で30分以上攪拌した。次いでこの反応液に、
−50℃〜−60℃で1−ブロモ−2−エチルブタン
(50.5g)を滴下し、同温で30分以上攪拌した。
反応終了後、室温まで徐々に昇温させ、アンモニアを留
去した。次いで酢酸エチル(100ml)、水(25m
l)及び35%塩酸(25ml)を加え、水層のpHを
2以下にした。静置分層後、水層を除き、得られた有機
層を水(50ml)で洗浄することにより表題化合物の
酢酸エチル溶液を得た。
の製造方法(化合物〔3〕:R=2−エチルブチル) 工程1)1−(2−エチルブチル)−シクロヘキサ−
2,5−ジエンカルボン酸(化合物〔2〕) 窒素雰囲気下、液体アンモニア(300ml)に、−5
0℃〜−60℃で安息香酸(20.0g)及びtert
−ブチルアルコール(15.1g)のテトラヒドロフラ
ン(66ml)溶液を滴下した。滴下した後、−50℃
〜−60℃で金属ナトリウム(16.4g)を分割滴下
し、同温で30分以上攪拌した。次いでこの反応液に、
−50℃〜−60℃で1−ブロモ−2−エチルブタン
(50.5g)を滴下し、同温で30分以上攪拌した。
反応終了後、室温まで徐々に昇温させ、アンモニアを留
去した。次いで酢酸エチル(100ml)、水(25m
l)及び35%塩酸(25ml)を加え、水層のpHを
2以下にした。静置分層後、水層を除き、得られた有機
層を水(50ml)で洗浄することにより表題化合物の
酢酸エチル溶液を得た。
【0053】工程2)1−(2−エチルブチル)−シク
ロヘキサンカルボン酸(化合物〔3〕) 上記工程1)で得られた溶液を十分に窒素置換し、5%
パラジウム−炭素触媒(50%湿潤品、1.0g)を加
えた後、水素ガス雰囲気下、室温中、3kg/cm2の
圧力を維持した。反応終了後、触媒を濾過し、濾物を酢
酸エチル(20ml)で洗浄した。得られた酢酸エチル
濾液を減圧濃縮して、トルエンに溶媒置換することによ
り表題化合物のトルエン溶液を得た。
ロヘキサンカルボン酸(化合物〔3〕) 上記工程1)で得られた溶液を十分に窒素置換し、5%
パラジウム−炭素触媒(50%湿潤品、1.0g)を加
えた後、水素ガス雰囲気下、室温中、3kg/cm2の
圧力を維持した。反応終了後、触媒を濾過し、濾物を酢
酸エチル(20ml)で洗浄した。得られた酢酸エチル
濾液を減圧濃縮して、トルエンに溶媒置換することによ
り表題化合物のトルエン溶液を得た。
【0054】実施例2 1−(2−エチルブチル)−シクロヘキサンカルボニル
クロライドの製造方法(化合物〔1〕:R=2−エチル
ブチル、X=塩素原子) 工程3)1−(エチルブチル)−シクロヘキサンカルボ
ニルクロライド(化合物〔1〕) 上記実施例1で得られた溶液を50℃に加熱し、塩化チ
オニル(23.3g)を同温で滴下した。滴下終了後、
反応液を50℃で1時間以上攪拌した。減圧濃縮により
過剰の塩化チオニル等の低沸点化合物を留去した後、減
圧蒸留することにより淡黄色油状物の表題化合物(2
9.7g、収率63.2%)を得た。 b.p.:103℃/0.33kPa1 H-NMR(300MHz, CDCl3, TMS):δ 0.83 (6H, t)、1.
2〜1.5 (10H, m)、1.5〜1.7 (5H, m)、2.1〜2.2 (2H,
m)
クロライドの製造方法(化合物〔1〕:R=2−エチル
ブチル、X=塩素原子) 工程3)1−(エチルブチル)−シクロヘキサンカルボ
ニルクロライド(化合物〔1〕) 上記実施例1で得られた溶液を50℃に加熱し、塩化チ
オニル(23.3g)を同温で滴下した。滴下終了後、
反応液を50℃で1時間以上攪拌した。減圧濃縮により
過剰の塩化チオニル等の低沸点化合物を留去した後、減
圧蒸留することにより淡黄色油状物の表題化合物(2
9.7g、収率63.2%)を得た。 b.p.:103℃/0.33kPa1 H-NMR(300MHz, CDCl3, TMS):δ 0.83 (6H, t)、1.
2〜1.5 (10H, m)、1.5〜1.7 (5H, m)、2.1〜2.2 (2H,
m)
【0055】
【発明の効果】上記から明らかな通り、本発明によれ
ば、従来の製造方法に比べて、工業生産的に実用的でな
お且つ極めて安価に1−置換−シクロヘキサンカルボニ
ルハライド化合物を製造することが可能である。
ば、従来の製造方法に比べて、工業生産的に実用的でな
お且つ極めて安価に1−置換−シクロヘキサンカルボニ
ルハライド化合物を製造することが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星 淳一 大阪府高槻市紫町1番1号 日本たばこ産 業株式会社医薬総合研究所内 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB84 AC11 AC24 AC47 BA25 BA55 BA61 BB11 BB15 BB17 BC10 BC11 BE14 BE51 BE90 BJ20 BS20 4H039 CA40 CB10
Claims (11)
- 【請求項1】 一般式〔1〕 【化1】 (式中、Rは直鎖又は分枝状のC1-10アルキル基、C
3-10シクロアルキル基、C 3-10シクロアルキルC1-10ア
ルキル基又はアラルキル基であり、Xはハロゲン原子で
ある)で表される1−置換−シクロヘキサンカルボニル
ハライド化合物の製造方法であって、安息香酸をアルカ
リ金属/液体アンモニア存在下、アルコール中で処理し
た後、化合物R−X1(式中、X1はハロゲン原子であ
り、Rは前述の通りである)と反応させることにより得
られる、一般式〔2〕 【化2】 (式中、Rは前述の通りである)で表される化合物を接
触還元によって、一般式〔3〕 【化3】 (式中、Rは前述の通りである)で表される化合物と
し、この化合物を酸ハライド化剤で処理することを特徴
とする製造方法。 - 【請求項2】 Rが直鎖又は分枝状のC1-10アルキル基
である請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 Rが2−エチルブチル基である請求項2
記載の製造方法。 - 【請求項4】 Xが塩素原子である請求項1乃至3記載
の製造方法。 - 【請求項5】 X1が臭素原子である請求項1乃至4記
載の製造方法。 - 【請求項6】 一般式〔3〕 【化4】 (式中、Rは請求項1の通りである)で表される1−置
換−シクロヘキサンカルボン酸化合物の製造方法であっ
て、安息香酸をアルカリ金属/液体アンモニア存在下、
アルコールで処理した後、化合物R−X1(式中、R及
びX1は請求項1の通りである)と反応させることによ
り得られる、一般式〔2〕 【化5】 (式中、Rは請求項1の通りである)で表される化合物
を接触還元させることを特徴とする製造方法。 - 【請求項7】 Rが直鎖又は分枝状のC1-10アルキル基
である請求項6記載の製造方法。 - 【請求項8】 Rが2−エチルブチル基である請求項7
記載の製造方法。 - 【請求項9】 Xが塩素原子である請求項6乃至8記載
の製造方法。 - 【請求項10】 X1が臭素原子である請求項6乃至9
記載の製造方法。 - 【請求項11】 一般式 【化6】 で表される製造中間体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001167756A JP2002069033A (ja) | 2000-06-16 | 2001-06-04 | 1−置換−シクロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方法 |
AU64282/01A AU6428201A (en) | 2000-06-16 | 2001-06-14 | Process for the preparation of 1-substituted-cyclo-hexanecarbonyl halides |
PCT/JP2001/005067 WO2001096273A1 (fr) | 2000-06-16 | 2001-06-14 | Procede relatif a l'elaboration d'halogenures de cyclohexanecarbonyle a substitution en 1 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-181225 | 2000-06-16 | ||
JP2000181225 | 2000-06-16 | ||
JP2001167756A JP2002069033A (ja) | 2000-06-16 | 2001-06-04 | 1−置換−シクロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002069033A true JP2002069033A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=26594083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001167756A Pending JP2002069033A (ja) | 2000-06-16 | 2001-06-04 | 1−置換−シクロヘキサンカルボニルハライド化合物の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002069033A (ja) |
AU (1) | AU6428201A (ja) |
WO (1) | WO2001096273A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009513686A (ja) * | 2005-10-31 | 2009-04-02 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー | 新規な酸塩化物の製造方法 |
JP2010525006A (ja) * | 2007-04-25 | 2010-07-22 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー | 酸塩化物の新規合成方法 |
KR20130096331A (ko) * | 2008-06-17 | 2013-08-29 | 에프. 호프만-라 로슈 아게 | 약학 활성 아미드의 제조에서 중간체로서의 1-(2-에틸-부틸)-사이클로헥산카복실산 에스터 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2894445B2 (ja) * | 1997-02-12 | 1999-05-24 | 日本たばこ産業株式会社 | Cetp活性阻害剤として有効な化合物 |
-
2001
- 2001-06-04 JP JP2001167756A patent/JP2002069033A/ja active Pending
- 2001-06-14 WO PCT/JP2001/005067 patent/WO2001096273A1/ja active Application Filing
- 2001-06-14 AU AU64282/01A patent/AU6428201A/en not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009513686A (ja) * | 2005-10-31 | 2009-04-02 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー | 新規な酸塩化物の製造方法 |
JP2010525006A (ja) * | 2007-04-25 | 2010-07-22 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー | 酸塩化物の新規合成方法 |
KR20130096331A (ko) * | 2008-06-17 | 2013-08-29 | 에프. 호프만-라 로슈 아게 | 약학 활성 아미드의 제조에서 중간체로서의 1-(2-에틸-부틸)-사이클로헥산카복실산 에스터 |
KR101644222B1 (ko) | 2008-06-17 | 2016-07-29 | 에프. 호프만-라 로슈 아게 | 약학 활성 아미드의 제조에서 중간체로서의 1-(2-에틸-부틸)-사이클로헥산카복실산 에스터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2001096273A1 (fr) | 2001-12-20 |
AU6428201A (en) | 2001-12-24 |
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