JP2002068650A - マンコンベア - Google Patents

マンコンベア

Info

Publication number
JP2002068650A
JP2002068650A JP2000262944A JP2000262944A JP2002068650A JP 2002068650 A JP2002068650 A JP 2002068650A JP 2000262944 A JP2000262944 A JP 2000262944A JP 2000262944 A JP2000262944 A JP 2000262944A JP 2002068650 A JP2002068650 A JP 2002068650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
truss
sprocket
handrail
handrail belt
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000262944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4266504B2 (ja
Inventor
Kenji Fujiwara
賢治 藤原
Nobuaki Asada
宣昭 浅田
Masami Kaminaga
正美 神長
Ichiro Imai
一郎 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Products Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Products Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Elevator Products Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000262944A priority Critical patent/JP4266504B2/ja
Publication of JP2002068650A publication Critical patent/JP2002068650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4266504B2 publication Critical patent/JP4266504B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/02Driving gear
    • B66B23/026Driving gear with a drive or carrying sprocket wheel located at end portions

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トラスの幅寸法を縮小して設置時の占有スペー
スを小さく抑えることができるエスカレータ等のマンコ
ンベアを提供する。 【解決手段】多数のステップ10をチエーン11を介し
て無端状に連結してなるステップ列12をトラス2内に
収納し、トラス2の上部の側部沿いに下部デッキ6を介
して欄干パネル4を立設し、この欄干パネル4に無端状
の手すりベルト5を装着し、ステップ列12を動力装置
23を介してトラス2内で無端走行させると共に手すり
ベルト5を動力装置23に連動する駆動装置35により
ステップ列12と同期して無端走行させるマンコンベア
において、手すりベルト5は、欄干パネル4の上縁部か
ら下部デッキ6内に引き込んでトラス2の側部と平面視
的に重複するようにその側部の上側を通して無端走行さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数のステップ
をチエーンを介して無端状に連結してなるステップ列を
無端走行させて乗客を搬送するマンコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化社会の到来を背景に、様々
な施設においてエスカレータや動く歩道等のマンコンベ
アの設置が検討されている。
【0003】特に、駅舎等の公共交通機関の施設では、
不特定多数の人の利用が前提となっているため、マンコ
ンベアの設置が急ピッチで進められている。多くの駅舎
の場合、建物構造の機能的な関係上、車輌と人の動線が
交差する状況での人の搬送が必要であるため、主として
エスカレータの設置が進められている。
【0004】マンコンベアとしてのエスカレータは、建
屋の下階と上階との間に亘ってトラスを据え付け、この
トラス内に多数のステップをチエーンを介して無端状に
連結してなるステップ列を組み込み、このステップ列を
動力装置で無端走行させてステップに乗り込んだ乗客を
搬送するようになっている。
【0005】図5〜図8には、従来のエスカレータの構
造を示してあり、図5に示すようにエスカレータ1はト
ラス2を備え、このトラス2の長手方向の両端部に支持
金具3a,3bが設けられ、これら支持金具3a,3b
を介してトラス2が建屋の上階と下階との間に傾斜して
懸架されている。
【0006】トラス2の両側部の上部にはその長手方向
に沿って欄干パネル4が立設され、この欄干パネル4に
手すりベルト5が装着されている。
【0007】トラス2の両端側の端部内には駆動用のス
プロケット8および従動用のスプロケット9が設けら
れ、またトラス2内には多数のステップ10をチエーン
11を介して無端状に連結してなるステップ列12が収
納され、このステップ列12におけるチエーン11が前
記スプロケット8,9間に掛け渡されている。
【0008】図6および図7にはトラス2の一端側の端
部内の構造を示してあり、トラス2には駆動軸14が回
転自在に架設され、駆動用のスプロケット8はこの駆動
軸14に取り付けられている。
【0009】ステップ列12の各ステップ10は、その
前部側の両側部に前輪16を、後部側の下方部に後輪1
7をそれぞれ有している。前輪16および後輪17はそ
れぞれ支軸18,19を介してステップ10のフレーム
に回転自在に取り付けられている。
【0010】そして各ステップ10における前輪支持用
の支軸18の相互が無端状のチエーン11により連結さ
れ、これにより各ステップ10がチエーン11により繋
がれた無端状のステップ列12が構成されている。前記
チエーン11は前輪支持用の支軸18の相互を連結して
いるから、ステップ10の側面と前輪16との間に配置
されている。
【0011】駆動用のスプロケット8の外面には、動力
用のスプロケット20および手すり用のスプロケット2
1が同心的に取り付けられている。
【0012】また、図5に示すようにトラス2内には動
力装置23が設けられ、この動力装置23と前記動力用
のスプロケット20との間に動力伝達用のチエーン24
が巻き掛けられ、このチエーン24を介して動力装置2
3の回転動力が駆動軸14に伝達されようになってい
る。
【0013】トラス2内には各ステップ10の前輪16
をガイドするガイドレール25および後輪17をガイド
するガイドレール26が設けられ、駆動軸14と一体に
駆動用のスプロケット8が回転することにより各ステッ
プ10が前記ガイドレール25に沿って走行すると共に
駆動用のスプロケット8の外周部分を通過する際に反転
してその走行の向きを変えるようになっている。
【0014】また、トラス2内には駆動軸14と平行に
回転軸29が架設され、この回転軸29に第1および第
2のスプロケット30,31が取り付けられている。そ
して前記手すり用のスプロケット21と前記第1のスプ
ロケット30との間に動力伝達用のチエーン32が巻き
掛けられ、このチエーン32を介して駆動軸14の回転
動力が回転軸29に伝達されるようになっている。
【0015】欄干パネル4に装着された手すりベルト5
は無端状をなし、この手すりベルト5を駆動して走行さ
せる手すりベルト駆動装置35がトラス2の内側上部に
設けられている。
【0016】手すりベルト駆動装置35は複数の挟圧ロ
ーラ36とこれら挟圧ローラ36に転接する複数の駆動
輪37を備え、前記駆動輪37と前記第2のスプロケッ
ト31との間に手すり用のチエーン38が掛け渡され、
このチエーン38を介して回転軸29の回転動力が各駆
動輪37に伝達されるようになっている。
【0017】無端状の手すりベルト5は、欄干パネル4
の上縁部からその一方端側の円弧部を経てトラス2の内
部に引き込まれ、その途中が駆動装置35の挟圧ローラ
36と駆動輪37とで弾性的に挟圧され、さらにこの駆
動装置35からの導出側が欄干パネル4の他方端側の円
弧部を経て上縁部に至る状態となっている。そしてこの
手すりベルト5が各駆動輪37の回転により各ステップ
10と同期して図5に示すガイド装置40によりガイド
されながら無端状に走行するようになっている。
【0018】なお、図5〜図8にはトラス2の一側部側
の構造のみを示してあるが、トラス2の他側部側におい
ても同様の対称的な構造に構成されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、既
存の駅舎等にエスカレータを新設する場合には、人の動
線として既に階段が設置されており、その階段とは別の
場所にエスカレータを設置するスペースを取ることがで
きなかったり、あるいはスペースを取ることが可能であ
っても人の動線として不適な場所となるようなときに
は、図9に示すように、既存の階段Sの一部を解体ない
しは改造してその階段Sを壁Wで仕切ってその横にエス
カレータ1を併設することとなる。
【0020】この場合、階段Sの幅が狭くなり、かえっ
てラッシュ時の混雑を助長してしまう恐れがある。階段
Sの幅の狭まりを小さく抑えるためには、エスカレータ
1の幅を小さくしてその占有スペースを少なくすればよ
い。
【0021】ところが従来のエスカレータ1において
は、手すりベルト5が欄干パネル4からトラス2内に引
き込まれる構造となっており、このため手すりベルト5
とトラス2との機械的な干渉を避ける必要があり、トラ
ス2の側部と手すりベルト5との間に余裕の空間を設け
なければならず、つまりトラス2の側部と手すりベルト
5とを平面視的に横に並列させなければならず、またス
テップ10が反転する部分においては、そのステップ1
0の側面の外方側に平面視的に駆動用のスプロケット
8、前輪16、動力用のスプロケット20、トラス2の
側部が順に横に並列する状態にあり、この結果、トラス
2の両側部間の幅、つまりエスカレート1の幅が増大
し、設置時の占有スペースを小さく抑えることが困難と
なっている。
【0022】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、トラスの幅寸法を
縮小して設置時の占有スペースを小さく抑えることがで
きるエスカレータ等のマンコンベアを提供することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、多数のステップをチエーンを介し
て無端状に連結してなるステップ列をトラス内に収納
し、トラスの上部の側部沿いに下部デッキを介して欄干
パネルを立設し、この欄干パネルに無端状の手すりベル
トを装着し、前記ステップ列を動力装置を介してトラス
内で無端走行させると共に前記手すりベルトを前記動力
装置に連動する駆動装置によりステップ列と同期して無
端走行させるマンコンベアにおいて、前記手すりベルト
を欄干パネルの上縁部から下部デッキ内に引き込んでト
ラスの側部と平面視的に重複するようにその側部の上側
を通して無端走行させるようにしたものである。
【0024】そして請求項2の発明においては、手すり
ベルト駆動装置がトラスと欄干パネルの下部デッキとの
間に配置されていることを特徴としている。
【0025】請求項3の発明においては、手すりベルト
駆動装置が、複数の挟圧ローラと、これら挟圧ローラに
転接する複数の駆動輪とからなり、各挟圧ローラが上側
に、各駆動輪が下側に配置され、これら挟圧ローラと駆
動輪とで手すりベルトの途中を挟圧し、駆動輪の駆動に
より手すりベルトを無端走行させることを特徴としてい
る。
【0026】請求項4の発明においては、トラスの一端
側の端部内には、動力装置により駆動される駆動軸が設
けられ、この駆動軸に駆動用のスプロケットが取り付け
られ、この駆動用のスプロケットにステップ列のチエー
ンが巻き掛けられ、この駆動軸にその動力を手すりベル
ト駆動装置に伝達するための動力伝達手段が設けられて
いることを特徴としている。
【0027】請求項5の発明においては、前記動力伝達
手段が駆動軸に取り付けられた手すり用のスプロケット
およびこのスプロケットに巻き掛けられたチエーンを備
え、前記手すり用のスプロケットがステップ列における
ステップの側部の内側となる位置に配置されていること
を特徴としている。
【0028】請求項6の発明においては、前記手すり用
のスプロケットが複数のホイールを組み合わせた複列構
造となっていることを特徴としている。
【0029】請求項7の発明においては、ステップ列の
各ステップはその側部に前輪を有し、これら前輪は、各
ステップを連結するチエーンのリンクプレート間に取り
付けられてそのチエーンのローラを兼ねる構造となって
いることを特徴としている。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1ないし図4を参照して説明する。なお、従来の
構成と対応する部分には同一の符号を付してある。
【0031】エスカレータ1のトラス2は、図1に示す
ように、その両端側の水平区間の部分2a,2bと、こ
れら水平区間2a,2bとの間の傾斜区間2cの部分と
からなり、このトラス2の側部の上に下部デッキ6を介
して欄干パネル4が立設されている。
【0032】そして欄干パネル4に装着された無端状の
手すりベルト5の途中は、欄干パネル4の上縁部から前
記下部デッキ6内に引き込まれ、平面視的にトラス2の
側部と重複するようにその側部の上側に配置されてい
る。
【0033】トラス2の上階側の水平区間2bと傾斜区
間2cとの境の部分におけるトラス2の側部側の上面に
は、その部分の梁部材を切欠してなる切欠部7が形成さ
れ、この切欠部7の一端側の端縁が第1の折点7a、他
端側の端縁が第2の折点7bとなっている。そしてこの
切欠部7の内側に手すりベルト駆動装置35が設けられ
ている。この手すりベルト駆動装置35はトラス2と下
部デッキ6との間に跨って配置するように設けられてい
る。
【0034】この手すりベルト駆動装置35は、複数の
挟圧ローラ36とこれら挟圧ローラ36に転接する複数
の駆動輪37とを備えているが、従来と異なり各挟圧ロ
ーラ36が上側に、各駆動輪37が下側に配置された構
造となっている。そして下部デッキ6内に引き込まれた
手すりベルト5の途中が挟圧ローラ36と駆動輪37と
の間に導入されて弾性的に挟圧されている。
【0035】各ステップ10の側部には支軸18を介し
て前輪16が取り付けられ、また各ステップ10の相互
はチエーン11を介して連結されているが、各ステップ
10の前輪16はチエーン11のリンクプレート間に取
り付けられてそのチエーン11のローラを兼ねる構造と
なっている。したがって、前輪16とチエーン11は平
面視的に同列上に配置されている。
【0036】そしてチエーン11は駆動軸14に取り付
けられた駆動用のスプロケット8に巻き掛けられ、この
スプロケット8に前記前輪16と係合が可能な噛合部
(図示せず)が所定のピッチをあけて形成されている。
【0037】また、駆動用のスプロケット8の外面には
動力用のスプロケット20が同心的に取り付けられ、こ
の動力用のスプロケット20と動力装置23との間に動
力伝達用のチエーン24が掛け渡されている。
【0038】駆動軸14にはステップ10の側部の内方
側に位置して手すり用のスプロケット21が取り付けら
れ、この手すり用のスプロケット21と回転軸29に取
り付けられた第1のスプロケット30との間に動力伝達
用のチエーン32が掛け渡されている。
【0039】手すり用のスプロケット21は、駆動軸1
4の途中の一個所に取り付けられ、かつ駆動軸14の外
周側で反転するステップ10と機械的に干渉することの
ないように直径が小さく形成されている。
【0040】また、第1のスプロケット30は手すり用
のスプロケット21と対応して回転軸29の途中の一個
所に取り付けられている。そしてこれら手すり用のスプ
ロケット21および第1のスプロケット30は、それぞ
れ一対のホイールからなる複列構造に構成され、またこ
れら手すり用のスプロケット21と第1のスプロケット
30との間に掛け渡された動力伝達用のチエーン32も
複列構造に構成されている。
【0041】第2のスプロケット31は回転軸29の端
部に取り付けられ、この第2のスプロケット31と手す
りベルト駆動装置35の駆動輪37との間に手すり用の
チエーン38が掛け渡され、このチエーン38を介して
回転軸29の回転動力が各駆動輪37に伝達され、その
各駆動輪37の回転により手すりベルト5が無端走行す
るようになっている。
【0042】このような構成のエスカレータ1において
は、手すりベルト5をトラス2内に引き込まずに、欄干
パネル4の下側の下部デッキ6内に引き込んでトラス1
の側部と平面視的に重複するようにその側部の上側を通
して走行させるようにしてあり、したがって従来のよう
に、手すりベルト5とトラス2の側部との間に余裕の空
間を設けてその手すりベルト5とトラス2の側部との機
械的な干渉を避けようなことが不要となり、このためト
ラス2の両側部間の幅を狭めることができる。
【0043】また、ステップ10の反転部分において
は、ステップ10の側部の前輪16がチエーン11のリ
ンクプレート間に配置されてそのチエーン11のローラ
を兼ねる構造となっているから、チエーン11と噛合す
る駆動用のスプロケット8とステップ10の前輪16と
が平面視的に重複し、さらに手すり用のスプロケット2
1がステップ10の側部の内側となる位置に配置されて
おり、このためステップ10の側部とトラス2の側部と
の間隔を狭めることができ、これによりトラス2の両側
部間の幅をより小さな幅とすることができる。
【0044】手すり用のスプロケット21は、ステップ
10の側部の内側となる位置に配置されている関係でそ
の直径が従来より小さくなっており、したがってチエー
ン形格をアップさせる必要があるが、このスプロケット
21を複列構造とすることによりそのアップ幅を少なく
することができると共に、形格のアップに伴う振動の影
響も少なくすることができる。
【0045】従来の手すりベルト駆動装置35において
は、図5に示すように複数の挟圧ローラ36が下側に、
複数の駆動輪37が上側に配置された構成となってお
り、したがってその駆動輪37の駆動用のチエーン38
が挟圧ローラ36の配置部分を通過する状態となり、こ
のためその干渉防止用のスペースを設ける必要がある
が、本実施形態の手すりベルト駆動装置35において
は、挟圧ローラ36が上側に、駆動輪37が下側に配置
された構成となっており、したがって駆動輪37の駆動
用のチエーン38が挟圧ローラ36の配置部分を通過せ
ず、このため挟圧ローラ36との干渉防止用のスペース
を特に設ける必要がなく、その全体を小型に構成するこ
とができる。
【0046】また、挟圧ローラ36が上側に、駆動輪3
7が下側に配置されていることにより、駆動輪37が手
すりベルト5の摩擦係数の高いゴム材側に接触し、これ
により安定して手すりベルト5を駆動し、円滑に走行さ
せることができる。
【0047】手すりベルト駆動装置35は、トラス2と
欄干パネル4の下部デッキ6との間に設けられており、
したがって下部デッキ6の高さを特に増大することなく
手すりベルト駆動装置35を配置させることができる。
【0048】なお、この発明はエスカレータに適用する
場合に限らず、動く歩道等のマンコンベアにおいても同
様に適用することが可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
手すりベルトをトラス内に引き込まずに、欄干パネルの
下側の下部デッキ内に引き込んでトラスの側部と平面視
的に重複するようにその側部の上側を通して走行させる
ようにしてあるから、手すりベルトとトラスの側部との
間に干渉防止用の空間を設けような必要がなく、このた
めトラスの両側部間の幅を狭めることができ、その設置
時の占有スペースを小さく抑え、例えば駅舎の階段の横
に併設するような場合に有利となる。
【0050】そして請求項2の発明においては、手すり
ベルト駆動装置がトラスと欄干パネルの下部デッキとの
間に配置されているから、下部デッキの高さが特に増大
するようなことがない。
【0051】請求項3の発明においては、手すりベルト
駆動装置が、複数の挟圧ローラと、これら挟圧ローラに
転接する複数の駆動輪とからなり、各挟圧ローラが上側
に、各駆動輪が下側に配置され、これら挟圧ローラと駆
動輪とで手すりベルトの途中を挟圧し、駆動輪の駆動に
より手すりベルトを無端走行させるようにしてあるか
ら、駆動輪を駆動するチエーンと挟圧ローラとの干渉防
止用のスペースを不要として手すりベルト駆動装置を小
型に構成することが可能となる。
【0052】請求項5の発明においては、手すり用のス
プロケットがステップ列におけるステップの側部の内側
となる位置に配置されているから、ステップの側部とト
ラスの側部との間隔を狭めてトラスの両側部間の幅をよ
り小さくすることができる。
【0053】請求項6の発明においては、手すり用のス
プロケットが複数のホイールを組み合わせた複列構造と
なっているから、そのスプロケットの動力を手すりベル
ト駆動装置に確実に伝達することができる。
【0054】請求項7の発明においては、ステップの前
輪が各ステップを連結するチエーンのリンクプレート間
に取り付けられてそのチエーンのローラを兼ねる構造と
なっているから、ステップの側部とトラスの側部との間
隔を狭めてトラスの両側部間の幅をさらにより小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すエスカレータの全
体の構成図。
【図2】そのエスカレータの一部を拡大して示す構成
図。
【図3】図2中のA−A線に沿う断面図。
【図4】図2中のB−B線に沿う断面図。
【図5】従来のエスカレータの全体の構成図。
【図6】そのエスカレータの一部を拡大して示す構成
図。
【図7】図6中のC−C線に沿う断面図。
【図8】図6中のD−D線に沿う断面図。
【図9】エスカレータを階段の横に併設するときの状態
を示す説明図。
【符号の説明】
1…エスカレータ 2…トラス 4…欄干パネル 5…手すりベルト 6…下部デッキ 20…駆動用のスプロケット 10…ステップ 11…チエーン 12…ステップ列 14…駆動軸 16…前輪 17…後輪 20…動力用のスプロケット 21…手すり用のスプロケット 23…動力装置 24…チエーン 29…回転軸 32…チエーン 35…手すりベルト駆動装置 36…挟圧ローラ 37…駆動輪 38…チエーン
フロントページの続き (72)発明者 浅田 宣昭 兵庫県姫路市網干区浜田1000番地 東芝エ レベータプロダクツ株式会社内 (72)発明者 神長 正美 兵庫県姫路市網干区浜田1000番地 東芝エ レベータプロダクツ株式会社内 (72)発明者 今井 一郎 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 3F321 AA05 CA02 CA43 CE07 CF00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のステップをチエーンを介して無端状
    に連結してなるステップ列をトラス内に収納し、トラス
    の上部の側部沿いに下部デッキを介して欄干パネルを立
    設し、この欄干パネルに無端状の手すりベルトを装着
    し、前記ステップ列を動力装置を介してトラス内で無端
    走行させると共に前記手すりベルトを前記動力装置に連
    動する駆動装置によりステップ列と同期して無端走行さ
    せるマンコンベアにおいて、 前記手すりベルトは、欄干パネルの上縁部から下部デッ
    キ内に引き込んでトラスの側部と平面視的に重複するよ
    うにその側部の上側を通して無端走行させることを特徴
    とするマンコンベア。
  2. 【請求項2】手すりベルト駆動装置はトラスと欄干パネ
    ルの下部デッキとの間に配置されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のマンコンベア。
  3. 【請求項3】手すりベルト駆動装置は、複数の挟圧ロー
    ラと、これら挟圧ローラに転接する複数の駆動輪とから
    なり、各挟圧ローラは上側に、各駆動輪は下側に配置さ
    れ、これら挟圧ローラと駆動輪とで手すりベルトの途中
    を挟圧し、駆動輪の駆動により手すりベルトを無端走行
    させることを特徴とする請求項1または2に記載のマン
    コンベア。
  4. 【請求項4】トラスの一端側の端部内には、動力装置に
    より駆動される駆動軸が設けられ、この駆動軸に駆動用
    のスプロケットが取り付けられ、この駆動用のスプロケ
    ットにステップ列のチエーンが巻き掛けられ、この駆動
    軸にその動力を手すりベルト駆動装置に伝達するための
    動力伝達手段が設けられていることを特徴とする請求項
    1、2または3に記載のマンコンベア。
  5. 【請求項5】前記動力伝達手段は、駆動軸に取り付けら
    れた手すり用のスプロケットおよびこのスプロケットに
    巻き掛けられたチエーンを備え、前記手すり用のスプロ
    ケットがステップ列におけるステップの側部の内側とな
    る位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記
    載のマンコンベア。
  6. 【請求項6】前記手すり用のスプロケットは複数のホイ
    ールを組み合わせた複列構造となっていることを特徴と
    する請求項5に記載のマンコンベア。
  7. 【請求項7】ステップ列の各ステップはその側部に前輪
    を有し、これら前輪は、各ステップを連結するチエーン
    のリンクプレート間に取り付けられてそのチエーンのロ
    ーラを兼ねる構造となっていることを特徴とする請求項
    1ないし6のいずれか1つに記載のマンコンベア。
JP2000262944A 2000-08-31 2000-08-31 マンコンベア Expired - Lifetime JP4266504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000262944A JP4266504B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 マンコンベア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000262944A JP4266504B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 マンコンベア

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005144274A Division JP2005231905A (ja) 2005-05-17 2005-05-17 マンコンベア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002068650A true JP2002068650A (ja) 2002-03-08
JP4266504B2 JP4266504B2 (ja) 2009-05-20

Family

ID=18750547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000262944A Expired - Lifetime JP4266504B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 マンコンベア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4266504B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003048021A1 (fr) * 2001-12-07 2003-06-12 Hitachi, Ltd. Dispositif de transport de passagers
WO2003074412A1 (fr) * 2002-03-07 2003-09-12 Hitachi, Ltd. Dispositif de transport de passagers
CN101759086B (zh) * 2008-12-25 2012-02-15 上海三菱电梯有限公司 用于自动扶梯梯级整体安装的工装设备及方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003048021A1 (fr) * 2001-12-07 2003-06-12 Hitachi, Ltd. Dispositif de transport de passagers
WO2003074412A1 (fr) * 2002-03-07 2003-09-12 Hitachi, Ltd. Dispositif de transport de passagers
CN101759086B (zh) * 2008-12-25 2012-02-15 上海三菱电梯有限公司 用于自动扶梯梯级整体安装的工装设备及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4266504B2 (ja) 2009-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW593115B (en) Passenger conveyor device
US6450317B1 (en) Escalator drive machine
GB2243430A (en) Power transmission apparatus, sprocket means used therein, and passenger conveyer using the same
JP2004269155A (ja) 乗客コンベア
JP2002068650A (ja) マンコンベア
KR100402812B1 (ko) 승객 운송 장치
JP2005231905A (ja) マンコンベア
JP2001341967A (ja) マンコンベア
JP4326076B2 (ja) マンコンベア
JP2001341966A (ja) マンコンベア
JP5611557B2 (ja) 乗客コンベア
KR100723445B1 (ko) 승객 이송 장치
JPH09104582A (ja) 搬送装置
JP2003212462A (ja) 傾斜部高速エスカレーター
JP3978030B2 (ja) 乗客コンベア
AU2005242141B2 (en) Escalator drive machine
JP3978032B2 (ja) 乗客コンベア
JP2001348180A (ja) マンコンベア
JP2003182959A (ja) 乗客コンベア装置
JP2002167149A (ja) 中間高速エスカレーター
JP4290440B2 (ja) 中間高速乗客コンベヤーの移動手摺装置
JPH09278334A (ja) 中間乗降口付きエスカレータ
JP2011088714A (ja) 乗客コンベアの挟まれ防止装置
JPH05338977A (ja) 複数台連動式エスカレーター
JPH0632576A (ja) エスカレータあるいは電動歩道の移動手摺り駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4266504

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term