JP2002068339A - エアゾール容器の継続排出機構 - Google Patents
エアゾール容器の継続排出機構Info
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Abstract
押しても全量が噴射されず、しかも必要なときには容易
に全量を排出させることができる継続排出機構を提供す
る。 【解決手段】 エアゾール容器11の上部に取り付けら
れ、下方に押すことにより内容物を排出する操作部材1
4と、操作部材に隣接して容器の上部に固定される肩カ
バー12と、その肩カバー12に、操作部材14と干渉
する外側と干渉しない内側との間で回動自在に連結され
る左右一対の係止片16とを備えている継続排出機構1
0。係止片16の先端には爪46が突設され、操作部材
14の上面には爪46が係合して係止片16の回動を拘
束するための溝47が形成されている。
Description
の継続排出機構に関し、さらに詳しくは、使用済みのエ
アゾール容器の残留ガスを容易に排出させうる継続排出
機構に関する。
エアゾール容器としては、図8及び図9に示すものがあ
る。このエアゾール容器101の上端には、操作部材1
02を有する肩カバー103が嵌合されている。操作部
材102には押圧部104とスパウト105が設けられ
ており、押圧部104を指で押圧することにより、エア
ゾールバルブのステム(図9の符号106)を開放して
スパウト105から内容物を噴出させることができる。
また操作部材103はヒンジ状の連結部107によって
肩カバー104と連結されている。
に隣接して係止壁108が立設されている。その係止壁
108には、図9に示すように、押圧部104を強く押
し下げた状態で押圧部の角部104aと係合しうる段状
の係合部109が形成されている。
4aが係合部109に達しない程度に押圧部104を押
し下げると、押しているときだけ内容物をスパウト10
5から噴出させることができる。そして内容物がなくな
り、エアゾール容器101を廃棄する場合には、押圧部
104を通常使用時より強く押圧する。そうすると、押
圧部104の角部104aが係止壁108の係合部10
9に堅固に係合する。この場合、指による押圧を解除し
ても、操作部材103及びステム106は、押圧状態が
維持されるので、エアゾール容器101内の残留ガス
は、すべて外部に排出される。
常使用中に押圧部104を指で強く押しすぎると、押圧
部の角部104aと係止壁108の係合部109とが意
に反して係合してしまい、内容物及びガスがすべて外部
に噴出されてしまうという欠点がある。このような誤操
作を防止するには、たとえば通常使用中に操作部材10
2が押圧によって著しく降下しないように、連結部10
7の剛性を強くすることが考えられる。その場合、連結
部107以外に係止壁108の撓みの程度、押圧部10
4の作動時における係止壁108と押圧部104の干渉
の程度などを考慮する必要があり、頗る面倒である。
に着目してなされたものであり、簡易な構成で、通常使
用時に操作部材を強く押しても全量が噴射されず、しか
も残留ガスの排出など、必要なときには容易に全量を排
出することができる継続排出機構を提供することを技術
課題としている。
(請求項1)は、容器の上部に取り付けられ、下方に押
すことにより内容物を排出する操作部材と、操作部に隣
接して容器の上部に固定される固定部材と、その固定部
材に、操作部材と干渉する位置と干渉しない位置との間
で、容器の中心軸と平行な軸周りに回動自在ないし屈曲
自在に連結される係止片とを備えていることを特徴とし
ている。
を、操作部材と干渉しない位置への移動を阻止するスト
ッパを備えているものが好ましい(請求項2)。さらに
前記係止片が、操作部材の左右に位置するように、一対
で設けられているものが好ましい(請求項3)。さらに
前記係止片と操作部材に、互いに噛み合う突起および凹
部が、前記ストッパとして形成されているものが好まし
い(請求項4)。さらに先端同士が屈曲自在に連結され
た2枚の係止片の基端が、それぞれ固定部材の連結部に
揺動自在に連結されており、2枚の係止片の全体の長さ
が、固定部材の連結部同士の距離より長くされており、
それぞれの係止片が相手側の係止片のストッパとなって
いるものが好ましい(請求項5)。また、前記係止片の
両端がそれぞれ固定部材の連結部に揺動自在に連結され
ており、その係止片が可撓性を有し、かつ、その長さ
が、固定部材の連結部同士の距離より長いものが好まし
い(請求項6)。
項1)では、係止片を操作部材と干渉しない位置と干渉
する位置との間で揺動自在に設けている。このものは、
通常の使用時には、係止片を操作部材と干渉しない位置
にしておく。それにより自由に操作部材を押圧・解除操
作することができ、しかも操作部材を強く押し下げ操作
しても、全量が噴射されることがない。他方、エアゾー
ル容器の内容物がなくなったときなど、全量噴射が必要
なときは、操作部材を押し下げた状態で係止片を操作部
材と干渉する位置に揺動させる。それにより操作部材は
係止片と係合し、係合部材を上向きに付勢する。しかし
係合部材は容器の軸心と平行の軸周りに揺動するもので
あるので、上向きには傾かない。そのため、操作部材が
元の位置に上昇することを阻止することができる。した
がって操作部材は押し下げた状態に維持され、残存する
内容物がすべて排出される。
動を阻止するストッパを備えた継続排出機構(請求項
2)では、継続排出状態のときに係止片が移動して継続
排出が中断することが防止される。係止片を操作部材の
左右に位置するように一対で設けた継続排出機構(請求
項3)では、操作部材の上昇を左右一対の係止部材で阻
止することができる。そのため、操作部材の上昇を一層
確実に阻止することができ、継続排出が中断するおそれ
が少ない。
端が係合する部位に、互いに噛み合う突起と凹部を形成
した継続排出機構(請求項4)では、操作部材と係止片
とを一旦噛み合わすと、両者が分離しにくい。そのた
め、操作部材による上向きの付勢力で係止片にねじりの
力が加わっても、係止片が操作部材から外れにくい。そ
れにより一層確実に継続排出が行われる。
止片の基端が、それぞれ固定部材の連結部に揺動自在に
連結されており、2枚の係止片の全体の長さが、固定部
材の連結部同士の距離より長くされており、それぞれの
係止片が相手側の係止片のストッパとなっている継続排
出機構(請求項5)では、係止片の内側への回動操作が
容易であり、かつ、内側に移動した状態を安定して維持
する。係止片の両端をそれぞれ固定部材の連結部に揺動
自在に連結し、その係止片の長さを、固定部材の連結部
同士の距離より長くした継続排出機構(請求項5)で
は、係止片は連結部同士を結ぶ線より外側に湾曲した形
態と内側に湾曲した形態とをそれぞれ安定してとること
ができる。そのため、通常使用中において全量噴射する
誤操作が一層少なく、また、全量排出時において、全量
噴射が一層確実に継続される。
面に基づいて説明する。図1〜3は、本発明に係る継続
排出機構の第1実施形態を示している。この第1実施形
態では、継続排出機構10は、概略的構成として、エア
ゾール容器11の上端に固定される肩カバー12と、エ
アゾール容器11のステム13に嵌合されている操作部
材14と、肩カバー12に連結ヒンジ15を介して連結
される係止片16とから構成されている。肩カバー12
と係止片16を同じ合成樹脂から成形する場合は、連結
ヒンジ15は樹脂ヒンジで構成しうる。ただし通常のピ
ンで連結するヒンジとしてもよい。操作部材14は肩カ
バー12に対して樹脂ヒンジ17によって傾動自在に連
結されており、肩カバー12および操作部材14は全体
として合成樹脂で一体成形されている。
であり、この実施形態では、円筒状の外筒21と、その
内側に設けられる円筒状の内筒22と、内筒の上面に設
けられる天板23とを有する。外筒21の上部はテーパ
ー状にすぼまり、その上端は内筒22の上端と連結され
ている。外筒21の下端はエアゾール容器11の肩部2
4の外周縁の上に乗っている。エアゾール容器11の肩
部24の途中には円筒状の首部25が形成され、その途
中に環状溝26が形成されている。内筒22の下端はそ
の環状溝26に弾力的に係合している。
の開口部27が形成されており、その中に前記操作部材
14が配置されている。操作部材14は通常の状態では
天板23と面一になる円板状のベース31と、そのベー
ス上に設けられるブロック状の押圧部32と、押圧部の
一端から上方に延びるスパウト33とからなる。スパウ
ト33の内部はステム13と連通している(図5b参
照)。図2aに示すように、ベース31と天板23の開
口部27の間には、樹脂ヒンジ17の部分を残してスリ
ット34が形成されている。
および作用は図8の従来のエアゾール装置と実質的に同
じであり、エアゾール容器11の胴部の上端近辺を掴
み、操作部材14の押圧部32を押し下げると、操作部
材14は樹脂ヒンジ17の部分で曲がり、下方に傾く。
それによりステム13が押し下げられ、容器の内容物が
スパウト33の上端から噴出する。押圧部32を押すの
をやめると、エアゾールバルブ内のステム13を復帰さ
せるバネ(図示していない)の付勢力で操作部材14が
もとの水平の状態に戻り、噴出が止まる。
て、以下のように実現される。すなわち肩カバー12の
天板23の左右端には凹部40が設けられており、その
凹部40の前側の段部41に、連結ヒンジ15を介し
て、平面視が円弧状で断面矩形状の係止片16が連結さ
れている。凹部40の内側はスリット34に達してい
る。図2aに明瞭に示すように、段部41と係止片16
との間には、半径方向に延びるスリット43が形成され
ており、係止片16は連結ヒンジ15で段部41と連結
されている以外は、肩カバー12から離れている。その
ため、係止片16は肩カバー12に対し、操作部材14
と干渉しない開口部27の外側と、干渉する開口部の内
側との間で、水平方向に揺動自在である。すなわちエア
ゾール容器11の中心軸と平行な軸心まわりに揺動自在
である。なお、連結ヒンジ15での水平方向のみの揺動
をより確実にするため、係止片16から連結ヒンジ15
を通って肩カバー12まで、薄い縦リブ45を設けるの
が好ましい(図2c参照)。
形成されている。爪46は図2bに示すように、内側が
傾斜する断面直角三角形状にしている。爪46の長さは
比較的短く、その幅と同程度とするのが好ましい。他
方、操作部材14のベース31の上面には、爪46が係
合する溝47が形成されている。溝47の断面形状は爪
46の断面形状に合わせている。この実施形態では、爪
46がどの部位でも係合可能なように、溝47はほぼ環
状にしているが、爪46と対応する部位のみに設けても
よい。爪46および溝47は請求項2におけるストッパ
である。
は、図1aおよび図2の状態では係止片16は操作部材
14に干渉しない。そのため押圧部32を押して自由に
操作することができる。他方、図1bに示すように、押
圧部32を押して操作部材14を下方に傾けた状態で左
右の係止片16を矢印P方向に押し曲げると、係止片1
6が連結ヒンジ15を中心として水平方向に回動する。
そして図3a、図3bに示すように爪42が溝47に係
合する。そのとき、操作部材14は前述のステムを上方
に付勢するバネの付勢力で上向きに付勢されるが、係止
片16は上向きに容易には回動しない。そのため、操作
部材14は継続的に噴射状態が維持される。
き、連結ヒンジ15の曲げ剛性およびねじれ剛性が低い
場合は、係止片16が外側に屈曲して元の位置に戻ろう
とする場合があるが、爪46と溝47の係合により係止
片16は内側に屈曲した状態に維持される。そのため安
定して噴射状態を継続しうる。さらに連結ヒンジ15の
部分の上下方向の厚さが少ない場合は、係止片16が操
作部材14の付勢力に負けて上向きに湾曲する場合があ
る。しかしこの実施形態では連結ヒンジ15の下面に薄
い縦リブ45が設けられているので、上向きに撓みにく
く、より確実に噴射状態が維持される。ただし連結ヒン
ジ15の剛性が高く、あるいは塑性変形の強度が高いた
め、内側に屈曲した状態が確実に維持されるような場合
は、爪42と溝47によるストッパは不要である。ま
た、連結ヒンジ15の上向きの曲げ剛性が高く、上向き
に屈曲するおそれがない場合は、前述の縦リブ45は不
要である。
器10の使用が完了して、内容物がなくなってガスのみ
が残ったとき、そのガスを完全に排出してエアゾール容
器10を安全に廃棄する場合に行う。ただし、薫蒸タイ
プのエアゾール容器において、全量噴射する場合などに
も採用しうる。
カバー12を連結する樹脂ヒンジ17に関して左右対称
に一対の係止片16、16を設けている。そのため、操
作部材14は安定して押し状態が維持される。しかし場
合によっては片方のみでもよい。係止片16を1個にす
る場合は、樹脂ヒンジ17の反対側、すなわち後端に設
けるのが好ましい。また前記実施形態では係止片16に
爪46を設け、操作部材14に溝47を設けているが、
係止片16に溝を設け、操作部材に爪を設けても同じ作
用効果を奏する。さらに肩カバー12の上面に、係止片
16と係合する突起や段部を設け、係止片16の元に戻
ろうとする回動を阻止するストッパを構成することもで
きる。その場合は係止片16を内側に屈曲させるときに
そのような突起や段部を乗り越えさせて屈曲させた上
で、突起や段部に係合させる。
形態を説明する。なお、図1〜3の第1実施形態と同じ
構成の部分については、同じ符号を付して説明を省略す
る。図4aに示す継続排出機構50は、肩カバー12
と、操作部材14と、肩カバー12の上端後部に形成さ
れた凹部51に設けられる係止片52とから構成されて
いる。係止片52は薄い板状を呈しており、縦向きに配
置され、その両端は凹部51の両端の段部53に対して
垂直方向の軸心まわりに屈曲自在な連結部54によって
連結されている。さらに係止片52の中央部にも、縦方
向のヒンジ55が設けられている。この構成は、2枚の
係止片(の半体)52a、52bを端部同士で屈曲自在
に連結したものと考えることもできる。
対の連結部54同士の間隔は、係止片52の延ばした状
態での長さより短い。そのため、通常は図5aの実線で
示すように、ヒンジ55の部分で外向きに「く」字状に
折れ曲がっている。そのため操作部材14の上下動とは
干渉しない。そして中央部を内向きに押すと、図5aの
想像線で示すように、内向きに「く」字状に反転屈曲す
る。
4の上の押圧部32の長さをいくらか短くし、押圧部3
2の端部をベース31の端部からいくらか引っ込ませて
いる。そのため、ベース31上に押圧部32の端部の先
に係止片52が係合するスペース56が生じている。
ル容器11の通常時の使用方法は第1実施形態の場合と
同じである。すなわち通常の状態では図7aの実線で示
すように、係止片52を外向きに屈曲させておく。その
状態で押圧部32を押し下げると、スパウト33から内
容物が噴出し、押し下げるのをやめると噴出が止まる。
継続排出させる場合は、押圧部32を押して操作部材1
4を傾動させた状態で、指で係止片52を内向きに屈曲
させる(図4bおよび図5aの想像線参照)。それによ
り係止片52の中央部が操作部材14のベース31の前
記スペース56に係合する。操作部材14は上向きに付
勢されているため、係止片52を上向きに押す。しかし
係止片52は、横向きの力が加わらない限り、あるいは
連結部54やヒンジ55が破損しない限り外向きに反転
せず、継続排出状態を維持する。とくにこの実施形態で
は、操作部材14は樹脂ヒンジ17からもっとも離れた
部位で係止片52で押されるので、テコの原理で押圧力
は小さくてよく、継続排出状態は安定して維持される。
0は、係止片52を内向きに押すという簡単な操作で継
続排出状態に移行させることができる。なお、必要であ
れば、係止片52を外向きに押して反転させることによ
り、再び押圧部32を押し下げたときのみ噴射させる一
時排出状態に戻すことができる。戻す操作も簡単であ
る。
部材として、スパウトおよび押圧部を備えたものを示し
たが、図6に示す継続排出機構のように、噴射ノズル6
0を有する押しボタンの形態を有する操作部材61とす
ることもできる。この場合は、操作部材61の下部に係
止片16が係合するフランジ部62あるいは段部または
係合溝などを設ける。係止片16や爪46、溝47など
は、第1実施形態のものと同じものを採用しうる。ま
た、このような押しボタンタイプの操作部材61と、第
2実施形態で示した中央で屈曲する係止片とを組み合わ
せることもできる。それらの場合でも、前述の場合と実
質的に同じ作用効果を奏する。
ジ(図1の符号17)で連結せず、分離してもよい。こ
のことはスパウトを備えた操作部材についても同じであ
り、スパウトを設けた操作部材を肩カバーと別個に構成
することもできる。ただし操作部材を肩カバーから分離
する場合は、操作部材を均等に下向きに押すように、複
数個、好ましくは3個以上の係止片を軸対称的に配置す
るのが好ましい。なお操作部材と肩カバーとが分離して
いる場合は、たとえば操作部材をステムまわりに回動さ
せて、操作部材の一部と肩カバーの一部とを係合させる
などにより、比較的容易に種々の継続排出機構を実現で
きるが、操作部材と肩カバーとが樹脂ヒンジで連結して
いる場合はそのような構成がとれない。そのため、本発
明における縦方向の軸まわりに回動ないし屈曲する係止
片を用いた構成は、操作部材を独立して回動できない後
者のタイプのエアゾール容器に対してとくに有効であ
る。
は内筒22の下端を首部25に形成した環状溝26に嵌
合させているが、図7に示すように、バルブのマウンテ
ィングカップを容器にクリンプしたときのカール部64
を利用して肩カバー12をエアゾール容器11の上端に
固定してもよい。このような肩カバー12の取り付け構
造は、第2実施形態や前述の押しボタンタイプの操作部
材を採用した継続噴出機構についても採用することがで
き、実質的に同じ作用効果を奏する。
凹部を形成して係止片を配置しているが、これは操作し
ていない状態で操作部材のベースやフランジを肩カバー
の天面と面一にするというデザイン上の要請に基づくも
のである。したがってその必要がなければ、凹部を設け
ず、逆にベースなどに係止片と係合する突起を設けるこ
ともできる。また、肩カバーを設けない場合は、肩カバ
ーに代えてリング状などの固定部材を容器上端に固定
し、その固定部材に係止片を設けることもできる。なお
肩カバーや操作部材は通常は合成樹脂で製造するが、金
属など他の材料を採用することもできる。
に1本のヒンジ55が設けられているので、図4aに示
すように三角形状に外側あるいは内側に折れ曲がって安
定する。しかし係止片52が可撓性を有する場合は、中
央のヒンジ55はとくに設けなくてもよい。その場合は
係止片52は円弧状に湾曲して、外側あるいは内側に突
出するだけで、ほぼ同じ作用効果を奏する。また2本あ
るいはそれ以上のヒンジを設けてもよく、その場合は台
形状あるいは多角形状に屈曲して外側あるいは内側に突
出する。さらに図1に示すような一対の係止片16、1
6の先端同士を、図4に示すような薄い係止片52で連
結するようにしてもよい。
態を示す一部切り欠き斜視図、図1bはその継続排出状
態を示す一部切り欠き斜視図である。
2bは図1aのII-II線断面図、図2cはその機構の係
止片を示す要部斜視図である。
態を示す平面図、図3bは図3aのIII-III線断面図で
ある。
態を示す斜視図、図4bはその継続排出状態を示す斜視
図である。
5bは図5aのV-V線断面図である。
を示す一部断面側面図である。
を示す一部断面側面図である。
る。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 容器の上部に取り付けられ、下方に押す
ことにより内容物を排出する操作部材と、操作部材に隣
接して容器の上部に固定される固定部材と、その固定部
材に、操作部材と干渉する位置と干渉しない位置との間
で、容器の中心軸と平行な軸周りに回動自在ないし屈曲
自在に連結される係止片とを備えている、エアゾール容
器の継続排出機構。 - 【請求項2】 前記係止片の操作部材と干渉しない位置
への移動を阻止するストッパを備えている請求項1記載
の継続排出機構。 - 【請求項3】 前記係止片が、操作部材の左右に位置す
るように、一対で設けられている、請求項1記載の継続
排出機構。 - 【請求項4】 前記係止片と操作部材に、互いに噛み合
う突起および凹部が、前記ストッパとして形成されてい
る2記載の継続排出機構。 - 【請求項5】 先端同士が屈曲自在に連結された2枚の
係止片の基端が、それぞれ固定部材の連結部に揺動自在
に連結されており、2枚の係止片の全体の長さが、固定
部材の連結部同士の距離より長くされており、それぞれ
の係止片が相手側の係止片のストッパとなっている請求
項2記載の継続排出機構。 - 【請求項6】 前記係止片の両端がそれぞれ固定部材の
連結部に揺動自在に連結されており、その係止片が可撓
性を有し、かつ、その長さが、固定部材の連結部同士の
距離より長い請求項1記載の継続排出機構。
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