JP2002068022A - 車両の下部遮蔽構造 - Google Patents
車両の下部遮蔽構造Info
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- JP2002068022A JP2002068022A JP2000263511A JP2000263511A JP2002068022A JP 2002068022 A JP2002068022 A JP 2002068022A JP 2000263511 A JP2000263511 A JP 2000263511A JP 2000263511 A JP2000263511 A JP 2000263511A JP 2002068022 A JP2002068022 A JP 2002068022A
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- power unit
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パワーユニット搭載箇所の車体強度を向上さ
せると共に、パワーユニットの保護が可能なアンダーカ
バーを備えた車両の下部遮蔽構造を提供する。 【解決手段】 車体両側縁の車体メンバ4に沿って後方
に延長部2b,3bを有する、上面視略U字状の筒状エ
ンジンマウントメンバ1によりパワーユニット10を支
持すると共に、略長方形のアンダーカバー7を、エンジ
ンマウントメンバ1の前辺及び両側辺(延長部2b,3
b)に合わせて、エンジンマウントメンバ1の下面に直
接溶接した。これにより、エンジンマウントメンバ1の
強度が向上し、また、アンダーカバー7をパワーユニッ
ト10前方の下面を覆うように配置したので、車両走行
中に、タイヤの転動で生じる飛石や、飛散水等はアンダ
ーカバー7に衝突し、後方に配置したパワーユニット1
0への衝突が回避される。
せると共に、パワーユニットの保護が可能なアンダーカ
バーを備えた車両の下部遮蔽構造を提供する。 【解決手段】 車体両側縁の車体メンバ4に沿って後方
に延長部2b,3bを有する、上面視略U字状の筒状エ
ンジンマウントメンバ1によりパワーユニット10を支
持すると共に、略長方形のアンダーカバー7を、エンジ
ンマウントメンバ1の前辺及び両側辺(延長部2b,3
b)に合わせて、エンジンマウントメンバ1の下面に直
接溶接した。これにより、エンジンマウントメンバ1の
強度が向上し、また、アンダーカバー7をパワーユニッ
ト10前方の下面を覆うように配置したので、車両走行
中に、タイヤの転動で生じる飛石や、飛散水等はアンダ
ーカバー7に衝突し、後方に配置したパワーユニット1
0への衝突が回避される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーユニットを
搭載するマウントメンバ周辺の車両の下部遮蔽構造に関
するものである。
搭載するマウントメンバ周辺の車両の下部遮蔽構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体構造には、ラダータイプや
モノコックタイプ等があり、断面矩形状のメンバや型板
が部材として用意されている。また、エンジンとトラン
スミッションとからなるパワーユニットの機関騒音を、
矩形状の両サイドメンバに板状のアンダーカバーを架設
して外部への漏れを防止しようとするものもある(特開
平7−304469号公報参照)。さらに、パワーユニ
ットを搭載する箇所は堅固にする必要があるが、矩形状
サイドメンバ等に筒状のメンバを併用することで剛性を
維持することもでき、吸気パイプを筒状のメンバに流用
することで経費等も抑えられる。また、長尺の筒状メン
バをクロスメンバに利用することも既知である(実開昭
63−161087号公報参照)。
モノコックタイプ等があり、断面矩形状のメンバや型板
が部材として用意されている。また、エンジンとトラン
スミッションとからなるパワーユニットの機関騒音を、
矩形状の両サイドメンバに板状のアンダーカバーを架設
して外部への漏れを防止しようとするものもある(特開
平7−304469号公報参照)。さらに、パワーユニ
ットを搭載する箇所は堅固にする必要があるが、矩形状
サイドメンバ等に筒状のメンバを併用することで剛性を
維持することもでき、吸気パイプを筒状のメンバに流用
することで経費等も抑えられる。また、長尺の筒状メン
バをクロスメンバに利用することも既知である(実開昭
63−161087号公報参照)。
【0003】また、車体メンバにアンダーカバーを取付
けることで、走行中、タイヤに跳ねられた飛び石,飛散
水等が車体内側に飛来してもパワーユニットを保護する
ことが可能である。さらに、このパワーユニット搭載箇
所にアンダーカバーを取付けることにより、剛性を維持
するようにしている。
けることで、走行中、タイヤに跳ねられた飛び石,飛散
水等が車体内側に飛来してもパワーユニットを保護する
ことが可能である。さらに、このパワーユニット搭載箇
所にアンダーカバーを取付けることにより、剛性を維持
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車体下
部にアンダーカバーを取付けることにより、通風が制限
される。例えば、過給機付きエンジンの場合、フロント
エンジン横置きならば車両前方に過給機が位置し、走行
風による冷却効果が期待できる。一方、フロントエンジ
ン縦置きならば、車両前方から過給機の位置が遠ざか
り、しかも、アンダーカバーにより通風が制限されるの
で、排気熱がこもり易く冷却効果を期待できない。過給
機の放熱が順当に行われなければ、出力低下、周辺部品
の劣化、耐久性低下につながる。また、周辺部品を耐熱
性のある部材にしなければならず、高コスト化につなが
ることになる。
部にアンダーカバーを取付けることにより、通風が制限
される。例えば、過給機付きエンジンの場合、フロント
エンジン横置きならば車両前方に過給機が位置し、走行
風による冷却効果が期待できる。一方、フロントエンジ
ン縦置きならば、車両前方から過給機の位置が遠ざか
り、しかも、アンダーカバーにより通風が制限されるの
で、排気熱がこもり易く冷却効果を期待できない。過給
機の放熱が順当に行われなければ、出力低下、周辺部品
の劣化、耐久性低下につながる。また、周辺部品を耐熱
性のある部材にしなければならず、高コスト化につなが
ることになる。
【0005】また、車体下部にアンダーカバーを取付け
る場合、地上面からエンジン及びアンダーカバーまでの
間隔(高さ)が狭くならないように取付けねばならず、
固定箇所の制限等により、組付け工数が増える。また、
車体メンバにアンダーカバーを固定する場合は、パワー
ユニットの上下振動によりパワーユニットとの間のクリ
アランスを考慮する必要があり、このため,最低地上高
が下がる虞がある。また、アンダーカバー取付時に補強
ブラケットを取付けることで製造コストの増加、重量増
加ともなる。
る場合、地上面からエンジン及びアンダーカバーまでの
間隔(高さ)が狭くならないように取付けねばならず、
固定箇所の制限等により、組付け工数が増える。また、
車体メンバにアンダーカバーを固定する場合は、パワー
ユニットの上下振動によりパワーユニットとの間のクリ
アランスを考慮する必要があり、このため,最低地上高
が下がる虞がある。また、アンダーカバー取付時に補強
ブラケットを取付けることで製造コストの増加、重量増
加ともなる。
【0006】本発明は、パワーユニット搭載箇所の車体
強度を向上させると共に、パワーユニットの保護が可能
なアンダーカバーを備えた車両の下部遮蔽構造を提供す
ることを目的とする。
強度を向上させると共に、パワーユニットの保護が可能
なアンダーカバーを備えた車両の下部遮蔽構造を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1の発明は、車両に搭載されたパワ
ーユニットを、パワーユニットの前面と両側面とを結ぶ
上面視略U字状の筒状エンジンマウントメンバによって
支持すると共に、アンダーカバーを前記筒状エンジンマ
ウントメンバの前辺及び両側辺の下面を覆うように設け
たことを特徴とする。なお、上記のパワーユニットはエ
ンジンとトランスミッションとから構成され、車両への
搭載時は一体化されている。
するために、請求項1の発明は、車両に搭載されたパワ
ーユニットを、パワーユニットの前面と両側面とを結ぶ
上面視略U字状の筒状エンジンマウントメンバによって
支持すると共に、アンダーカバーを前記筒状エンジンマ
ウントメンバの前辺及び両側辺の下面を覆うように設け
たことを特徴とする。なお、上記のパワーユニットはエ
ンジンとトランスミッションとから構成され、車両への
搭載時は一体化されている。
【0008】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記筒状エンジンマウントメンバの下面に前記アン
ダーカバーを直接溶接により取付けたことを特徴とす
る。
て、前記筒状エンジンマウントメンバの下面に前記アン
ダーカバーを直接溶接により取付けたことを特徴とす
る。
【0009】請求項3の発明は請求項1または請求項2
の発明において、前記アンダーカバーは、車体前後方向
において、フロントタイヤとパワーユニットとの間に設
けることを特徴とする。
の発明において、前記アンダーカバーは、車体前後方向
において、フロントタイヤとパワーユニットとの間に設
けることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は請求項1または請求項2
の発明において、前記アンダーカバーに冷却風導入スリ
ットを形成したことを特徴とする。
の発明において、前記アンダーカバーに冷却風導入スリ
ットを形成したことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は請求項4の発明におい
て、前記パワーユニットは過給機を備えており、該過給
機は、前記アンダーカバーに形成した冷却風導入スリッ
トの後方に位置させることを特徴とする。
て、前記パワーユニットは過給機を備えており、該過給
機は、前記アンダーカバーに形成した冷却風導入スリッ
トの後方に位置させることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図3に示すよう
に、吸気パイプ(図示しないエアクリーナに接続された
インレット側パイプ2、図示しないスロットルボディに
接続されたアウトレット側パイプ3)を兼用したエンジ
ンマウントメンバ1は、車体中間部でインレット側パイ
プ2及びアウトレット側パイプ3の前端が車体前方に向
けて並行して重なりインタークーラー15(図4参照)
に接続されており、前端部2a,3aから互いに直角に
曲がって車体の両側に向かって延長し、車体両縁に達す
ると屈曲して後方に向かって延長されている。このエン
ジンマウントメンバ1の後方に向かう延長部2b,3b
は、車体両側の車体メンバ4に沿って延長され、車体メ
ンバ4にゴムマウント5を介してボルト6で締着されて
いる。これにより、エンジンマウントメンバ1は全体に
車体幅方向の前辺と側辺(延長部)により上面視略U字
状に形成されている。
図面に基づいて説明する。図1ないし図3に示すよう
に、吸気パイプ(図示しないエアクリーナに接続された
インレット側パイプ2、図示しないスロットルボディに
接続されたアウトレット側パイプ3)を兼用したエンジ
ンマウントメンバ1は、車体中間部でインレット側パイ
プ2及びアウトレット側パイプ3の前端が車体前方に向
けて並行して重なりインタークーラー15(図4参照)
に接続されており、前端部2a,3aから互いに直角に
曲がって車体の両側に向かって延長し、車体両縁に達す
ると屈曲して後方に向かって延長されている。このエン
ジンマウントメンバ1の後方に向かう延長部2b,3b
は、車体両側の車体メンバ4に沿って延長され、車体メ
ンバ4にゴムマウント5を介してボルト6で締着されて
いる。これにより、エンジンマウントメンバ1は全体に
車体幅方向の前辺と側辺(延長部)により上面視略U字
状に形成されている。
【0013】また、前方突出部7aを備えた略長方形の
アンダーカバー7は、前方突出部7aをエンジンマウン
トメンバ1の並行した前端部2a,3aの下面に溶接
し、車体両側縁に沿って延長するエンジンマウントメン
バ1の両側延長部2b,3bを塞ぐようにアンダーカバ
ー7の周縁をエンジンマウントメンバ1の下面に溶接さ
せている。
アンダーカバー7は、前方突出部7aをエンジンマウン
トメンバ1の並行した前端部2a,3aの下面に溶接
し、車体両側縁に沿って延長するエンジンマウントメン
バ1の両側延長部2b,3bを塞ぐようにアンダーカバ
ー7の周縁をエンジンマウントメンバ1の下面に溶接さ
せている。
【0014】さらに、エンジンマウントメンバ1の後方
に向かう延長部2b,3bはこの端部断面が軸心から外
れた方向を向き、この箇所の周面に連続して車体メンバ
4に沿って延長される筒状パイプ8が溶接され、筒状パ
イプ8は車体メンバ4にゴムマウント9を介してボルト
6で締着されている。筒状パイプ8を支持するゴムマウ
ント9は、パワーユニット10を装着するマウントブラ
ケット11,12をボルト6’、ナット13で取付ける
ようになっている。
に向かう延長部2b,3bはこの端部断面が軸心から外
れた方向を向き、この箇所の周面に連続して車体メンバ
4に沿って延長される筒状パイプ8が溶接され、筒状パ
イプ8は車体メンバ4にゴムマウント9を介してボルト
6で締着されている。筒状パイプ8を支持するゴムマウ
ント9は、パワーユニット10を装着するマウントブラ
ケット11,12をボルト6’、ナット13で取付ける
ようになっている。
【0015】このようにパワーユニット10を搭載した
車両の下部遮蔽構造を、一例としてワンボックスカータ
イプで示すと、図4及び図5に示すように、車両両側の
車体メンバ4にマウントゴム5,9を介して、形状をア
ンダーカバー7で堅固にしたエンジンマウントメンバ1
が取付けられている。また、フロントタイヤ14前方の
インタークーラー15にはインレットホース16及びア
ウトレットホース17が接続され、インレットホース1
6及びアウトレットホース17は、フロントタイヤ14
後方のエンジンマウントメンバ1のインレット側パイプ
2及びアウトレット側パイプ3にそれぞれ接続されてい
る。また、エンジンマウントメンバ1の延長部2b,3
bはマウントゴム5位置において車体メンバ4に固定さ
れ、パワーユニット10は後方のマウントゴム9位置に
おいて車体メンバ4に固定されるので、パワーユニット
10はアンダーカバー7の取付位置より後方に位置する
ことになる。なお、符号18はリヤタイヤである。
車両の下部遮蔽構造を、一例としてワンボックスカータ
イプで示すと、図4及び図5に示すように、車両両側の
車体メンバ4にマウントゴム5,9を介して、形状をア
ンダーカバー7で堅固にしたエンジンマウントメンバ1
が取付けられている。また、フロントタイヤ14前方の
インタークーラー15にはインレットホース16及びア
ウトレットホース17が接続され、インレットホース1
6及びアウトレットホース17は、フロントタイヤ14
後方のエンジンマウントメンバ1のインレット側パイプ
2及びアウトレット側パイプ3にそれぞれ接続されてい
る。また、エンジンマウントメンバ1の延長部2b,3
bはマウントゴム5位置において車体メンバ4に固定さ
れ、パワーユニット10は後方のマウントゴム9位置に
おいて車体メンバ4に固定されるので、パワーユニット
10はアンダーカバー7の取付位置より後方に位置する
ことになる。なお、符号18はリヤタイヤである。
【0016】以上のように、エンジンマウントメンバ1
とアンダーカバー7とを車体メンバ4に組付けることに
より、以下の効果が得られる。すなわち、エンジンマウ
ントメンバ1とアンダーカバー7が直接、溶接により取
付けられて一体化し、エンジンマウントメンバ1の2つ
のパイプ2,3を他の部材を使用しないで結合するの
で、組付け工数、部品点数を削減できる。また、エンジ
ンマウントメンバ1の下端にアンダーカバー7を直接に
溶接したことにより、最低地上高の高さを大きくするこ
とができる。また、アンダーカバー7がパワーユニット
10前方に位置するので、車両走行中に、フロントタイ
ヤ14から巻き上げられる飛び石や、飛散水等はアンダ
ーカバー7に衝突し、後方に配置したパワーユニット1
0を保護することが可能になる。
とアンダーカバー7とを車体メンバ4に組付けることに
より、以下の効果が得られる。すなわち、エンジンマウ
ントメンバ1とアンダーカバー7が直接、溶接により取
付けられて一体化し、エンジンマウントメンバ1の2つ
のパイプ2,3を他の部材を使用しないで結合するの
で、組付け工数、部品点数を削減できる。また、エンジ
ンマウントメンバ1の下端にアンダーカバー7を直接に
溶接したことにより、最低地上高の高さを大きくするこ
とができる。また、アンダーカバー7がパワーユニット
10前方に位置するので、車両走行中に、フロントタイ
ヤ14から巻き上げられる飛び石や、飛散水等はアンダ
ーカバー7に衝突し、後方に配置したパワーユニット1
0を保護することが可能になる。
【0017】次に他の実施の形態を図6ないし図8を参
照して説明する。図6,図7に示す過給機を備えたパワ
ーユニット10は、クランク軸19を車体前後方向に配
置したフロントエンジン縦置きの設置構造であり、過給
機20はエンジンクランク軸19に対し横方向に配置さ
れ、パワーユニット10の車体後部側に取付けられてい
る。また、アンダーカバー7にはこの過給機20の前方
位置に複数の冷却風導入スリット21が形成されてい
る。冷却風導入スリット21の形状は図6、図8に示す
ように、車体幅方向に長く、車体後部側縁に空気導入片
21aが前方斜め下方に突出形成されている。なお、ア
ンダーカバー7に形成する冷却風導入スリット21は、
その周囲に部品がない通風効率の良い位置に形成し、そ
の後方に過給機20を設置するようにしても良い。これ
により、従来車体下部にアンダーカバー7を取付けるこ
とで、アンダーカバー7の後方に空気の停留が生じてい
たものが、アンダーカバー7に冷却風導入スリット21
を形成することにより空気がアンダーカバー7の上部後
方に流入し、アンダーカバー7の後方に設置したパワー
ユニット10の過給機20の冷却を効果的に行えること
になる。
照して説明する。図6,図7に示す過給機を備えたパワ
ーユニット10は、クランク軸19を車体前後方向に配
置したフロントエンジン縦置きの設置構造であり、過給
機20はエンジンクランク軸19に対し横方向に配置さ
れ、パワーユニット10の車体後部側に取付けられてい
る。また、アンダーカバー7にはこの過給機20の前方
位置に複数の冷却風導入スリット21が形成されてい
る。冷却風導入スリット21の形状は図6、図8に示す
ように、車体幅方向に長く、車体後部側縁に空気導入片
21aが前方斜め下方に突出形成されている。なお、ア
ンダーカバー7に形成する冷却風導入スリット21は、
その周囲に部品がない通風効率の良い位置に形成し、そ
の後方に過給機20を設置するようにしても良い。これ
により、従来車体下部にアンダーカバー7を取付けるこ
とで、アンダーカバー7の後方に空気の停留が生じてい
たものが、アンダーカバー7に冷却風導入スリット21
を形成することにより空気がアンダーカバー7の上部後
方に流入し、アンダーカバー7の後方に設置したパワー
ユニット10の過給機20の冷却を効果的に行えること
になる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上述べた通りであり、請求項
1に記載の発明では、上面視略コ字状の筒状エンジンマ
ウントメンバ下面にアンダーカバーを取付けたので、エ
ンジンマウント構造を強固にさせ、専用の補強板を削減
できるので、コストダウン、組付け工数の削減、作業性
向上、重量の低減及び省スペース化を図ることができ
る。また、エンジンマウントメンバの下面にアンダーカ
バーを取付けたことにより、車両走行中に、跳ね上がる
石や、飛散水等がアンダーカバーに衝突し、その背後に
位置するパワーユニットを保護することが可能になる。
1に記載の発明では、上面視略コ字状の筒状エンジンマ
ウントメンバ下面にアンダーカバーを取付けたので、エ
ンジンマウント構造を強固にさせ、専用の補強板を削減
できるので、コストダウン、組付け工数の削減、作業性
向上、重量の低減及び省スペース化を図ることができ
る。また、エンジンマウントメンバの下面にアンダーカ
バーを取付けたことにより、車両走行中に、跳ね上がる
石や、飛散水等がアンダーカバーに衝突し、その背後に
位置するパワーユニットを保護することが可能になる。
【0019】請求項2に記載の発明では、エンジンマウ
ントメンバの下面にアンダーカバーを直接溶接したの
で、別体としてアンダーカバーを取付けた場合のように
パワーユニットとの間のクリアランスを考慮する必要が
なく、車両の最低地上高の確保ができる。請求項3に記
載の発明では、フロントタイヤ後方にアンダーカバーが
位置するので、車両走行中に、フロントタイヤから巻き
上げられる飛石や、飛散水等がアンダーカバーに衝突
し、その後方に位置するパワーユニットを保護すること
が可能であり、特に、パワーユニットがフロントタイヤ
の後方に位置するようにレイアウトされたワンボックス
タイプの車両において有効である。
ントメンバの下面にアンダーカバーを直接溶接したの
で、別体としてアンダーカバーを取付けた場合のように
パワーユニットとの間のクリアランスを考慮する必要が
なく、車両の最低地上高の確保ができる。請求項3に記
載の発明では、フロントタイヤ後方にアンダーカバーが
位置するので、車両走行中に、フロントタイヤから巻き
上げられる飛石や、飛散水等がアンダーカバーに衝突
し、その後方に位置するパワーユニットを保護すること
が可能であり、特に、パワーユニットがフロントタイヤ
の後方に位置するようにレイアウトされたワンボックス
タイプの車両において有効である。
【0020】請求項4に記載の発明では、アンダーカバ
ーに冷却風導入スリットを設けたので、冷却風導入スリ
ット後方に配設されるエンジン部品等を、冷却風導入ス
リットから走行風を導入して効率良く冷却することがで
きる。請求項5に記載の発明では、パワーユニットに装
着された過給機を冷却風導入スリットの後方に位置させ
たので、過給機には冷却風導入スリットから導入された
走行風が当り冷却効果を促進することができる。
ーに冷却風導入スリットを設けたので、冷却風導入スリ
ット後方に配設されるエンジン部品等を、冷却風導入ス
リットから走行風を導入して効率良く冷却することがで
きる。請求項5に記載の発明では、パワーユニットに装
着された過給機を冷却風導入スリットの後方に位置させ
たので、過給機には冷却風導入スリットから導入された
走行風が当り冷却効果を促進することができる。
【図1】本発明による実施の形態の、車両の下部遮蔽構
造の展開図である。
造の展開図である。
【図2】図1に示す車両の下部遮蔽構造の上面図であ
る。
る。
【図3】図2に示す車両の下部遮蔽構造の側面図であ
る。
る。
【図4】図1に示す車両の下部遮蔽構造の配置を表す上
面模式図である。
面模式図である。
【図5】図1に示す車両の下部遮蔽構造の配置を表す側
面模式図である。
面模式図である。
【図6】他の実施の形態の、車両の下部遮蔽構造の上面
図である。
図である。
【図7】図6に示す車両の下部遮蔽構造の側面図であ
る。
る。
【図8】図6に示す車両の下部遮蔽構造の冷却風導入ス
リットを表す断面図である。
リットを表す断面図である。
1 エンジンマウントメンバ 4 車体メンバ 7 アンダーカバー 10 パワーユニット 14 フロントタイヤ 20 過給機 21 冷却風導入スリット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 21/00 B62D 21/00 A Fターム(参考) 3D003 AA01 AA02 AA04 AA08 AA11 BB01 CA09 CA13 CA18 DA02 DA03 3D035 CA07 CA25 3D038 AA05 AB01 AC01 AC05 AC23
Claims (5)
- 【請求項1】 車両に搭載されたパワーユニットを、パ
ワーユニットの前面と両側面とを結ぶ上面視略U字状の
筒状エンジンマウントメンバによって支持すると共に、
アンダーカバーを前記筒状エンジンマウントメンバの前
辺及び両側辺の下面を覆うように設けたことを特徴とす
る車両の下部遮蔽構造。 - 【請求項2】 前記筒状エンジンマウントメンバの下面
に前記アンダーカバーを直接溶接により取付けたことを
特徴とする請求項1に記載の車両の下部遮蔽構造。 - 【請求項3】 前記アンダーカバーは、車体前後方向に
おいて、フロントタイヤとパワーユニットとの間に設け
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車
両の下部遮蔽構造。 - 【請求項4】 前記アンダーカバーに冷却風導入スリッ
トを形成したことを特徴とする請求項1または請求項2
記載の車両の下部遮蔽構造。 - 【請求項5】 前記パワーユニットは過給機を備えてお
り、該過給機は、前記アンダーカバーに形成した冷却風
導入スリットの後方に位置させることを特徴とする請求
項4に記載の車両の下部遮蔽構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000263511A JP2002068022A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 車両の下部遮蔽構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000263511A JP2002068022A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 車両の下部遮蔽構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002068022A true JP2002068022A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18751050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000263511A Pending JP2002068022A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 車両の下部遮蔽構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002068022A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005324722A (ja) * | 2004-05-17 | 2005-11-24 | Toyota Motor Corp | 部品の搭載構造 |
CN103318259A (zh) * | 2013-06-03 | 2013-09-25 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 带后悬置挡泥板的汽车副车架 |
-
2000
- 2000-08-31 JP JP2000263511A patent/JP2002068022A/ja active Pending
Cited By (4)
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