JP2002066885A - 車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法およびその装置 - Google Patents

車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法およびその装置

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JP2002066885A JP2000255911A JP2000255911A JP2002066885A JP 2002066885 A JP2002066885 A JP 2002066885A JP 2000255911 A JP2000255911 A JP 2000255911A JP 2000255911 A JP2000255911 A JP 2000255911A JP 2002066885 A JP2002066885 A JP 2002066885A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪軸受装置におけるハブ輪2aのブレーキ
ロータの取付け面となる車輪取付フランジ6の振れ精
度、ブレーキパイロット部9bの同軸度等を向上させ、
ハブ輪2aの2次旋削を不要にすること。 【解決手段】 ハブ輪2aのブレーキパイロット部9b
を保持すると共に、上記車輪取付フランジ6のアウター
側の側面にバッキングプレート32を当て、上記ハブ輪
2aの小径部10の端面を軸方向にプレッシャークラン
プ33によって押圧することにより、上記車輪取付フラ
ンジ6のアウター側の側面を基準面にして、上記ハブ輪
2aの少なくとも軸受軌道面7を研削加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車輪軸受装置にお
けるハブ輪の加工方法およびその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪軸受装置には、駆動輪用の
ものと、非駆動輪用のものとが存在する。図6は、その
一例を示す。この車輪軸受装置は、駆動輪用であり、外
方部材1と、内方部材2と、その両部材1、2間に組込
まれた複列の転動体3とから成る。
【0003】外方部材1の外周には車体取付フランジ4
が形成され、内周には複列の軸受軌道面5が設けられて
いる。
【0004】内方部材2は、第1回転部材としてのハブ
輪2aと、第2回転部材としての軌道部材2bとから成
り、ハブ輪2aの外周には車輪取付フランジ6と、外方
部材1に形成された複列の軸受軌道面5に対向する軸受
軌道面7とが形成され、車輪取付フランジ6にハブボル
ト8が設けられている。また、ハブ輪2aのアウター側
には、ホイールパイロット9a、車輪取付フランジ6の
根元部にブレーキパイロット部9bが形成され、インナ
ー側には、小径部10が設けられ、その小径部10の端
面からホイールパイロット部9aの底面に貫通するスプ
ライン孔11が形成されている。
【0005】ハブ輪2aの小径部10の外周面には、軌
道部材2bを嵌合する嵌合面10aと、軸受転走面7
と、シールランド10bとが形成されている。軌道部材
2bには、外方部材1に形成された複列の軸受軌道面5
の他方と対向する軸受軌道面12が設けられている。
【0006】複列の転動体3は、外方部材1の内周に設
けられた複列の軸受軌道面5とハブ輪2aおよび軌道部
材2bに形成された複列の軸受軌道面7、12間に組込
まれて外方部材1と内方部材2とを相対的に回転自在に
支持している。また、外方部材1と内方部材2の対向面
間における両端部にシールSを取付けて、内部にごみが
侵入するのを防止している。
【0007】上記の構成から成る車輪軸受装置において
は、実車への組付けに際し、外方部材1に形成された車
体取付フランジ4をボルトの締付けによって車体に取付
ける。
【0008】また、車輪取付フランジ6に設けられたハ
ブボルト8にホイールナット14をねじ込み、そのホイ
ールナットの締付けによって車輪取付フランジ6にブレ
ーキロータ13と車輪のホイールを取付けるようにして
いる。
【0009】上記のような車輪軸受装置においては、ブ
レーキロータ13の回転時における制動面13aの面振
れが制動時のブレーキジャダの発生の原因となるため、
車輪軸受装置の各部品に高い加工精度と、高い寸法精度
が求められている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特に、ハブ輪2aの車
輪取付フランジ6のアウター側の側面は、ブレーキロー
タ13の取付け面であるから、ハブ輪2aの加工精度
は、ブレーキロータ13の面振れ精度を左右する。
【0011】ところで、従来、ハブ輪2aの研削加工
は、図7に示すように、ホイールパイロット部9aに、
バッキングプレート20を当て、ホイールパイロット部
9aの端面を基準にして、軸受軌道面7をシュー21に
よって支持し、研削砥石22によって、軸受軌道面7、
軌道部材2bの嵌合面10aと突き合わせ面、及びシー
ルランド10bを同時研削している。
【0012】ところが、上記のように、ホイールパイロ
ット部9aの端面を基準にして研削加工を行った場合、
軸受軌道面7(回転中心)に対するブレーキロータ13
の取付け面の振れ精度やブレーキパイロット部9bの同
軸度を確保することができない。
【0013】このため、従来、ハブ輪2a単体での車輪
取付フランジ6の振れ低減策として、研削加工後に、軌
道部材2bの嵌合面10aと突き合わせ面を基準にした
2次旋削が必要であった。
【0014】そこで、この発明の課題は、ブレーキロー
タの取付け面となるフランジ面の振れ精度、ブレーキパ
イロット部の同軸度等を向上させることができる車輪軸
受装置におけるハブ輪の加工方法およびその装置を提供
し、ハブ輪の2次旋削を不要にすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明に係る加工方法においては、ハブ輪のブ
レーキパイロット部を保持すると共に、上記車輪取付フ
ランジのアウター側の側面にバッキングプレートを当
て、上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向にプレッシャー
クランプによって押圧することにより、上記車輪取付フ
ランジのアウター側の側面を基準面にして、上記ハブ輪
の少なくとも軸受軌道面を研削加工するようにしたので
ある。
【0016】上記のように、車輪取付フランジのアウタ
ー側の側面を基準面にして、上記ハブ輪の少なくとも軸
受軌道面を研削加工することにより、軸受軌道面に対す
る車輪取付フランジの面振れを低減することができる。
【0017】また、ハブ輪のブレーキパイロット部を保
持し、上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向にプレッシャ
ークランプによって押圧することにより、ハブ輪を挟持
するので、ハブ輪の軸心精度が高く、ブレーキパイロッ
ト部の同軸度も向上する。
【0018】この発明に係るハブ輪の回転研削加工装置
は、ハブ輪のブレーキパイロット部を保持するチャック
装置、上記車輪取付フランジのアウター側の側面に当て
るバッキングプレート、上記ハブ輪の小径部の端面を軸
方向に押圧するプレッシャークランプとからなるハブ輪
の挟持装置と、上記ハブ輪の少なくとも軸受軌道面に当
てる研削砥石とを備えるものであり、この装置による
と、上記車輪取付フランジのアウター側の側面を基準面
にして、上記ハブ輪の軸心精度を確保しながら、少なく
とも軸受軌道面を研削加工することができるので、軸受
軌道面に対する車輪取付フランジの面振れを低減するこ
とができ、ブレーキパイロット部の同軸度も確保するこ
とができる。
【0019】そして、上記車輪取付フランジの外径側を
バッキングプレートによって支持することにより、ハブ
輪の回転支持がより安定化し、高精度の研削加工が可能
となる。
【0020】また、上記バッキングプレートと車輪取付
フランジとを面当たりではなく、単一または複数の支持
部によって部分当たりにすると、接触面積が低減するの
で、前工程における車輪取付フランジの加工精度の影響
を受けずに、ハブ輪の研削加工を行える。
【0021】また、上記バッキングプレートにエアブロ
ー用のノズルを形成し、このエアブロー用のノズルから
噴出させるエアによって、バッキングプレートの支持部
あるいはブレーキパイロット部のクランプ部分に付着し
た異物を除去するようにすると、異物の噛み込みによる
装着不良を防止することができる。
【0022】また、上記車輪取付フランジのアウター側
の側面にバッキングプレートを当てたその内側に閉鎖空
間が形成されるようにし、この閉鎖空間内に上記エアブ
ロー用のノズルからのエアを供給すると共に、そのエア
圧を検出し、このエア圧に基づいて上記異物の有無を判
定することにより、ハブ輪の加工装置への装着状態を確
認することができる。即ち、車輪取付フランジとバッキ
ングプレートとの間に、異物が噛み込んでいたり、ハブ
輪が斜めに装着された場合、車輪取付フランジとバッキ
ングプレートとの間に隙間ができて、その隙間からエア
が漏れるため、エア圧が下がる。したがって、エア圧を
監視することにより、ハブ輪の装着異常を判定すること
が可能となる。
【0023】また、上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向
に加圧するプレッシャークランプの先端に、球面部に沿
って首振り自在のクランプヘッドを設けることにより、
プレッシャークランプの押圧方向を、ハブ輪の小径部端
面の加工精度に影響されることなく、軸心方向に適正に
保つことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0025】図1に示す回転研削加工装置は、ハブ輪2
aの軸受軌道面7、軌道部材2bの嵌合面10aと突き
合わせ面、及びシールランド10bに研削砥石22を当
て、ハブ輪2aを回転させることにより、軸受軌道面
7、軌道部材2bの嵌合面10a及びシールランド10
bを同時に研削加工する装置であり、ハブ輪2aのブレ
ーキパイロット部9bを保持するチャック装置31、上
記車輪取付フランジ6のアウター側の側面に当てるバッ
キングプレート32、上記ハブ輪2aの小径部10の端
面を軸方向に押圧するプレッシャークランプ33とを備
え、研削加工の際に、ハブ輪2aを軸方向の両側から挟
持するようにしている。
【0026】チャック装置31は、筒状のコレットホル
ダ34と、そのコレットホルダ34内に組込まれたスプ
リングコレット35と、そのスプリングコレット35を
軸方向に移動させるドローバ36とからなる。
【0027】前記ドローバ36の先端部外周には突出部
37が形成され、この突出部37はスプリングコレット
35の後端部内周面に設けられた環状の係合溝38と係
合している。
【0028】前記チャック装置31は、ドローバ36の
軸方向の移動によってスプリングコレット35を前後動
させ、その後退時にコレットホルダ34の内径面先端に
設けられたテーパ面39と、スプリングコレット35の
外周面先端部に形成されたテーパ面40の接触により、
スプリングコレット35の先端部を縮径させてブレーキ
パイロット部9bの円筒形外周面を挟持するようにして
いる。
【0029】スプリングコレット35内には、芯出し装
置41の芯出しコーン42が組込まれている。芯出しコ
ーン42は、脚体43を介してねじ44によってコレッ
トホルダ34に固定されている。
【0030】図1に示す芯出しコーン42は、先端にホ
イールパイロット部9aの外周面を案内する環状リング
部42aを有し、環状リング部42aの先端が、ブレー
キパイロット部9bの付け根の側面に支持されるように
なっている。
【0031】図2は、上記芯出しコーン42の別な形態
を示しており、この図2に示す芯出しコーン42は、先
端にホイールパイロット部9aの内周面を案内する環状
段部42bを有し、環状段部42bの内側端部が、ホイ
ールパイロット部9aの端面を支持するようになってい
る。
【0032】上記図1、図2の芯出しコーン42が、ス
プリングコレット35の先端部を縮径させてブレーキパ
イロット部9bの円筒形外周面を挟持する前に、ホイー
ルパイロット部9aに嵌めることにより、ハブ輪2aの
軸心方向の位置合わせを行うことができる。
【0033】上記筒状のコレットホルダ34の先端に
は、車輪取付フランジ6のアウター側の側面に当てるバ
ッキングプレート32が一体に形成されている。このバ
ッキングプレート32の外周より部分には、車輪取付フ
ランジ6の外径側部分に当たる周方向の支持部32aを
形成し、バッキングプレート32が、車輪取付フランジ
6に対し全面当たりしないようにしている。これによ
り、車輪取付フランジ6とバッキングプレート32との
接触面積を極力少なくし、前工程における車輪取付フラ
ンジ6の加工精度の影響や、異物の噛み込みの影響を受
けずに、ハブ輪2aの研削加工を行える。
【0034】上記バッキングプレート32の支持部32
aを周方向に複数形成することにより、ハブ輪2aの回
転支持がより安定化し、高精度の研削加工が可能とな
る。
【0035】一方、図3に示すように、上記ハブ輪2a
の小径部10の端面を軸方向に押圧するプレッシャーク
ランプ33は、エアシリンダ等の作動により前後動する
プッシュロッド45を有し、プッシュロッド45の先端
に首振り可能にクランプヘッド46を設け、前進時にそ
の先端で、ハブ輪2aの小径部10の端面を押圧するよ
うにしている。
【0036】クランプヘッド46は、筒型のホルダー部
47と、このホルダー部47内に収容され、バネ49に
よって前方に押し付けられたロータ軸48と、ホルダー
部47の前端の内向きフランジ部47aに保持される小
径フランジ部50aを有するヘッド部50bとからな
る。上記ロータ軸48の前端面は、球面に形成され、こ
の球面に小径フランジ部50aの後面が当接し、ヘッド
部50bが軸心方向に対して首振り可能になっている。
ホルダー部47の内向きフランジ部47aと小径フラン
ジ部50aとの当接面はテーパ面に形成されている。
【0037】上記ヘッド部50bは、図3に示すよう
に、ハブ輪2aの小径部10の端面に当接する大きさ、
あるいは、図4に示すように、ハブ輪2aの小径部10
の内側に嵌る大きさに形成する。
【0038】図1に示す回転研削加工装置は、上記の構
造から成り、ハブ輪2aの研削加工に際しては、まず、
芯出しコーン42にハブ輪2aのホイールパイロット部
9aを嵌め入れて、ハブ輪2aのブレーキパイロット部
9aをスプリングコレット35の内径を挿入する際のガ
イドとする。芯出しコーン42により、ハブ輪2aのガ
イド後、プッシュロッド45を前進させ、プレッシャー
クランプ33のクランプヘッド46でハブ輪2aの小径
部10の端面を押圧し、ハブ輪2aの車輪取付フランジ
6のアウター側の面を、コレットホルダー34の先端の
バッキングプレート32に押し当てて、ハブ輪2aをバ
ッキングプレート32とプレッシャークランプ33とに
より、加圧挟持する。このプレッシャークランプ33の
押付け力は、ハブ輪2aの粗研削時は、大きくなるよう
に、また装着時並びに精研削時は小さくなるように制御
されている。
【0039】ハブ輪2aをバッキングプレート32とプ
レッシャークランプ33により低圧で挟持後、ドローバ
36を後退(図1の左方向への移動)し、コレットホル
ダ34のテーパ面39に対するスプリングコレット35
のテーパ面40の移動により、そのスプリングコレット
35を縮径させてハブ輪2aのブレーキパイロット部9
bの円筒形外周面を挟持する。そのプレッシャークラン
プ33を高圧に切り替える。ハブ輪2aを軸方向の両側
から挟持した状態で、ハブ輪2aの軸受軌道面7、軌道
部材2bの嵌合面10aと突き合わせ面、及びシールラ
ンド10bに研削砥石22を当て、ハブ輪2aを回転さ
せることにより、軸受軌道面7、軌道部材2bの嵌合面
10aと突き合わせ面、及びシールランド10bを同時
に研削加工すると、車輪取付フランジ6のアウター側の
側面を基準にして、軸受軌道面7が研削加工されるた
め、ハブ輪2aの前加工工程において、芯ずれや車輪取
付フランジ6の振れがあっても、研削により、修正除去
されることになる。
【0040】研削加工後、プレッシャークランプ33を
後退させ、ハブ輪2aの押圧を解除し、ドローバ36を
前進(図1の右方向への移動)し、コレットホルダ34
のテーパ面39に対するスプリングコレット35のテー
パ面40の移動により、スプリングコレット35を拡径
させて、ハブ輪2aを研削加工装置から取り除く。
【0041】次に、図5に示す回転研削加工装置は、ハ
ブ輪2aを装着する際に、バッキングプレート32と車
輪取付フランジ6との間、あるいはブレーキパイロット
部9bを保持するチャック装置31に異物が噛み込ん
で、ハブ輪2aの装着異常が生じないように、バッキン
グプレート32に、車輪取付フランジ6の支持部と、ブ
レーキパイロット部9bのクランプ部に向けて、エアを
噴出するエアブロー用のノズル51a、51bを設置し
た例を示している。図5において、符号52は、圧縮エ
アの供給路を示している。
【0042】上記車輪取付フランジ6のアウター側の側
面にバッキングプレート32を当てると、その内側に閉
鎖空間が形成される。したがって、上記エアブロー用の
ノズル51a、51bから閉鎖空間内にエアを供給する
と共に、そのエア圧を検出することにより、上記異物の
噛み込みや装着異常を判定することができる。即ち、車
輪取付フランジ6とバッキングプレート32との間に、
異物が噛み込んでいると、エアが漏れるため、エア圧が
下がる。したがって、エア圧を監視することにより、ハ
ブ輪の装着異常を判定することが可能となる。
【0043】上記エアブロー用のノズル51bから噴出
させるエアによって上記ハブ輪2aのブレーキパイロッ
ト部9bのクランプ部分に付着した異物を除去すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、車
輪取付フランジのアウター側の側面を基準面にして、上
記ハブ輪の同軸度を確保しながら、少なくとも軸受軌道
面を研削加工することができるので、2次旋削を行うこ
となく、ブレーキロータの取付け面となるフランジ面の
振れ精度、ブレーキパイロット部の同軸度等を向上させ
た高精度のハブ輪を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る回転研削加工装置の一部分を拡
大して示す横断平面図
【図2】芯出しコーン部分の変形例を示す図1の回転研
削加工装置の横断平面図
【図3】プレッシャークランプ部分の一部分を拡大して
示す横断平面図
【図4】別な形態のプレッシャークランプ部分の一部分
を拡大して示す横断平面図
【図5】この発明に係る別な形態の回転研削加工装置の
一部分を拡大して示す横断平面図
【図6】車輪軸受装置の断面図
【図7】従来の回転研削加工装置を示す横断平面図
【符号の説明】
1 外方部材 2 内方部材 2a ハブ輪 2b 軌道部材 3 転動体 4 車体取付フランジ 6 車輪取付フランジ 7 軸受軌道面 9a ホイールパイロット部 9b ブレーキパイロット部 10 小径部 10a 嵌合面 10b シールランド 12 軸受軌道面 13 ブレーキロータ 22 研削砥石 31 チャック装置 32 バッキングプレート 32a 支持部 33 プレッシャークランプ 34 コレットホルダ 35 スプリングコレット 36 ドローバ 37 突出部 38 係合溝 39 テーパ面 40 テーパ面 41 芯出し装置 42a 環状リング部 42b 環状段部 42 芯出しコーン 43 脚体 44 ねじ 45 プッシュロッド 46 クランプヘッド 47 ホルダー部 48 ロータ軸 49 バネ 50a 小径フランジ部 50b ヘッド部 51a、51b エアブロー用のノズル 52 圧縮エアの供給路
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 栄二 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社工機製作所内 (72)発明者 辻 信彦 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社工機製作所内 Fターム(参考) 3C043 AA10 AC02 CC03 CC04 3J058 BA61 CD20 CD37 CD38 EA31 FA01 3J101 AA02 AA43 AA54 AA62 AA72 BA53 DA07 FA41 FA44 GA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪取付フランジと、この車輪取付フラ
    ンジの根元部に突設されたブレーキパイロット部と、外
    周に軸受軌道面が形成された小径部とを一体に有する車
    輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法において、上記ハ
    ブ輪のブレーキパイロット部を保持すると共に、上記車
    輪取付フランジのアウター側の側面にバッキングプレー
    トを当て、上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向にプレッ
    シャークランプによって押圧することにより、上記車輪
    取付フランジのアウター側の側面を基準面にして、上記
    ハブ輪の少なくとも軸受軌道面を研削する車輪軸受装置
    におけるハブ輪の加工方法。
  2. 【請求項2】 上記バッキングプレートが、車輪取付フ
    ランジの外径側に当たる支持部を有する請求項1に記載
    の車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法。
  3. 【請求項3】 上記バッキングプレートが、周方向に複
    数の支持部を有する請求項1に記載の車輪軸受装置にお
    けるハブ輪の加工方法。
  4. 【請求項4】 上記バッキングプレートの支持部にエア
    ブロー用のノズルを形成し、このエアブロー用のノズル
    から噴出させるエアによってバッキングプレートに付着
    した異物を除去するようにした請求項1〜3のいずれか
    に記載の車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法。
  5. 【請求項5】 上記エアブロー用のノズルから噴出させ
    るエアによって上記ハブ輪のブレーキパイロット部のク
    ランプ部分に付着した異物を除去するようにした請求項
    1〜4のいずれかに記載の車輪軸受装置におけるハブ輪
    の加工方法。
  6. 【請求項6】 上記車輪取付フランジのアウター側の側
    面にバッキングプレートを当てたその内側に閉鎖空間が
    形成されるようにし、この閉鎖空間内に上記エアブロー
    用のノズルからのエアを供給すると共に、そのエア圧を
    検出し、このエア圧に基づいて上記ハブ輪の装着異常を
    判定する請求項4又は5に記載の車輪軸受装置における
    ハブ輪の加工方法。
  7. 【請求項7】 上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向に加
    圧するプレッシャークランプの先端に、球面部に沿って
    首振り自在のクランプヘッドを設けている請求項1〜6
    のいずれかに記載の車輪軸受装置におけるハブ輪の加工
    方法。
  8. 【請求項8】 車輪取付フランジと、この車輪取付フラ
    ンジの根元部に突設されたブレーキパイロット部と、外
    周に軸受軌道面が形成された小径部とを一体に有する車
    輪軸受装置におけるハブ輪の回転研削加工装置におい
    て、上記ハブ輪のブレーキパイロット部を保持するチャ
    ック装置、上記車輪取付フランジのアウター側の側面に
    当てるバッキングプレート、上記ハブ輪の小径部の端面
    を軸方向に押圧するプレッシャークランプとからなるハ
    ブ輪の挟持装置と、上記ハブ輪の少なくとも軸受軌道面
    に当てる研削砥石とを備えることを特徴とする車輪軸受
    装置におけるハブ輪の回転研削加工装置。
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