JP2002065936A

JP2002065936A - ゲーム装置

Info

Publication number: JP2002065936A
Application number: JP2000260748A
Authority: JP
Inventors: Toshiji Ishibashi; 利治石橋; Atsushi Tano; 敦田野
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 2000-08-30
Filing date: 2000-08-30
Publication date: 2002-03-05

Abstract

(57)【要約】【課題】カードに印刷された新しいキャラクタを加え
てゲームをプレーしたり、ゲーム展開によって姿が変化
したキャラクタをカードに印刷したりする。【解決手段】ゲーム装置本体２にＱＲコードリーダ３
を設け、このＱＲコードリーダ３によってＱＲコードを
読み取らせ、そのデコード情報をゲーム装置本体２に送
る。すると、ゲーム装置本体２はそのデコード情報に基
づいて新しいキャラクタを登録し、ゲームに参加させ
る。また、ゲームの進展によって姿が変化したキャラク
タをカードにプリントする場合、ゲーム装置本体２から
そのキャラクタの特性データをプリンタに送信し、カー
ドのキャラクタと、その特性データを示すＱＲコードを
プリントする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はイメージコード情報
を読み取ってゲーム展開のためのデータを変更したり、
新たなキャラクタを加えてゲームを展開させたりするこ
とができるゲーム装置に関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】例えば特開平６−７１
０４９号公報には、ゲーム装置にバーコード読取部を設
け、バーコード読取部がバーコード付きカードから読み
取ったバーコード情報をゲーム装置に入力して、新たな
ゲームデータとして加えたり、ゲームデータを変更した
りして、その後のゲーム展開を興味あるものにすること
が開示されている。

【０００３】また、特公平７−１２１２９３号公報に
は、バーコード付きカードからバーコード情報を読み取
り、このバーコード情報によって決まるキャラクタをゲ
ームに登場させてゲームを展開するようにしたゲーム装
置が開示されている。これらのゲーム装置はバーコード
付きカードから読み取ったバーコード情報により、その
後のゲーム展開を変更したり、新しいキャラクタを加え
てゲームを展開したりすることができるので、ゲームを
プレーする者の興味を高めることができる。

【０００４】ところで、最近、ゲームに登場するキャラ
クタをプリントしたカードを収集することがゲーム愛好
者の間で行なわれている。しかしながら、従来のゲーム
装置では、ゲーム展開によって姿が変化したキャラクタ
をカードにプリントして他の人に提供したりすることは
できなかった。また、非常に興味のある方向にゲームが
進展した場合、そのゲームデータをカードにして他の人
に提供したりすることも不可能であった。

【０００５】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、イメージコード情報によってゲームの
展開のためのデータを変更したり、新しいキャラクタを
加えてゲームを展開したりすることができるばかりでな
く、ゲームの展開のために用いられたデータをイメージ
コードにしてプリントしたり、ゲーム展開によって姿が
変化したキャラクタをその特性データを示すイメージコ
ードと共にプリントすることができるゲーム装置を提供
するにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、ゲー
ムの展開のために用いられたデータをイメージコードに
してプリントするためのデータを出力するプリント用デ
ータ出力手段を設けたので、面白いゲーム展開となった
データを、カードにイメージコードにしてプリントする
ことができる。このため、そのカードのイメージコード
情報を別のゲーム装置に読み込ませることによって、他
の人も同様に展開するゲームを楽しむことができる。

【０００７】請求項２の発明は、ゲームに出てくるキャ
ラクタのイメージおよび当該キャラクタの特性データを
イメージコード化してプリントすることができるので、
ゲーム展開によって姿が変化したキャラクタをプリント
したオリジナルのカードを作成することができ、また、
そのオリジナルのカードのイメージコードを別のゲーム
装置に読み込ませることにより、当該別のゲーム装置で
も同様のキャラクタをゲームに参加させてプレーするこ
とができる。

【０００８】請求項３の発明は、複数枚のイメージコー
ド付きカードのイメージコード情報からゲーム展開のた
めの新たなデータを作成する合成手段を設けたので、オ
リジナルなストーリーのゲームを楽しむことができる。
また、合成手段によって作成されたデータをイメージコ
ードにしてカードにプリントすることができるので、別
のゲーム装置でも同様に展開するゲームを楽しむことが
できる。

【０００９】請求項４の発明は、イメージコード読取手
段により読み取られた複数枚のイメージコード付きカー
ドのイメージコード情報を合成してオリジナルなキャラ
クタを作成することができるので、オリジナルのキャラ
クタを作成してゲームを楽しむことができる。また、合
成して作成された新しいキャラクタはそのイメージと共
に、当該キャラクタの特性データをイメージコード化し
てカードにプリントすることができるので、オリジナル
のキャラクタがプリントされたオリジナルのカードを作
成することができると共に、別のゲーム装置でも、その
オリジナルなキャラクタが登場するゲームをプレーする
ことができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図１（ａ）にはゲーム装置１が示さ
れている。このゲーム装置１はゲーム装置本体２にイメ
ージコード読取手段としてのＱＲコードリーダ３を着脱
可能に装着して構成されている。ＱＲコードリーダ３は
イメージコードとしてのＱＲコードを読み取ってデコー
ドするもので、図２に示すように光学的読取手段として
の二次元ＣＣＤ４を有している。また、ＱＲコードリー
ダ３は照明用のＬＥＤ５を備えており、このＬＥＤ５は
読み取り対象部分であるＱＲコードの印刷部分を照明す
る。そして、二次元ＣＣＤ４はＬＥＤ５の反射光をレン
ズ６を介して受けて露光し、ＱＲコードのパターンを記
憶する。二次元ＣＣＤ４に記憶されたＱＲコードのパタ
ーンは制御回路７により読み出されてデコードされ、イ
メージコード情報としてのＱＲコードのデコードデータ
はゲーム装置本体２に送られるようになっている。

【００１１】ゲーム装置本体２には、複数のキー８およ
び表示手段としての液晶表示部９が設けられている。複
数のキー８は、ゲーム装置本体２の電気的構成を示す図
３の複数のキースイッチ１０および電源スイッチ１１を
操作するもので、そのキースイッチ１０および電源スイ
ッチ１１のオンオフ信号は制御手段としてのＣＰＵ１２
に入力されるようになっている。また、液晶表示部９へ
の画面表示はＶＲＡＭ１３によって行われれ、そのＶＲ
ＡＭ１３はＣＰＵ１２によって制御される。

【００１２】ゲーム装置本体２には、上記キー８、液晶
表示部９、キースイッチ１０、電源スイッチ１１、制御
手段としてのＣＰＵ１２、ＶＲＡＭ１３の他に、発音体
１４、ＲＡＭ１５、ＥＥＰＲＯＭ１６、ＲＯＭ１７、プ
リント用データ出力手段としてのＩｒＤＡＩ／Ｆ回路１
８、電池１９、時計２０を有している。また、ゲーム装
置本体２には、図示しないゲームカードを差し込むコネ
クタ２１を有し、そのゲームカードからゲームプログラ
ムを読み込むことができるようになっている。

【００１３】そして、ゲームカードから読み込まれたゲ
ームプログラムはＲＡＭ１５に記憶される。そして、Ｃ
ＰＵ１２は、記憶手段としてのＲＡＭ１５、ＲＯＭ１７
に記憶されたプログラムに従ってゲームのための演算を
行ない、ゲームのキャラクタを含む画像データをＶＲＡ
Ｍ１３に出力して液晶表示部９にゲーム用画像を表示す
るようになっている。

【００１４】発音体１４は電源投入時の報知音、ゲーム
プレー時の効果音などを発する。また、ＥＥＰＲＯＭ１
６はゲームを終了する場合、その終了時のゲームデータ
を読み込んで記憶する。そして、ゲーム再開時には、Ｅ
ＥＰＲＯＭ１６からゲームデータを読み出すことによ
り、前回のゲーム終了段階からゲームを開始できるよう
にしている。

【００１５】ＩｒＤＡＩ／Ｆ回路１８はＩｒＤＡ（Infa
rared Deta Association）規格に準じた方法により外部
装置との間で通信するもので、発光・受光素子部２２を
介してデータを外部装置に送信したり、外部装置からの
信号を受信したりする。なお、時計２０は常時電池から
電圧を印加されて現在時刻などを計時するようになって
いる。

【００１６】さて、前記ＱＲコードリーダ３によって読
み取られるＱＲコードは、新規キャラクタを登録するた
めのガード、キャラクタの特技を登録するカード、キャ
ラクタのアイテムを登録するためのカード、キャラクタ
のレベルを変化させるためのカード、ゲームのストーリ
ーを変化させるためのカードなど、各種のカードに印刷
されている。

【００１７】上記カードのうち、新規キャラクタを登録
するためのガード２３は図１（ｂ）に示されており、新
規に登録するキャラクタのイメージ（姿）が上部にプリ
ントされ、そのキャラクタのイメージの下方に、当該キ
ャラクタの特性データを示すＱＲコードと、特性の一部
を数字化して示す数値表示欄とが左右に並べてプリント
されている。なお、この実施例では、ＱＲコードに表さ
れた特性データには、キャラクタをイメージ化するため
のデータが含まれているが、これについては後述する。

【００１８】この図１（ｂ）のカードのＱＲコードを図
４（ａ）に示すが、当該ＱＲコードによって表されるキ
ャラクタの特性データには、同図（ｂ）、（ｃ）および
（ｄ）に示すように、レベル、体力、攻撃力および魔力
などのデータと、画像表示用のデータと、キャラクタ合
成用のデータとが含まれており、図示はしないが、その
他にキャラクタの特技を示すデータ、キャラクタが持っ
ているアイテムを示すデータなどが含まれている。

【００１９】これら各データはデータ取出用のキーコー
ドと、その後に続く１６進数の４桁の数字列により構成
されている。上記データ取出用のキーコードは、ＡＡＡ
がレベル、体力、攻撃力および魔力などを示すデータで
あることを示し、ＢＢＢが画像表示用のデータであるこ
とを示し、ＣＣＣがキャラクタ合成用のデータであるこ
とを示す。

【００２０】レベル、体力、攻撃力および魔力を示すデ
ータ列のＡＡＡ以降の数字列のうち、最初の４桁はレベ
ルを示し、以下、４桁ずつの数字が体力、攻撃力、魔力
を示している。なお、レベルとは、ゲームでそのキャラ
クタが通過した難関の程度や数、或いは格闘して倒した
相手や数などに応じて獲得する地位や変化した姿などを
いう。攻撃力とは、キャラクタが持っている技のレベル
や、パンチなど相手を倒すための攻撃手段の強さなどを
いう。

【００２１】また、画像表示用のデータ列のＢＢＢ以降
の数字列のうち、最初の４桁は顔パラメータを示し、以
下、４桁ずつの数字が胴体パラメータ、手足部パラメー
タ、表示角度パラメータを示している。そして、ゲーム
プログラムには、顔パターン、胴体パターン、手足部パ
ターンがそれぞれ多数テーブル化して登録されており、
ＣＰＵ１２は、そのテーブルデータから、画像表示用の
データのパラメータによって指定されたパターンを取り
出して合成（合成手段）し、その合成パターンを表示角
度パラメータによって指定された方向から見たイメージ
（姿）を演算して液晶表示部９に表示するようにしてい
る。

【００２２】以上により、図１（ｂ）に示すカード２３
に表示されたキャラクタがゲーム装置本体２に取り込ま
れて図１（ａ）に示すようにカード２３に表示されてい
るキャラクタと同一のキャラクタがゲーム装置本体２の
液晶表示部９に表示されるものである。

【００２３】また、キャラクタに持たせるアイテムを追
加するためのカードに印刷されたＱＲコードからゲーム
装置本体２にアイテムを認識させる方法の一例を、アイ
テムが斧である場合を例にして図５により説明する。ま
ず、アイテムを登録するためのカードのＱＲコードのデ
コードデータが図５（ａ）に示すものであったとする。
この数字列のうち、最初の４桁はアイテムが手に持つ斧
であることを示し、以下の数字は横８行、縦８列の縦横
に並ぶ合計６４の目に０は白、１は黒の着色をすること
を示す。数字列に従って合計６４に着色すると、図５
（ｂ）のように斧の形状が描かれる。このようにしてＣ
ＰＵ１２はアイテムの種類と形状を認識するものであ
る。

【００２４】また、ゲームのストーリを変化させるため
のカードはゲームのストーリーに関するデータを入力す
るためのもので、例えば図６（ａ）に示すように、今の
状態から次のキャラクタの行動が通常は川へ行く場合と
山へ行く場合との２通りの選択しかできなかったもの
が、更に池へ行く場合も選択できるようになって合計３
通りの選択が可能となるというようなものである。そし
て、池へ行くを選択した場合には、今まで体験できなか
った新たなストーリーに従ってゲームが展開されて行く
こととなる。

【００２５】この選択肢の増加のためのデータ列の一例
を図６（ｂ）に示すが、最初のＥＥＥＥが選択肢を増加
させるデータであることを示し、次の４桁の０００Ａが
分岐点の位置を示し、次の０００３が新しく追加する分
岐番号を示す。なお、新しい分岐とはいっても、その新
たな分岐は予めプログラミングされており、通常の状態
では現れないだけである。

【００２６】以上のように新規キャラクタを登録した
り、キャラクタに新たな特技を持たせたり、キャラクタ
のアイテムを追加したり、キャラクタのレベルを変えた
り、分岐点での選択肢を増やしたりすると、その後のゲ
ーム展開が変化するので、イメージコード付き物品であ
るそれらのカードは、ゲーム装置本体２にゲーム展開を
変化させるデータを与えるものである。

【００２７】さて、カードに印刷されたＱＲコードをＱ
Ｒコードリーダ３に読み込ませた場合の処理内容を図７
に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、
ＱＲコードリーダ３のレンズ６部分をカードのＱＲコー
ド部分に当ててゲーム装置本体２のキーを操作して読み
込み動作を開始させると、ＱＲコードリーダ３の照明用
のＬＥＤ５が点灯してＱＲコードを照明し、その反射光
により二次元ＣＣＤ４が露光してＱＲコードのパターン
を記憶する。その後、制御回路７は二次元ＣＣＤ４から
ＱＲコードのパターンを読み出してデコードし、そのデ
コードデータをゲーム装置本体２に送る（ステップＳ
１）。

【００２８】ＱＲコードのデコードデータがゲーム装置
本体２に送られると、ゲーム装置本体２のＣＰＵ１２は
デコードデータの種類を解析する（ステップＳ２）。こ
の解析は数字列の前の４桁のアルファベットによって行
われる。そして、そのＱＲコードの種類の解析から、カ
ードが新規キャラクタを登録するためのガードか、キャ
ラクタの特技を登録するカードか、キャラクタのアイテ
ムを登録するためのカードか、キャラクタのレベルアッ
プをするためのカードか、ストーリーを変化させるため
のカードかを判断する。

【００２９】カードが新規キャラクタを登録するための
ガードであった場合、ＣＰＵ１２はステップＳ３で「Ｙ
ＥＳ」と判断し、新規キャラクタの登録を開始する（ス
テップＳ８）。そして、ステップＳ１２に移行し、デー
タを解析して新規キャラクタを作成し（ステップＳ１
２）、次のステップＳ１３でレベル、体力、攻撃力、魔
力などのキャラクタの強さを決めるパラメータを設定し
てエンドとなる。

【００３０】カードが特技を登録するカードであった場
合、ＣＰＵ１２はステップＳ４で「ＹＥＳ」と判断し、
特技の登録を開始する（ステップＳ９）。そして、ステ
ップＳ１２に移行し、データを解析して指定されたキャ
ラクタに新しい特技を登録し、次のステップＳ１３でキ
ャラクタの強さを決めるパラメータを変更してエンドと
なる。

【００３１】カードがアイテムを登録するためのガード
であった場合、ＣＰＵ１２はステップＳ５で「ＹＥＳ」
と判断し、アイテムの登録を開始する（ステップＳ１
０）。そして、ステップＳ１２に移行し、データを解析
して新しいアイテムを作成し（ステップＳ１２）、次の
ステップＳ１３でアイテムの機能を決めるパラメータを
設定してエンドとなる。

【００３２】カードがキャラクタのレベルをアップする
カードであった場合、ＣＰＵ１２はステップＳ６で「Ｙ
ＥＳ」と判断し、指定されたキャラクタのレベルアップ
の登録を開始する。そして、ステップＳ１２に移行し、
データを解析して指定されたキャラクタのレベルアップ
を行ない、次のステップＳ１３でキャラクタのレベルを
決めるパラメータを変更してエンドとなる。

【００３３】カードがストーリーを変化させるためのカ
ードであった場合、ＣＰＵ１２はステップＳ７で「ＹＥ
Ｓ」と判断し、そして、ステップＳ１４に移行し、デー
タを解析してストーリーの変化箇所を解析し、以後、ゲ
ームがその変化箇所に至ったとき、新たな場面を選択で
きるようにパラメータを設定してエンドとなる。

【００３４】さて、或る種のゲームでは、そのゲームの
進行に伴ってキャラクタのレベルなどが高くなった場
合、そのキャラクタの姿が変化したり、新しい特技やア
イテムを獲得したり、新しいストーリーが展開されたり
する。このゲーム装置１では、キャラクタ、特技やアイ
テム、新たなストーリーを展開するためのデータなどを
物品、例えばカードにプリントすることができるように
なっている。

【００３５】そのカードへの印刷の一例を、ゲームに登
場したキャラクタを印刷する場合に適用して説明する。
なお、このキャラクタのカードへのプリントは、カード
２３によりゲーム装置本体２に登録した新たなキャラク
タがゲーム展開によって成長して姿を変化させた場合、
そのキャラクタをカードにプリントしたり、もともと登
録されているキャラクタ、当該キャラクタの成長して姿
を変えた場合などに適用できる。

【００３６】カードへのプリントは、まず、キースイッ
チ１０を操作してカード印刷モードに設定し、キャラク
タを選択する。すると、ゲーム装置本体２のＣＰＵ１２
が選択されたキャラクタの特性データを抽出し、当該特
性データを、ＱＲコードに変換するためのデータにエン
コードしてＩｒＤＡＩ／Ｆ回路１８から出力する。

【００３７】ＩｒＤＡＩ／Ｆ回路１８から出力されたエ
ンコードデータはプリンタに受信される。このプリンタ
はゲームプログラムに記載されたと同様に、画像表示用
データのパラメータに対応したパターンをテーブル化し
て記憶している。そして、プリンタはゲーム装置本体２
から送信されたデコード信号を解析してキャラクタのイ
メージを作成し、カードにキャラクタのイメージおよび
ＱＲコードを印刷する。

【００３８】また、このゲーム装置１は、図８に例示す
ように、同図（ａ）および（ｂ）の２枚のキャラクタ登
録用のカード２４および２５から同図（ｃ）のカード２
６に示す新しいキャラクタを作成することができるよう
に構成されている。この場合の制御内容を図９によって
説明する。まず、ＱＲコードリーダ３に１枚目のカード
に印刷されたＱＲコードを読み取らせる。このＱＲコー
ドのデコードデータはＱＲコードリーダ３からゲーム装
置本体２に送られる（ステップＳＡ１）。すると、ゲー
ム装置本体２のＣＰＵ１２は、送られてきたデコードデ
ータが１枚目のカードのものか否かを判断するステップ
ＳＡ２で「ＹＥＳ」となり、そのデコードデータから頭
部パラメータ、胴体部パラメータ、手足部パラメータ、
特技パラメータ、属性パラメータを取得する（ステップ
ＳＡ４〜Ａ９）。その後、ＣＰＵ１２は取得したパラメ
ータが１枚目のカードのものか否かを判断するステップ
ＳＡ１０で「ＹＥＳ」となり、ステップＳＡ１に戻る。

【００３９】そこで、２枚目のカードに印刷されたＱＲ
コードをＱＲコードリーダ３に読み取らせる。すると、
そのＱＲコードのデコードデータがゲーム装置本体２に
送られ（ステップＳＡ１）、ゲーム装置本体２のＣＰＵ
１２はそのデコードデータから頭部パラメータ、胴体部
パラメータ、手足部パラメータ、特技パラメータ、属性
パラメータを取得する（ステップＳＡ２で「ＮＯ」、ス
テップＳ３で「ＹＥＳ」、ステップＳＡ４〜Ａ９）。

【００４０】そして、ＣＰＵ１２は取得した２枚のカー
ドのパラメータを合成して新たなキャラクタを作成す
る。この合成方法の一例を以下に示す。まず、頭部、胴
体部、手足部、特技、アイテム、属性の各パラメータを
１枚目のカードについてm_Head_1、m_Body_1、m_ArmLeg
_1、m_Ability_1 、m_Item_1、m_Property_1、２枚目の
カードについてm_Head_2、m_Body_2、m_ArmLeg_2、m_Ab
ility_2 、m_Item_2、m_Property_2とし、新しいキャラ
クタについてm_Head_new、m_Body_new、m_ArmLeg_new、
m_Ability_new 、m_Item_new、m_Property_newとする。

【００４１】新たなキャラクタの各パラメータは次の式
によって計算する。−１００≦m_Property_x≦＋１００
として、 m_Head_new＝（m_Head_1）／Ｉ＋（m_Head_2）／Ｊ m_Body_new＝（m_Body_1）／Ｉ＋（m_Body_2）／Ｊ …………………………………………………………… m_Item_new＝（m_Item_1）／Ｉ＋（m_Item_2）／Ｊ m_Property_new＝（m_Property_1＋m_Property_2）／Ｉここで、例えば、Ｉ＝２、Ｊ＝１０に設定してある。

【００４２】このようにして合成した各パラメータに対
応するパターンをテーブルデータから取り出して新しい
キャラクタを作成する。なお、キャラクタの画像表示に
関係のないレベル、攻撃力、体力なども所定の計算式に
よって求める。以上のようにして作成された新しいキャ
ラクタは上記したと同様にしてカードにプリントするこ
とができる。

【００４３】このように本実施例によれば、カードから
新しいキャラクタをゲームに参加させたり、ゲーム展開
を変更させるためのデータを導入することができるの
で、ゲームの展開が非常に面白いものとなる。また、ゲ
ームに予め登録されているキャラクタ、ゲーム展開に伴
って姿が変化したキャラクタやゲーム展開に関するデー
タをカードにプリントすることができる。そして、その
キャラクタやゲームデータはデータ量の多いＱＲコード
（二次元コード）に表すので、コードのプリント面積が
狭くて済む。

【００４４】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは
変更が可能である。イメージコードはＱＲコードに限ら
れない。新たなキャラクタをゲーム装置本体２に登録す
る場合、そのキャラクタのイメージをゲーム装置本体２
に認識させるために、カード２３からゲーム装置本体２
へキャラクタのイメージデータそのものを送信するよう
にしても良い。キャラクタをカードにプリントする場
合、ゲーム装置本体２からはキャラクタのイメージデー
タそのものを出力するようにしても良い。ゲーム展開を
変えるためのデータを表すＱＲコードをカードにプリン
トする場合、ＱＲコードへのエンコードはＱＲコードリ
ーダ３の制御回路７で行なっても良く、プリンタ側で行
なっても良い。キャラクタを合成する場合、基になるイ
メージコード情報は２種類に限らず、３種類以上であっ
ても良い。ゲームを展開させるための複数種のイメージ
コード情報を合成してゲーム展開のための新たなデータ
を作成するようにしても良い。イメージコード付き物品
はカードに限られない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すもので、（ａ）はゲー
ム装置の斜視図、（ｂ）はカードの斜視図

【図２】ＱＲコードリーダの電気的構成を示すブロック
図

【図３】ゲーム装置本体の電気的構成を示すブロック図

【図４】（ａ）はキャラクタの特性データのＱＲコード
を示す図、（ｂ）〜（ｃ）は特性データを示す図

【図５】（ａ）はアイテムの形状データの一例を示す
図、（ｂ）はその形状データによって描いたアイテムの
イメージ図

【図６】（ａ）はゲームのストーリー変化の一例を示す
図、（ｂ）はそのデータを示す図

【図７】カードのＱＲコードのデコード情報の処理内容
を示すフローチャート

【図８】（ａ）および（ｂ）は合成元となる２枚のカー
ドを示す図、（ｃ）は２枚のカードのキャラクタから合
成された新たなキャラクタ付きカードを示す図

【図９】２枚のカードのキャラクタから新たなキャラク
タを作成する場合の処理内容を示すフローチャート

【符号の説明】

図中、２はゲーム装置本体、３はＱＲコードリーダ（イ
メージコード読取手段）、９は液晶表示部、１２はＣＰ
Ｕ（合成手段）、１８はＩｒＤＡＩ／Ｆ回路（プリント
データ出力手段）、２３はカード（イメージコード付き
物品）である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】イメージコード付き物品のイメージコー
ド情報を読み取るイメージコード読取手段と、このイメージコード読取手段により読み取られたイメー
ジコード情報に基づいてゲームを展開させるゲーム装置
本体と、このゲーム装置本体でプレーするゲームの展開のために
用いられたデータをイメージコードにしてプリントする
ためのデータを出力するプリント用データ出力手段とを
具備してなるゲーム装置。
【請求項２】イメージコード付き物品のイメージコー
ド情報を読み取るイメージコード読取手段と、このイメージコード読取手段により読み取られたイメー
ジコード情報により決まるキャラクタをゲームに参加さ
せて当該ゲームを展開するゲーム装置本体と、このゲーム装置本体でプレーするゲームのキャラクタを
イメージにしてプリントするためのデータおよび当該キ
ャラクタの特性データをイメージコードにしてプリント
するためのデータを出力するプリント用データ出力手段
とを具備してなるゲーム装置。
【請求項３】前記イメージコード読取手段により読み
取られた複数の前記イメージコード付き物品のイメージ
コード情報を合成してゲーム展開のために用いるデータ
を作成する合成手段を備え、この合成手段によって作成されたデータをイメージコー
ドにしてプリントするためのデータを前記プリント用デ
ータ出力手段から出力することを特徴とする請求項１ま
たは２記載のゲーム装置。
【請求項４】前記イメージコード読取手段により読み
取られた複数の前記イメージコード付き物品のイメージ
コード情報を合成してゲームに参加するキャラクタを作
成する合成手段を備え、この合成手段によって作成されたキャラクタをイメージ
にしてプリントするためのデータおよび当該キャラクタ
の特性データをイメージコードにしてプリントするため
のデータを前記プリント用データ出力手段から出力する
ことを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の
ゲーム装置。