JP2002065612A - 非接触式眼圧計及びその汚れ検知に用いられる模型眼装置 - Google Patents

非接触式眼圧計及びその汚れ検知に用いられる模型眼装置

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JP2002065612A
JP2002065612A JP2000264727A JP2000264727A JP2002065612A JP 2002065612 A JP2002065612 A JP 2002065612A JP 2000264727 A JP2000264727 A JP 2000264727A JP 2000264727 A JP2000264727 A JP 2000264727A JP 2002065612 A JP2002065612 A JP 2002065612A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 チャンバー窓ガラス、カバーガラスの汚れを
検知することのできる非接触式眼圧計を提供する。 【解決手段】 噴射ノズル11の軸線方向に対して斜め
方向からエアー噴射装置の前方に配設されかつ噴射ノズ
ル11を支持するカバーガラス9を介して角膜Cに向け
てアライメント検出光を投影するZアライメント検出光
投影手段6と、Zアライメント検出光投影手段6とは軸
線方向を境にして反対側に設けられかつ角膜Eにより反
射されたアライメント反射光をカバーガラス9を介して
受光するZアライメント反射光受光手段7と、角膜Eの
代わりに噴射ノズル11に対向して設置された球面反射
部材126と、各アライメント反射光受光手段7の受光
出力に基づき角膜Eからのアライメント反射光量を演算
する演算手段と、演算手段の演算結果に基づきチャンバ
ー窓ガラス13の汚れ具合とカバーガラス9の汚れ具合
とを表示する表示手段31とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアー噴射装置の
チャンバー窓ガラス、カバーガラスの汚れを検知する非
接触式眼圧計及びその汚れ検知に用いる模型眼装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、非接触式眼圧計には、被検眼
の角膜に対向されてこの角膜にエアーを吹き付けて変形
させるためのエアー噴射装置と、角膜に対する装置本体
のXY方向のアライメントを行うためにエアー噴射装置
の噴射ノズルの軸線方向から角膜にアライメント検出光
を投影するアライメント検出光投影手段と、角膜からの
アライメント反射光を噴射ノズルの軸線方向から受光す
るアライメント反射光受光手段とを備えたものが知られ
ている。
【0003】この従来の非接触式眼圧計には、噴射ノズ
ルと同軸の対物レンズの汚れを検知するために、対物レ
ンズをカバーするレンズキャップの内面に反射板が設け
られ、この反射板にアライメント検出光としての赤外光
を照射して、この反射板による赤外反射光を受光して、
その受光出力に基づき対物レンズの汚れを検出する構成
となっている(特公平2−12086号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の非接触式眼圧計は、反射板による赤外光の平面反射
を利用する構成であるので、反射板のレンズキャップへ
の取り付け角度が傾いていると、噴射ノズルの軸線方向
に対する反射板の姿勢が傾くこととなり、赤外光の反射
方向が噴射ノズルの軸線方向に対する反射板の姿勢が傾
いていないときの反射方向からずれることとなって、正
確に対物レンズの汚れを検知できないという不都合があ
る。
【0005】また、非接触式眼圧計には、被検眼の角膜
に対向されて角膜にエアーを吹き付けて変形させるため
の噴射ノズルと、角膜に対する装置本体のXY方向のア
ライメントを行うために噴射ノズルの内部を通して角膜
にアライメント検出光を投影するXYアライメント検出
光投影手段と、角膜からのアライメント反射光を噴射ノ
ズルの軸線方向からエアー噴射装置のチャンバー窓ガラ
スを介して受光するXYアライメント反射光受光手段
と、角膜に対する装置本体のZ方向のアライメントを行
うために噴射ノズルの軸線方向に対して斜め方向から噴
射装置のカバーガラスを介して角膜に向けてアライメン
ト検出光を投影するZアライメント検出光投影手段と、
Zアライメント検出光投影手段とは軸線方向を境にして
反対側に設けられかつ角膜により反射されたアライメン
ト反射光をカバーガラスを介して受光するZアライメン
ト反射光受光手段とを備えたものも知られているが、カ
バーガラスが汚れているのか、チャンバーガラスが汚れ
ているかを適宜に判断して、エアー噴射装置を分解清掃
できるようにするのが望ましい。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、簡便な構成でかつ正確
にチャンバー窓ガラス、カバーガラスの汚れを検知する
ことのできる非接触式眼圧計及びその汚れ検知に用いら
れる模型眼装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の非接触
式眼圧計は、被検眼の角膜に対向されて該角膜にエアー
を吹き付けて変形させるための噴射ノズルと、該噴射ノ
ズルの噴射口側に配設されるカバーガラスと、該ノズル
の後方に配設されてエアー噴射装置の一部を形成するチ
ャンバー窓ガラスと、前記角膜に対する装置本体のXY
方向のアライメントを行うために前記噴射ノズルの内部
を通して前記角膜にアライメント検出光を投影するXY
アライメント検出光投影手段と、前記角膜からのアライ
メント反射光を前記噴射ノズルの軸線方向から前記チャ
ンバー窓ガラスを介して受光するXYアライメント反射
光受光手段と、前記角膜に対する装置本体のZ方向のア
ライメントを行うために前記噴射ノズルの軸線方向に対
して斜め方向から前記カバーガラスを介して前記角膜に
向けてアライメント検出光を投影するZアライメント検
出光投影手段と、該Zアライメント検出光投影手段とは
前記軸線方向を境にして反対側に設けられかつ前記角膜
により反射されたアライメント反射光を前記カバーガラ
スを介して受光するZアライメント反射光受光手段と、
前記角膜の代わりに前記噴射ノズルに対向して設置され
た球面反射部材から反射された各アライメント反射光受
光手段の受光出力に基づき前記角膜からのアライメント
反射光量を演算する演算手段と、該演算手段の演算結果
に基づき前記チャンバー窓ガラスの汚れ具合と前記カバ
ーガラスの汚れ具合とを表示する表示手段とを有してい
ることを特徴とする 。
【0008】請求項2に記載の非接触式眼圧計は、前記
球面反射部材に対して前記装置本体のXYZ方向のアラ
イメントを行って前記チャンバー窓ガラス及び前記カバ
ーガラスの汚れ検知を行うことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の非接触式眼圧計は、前記
球面反射部材は反射率が既知の模型眼であることを特徴
とする。
【0010】請求項4に記載の非接触式眼圧計は、非接
触式眼圧計のチャンバー窓ガラスの汚れ具合とカバーガ
ラスの汚れ具合とをアライメント検出光を用いて検知す
るのに用いられる模型眼装置であって、前記非接触式眼
圧計の顎受け部に取り付けられるベースと、該ベースか
ら直立されて前記アライメント検出光を球面反射する球
面反射部材が取り付けられた支柱とを有することを特徴
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる眼科装置の
全体構成を示す側面図で、図2は本発明に係わる眼科装
置の平面図であり、100は電源が内蔵されたベースで
ある。
【0012】ベース100の上部には、架台101がコ
ントロールレバー102の操作により前後左右移動可能
に設けられている。コントロールレバー102には手動
スイッチ103が設けられ、この手動スイッチ103は
アライメントを手動で行う手動モードのときに用いられ
る。また、このベース100には、眼圧測定モードと汚
れ検知モードとを切り替えるモード切替スイッチ103
Aが設けられている。
【0013】架台101の上部にはモータ104、支柱
105が設けられている。モータ104と支柱105と
は図示を略すピニオン・ラックにより結合され、支柱1
05はモータ104によって上下方向(Y方向)に移動
される。支柱105の上端にはテーブル106が設けら
れている。
【0014】テーブル106には支柱107、モータ1
08が設けられている。支柱107の上端にはテーブル
109が摺動可能に設けられている。テーブル109の
後端には、図2に示すようにラック110が設けられて
いる。モータ108の出力軸にはピニオン111が設け
られ、ピニオン111はラック110に噛み合わされて
いる。
【0015】また、テーブル109の上部にはモータ1
12と支柱113とが設けられている。モータ112の
出力軸にはピニオン114が設けられている。支柱11
3の上部には装置本体ケース115が摺動可能に設けら
れている。装置本体Sの側部にはラック116が設けら
れている。ラック116はピニオン114と噛み合わさ
れている。
【0016】装置本体Sの内部には、後述する光学系と
後述する制御回路とが収納され、モータ104、10
8、112は、後述する制御回路から出力される制御信
号によって制御される。装置本体Sは、モータ104の
制御信号によりY方向に駆動され、モータ108の制御
信号によりX方向に駆動され、モータ112の制御信号
により、Z方向に駆動される。
【0017】その図1において、116は被検者の顔を
固定する顎受けである。この顎受け116は顎受けベー
ス117、顎受け台118、一対の額当て支柱119を
有する。その一対の額当て支柱119には額当て120
が掛け渡されている。その顎受け台118は顎受け台昇
降ノブ121によって上下動可能とされ、顎受け台11
8には保持ピン122が設けられている。その保持ピン
122は顎受け紙(図示を略す)を保持する役割を果た
す。被検者はその顔を顎受け台118に載せ、その額を
額当て120に当てることによって、顔が顎受け116
に固定される。
【0018】その際、顎受け紙は、衛生を確保する理由
から、顎受け台118に直に顎が当たらないように、顎
受け台118に保持ピン122を利用して固定される。
【0019】装置本体Sは、図3、図4に示すように、
被検眼Eの前眼部を観察する前眼部観察系1、XY方向
のアライメント検出と角膜変形検出とに用いられるアラ
イメント検出光を被検眼Eの角膜Cに投影するXYアラ
イメント検出光投影系2、被検眼Eに固視標を提示する
固視標投影系3、XYアライメント検出光の角膜Cによ
る反射光を受光して装置本体Sと角膜CのXY方向の位
置関係を検出するXYアライメント反射光受光光学系
4、XYアライメント検出光の角膜Cによる反射光を受
光して角膜Cの変形量を検出する角膜変形検出光学系
5、角膜Cに斜めからZ方向のアライメント検出光を投
影するZアライメント検出光投影光学系6、Zアライメ
ント検出光の角膜Cによる反射光を前眼部観察光学系1
の光軸O1に関して対称な方向から受光しかつ装置本体
Sと角膜CのZ方向の位置関係を検出するZアライメン
ト反射光受光光学系7を備えている。
【0020】カバーガラス9はエアー噴射装置10の前
方に設けられて噴射ノズル11を支持している。チャン
バー窓ガラス13はエアー噴射装置10の一部を構成
し、噴射ノズル11の後方に設けられている。
【0021】前眼部観察光学系1は、被検眼Eの左右に
位置して前眼部をダイレクトに照明する複数個の前眼部
照明光源8、カバーガラス9、エアー噴射装置10の噴
射ノズル11、支持ガラス12、チャンバー窓ガラス1
3、ハーフミラー14、対物レンズ15、ハーフミラー
16、17、CCDカメラ18を備えている。
【0022】被検眼Eの前眼部像を形成する光束は、カ
バーガラス9、噴射ノズル11の内外を通り、支持ガラ
ス12、チャンバー窓ガラス13、ハーフミラー14を
透過し、対物レンズ15により集束されつつハーフミラ
ー16、17を透過してCCDカメラ18に導かれ、前
眼部像がCCDカメラ18に結像される。
【0023】XYアライメント検出光投影光学系2は、
赤外光を出射するXYアライメント用の光源19、集光
レンズ20、開口絞り21、ピンホール板22、ダイク
ロイックミラー23、投影レンズ24を有し、光学系の
一部は前眼部観察光学系1と共用されている。投影レン
ズ24の焦点はピンホール板22に位置し、開口絞り2
1は投影レンズ24に関して角膜頂点Pと共役である。
【0024】光源19の赤外光は、集光レンズ20、開
口絞り21、ピンホール板22、ダイクロイックミラー
23に導かれ、このダイクロイックミラー23によって
反射され、投影レンズ24によって平行光束とされる。
この平行光束は、ハーフミラー14で反射され、チャン
バー窓ガラス13を透過し、噴射ノズル11の内部を通
過し、図5に示すように、XYアライメント検出光Kと
して角膜Cに導かれる。図5に示すように、XYアライ
メント検出光Kは、角膜Cの頂点Pと角膜Cの曲率中心
との中間位置に輝点像Rを形成するようにして角膜表面
Tで反射される。
【0025】固視標光学系3は、可視光を出射する固視
標用の光源25、ピンホール板26を有し、その光学系
の一部が前眼部観察光学系1に共用され、固視標光学系
3の光軸とXYアライメント検出光投影光学系2の光軸
とはダイクロイックミラー23によって合致されてい
る。
【0026】光源25から出射された固視標光は、ピン
ホール板26、ダイクロイックミラー23を経て、投影
レンズ24により平行光とされ、ハーフミラー14、チ
ャンバー窓ガラス13を介して噴射ノズル11に導か
れ、この噴射ノズル11の内部を通過して被検眼Eに導
かれる。被検者はその固視標を注視することにより視線
が固定される。
【0027】XYアライメント反射光受光光学系4は、
ハーフミラー17、センサ27、XYアライメント検出
回路28を有し、その光学系の一部が、前眼部観察光学
系1と共用されている。
【0028】角膜Cの表面Tで反射された反射光束は、
噴射ノズル11の内部を通りチャンバー窓ガラス13、
ハーフミラー14、対物レンズ15を経由して収束光と
してハーフミラー16に導かれ、その一部がこのハーフ
ミラー16により反射され、その残りが透過されて、ハ
ーフミラー17に導かれ、ハーフミラー17はその収束
光の一部を反射し、残りを透過する。
【0029】ハーフミラー17により反射された光束は
センサ27上に輝点像R1’を形成する。センサ27は
PSD等の位置検出可能な受光センサである。XYアラ
イメント検出回路28は、センサ27の出力に基づき、
装置本体Sと角膜Cとの位置関係(XY方向)を公知の
手段によって演算し、その演算結果を制御回路29に出
力する。
【0030】ハーフミラー17を透過した光束は、CC
Dカメラ18上に輝点像R2’を形成する。CCDカメ
ラ18はモニタ装置に画像信号を出力し、図6に示すよ
うに、被検眼Eの前眼部像E’、XYアライメント反射
光の輝点像R2’がモニタ装置の画面30に表示され
る。なお、31は図示を略す画像生成手段によって生成
されたアライメント補助マークである。
【0031】ハーフミラー16によって反射された光束
は、角膜変形検出光学系5に導かれ、ピンホール板32
を通過してセンサ33に導かれる。センサ33はフォト
ダイオード等の光量検出可能な受光センサである。
【0032】Zアライメント検出光投影光学系6は、赤
外光を出射するZアライメント用の光源34、集光レン
ズ35、開口絞り36、ピンホール板37、投影レンズ
38、O2はその光軸である。投影レンズ38はその焦
点がピンホール板37に位置している。また、開口絞り
36は投影レンズ38に関して角膜頂点Pと共役な位置
に設けられている。
【0033】光源34の赤外光は、集光レンズ35、開
口絞り36、ピンホール板37、投影レンズ38、カバ
ーガラス9を通って平行光束として角膜Cに導かれ、図
7に示すように、輝点像Qを形成するようにして角膜表
面Tにおいて反射される。
【0034】Zアライメント反射光受光光学系7は、結
像レンズ39、Y方向にパワーを有するシリンドリカル
レンズ40、センサ41を有し、O3はその光軸であ
る。センサ41の出力はZアライメント検出回路42に
入力されている。
【0035】Zアライメント検出光の角膜表面Tからの
反射光束は、結像レンズ39によって集束されつつシリ
ンドリカルレンズ40に導かれ、このシリンドリカルレ
ンズ40によってセンサ41上に輝点像Q’が形成され
る。センサ41はラインセンサ、PSD等の位置検出可
能な受光センサである。センサ41の出力は制御回路2
9に入力される。
【0036】検者は、眼圧を測定する場合でかつ手動モ
ードのときには、図6に示すモニタ画面で、前眼部像
E’を観察しながら、輝点像R2’がアライメント補助
マーク31の中に入り、かつ、ピントが合うように装置
本体SをXYZ方向に移動させて、アライメント調整を
行う。また、自動モードのときには、制御回路29によ
って自動的に角膜Cに対して装置本体Sがアライメント
されるように各モータ104、108、112が駆動制
御される。
【0037】そして、XYアライメント検出回路28、
Zアライメント検出回路42の出力が所定範囲に入った
とき、制御回路29の制御信号によりエアー噴射装置1
0が作動され、噴射ノズル11から角膜Cに向けてエア
ーを噴射し、このときの角膜変形量が角膜変形検出光学
系5によって検出され、これによって、噴射圧から被検
眼Eの眼圧値が求められる。
【0038】カバーガラス9、チャンバー窓ガラス13
の汚れを検出するときには、モード切替スイッチを汚れ
検知モード103Aに切り替え、図8に示す模型眼装置
123を用いる。
【0039】XYアライメント検出回路28は、モード
切替スイッチ103Aにより、センサ27の受光出力に
基づき装置本体Sと角膜Cとの位置関係を演算する演算
モードから、センサ27の受光出力に基づきXYアライ
メント検出光の反射光量を演算する演算モードに切り替
えられ、XYアライメント検出回路28は、チャンバー
窓ガラス13が汚れていないとしたときに受光される基
準光量と実際の反射光量とに基づき反射光量の割合を演
算する演算手段として機能する。
【0040】同様に、Zアライメント検出回路42は、
モード切替スイッチ103Aにより、センサ41の受光
出力に基づき装置本体Sと角膜Cとの位置関係を演算す
る演算モードから、センサ41の受光出力に基づきZア
ライメント検出光の反射光量を演算する演算モードに切
り替えられ、Zアライメント検出回路42は、カバーガ
ラス9が汚れていないとしたときに受光される基準光量
と実際の反射光量とに基づき反射光量の割合を演算する
演算手段として機能する。
【0041】模型眼装置123は、ベース124、この
ベース124に直立の支柱125を有し、支柱125の
上部には球面反射部材としてのガラス球126が取り付
けられている。ベース124には、保持ピン122に嵌
合される嵌合孔127が設けられている。そのガラス球
126は、角膜Cとほぼ同じ反射率を有し、少なくとも
中心付近は角膜Cとほぼ同じ曲率となっている。
【0042】この模型眼装置123は、チャンバー窓ガ
ラス13の汚れ、カバーガラス9の汚れを検出する際
に、保持ピン122を用いて顎受け台118に固定され
る。
【0043】検者は、コントロールレバー102を用い
て架台101を操作し、ガラス球126に対する装置本
体Sのアライメントを行う。
【0044】手動モードのときには、手動でアライメン
トを行った後、モード切替えスイッチ103Aを汚れ検
知モードに切り替える。
【0045】自動モードのときには、装置本体Sがガラ
ス球126に対して所定の位置関係になると、制御回路
29がモータ104、108、112に停止信号を送
り、ガラス球126に対するアライメントが完了する。
このアライメント完了時点で、モード切替えスイッチ1
03Aを検知モードに切り替える。
【0046】これによって、各アライメント検出回路に
よって反射光量の演算が実行され、モニター装置の画面
31に、図9に示すように、センサ27の出力レベルと
センサ41の出力光量レベルとしての割合が表示され
る。ここでは、基準光量に対する受光量の割合が百分率
で表示され、センサ27の受光量からチャンバー窓ガラ
ス13の清浄度合いが表示され、センサ41の受光量か
らカバーガラス9の清浄度合いが表示される。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、簡便な構成でかつ正確にチャンバー窓ガラス、カ
バーガラスの汚れを検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる眼科装置の全体構成を示す側
面図である。
【図2】 本発明に係わる眼科装置の概略構成を平面図
である。
【図3】 本発明に係わる眼科装置の光学系の要部構成
を示す平面図である。
【図4】 本発明に係わる眼科装置の光学系の要部構成
を示す側面図である。
【図5】 角膜に正面から照射されたアライメント光束
の反射を説明するための図である。
【図6】 モニター装置の画面に表示された前眼部像の
説明図である。
【図7】 角膜に斜め方向から照射されたアライメント
光束の反射を説明するための図である。
【図8】 本発明に係わる模型眼装置の正面図である。
【図9】 モニター装置の画面に表示された光学部材の
清浄度の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
2…XYアライメント検出光投影手段 4…XYアライメント反射光受光手段 6…Zアライメント光投影手段 7…Zアライメント光受光手段 9…カバーガラス 10…エアー噴射装置 11…噴射ノズル 13…チャンバー窓ガラス 31…モニター装置(表示手段) 126…球面反射部材 C…角膜 E…被検眼 S…装置本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の角膜に対向されて該角膜にエア
    ーを吹き付けて変形させるための噴射ノズルと、該噴射
    ノズルの噴射口側に配設されるカバーガラスと、該ノズ
    ルの後方に配設されてエアー噴射装置の一部を形成する
    チャンバー窓ガラスと、前記角膜に対する装置本体のX
    Y方向のアライメントを行うために前記噴射ノズルの内
    部を通して前記角膜にアライメント検出光を投影するX
    Yアライメント検出光投影手段と、前記角膜からのアラ
    イメント反射光を前記噴射ノズルの軸線方向から前記チ
    ャンバー窓ガラスを介して受光するXYアライメント反
    射光受光手段と、前記角膜に対する装置本体のZ方向の
    アライメントを行うために前記噴射ノズルの軸線方向に
    対して斜め方向から前記カバーガラスを介して前記角膜
    に向けてアライメント検出光を投影するZアライメント
    検出光投影手段と、該Zアライメント検出光投影手段と
    は前記軸線方向を境にして反対側に設けられかつ前記角
    膜により反射されたアライメント反射光を前記カバーガ
    ラスを介して受光するZアライメント反射光受光手段
    と、前記角膜の代わりに前記噴射ノズルに対向して設置
    された球面反射部材から反射された各アライメント反射
    光受光手段の受光出力に基づき前記角膜からのアライメ
    ント反射光量を演算する演算手段と、該演算手段の演算
    結果に基づき前記チャンバー窓ガラスの汚れ具合と前記
    カバーガラスの汚れ具合とを表示する表示手段とを有し
    ていることを特徴とする非接触式眼圧計。
  2. 【請求項2】 前記球面反射部材に対して前記装置本体
    のXYZ方向のアライメントを行って前記チャンバー窓
    ガラス及び前記カバーガラスの汚れ検知を行うことを特
    徴とする請求項1に記載の非接触式眼圧計。
  3. 【請求項3】 前記球面反射部材は反射率が既知の模型
    眼であることを特徴とする請求項1に記載の非接触式眼
    圧計。
  4. 【請求項4】 非接触式眼圧計のチャンバー窓ガラスの
    汚れ具合とカバーガラスの汚れ具合とをアライメント検
    出光を用いて検知するのに用いられる模型眼装置であっ
    て、前記非接触式眼圧計の顎受け部に取り付けられるベ
    ースと、該ベースから直立されて前記アライメント検出
    光を球面反射する球面反射部材が取り付けられた支柱と
    を有することを特徴とする模型眼装置。
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