JP2015146859A - 眼科装置 - Google Patents

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将 中島
太一 田村
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Abstract

【課題】角膜内皮の反射光を検出することができなくとも角膜内皮に対してZアライメントを行うことのできる眼科装置を提供する。
【解決手段】被検眼Eの角膜Cに向けて斜めから光を照射する発散光投影光学系400及び観察用照明光学系120と、これら照射光学系で照射されて角膜Cで反射した反射光を受光する発散光受光光学系410及び合焦位置検出光学系60とを備え、合焦位置検出光学系60が受光する受光信号のうち、角膜内皮で反射する反射光を検出するとともにこの検出した反射光に基づいて、前記角膜内皮の位置に対する精密Zアライメントを行い、角膜内皮で反射する反射光が得られないとき、前記角膜上皮で反射する上皮反射光に基づいて、精密Zアライメントを行う。
【選択図】 図2

Description

この発明は、被検眼の角膜に対して斜めから光を照射してZアライメントを行う眼科装置に関する。
従来から、被検眼の角膜にスリット光を照射して角膜内皮細胞を撮影する角膜内皮細胞撮影装置が知られている(特許文献1参照)。
かかる角膜内皮細胞撮影装置は、被検眼の角膜に向けて斜めからスリット光を照射するスリット光照射光学系と、その角膜の角膜内皮細胞からの反射光を受光して角膜内皮細胞を撮影する角膜内皮細胞撮影光学系とを備えている。
このような角膜内皮細胞撮影装置では、角膜内皮細胞の反射光を受光してZアライメントを行うことにより、角膜内皮細胞の部位に直接ピントを合わせることができ、角膜内皮細胞の鮮明な画像を得ることができる。
特開2012−217512号公報
しかしながら、このような角膜内皮細胞撮影装置にあっては、角膜内皮の反射光の光量は角膜上皮の反射光に比べて1/100程度であり、しかも、角膜上皮から角膜内皮までの距離すなわち角膜厚は500um程度であることから、上皮と内皮の反射光を分離して受光するのは困難である。また、角膜の移植手術を受けている場合、角膜内皮-房水面(内皮反射光が返ってくる面)が一様でなくなって反射率が通常より低下しているケースや、移植面からの反射も信号に乗ってしまうケースや、移植片(及び移植面)での散乱等で内皮-房水面に到達する光が弱くなってしまうケースなど色々考えられ、角膜内皮反射光のみを検出することが非常に難しく、角膜内皮に対してZアライメントが行えなくなるという問題がある。
この発明の目的は、角膜内皮の反射光を検出することができなくとも角膜内皮に対してZアライメントを行うことのできる眼科装置を提供することにある。
請求項1の発明は、被検眼の角膜に向けて斜めから光を照射する照射光学系と、この照射光学系で照射されて前記角膜で反射した反射光を受光する受光光学系とを備えた眼科装置であって、
前記受光光学系の受光手段が受光する受光信号のうち、角膜内皮で反射する反射光を検出するとともにこの検出した反射光に基づいて、前記角膜内皮の位置に対するZアライメントを行い、
前記角膜内皮で反射する反射光が得られないとき、前記角膜上皮で反射する上皮反射光に基づいて、Zアライメントを行うことを特徴とする。
この発明によれば、角膜内皮の反射光を検出することができなくとも角膜内皮に対してZアライメントを行うことができる。
この発明に係る角膜内皮細胞撮影装置の外観図を示した斜視図である。 図1に示す角膜内皮細胞撮影装置の光学系を示した光学配置図である。 角膜のアライメント指標光束の反射状態を示した説明図である。 前眼部とアライメント指標光と円環状パターンとを示した説明図である。 図2に示す発散光受光光学系のラインセンサの番地に対する受光量の大きさを示す強度分布を示した説明図である。 角膜におけるスリット光束の反射状態を示した説明図である。 角膜とラインセンサとの位置関係と、ラインセンサの受光量の強度分布を示した説明図である。 角膜内皮細胞撮影装置の制御系の構成を示したブロック図である。 角膜内皮細胞像とラインセンサの受光量との関係を示す説明図である。 モニタの表示画面に表示される角膜内皮像を示した説明図である。 図2に示す合焦位置検出光学系のラインセンサの番地に対する受光量の大きさを示す強度分布を示した説明図である。 角膜内皮の反射光量が少ない場合のラインセンサの番地に対する受光量の大きさを示す強度分布を示した説明図である。 表示部にテンキーを表示した一例を示す説明図である。 表示部にスクロールバーを表示した一例を示す説明図である。 角膜の上皮反射光による強度分布部の重心位置と、角膜内皮の反射光によるピークの位置との間の距離を目盛から求めるようにした説明図である。 第2実施例の眼圧測定光学系の光学配置を示した平面図である。 図16に示す眼圧測定光学系の光学配置を示した側面図である。 眼圧測定装置の制御系の構成を示したブロック図である。
以下、この発明に係る眼科装置の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図1に示す角膜内皮細胞撮影装置100は、基台301の上に設けられたベース部302と、このベース部302の上に設けられた前後左右上下に移動可能な装置本体(測定ヘッド)303と、基台301の前部に取り付けられた支持部304の上部に設けた顎受部305と、支持部304に設けた保持部材306によって保持された額当部307と、装置本体303に設けた表示部310とを有している。
表示部310は、撮像した前眼部像や角膜内皮細胞像を表示したりするものであり、所望の位置へ手動により自由に回転や移動させることができるようになっている。なお、モータによって所望の位置へ移動可能にしてもよい。また、表示部310の画面にはタッチパネル312(図8参照)が貼着されており、タッチパネル312をタッチすることにより、被検眼に対して装置本体303を前後方向や上下方向や左右方向に移動させることができる他に、各種のモード設定や操作が行えるようになっている。
装置本体303の前面には、被検眼の前眼部を照明する4つの前眼部照明光源1と、スリット光を被検眼の角膜に向けて照射するためのスリット光照射窓341と、発散光を被検眼の角膜に向けて照射するための発散光照射窓342と、角膜で反射したスリット光の反射光が入射するスリット光入射窓343と、角膜で反射した発散光の反射光が入射する発散光入射窓344と、被検眼の前眼部を観察するための観察窓345とが設けられている。前眼部照明光源1は例えば発光ダイオードなどで構成されている。
装置本体303内には、角膜内皮細胞を撮影する角膜内皮細胞撮影装置100の光学系が配置されている。
角膜内皮細胞撮影装置100の光学系は、図2に示すように、被検眼Eの前眼部を観察する前眼部観察光学系10と、被検眼Eの角膜内皮細胞S2(図6参照)を照明(照射)する角膜内皮細胞照明光学系20と、角膜内皮細胞S2を撮影する角膜内皮細胞撮影光学系30と、被検眼Eの角膜Cに向けて発散光を投影(照射)する発散光投影光学系(発散光照射光学系:照射光学系)400と、角膜Cで反射された発散光を受光する発散光受光光学系(受光光学系)410とを備えている。
前眼部観察光学系10には、X,Yアライメントを検出するためのアライメント指標を投影するアライメント指標投影光学系40と、固視標である内部固視標を投影する内部固視標投影光学系70とが設けられている。
角膜内皮細胞撮影光学系30には、Zアライメント検出光学系である合焦位置検出光学系(受光光学系:スリット光受光光学系)60が設けられている。
[前眼部観察光学系]
前眼部観察光学系10は、観察窓345(図1参照)に設けた透明な観察窓ガラス345Gと、ハーフミラー11と、対物レンズ12と、結像レンズ15と、CCD(受光素子)17などとを有している。O1はその光軸である。
[アライメント指標投影光学系]
アライメント指標投影光学系40は、近赤外光を発光する発光ダイオードからなるアライメント指標光源(点光源)41と、集光レンズ42と、ハーフミラー43と、投影レンズ44と、ハーフミラー11とを有している。
アライメント指標光源41から射出されたアライメント指標光は、集光レンズ42により集光されてハーフミラー43で反射されて投影レンズ44に達し、この投影レンズ44により平行光束K(図3参照)とされ、この平行光束Kがハーフミラー11及び観察窓ガラス345Gを介して図3に示すように被検眼Eの角膜Cに導かれる。なお、Pは角膜頂点、Q3は角膜Cの曲率中心位置を示す。
アライメント指標光に基づく平行光束Kによる角膜表面Tの角膜反射光は、装置本体303の観察窓345の観察窓ガラス345Gに入射してハーフミラー11を介して対物レンズ12に導かれる。この反射光は対物レンズ12により集光されて結像レンズ15によりCCD17に結像される。
すなわち、アライメント指標光の虚像(輝点)Rによる像R′(図示せず)がCCD17上に形成されるので、図4に示すように表示部310の画面18に被検眼Eの前眼部像E´とアライメント指標光の虚像像R″(以下輝点像R″と表記する)とが同時に表示される。
図4において、符号Aは左右方向(X方向)と上下方向(Y方向)に対してのXYアライメントの許容範囲を示す矩形のパターン像であり、これは表示部310上に電子的に表示する。
検者は、輝点像R″がパターン像Aの範囲内に納まるように角膜内皮細胞撮影装置100の装置本体303を動かしてXYアライメントを行う。
[内部固視標投影光学系]
内部固視標投影光学系70は、図2に示すように、中心固視用の発光ダイオード(内部固視標光源)71と、この発光ダイオード71の周囲に設けた図示しない複数の発光ダイオード(内部固視標光源)と、ハーフミラー43と、投影レンズ44と、ハーフミラー11とを有している。発光ダイオード71や図示しない発光ダイオードで発光した固視用光束は、ハーフミラー43を透過し、投影レンズ44によって平行光束にされてハーフミラー11及び観察窓ガラス345Gを介して被検眼Eに投影される。
発光ダイオード71は角膜Cの中心部位を撮影する場合に点灯させ、図示しない他の発光ダイオードはその中心部位を囲む周辺部の部位を撮影する場合に発光させる。
[発散光投影光学系]
発散光投影光学系400は、角膜内皮細胞照明光学系20の外側に配置された発光ダイオード401を有し、被検眼Eの角膜Cに対して斜めから、すなわち光軸O1に対して斜めから角膜Cに向けて発散光照射窓342(図1参照)から近赤外光である発散光を投影する。
[発散光受光光学系]
発散光受光光学系410は、前眼部観察光学系10の光軸O1に対して発散光投影光学系400の光軸と対称な角度の光軸上に配置され且つ角膜Cで反射して発散光入射窓344(図1参照)に入射した発散光を集光する集光レンズ411と、その光軸上に配置されたラインセンサ(受光手段)412とを有している。
ラインセンサ412は、角膜Cとほぼ共役位置に、且つ、光学的に前眼部観察光学系10の光軸O1の方向(Z方向)に対応するように配置されている。
ラインセンサ412上に達する角膜Cでの発散光の反射光の強度分布は図5に示すようなものとなる。反射光の強度分布の重心位置P1は、角膜Cの表面(角膜上皮)反射光束の強度分布の重心位置であり、粗Zアライメント(前眼部観察光学系10の光軸O1方向のアライメント)が完了した場合、その重心位置Gaは例えばラインセンサ412の中心位置(予め設定した所定位置)となるように設定されている。
したがって、その重心位置Gaのラインセンサ412上の位置(番地)から角膜Cの表面に対する装置本体303の前後方向(Z方向)の位置を検出することができ、重心位置Gaがラインセンサ412上の中心位置にくるように装置本体303を前後方向に移動させることによって粗Zアライメントを行うことができる。ここでは、反射光束の強度分布の重心位置Gaを求めているが、強度分布のピークであってもよい。
[角膜内皮細胞照明光学系]
角膜内皮細胞照明光学系20は、観察用照明光学系(照射光学系:スリット光照射光学系)120と撮影用照明光学系220とから構成され、観察用照明光学系120は観察用光源(赤外LED:照射光源)21と、集光レンズ22と、スリット23と、ダイクロイックミラー24と、対物レンズ25などとを有する。O2はその光軸である。
観察用光源21から射出された観察用光束は、集光レンズ22で集光されてスリット23を透過し、スリット光となってダイクロイックミラー24により反射されて対物レンズ25に導かれる。対物レンズ25により集光されたスリット光である観察用光束は、図1に示すスリット光照射窓341から角膜Cに向けて斜めに照明(照射)する。すなわち、観察用光束は光軸O1に対して斜め方向に角膜Cを照射する。
撮影用照明光学系220は、白色発光ダイオードからなる撮影用照明光源(撮影用光源)221と、集光レンズ222と、スリット223などとを有し、観察用照明光学系120のダイクロイックミラー24および対物レンズ25を共用して構成される。
撮影用光源221は、単色光の発光ダイオードで例えば緑色や青色などを発光するものでもよい。
撮影用光源221から射出された照明光は集光レンズ222により集光される。その照明光は撮影光として用いられ、スリット223を透過してスリット照明光(スリット光)となり、このスリット照明光のうち可視波長域のスリット照明光がダイクロイックミラー24を透過し、スリット照明光が対物レンズ25に導かれる。対物レンズ25を透過したスリット照明光により角膜Cが照明(照射)される。
[角膜内皮細胞撮影光学系]
角膜内皮細胞撮影光学系30は、対物レンズ31と、赤外を反射し可視光を透過するダイクロイックミラー32と、リレーレンズ33,34と、マスク35と、ミラー36と、結像レンズ37と、ミラー38と、CCD(撮像手段)39などとを有している。マスク35は、CCD39とほぼ共役な位置に配置されている。O3はその光軸である。
角膜Cにより反射されたスリット照明光や観察照明光は、スリット光入射窓343に入射して対物レンズ31に導かれる。対物レンズ31に導かれた図6に示す反射光束R1、R2、R3の一部はダイクロイックミラー32を透過し、リレーレンズ33,34を介してマスク35に入射する。
このマスク35は、被検眼Eへのアライメントが合致した状態で角膜表面からの反射光束R1,R3の部分を遮光し、角膜内皮細胞の反射光束R2の部分のみを透過するように配置されている。
マスク35を透過した反射光束R2は、ミラー36で反射して結像レンズ37に達し、この結像レンズ37によってミラー38を介してCCD39上に角膜内皮細胞像が結像され、角膜内皮細胞像が撮像されることになる。
[合焦位置検出光学系]
合焦位置検出光学系(精密Zアライメント検出光学系)60は、対物レンズ31と、ダイクロイックミラー32と、結像レンズ62と、ラインセンサ(受光手段)61とを有している。ラインセンサ61は、角膜Cとほぼ共役位置に、且つ、図7に示すように光学的に角膜Cの厚み方向に対応する方向、すなわち、前眼部観察光学系10の光軸O1の方向(Z方向)に対応するように配置されている。
ラインセンサ61上に達する角膜Cでのスリット光束の反射光束の強度分布は図7に示すようなものとなる。強度分布のピークUは角膜Cの表面での反射光束によるピークであり、ピークVは角膜内皮細胞S2での反射光束のピークである。
[制御系]
図8は角膜内皮細胞撮影装置100の制御系の構成を示すブロック図である。図8において、101はラインセンサ61の光量分布に基づいて角膜内皮細胞撮影光学系30が角膜内皮細胞S2に合焦しているかどうかを検出する合焦判断回路である。
合焦判断回路101は、図7に示す反射光束の強度分布のピークV(重心位置)とラインセンサ61の中心番地Qとの離間距離に応じた合焦信号を出力し、ピークVと中心番地Qとが一致したとき合焦完了信号を出力する。
角膜内皮細胞撮影装置100の装置本体303を被検眼Eに対して離反接近させると、図9に示すようにピークVの番地が移動する。装置本体303は、ピークVの番地Lが中心番地Qに一致したとき角膜内皮細胞に合焦されるように設定されている。すなわち、精密Zアライメントが完了したとき、角膜内皮細胞撮影光学系30つまり角膜内皮細胞撮影装置100は角膜内皮細胞S2に合焦される。
図8に示す粗Zアライメント検出回路413は、ラインセンサ412の光量分布に基づいて角膜Cの表面に対する装置本体303の前後方向(Z方向)の位置すなわち粗Zアライメントを検出するものであり、角膜Cの表面反射光の重心位置を求め、この重心位置に対応したラインセンサ412の番地信号を出力する。
制御装置(制御手段)104は、粗Zアライメント検出回路413から出力される番地信号に基づいて、その番地信号がラインセンサ412の中心位置の番地となるようにドライバD3を制御して装置本体303を前後方向に移動させたり、合焦判断回路101から出力される合焦信号に基づいて装置本体303を前後に移動させて精密Zアライメントを行ったりするようになっている。
また、制御装置104は、図4に示すように、オートモードのとき輝点像R″がパターン像Aの範囲内に納まるようにドライバD1,D2を制御して、装置本体303を左右上下に動かしてX,Yアライメントを行うようになっている。
制御装置104は、CCD39上の画像に基づいて表示部310にその画像を表示させたり、図示しない操作部の操作に基づいて前眼部照明光源1,アライメント指標光源41,撮影用光源221,観察用光源21などの発光を制御したりする。
図8に示すX,Y,Zモータ201〜203は、角膜内皮細胞撮影装置100の装置本体303をX,Y,Z方向へ移動させるモータである。
[動 作]
次に、上記のように構成される角膜内皮細胞撮影装置100の動作について説明する。
先ず、図1に示す前眼部照明光源1を発光させる。この前眼部照明光源1からの照明光は角膜Cにより反射され、この反射光は、観察窓345の観察窓ガラス345Gに入射し、ハーフミラー11,対物レンズ12及び結像レンズ15を介してCCD17に達し、CCD17上に前眼部像が結像される。そして、図4に示すように表示部310の画面18に前眼部像E′が表示される。
また、内部固視標投影光学系70は、中心固視用の発光ダイオード71を発光させて被検眼Eを固視させておく。
次いで、アライメント指標投影光学系40のアライメント指標光源41は発光してアライメント指標光を射出する。このアライメント指標光は、集光レンズ42により集光されてハーフミラー43を介して投影レンズ44に達し、この投影レンズ44により平行光束とされ、ハーフミラー11及び観察窓ガラス345Gを介して被検眼Eの角膜Cに投影される。
アライメント指標光に基づく角膜反射光は、観察窓ガラス345Gに入射し、ハーフミラー11及び対物レンズ12を通った結像レンズ15により集光されてCCD17に結像される。すなわち、CCD17上にアライメント指標光による虚像(輝点)R(図3参照)の像R´(図示せず)が結像される。
このため、図4に示すように表示部310の画面18に被検眼Eの前眼部像E´とアライメント指標光の輝点像R″とが表示される。検者は、輝点像R″がパターン像Aの範囲内に納まるように、表示部310のタッチパネル312の所定部分をタッチすることにより、装置本体303を上下左右に動かして、XYアライメントを行う。
オートアライメントモードの場合には、制御装置104は、図4に示すように、オートモードのとき輝点像R″がパターン像Aの範囲内に納まるようにドライバD1,D2を制御して、装置本体303を左右上下に動かしてXYアライメントを行う。
XYアライメントが完了すると、輝点像R″の位置Raは表示部310の中央にくる。
また、XYアライメントの完了により、アライメント指標光源41及び発光ダイオード71の発光は停止され、発散光投影光学系400の発光ダイオード401が発光される。発光ダイオード401で発光した発散光は、発散光照射窓342(図1参照)から光軸O1に対して斜めに角膜Cに向けて投影する。
角膜Cに斜めに投影された発散光は、角膜Cで反射されて発散光入射窓344に入射し、発散光受光光学系410の集光レンズ411に集光されてラインセンサ412に達する。
ラインセンサ412上に達する反射光束の強度分布(受光信号成分)Baの一例を図5に示す。
粗Zアライメント検出回路413は、ラインセンサ412の強度分布Baに基づいて角膜Cの表面に対する装置本体303の前後方向(Z方向)の位置すなわち粗Zアライメントを検出する。ここでは、角膜Cの表面反射光の強度分布Baの重心位置Gaを求め、この重心位置Gaに対応したラインセンサ412の番地信号を出力する。
制御装置104は、粗Zアライメント検出回路413から出力される番地信号に基づいて、その番地信号がラインセンサ412の中心位置の番地に近づくようにドライバD3を制御して装置本体303を前後方向に移動させる。すなわち、オートアライメントが行われ、中心位置の番地からのズレ量に基づく制御と、このズレ量が規定以内であるかどうかの判断とが交互に行われ、そのズレ量が規定以内になった時点で粗Zアライメントが完了することになる。
粗Zアライメントが完了すると、図2に示す発散光投影光学系400の発光ダイオード401の発光が停止され、角膜内皮細胞照明光学系20の観察用照明光学系120の観察用光源21が発光される。
観察用光源21から射出された赤外光の観察用光束は、集光レンズ22で集光されてスリット23を透過し、スリット光となってダイクロイックミラー24により反射されて対物レンズ25に導かれる。対物レンズ25により集光されたスリット光である観察用光束は、スリット光照射窓341(図1参照)から被検眼Eの角膜Cに向けて斜めに照射する。
すなわち、観察用光束は、図6に示すように角膜Cを赤外光のスリット照明光で照明することになる。
角膜Cからの観察用光束による反射光束は、図6に示すように角膜Cの角膜上皮である表面の反射光束R1と角膜内皮細胞S2の反射光束R2と角膜実質S3の反射光束R3とを含む。
角膜Cにより反射された観察光束は、図1に示すスリット光入射窓343に入射し、図2に示す対物レンズ31に導かれ、反射光束R1、R2、R3の一部はダイクロイックミラー32で反射されてラインセンサ61に達する。
図8に示す合焦判断回路101は、ラインセンサ61の各受光素子の受光量に基づいて、図11に示す内皮反射光による強度分布部(受光信号成分)B1の重心位置G1を求め、この重心位置G1とラインセンサ61の中心番地Qとの離間距離に応じた合焦信号を出力する。また、このとき必要に応じて、合焦判断回路101は、アライメントが完了した状態での角膜Cの上皮で反射する上皮反射光による強度分布部B2の重心位置と、強度分布部B1の重心位置G1との離間距離から角膜厚F3を求めておく。
制御装置104は、合焦判断回路101から出力される合焦信号に基づいて、ドライバD3を制御してZモータ203を駆動させ、重心位置G1とラインセンサ61の中心番地Qとが一致するように装置本体303を前後に移動させる。
内皮反射光による強度分布部B1がでない場合、すなわち、図12に示すように、角膜内皮の反射光によるピークV1の値が小さく、角膜Cの上皮で反射する上皮反射光による強度分布部(上皮反射光信号成分)B2しかないような場合、あるいは複数のピークが存在して内皮の反射によるピークV1を特定できない場合など、合焦判断回路101は、強度分布部B2の重心位置G2を求め、この重心位置G2から標準的な角膜厚F1分だけ角膜内皮がある方向に移動させた位置H1を求め、この位置H1とラインセンサ61の中心番地Qとの離間距離に応じた合焦信号を出力する。
制御装置104は、合焦判断回路101から出力される合焦信号に基づいて、ドライバD3を制御してZモータ203を駆動させ、位置H1とラインセンサ61の中心番地Qとが一致するように装置本体303を前後に移動させる。これにより、内皮反射光による強度分布部B1の重心位置G1を求めることができなくても、角膜内皮細胞にピントを合わせることができる。
重心位置G1とラインセンサ61の中心番地Qとが一致したとき、または、位置H1とラインセンサ61の中心番地Qとが一致したとき、精密Zアライメント(Zアライメント)が完了したものとして、制御装置104は、装置本体303を前後に移動を停止させる。
一方、図2に示すダイクロイックミラー32を透過した反射光束R1、R2、R3は、リレーレンズ33,34を介してマスク35に導かれる。マスク35は、アライメントが完了した状態で図6に示す反射光束R2のみが透過するように配置されている。
マスク35を透過した反射光束R2は、ミラー36、結像レンズ37を通りミラー38で反射してCCD39に達し、CCD39上に反射光束R2による光像が形成される。すなわち、角膜内皮像が形成され、図10に示すように、表示部310の画面18に角膜内皮細胞像Jが表示され、撮影用照明光学系220の撮影用照明光源(撮影用光源)221が発光されて撮影が実行されることになる。すなわち、角膜Cの角膜内皮細胞が撮影される。
このように、例えば、角膜の部分移植手術を受けている場合などで、角膜内皮反射光のみを検出することが非常に難しく、角膜内皮に対して精密Zアライメントが行えない場合、すなわち、角膜内皮で反射する反射光が十分に得られず、角膜Cの内皮反射光による強度分布部B1の重心位置G1を求めることができない場合でも、角膜上皮で反射する上皮反射光に基づいて角膜内皮細胞にピントを合わせて撮影することができる。
ところで、標準的な角膜厚(推定角膜厚)F1は、検者が任意に予め設定できるようにしてもよい。また、アライメント画面(例えば図4に示す画面18)が表示されているとき、この表示画面に特定ボタンを表示させ、この特定ボタンをタッチすると、図13に示すように、表示部310にテンキーK10などを表示して、このテンキーK10をタッチすることにより角膜厚を設定できるようにしてもよい。なお、表示部310に表示されている数値「535」はテンキーK10によって入力された数値を示し、「OK」の文字は入力した数値を決定した場合にその「OK」の部分画面310B1をタッチし、入力し直す場合には「NG」の部分画面310B2をタッチする。
また、図14に示すように、角膜厚を表示するスクロールバーSBを表示して、このスクロールバーSBをタッチ操作することによって、角膜厚の数値を変更可能にし、この変更した数値を角膜厚として設定できるようにしてもよい。数値「535」はスクロールバーSBによって入力した数値を示す。また、スクロールバーSBを指でタッチしてその指を上に移動させると、大きな数値へと変更されていき、下へ移動させると小さな数値へと変更されていくようになっている。スクロールバーSBは、左右にスクロールするものであってもよい。
上記実施例では、図12に示すように、内皮反射光による強度分布部B1を検出することができない場合に、強度分布部B2の重心位置G2を求め、この重心位置G2と角膜厚F1とから位置H1を求めているが、図15に示すように、ラインセンサ61の各番地(受光素子)の受光量の大きさを示す強度分布Bと、横軸にラインセンサ61の番地に対応したZ方向の距離を示す目盛M1と、求めた重心位置G2とを表示部310に表示し、表示部310に表示されている強度分布Bから角膜内皮の反射光によるピークV1の位置が分かる場合には、検者が角膜Cの内皮反射光による強度分布部B2の重心位置G2と、角膜内皮の反射光によるピークV1の位置H2との間の距離(角膜厚)F2をその目盛M1から求め、その距離F2を入力すると、精密Zアライメントが行われるようにしてもよい。
また、表示部310に表示されている位置H2をタッチすると、その位置H2が入力されて例えば制御装置104が距離F2を求め、この距離F2に基づいて精密Zアライメントを行うようにしてもよい。
上記実施例では、図12に示すように、内皮反射光による強度分布部B1を検出することができない場合、標準的な角膜厚F1に基づいて、自動的に精密Zアライメントを行うようにしているが、この場合、検者が強制ボタンを押したときのみ、角膜厚F1に基づく精密Zアライメントが行われるようにしてもよい。すなわち、精密Zアライメントの動作に進まなかった場合、検者が表示部310の画面から精密アライメントの動作に移行していないと判断し、このとき強制ボタンを押して角膜厚F1に基づく精密Zアライメントを行うようにしてもよい。
被検眼Eが角膜移植眼などで初めから精密Zアライメントが困難であることが予想される場合は、測定開始前から強制モードに設定しておくことも可能である。
また、上記実施例では、精密Zアライメントが完了したとき、撮影を実行しているが、その前後で数十μmの間隔をおいて複数回の撮影を実行するようにしてもよい。
上記実施例では、内皮反射光による強度分布部B1を検出することができない場合に、強度分布部B2の重心位置G2を求めているが、図5に示す角膜Cの表面反射光の強度分布Baの重心位置Gaを用いてもよい。この場合、例えば光学的にラインセンサ61の中心番地Qとラインセンサ412の中心番地とを一致させておき、強度分布Baの重心位置Gaを強度分布部B2の重心位置として使用する。
[第2実施例]
図16及び図17は第2実施例の眼科装置である眼圧測定装置の眼圧測定光学系1000の構成を示す。
眼圧測定光学系1000は、図1に示す装置本体303と同様な装置本体内に設けられている。
眼圧測定光学系1000は、図16及び図17に示すように、前眼部観察光学系1210と、XYアライメント視標投影光学系1220と、固視標投影光学系1230と、XYアライメント検出光学系1240と、角膜変形検出光学系1250と、発散光投影光学系(照射光学系)400と、発散光受光光学系(受光光学系)410と、スリット光照射光学系(照射光学系)120と、Zアライメント検出光学系(受光光学系:スリット光受光光学系)60とを有している。O1aは前眼部観察光学系1210の光軸、O2aはスリット光照射光学系120の光軸、O3aはZアライメント検出光学系60の光軸である。なお、図16に示す24′,32′はミラーである。
前眼部観察光学系1210は、前眼部照明光源1211と、前眼部窓ガラス1213と、気流吹付ノズル1212と、チャンバガラス1214と、ハーフミラー1215と、対物レンズ1216と、ハーフミラー1217,1218と、CCDなどのイメージセンサ(受光手段)1219とを有している。気流吹付ノズル1212はエア噴出装置1310(図18参照)によって圧縮された空気を被検眼Eに向けて吹き付ける。
XYアライメント視標投影光学系1220は、図17に示すように、赤外光を射出するアライメント光源1221と、集光レンズ1222と、開口絞り1223と、ピンホール板1224と、ダイクロイックミラー1225と、投影レンズ1226と、ハーフミラー1215と、チャンバガラス1214と、気流吹付ノズル1212とを有している。ダイクロイックミラー1225は赤外光を反射させ、可視光を透過させる。
固視標投影光学系1230は、固視標光源1231と、ピンホール板1232と、ダイクロイックミラー1225と、投影レンズ1226と、ハーフミラー1215と、チャンバガラス1214と、気流吹付ノズル1212とを有している。
XYアライメント検出光学系1240は、気流吹付ノズル1212と、チャンバガラス1214と、ハーフミラー1215と、対物レンズ1216と、ハーフミラー1217,1218と、受光センサ1241とを有している。受光センサ(エリアセンサ)1241は結像点の位置検出が可能なポジションセンサなどで構成される。
発散光投影光学系400と発散光受光光学系410とスリット光照射光学系120とZアライメント検出光学系60は、第1実施例と同じ構成なのでその説明は省略する。
[制御系]
図18は眼圧測定装置の制御系の構成を示したブロック図である。図18に示す制御装置(制御手段)1104は、第1実施例と同様の制御の他に、受光センサ1241の輝点像T1の検出結果に基づいてX,Yモータ201,202を駆動させてX,Yアライメントを行ったり、エア噴出装置1310を駆動させたり、受光センサ1252の受光量と角膜厚とに基づいて眼圧を求めたりする。
[眼圧測定]
被検眼Eの前眼部が前眼部照明光源1211により照明され、この前眼部照明光源1211によって照明された被検眼Eの前眼部像は、図17に示すように気流吹付ノズル1212の内外を通り、前眼部窓ガラス1213、チャンバガラス1214、ハーフミラー1215を透過し、対物レンズ1216により集束されつつハーフミラー1217,1218を透過してイメージセンサ1219上に形成される。そして、表示部310には図4に示すように前眼部像E′が表示される。
検者は表示部310に表示される前眼部像E′を観察しながら大まかなアライメントを行う。
一方、固視標投影光学系1230の固視標光源1231が点灯され、この光がピンホール板1232、ダイクロイックミラー1225、投影レンズ1226、ハーフミラー1215、チャンバガラス1214、気流吹付ノズル1212内を通って被検眼Eの眼底Erに投影され、被検眼Eが固視される。
大まかなアライメントを行った後、オートアライメントスイッチ(図示せず)を操作すると、XYアライメント視標投影光学系1220のアライメント光源1221が点灯される。これにより、アライメント光源1221から赤外光が射出され、この赤外光は集光レンズ1222により集束されつつ開口絞り1223を通過し、ピンホール板1224に導かれる。そして、ピンホール板1224を通過した光束は、ダイクロイックミラー1225で反射され、投影レンズ1226によって平行光束となってハーフミラー1215で反射された後に、チャンバガラス1214を透過して気流吹付ノズル1212の内部を通過し、XYアライメント指標光を形成して角膜Ecに投影する。
このXYアライメント指標光は角膜Ecの表面で反射され、この反射光束は、気流吹付ノズル1212の内部を通りチャンバガラス1214、ハーフミラー1215を透過し、対物レンズ1216により集束されつつハーフミラー1217でその一部が透過し、ハーフミラー1218でその一部が反射される。ハーフミラー1218で反射された光束は、受光センサ1241上に輝点像T1を形成する。
また、ハーフミラー1218を透過した反射光束はイメージセンサ1219の受光面に輝点像T2を形成する。
制御装置1104は、受光センサ1241による輝点像T1の検出結果に基づいて角膜Ecに対する装置本体(図示せず)のX,Y方向のずれを演算し、X,Yモータ201,202を駆動してX,Y方向のアライメントを行う。
一方、イメージセンサ1219の輝点像T2は被検眼Eの前眼部像とともに表示部310に表示され、X,Y方向のアライメントが目視で確認することができる。
X,Yアライメントが完了すると、発散光投影光学系400の発光ダイオード401が発光される。発光ダイオード401で発光した発散光は、図16に示すように光軸O1aに対して斜めに角膜Cに向けて投影される。
角膜Cに斜めに投影された発散光は、角膜Cで反射され、発散光受光光学系410の集光レンズ411に集光されてラインセンサ412に達する。
そして、第1実施例と同様にして粗Zアライメントが行われて完了すると、図16に示す発散光投影光学系400の発光ダイオード401の発光が停止され、スリット光照射光学系120の観察用光源(照射光源)21から赤外光が発光される。
照射光源21から射出された赤外光の照射光束は、集光レンズ22で集光されてスリット23を透過し、スリット光となってミラー24′により反射されて対物レンズ25に導かれる。対物レンズ25により集光されたスリット光は、被検眼Eの角膜Cに向けて斜めに照射する。このスリット光は角膜Cで反射されて、図16に示す対物レンズ31に導かれミラー32′を介してラインセンサ61に達する。
合焦判断回路101(図18参照)は、ラインセンサ61の各受光素子の受光量に基づいて合焦信号を出力し、制御装置1104は、第1実施例と同様にして、図11に示すように角膜Cの内皮反射光による強度分布部B1,B2の重心位置G1,G2を求め、この重心位置G1を基準にして精密Zアライメントを行うとともに、重心位置G1,G2間の距離である角膜厚F3を求める。
重心位置G1が求められない場合には、強度分布部B2の重心位置G2すなわち角膜Cの表皮を基準にして精密Zアライメント行う。
精密Zアライメントが完了すると、制御装置1104はエア噴出装置1310を駆動させて気流吹付ノズル1212から圧縮空気を被検眼Eの角膜Ecに向けて噴出させる。この圧縮空気の噴出により角膜Ecが圧平されていき、このときの角膜Ecの変形量が角膜変形検出光学系1250によって検出される。
この検出された角膜Ecの変形量すなわち受光センサ1252の受光量の変化量と、気流吹付ノズル1212から吹き付けられる圧縮空気の圧力とから眼圧が算出される。さらに、この眼圧値が角膜厚F3によって補正され、この補正された眼圧値が表示部310(図1参照)に表示される。
ここで、角膜厚は、図11に示すように角膜Cの上皮で反射する上皮反射光による強度分布部B2の重心位置G2と、強度分布部B1の重心位置G1との離間距離から求めた角膜厚F3を使用するが、重心位置G1が求められない場合には、設定した角膜厚を使用してもよい。
この発明は、上記実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
10 前眼部観察光学系
20 角膜内皮細胞照明光学系
30 角膜内皮細胞撮影光学系
60 合焦位置検出光学系(受光光学系:スリット光受光光学系)
61 ラインセンサ(受光手段)
100 角膜内皮細胞撮影装置
104 制御装置
120 観察用照明光学系(照射光学系:スリット光照射光学系)
400 発散光投影光学系(照射光学系)
410 発散光受光光学系(受光光学系)
412 ラインセンサ(受光手段)

Claims (7)

  1. 被検眼の角膜に向けて斜めから光を照射する照射光学系と、この照射光学系で照射されて前記角膜で反射した反射光を受光する受光光学系とを備えた眼科装置であって、
    前記受光光学系の受光手段が受光する受光信号のうち、角膜内皮で反射する反射光を検出するとともにこの検出した反射光に基づいて、前記角膜内皮の位置に対するZアライメントを行い、
    前記角膜内皮で反射する反射光が得られないとき、前記角膜上皮で反射する上皮反射光に基づいて、Zアライメントを行うことを特徴とする眼科装置。
  2. 前記照射光学系は、スリット光を前記角膜に向けて照射するスリット光照射光学系と、発散光を前記角膜に向けて照射する発散光照射光学系とを備え、
    前記受光光学系は、前記角膜で反射するスリット光を受光するスリット光受光光学系と、前記角膜で反射する発散光を受光する発散光受光光学系とを備え、
    前記発散光受光光学系の発散光受光手段の受光信号に基づいて粗Zアライメントを行い、この粗Zアライメントの後、前記スリット光受光光学系のスリット光受光手段の受光信号に基づいてZアライメントを行うことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記粗Zアライメントの後、前記スリット光受光光学系のスリット光受光手段の受光信号のうち、前記角膜内皮の反射光による受光信号成分に基づいて、前記角膜内皮に対するZアライメントを行い、
    前記角膜内皮の反射光による受光信号成分が得られないとき、前記スリット光受光手段の受光信号のうち、前記角膜上皮の反射光の上皮反射光信号成分または前記発散光受光手段の受光信号に基づいて、前記角膜内皮に対するZアライメントを行うことを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
  4. 前記眼科装置によって角膜内皮細胞を撮影する際に、または角膜厚を測定する際に被検眼の推定角膜厚を予め設定しておき、
    前記角膜内皮の反射光による受光信号成分が得られないとき、前記スリット光受光部材の受光信号のうち、前記角膜上皮の反射光の上皮反射光信号成分または前記発散光受光手段の受光信号に基づいて角膜上皮の位置を求め、この角膜上皮の位置から前記推定角膜厚分だけ、装置から被検眼に向かう前方の位置に合わせてZアライメントを行うことを特徴とする請求項3に記載の眼科装置。
  5. 前記推定角膜厚の設定値は可変であることを特徴とする請求項4に記載の眼科装置。
  6. 前記推定角膜厚の設定値の変更は、装置本体の表示部の画面上で行えることを特徴とする請求項5に記載の眼科装置。
  7. 前記表示部の画面に設けたタッチパネルを有し、
    初期パラメータ設定画面の表示のとき前記設定値を変更可能にし、または、アライメント画面上の特定のボタンを押すことで、テンキーを画面上に表示させてこのテンキーのタッチ操作により前記設定値を変更可能にし、または、アライメント中にスクロールバーを表示してこのスクロールバーをタッチ操作することで前記設定値を変更可能にしたことを特徴とする請求項6に記載の眼科装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017144125A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 株式会社トプコン 眼科装置
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