JP2002065594A - 大腸内視鏡挿入補助具 - Google Patents

大腸内視鏡挿入補助具

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JP2002065594A
JP2002065594A JP2000253925A JP2000253925A JP2002065594A JP 2002065594 A JP2002065594 A JP 2002065594A JP 2000253925 A JP2000253925 A JP 2000253925A JP 2000253925 A JP2000253925 A JP 2000253925A JP 2002065594 A JP2002065594 A JP 2002065594A
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large intestine
endoscope
colonoscope
aid
tube
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JP2000253925A
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English (en)
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Shigeki Matsuo
茂樹 松尾
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、不使用時に内視鏡の操作の邪魔にな
ることを防止することができるとともに、使い勝手の良
さを高めることができる大腸内視鏡挿入補助具を提供す
ることを最も主要な特徴とする。 【解決手段】大腸H内に挿入される大腸内視鏡23の挿
入部23aが緩挿される挿入筒体2における大腸H内に
挿入可能な大腸内挿入部25の長さを、直腸H1内に到
達し、S字状結腸H2には到達しない長さに設定し、か
つ挿入筒体2と大腸内視鏡23の挿入部23aとの間に
流体流通用の流通路26を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大腸内視鏡の挿入
部を大腸内に挿入する操作を補助する大腸内視鏡挿入補
助具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡の挿入部を体腔内に挿入
する操作を補助する内視鏡挿入補助具として、例えば特
開昭62−20113号公報には、大腸内視鏡が緩挿さ
れる挿入筒体の基端部に大腸内に挿入されない手元側の
大径な保持部を設けた構成のスライディングチューブが
示されている。この内視鏡挿入補助具は内視鏡の挿入部
を体腔内に挿入する前に予め、内視鏡の挿入部に装着さ
れた状態にセットされている。このとき、内視鏡挿入補
助具は内視鏡の挿入部における手元側の操作部側に引き
寄せた状態で保持されている。そして、内視鏡の挿入部
を患者の大腸内に挿入する場合には予め大腸内に挿入さ
れた内視鏡の挿入部に沿って挿入補助具の挿入筒体が大
腸内に挿入されるようになっている。このとき、挿入補
助具の挿入筒体は肛門から直腸、S字状結腸を経て下行
結腸内に挿入され、この挿入補助具の挿入筒体の挿入に
よってS字状結腸を略直線化した形状で保持させるよう
になっている。
【0003】また、前記内視鏡挿入補助具は挿入筒体と
大腸内視鏡との間に形成される隙間を介し、大腸内に溜
まりすぎた空気などの気体を体外へ放出させることがで
きるため、大腸内に気体が溜まりすぎて大腸内視鏡の挿
入が困難になることを防止することができるといわれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成のものにあっては挿入補助具の挿入筒体を大腸内に挿
入した際にS字状結腸を略直線化した形状で保持するた
めに挿入補助具の挿入筒体は少なくとも例えば300m
m〜400mm程度の長さが必要になっていた。そのた
め、挿入補助具を使用しない場合に内視鏡の挿入部にお
ける手元側の操作部側に挿入補助具の挿入筒体を引き寄
せた際に挿入補助具の挿入筒体の部分が内視鏡の操作の
邪魔になるおそれがある。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、内視鏡の挿入中に大腸内に溜まりすぎ
た気体を体外へ放出させることができるとともに、不使
用時には内視鏡の操作に邪魔にならない大腸内視鏡挿入
補助具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、大腸
内視鏡が緩挿される挿入筒体の一端に保持部を設けた大
腸内視鏡挿入補助具において、前記挿入筒体のうち大腸
内に挿入可能な大腸内挿入部の長さを、直腸内に到達
し、S字状結腸には到達しない長さに設定し、かつ前記
挿入筒体と前記大腸内視鏡との間に流体流通用の流通路
を設けたことを特徴とする大腸内視鏡挿入補助具であ
る。そして、本請求項1の発明では、大腸内に大腸内挿
入部を挿入した際に、大腸内挿入部の先端部がS字状結
腸には到達しない長さに設定することにより、大腸内挿
入部の長さを短くする。そのため、不使用時に挿入補助
具を内視鏡の挿入部における手元側の操作部側に引き寄
せた際に挿入補助具が内視鏡の操作の邪魔にならない。
さらに、大腸内に大腸内挿入部を挿入した際に、挿入筒
体と大腸内視鏡との間の流通路を通して大腸内の気体な
どを体外に排出することにより、大腸内に気体が溜まり
すぎて大腸内視鏡の挿入が困難になることが防止され
る。また、挿入筒体の先端部がS字結腸等の屈曲の大き
い部位に到達しないため、S字結腸を大腸内視鏡により
直線化する以前においても必要に応じて随時大腸内に挿
入することができる。
【0007】請求項2の発明は、前記大腸内挿入部の長
さを、50mm〜150mm程度に設定したことを特徴
とする請求項1に記載の大腸内視鏡挿入補助具である。
そして、本請求項2の発明では、50mm〜150mm
程度の長さの挿入筒体の大腸内挿入部を大腸内に挿入す
ることにより、大腸内挿入部の先端部がS字状結腸には
到達しない状態で保持させるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1(A),(B)および図2(A),(B)を参照
して説明する。図1(A)は本実施の形態の大腸内視鏡
挿入補助具1全体の概略構成を示すものである。この挿
入補助具1には、可撓性を有し、大腸内に挿入される細
長い挿入筒体2と、この挿入筒体2の基端部に連結され
た大径な略筒状の保持部3とが設けられている。
【0009】さらに、挿入筒体2は、図1(B)に示す
ように弾性を有する、例えばポリウレタンなどの樹脂材
料によって形成される内チューブ4と、この内チューブ
4の外側に配置された金属製の螺旋管であるフッレック
ス5と、このフッレックス5の外側に配置された金属製
の網管であるブレード6と、このブレード6の外側に配
置された例えばポリウレタンなどの樹脂材料によって形
成される外チューブ7とが順次積層されて一体的に形成
されている。なお、強度が十分に得られる場合には、挿
入筒体2を単一のチューブで形成しても良い。また、挿
入筒体2の外周面および内周面に、表面の滑り性をよく
するコーティングなどを施しても良い。
【0010】また、挿入筒体2の基端部にはリング状の
口金8が固定されている。この口金8には一端部側に外
径寸法が小さい小径部9、他端部側に大径部10がそれ
ぞれ形成されている。さらに、口金8の小径部9の外周
面には雄ねじ部12が形成されている。
【0011】また、口金8の大径部10の内周面には挿
入筒体2の基端部が挿入されるリング状の挿入筒体固定
溝13が形成されている。さらに、この挿入筒体固定溝
13の終端部(最奥部)には挿入筒体2の基端部を突き
当てる突き当て部14が形成されている。
【0012】また、挿入筒体2の基端部は外チューブ7
が切欠され、ブレード6の外周面が露出されたブレード
剥き出し部15が形成されている。このブレード剥き出
し部15は口金8の挿入筒体固定溝13の奥行き寸法よ
りも若干長く形成されている。そして、挿入筒体2のブ
レード剥き出し部15は口金8の挿入筒体固定溝13内
に挿入され、このブレード剥き出し部15の基端部が挿
入筒体固定溝13の最奥部の突き当て部14に突き当て
られた状態で、挿入筒体2のブレード剥き出し部15と
口金8の挿入筒体固定溝13との接合面間が接着剤16
によって接着されている。これにより、挿入筒体2の基
端部に口金8が一体的に固定されている。なお、挿入筒
体2の基端部と保持部3との間の接着強度が十分に得ら
れる場合には、必ずしも口金8を介さず挿入筒体2の基
端部と保持部3とを直接接着しても良い。
【0013】さらに、保持部3の一端部側には挿入筒体
2の基端部が挿入される挿入穴部17が形成されてい
る。ここで、保持部3の筒部内周面には軸方向に沿って
略中央部の近傍部位に略リング状の口金突き当て部18
が内方向に向けて突設されている。
【0014】また、保持部3の挿入穴部17には口金突
き当て部18側に口金8の小径部9と対応する小径な小
径穴部19が形成されている。この小径穴部19には口
金8の雄ねじ部12と螺合する雌ねじ部20が形成され
ている。そして、保持部3の挿入穴部17に挿入筒体2
の基端部が挿入され、挿入穴部17の奥の雌ねじ部20
に口金8の雄ねじ部12が螺挿されてこの挿入筒体2の
口金8が保持部3の口金突き当て部18に突き当てられ
た状態で、雄ねじ部12と雌ねじ部20との間が接着剤
により固定され、挿入筒体2の基端部と保持部3との間
が固定されている。さらに、この挿入筒体2の基端部と
保持部3との接合面間にはシール剤21が充填され、両
者間がシールされている。
【0015】また、挿入筒体2には保持部3が大腸内に
挿入されることを防止する大径なストッパーリング22
が着脱可能に装着されている。このストッパーリング2
2は例えばシリコーンゴムなどの弾性材料によって形成
されている。ここで、図2(A)に示すようにストッパ
ーリング22の円孔22aの内径寸法d1は、挿入筒体
2の外径寸法d2に対してd2>d1に設定され、かつ
d2−d1≧0.1mm程度に設定されている。そし
て、このストッパーリング22の円孔22a内に挿入筒
体2が先端側から圧入状態で挿入され、ストッパーリン
グ22が図1(A)に示すように挿入筒体2の後端部位
に押し込まれて保持部3に突き当てられた状態で保持さ
れている。
【0016】また、ストッパーリング22の板面にはこ
のストッパーリング22と組み合わせて可能な前記内視
鏡挿入補助具1の機種名などを表示する刻印などの適用
製品表示部24が形成されている。なお、適用製品表示
部24は刻印に限定されるものではなく、ストッパーリ
ング22と組み合わせて使用可能な内視鏡挿入補助具1
と同一の色を表示した色表示部であってもよく、またス
トッパーリング22全体を組み合わせて使用可能な内視
鏡挿入補助具1と同一の色に着色してもよい。また、適
用製品表示部24には挿入補助具1と組み合わせて使用
可能な大腸内視鏡23の機種名などを表示しても良い。
【0017】また、ストッパーリング22の厚さt1は
保持部3が大腸内に滑入することを防止できるとともに
取付が困難にならない厚さ、例えば3mm≦t1≦5m
m程度に設定されている。さらに、このストッパーリン
グ22の外径寸法d3は保持部3が大腸内に滑入するこ
とを防止するのに十分な大きさ、例えば50mm≦d3
≦70mm程度に設定されている。
【0018】また、本実施の形態の大腸内視鏡挿入補助
具1は図2(B)に示すように挿入筒体2におけるスト
ッパーリング22よりも先端側の部分が患者の大腸H内
に挿入される大腸内挿入部25になっている。そして、
この大腸内挿入部25の長さ寸法L1は直腸H1内に到
達し、S字状結腸H2には到達しない長さに設定されて
いる。例えば、大腸内挿入部25の長さ寸法L1は50
mm≦L1≦150mm程度が望ましく、特に100m
m程度の長さが好ましい。
【0019】さらに、本実施の形態の大腸内視鏡挿入補
助具1では挿入筒体2の内径寸法d4は大腸内視鏡23
の挿入部23aの外径寸法d5よりも大きくなるように
設定されている。例えば、d5+2mm≦d4≦d5+
4mm程度が望ましい。そして、図2(B)に示すよう
に挿入筒体2内に大腸内視鏡23の挿入部23aが挿通
された際に、挿入筒体2と大腸内視鏡23の挿入部23
aとの間に流体流通用の流通路26が形成されている。
【0020】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、本実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具1の使用方
法について説明する。本実施の形態の大腸内視鏡挿入補
助具1の使用時には予め挿入筒体2にストッパーリング
22が取付けられる。このとき、ストッパーリング22
の円孔22a内に挿入筒体2が先端側から圧入状態で挿
入され、ストッパーリング22が図1(A)に示すよう
に挿入筒体2の後端部位に押し込まれて保持部3に突き
当てられた状態にセットされる。
【0021】続いて、本実施の形態の大腸内視鏡挿入補
助具1は、大腸内視鏡23が患者の大腸H内に挿入され
る前に予め大腸内視鏡23に組み付けられる。この大腸
内視鏡23と挿入補助具1との組み付け作業時には挿入
補助具1の挿入筒体2および保持部3内に大腸内視鏡2
3の挿入部23aが挿通される。このとき、挿入補助具
1は大腸内視鏡23の挿入部23aにおける手元側の操
作部側に寄せた状態で装着される。
【0022】その後、大腸内視鏡23の挿入部23aが
患者の大腸H内に挿入される。このとき、大腸内視鏡2
3の挿入部23aは肛門部H0から直腸H1、S字状結
腸H2を経て下行結腸内に順次挿入され、所望の目的対
象部位まで挿入される。
【0023】大腸内視鏡23の挿入作業中、患者の大腸
H内に空気等の気体が溜まりすぎた場合にはその時点
で、本実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具1を大腸H内
に挿入する。このとき、挿入補助具1は、大腸内視鏡2
3の挿入部23aに沿って肛門部H0から直腸H1内に
挿入され、S字状結腸H2には到達しない。さらに、挿
入補助具1の挿入後、補助者が挿入補助具1の保持部3
を保持する。この状態で、患者の大腸H内の気体は、図
2(B)に破線の矢印で示すように挿入補助具1の挿入
筒体2と大腸内視鏡23の挿入部23aとの間の流通路
26を通して外部側に排出される。
【0024】また、大腸内視鏡23による患者の大腸H
内の検査後は、挿入補助具1を大腸内視鏡23の挿入部
23aと一緒に患者の体外に引き抜く。その後、挿入補
助具1を大腸内視鏡23の挿入部23aから取外し、ス
トッパーリング22を挿入筒体2から取外し、洗滌・消
毒する。
【0025】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態の大腸内視鏡挿入
補助具1では大腸内挿入部25の長さ寸法L1を大腸H
内に大腸内挿入部25を挿入した際に、大腸内挿入部2
5の先端部がS字状結腸H2には到達しない長さに設定
しているので、S字状結腸H2の直線化を主目的とする
従来のスライディングチューブよりも大腸内挿入部25
の長さを短くすることができる。そのため、不使用時に
挿入補助具1を大腸内視鏡23の挿入部23aにおける
手元側の操作部側に引き寄せた際に挿入補助具1が大腸
内視鏡23の操作の邪魔になることを防止して使い勝手
の良さを高めることができる効果がある。
【0026】また、本実施の形態の大腸内視鏡挿入補助
具1を大腸H内に挿入した際に、大腸内挿入部25の先
端部はS字状結腸H2などの大腸H内の大きな屈曲部に
到達しないため、S字状結腸H2を直線化する以前にお
いても必要に応じて随時、大腸H内に挿入補助具1を挿
入することができる。
【0027】さらに、大腸H内に大腸内挿入部25を挿
入した際に、挿入筒体2と大腸内視鏡23の挿入部23
aとの間の流通路26を通して大腸H内の空気などの気
体を体外に排出することができるので、大腸内に気体が
溜まりすぎて大腸内視鏡の挿が困難になることを防止で
きる。
【0028】また、大腸H内に大腸内挿入部25を挿入
した状態では肛門部H0と大腸内視鏡23との間の摩擦
が無くなるので、大腸内視鏡23の挿入部23aを大腸
H内で押し引き操作する際に肛門部H0が保護される効
果もある。
【0029】また、挿入筒体2にストッパーリング22
を取付けたので、誤って保持部3を握らずに大腸内視鏡
23を挿入しようとした場合においても、保持部3が大
腸H内に滑入することがない。さらに、ストッパーリン
グ22にこのストッパーリング22と組み合わせて使用
可能な大腸内視鏡挿入補助具の機種名などの適用製品を
表示する刻印などの適用製品表示部24を形成したの
で、大腸内視鏡23の機種に応じてそれぞれ太さ違いの
内視鏡挿入補助具1を使い分ける場合に、ストッパーリ
ング22と内視鏡挿入補助具1との組み合せを誤ること
がない。
【0030】また、本実施の形態ではストッパーリング
22と保持部3とは別体に形成されているので、これら
のストッパーリング22と保持部3とを別々の材料で形
成することができる。そのため、ストッパーリング22
を保持部3の材料よりも軟らかい弾性材料で製作するこ
とにより、大腸H内に大腸内挿入部25を挿入した際に
軟らかいストッパーリング22を患者に当接させること
ができるので、大腸内視鏡23による検査時の患者の苦
痛を軽減することができる。
【0031】また、図3は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1(A),(B)および図2(A),(B)参照)の大
腸内視鏡挿入補助具1の構成を次の通り変更したもので
ある。
【0032】すなわち、本実施の形態の挿入補助具31
では強度が十分な単一のチューブ32で挿入筒体2が形
成されている。さらに、本実施の形態の挿入補助具31
ではストッパーリング22と保持部3とを一体成形した
ストッパー付き保持部33が設けられている。
【0033】また、本実施の形態の挿入補助具31では
挿入筒体2のチューブ32の基端部に第1の実施の形態
の口金8が連結されておらず、挿入筒体2のチューブ3
2の基端部とストッパー付き保持部33との間が直接接
着されている。
【0034】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態の挿入補助具31
では単一のチューブ32で挿入筒体2を形成するととも
に、ストッパーリング22と保持部3とを一体成形した
ストッパー付き保持部33を設け、挿入筒体2のチュー
ブ32の基端部とストッパー付き保持部33との間を直
接接着したので、第1の実施の形態に比べて挿入補助具
31の構成を簡素化することができ、コスト低下を図る
ことができる。
【0035】また、図4(A),(B)は本発明の第3
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態(図1(A),(B)および図2(A),
(B)参照)の大腸内視鏡挿入補助具1の構成を次の通
り変更したものである。なお、本実施の形態の挿入補助
具41ではこの変更部分以外の他の部分は第1の実施の
形態の大腸内視鏡挿入補助具1と同一構成になってお
り、第1の実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具1と同一
部分には同一の符号を付してここではその説明を省略す
る。
【0036】すなわち、本実施の形態の挿入補助具41
では保持部3の周壁部に配管連結用の竹の子構造の口金
42が突設されている。この口金42の内端部は保持部
3の内部空間に連通されている。
【0037】さらに、図4(B)に示すようにこの口金
42の外端部には可撓性を有する排気チューブ43の一
端部が連結されている。この排気チューブ43の他端部
は図示しない膿盆、吸引機などに連結されている。な
お、口金42はルアーロック構造でもよい。
【0038】また、保持部3の基端部外周面には略リン
グ状のパッキン装着用フランジ部44が形成されてい
る。このフランジ部44には例えばシリコーンゴムなど
の弾性材料で形成されたパッキン45が着脱可能に取付
けられている。
【0039】また、パッキン45の内周部位にはフラン
ジ部44に係脱可能に係合する係合溝46が形成されて
いる。さらに、パッキン45の中心部には大腸内視鏡2
3の挿入部23aが挿通される挿通口47が形成されて
いる。この挿通口47の口径d6は大腸内視鏡23の挿
入部23aの外径寸法d5よりも小さくなるようにd5
>d6の関係に設定されている。
【0040】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具41の使用時には
第1の実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具1と同様に予
め挿入筒体2にストッパーリング22が取付けられたの
ち、この挿入補助具41は、大腸内視鏡23が患者の大
腸H内に挿入される前に予め大腸内視鏡23に組み付け
られる。このとき、大腸内視鏡23の挿入部23aは保
持部3の後端部におけるパッキン45の挿通口47内を
通り、挿入補助具41の挿入筒体2内に挿通される。
【0041】その後、大腸内視鏡23の挿入部23aが
第1の実施の形態と同様に患者の大腸H内に挿入され
る。また、本実施の形態では内視鏡挿入補助具41を患
者の大腸H内に挿入する前に、排気チューブ43の一端
を保持部3の口金42に接続し、この排気チューブ43
の他端は膿盆などにのせておく。なお、排気チューブ4
3の他端を吸引機に接続しても良い。
【0042】そして、大腸内視鏡23の挿入作業中、患
者の大腸H内に空気などの気体が溜まりすぎた場合には
その時点で、本実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具41
を大腸H内に挿入する。このとき、挿入補助具41は、
大腸内視鏡23の挿入部23aに沿って肛門部H0から
直腸H1内に挿入され、S字状結腸H2には到達しな
い。さらに、挿入補助具41の挿入後、補助者が挿入補
助具41の保持部3を保持する。この状態で、患者の大
腸H内の気体は、図4(B)に破線の矢印で示すように
挿入補助具41の挿入筒体2と大腸内視鏡23の挿入部
23aとの間の流通路26を通して保持部3側に流れ、
この保持部3の口金42から排気チューブ43を通して
膿盆、或いは吸引機側に排出される。
【0043】また、大腸内視鏡23による患者の大腸H
内の検査後は、挿入補助具41を大腸内視鏡23の挿入
部23aと一緒に患者の体外に引き抜く。その後、挿入
補助具41を大腸内視鏡23の挿入部23aから取外し
た状態で、ストッパーリング22を挿入筒体2から取外
し、さらにパッキン45を保持部3のフランジ部44か
ら取り外してそれぞれ洗滌・消毒する。
【0044】そこで、本実施の形態の挿入補助具41で
も第1の実施の形態と同様に大腸内挿入部25の長さ寸
法L1を大腸H内に大腸内挿入部25を挿入した際に、
大腸内挿入部25の先端部がS字状結腸H2には到達し
ない長さに設定しているので、S字状結腸H2の直線化
を主目的とする従来のスライディングチューブよりも大
腸内挿入部25の長さを短くすることができる。そのた
め、不使用時に挿入補助具41を大腸内視鏡23の挿入
部23aにおける手元側の操作部側に引き寄せた際に挿
入補助具41が大腸内視鏡23の操作の邪魔になること
を防止して使い勝手の良さを高めることができる他、第
1の実施の形態と同様の効果がある。
【0045】また、本実施の形態では大腸内視鏡23の
挿入部23aは挿入補助具41の保持部3の後端部にお
けるパッキン45の挿通口47内を通り、挿入補助具4
1の挿入筒体2内に挿通されているので、パッキン45
の挿通口47の周縁部位が大腸内視鏡23の挿入部23
aの外周面に密着されてシールされた状態で保持され
る。そのため、大腸H内の汚物は気体とともに排気チュ
ーブ43側に誘導されるので、汚物がベッドなどに流出
されることが無くなり、ベッドなどが汚物で汚れること
を防止することができる効果がある。
【0046】また、図5(A),(B)は本発明の第4
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態(図1(A),(B)および図2(A),
(B)参照)の大腸内視鏡挿入補助具1の構成を次の通
り変更したものである。
【0047】すなわち、本実施の形態の挿入補助具51
では第1の実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具1におけ
る挿入筒体2の大腸内挿入部25の先端部側に基端部側
よりも外径寸法を大きくした抜け止め用の膨出部52が
形成されている。
【0048】ここで、挿入筒体2の外径寸法d2と、挿
入筒体2の内径寸法d4と、膨出部52の外径寸法d7
との関係は、d7>d2で、かつd7/d2≧1.5が
望ましい。さらに、ストッパーリング22の円孔22a
の内径寸法d1と、挿入筒体2の外径寸法d2との関係
は、第1の実施の形態と同様にd2>d1に設定され、
かつd2−d1≧0.1mm程度に設定されている。ま
た、挿入筒体2の内径寸法d4は大腸内視鏡23の挿入
部23aの外径寸法d5よりも大きくなるように設定さ
れている。例えば、d5+2mm≦d4≦d5+4mm
程度が望ましい。
【0049】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具51の使用時には
第1の実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具1と同様に予
め挿入筒体2にストッパーリング22が取付けられたの
ち、大腸内視鏡23が患者の大腸H内に挿入される前に
予めこの挿入補助具51は、大腸内視鏡23に組み付け
られる。
【0050】その後、大腸内視鏡23の挿入部23aが
第1の実施の形態と同様に患者の大腸H内に挿入され
る。そして、大腸内視鏡23の挿入作業中、患者の大腸
H内に空気などの気体が溜まりすぎた場合にはその時点
で、本実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具51を大腸H
内に挿入する。このとき、挿入補助具51は、大腸内視
鏡23の挿入部23aに沿って肛門部H0から直腸H1
内に挿入され、S字状結腸H2には到達しない。
【0051】さらに、この大腸内視鏡挿入補助具51の
挿入作業時には、挿入筒体2の大腸内挿入部25の先端
部側の膨出部52が肛門部H0から直腸H1内に強制的
に圧入される。そして、挿入筒体2の膨出部52が直腸
H1内に挿入された状態ではこの挿入筒体2の膨出部5
2とストッパーリング22との間で患者の肛門部H0の
周辺部分が挟持される状態で挿入補助具51が患者の肛
門部H0の周辺部分に係止される。そのため、本実施の
形態では挿入補助具51の挿入時に補助者により挿入補
助具51の保持部3を保持する必要は無い。
【0052】また、挿入補助具51が大腸H内に挿入さ
れた状態で、患者の大腸H内の気体は、図5(B)に破
線の矢印で示すように挿入補助具51の挿入筒体2と大
腸内視鏡23の挿入部23aとの間の流通路26を通し
て体外に排出される。
【0053】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態の大腸内視鏡挿入
補助具51でも第1の実施の形態の大腸内視鏡挿入補助
具1と同様に大腸内挿入部25の長さ寸法L1を大腸H
内に大腸内挿入部25を挿入した際に、大腸内挿入部2
5の先端部がS字状結腸H2には到達しない長さに設定
しているので、S字状結腸H2の直線化を主目的とする
従来のスライディングチューブよりも大腸内挿入部25
の長さを短くすることができる。そのため、不使用時に
挿入補助具51を大腸内視鏡23の挿入部23aにおけ
る手元側の操作部側に引き寄せた際に挿入補助具51が
大腸内視鏡23の操作の邪魔になることを防止して使い
勝手の良さを高めることができる他、第1の実施の形態
と同様の効果がある。
【0054】また、本実施の形態の挿入補助具51では
特に、挿入補助具51が大腸H内に挿入された際に、挿
入筒体2の膨出部52とストッパーリング22との間で
患者の肛門部H0の周辺部分が挟持される状態で挿入補
助具51が患者の肛門部H0の周辺部分に係止される。
そのため、本実施の形態では挿入補助具51の挿入後に
補助者により挿入補助具51の保持部3を保持する必要
が無く、大腸内視鏡23の挿入作業を簡素化することが
できる。
【0055】さらに、本実施の形態の挿入補助具51で
もストッパーリング22により保持部3が大腸H内に滑
入することが防止できる。そのため、補助者がいなくて
も挿入補助具51を使用できる。
【0056】また、図6(A),(B)は本発明の第5
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第4の
実施の形態(図5(A),(B)参照)の大腸内視鏡挿
入補助具51の構成を次の通り変更したものである。
【0057】すなわち、本実施の形態の挿入補助具61
では第4の実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具51にお
ける挿入筒体2の膨出部52の部分が伸縮変形可能なバ
ルーン62によって形成されている。
【0058】さらに、本実施の形態の挿入補助具61に
は保持部3の先端部にバルーン止め金63が取付けられ
ている。このバルーン止め金63には先端側の小径部6
4と後端側の大径部65とが形成されている。ここで、
バルーン止め金63の小径部64の内径寸法d8は挿入
筒体2の外径寸法d2よりも大径、すなわちd8>d2
の関係に設定されている。そして、これらのバルーン止
め金63の小径部64と挿入筒体2との間に第1の流体
通路66が形成されている。
【0059】また、保持部3の先端部外周面にはバルー
ン止め金固定用のリング状溝67が形成されている。そ
して、この保持部3のリング状溝67にはバルーン止め
金63の大径部65の基端部が嵌着された状態で固定さ
れている。ここで、保持部3のリング状溝67の幅寸法
w1はバルーン止め金63の大径部65の長さ寸法w2
よりも小さく、すなわちw1<w2の関係に設定されて
いる。そして、これらの保持部3の先端面と、バルーン
止め金63における大径部65と小径部64との間の段
差部との間に第2の流体通路68が形成されている。こ
の第2の流体通路68は第1の流体通路66に連通され
ている。
【0060】また、バルーン止め金63の小径部64に
はバルーン62の後端部が外嵌された状態で固定されて
いる。このバルーン62の先端部は挿入筒体2の先端部
に固定されている。そして、バルーン止め金63の小径
部64とバルーン62の後端部との接合部の外側にはス
トッパーリング22が着脱可能に装着されている。ここ
で、バルーン止め金63の小径部64とバルーン62の
後端部との接合部の外径寸法d9は、ストッパーリング
22の円孔22aの内径寸法d1に対してd9>d1に
設定され、かつd9−d1≧0.1mm程度に設定され
ている。そして、このストッパーリング22の円孔22
a内にバルーン止め金63の小径部64とバルーン62
の後端部との接合部が先端側から圧入状態で挿入され、
ストッパーリング22がバルーン止め金63の小径部6
4とバルーン62の後端部との接合部に押し込まれてバ
ルーン止め金63における大径部65と小径部64との
間の段差部に突き当てられた状態で保持されている。
【0061】さらに、保持部3の筒壁部には挿入筒体2
の中心線方向に沿って延設された送気穴69が形成され
ている。この送気穴69の先端部は第2の流体通路68
に連通されている。
【0062】また、保持部3の筒壁部の外周面には送気
口金70が突設されている。この送気口金70の内端部
は送気穴69に連通されている。さらに、送気口金70
の外端部にはこの送気口金70を開閉可能に閉塞する栓
部材71が装着されている。そして、この送気口金70
と、送気穴69と、第2の流体通路68と、第1の流体
通路66とによってバルーン62と挿入筒体2との間の
内部空間に連通する送気通路72が形成されている。
【0063】さらに、本実施の形態の大腸内視鏡挿入補
助具61では挿入筒体2の内径寸法d4は大腸内視鏡2
3の挿入部23aの外径寸法d5よりも大きくなるよう
に設定されている。例えば、d5+2mm≦d4≦d5
+4mm程度が望ましい。そして、図6(B)に示すよ
うに挿入筒体2内に大腸内視鏡23の挿入部23aが挿
通された際に、挿入筒体2と大腸内視鏡23の挿入部2
3aとの間に流体流通用の流通路26が形成されてい
る。
【0064】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の大腸内視鏡挿入補助具61の使用時には
予めストッパーリング22がバルーン止め金63の小径
部64とバルーン62の後端部との接合部に取付けられ
たのち、大腸内視鏡23が患者の大腸H内に挿入される
前にバルーン62を縮めた状態で、この挿入補助具61
が大腸内視鏡23に組み付けられる。
【0065】その後、大腸内視鏡23の挿入部23aが
第1の実施の形態と同様に患者の大腸H内に挿入され
る。そして、大腸内視鏡23の挿入作業中、患者の大腸
H内に空気が溜まりすぎた場合にはその時点で、本実施
の形態の大腸内視鏡挿入補助具61を大腸H内に挿入す
る。このとき、挿入補助具61は、大腸内視鏡23の挿
入部23aに沿って肛門部H0から直腸H1内に挿入さ
れ、S字状結腸H2には到達しない。
【0066】さらに、この大腸内視鏡挿入補助具61の
挿入作業時には、挿入補助具61の大腸内挿入部25を
大腸H内に挿入した後、栓部材71に図示しない送気用
のシリンジを連結する。そして、このシリンジから圧送
される空気などの作動流体を送気通路72を経てバルー
ン62と挿入筒体2との間の内部空間に送気して図6
(B)に示すようにバルーン62を膨らませる。このよ
うに、バルーン62が膨らんだ状態ではこのバルーン6
2とストッパーリング22との間で患者の肛門部H0の
周辺部分が挟持される状態で挿入補助具61が患者の肛
門部H0の周辺部分に係止される。そのため、本実施の
形態でも挿入補助具61の挿入時に補助者により挿入補
助具61の保持部3を保持する必要は無い。
【0067】また、挿入補助具61が大腸H内に挿入さ
れた状態で、患者の大腸H内の気体は、挿入補助具61
の挿入筒体2と大腸内視鏡23の挿入部23aとの間の
流通路26を通して外部側に排出される。
【0068】また、大腸内視鏡23による患者の大腸H
内の検査後は、シリンジによりバルーン62を縮めたの
ち、挿入補助具61を大腸内視鏡23の挿入部23aと
一緒に患者の体外に引き抜く。その後、挿入補助具61
を大腸内視鏡23の挿入部23aから取外した状態で、
ストッパーリング22を取外し、さらに栓部材71を保
持部3の送気口金70から取り外してそれぞれ洗滌・消
毒する。
【0069】そこで、上記構成のものにあっては、第4
の実施の形態と同様の効果が得られるのに加え、本実施
の形態では特に、挿入補助具61のバルーン62を縮め
た状態で、大腸内挿入部25を大腸H内に挿入した後、
バルーン62を膨らませて太径部を形成させることがで
きるため、挿入補助具61の大腸内挿入部25を大腸H
内に挿入する作業および大腸H内から抜去する作業をそ
れぞれ抵抗なく行うことができる。
【0070】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、第4の実施の形態(図5
(A),(B)参照)の大腸内視鏡挿入補助具51およ
び第5の実施の形態(図6(A),(B)参照)の大腸
内視鏡挿入補助具61のような抜け止め構造を設ける構
成はS字状結腸H2の直線化を主目的とする従来の長い
スライディングチューブに適用しても良い。さらに、そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施で
きることは勿論である。次に、本出願の他の特徴的な技
術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 可撓性を有し、大腸内視鏡が緩挿される
筒体の一端に保持部を設けた内視鏡挿入補助具におい
て、前記筒体のうち、大腸内に挿入可能な部分の長さ
を、直腸内に到達し、S字状結腸には到達しない長さに
形成したことを特徴とする内視鏡挿入補助具。
【0071】(付記項2) 付記項1記載の内視鏡挿入
補助具において、前記筒体のうち、大腸内に挿入可能な
部分の長さを、50mm〜150mmとしたことを特徴
とする内視鏡挿入補助具。
【0072】(付記項3) 可撓性を有し、大腸内視鏡
が緩挿される筒体の一端に保持部を設けた内視鏡挿入補
助具において、前記筒体のうち、大腸内に到達する部分
に、太径部を設けたことを特徴とする内視鏡挿入補助
具。
【0073】(付記項4) 付記項3記載の内視鏡挿入
補助具において、前記筒体のうち大腸内に挿入可能な部
分の長さを、直腸内に到達し、S字状結腸には到達しな
い長さに形成したことを特徴とする内視鏡挿入補助具。
【0074】(付記項5) 付記項4記載の内視鏡挿入
補助具において、前記筒体のうち、大腸内に挿入可能な
部分の長さを、50mm〜150mmとしたことを特徴
とする内視鏡挿入補助具。
【0075】(付記項6) 付記項3記載の内視鏡挿入
補助具において、前記筒体のうち、大腸内に到達する部
分の外径を変化させる手段を設けたことを特徴とする内
視鏡挿入補助具。
【0076】(付記項7) 付記項6記載の内視鏡挿入
補助具において、前記筒体の外周面を覆い、該筒体の先
端側外周面に密着固定されるバルーンを設け、保持部の
先端側に、前記バルーンの基端側内周面が密着固定さ
れ、かつ前記筒体の外周面との間に隙間を形成する第2
の筒体を設けると共に、該第2の筒体と前記筒体との隙
間を介し、前記保持部外面より、前記バルーン内周面と
前記筒体外周面との間に気体あるいは液体を入れる流体
経路と、送気あるいは送液後に該気体あるいは液体が漏
出することを防止する手段とを設けたことを特徴とする
内視鏡挿入補助具。
【0077】(付記項8) 付記項6記載の内視鏡挿入
補助具において、前記筒体のうち大腸内に挿入可能な部
分の長さを、直腸内に到達し、S字状結腸には到達しな
い長さに形成したことを特徴とする内視鏡挿入補助具。
【0078】(付記項9) 付記項8記載の内視鏡挿入
補助具において、前記筒体のうち、大腸内に挿入可能な
部分の長さを、50mm〜150mmとしたことを特徴
とする内視鏡挿入補助具。
【0079】(付記項10) 付記項1記載の内視鏡挿
入補助具において、前記保持部は、柔軟な材料で形成さ
れ、前記保持部が大腸内に挿入されることを防止する大
径なストッパーが前記筒体における大腸内に挿入可能な
部分との連結部に着脱可能に配設されていることを特徴
とする内視鏡挿入補助具。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、挿入筒体のうち大腸内
に挿入可能な大腸内挿入部の長さを、直腸内に到達し、
S字状結腸には到達しない長さに設定し、かつ挿入筒体
と大腸内視鏡との間に流体流通用の流通路を設けたの
で、内視鏡の挿入中に大腸内に溜まりすぎた気体を体外
へ放出させることができるとともに、不使用時には内視
鏡の操作に邪魔にならない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すもので、
(A)は大腸内視鏡挿入補助具全体の概略構成を示す半
断面図、(B)は大腸内視鏡挿入補助具の要部構成を示
す縦断面図。
【図2】 (A)は第1の実施の形態の大腸内視鏡挿入
補助具のストッパを示す平面図、(B)は大腸内視鏡挿
入補助具の使用状態を説明するための説明図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の大腸内視鏡挿入
補助具全体の概略構成を示す半断面図。
【図4】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、
(A)は大腸内視鏡挿入補助具の要部構成を示す縦断面
図、(B)は大腸内視鏡挿入補助具の使用状態を説明す
るための説明図。
【図5】 本発明の第4の実施の形態を示すもので、
(A)は大腸内視鏡挿入補助具の要部構成を示す縦断面
図、(B)は大腸内視鏡挿入補助具の使用状態を説明す
るための説明図。
【図6】 本発明の第5の実施の形態を示すもので、
(A)は大腸内視鏡挿入補助具全体の概略構成を示す縦
断面図、(B)は大腸内視鏡挿入補助具の使用状態を説
明するための説明図。
【符号の説明】
2 挿入筒体 23 大腸内視鏡 23a 挿入部 25 大腸内挿入部 26 流通路 H 大腸 H1 直腸 H2 S字状結腸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大腸内視鏡が緩挿される挿入筒体の一端
    に保持部を設けた大腸内視鏡挿入補助具において、前記
    挿入筒体のうち大腸内に挿入可能な大腸内挿入部の長さ
    を、直腸内に到達し、S字状結腸には到達しない長さに
    設定し、かつ前記挿入筒体と前記大腸内視鏡との間に流
    体流通用の流通路を設けたことを特徴とする大腸内視鏡
    挿入補助具。
  2. 【請求項2】 前記大腸内挿入部の長さを、50mm〜
    150mm程度に設定したことを特徴とする請求項1に
    記載の大腸内視鏡挿入補助具。
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