JP2002063325A - 承認者情報処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】承認業務を必要とするシステムにおいて、承認
者管理を容易に行う。 【解決手段】利用者は、入出力装置２より、利用者ＩＤ
とパスワードを入力し、個人テーブル１１をもとに、承
認者一覧の表示＆登録部１３で、入出力装置２に承認者
候補を表示し、承認者一覧の中から承認者を選択し各種
入力情報７に登録する。承認者は、利用者ＩＤとパスワ
ードを入力し、各種入力情報１４をもとに、各種入力情
報の承認者ＩＤ情報と承認者ＩＤから承認者用の被承認
者情報の情報と一覧を表示させる。これにより、承認業
務を必要とするシステムにおいて、従来必要であった組
織情報管理を不要とし、個人単位の細かな承認者情報管
理を容易に行う事が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータによ
る情報処理における、承認機能に係り、特に承認業務を
必要とするシステムにおいて承認者管理制御方法とそれ
を利用した承認者情報方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の承認業務を必要とするシステムの
承認者管理機能としては、組織情報テーブル、ＤＢに承
認者を予め組織情報管理者が登録を行い、登録された承
認者に対し、該当するデータのアクセス権限を与えるこ
とができる組織情報管理機能が一般的である。

【０００３】この為、職制変更時に承認者を変更する場
合、利用者は組織情報管理者に手続きを依頼し、組織情
報の変更をするなど組織情報の管理が必要だった。承認
者情報の変更作業も、利用者の数および部署の数に比例
し増大する事が問題であった。

【０００４】この為、職制変更時には、各部署に組織情
報の調査を行い、各職場からの依頼に基づき組織情報管
理者が登録を行うのが一般的だった。この方法では、組
織情報管理者の登録作業に負荷がかかる。利用者から見
ても組織情報の修正依頼に手間と時間がかかり、利用者
単位の細かな承認者管理が困難という問題点がある。し
かしながら、年々、組織改正による利用者数および部署
数が増加し、組織管理が複雑し、従来の方法での管理は
限界に達していた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述した問題点を解決
するためには、従来の組織情報での管理では、不十分で
あり、利用者単位の承認者情報管理の簡素化を図る必要
がある。

【０００６】本発明の目的は、上述した従来の問題点を
解消し、利用者単位の細かな承認者情報の管理を容易に
する事を目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の承認者情報処理
システムは、利用者ＩＤやパスワードおよび職位や所属
等の情報を定義した個人情報テーブルを入力し、承認者
一覧を表示し、利用者が承認者を登録する利用者一覧の
表示＆登録部と、利用者が承認者一覧を表示する際、利
用者ＩＤとパスワードのチェックを行う、利用者ＩＤ・
パスワードチェック部と各種入力情報に付与された承認
者情報を基に承認者が承認権限を有するの利用者の各種
入力情報の一覧データを表示する承認者用一覧表示部と
で、構成されている。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を用い
て説明する。図１は本発明の一実施形態を示す構成図で
ある。図１の実施形態は、承認者情報処理システム１
と、承認者情報処理システム１へ、利用者が利用者ＩＤ
とパスワードおよび承認者の登録を入力するための入力
装置としての機能と、承認者一覧の表示をするための出
力装置の機能を備えた入出力装置２と、承認者が承認者
用一覧の表示をするための出力機能を備えた入出力装置
３と承認者情報処理システムは個人情報テーブル１１、
利用者ＩＤ・パスワード１２、承認者一覧の表示＆登録
部１３、各種入力情報１４、承認者用一覧表示部１５で
構成されている。

【０００９】図２は利用者情報テーブル１１に格納され
ている情報の内容例を示す図である。

【００１０】承認者情報一覧の表示＆登録部１３は、個
人情報テーブル１１を入力し、承認者の一覧表示と承認
者の選択・登録をするものであり、具体的な機能につい
ては、図４を用いて更に詳しく説明する。図４は、図２
に示す個人情報テーブル１１に登録されている利用者
（ＡＡ０００１）について、承認者情報一覧の表示と承
認者情報の選択登録をする場合の例を示すものである。

【００１１】先ず、ステップ１３１で、個人情報テーブ
ル１１より、利用者ＩＤ「ＡＡ０００１」の所属情報を
取得する。次にステップ１３２で、個人情報テーブルを
参照し、利用者ＩＤ「ＡＡ０００１」と同一所属でか
つ、利用者ＩＤ「ＡＡ０００１」を承認する権限を有す
るものかどうかを所属・職位情報より判定する。例の場
合、図２で示す個人情報テーブル１１に登録されている
情報より利用者ＩＤ（ＡＡ０００２）と（ＡＡ０００
４）が承認者情報として作成させる。ステップ１３２
で、承認権限を有すると判定されたものは、ステップ１
３３にて承認者情報の作成を行う。つぎに、ステップ１
３４では、ステップ１３３で作成された承認者情報一覧
を入出力装置２に表示する。利用者は入出力装置２に表
示された承認者一覧情報画面から承認者を選択し、各種
入力情報７に登録することができる。

【００１２】承認者用一覧表示部１５は、被承認者情報
を表示するものであり、具体的な機能については、図５
を用いて更に詳しく説明する。図５は、図２に示す個人
情報テーブル１２に登録されている利用者（ＡＡ０００
２）が承認する被承認者情報を表示する場合の例を示す
ものであり、図３は、承認者一覧の表示＆登録部６で、
承認者情報を登録した各種入力情報７の例を示すもので
ある。

【００１３】先ず、ステップ１５１で、承認者「ＡＡ０
００２」とステップ１４の各種入力情報の承認者ＩＤが
同じかどうか判定する。ステップ１５１での判定が成立
した場合、ステップ１５２で、承認者が使用する入出力
装置３に、被承認者の各種入力情報を表示する。各種入
力情報７が、図３で示す各種入力情報７の場合、承認者
（ＡＡ０００２）が、承認権限を有する利用者の各種入
力情報７を検索する場合、利用者ＩＤ（ＡＡ０００１）
と（ＡＡ０００２）の情報を表示させることができる。

【００１４】

【発明の効果】以上詳述した様に、本発明によれば、利
用者の所属や職位等により、利用者が承認者を選択登録
する事が実現可能であるとともに、承認者情報の更新が
迅速に行う事が可能であり、従来必要であった組織情報
管理の廃止をすることが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図
である。

【図２】図１の実施例の個人情報テーブルに格納されて
いる情報の例を示す図である。

【図３】図１の実施例の各種入力情報に格納されている
情報の例を示す図である。

【図４】図１の実施例の承認者一覧の表示＆登録部の動
作を説明するための図である。

【図５】図１の実施例の承認者用一覧表示部の動作を説
明する図である。

【符号の説明】

１…承認者情報処理システム、２…入出力装置、３…入
出力装置、１１…個人情報テーブル、１２…利用者ＩＤ
・パスワードチェック部、１３…承認者一覧の表示＆登
録部、１４…各種入力情報、１５…承認者用一覧表示
部。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神園 幸三 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所金融システム事業部内 Ｆターム(参考） 5B049 AA06 BB00 CC00 DD01 FF03 GG04 GG07

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 承認業務を必要とするシステムにおい
   て、利用者が入力装置を使用し、入力した 利用者ＩＤ
   をもとに、個人情報テーブルから利用者を承認する権限
   を持つ承認者一覧を表示し、承認者一覧の中から承認者
   を登録し、承認者が入出力装置を使用し、入力した承認
   者の利用者ＩＤをもとに、各種入力情報から被承認者の
   情報を表示をする承認者情報処理方法。