JP2003196434A - 事務処理支援システム、サーバ装置、サーバ装置のプログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

事務処理支援システム、サーバ装置、サーバ装置のプログラムが記録された記録媒体

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JP2003196434A JP2001401458A JP2001401458A JP2003196434A JP 2003196434 A JP2003196434 A JP 2003196434A JP 2001401458 A JP2001401458 A JP 2001401458A JP 2001401458 A JP2001401458 A JP 2001401458A JP 2003196434 A JP2003196434 A JP 2003196434A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事象の発生に伴う事務処理を行う場合のユー
ザ及び事務管理部門の便宜を図り、ユーザに書類のフォ
ーマットを意識させないシステムを構築する。 【解決手段】 サーバは、ユーザ情報、ユーザに起こり
うる各種事象についての事象情報、ユーザが享受し得る
各種恩典についての恩典情報、享受する恩典をユーザに
選択させるための恩典選択情報、恩典享受に必要な届出
事項についての届出事項情報と、が対応付けられたデー
タベースを管理し、ユーザ端末に対して、事象情報に基
づく事象選択画面のデータを送信し(S34)、事象名デー
タが返送されると、対応する恩典選択情報に基づく初期
質問画面のデータを送信し(S36)、初期回答データが返
送されると、受けようとしている各恩典及びそれに対応
する届出事項をデータベースから抽出し(S38)、抽出し
た届出事項に基づく最終質問画面のデータを送信し(S4
0)、返送される最終回答データを格納する(S44)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組織、団体等(以
下、企業等という。)の構成員・会員等(以下、社員等
という。)のユーザが、企業等に対して行うべき各種事
務処理の支援を行うための事務処理支援システム、及び
このシステムに用いられるサーバ装置、並びにコンピュ
ータをサーバ装置として機能させるためのプログラムが
記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータに関する各種技術に
ついての急速な進歩、インターネット等の各種通信網の
急速な普及、発展に伴って、従来人間が手作業で行って
いた種々の事務処理について、その大部分(或いは主要
部分など)をコンピュータで自動的に処理することによ
って、人間が行うべき作業処理の省略化、簡略化、最小
限化等を図る種々のシステム(以下、事務処理支援シス
テムという。)が登場するようになった。
【0003】例えば、社員等の構成員が自己の属する企
業等の団体に対して、申請,報告,届出,通知等の各種
の事務手続きを行うにあたり、申請書,報告書,届出
書,通知書等(以下「申請書等」という。)の各種書類
への記載について、従来は紙による申請書等の所定欄に
対して筆記具を用いて手書きで行う必要があったが、現
在では、各種申請書等のフォームのデータをコンピュー
タにデータベース化して登録することで、各種申請書等
を表示部の画面上に表示させ、キーボードやマウスによ
る操作入力部を操作して必要事項を入力し、プリンタ等
で印刷することが可能となり、さらには、このような構
成をベースとして発展させ、人間が行う作業処理のさら
なる省略化等が図られた種々の事務処理支援システムが
提案されている。例えば、特開平9−44575号公報
(電子伝票システム)では、事象に関連する質問の答え
に対応して伝票を自動抽出して表示すると共に、一度入
力された情報が他の伝票の同じ項目に転記されるように
したシステムについての提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシステムでは、それまでの申請書等の書面に
筆記具で記入するという作業を、コンピュータの画面上
に申請書等を表示させて、キーボード等で画面上に入力
する作業に置き換えるという構成をベースとしており、
申請書等の書面の概念から脱却し切れていなかったた
め、以下のような問題点があった。
【0005】そもそも、従来より申請書等の各種書面に
ついて必要事項を記載するための記載欄(枠等)の位
置、大きさ、数、等についてのフォーマットが決められ
ているのは、例えば企業の総務や人事等の事務管理部
門、或いは税務署,社会保険事務所,年金基金組合等の
社外の組織などの、書面を受理する側、受理した書面に
基づいて処理を行う側の人の便宜(記入済み状態におけ
る視覚上の目につきやすさ、他の帳簿等への転記しやす
さ、等)や、さらには書面に記載された事項を端末機で
読み取る際の便宜(端末機による読み取りやすさや、読
み取り位置、等)を考慮したものであって、申請者すな
わち記入を行う側の人の便宜(記入しやすさ等)を考慮
したものではなかった。
【0006】また、申請書等は、同一企業内であって
も、各部署、各支社、各工場等で、必要事項についての
記入形式や記入場所等が異なる場合があり、さらには、
申請等によっては、社内規程のみならず、健康保険、年
金などに関する専門的知識がなければ各必要事項欄への
記入を完成させることが困難な場合もあり、そのため、
従来は、書類記入のため専門家が社員等に個別に説明、
指導する必要があった。
【0007】このように、申請書等の各種書面について
は、必要事項の記入にあたり多くの手間及び人的労力が
必要となり、特に、ある事象(例えば「結婚」や「年末
調整」など)の発生に伴い複数の申請書等を提出しなけ
ればならない場合の記入にあたって費やされる手間や人
的労力等は著しかった。
【0008】従って、従来人手を介して行われてきた申
請書等に記入するという作業を、コンピュータの画面上
に申請書等を表示させて、キーボード等で画面上に入力
する作業に置き換えるという構成をベースとした事務処
理支援システムでは、筆記具に代わってキーボードが入
力の手段となっただけで、申請書等を選択しそこに記入
するという作業自体は何ら変わっておらず、コピー操作
等により同一事項を複数の申請書等に入力する手間は省
けることはあっても、ユーザは申請書等のフォーマット
等に従来と変わりなく縛られてしまう問題が生じてい
た。
【0009】すなわち、ユーザは、申請書等を作成する
ことそのものが目的ではなく、自らに発生した事象に基
づいて、受け取る権利のある恩典を享受できればそれで
よいのであるが、従来の事務処理支援システムにおいて
は、データベース管理者側の都合で決められたフォーマ
ットの申請書等が表示部に表示され、それをユーザが解
読しながらキーボード等で入力するため、申請書等毎に
異なる項目名(例えば、申請書毎に「氏名」、「姓名,
名前」、「ご芳名」等、と異なる項目名)に戸惑い、申
請書等への全ての項目への入力を終えた結果として享受
できる恩典を獲得するために、データベース管理者の都
合で作られたフォーマットによる申請書等を作成する作
業を負わされており、これに費やされる労力や時間等は
紙の書面に記入する場合と大差ない状況であった。
【0010】また、ユーザは、データベース管理者側の
都合で決められたフォーマットの申請書等への情報の入
力にあたり、表示部に表示された注意書き(例えば、本
来は太枠内の欄のみに入力すればよいが、入力者が代理
人の場合には、太枠外にある代理人の氏名、住所、及び
本人との関係を記入すること等の指示)を精読しなが
ら、どの欄にどのような情報を記入するのか自ら判断し
なければならないため、専門家やデータベース管理者等
の説明なしには必要事項の入力が出来ないような状況も
発生しており、事務管理部門にその都度問い合わせをし
なければならなかった。
【0011】また、企業の事務管理部門にデータベース
管理者が複数いる場合、データベース管理者側の都合に
より、ユーザに発生する事象に伴って、提出する申請書
等が複数になる状況も頻発する。例えば、ある企業で
は、ユーザに結婚という事象が発生した場合、結婚届は
人事記録グループが処理するが、家族手当変更手続きは
給与グループが処理するという理由で別になる。また、
結婚に伴って健康保険の被扶養者に配偶者を加えるとい
う恩典を受けるためには、健康保険組合への申請書等が
必要であり、通勤経路が変わる場合には総務課に通勤定
期支給願を出さなければならない。そのために、ユーザ
は、繰り返し似通った情報(本人と配偶者の氏名、住
所、生年月日等)を、相互に異なるフォーマットによる
複数の申請書等の各欄に入力しなければならず、さらに
は専門家やデータベース管理者等の説明が必要な場合
に、どの部署の誰に問い合わせれば良いのかさえ分から
ない状況が生じ、混乱を招いていた。
【0012】このように、従来の事務処理支援システム
は、ユーザにとっても、ユーザからの問い合わせに専門
家やデータベース管理者等が個別に対処しなければなら
ない事務管理部門にとっても非常に不便なものであっ
た。
【0013】本発明者は、ユーザに発生した或いは発生
予定のある事象に基づいて、「当該ユーザは、所属する
企業等にn通の書面を提出すべき義務が発生する」とい
う従来の形式的かつ義務的観点ではなく、「当該ユーザ
は、所属する企業等からn個の恩典を享受可能な状態に
なる」というより実質的かつ積極的な観点からのシステ
ムを構築すべきであり、また、このようなシステムで中
核となる構成は、「書面への記入を完成させるための構
成」ではなく、「ユーザに対して、事務管理部門側が真
に必要な情報だけを、最小限の労力で入力させる構
成」、「必要となる届出事項の情報について、専門家や
データベース管理者等による説明なしに入力できるよう
にする構成」、「恩典を享受するのに必要な情報のデー
タを、データベース管理者等が(例えば事務管理部門の
他の者に通知する等の)活用可能な状態に格納するため
の構成」なのであり、そのためには「ユーザに書類のフ
ォーマットを一切意識させないシステム」とすべき、と
の知見を得て、本発明を提案した。
【0014】本発明の目的は、事象の発生に伴って1以
上の事務処理を行わなければならない場合におけるユー
ザの便宜及び企業の事務管理部門の生産性の向上が図ら
れ、ユーザに書類のフォーマットを意識させないことが
可能な、事務処理支援システム、及びこのシステムに用
いられるサーバ装置、並びにコンピュータをサーバ装置
として機能させるためのプログラムが記録された記録媒
体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の事務処理支援シ
ステムの主たる構成は、ユーザが操作するユーザ端末
と、データベースを管理するサーバ装置とで通信を行い
ながら、ユーザがデータベース管理者に各種通知・報告
・届出・申請等の情報の伝達を行い、各種事務処理の支
援を行うための事務処理支援システムであって、データ
ベースには、ユーザ端末でサーバ装置にアクセス可能な
ユーザの個人データについてのユーザ情報と、ユーザに
起こりうる種々の事象についての事象情報と、事象情報
に対応付けられ、ユーザが享受し得る種々の恩典につい
ての恩典情報と、事象情報に対応付けられ、いずれの恩
典を享受するかについて選択するための恩典選択情報
と、恩典情報に対応付けられ、恩典を享受するためにデ
ータベース管理者に届け出なければならない種々の届出
事項についての届出事項情報と、が登録され、サーバ装
置は、ユーザ端末からのアクセス時に、データベースの
事象情報に基づいて、ユーザに関係して発生した或いは
発生が予想される事象の事象名の選択入力を求める事象
選択画面のデータをユーザ端末に送信し、該ユーザ端末
からの事象名データを受信すると、データベースの対応
する恩典選択情報に基づく初期質問画面のデータをユー
ザ端末に送信し、ユーザ端末から返送された初期回答デ
ータを受信すると、該初期回答データに基づいて、ユー
ザが受けようとしている各恩典及び該各恩典に対応する
届出事項を、データベースの恩典情報及び届出事項情報
から抽出する抽出処理と、抽出した届出事項に基づく最
終質問画面のデータをユーザ端末に送信する送信処理
と、ユーザ端末から返送された届出事項についての最終
回答データをデータベースの所定領域に格納する届出事
項格納処理と、を行う。
【0016】この事務処理支援システムにおいては、ユ
ーザが操作するユーザ端末とサーバ装置とで通信がなさ
れ、サーバ装置で届出事項格納処理が行われることで、
恩典を享受するために必要な情報が全てデータベース格
納されるので、データベース管理者により、これらの情
報について適宜、印刷、電子的な送信等を行うことが可
能となる。
【0017】また、ユーザに起こりうる種々の事象につ
いての事象情報と、ユーザが享受し得る種々の恩典につ
いての恩典情報と、いずれの恩典を享受するかについて
選択するための恩典選択情報と、恩典を享受するために
データベース管理者に届け出なければならない種々の届
出事項についての届出事項情報とを有し、これらが相互
に対応付けられかつ切り分けられた構造のデータベース
を備えるので、事象情報に基づく事象選択画面の送信と
それに対する事象名データの選択、恩典選択情報に基づ
く初期質問とそれに対する初期回答、届出事項情報に基
づく最終質問とそれに対する最終回答、という、サーバ
装置とユーザ端末間でのデータの送受信回数を最小限に
抑えることが可能となる。
【0018】本発明のサーバ装置の主たる構成は、ユー
ザが操作するユーザ端末との間で通信を行い、ユーザ端
末から送信される各種通知・報告・届出・申請等の情報
を登録、管理することで、各種事務処理の支援を行うた
めのサーバ装置であって、少なくとも、ユーザ端末との
間でデータの送受信を行う送受信手段と、データベース
が格納された外部記憶手段と、送受信手段と外部記憶手
段とを制御する制御手段と、を有し、外部記憶手段のデ
ータベースには、ユーザ端末でアクセス可能なユーザの
個人データについてのユーザ情報と、ユーザ情報に対応
付けられ、ユーザに起こりうる種々の事象についての事
象情報と、事象情報に対応付けられ、ユーザが享受し得
る種々の恩典についての恩典情報と、事象情報に対応付
けられ、いずれの恩典を享受するかについて選択するた
めの恩典選択情報と、恩典情報に対応付けられ、恩典を
享受するために届け出なければならない種々の届出事項
についての届出事項情報と、が登録され、制御手段は、
ユーザ端末からのアクセス時に、外部記憶手段から該ユ
ーザとの対応関係がある種々の情報を読み出し、ユーザ
に関係して発生した或いは発生が予想される事象の事象
名の選択入力を求める事象選択画面のデータを事象情報
に基づいて生成して、ユーザ端末に送信するように送受
信手段を制御し、該ユーザ端末からの事象名データを送
受信手段で受信すると、データベースの対応する恩典選
択情報に基づく初期質問画面のデータを生成して、ユー
ザ端末に送信するように送受信手段を制御し、ユーザ端
末から返送された初期回答データを送受信手段で受信す
ると、該初期回答データに基づいて、当該ユーザが受け
ようとしている各恩典及び該各恩典に対応する届出事項
を、データベースの恩典情報及び届出事項情報から抽出
する抽出処理と、抽出した届出事項に基づく最終質問画
面のデータをユーザ端末に送信する送信処理と、ユーザ
端末から返送された届出事項についての最終回答データ
をデータベースの所定領域に格納する届出事項格納処理
と、を行う。
【0019】本発明のサーバ装置のプログラムが記録さ
れた記録媒体は、少なくとも、ユーザが操作するユーザ
端末との間でデータの送受信を行う送受信手段と、デー
タが格納可能な外部記憶手段と、送受信手段と外部記憶
手段とを制御する制御手段と、を有するコンピュータ
を、ユーザ端末から送信される各種通知・報告・届出・
申請等の情報について登録、管理して、各種事務処理の
支援を行うサーバ装置として機能させるためのプログラ
ムであって、外部記憶手段を、ユーザ端末でサーバ装置
にアクセス可能なユーザの個人データについてのユーザ
情報と、ユーザ情報に対応付けられ、ユーザに起こりう
る種々の事象についての事象情報と、事象情報に対応付
けられ、ユーザが享受し得る種々の恩典についての恩典
情報と、事象情報に対応付けられ、いずれの恩典を享受
するかについて選択するための恩典選択情報と、恩典情
報に対応付けられ、恩典を享受するために届け出なけれ
ばならない種々の届出事項についての届出事項情報と、
を有するデータベースを格納する手段として機能させる
とともに、制御手段を、ユーザ端末からのアクセス時
に、外部記憶手段から該ユーザとの対応関係がある種々
の情報を読み出し、ユーザに関係して発生した或いは発
生が予想される事象の事象名の選択入力を求める事象選
択画面のデータを事象情報に基づいて生成して、ユーザ
端末に送信するように前記送受信手段を制御する手段、
該ユーザ端末からの事象名データを送受信手段で受信す
ると、データベースの対応する恩典選択情報に基づく初
期質問画面のデータを生成して、ユーザ端末に送信する
ように前記送受信手段を制御する手段、ユーザ端末から
返送された初期回答データを送受信手段で受信すると、
該初期回答データに基づいて、当該ユーザが受けようと
している各恩典及び該各恩典に対応する届出事項を、デ
ータベースの恩典情報及び届出事項情報から抽出する抽
出処理と、抽出した届出事項に基づく最終質問画面のデ
ータをユーザ端末に送信する送信処理と、ユーザ端末か
ら返送された届出事項についての最終回答データをデー
タベースの所定領域に格納する届出事項格納処理と、を
行う手段、として機能させるプログラムが、コンピュー
タ読み取り可能に記録される。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明を適用した事務処理支援シ
ステムの全体構成を説明する図である。実施の形態の事
務処理支援システムは、図1に示すように、データベー
スの管理を行うサーバ装置1と、申請者等が操作するユ
ーザ端末2(2A,2B,2C,・・・2n)とが、イ
ンターネット等の通信網3を介して接続され、相互にデ
ータ通信を行いながら、ユーザ端末2からサーバ装置1
に各種通知・報告・届出・申請等の情報についての伝達
がなされることで、各種事務処理の支援を行うようにな
っている。
【0022】この実施の形態では、所定企業(甲株式会
社)の本社の事務管理部門にサーバ装置1が配置され、
甲株式会社の他の各部署や、各支社、各工場等にユーザ
端末2が配置された例について説明する。
【0023】本発明では、ユーザ端末2の数(nの数)
については特に限定されるものではない。また、サーバ
装置1と各ユーザ端末2とを接続する接続形態は、有線
のみならず、無線を介する形態であっても良いことは勿
論である。
【0024】本実施の形態では、サーバ装置1及びユー
ザ端末2については、汎用のパーソナルコンピュータを
用いた場合について説明するが、ユーザ端末2として
は、例えば携帯型の各種通信端末装置(携帯電話,PH
S,いわゆるモバイル型パソコンなど)のように、イン
ターネット等の通信網3を介してサーバ装置1と接続で
きる機能を有するものであれば適用可能である。
【0025】サーバ装置1とユーザ端末2との通信につ
いては、データに暗号化処理を施して送受信するなど、
通信の秘密を保持する機能がサーバ装置1とユーザ端末
2の双方に備わっていることが好ましい。また、サーバ
装置1とユーザ端末2との通信については、所謂なりす
まし等を防止するために、通信相手側の端末を正しく認
証できる電子認証等の仕組みを施された通信とすること
が好ましい。
【0026】(ユーザ端末の構成)図2は、ユーザ端末
2の概略構成を説明するための機能ブロック図である。
ユーザ端末2は、図2に示すように、この端末全体の制
御を行うCPU等からなる制御部21と、ハードディス
クドライブ等からなる外部記憶部22と、モデム等から
なり通信網3と接続される送受信部23と、液晶ディス
プレイ或いはCRT等からなる表示部24と、キーボー
ドやマウス等の操作入力部25と、を有する。
【0027】ユーザ端末2では、所定のOS(operatin
g system)や、インターネット等の通信網3を介して各
種端末との間でデータ通信を行うためのプログラム等が
外部記憶部22に格納され、これを制御部21が読み出
して実行する。
【0028】本実施の形態の事務処理支援システムで
は、ユーザ端末2は、ユーザによる操作入力部25の操
作に基づいて、通信網3を介して所定のサイトにアクセ
スすることでサーバ装置1との接続が図られ、サーバ装
置1とデータ通信を行う。そして、サーバ装置1から送
信された各種データがユーザ端末2の表示部24に表示
され、ユーザはこの表示画面を見ながら操作入力部25
を操作することにより、各種データを表示画面内に入力
して、入力したデータをサーバ装置1に送信する。
【0029】詳細には、ユーザ端末2は、通信網3を介
してサーバ装置1から送られてきたデータを送受信部2
3で受信し、制御部21の制御に基づいて受信データを
適宜表示部24に表示し、或いは外部記憶部22に格納
する。ここで、表示部24に表示される画面には、例え
ばサーバ装置1との接続を図るためのログイン画面(図
13)、事象選択画面(図15)、初期質問画面(図1
7)などがあり、これらの詳細については後述する。ま
た、ユーザ端末2では、操作入力部25からの操作入力
信号に基づいて生成されたデータを、送受信部23から
通信網3を介してサーバ装置1に送信するように、制御
部21が各部を制御する。
【0030】(ユーザが行うユーザ端末の操作手順等)
次に、図3のフローチャートを参照して、ユーザ端末2
についてユーザが行う操作等の概要を説明する。ユーザ
端末2のユーザは、上述のように所定サイトにアクセス
して、後述する初期入力画面としてのログイン画面(図
13参照)を表示部24に表示し(ステップS11)、
このログイン画面でユーザが操作入力部25を操作して
IDとパスワードからなる認証情報を入力することで、
サーバ装置1と接続する(ステップS12)。
【0031】ユーザは、ログインによりサーバ装置1か
ら送信されるデータに基づく後述の事象選択画面(図1
5参照)が表示部24に表示される(ステップS13)
のを待ち、事象選択画面が表示されると、操作入力部2
5を操作して、自らに発生した事象(或いは近いうちに
発生予定のある事象)についての事象名を選択入力し
て、サーバ装置1に事象名のデータとして送信する(ス
テップS14)。
【0032】続いて、ユーザは、この事象名の選択によ
りサーバ装置1から送信されるデータに基づく後述の初
期質問画面(図17参照)が表示部24に表示される
(ステップS15)のを待ち、初期質問画面が表示され
ると、操作入力部25を操作して、画面内の各質問事項
について主にYes/Noの選択形式で回答して、回答
のデータ(初期回答データ)をサーバ装置1に送信する
(ステップS16)。
【0033】さらに、ユーザは、この回答後にサーバ装
置1から送信されるデータに基づく後述の最終質問画面
(図20参照)が表示部24に表示される(ステップS
17)のを待ち、最終質問画面が表示されると、操作入
力部25を操作して、画面内の各質問事項について主に
キー入力形式で回答して、回答のデータ(最終回答デー
タ)をサーバ装置1に送信する(ステップS18)。
【0034】そして、ユーザは、この回答後にサーバ装
置1から送信されるデータに基づく後述の恩典一覧画面
(図24,図25参照)が表示部24に表示される(ス
テップS19)のを待ち、恩典一覧画面が表示されるこ
とで、自らが受けることのできる恩典を知る。
【0035】(サーバ装置の構成)図4は、サーバ装置
1の概略構成を説明するための機能ブロック図である。
サーバ装置1は、図4に示すように、装置全体の制御を
行うCPU等からなる制御部11と、コンピュータをサ
ーバとして機能させるためのプログラムや詳細を後述す
るデータベース等が格納されたハードディスクドライブ
等からなる外部記憶部12と、モデム等からなり通信網
3と接続される送受信部13と、CRT或いは液晶ディ
スプレイ等からなる表示部14と、キーボードやマウス
等の操作入力部15と、を備えている。
【0036】サーバ装置1の制御部11は、外部記憶部
12内に格納された上記プログラムを読み出して実行す
ることにより、種々の演算処理や、詳細を後述する各部
の制御を行う。
【0037】サーバ装置1の送受信部13は、通信網3
を介して接続されたユーザ端末2との間でのデータの送
受信を行う。サーバ装置1は、ユーザ端末2から送られ
てきた各種データが送受信部13で受信されると、当該
データに基づいて制御部11が外部記憶部12を制御し
て、外部記憶部12に格納されたデータベースのデータ
についての参照、読み出し、ユーザ端末2に送信するデ
ータの生成等の種々の処理を行う。
【0038】次に、サーバ装置1の外部記憶部12内に
格納されたデータベースの登録情報の概要を、図5を参
照して説明する。図5に示すように、外部記憶部12内
のデータベースには、サーバ装置1にアクセス可能なユ
ーザの個人データについてのユーザ情報と、ユーザに起
こりうる種々の事象についての事象情報と、ユーザが享
受し得る種々の恩典についての恩典情報と、いずれの恩
典を享受するかについて選択するための恩典選択情報
と、恩典を享受するためにデータベース管理者に届け出
なければならない種々の届出事項についての届出事項情
報と、各種恩典を受けるのに必要とされる証明書等につ
いての必要書類情報が、それぞれ後述する対応付けによ
り登録される。
【0039】この実施の形態では、サーバ装置1は、送
受信部13で受信したデータに基づいて、或いは適宜デ
ータベース管理者による操作入力部15の操作に基づい
て、外部記憶部12内のデータベースの各種情報につい
ての新規登録、検索、読み出し、削除、追加、書き換え
等のデータ処理を行う。外部記憶部12から読み出され
たデータベースのデータは、必要に応じて表示部14に
表示されるようになっている。
【0040】以下の説明では、説明の便宜のため、外部
記憶部12内に一の団体(上述の甲株式会社)のデータ
ベースのみが格納された場合について説明するが、本実
施の形態では、外部記憶部12内に複数の団体のデータ
ベースを格納することが可能であり、この場合には、複
数の企業における事務処理をサーバ装置1が配置された
外部の企業で支援する所謂アウトソーシングシステム用
のサーバとして使用することが可能となる。
【0041】なお、データベースは、この実施の形態で
はサーバ装置1の外部記憶部12内に格納して管理され
る構成として説明するが、例えばサーバ装置1の送受信
部13を介して通信可能な他の端末装置の外部記憶部に
格納された形態で、サーバ装置1により管理される構成
としても良い。
【0042】以下、図5乃至図11を参照して、甲株式
会社の情報についてデータベースに登録される情報の具
体例及び外部記憶部12内に格納されるデータベースの
構造等について説明する。
【0043】(ユーザ情報)データベースに登録される
ユーザ情報には、認証情報と基礎情報とが含まれる。こ
こで、認証情報は、ユーザ同士を識別し、サーバ装置1
にアクセス可能なユーザであるかについて認証するため
の情報であり、例えば、ユーザID、ユーザの属する団
体(ここでは甲株式会社)を示すID、ユーザの設定す
るパスワードのデータ等が含まれ、パスワードについて
は各ユーザが適宜変更できるようになっている。
【0044】ユーザ情報における基礎情報は、ユーザの
基礎的な個人情報であり、例えば、氏名,性別,生年月
日(年齢),入社年月日,社員コード,所属部署名及び
そのコード,正社員/派遣社員の別,役職名,住所及び
電話番号,メールアドレス,未婚/既婚の別,家族構
成,通勤経路及び定期代,各種ふりがな、などの種々の
情報が含まれる。本実施の形態では、後述のように、デ
ータベースに多くの種類の基礎情報が登録されるほど、
ユーザが行うべき入力作業の負担が軽減されるようにな
る。
【0045】データベースに登録された甲株式会社(企
業ID:D0032)内の特定ユーザについてのユーザ
情報の例を、図6に示す。図6の例では、「1.企業I
D」〜「3.パスワード」までが認証情報で、「4.申
請者の氏名」以下が基礎情報となる。図6では、基礎情
報については一部のみ示しており、「14.」以下は、
例えば、性別,役職,正社員/派遣社員の別,入社年月
日,・・・といった種々の情報が登録されることにな
る。このユーザ情報については、データベース管理者が
操作入力部15を操作することでサーバ装置1の表示部
14に表示され、必要に応じて、新規登録、抹消、個々
の情報の修正等のメインテナンスを行うことが可能とな
っている。
【0046】この事務処理支援システムでは、基礎情報
のうちの所定の情報、例えば図6に示した「10.婚姻
の状態(未婚/既婚の別)」や、不図示の、性別,役職
名,正社員/派遣社員の別,入社年月日、生年月日(年
齢)、などの情報は、ユーザが享受することができる恩
典の範囲や、特定の恩典について享受できるか否か、等
について示す情報となりうる。例えば、既婚(結婚中)
の社員については結婚届は出せない、管理職は残業代が
出ないため残業申請ができない、女性には生理休暇や産
休等の独自の休暇申請が認められている、勤務年数10
年以上の正社員には長期休暇の申請が認められる、等の
ように、ユーザの属する団体で決められた恩典等の受給
者になれるかどうか等について、基礎情報だけで分かる
場合も多い。
【0047】基礎情報のこのような性質に着目して、本
実施の形態では、サーバ装置1が行う処理において、ユ
ーザ情報の基礎情報を適宜参照するようになっており、
この詳細については後述する。
【0048】(事象情報)データベースに登録される事
象情報は、例えば図7の対応表に示すように、結婚,
(子供の)出生,引っ越し,勤怠(に関する種々の手
続),購買,等の、各ユーザに共通して起こりうる種々
の事象についての事象名のデータが登録される。この対
応表についても、データベース管理者が操作入力部15
を操作することでサーバ装置1の表示部14に表示さ
れ、必要に応じて、事象名の追加、変更、一部削除等の
メインテナンスを行うことが可能となっている。
【0049】また、上述のように外部記憶部12内に複
数の団体のデータベースを格納する場合には、事象情報
について、各団体毎に異なった数や事象名とすることが
可能であり、これにより、各団体毎に個別化され、それ
ぞれの社内規則等に沿ったものとなる。
【0050】(恩典情報)データベースに登録される恩
典情報には、当該ユーザの属する団体(この例では甲株
式会社)内で享受できる恩典について示すデータ(以
下、単に恩典のデータという。)が登録される。この実
施の形態では、恩典情報における各恩典のデータは、図
8の対応表に示すように、上述した事象情報における個
々の事象名のデータと1:nで対応付けられている。
【0051】ここで、「恩典」とは、ユーザの属する団
体から享受しうる利益やサービス一般を言い、ユーザが
恩恵的に感じるようなサービス(例えば、ユーザの家族
で会社の保養所を利用したり、長期休暇制度を利用する
こと、等)は勿論のこと、単なる事務的な手続(例え
ば、出張についての精算など)なども含まれる。
【0052】図8に示す甲株式会社の例では、ユーザが
「結婚」すると、当該ユーザは甲株式会社から、家族手
当(支給額)の変更,会社に登録された氏名の変更,健
康保険に登録された被扶養者の変更,年金基金に登録さ
れた氏名の変更,年金基金から支給される結婚祝金につ
いて(支給を受けたい旨)の申請,扶養控除申告書の変
更,についての恩典を享受できることを意味している。
換言すれば、甲株式会社では、ユーザの「結婚」に伴っ
て、当該ユーザに関する家族手当(支給額)の変更,登
録氏名変更,・・・等の、行うべき種々の事務手続や事
務処理事項が発生することになる。
【0053】なお、図8では単に一例を示したものであ
るが、この対応表については、データベース管理者が操
作入力部15を操作することでサーバ装置1の表示部1
4に表示され、プログラムメインテナンスの際に、必要
に応じて、恩典の追加、変更、一部削除等のメインテナ
ンスを行うことが可能である。
【0054】従って、データベース管理者は、プログラ
ムメインテナンスの際に、例えば「結婚」に対応する恩
典として、甲株式会社から結婚式場へ祝電が送られる祝
電サービスについて支給を受けたい旨の申請、などを加
えたい場合には、サーバ装置1の操作入力部15を操作
して、事象情報「結婚」に対応する恩典欄(空欄)を追
加して、この空欄内に例えば「式場への祝電サービス」
の文字を登録し、これに対応する恩典選択情報(例え
ば、式場へ祝電を送るか否かを問う質問)や届出事項情
報(例えば、結婚式の日時,式場の連絡先、など)を同
様に追加する。
【0055】(恩典選択情報)データベースに登録され
る恩典選択情報は、図9の対応表に示すように、事象情
報に対応付けられ、対応する各恩典の内のいずれの恩典
を享受するかについて選択する(ユーザに選択させる)
ための情報が登録される。
【0056】本実施の形態では、恩典選択情報として、
事象情報における個々の事象名のデータと1:n(nは
1以上)で対応付けられたn個の質問情報と、n個分の
回答を登録するための回答登録欄が設けられ、かつ、各
回答登録欄が恩典情報における個々の恩典と1:1で対
応付けられた構造となっている。
【0057】図9に示す例では、質問情報としてYes
/Noの形式で回答できる質問について登録され、これ
らの質問に全て正(Yes)で回答された場合には、当
該ユーザが、対応する各恩典のすべてを(放棄せずに)
受けようとしていることが分かり、いずれかの質問に否
(No)で回答された場合には、当該恩典については享
受しない(放棄する)旨が分かる構成となっている。
【0058】なお、質問情報及び回答登録欄と、個々の
恩典との対応付けは、この例では1:1となっている
が、n:1或いは1:nとしても良い。すなわち、この
対応表についても、データベース管理者が操作入力部1
5を操作することでサーバ装置1の表示部14に表示さ
れ、必要に応じて、1の恩典に対する質問欄の追加、質
問欄の文字の修正、質問欄の一部削除等のメインテナン
スを行うことが可能となっており、例えば2以上の質問
(質問情報)に対して正(Yes)の回答であれば1の
恩典が享受できる設定、或いは1の質問(質問情報)に
対して正(Yes)の回答であれば2以上の恩典が享受
できる設定とすることも可能である。
【0059】2つの質問(質問情報)に対して1の恩典
(恩典情報)を対応付ける場合としては、例えば、
「配偶者を健康保険被扶養者に申請しますか?」,
「配偶者に100万円以上の収入はありますか?」とい
う2つの質問(質問情報)に対して、に対して正(Y
es)、に対して否(No)の回答である場合にの
み、恩典情報としての「配偶者を健康保険被扶養者とし
て申請できる」恩典を享受できるような対応付けをすれ
ば良い。
【0060】(届出事項情報)データベースに登録され
る届出事項情報は、図10の設定表に示すように、上述
した恩典情報における各恩典に対して、当該恩典を享受
するために届け出なければならない届出事項についての
情報が登録される。この実施の形態では、届出事項情報
として、個々の恩典に対して1:n(nは1以上)で対
応付けられたn個分の届出事項についての事項名が登録
されるとともに、各事項名に関してのデータを格納する
ための届出事項データ格納領域(図示せず)が、外部記
憶部12の所定領域に割り当てられている。
【0061】図10に示す設定表は、データベース管理
者が操作入力部15を操作することでサーバ装置1の表
示部14に表示され、必要に応じて各欄の設定状態を変
更できるようになっている。この例では、恩典を享受す
るために届け出なければならない届出事項が「○」又は
「●」で表示され、このうちの「●」で表示された届出
事項については、後述する最終質問画面で表示されない
ことを示す設定となっている。
【0062】すなわち、図10に示す設定状態では、例
えば結婚に伴う「会社からの家族手当の変更」について
の恩典を享受するためには、申請者の氏名,申請年月
日,結婚年月日,入籍の有無,配偶者の氏名,配偶者の
カナ氏名,配偶者の生年月日,配偶者の年収見込み、に
ついての届出が必要となるが、結婚に伴う「年金基金に
登録された氏名の変更」については、申請者の氏名,申
請年月日,申請者の生年月日,申請者の新しい氏名,厚
生年金基金番号、についての届出で足り、このうちの厚
生年金基金番号についてはユーザ端末2の表示部24で
は表示されない。
【0063】この「●」についての設定は、ユーザ情報
(基礎情報)として既に登録状態にあり、かつ、データ
ベース管理者が「ユーザ側での確認が困難な事項」と考
えるものについて行えば良く、この例では、「健康保険
証番号」と「厚生年金基金番号」につき、これらが人事
部等の管理部門で管理され、ユーザが知らない場合が多
いことから、非表示に設定している。
【0064】(必要書類情報)さらに、本実施の形態で
は、図11の対応表に示すように、上述した恩典情報に
おける各恩典に対して、当該恩典を享受するために必要
となる証明書などの書類名についての情報が、必要書類
情報としてデータベースに登録できるようになってい
る。詳細には、データベースの必要書類情報としては、
個々の恩典に対して1:m(mは0以上)で対応付けら
れたm個の書類名が登録され、証明書などの必要ない恩
典については、対応する必要書類情報の欄が空白とされ
る。
【0065】この対応表についても、データベース管理
者が操作入力部15を操作することでサーバ装置1の表
示部14に表示され、必要に応じて、必要書類情報につ
いての追加、変更、一部削除等のメインテナンスを行う
ことが可能となっている。
【0066】(サーバ装置が行う処理)以下、主に図1
2のフローチャートを参照して、ユーザ端末2から送ら
れてきた各種データに基づいてサーバ装置1の制御部1
1が行う一連の処理について説明する。
【0067】サーバ装置1の制御部11は、通信網3を
介して所定サイトにアクセスして来たユーザ端末2に対
して、ログイン画面についてのデータを送信するように
送受信部13を制御し(ステップS31)、当該ユーザ
端末2から認証情報が送られてくるのを待つ状態となる
(ステップS32)。
【0068】図13にユーザ端末2の表示部24に表示
されるログイン画面の例を示す。本実施の形態では、図
13に示すように、ログイン画面内に認証情報としての
「企業ID」,「ユーザID」,「パスワード」を入力
できるようになっており、ユーザが操作入力部25を操
作してこれら各情報を入力して画面内の不図示のログイ
ンボタンをクリックすると、入力した各情報が送受信部
23及び通信網3を介してサーバ装置1に送信される。
【0069】そして、サーバ装置1の制御部11は、ユ
ーザ端末2から送信された認証情報を送受信部13で受
信すると、当該認証情報(IDとパスワード)のデータ
に基づいて、ユーザの認証を行う(ステップS33)。
【0070】ここでは、制御部11が外部記憶部12の
データベースを検索して、当該ID及びパスワードがデ
ータベースのユーザ情報に登録されているか否かについ
ての判定及び照合を行うことで、正規なユーザか否かの
認証が行われる。そして、制御部11は、正規なユーザ
と認めた場合のみ、ステップS34以下の処理を行い、
正規なユーザと認めない場合には認証情報の再入力を促
す不図示の再入力画面のデータをユーザ端末2に送信す
るように送受信部13を制御する。
【0071】ステップS34において、制御部11は、
データベースに登録されている事象情報を抽出して、ユ
ーザに事象を選択させるための事象選択画面についての
データをユーザ端末2に送信するように送受信部13を
制御し、続くステップS35で、当該ユーザ端末2から
事象名のデータが送られてくるまで待機する状態とな
る。
【0072】図15に、ユーザ端末2の表示部24に表
示される事象選択画面の一例を示す。図15では、上述
した図7の事象情報に基づいて、「結婚」,「出生」,
「引越し」,「勤怠」,「購買」の5つの事象名が表示
されていることが分かる。
【0073】さらに、この事務処理支援システムでは、
サーバ装置1がステップS34で以下のような処理を行
うことによって、ユーザ毎に異なる事象選択画面がユー
ザ端末2側で表示できるようになっている。以下、ステ
ップS34で行う処理の詳細について、図14のサブル
ーチンを参照して説明する。なお、図14のサブルーチ
ンは、「正社員でない派遣社員等の場合には、派遣元の
企業に雇用されているため、派遣先の甲株式会社では、
結婚や出生に関連する人事関係の恩典を受けることがで
きず、購買に関する恩典のみ受けられる」ことを前提と
した処理となっている。
【0074】サーバ装置1の制御部11は、ステップS
33で正規なユーザと認定すると、当該ユーザに関する
データベースのユーザ情報(基礎情報)を参照して、正
社員か否かについて判定を行い(ステップS341)、
Yesすなわち正社員との判定の場合にはステップS3
42に移行し、Noすなわち正社員でないとの判定の場
合には派遣社員等とみなしてステップS343に移行す
る。
【0075】ステップS342で、制御部11は、当該
ユーザに関するデータベースのユーザ情報(図6の「1
0.婚姻の状態(未婚/既婚の別)」の欄)を参照し
て、独身か否かについて判定し、Yesすなわち独身で
あるとの判定の場合にはステップS344に移行し、N
oすなわち独身でないとの判定の場合には既婚とみなし
てステップS345に移行する。
【0076】そして、制御部11は、ステップS343
では購買のみを表示する事象選択画面データを生成し、
ステップS344ではすべての事象名を表示する事象選
択画面データを生成し、ステップS345では結婚を除
く事象選択画面データを生成し、それぞれステップS3
46に移行して、生成したいずれかの事象選択画面デー
タをユーザ端末2に送信するように送受信部13を制御
した後に、図12のステップS35に移行する。
【0077】すなわち、この例では、ステップS344
の処理がなされた場合には図15と同一の事象選択画面
がユーザ端末2側で表示され、ステップS343の処理
がなされた場合には「購買」のみが含まれた事象選択画
面がユーザ端末2側で表示され、ステップS345の処
理がなされた場合には結婚以外の「出生」,「引越
し」,「勤怠」,「購買」の事象名が含まれた事象選択
画面データがユーザ端末2側の表示部24で表示される
ことになる。
【0078】図16に、正社員で未婚の第1ユーザ、正
社員で既婚の第2ユーザ、派遣社員である第3ユーザが
それぞれサーバ装置1にアクセスした場合に、各ユーザ
端末で表示される事象選択画面内の事象名について対比
して示している。すなわち、既に結婚した状態にある第
2ユーザについては、結婚という事象は発生しないこと
から、結婚を除く事象選択画面がユーザ端末2で表示さ
れ、正社員でなく購買に関する恩典しか受けられない第
3ユーザについては、「購買」のみが含まれた事象選択
画面がユーザ端末2で表示されることが分かる。
【0079】このように、本実施の形態の事務処理支援
システムでは、ユーザ端末2からのアクセス時(ログイ
ン後)に、サーバ装置1が、ユーザ情報の登録情報に基
づいて、事象情報の登録情報から事象選択画面に含める
事象名を選択して事象選択画面のデータを生成し、該デ
ータをユーザ端末2に送信する処理を行うようにしてい
るので、当該ユーザに適合した事象選択画面がユーザ端
末2に表示され、ユーザ側で無駄な操作を行ったり、本
来認められない恩典についての申請等が行われたり、さ
らにはユーザ側でいかなる恩典を受けられるのか等の無
用な疑義が生じる虞、等の種々の不都合を回避すること
が可能となる。
【0080】また、このような処理を行うことにより、
事象選択画面内に表示される事象名の数が減少するの
で、事象情報の登録情報(事象名の数)が多い場合には
特に有効であり、ユーザ端末2の表示部24に表示され
る画面の見やすさや、操作性の向上等が図られる。
【0081】さらには、この事務処理支援システムで
は、サーバ装置1がユーザ情報の登録情報に基づいて、
事象情報の登録情報から事象選択画面に含める事象名を
選択するので、特定のユーザ(例えば正社員以外のユー
ザ)について、特定の時期だけ特定の恩典(例えば甲株
式会社の保養所等の使用)を与える、といったことも可
能であり、この場合には当該恩典に対応する事象情報
(例えば「社内施設の利用」),届出事項情報(例えば
「利用日時」,「利用人数」など),恩典選択情報(例
えば「保養所を利用しますか」等の質問),を相互に対
応付けてデータベースに登録し、図14のステップS3
41でNoの判定となった場合に「所定時期か」につい
て判定し、Yesの場合には「社内施設の利用」を含め
た事象選択画面データを生成し、Noの場合にはステッ
プS343に移行する処理を行えば良い。
【0082】ステップS346の処理を経てユーザ端末
2の表示部24に事象選択画面が表示されると、この事
象選択画面において、ユーザがユーザ端末2の操作入力
部25を操作していずれかの事象名をマウスクリック等
で選択することにより、選択した事象名についてのデー
タがサーバ装置1に送信される(図3のステップS1
4)。
【0083】サーバ装置1の制御部11は、この際に、
送受信部13の受信信号を監視して事象名のデータを受
信したか否かについて判定し、受信するまで待機する状
態にあり(ステップS35)、送受信部13で当該デー
タを受信すると、ステップS36に移行する。
【0084】ステップS36において、サーバ装置1の
制御部11は、受信した事象名のデータに基づいてデー
タベースを参照し、当該事象名に対応付けられた恩典選
択情報の各質問情報(図9参照)を抽出し、各質問情報
に基づいた初期質問画面のデータを生成して、このデー
タをユーザ端末2に送信するように送受信部13を制御
した後に、ステップS37に移行する。
【0085】図17に、甲株式会社の社員(図6のユー
ザ情報に該当するユーザ)が事象選択画面で「結婚」を
選択した場合におけるユーザ端末2の表示部24に表示
される初期質問画面の例を示す。
【0086】この場合の初期質問画面には、図17に示
すように、結婚に伴う各種恩典を享受するか放棄するか
を決定するための質問として、会社からの家族手当につ
いての変更を申請するか否か、会社に登録された氏名を
変更するか否か、家族を健康保険に加入させるか否か、
戸籍上の氏名を変更するか否か、結婚祝金を申請するか
否か、家族は税法上の扶養者と認められるか否か、につ
いての質問と、各質問に対するYes/Noの回答を選
択入力するための欄が表示される。
【0087】図17に示すように、この初期質問画面
は、回答及びマウス等でのクリックが容易なYes/N
o形式の質問が表示されるため、質問事項が多い場合で
もユーザの入力作業は楽であり、また、提出すべき書類
の種類、数、フォーマット等について一切意識すること
なく入力することが可能である。
【0088】なお、初期質問画面については、図17に
示す例では、恩典についてユーザが放棄できるような画
面となっているが、特定の恩典についてこれを放棄させ
ないように、当該恩典に対応する質問についてNoの回
答を選択できないような画面としても良い。
【0089】ユーザは、ユーザ端末2の操作入力部25
を操作して、これら各質問に回答して、初期質問画面内
の不図示の送信ボタンをクリックする。これにより、送
受信部23から各質問に対する回答のデータ(初期回答
データ)がサーバ装置1に送信される(図3のステップ
S16)。
【0090】この際に、サーバ装置1の制御部11は、
送受信部13の受信信号を監視して初期回答データを受
信したか否かについて判定し、受信するまで待機する状
態にあり(ステップS37)、送受信部13で初期回答
データを受信すると、当該データを図9の回答登録欄に
対応する外部記憶部12の所定領域(図5参照)及び制
御部11内の不図示のRAM等の作業領域に格納して、
ステップS38に移行する。
【0091】ステップS38で、制御部11は、受信し
た初期回答データに基づいて、データベースの恩典情報
から、当該ユーザが受けようとしている恩典(図9参
照)をn個抽出するとともに、データベースの届出事項
情報(図10参照)から、当該n個の恩典に対応付けら
れた届出事項を抽出し、次のステップS39に移行す
る。
【0092】このステップS38において、制御部11
は、データベースの届出事項情報から、各恩典に対応付
けられた届出事項を全て抽出するのではなく、上述した
ステップS37で受信したユーザからの初期回答データ
に基づいて、該初期回答の内容に適合する届出事項を抽
出して、作業領域に格納する。例えば、初期質問画面で
ユーザが図18に示すように回答した場合には、ステッ
プS37で受信したユーザからの回答のデータに、「会
社に登録された氏名を変更しない」及び「戸籍氏名を変
更しない」旨を示すデータが含まれているため、「会社
に登録された氏名の変更」,「年金基金に登録された戸
籍氏名の変更」の各恩典に対応付けられた届出事項の
「申請者の新しい名前」については抽出されない。
【0093】このように、事務処理支援システムでは、
選択された事象に対応付けられた各恩典の届出事項を全
て抽出するのではなく、初期質問の回答で選択されなか
った恩典(すなわち、ユーザが受けようとしていない恩
典)に対応する届出事項については抽出しない処理を行
っているので、後述する最終質問画面が初期質問に対す
るユーザの回答に対応した、より簡素な画面となり、デ
ータベース管理者にとって不必要な事項やユーザ側で入
力できない事項についての抽出を回避することが可能と
なる。
【0094】そして、ユーザが図18のように回答した
場合には、図9から分かるように、「会社からの家族手
当の変更」,「健康保険に登録された被扶養者の変
更」,「年金基金からの結婚祝金の申請」,「扶養控除
申請書の変更」の4つの恩典、及びこれに対応し図10
に「○」又は「●」で示す各届出事項(「申請者の新し
い名前」以外の事項)が抽出され、これらについてのデ
ータが制御部11内の作業領域に一時格納されることに
なる。
【0095】そして、この事務処理支援システムでは、
サーバ装置1の制御部11がステップS39で以下のよ
うな処理を実行することで、不必要な届出事項の質問が
間引かれ、過不足のない質問項目の一覧としての最終質
問回答画面についてのデータが生成される。以下、ステ
ップS39で制御部11が行う処理の詳細について、図
19のサブルーチンを参照して説明する。
【0096】サーバ装置1の制御部11は、ステップS
38で各恩典の情報と各届出事項の情報を上述のように
抽出すると、抽出した恩典が複数であるか否かについて
判定し(ステップS391)、Yesすなわち複数であ
るとの判定の場合にはステップS392に移行し、No
の判定の場合には恩典が単数であるとしてステップS3
94に移行する。
【0097】ステップS392で、制御部11は、抽出
した恩典に対応する届出事項間での重複があるか否かに
ついて判定し、Yesすなわち重複ありとの判定の場合
にはステップS393に移行し、Noすなわち重複なし
との判定の場合にはステップS394に移行する。
【0098】ステップS393で、制御部11は、届出
事項の重複を省く処理を行う。例えば、上述のように図
6のユーザ情報に該当するユーザが事象選択画面で「結
婚」を選択し、初期質問画面でユーザが図18のように
回答した場合には、ステップS38の抽出時に4つの恩
典が抽出され(図9参照)、かつ、これら各恩典に対応
付けられた届出事項が抽出されることになる(図10参
照)が、図10から分かるように、複数の恩典が抽出さ
れると「申請者の氏名」,「申請年月日」,「配偶者の
氏名」等の届出事項について複数回抽出され制御部11
内の作業領域に格納する際に重複状態となるので、ステ
ップS393でこの重複状態を解消させる。
【0099】ステップS394で、制御部11は、デー
タベースのユーザ情報(基礎情報)を参照して、各届出
事項のうち当該ユーザのユーザ情報に登録されているも
のがあるか否かについて判定し、Yesすなわち登録あ
りとの判定の場合には、該当する各届出事項につき、こ
れらのデータを例えば作業領域の他のエリアに移動させ
る、或いはポインタを付加する等の処理により、入力不
必要項目として設定し(ステップS395)、Noすな
わち登録なしとの判定の場合にはステップS396に移
行する。
【0100】この例では、図6に示すように、データベ
ースのユーザ情報には「申請者の氏名」,「申請者の生
年月日」,「健康保険証番号」,「厚生年金基金番号」
についての情報が登録されていることから、図21に丸
印で示すように、これらの届出事項については、ステッ
プS394で登録ありと判定され、ステップS395で
入力不必要項目として設定されることになる。
【0101】そして、続くステップS396で、制御部
11は、上述したステップS395で設定した各入力不
必要項目について、データベース管理者により予め設定
された表示態様の設定状態に基づく処理を行う。
【0102】この例では、「記入済み表示」又は「非表
示」のいずれかを選択できるようになっており、図10
に示す設定表において「●」の設定のものは「非表示」
になり、「○」の設定のものは「記入済み表示」とな
る。
【0103】このため、ステップS396では、制御部
11は、「非表示に該当する届出事項(事項名)のデー
タを作業領域から削除し、「記入済み表示」に該当する
各届出事項については、該当するデータをユーザ情報か
ら読み出して作業領域に一旦格納し(図21参照)、作
業領域に格納された各データに基づいた最終質問画面の
データを生成する。
【0104】この例では、「健康保険証番号」及び「厚
生年金基金番号」が「非表示」として制御部11内の作
業領域から削除され、「申請者の氏名」,「申請者の生
年月日」が「記入済み表示」として処理され、最終的に
は、「申請年月日」,「結婚年月日」,「入籍の有
無」,「配偶者の氏名」,「配偶者のカナ氏名」,「配
偶者の生年月日」,「配偶者の年収見込み」の7項目
が、ユーザの入力すべき事項となるので、この7項目の
入力をユーザに促すための最終質問画面のデータが生成
される。
【0105】そして、制御部11は、ステップS40
で、最終質問画面のデータをユーザ端末2に送信するよ
うに送受信部13を制御する。上述した図18の回答例
においてユーザ端末2の表示部24に表示される最終質
問画面を図22に示す。また、この回答例において上述
したステップS394乃至ステップS396等の処理を
行わなかった場合に表示される最終質問画面を図20に
示す。
【0106】図20と図22を比較して分かるように、
本実施の形態では、ユーザが入力すべき届出事項の重複
及び不足をなくし、かつ、入力すべき項目を大幅に減ら
し最小限とした最終質問画面を生成することが可能とな
る。
【0107】また、多くの企業等においては、「健康保
険証番号」や「厚生年金基金番号」についての情報は、
人事部等の管理部門で管理され、ユーザが知らない場合
(或いは忘れている場合やこれらの冊子やこれらの番号
を記載したメモ等が手元にない場合)も多いことから、
このように表示対象から除外されることにより、最終質
問画面へのユーザの入力作業の短縮化が図られ、ユーザ
から管理部門等への問い合わせ等も必要なくなる。
【0108】図22の最終質問画面に対してユーザがユ
ーザ端末2の操作入力部25を操作して各届出事項の情
報を入力した状態を図23に示す。この図23から分か
るように、本実施の形態の事務処理支援システムによれ
ば、ユーザは、サーバ装置1から送信されユーザ端末2
の表示部24に表示される各質問に対して操作入力部2
5を操作して回答していくだけで良いので、申請或いは
申請書についての数、種類、フォーマット等について一
切意識する必要はない。
【0109】なお、最終質問画面には不図示の送信ボタ
ンが表示され、ユーザがユーザ端末2の操作入力部25
を操作して各届出事項の情報を入力した後にこの送信ボ
タンをクリックすることにより、各届出事項の情報が最
終回答データとしてサーバ装置1に送信される。
【0110】続くステップS41で、制御部11は、送
受信部13の受信信号を監視して、送信した最終質問画
面に対する回答(すなわち届出事項)のデータを受信す
るまで待機し、該データを受信するとステップS42に
移行する。このステップS42において、制御部11
は、例えば所謂空欄がないか、或いは論理的不整合(例
えば「申請年月日」よりも「申請者の生年月日」の方が
後の日付になっている場合などの、本来ありえない回
答)でないか、等についてのエラーチェックの判定を行
い、エラーなしの判定の場合にはステップS44に移行
し、エラーありの判定の場合にはステップS43に移行
する。
【0111】本実施の形態では、サーバ装置1としてパ
ーソナルコンピュータを用いており、通常は、これに時
計機能が備えられているため、ステップS41におい
て、制御部11は、時計機能に基づく日時のデータを参
照して、「申請年月日」についての正誤を判定すること
が可能である。或いは、ステップS41において、制御
部11は、「申請年月日」が空欄の場合には時計機能に
基づく日時のデータを利用することにより、申請年月日
の空欄についてはエラーなしとする(空欄でないとみな
す)ことも可能である。このいずれの処理とするかは、
データベース管理者が操作入力部15を操作して設定で
きるようにすれば良い。
【0112】ステップS43において、制御部11は、
エラーとされた届出事項について再入力すべきコメント
が加えられた最終表示画面(図示せず)のデータを生成
し、ステップS40に移行してこのデータをユーザ端末
2に送信するように送受信部13を制御する。そして、
制御部11は、ステップS42の判定で全てのエラーが
解消されるまでステップS40〜ステップS43のルー
プを繰り返し、全てのエラーが解消されるとステップS
44に移行する。
【0113】ステップS44において、制御部11は、
ユーザからの最終回答のデータをデータベースの所定領
域(図5参照)に格納するように外部記憶部12を制御
する。
【0114】なお、ステップS44では、制御部11
は、ユーザからは回答されなかったが届出を必要とする
ユーザ情報の該当事項(この例では、「申請者の氏
名」,「申請者の生年月日」,「健康保険証番号」,
「厚生年金基金番号」)のデータについて、併せてデー
タベースの所定領域に格納することとしても良い。
【0115】また、ステップS44では、制御部11
は、ユーザ端末から返送された届出事項についての最終
回答のデータに基づいて、2以上の届出事項間の演算を
行い、演算結果についてのデータについてもデータベー
スの所定領域に格納することとしても良い。このような
処理は、例えば経費や交通費等の精算の申請で、各届出
事項のデータがそれぞれ金額を示す場合に、各金額を加
算して合計の精算金額のデータをデータベースに格納す
ることで、データベース管理者等におけるその後の処理
が容易となる。
【0116】さらには、企業においては、各恩典につい
て、その届出事項の届出先が恩典の種類によって異なっ
ていたり、承認/不承認等の判断をして最終的に恩典を
与える権限を有する者(ユーザの上司等)がいる、等の
事務処理上における種々の取り扱いが想定されるため、
ステップS44において、恩典毎に、必要となる各届出
事項のデータをデータベースの所定領域に格納すること
としても良く、この場合には、上述したステップS39
3とは逆の処理、すなわち、届出事項のデータを所定回
数コピーして格納すれば良い。
【0117】この事務処理支援システムにおいては、こ
のようなデータの格納処理を行うことで、必要な届出事
項の情報が全て整理された状態となり、ユーザが書面に
必要事項を記載して各種の通知や申請等を行ったのと実
質的に同一の状態が得られるので、データベース管理者
は、サーバ装置1の操作入力部15を操作して、ユーザ
が享受したい各恩典の情報とそれに対する各届出事項の
情報を、表示部14に表示する、或いはサーバ装置1に
接続された不図示のプリンタで印刷する、さらには承認
/不承認等の判断をするユーザの上司等に対して、例え
ば社内メールやインターネット経由での電子メール等を
利用して電子的に転送する、また、これらの情報を例え
ば人事情報基幹データベース(図示せず)などの別のデ
ータベースに転送する等の種々の取り扱いとすることが
可能な状態となる。なお、プリンタで印刷した場合に
は、データベース管理者側で定型帳票という形で一元管
理することも可能となる。
【0118】また、上述のような電子的な転送を行わな
い場合であっても、例えば、データベース管理者が操作
入力部15を操作して、ユーザが享受したい各恩典の情
報とそれに対する各届出事項の情報が格納された領域に
対するアクセス権を特定のユーザに与える設定を行うこ
とにより、上述の恩典を与える権限を有する者がユーザ
端末2を操作して、申請等の内容や届出情報等について
参照する、といった使い方が可能となる。
【0119】そして、このようなデータの格納処理とと
もに、制御部11は、ステップS38で抽出した恩典に
基づいてユーザが受けられる恩典の一覧を含めた恩典一
覧画面のデータを生成し、このデータをユーザ端末2に
送信するように送受信部13を制御する(ステップS4
5)。
【0120】図24に、ユーザ端末2の表示部24に表
示される恩典一覧画面について示す。図24に示すよう
に、恩典一覧画面では、ユーザは、各質問に回答した結
果受けられる各恩典について、一目で分かることにな
る。
【0121】また、本実施の形態では、ステップS45
において、制御部11は、外部記憶部12内のデータベ
ースを参照して、抽出した恩典に対して必要書類がある
かについてチェックし(図11参照)、ある場合にはこ
の情報を含めた恩典一覧画面のデータを生成するように
なっている。必要書類がある場合にユーザ端末2の表示
部24に表示される恩典一覧画面の例を図25に示す。
図25に示す恩典一覧画面では、ユーザは、各質問に回
答した結果受けられる各恩典と、証明書等が必要となる
各恩典とについて、一目で分かることになる。
【0122】なお、この事務処理支援システムでは、恩
典情報や必要書類情報は、恩典選択情報に対応付けられ
てデータベースに登録されているため、これらの情報に
基づく画面を届出事項の入力に先立って表示することも
可能である。
【0123】例えば、恩典選択が確定した段階で、これ
に対応する恩典情報に基づいて、ユーザの享受しうる恩
典がユーザ端末2の表示部24に表示される構成とする
ことにより、その後の届出事項の入力時においてユーザ
側で心理的な安心感が得られ、また入力する意欲が喚起
され、届出事項が多い場合の励みにもなる。
【0124】この場合には、サーバ装置1の制御部11
は、上述した抽出処理(図12のステップS38)の実
行に伴って、例えば図26に示すような恩典一覧画面の
データを生成して、該データをユーザ端末2に送信する
ように送受信部13を制御すれば良く、該データの送信
時期についてはステップS40の最終質問画面のデータ
と同時或いはそれ以前に行う。
【0125】さらには、本実施の形態のサーバ装置1
は、ユーザからの事象名データを受信した段階で、当該
事象名に対応付けられた恩典を抽出することができるの
で、例えばステップS36の処理に先立って、ユーザが
享受し得る恩典についての一覧を示す恩典一覧画面のデ
ータをユーザ端末2に送信しても良い。
【0126】かくして、本実施の形態の事務処理支援シ
ステムによれば、ユーザは、届出事項を記載するための
書類の種類、数、フォーマット、記入位置等の書誌的事
項については最後まで一切意識することなく、各種通知
・報告・届出・申請等の情報の伝達をデータベース管理
者に対して行うことができる。
【0127】そして、この形態の事務処理支援システム
によれば、ユーザのみならず、事務管理部門において
も、恩典の選択や申請書等の書き方等についてユーザに
個別にアドバイスする必要が無くなることから、人的労
力が大幅に軽減され、また、事務管理部門に必要となる
人員等も少なくて済むので、人的資源の再配分が可能と
なり、企業の事務管理部門、さらには企業全体としての
生産性の向上に寄与することが可能となる。
【0128】例えば、一企業において、従来は種々の申
請や届出等の事務処理につきユーザに個別にアドバイス
するための専門家が、各部署、各支社、各工場等で必ず
一人は必要とされていたが、この事務処理支援システム
を使用することにより、各部署等に分散していた専門家
を一箇所に集約することが可能となる。また、従来の書
面を用いた申請等の場合には、同一企業内にも拘わら
ず、各部署、各支社、各工場等で記入形式や記入場所等
が異なる場合があったが、この事務処理支援システムを
使用することにより、このような問題を解消することが
可能となり、企業全体の利益につながる。
【0129】また、この事務処理支援システムは、企業
IDが設定されたデータベースとなっており、データベ
ースを企業等の団体毎に管理できるので、1台のサーバ
装置1で複数の団体における事務処理を支援することが
可能となり、複数の企業における事務処理をサーバ装置
1が配置された外部の企業で支援する所謂アウトソーシ
ングシステムとしても好適に使用できる。
【0130】なお、上述した実施の形態では、コンピュ
ータをサーバとして機能させるためのプログラムがサー
バ装置1の外部記憶部12内に格納された場合について
説明したが、このプログラムはCD−ROM,MO,D
VD等の各種記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記
録できることは勿論である。
【0131】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、事象の発生に伴って1以上の事務処理を行わなけ
ればならない場合におけるユーザの便宜及び企業の事務
管理部門の生産性の向上が図られ、ユーザに書類のフォ
ーマットを意識させないことが可能な、事務処理支援シ
ステム、及びこのシステムに用いられるサーバ装置、並
びにコンピュータをサーバ装置として機能させるための
プログラムが記録された記録媒体を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した事務処理支援システムの全体
構成を説明するための概略図である。
【図2】事務処理支援システムにおけるユーザ端末の構
成を説明するブロック図である。
【図3】ユーザが行うユーザ端末の操作概要を説明する
フローチャートである。
【図4】事務処理支援システムにおけるサーバ装置の構
成を説明するブロック図である。
【図5】サーバ装置の外部記憶部に格納されたデータベ
ースの登録情報を説明する図である。
【図6】データベースに登録されるユーザ情報の一例を
説明するための図である。
【図7】データベースに登録される事象情報の一例を説
明するための図である。
【図8】データベースに登録される事象情報と恩典情報
との対応関係を説明する図である。
【図9】データベースに登録される恩典選択情報の例、
及び恩典情報と恩典選択情報との対応関係等を説明する
図である。
【図10】データベースに登録される届出事項情報の
例、及び恩典情報と届出事項情報との対応関係等を説明
する図である。
【図11】データベースに登録される添付書類情報の
例、及び恩典情報と必要書類情報との対応関係等を説明
する図である。
【図12】サーバ装置が行う処理の概要を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】ユーザ端末に表示されるログイン画面の一例
である。
【図14】ステップS34のサブルーチンである。
【図15】ユーザ端末に表示される事象選択画面の一例
である。
【図16】ユーザ情報に基づく事象選択画面データの生
成について説明する図である。
【図17】事象選択画面で結婚を選択した場合のユーザ
端末に表示される初期質問画面を示す図である。
【図18】初期質問画面でユーザが回答を入力した状態
を示す図である。
【図19】ステップS39のサブルーチンである。
【図20】最終質問画面を説明する図である。
【図21】最終質問画面のデータの生成について説明す
る図であり、ユーザ情報から届出事項情報に転記できる
情報について示す図である。
【図22】ユーザ端末に表示される最終質問画面の一例
である。
【図23】最終質問画面でユーザが回答を入力した状態
を示す図である。
【図24】ユーザ端末に表示される恩典一覧画面の一例
である。
【図25】ユーザ端末に表示される恩典一覧画面の一例
であり、必要書類情報が表示された状態を示す図であ
る。
【図26】ユーザ端末に表示される恩典一覧画面の一例
であり、恩典選択が確定した段階で表示される場合を説
明する図である。
【符号の説明】
1 サーバ装置 11 制御部 12 外部記憶部 13 送受信部 14 表示部 15 操作入力部 2 ユーザ端末 21 制御部 22 外部記憶部 23 送受信部 24 表示部 25 操作入力部 3 通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪谷 亘 東京都中央区日本橋箱崎町24番1号 アッ トワーク株式会社内 (72)発明者 平塚 百代 東京都中央区日本橋箱崎町24番1号 アッ トワーク株式会社内 (72)発明者 小金 綾子 東京都中央区日本橋箱崎町24番1号 アッ トワーク株式会社内

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが操作するユーザ端末と、データ
    ベースを管理するサーバ装置とで通信を行いながら、ユ
    ーザがデータベース管理者に各種通知・報告・届出・申
    請等の情報の伝達を行い、各種事務処理の支援を行うた
    めの事務処理支援システムであって、 前記データベースには、前記ユーザ端末で前記サーバ装
    置にアクセス可能なユーザの個人データについてのユー
    ザ情報と、ユーザに起こりうる種々の事象についての事
    象情報と、前記事象情報に対応付けられ、ユーザが享受
    し得る種々の恩典についての恩典情報と、前記事象情報
    に対応付けられ、いずれの恩典を享受するかについて選
    択するための恩典選択情報と、前記恩典情報に対応付け
    られ、恩典を享受するためにデータベース管理者に届け
    出なければならない種々の届出事項についての届出事項
    情報と、が登録され、 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末からのアクセス時
    に、前記データベースの前記事象情報に基づいて、ユー
    ザに関係して発生した或いは発生が予想される事象の事
    象名の選択入力を求める事象選択画面のデータを前記ユ
    ーザ端末に送信し、該ユーザ端末からの事象名データを
    受信すると、前記データベースの対応する恩典選択情報
    に基づく初期質問画面のデータを前記ユーザ端末に送信
    し、前記ユーザ端末から返送された初期回答データを受
    信すると、該初期回答データに基づいて、当該ユーザが
    受けようとしている各恩典及び該各恩典に対応する届出
    事項を、前記データベースの前記恩典情報及び前記届出
    事項情報から抽出する抽出処理と、抽出した届出事項に
    基づく最終質問画面のデータを前記ユーザ端末に送信す
    る送信処理と、前記ユーザ端末から返送された届出事項
    についての最終回答データを前記データベースの所定領
    域に格納する届出事項格納処理と、を行うことを特徴と
    する事務処理支援システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から
    のアクセス時に、前記ユーザ情報の登録情報に基づい
    て、前記事象情報の登録情報から前記事象選択画面に含
    める事象名を選択して事象選択画面のデータを生成し、
    該データを前記ユーザ端末に送信することを特徴とする
    請求項1記載の事務処理支援システム。
  3. 【請求項3】 前記サーバ装置は、前記抽出処理で抽出
    された恩典が複数ある場合に、各恩典に対応する各届出
    事項における重複があるか否かについて判定し、あると
    判定した場合には、重複を省いた形態での前記最終質問
    画面のデータを生成し、該データを前記ユーザ端末に送
    信することを特徴とする請求項1又は2記載の事務処理
    支援システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバ装置は、前記抽出処理後に、
    抽出された各届出事項のうち当該ユーザのユーザ情報に
    登録されている事項がある否かについて判定し、あると
    判定した場合には、前記最終質問画面のデータとして、
    ユーザによる当該事項の入力が不必要な表示形態の画面
    のデータを生成し、該データを前記ユーザ端末に送信す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1記載の
    事務処理支援システム。
  5. 【請求項5】 前記サーバ装置は、前記最終質問画面の
    データとして、抽出された各届出事項のうち当該ユーザ
    のユーザ情報に登録されている事項について既入力の表
    示形態となる画面のデータを生成することを特徴とする
    請求項4記載の事務処理支援システム。
  6. 【請求項6】 前記サーバ装置は、前記最終質問画面の
    データとして、抽出された各届出事項のうち当該ユーザ
    のユーザ情報に登録されている事項について表示されな
    い形態の画面のデータを生成することを特徴とする請求
    項4記載の事務処理支援システム。
  7. 【請求項7】 前記サーバ装置は、前記最終質問画面の
    データとして、抽出された各届出事項のうち当該ユーザ
    のユーザ情報に登録されている各事項について、当該事
    項の設定状態に基づき、既入力の表示形態とするか又は
    表示されない形態とするかを各事項毎に選択し、選択結
    果に基づく画面のデータを生成することを特徴とする請
    求項4記載の事務処理支援システム。
  8. 【請求項8】 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から
    の届出事項についての最終回答データを受信すると、各
    届出事項のエラーの有無について判定し、判定結果に基
    づいた画面のデータを前記ユーザ端末に送信することを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれか1記載の事務処理
    支援システム。
  9. 【請求項9】 前記サーバ装置は、届出事項にエラーが
    有ると判定した場合には、エラー事項についての再入力
    を求める画面のデータを生成して前記ユーザ端末に送信
    し、各届出事項のエラーが無くなるまで、エラー有無に
    ついての判定及び再入力を求める画面のデータの送信の
    処理を繰り返すことを特徴とする請求項8記載の事務処
    理支援システム。
  10. 【請求項10】 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末か
    らの事象名データを受信した後に、当該ユーザが享受し
    得る恩典の一覧又は受けようとしている恩典の一覧を示
    す恩典一覧画面のデータを生成し、該データを前記ユー
    ザ端末に送信することを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれか1記載の事務処理支援システム。
  11. 【請求項11】 前記サーバ装置は、前記抽出処理の実
    行に伴って、当該ユーザが受けようとしている恩典の一
    覧を示す恩典一覧画面のデータを生成し、該データを前
    記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項10記
    載の事務処理支援システム。
  12. 【請求項12】 前記サーバ装置は、前記届出事項格納
    処理の実行に伴って、当該ユーザが受けようとしている
    恩典の一覧を示す恩典一覧画面のデータを生成し、該デ
    ータを前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求
    項10又は11記載の事務処理支援システム。
  13. 【請求項13】 前記データベースには、前記恩典情報
    に対応付けられ、恩典を享受するために必要な証明書等
    の書類名を示す必要書類情報が登録され、 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末からの事象名データ
    を受信した後に、前記データベースの対応する必要書類
    情報に基づく証明書類等の提出が必要である旨を教示す
    る画面のデータを前記ユーザ端末に送信する処理を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1記載の
    事務処理支援システム。
  14. 【請求項14】 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末か
    らの届出事項についての最終回答データの返送を待っ
    て、前記データベースの対応する必要書類情報に基づく
    証明書類等の提出が必要である旨を教示する画面のデー
    タを前記ユーザ端末に送信する処理を行うことを特徴と
    する請求項13記載の事務処理支援システム。
  15. 【請求項15】 前記データベースの前記ユーザ情報に
    は、各ユーザを識別するためのユーザ識別情報が登録さ
    れ、 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末からのアクセス時
    に、前記事象選択画面のデータの送信に先立って、前記
    ユーザ識別情報の入力を促すログイン画面のデータを前
    記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1乃至
    14のいずれか1記載の事務処理支援システム。
  16. 【請求項16】 前記データベースには、前記ユーザ情
    報に対応付けられ、ユーザの所属する団体を識別するた
    めの団体識別情報が登録され、 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末からのアクセス時
    に、前記事象選択画面のデータの送信に先立って、前記
    ユーザ識別情報及び前記団体識別情報の入力を促すログ
    イン画面のデータを前記ユーザ端末に送信することを特
    徴とする請求項15記載の事務処理支援システム。
  17. 【請求項17】 前記ユーザ端末と前記サーバ装置と
    で、暗号化処理の施されたデータにより通信を行うこと
    を特徴とする請求項1乃至16のいずれか1記載の事務
    処理支援システム。
  18. 【請求項18】 前記ユーザ端末と前記サーバ装置は、
    通信網を介して通信を行うことを特徴とする請求項1乃
    至17のいずれか1記載の事務処理支援システム。
  19. 【請求項19】 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末か
    ら返送された届出事項についての最終回答データに基づ
    いて、2以上の届出事項間の演算を行うことを特徴とす
    る請求項1乃至18のいずれか1記載の事務処理支援シ
    ステム。
  20. 【請求項20】 ユーザが操作するユーザ端末との間で
    通信を行い、ユーザ端末から送信される各種通知・報告
    ・届出・申請等の情報を登録、管理することで、各種事
    務処理の支援を行うためのサーバ装置であって、 少なくとも、前記ユーザ端末との間でデータの送受信を
    行う送受信手段と、データベースが格納された外部記憶
    手段と、前記送受信手段と外部記憶手段とを制御する制
    御手段と、を有し、 前記外部記憶手段の前記データベースには、前記ユーザ
    端末でアクセス可能なユーザの個人データについてのユ
    ーザ情報と、前記ユーザ情報に対応付けられ、ユーザに
    起こりうる種々の事象についての事象情報と、前記事象
    情報に対応付けられ、ユーザが享受し得る種々の恩典に
    ついての恩典情報と、前記事象情報に対応付けられ、い
    ずれの恩典を享受するかについて選択するための恩典選
    択情報と、前記恩典情報に対応付けられ、恩典を享受す
    るために届け出なければならない種々の届出事項につい
    ての届出事項情報と、が登録され、 前記制御手段は、前記ユーザ端末からのアクセス時に、
    前記外部記憶手段から該ユーザとの対応関係がある種々
    の情報を読み出し、ユーザに関係して発生した或いは発
    生が予想される事象の事象名の選択入力を求める事象選
    択画面のデータを前記事象情報に基づいて生成して、前
    記ユーザ端末に送信するように前記送受信手段を制御
    し、該ユーザ端末からの事象名データを前記送受信手段
    で受信すると、前記データベースの対応する恩典選択情
    報に基づく初期質問画面のデータを生成して、前記ユー
    ザ端末に送信するように前記送受信手段を制御し、前記
    ユーザ端末から返送された初期回答データを前記送受信
    手段で受信すると、該初期回答データに基づいて、当該
    ユーザが受けようとしている各恩典及び該各恩典に対応
    する届出事項を、前記データベースの前記恩典情報及び
    前記届出事項情報から抽出する抽出処理と、抽出した届
    出事項に基づく最終質問画面のデータを前記ユーザ端末
    に送信する送信処理と、前記ユーザ端末から返送された
    届出事項についての最終回答データを前記データベース
    の所定領域に格納する届出事項格納処理と、を行うこと
    を特徴とするサーバ装置。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、前記ユーザ端末から
    のアクセス時に、前記ユーザ情報の登録情報に基づい
    て、前記事象情報の登録情報から前記事象選択画面に含
    める事象名を選択して事象選択画面のデータを生成し、
    該データを前記ユーザ端末に送信するように前記送受信
    手段を制御することを特徴とする請求項20記載のサー
    バ装置。
  22. 【請求項22】 前記制御手段は、前記抽出処理で抽出
    された恩典が複数ある場合に、各恩典に対応する各届出
    事項における重複があるか否かについて判定し、あると
    判定した場合には、重複を省いた形態での前記最終質問
    画面のデータを生成し、該データを前記ユーザ端末に送
    信するように前記送受信手段を制御することを特徴とす
    る請求項20又は21記載のサーバ装置。
  23. 【請求項23】 前記制御手段は、前記抽出処理後に、
    抽出された各届出事項のうち当該ユーザのユーザ情報に
    登録されている事項がある否かについて判定し、あると
    判定した場合には、前記最終質問画面のデータとして、
    ユーザによる当該事項の入力が不必要な表示形態の画面
    のデータを生成し、該データを前記ユーザ端末に送信す
    るように前記送受信手段を制御することを特徴とする請
    求項20乃至22のいずれか1記載のサーバ装置。
  24. 【請求項24】 前記制御手段は、前記最終質問画面の
    データとして、抽出された各届出事項のうち当該ユーザ
    のユーザ情報に登録されている事項について既入力の表
    示形態となる画面のデータを生成することを特徴とする
    請求項23記載のサーバ装置。
  25. 【請求項25】 前記制御手段は、前記最終質問画面の
    データとして、抽出された各届出事項のうち当該ユーザ
    のユーザ情報に登録されている事項について表示されな
    い形態の画面のデータを生成することを特徴とする請求
    項23記載のサーバ装置。
  26. 【請求項26】 前記制御手段は、前記最終質問画面の
    データとして、抽出された各届出事項のうち当該ユーザ
    のユーザ情報に登録されている各事項について、当該事
    項の設定状態に基づき、既入力の表示形態とするか又は
    表示されない形態とするかを各事項毎に選択し、選択結
    果に基づく画面のデータを生成することを特徴とする請
    求項23記載のサーバ装置。
  27. 【請求項27】 前記制御手段は、前記ユーザ端末から
    の届出事項についての最終回答データを前記送受信手段
    で受信すると、各届出事項のエラーの有無について判定
    し、判定結果に基づいた画面のデータを前記ユーザ端末
    に送信するように前記送受信手段を制御することを特徴
    とする請求項20乃至26のいずれか1記載のサーバ装
    置。
  28. 【請求項28】 前記制御手段は、届出事項にエラーが
    有ると判定した場合には、エラー事項についての再入力
    を求める画面のデータを生成し、該データを前記ユーザ
    端末に送信するように前記送受信手段を制御し、各届出
    事項のエラーが無くなるまで、エラー有無についての判
    定及び再入力を求める画面のデータの送信の処理を繰り
    返すことを特徴とする請求項27記載のサーバ装置。
  29. 【請求項29】 前記制御手段は、前記ユーザ端末から
    の事象名データを受信した後に、当該ユーザが享受し得
    る恩典の一覧又は受けようとしている恩典の一覧を示す
    恩典一覧画面のデータを生成し、該データを前記ユーザ
    端末に送信するように前記送受信手段を制御することを
    特徴とする請求項20乃至28のいずれか1記載のサー
    バ装置。
  30. 【請求項30】 前記制御手段は、前記抽出処理の実行
    に伴って、当該ユーザが受けようとしている恩典一覧画
    面のデータを生成し、該データを前記ユーザ端末に送信
    するように前記送受信手段を制御することを特徴とする
    請求項29記載のサーバ装置。
  31. 【請求項31】 前記制御手段は、前記届出事項格納処
    理の実行に伴って、当該ユーザが受けようとしている恩
    典一覧画面のデータを生成し、該データを前記ユーザ端
    末に送信するように前記送受信手段を制御することを特
    徴とする請求項29又は30記載のサーバ装置。
  32. 【請求項32】 前記データベースには、前記恩典情報
    に対応付けられ、恩典を享受するために必要な証明書等
    の書類名を示す必要書類情報が登録され、 前記制御手段は、前記ユーザ端末からの事象名データを
    受信した後に、前記データベースの対応する必要書類情
    報に基づく証明書類等の提出が必要である旨を教示する
    画面のデータを前記ユーザ端末に送信するように前記送
    受信手段を制御することを特徴とする請求項20乃至3
    1のいずれか1記載のサーバ装置。
  33. 【請求項33】 前記制御手段は、前記ユーザ端末から
    の届出事項についての最終回答データの返送を待って、
    前記データベースの対応する必要書類情報に基づく証明
    書類等の提出が必要である旨を教示する画面のデータを
    前記ユーザ端末に送信するように前記送受信手段を制御
    することを特徴とする請求項32記載のサーバ装置。
  34. 【請求項34】 前記データベースの前記ユーザ情報に
    は、各ユーザを識別するためのユーザ識別情報が登録さ
    れ、 前記制御手段は、前記ユーザ端末からのアクセス時に、
    前記事象選択画面のデータの送信に先立って、前記ユー
    ザ識別情報の入力を促すログイン画面のデータを前記ユ
    ーザ端末に送信するように前記送受信手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項20乃至33のいずれか1記載の
    サーバ装置。
  35. 【請求項35】 前記データベースの前記ユーザ情報に
    対応付けられ、ユーザの所属する団体を識別するための
    団体識別情報が登録され、 前記制御手段は、前記ユーザ端末からのアクセス時に、
    前記事象選択画面のデータの送信に先立って、前記ユー
    ザ識別情報及び前記団体識別情報の入力を促すログイン
    画面のデータを前記ユーザ端末に送信するように前記送
    受信手段を制御することを特徴とする請求項34記載の
    サーバ装置。
  36. 【請求項36】 前記制御手段は、暗号化処理を施した
    データにより前記ユーザ端末との通信を行うように前記
    送受信手段を制御することを特徴とする請求項20乃至
    35のいずれか1記載のサーバ装置。
  37. 【請求項37】 前記制御手段は、前記送受信手段で受
    信した前記ユーザ端末からの届出事項についての最終回
    答データに基づいて、2以上の届出事項間の演算を行う
    ことを特徴とする請求項20乃至36のいずれか1記載
    のサーバ装置。
  38. 【請求項38】 少なくとも、ユーザが操作するユーザ
    端末との間でデータの送受信を行う送受信手段と、デー
    タが格納可能な外部記憶手段と、前記送受信手段と外部
    記憶手段とを制御する制御手段と、を有するコンピュー
    タを、前記ユーザ端末から送信される各種通知・報告・
    届出・申請等の情報について登録、管理して、各種事務
    処理の支援を行うサーバ装置として機能させるためのプ
    ログラムであって、 前記外部記憶手段を、前記ユーザ端末で前記サーバ装置
    にアクセス可能なユーザの個人データについてのユーザ
    情報と、前記ユーザ情報に対応付けられ、ユーザに起こ
    りうる種々の事象についての事象情報と、前記事象情報
    に対応付けられ、ユーザが享受し得る種々の恩典につい
    ての恩典情報と、前記事象情報に対応付けられ、いずれ
    の恩典を享受するかについて選択するための恩典選択情
    報と、前記恩典情報に対応付けられ、恩典を享受するた
    めに届け出なければならない種々の届出事項についての
    届出事項情報と、を有するデータベースを格納する手段
    として機能させるとともに、 前記制御手段を、前記ユーザ端末からのアクセス時に、
    前記外部記憶手段から該ユーザとの対応関係がある種々
    の情報を読み出し、ユーザに関係して発生した或いは発
    生が予想される事象の事象名の選択入力を求める事象選
    択画面のデータを前記事象情報に基づいて生成して、前
    記ユーザ端末に送信するように前記送受信手段を制御す
    る手段、 該ユーザ端末からの事象名データを前記送受信手段で受
    信すると、前記データベースの対応する恩典選択情報に
    基づく初期質問画面のデータを生成して、前記ユーザ端
    末に送信するように前記送受信手段を制御する手段、 前記ユーザ端末から返送された初期回答データを前記送
    受信手段で受信すると、該初期回答データに基づいて、
    当該ユーザが受けようとしている各恩典及び該各恩典に
    対応する届出事項を、前記データベースの前記恩典情報
    及び前記届出事項情報から抽出する抽出処理と、抽出し
    た届出事項に基づく最終質問画面のデータを前記ユーザ
    端末に送信する送信処理と、前記ユーザ端末から返送さ
    れた届出事項についての最終回答データを前記データベ
    ースの所定領域に格納する届出事項格納処理と、を行う
    手段、として機能させるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  39. 【請求項39】 前記制御手段を、前記ユーザ端末から
    のアクセス時に、前記ユーザ情報の登録情報に基づい
    て、前記事象情報の登録情報から前記事象選択画面に含
    める事象名を選択して事象選択画面のデータを生成する
    手段、該データを前記ユーザ端末に送信するように前記
    送受信手段を制御する手段、として機能させるプログラ
    ムを記録した請求項38記載のコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  40. 【請求項40】 前記制御手段を、前記抽出処理で抽出
    された恩典が複数ある場合に、各恩典に対応する各届出
    事項における重複があるか否かについて判定し、あると
    判定した場合には、重複を省いた形態での前記最終質問
    画面のデータを生成する手段、生成した最終質問画面の
    データを前記ユーザ端末に送信するように前記送受信手
    段を制御する手段、として機能させるプログラムを記録
    した請求項38又は39記載のコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  41. 【請求項41】 前記制御手段を、前記抽出処理後に、
    抽出された各届出事項のうち当該ユーザのユーザ情報に
    登録されている事項がある否かについて判定し、あると
    判定した場合には、当該事項を間引いた形態での前記最
    終質問画面のデータを生成する手段、生成した最終質問
    画面のデータを前記ユーザ端末に送信するように前記送
    受信手段を制御する手段、として機能させるプログラム
    を記録した請求項38乃至40のいずれか1記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  42. 【請求項42】 前記制御手段を、前記最終質問画面の
    データとして、抽出された各届出事項のうち当該ユーザ
    のユーザ情報に登録されている事項について既入力の表
    示形態となる画面のデータを生成する手段、として機能
    させるプログラムを記録した請求項41記載のコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  43. 【請求項43】 前記制御手段を、前記最終質問画面の
    データとして、抽出された各届出事項のうち当該ユーザ
    のユーザ情報に登録されている事項について表示されな
    い形態の画面のデータを生成する手段、として機能させ
    るプログラムを記録した請求項41記載のコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  44. 【請求項44】 前記制御手段を、前記最終質問画面の
    データとして、抽出された各届出事項のうち当該ユーザ
    のユーザ情報に登録されている各事項について、当該事
    項の設定状態に基づき、既入力の表示形態とするか又は
    表示されない形態とするかを各事項毎に選択する手段、
    選択結果に基づく画面のデータを生成する手段、として
    機能させるプログラムを記録した請求項41記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  45. 【請求項45】 前記制御手段を、前記送受信手段で受
    信した前記ユーザ端末からの届出事項についての最終回
    答データに基づいて、各届出事項のエラーの有無につい
    て判定する手段、判定結果に基づいた画面のデータを前
    記ユーザ端末に送信するように前記送受信手段を制御す
    る手段、として機能させるプログラムを記録した請求項
    38乃至44のいずれか1記載のコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  46. 【請求項46】 前記制御手段を、届出事項にエラーが
    有ると判定した場合にはエラー事項についての再入力を
    求める画面のデータを生成する手段、該データを前記ユ
    ーザ端末に送信するように前記送受信手段を制御する手
    段、各届出事項のエラーが無くなるまで、エラー有無に
    ついての判定及び再入力を求める画面のデータの送信の
    処理を繰り返す手段、として機能させるプログラムを記
    録した請求項45記載のコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  47. 【請求項47】 前記制御手段を、前記ユーザ端末から
    の事象名データを受信した後に、当該ユーザが享受し得
    る恩典の一覧又は受けようとしている恩典の一覧を示す
    恩典一覧画面のデータを生成する手段、該データを前記
    ユーザ端末に送信するように前記送受信手段を制御する
    手段、として機能させるプログラムを記録した請求項3
    8乃至46のいずれか1記載のコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  48. 【請求項48】 前記制御手段を、前記抽出処理の実行
    に伴って、当該ユーザが受けようとしている恩典の一覧
    を示す恩典一覧画面のデータを生成する手段、該データ
    を前記ユーザ端末に送信するように前記送受信手段を制
    御する手段、として機能させるプログラムを記録した請
    求項47記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  49. 【請求項49】 前記制御手段を、前記届出事項格納処
    理の実行に伴って、当該ユーザが受けようとしている恩
    典の一覧を示す恩典一覧画面のデータを生成する手段、
    該データを前記ユーザ端末に送信するように前記送受信
    手段を制御する手段、として機能させるプログラムを記
    録した請求項47又は48記載のコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  50. 【請求項50】 前記外部記憶手段を、前記恩典情報に
    対応付けられ、恩典を享受するために必要な証明書等の
    書類名を示す必要書類情報を含むデータベースを格納す
    る手段として機能させるとともに、前記制御手段を、前
    記ユーザ端末からの事象名データを受信した後に、前記
    データベースの対応する必要書類情報に基づく証明書類
    等の提出が必要である旨を教示する画面のデータを生成
    する手段、該生成した画面のデータを前記ユーザ端末に
    送信するように前記送受信手段を制御する手段、として
    機能させるプログラムを記録した請求項38乃至49の
    いずれか1記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  51. 【請求項51】 前記制御手段を、前記ユーザ端末から
    の届出事項についての最終回答データの返送を待って、
    前記データベースの対応する必要書類情報に基づく証明
    書類等の提出が必要である旨を教示する画面のデータを
    前記ユーザ端末に送信するように前記送受信手段を制御
    する手段として機能させるプログラムを記録した請求項
    50記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  52. 【請求項52】 前記外部記憶手段を、前記ユーザ情報
    に各ユーザを識別するためのユーザ識別情報が登録され
    たデータベースを格納する手段として機能させるととも
    に、前記制御手段を、前記ユーザ端末からのアクセス時
    に、前記事象選択画面のデータの送信に先立って、前記
    ユーザ識別情報の入力を促すログイン画面のデータを前
    記ユーザ端末に送信するように前記送受信手段を制御す
    る手段として機能させるプログラムを記録した請求項3
    8乃至51のいずれか1項記載のコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  53. 【請求項53】 前記外部記憶手段を、ユーザの所属す
    る団体を識別するための団体識別情報が前記ユーザ情報
    に対応付けられて登録されたデータベースを格納する手
    段として機能させるとともに、前記制御手段を、前記ユ
    ーザ端末からのアクセス時に、前記事象選択画面のデー
    タの送信に先立って、前記ユーザ識別情報及び前記団体
    識別情報の入力を促すログイン画面のデータを前記ユー
    ザ端末に送信するように前記送受信手段を制御する手段
    として機能させるプログラムを記録した請求項52記載
    のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  54. 【請求項54】 前記制御手段を、暗号化処理を施した
    データにより前記ユーザ端末との通信を行うように前記
    送受信手段を制御する手段として機能させるプログラム
    を記録した請求項38乃至53のいずれか1記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  55. 【請求項55】 前記制御手段を、前記送受信手段で受
    信した前記ユーザ端末からの届出事項についての最終回
    答データに基づいて、2以上の届出事項間の演算を行う
    手段として機能させるプログラムを記録した請求項38
    乃至54のいずれか1記載のコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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JP2007172120A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Exgen Networks Co Ltd 申請処理システム
JP2016062521A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 カシオ計算機株式会社 業務処理装置及びプログラム
JP2017168036A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 カシオ計算機株式会社 業務処理装置及びプログラム

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