JP2002063010A - プリンタ装置、プリント方法及びプリント機能を備えるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体 - Google Patents

プリンタ装置、プリント方法及びプリント機能を備えるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体

Info

Publication number
JP2002063010A
JP2002063010A JP2000258145A JP2000258145A JP2002063010A JP 2002063010 A JP2002063010 A JP 2002063010A JP 2000258145 A JP2000258145 A JP 2000258145A JP 2000258145 A JP2000258145 A JP 2000258145A JP 2002063010 A JP2002063010 A JP 2002063010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print data
identifier
printing
print
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000258145A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyoshi Hirashima
滋義 平島
Shinichi Horii
伸一 堀井
Shinobu Hidaka
忍 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000258145A priority Critical patent/JP2002063010A/ja
Publication of JP2002063010A publication Critical patent/JP2002063010A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷物の内容のセキュリティを守ることがで
きるプリンタ装置、プリント方法及びプリント機能を備
えるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
プログラム格納媒体を提供すること。 【解決手段】 供給された印刷データ25に基づいて印
刷を行うプリンタ装置1であって、前記印刷データ25
の供給元7を識別する第1の識別子29が設けられた前
記印刷データ25を受け取る受取手段51と、第2の識
別子31を入力する入力手段9と、前記第1の識別子2
9と前記第2の識別子31とを照合する照合手段49
と、前記第1の識別子29と前記第2の識別子31とが
一致していると判断すると、前記印刷データ25に基づ
いて印刷を行う印刷手段51とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、供給した印刷デー
タに基づいて印刷を行うプリンタ装置、プリント方法及
びプリント機能を備えるプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能なプログラム格納媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、SOHO(Small Offi
ce Home Office)と呼ばれるコンピュー
タシステムが、小規模なオフィスで構成されている。こ
のようなオフィスでは、複数のコンピュ−タが1台のプ
リンタを共有している場合が多い。また、複数の小規模
なオフィスが1台のプリンタを共有している場合もあ
る。このようなSOHOにおいて各コンピュータのユー
ザは、所定の印刷物の印刷指示をかけ、印刷が終了した
ころを見計らってプリンタが設置されている場所へ出力
された印刷物を取りに行くことになる。このとき、この
ユーザ以外のユーザも同様に印刷することができるの
で、プリンタのトレイには、複数のユーザが印刷した印
刷物がたまっていることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
複数のユーザの印刷物がプリンタのトレイにたまってい
ることは、印刷物に示された内容のセキュリティ上、問
題がある場合がある。例えばプリンタが自社の社員のみ
ならず他社の社員が印刷物を印刷できるコンピュータシ
ステム環境では、特に印刷物の内容を自社の社員のみな
らず外部の者にまで見られてしまうおそれがあった。従
来、このような問題点を少しでも解決するプリンタ装置
としては、印刷物をためておくトレイを各ユーザ単位で
別にしておく方法があったが、専用のトレイを設ける必
要がある等複雑な機構が必要であった。このため、プリ
ンタは、安価なものとすることができないばかりでな
く、印刷物を各ユーザごとにうまく複数のトレイに仕分
けしても他人に見られてしまうことには変りが無く、印
刷物の内容のセキュリティに問題が残る。
【0004】そこで本発明は上記課題を解消し、印刷物
の内容のセキュリティを守ることができるプリンタ装
置、プリント方法及びプリント機能を備えるプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納
媒体を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、供給された印刷データに基づいて印刷
を行うプリンタ装置であって、前記印刷データの供給元
を識別する第1の識別子が設けられた前記印刷データを
受け取る受取手段と、第2の識別子を入力する入力手段
と、前記第1の識別子と前記第2の識別子とを照合する
照合手段と、前記第1の識別子と前記第2の識別子とが
一致していると判断すると、前記印刷データに基づいて
印刷を行う印刷手段とを備えることを特徴とするプリン
タ装置により、達成される。請求項1の構成によれば、
印刷データには、その供給元を識別するための第1の識
別子が設けられている。印刷指示があると受取手段によ
ってこの印刷データが受け取られ、この状態では印刷デ
ータに基づいて印刷処理が行われない。印刷を行うため
には、入力手段を操作してこの印刷データを識別するた
めの第2識別子を入力する。第2の識別子は、照合手段
によって上記第1の識別子と照合され、一致すると印刷
データに基づいて印刷が行われる一方、一致しないと印
刷は行われない。従って、印刷データに設けられた第1
の識別子を知っている者のみが、この印刷データに基づ
いて印刷することができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記印刷データは、複数の供給元からそれぞれ供給
されることを特徴とする。請求項2の構成によれば、請
求項1の作用に加えて、印刷データが複数の供給元から
供給されると、どの印刷データが自分の印刷対象である
か不明であるところであるが、第2の識別子を入力して
第1の識別子と一致することを確認することで、確実に
該当する印刷データに基づいて印刷することができる。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、前記印刷データには印刷する際の優先順位が付され
ており、前記印刷データは、前記優先順位に従って処理
されることを特徴とする。請求項3の構成によれば、請
求項2の作用に加えて、第2の識別子が第1の識別子と
一致していると、印刷データはその優先順位に従って処
理される。このため、印刷データは、その優先順位に従
って効率的に処理される。
【0008】上記目的は、請求項4の発明にあっては、
供給した印刷データに基づいて印刷を行うプリント方法
であって、前記印刷データの供給元を識別する第1の識
別子が設けられた前記印刷データを受け取る受取ステッ
プと、第2の識別子を入力する入力ステップと、前記第
1の識別子と前記第2の識別子とを照合する照合ステッ
プと、前記第1の識別子と前記第2の識別子とが一致す
ると、前記印刷データに基づいて印刷を行う印刷ステッ
プとを有することを特徴とするプリント方法により、達
成される。請求項4の構成によれば、印刷データには、
その供給元を識別するための第1の識別子が設けられて
いる。印刷指示があるとこの印刷データが受け取られ、
この状態では、印刷データに基づいて印刷処理が行われ
ない。印刷を行うためには、この印刷データを識別する
ための第2識別子を入力する。第2の識別子は、上記第
1の識別子と照合され、一致すると印刷データに基づい
て印刷が行われる一方、一致しないと印刷は行われな
い。従って、印刷データに設けられた第1の識別子を知
っている者のみが、この印刷データに基づいて印刷する
ことができる。
【0009】請求項5の発明は、請求項4の構成におい
て、前記印刷データは、複数の供給元からそれぞれ供給
されることを特徴とする。請求項5の構成によれば、請
求項4の作用に加えて、印刷データが複数の供給元から
供給されると、どの印刷データが自分の印刷対象である
か不明であるところであるが、第2の識別子を入力して
第1の識別子と一致することを確認することで、確実に
該当する印刷データに基づいて印刷することができる。
【0010】請求項6の発明は、請求項5の構成におい
て、前記印刷データには印刷する際の優先順位が付され
ており、前記印刷データは、前記優先順位に従って処理
されることを特徴とする。請求項6の構成によれば、請
求項5の作用に加えて、第2の識別子が第1の識別子と
一致していると、印刷データはその優先順位に従って処
理される。このため、印刷データは、その優先順位に従
って効率的に処理される。
【0011】上記目的は、請求項7の発明にあっては、
供給した印刷データに基づいて印刷を行うプリント機能
を備えるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能なプログラム格納媒体であって、前記印刷データの供
給元を識別する第1の識別子が設けられた前記印刷デー
タを受け取る受取ステップと、第2の識別子を入力する
入力ステップと、前記第1の識別子と前記第2の識別子
とを照合する照合ステップと、前記第1の識別子と前記
第2の識別子とが一致すると、前記印刷データに基づい
て印刷を行う印刷ステップとを有するプリント機能を備
えるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュー
タ読み取り可能なプログラム格納媒体により、達成され
る。請求項7の構成によれば、印刷データには、その供
給元を識別するための第1の識別子が設けられている。
印刷指示があるとこの印刷データが受け取られ、この状
態では、印刷データに基づいて印刷処理が行われない。
印刷を行うためには、この印刷データを識別するための
第2識別子を入力する。第2の識別子は、上記第1の識
別子と照合され、一致すると印刷データに基づいて印刷
が行われる一方、一致しないと印刷は行われない。従っ
て、印刷データに設けられた第1の識別子を知っている
者のみが、この印刷データに基づいて印刷することがで
きる。
【0012】請求項8の発明は、請求項7の構成におい
て、前記印刷データは、複数の供給元からそれぞれ供給
されるプリント機能を備えるプログラムを記録したこと
を特徴とする。請求項8の構成によれば、請求項7の作
用に加えて、印刷データが複数の供給元から供給される
と、どの印刷データが自分の印刷対象であるか不明であ
るところであるが、第2の識別子を入力して第1の識別
子と一致することを確認することで、確実に該当する印
刷データに基づいて印刷することができる。
【0013】請求項9の発明は、請求項8の構成におい
て、前記印刷データには印刷する際の優先順位が付され
ており、前記印刷データは、前記優先順位に従って処理
されるプリント機能を備えるプログラムを記録したこと
を特徴とする。請求項9の構成によれば、請求項8の作
用に加えて、第2の識別子が第1の識別子と一致してい
ると、印刷データはその優先順位に従って処理される。
このため、印刷データは、その優先順位に従って効率的
に処理される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0015】図1は、本発明の好ましい実施形態として
のプリンタシステム1のシステム構成例を示す構成図で
ある。プリンタシステム1(プリンタ装置)は、複数の
コンピュータ7(供給元)がネットワーク53を介して
少なくとも1台のプリンタ5に接続された構成となって
いる。ネットワーク53は、例えばルータ3を有し、複
数のコンピュータ7及びルータ3が100Base−T
等のネットワークケーブルにて接続されている。このコ
ンピュータ7は、印刷機能を備えるソフトウェアが動作
しており、ユーザの印刷操作によってプリンタ5に対し
て印刷指示を行う機能を有する。一方、プリンタ5は、
コンピュータ7からの印刷指示を受け取り、印刷指示に
含まれる印刷データに基づいて印刷を行うことができ
る。
【0016】図2は、図1のプリンタ5の外観の一例を
示す斜視図である。プリンタ5は、インパクト型の他、
熱転写方式等の非インパクト型、インクジェット型、電
子写真方式等のいずれかを用いたプリンタである。この
プリンタ5の上面には、入力部9が設けられている。こ
の入力部9は、例えば「0」から「9」まで及び「En
ter」キーを有するいわゆるテンキーである。入力部
9は、所定のユーザがこれらのキーを操作することで、
操作したキーに対応するデータが入力される。この入力
データとしては、後述する暗証番号がある。この暗証番
号は、コンピュータ7で印刷指示を行った印刷データに
自動的に付加される暗証番号である。尚、入力部9は、
文字等を入力するキーを有していても良く、またこれら
の組み合わせのキーを有していてもよいことはいうまで
もない。
【0017】図3は、図2のプリンタ5の電気的なハー
ドウェア構成例を示すブロック図であり、図4は、図3
の印刷指示データ21のデータフォーマットの一例を示
す図である。プリンタ5は、上記入力部9の他、CPU
11(Central Processing Uni
t)、インターフェース13、メモリ15、バッファ1
7及びプリンタ機構部19を有する。入力部9は、上述
のように所定のキーを有し、ユーザがキー操作によって
暗証番号を入力するためのものである。入力された暗証
番号は、入力暗証番号31としてCPU11に送られ
る。CPU11は、プリンタ5における制御部であって
接続されているブロックを制御する。また、CPU11
は、メモリ15を作業領域として後述するプリント機能
を備えるプログラムの動作を制御する。
【0018】インターフェース13は、例えばセントロ
ニクスやUSB(Universal Serial
Bus)といった規格のインターフェースを示してい
る。また、インターフェース13は、図1のネットワー
ク53に接続されたコンピュータ7からの図3の印刷指
示データ21を取得する機能を有し、印刷指示データ2
1をCPU11に引き渡す。
【0019】印刷指示データ21は、図4に示すように
印刷データナンバー23、印刷データ25及び暗証番号
29を有し、好ましくは優先順位27を有する。印刷デ
ータナンバー23は、印刷データ25に付された番号を
示している。印刷データ25は、プリンタ5によって紙
等の記録媒体に印刷される文字や画像等の元となるデー
タである。
【0020】図4の優先順位27は、プリンタ5にて印
刷する順序の優先順位を示しており、例えば重要度の高
い、つまり優先順位が高い印刷指示データ21をプリン
タ5にて先に処理させることができる。メモリ15は、
印刷データ25を格納する情報記憶媒体であり、CPU
11からの制御信号39によって制御されている。バッ
ファ17は、上記印刷データ25を一時的に格納する一
時記憶手段であり、プリンタ5からの制御信号33によ
って制御されている。プリンタ機構部19は、プリンタ
5における機構的な部分全般を示しており、例えばイン
クジェット方式のプリンタ5であればインクを吐出する
ヘッド等を含んでいる。また、プリンタ機構部19は、
CPU11からの制御信号35によって、バッファ17
から印刷データ25を読み出し、この印刷データ25に
基づいてヘッド等を制御する。
【0021】図5は、図4のプリンタ5にて動作するソ
フトウェア構成例を示すブロック図であり、図6は、図
5の印刷管理テーブル41に格納されたデータの一例を
示す図である。プリンタ5は、印刷データ管理テーブル
43、印刷管理テーブル41、暗証番号照合部49(照
合手段)及び印刷処理部51(受取手段、印刷手段)を
有する。印刷処理部51は、図3のインターフェース1
3を介して入力された印刷指示データから、図4の印刷
データ25、暗証番号29及び優先順位27を抽出す
る。抽出された印刷データ25は、図3のメモリ15の
ある一領域としての図5の印刷データ管理テーブル43
に上記印刷データナンバー23ごとに格納され、暗証番
号29及び優先順位27はそれぞれ上記印刷データナン
バー23ごとに印刷管理テーブル41に格納される。
【0022】暗証番号照合部49は、図2の入力部9の
操作されると入力暗証番号31(第2の識別子)を受け
取り、印刷管理テーブル41に格納されている暗証番号
29(第1の識別子)と照合し、照合結果47を印刷処
理部51に戻す。印刷処理部51では、照合結果47を
参照し、入力暗証番号31と暗証番号29が一致してい
なければ所定のエラー処理を行い、一致していれば印刷
データ管理テーブル43から印刷データナンバー23を
検索キーとして印刷データ25を取得する。そして、印
刷処理部51は、現在印刷中の他の印刷データがなけれ
ばこの印刷データ25に基づいて印刷処理を行う。
【0023】このとき好ましくは、印刷処理部51は、
現在印刷中の他の印刷データがある場合には、印刷管理
テーブル41に格納された、この印刷データ25の優先
順位27及び、現在印刷中の他の印刷データの優先順位
27を参照する。そして、印刷処理部51は、新たに印
刷しようとする印刷データ25の優先順位27が、現在
印刷中の他の印刷データの優先順位よりも高ければ現在
印刷中の他の印刷データの印刷処理を停止し、新たに印
刷しようとする印刷データ25に基づいて印刷処理を行
う。
【0024】プリンタシステム1は以上のような構成で
あり、次に図1〜図6を参照しつつそのプリンタシステ
ム1の動作としてのプリント方法の一例について説明す
る。図7は、プリンタシステム1の動作例としてのプリ
ント方法の一例を示すフローチャートである。以下の説
明では、プリンタ5は、新たに処理する印刷データ25
の優先順位27の有無を判断するものと例示して説明す
る。図7のステップST1では、プリンタ5がコンピュ
ータ5からの印刷指示データ21を待っている。図7の
ステップST2では、プリンタ5は、印刷指示データ2
1があるか否かをチェックしており、印刷指示データ2
1がなければしばらく待つ。
【0025】一方、ユーザが図1のコンピュータ7にて
操作しているソフトウェアを操作して印刷指示を行う
と、図4に示すようにこの印刷指示データ21には、印
刷データ25の加えて、印刷データナンバー23、優先
順位27及び暗証番号29が含められる。この優先順位
27は、例えば企業内における役職ごとに付された優先
順位であってもよい。
【0026】図7のステップST3では、印刷指示デー
タ21があると、上述のように印刷指示データ21から
印刷データ21を抽出し、印刷データ管理テーブル43
に格納されることで印刷データ25がスプール状態とな
る。また、併せて、印刷指示データ21から抽出された
優先順位27及び暗証番号29は、印刷管理テーブル4
1に格納される。このとき、ユーザが使用している図1
のコンピュータ7の表示部には、例えば印刷した際に暗
証番号29が表示され、このユーザはこの暗証番号29
を覚えておく。尚、この暗証番号29は、図1のコンピ
ュータの表示部に表示される代わりに、例えば予めコン
ピュータ7ごとに決められており自動的に印刷指示デー
タ21に含められるようにしても良い。つまり、ユーザ
は、使用するコンピュータ7ごとに付された暗証番号2
9を覚えておく。
【0027】上記ユーザは、自らが印刷指示を出した印
刷指示データ21に基づいて印刷された印刷物を取得す
べく、プリンタ5のある場所に移動する。プリンタ5に
は、印刷物は出力されておらず、印刷デーア25はスプ
ール状態である。次に、図7のステップST4では、ユ
ーザがプリンタ5の入力部9を操作して覚えている暗証
番号を入力する。図7のステップST5では、入力暗証
番号31と暗証番号29が照合される。両者が一致して
いないときは図7のステップST6にてエラー処理がな
され、両者が一致しているときは図7のステップST7
にて印刷処理を行う印刷データ25に優先順位27があ
るか否かが判断される。印刷データ25に優先順位27
がないときは、ステップST11にて印刷処理がなされ
る。
【0028】一方、印刷データ25に優先順位27があ
るときは、図7のステップST8に進む。ステップST
8では、プリンタ5において現在印刷中の他の印刷デー
タがあるか否か(または印刷中であるか否か)が判断さ
れる。他の印刷データがなければステップST11にて
印刷処理される。一方、他の印刷データがあれば、図7
のステップST9では、これから印刷しようとしている
印刷データ25の優先順位27が、現在印刷中の他の印
刷データの優先順位よりも高いか(先に印刷すべきか)
が判断される。
【0029】優先順位が高いと判断されると、図7のス
テップST11にて印刷処理が行われる。一方、優先順
位が低いと判断されると、図7のステップST10にて
プリンタ5が優先順位の高い他の印刷データに基づく印
刷が完了するまで印刷待ちとなり、ステップST8に戻
る。
【0030】本発明の好ましい実施形態によれば、コン
ピュータ7にて印刷指示を行ったユーザのみが、その印
刷データに基づいて印刷を行うことができることにな
り、それ以外の者がその印刷結果としての印刷物を取得
することができないようにすることができる。従って、
このようなプリンタシステム1では、印刷物の内容が印
刷指示を行ったユーザであって暗証番号29を知るユー
ザのみが、その印刷データ25に基づいて印刷し印刷物
を取得することができる。このため、プリンタシステム
1は、印刷物の内容が第三者に漏れることなく、印刷物
の内容のセキュリティを守ることができる。また、コン
ピュータ7は、印刷指示と同時に印刷指示データ21を
プリンタ5に送信してしまえば電源を切ってもよいの
で、継続して印刷の管理を行う必要がなくコンピュータ
7の負担が軽減される。
【0031】ところで本発明は上述した実施形態に限定
されるものではない。上記実施形態では、コンピュータ
7にて印刷指示をかけるとプリンタ5に対して印刷指示
データ21が直ちに送信され、ユーザがプリンタ5にて
暗証番号29を入力することで印刷を行っているが、こ
れに限られない。つまり、プリンタシステムは、コンピ
ュータ7にて印刷指示をかけるとプリンタ5に印刷指示
データ21が蓄えられ、同様にユーザがプリンタ5にて
暗証番号29を入力することで印刷指示データ21をプ
リンタ5に送信し、印刷を行っても良いことはいうまで
もない。上記実施形態では、上記プリンタシステム1
は、主にソフトウェアによって実現されているがこれに
限らず、ハードウェアによって構成されていても同様の
効果を挙げることができることはいうまでもない。上述
した一連の処理を実行するプログラムをコンピュータに
インストールし、コンピュータによって実行可能な状態
とするために用いられるプログラム格納媒体としては、
例えばフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM
(Compact Disc Read Only M
emory)、DVD(Digital Versat
ile Disc)などのパッケージメディアのみなら
ず、プログラムが一時的もしくは永続的に格納される半
導体メモリや磁気ディスクなどで実現しても良い。これ
らプログラム格納媒体にプログラムを格納する手段とし
ては、ローカルエリアネットワークやインターネット、
デジタル衛星放送などの有線および無線通信媒体を利用
しても良く、ルーターやモデム等の各種通信インターフ
ェースを介在させて格納するようにしてもよい。また、
上述したプリンタ5やコンピュータ5は、それぞれ上記
プログラム格納媒体の情報を少なくとも読み取ることが
できるドライブ装置を備えていても良いことはいうまで
もない。上記実施形態の各構成は、その一部を省略した
り、上記とは異なるように任意に組み合わせることがで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷物の内容のセキュリティを守ることができるプリン
タ装置、プリント方法及びプリント機能を備えるプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム
格納媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態としてのプリンタシ
ステムのシステム構成例を示す構成図。
【図2】図1のプリンタの外観の一例を示す斜視図。
【図3】図2のプリンタの電気的なハードウェア構成例
を示すブロック図。
【図4】図3の印刷指示データのデータフォーマットの
一例を示す図。
【図5】図4のプリンタにて動作するソフトウェア構成
例を示すブロック図。
【図6】図5の印刷管理テーブルに格納されたデータの
一例を示す図。
【図7】プリンタシステムの動作例としてのプリント方
法の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1・・・プリントシステム(プリンタ装置)、5・・・
プリンタ、7・・・コンピュータ(供給元)、9・・・
入力部(入力手段)、25・・・印刷データ、29・・
・暗証番号(第1の識別子)、31・・・入力暗証番号
(第2の識別子)、49・・・暗号照合部(照合手
段)、51・・・印刷処理部(受取手段、印刷手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日高 忍 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 CL08 HH01 HJ06 HK04 HK11 HN04 HN15 HQ17 HR02 5B021 AA01 BB00 EE01 NN18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された印刷データに基づいて印刷を
    行うプリンタ装置であって、 前記印刷データの供給元を識別する第1の識別子が設け
    られた前記印刷データを受け取る受取手段と、 第2の識別子を入力する入力手段と、 前記第1の識別子と前記第2の識別子とを照合する照合
    手段と、 前記第1の識別子と前記第2の識別子とが一致している
    と判断すると、前記印刷データに基づいて印刷を行う印
    刷手段とを備えることを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷データは、複数の供給元からそ
    れぞれ供給されることを特徴とする請求項1に記載のプ
    リンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷データには印刷する際の優先順
    位が付されており、 前記印刷データは、前記優先順位に従って処理されるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 供給した印刷データに基づいて印刷を行
    うプリント方法であって、 前記印刷データの供給元を識別する第1の識別子が設け
    られた前記印刷データを受け取る受取ステップと、 第2の識別子を入力する入力ステップと、 前記第1の識別子と前記第2の識別子とを照合する照合
    ステップと、 前記第1の識別子と前記第2の識別子とが一致すると、
    前記印刷データに基づいて印刷を行う印刷ステップとを
    有することを特徴とするプリント方法。
  5. 【請求項5】 前記印刷データは、複数の供給元からそ
    れぞれ供給されることを特徴とする請求項4に記載のプ
    リント方法。
  6. 【請求項6】 前記印刷データには印刷する際の優先順
    位が付されており、前記印刷データは、前記優先順位に
    従って処理されることを特徴とする請求項5に記載のプ
    リント方法。
  7. 【請求項7】 供給した印刷データに基づいて印刷を行
    うプリント機能を備えるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能なプログラム格納媒体であって、 前記印刷データの供給元を識別する第1の識別子が設け
    られた前記印刷データを受け取る受取ステップと、 第2の識別子を入力する入力ステップと、 前記第1の識別子と前記第2の識別子とを照合する照合
    ステップと、 前記第1の識別子と前記第2の識別子とが一致すると、
    前記印刷データに基づいて印刷を行う印刷ステップとを
    有するプリント機能を備えるプログラムを記録したこと
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム格
    納媒体。
  8. 【請求項8】 前記印刷データは、複数の供給元からそ
    れぞれ供給されるプリント機能を備えるプログラムを記
    録したことを特徴とする請求項7に記載のコンピュータ
    読み取り可能なプログラム格納媒体。
  9. 【請求項9】 前記印刷データには印刷する際の優先順
    位が付されており、前記印刷データは、前記優先順位に
    従って処理されるプリント機能を備えるプログラムを記
    録したことを特徴とする請求項8に記載のコンピュータ
    読み取り可能なプログラム格納媒体。
JP2000258145A 2000-08-23 2000-08-23 プリンタ装置、プリント方法及びプリント機能を備えるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体 Pending JP2002063010A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000258145A JP2002063010A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 プリンタ装置、プリント方法及びプリント機能を備えるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000258145A JP2002063010A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 プリンタ装置、プリント方法及びプリント機能を備えるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002063010A true JP2002063010A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18746497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000258145A Pending JP2002063010A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 プリンタ装置、プリント方法及びプリント機能を備えるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002063010A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018062177A (ja) * 2017-12-13 2018-04-19 シャープ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018062177A (ja) * 2017-12-13 2018-04-19 シャープ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8477338B2 (en) Print job management system and default printer determining apparatus
JP4690449B2 (ja) 印刷制御システム、印刷制御サーバ、画像形成装置と、その処理方法及びプログラム
US8108925B2 (en) Authentication printing system and authentication printing method
US6545767B1 (en) Print server, printing control method, image forming apparatus, image forming method, image forming system, and storage medium
US20100245899A1 (en) Image forming apparatus
JP2001154819A (ja) 印刷制御装置及び印刷制御方法及び印刷制御プログラムが格納された記録媒体及び印刷制御プログラム製品
US20080086778A1 (en) Image processing apparatus, control method of the apparatus, computer program for implementing the method, and storage medium
JP4543427B2 (ja) 認証印刷システム、認証印刷方法
US20090002749A1 (en) Information processing apparatus and control method thereof, computer program, and information processing system
JP5668622B2 (ja) 印刷システム、画像処理装置、制御方法、およびそのプログラム
KR20080001591A (ko) 인쇄 시스템, 인쇄 제어 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 매체
JP2002108583A (ja) 利用者制限機能付き印刷装置
JP2013208837A (ja) 画像形成システム、画像形成方法、及びプログラム
JP2007115102A (ja) 印刷指示装置、印刷指示方法
JP6989749B2 (ja) 画像形成装置、システム、制御方法、及びプログラム
CN103019629A (zh) 打印装置、信息处理装置、打印系统和方法
JP4065498B2 (ja) 情報処理システムおよびオプション機能セットアップ方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP2002063010A (ja) プリンタ装置、プリント方法及びプリント機能を備えるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体
JP4087788B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法、プログラム
JP2004151994A (ja) データ処理装置
JP4062376B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法
JP3632870B2 (ja) プリンタ装置
JP2006155634A (ja) 印刷処理における自動認証方法及びそのシステム
JP2007122315A (ja) 機密文書管理システムおよび機密文書の不正複製防止方法
US20110075188A1 (en) Print control apparatus, image forming apparatus and computer readable medium storing program

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100309