JP2002061713A - ホイールバランスウェイト - Google Patents
ホイールバランスウェイトInfo
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- JP2002061713A JP2002061713A JP2000250494A JP2000250494A JP2002061713A JP 2002061713 A JP2002061713 A JP 2002061713A JP 2000250494 A JP2000250494 A JP 2000250494A JP 2000250494 A JP2000250494 A JP 2000250494A JP 2002061713 A JP2002061713 A JP 2002061713A
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- wheel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クリップ部材とウェイト本体が一体となった
ホイールバランスウエイトを、ホイールのリム部から容
易に取り外せるようにすることを課題とする。 【解決手段】 棒状の金属製ウェイト本体3と、一端部
が該ウェイト本体3に固定され他端部が該ウェイト本体
3より突出した断面C字形状を有し、該他端部がホイー
ルのリム部の周縁部を挟み込むように係止される金属板
製クリップ部材4とからなるホイールバランスウェイト
1であって、クリップ部材4の他端部およびウェイト本
体3に、取り外し治具の一対の爪が係合する一対の係合
部5、8を設けたことを特徴とするホイールバランスウ
ェイト。
ホイールバランスウエイトを、ホイールのリム部から容
易に取り外せるようにすることを課題とする。 【解決手段】 棒状の金属製ウェイト本体3と、一端部
が該ウェイト本体3に固定され他端部が該ウェイト本体
3より突出した断面C字形状を有し、該他端部がホイー
ルのリム部の周縁部を挟み込むように係止される金属板
製クリップ部材4とからなるホイールバランスウェイト
1であって、クリップ部材4の他端部およびウェイト本
体3に、取り外し治具の一対の爪が係合する一対の係合
部5、8を設けたことを特徴とするホイールバランスウ
ェイト。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のタイヤを
リムに組み込んだホイールアッセンブリ状態での質量の
釣り合いを付与するのに取り付けるホイールバランスウ
ェイトに関し、特にホイールからホイールバランスウェ
イトの取り外しを容易としたものに係る。
リムに組み込んだホイールアッセンブリ状態での質量の
釣り合いを付与するのに取り付けるホイールバランスウ
ェイトに関し、特にホイールからホイールバランスウェ
イトの取り外しを容易としたものに係る。
【0002】
【従来の技術】自動車などのタイヤをリムに組み込んだ
ホイールアッセンブリ状態において、ホイールアッセン
ブリの回転軸まわりの周方向の質量不釣り合い、および
回転軸方向の質量不釣り合いが大きくなると、ステアリ
ングホイールの振動やシェイクと呼ばれるボディーやシ
ートの上下振動が発生するというような不具合が生じる
ようになる。この走行時に発生する振動や騒音は、ホイ
ールアッセンブリのアンバランスに起因するものであ
り、このアンバランスを打ち消すために専用の測定機で
ホイールアセンブリのアンバランスを測定して、これを
打ち消すようにバランスウェイトをホイールに取り付け
て修正が行われている。
ホイールアッセンブリ状態において、ホイールアッセン
ブリの回転軸まわりの周方向の質量不釣り合い、および
回転軸方向の質量不釣り合いが大きくなると、ステアリ
ングホイールの振動やシェイクと呼ばれるボディーやシ
ートの上下振動が発生するというような不具合が生じる
ようになる。この走行時に発生する振動や騒音は、ホイ
ールアッセンブリのアンバランスに起因するものであ
り、このアンバランスを打ち消すために専用の測定機で
ホイールアセンブリのアンバランスを測定して、これを
打ち消すようにバランスウェイトをホイールに取り付け
て修正が行われている。
【0003】従来のホイールバランスウェイトは、あら
かじめ所定の重量に調整された鉛や鉛合金からなるウェ
イト本体と、このウェイト本体をホイールに固定するク
リップ部材とが一体に鋳造されたものであった。このウ
ェイト本体に用いられる鉛や鉛合金は、比重が大きくか
つタイヤのホイールの湾曲面になじみやすい材質である
ことなどから選ばれていた。
かじめ所定の重量に調整された鉛や鉛合金からなるウェ
イト本体と、このウェイト本体をホイールに固定するク
リップ部材とが一体に鋳造されたものであった。このウ
ェイト本体に用いられる鉛や鉛合金は、比重が大きくか
つタイヤのホイールの湾曲面になじみやすい材質である
ことなどから選ばれていた。
【0004】しかし、鉛系の材料は自然環境への負荷等
の問題を有することから、ウェイト本体を鉄系材料とす
るホイールバランスウェイトが開発されている。具体的
には、鉄ウェイト本体と、一端部がこのウェイト本体に
固定され他端部がホイールのリム部の周縁部を挟み込む
ように曲成された鋼板よりなるクリップ部材とから構成
されたホイールバランスウェイトである。
の問題を有することから、ウェイト本体を鉄系材料とす
るホイールバランスウェイトが開発されている。具体的
には、鉄ウェイト本体と、一端部がこのウェイト本体に
固定され他端部がホイールのリム部の周縁部を挟み込む
ように曲成された鋼板よりなるクリップ部材とから構成
されたホイールバランスウェイトである。
【0005】このようなホイールバランスウェイトとし
ては、たとえば、登録実用新案公報第3046046
号、登録実用新案公報3057630号に記載のバラン
スウェイトがある。このバランスウェイトは、ばね鋼板
を曲成して形成したクリップ部材を、鋳鉄等により形成
されたウェイト本体にリベットで固定して形成されたも
のである。
ては、たとえば、登録実用新案公報第3046046
号、登録実用新案公報3057630号に記載のバラン
スウェイトがある。このバランスウェイトは、ばね鋼板
を曲成して形成したクリップ部材を、鋳鉄等により形成
されたウェイト本体にリベットで固定して形成されたも
のである。
【0006】このホイールバランスウェイトをホイール
から取り外す場合には、クリップ部材の断面C字形状部
に取り外し治具の一方の爪を係止させ、ウェイト本体の
下端面に治具の他方の爪を当てて係止して挟み、該取り
外し治具にホイール面に対して平行に下方向の力を加え
ることによって、ホイールバランスウェイトのクリップ
部材がホイールのリム部の周縁部に挟み込まれて係止さ
れている状態から、クリップ部材の断面C字形状部を取
り外す作業を行っている。
から取り外す場合には、クリップ部材の断面C字形状部
に取り外し治具の一方の爪を係止させ、ウェイト本体の
下端面に治具の他方の爪を当てて係止して挟み、該取り
外し治具にホイール面に対して平行に下方向の力を加え
ることによって、ホイールバランスウェイトのクリップ
部材がホイールのリム部の周縁部に挟み込まれて係止さ
れている状態から、クリップ部材の断面C字形状部を取
り外す作業を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウェイ
ト本体が鉛の場合は、上記の取り外し治具によりウェイ
ト本体が容易に変形して、ホイールバランスウェイトが
掴みやすかったが、鉄製のウェイト本体の場合にはウェ
イト本体が硬く容易に変形しない。したがって取り外し
治具の爪が滑り、ホイールバランスウェイトを取り外し
治具で固持することができないため、取り外し作業が難
渋するという問題を有していた。
ト本体が鉛の場合は、上記の取り外し治具によりウェイ
ト本体が容易に変形して、ホイールバランスウェイトが
掴みやすかったが、鉄製のウェイト本体の場合にはウェ
イト本体が硬く容易に変形しない。したがって取り外し
治具の爪が滑り、ホイールバランスウェイトを取り外し
治具で固持することができないため、取り外し作業が難
渋するという問題を有していた。
【0008】本発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、クリップ部材とウェイト本体が一体となった鉄製の
ホイールバランスウェイトを、従来の取り外し治具でホ
イールのリム部から容易に取り外すことができるホイー
ルバランスウェイトを提供することを課題とする。
で、クリップ部材とウェイト本体が一体となった鉄製の
ホイールバランスウェイトを、従来の取り外し治具でホ
イールのリム部から容易に取り外すことができるホイー
ルバランスウェイトを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明者らは、クリップ部材およびウェイト本体の形状
について検討を重ねた結果、ホイールのリム部から取り
外しが容易にできるホイールバランスウェイトが得られ
ることを見出し、本発明を完成した。
本発明者らは、クリップ部材およびウェイト本体の形状
について検討を重ねた結果、ホイールのリム部から取り
外しが容易にできるホイールバランスウェイトが得られ
ることを見出し、本発明を完成した。
【0010】本発明のホイールバランスウェイトは、棒
状の金属製ウェイト本体と、一端部が該ウェイト本体に
固定され他端部が該ウェイト本体より突出した断面C字
形状を有し、該他端部がホイールのリム部の周縁部を挟
み込むように係止される金属板製クリップ部材とからな
るホイールバランスウェイトであって、前記クリップ部
材の前記他端部および前記ウェイト本体に、取り外し治
具の一対の爪が係合する一対の係合部を設けたことを特
徴とする。
状の金属製ウェイト本体と、一端部が該ウェイト本体に
固定され他端部が該ウェイト本体より突出した断面C字
形状を有し、該他端部がホイールのリム部の周縁部を挟
み込むように係止される金属板製クリップ部材とからな
るホイールバランスウェイトであって、前記クリップ部
材の前記他端部および前記ウェイト本体に、取り外し治
具の一対の爪が係合する一対の係合部を設けたことを特
徴とする。
【0011】前記一対の係合部は、一方が前記クリップ
部材の断面C字形状部上に開口する小孔であり、他方が
ウェイト本体のホイールに面接する面の背面側の下端部
に設けられた溝であることが好ましい。
部材の断面C字形状部上に開口する小孔であり、他方が
ウェイト本体のホイールに面接する面の背面側の下端部
に設けられた溝であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のホイールバランスウェイ
トは、ウェイト本体とクリップ部材とで構成されてい
る。ウェイト本体は金属製の棒状であり、クリップ部材
は金属板状で一端部がウエイト本体に係止され他端部が
断面C字形状を有しホイールのリム部の周縁部を挟み込
むように係止される。
トは、ウェイト本体とクリップ部材とで構成されてい
る。ウェイト本体は金属製の棒状であり、クリップ部材
は金属板状で一端部がウエイト本体に係止され他端部が
断面C字形状を有しホイールのリム部の周縁部を挟み込
むように係止される。
【0013】クリップ部材の他端部およびウェイト本体
には、取り外し治具の一対の爪が係合する一対の係合部
が設けてある。この一対の係合部に取り外し治具の一対
の爪を係合させホイールバランスウェイトをしっかり掴
むことによって、ホイールバランスウェイトをホイール
のリム部から容易に取り外すことができる。
には、取り外し治具の一対の爪が係合する一対の係合部
が設けてある。この一対の係合部に取り外し治具の一対
の爪を係合させホイールバランスウェイトをしっかり掴
むことによって、ホイールバランスウェイトをホイール
のリム部から容易に取り外すことができる。
【0014】一対の係合部の一方はクリップ部材の他端
部の断面C字形状の部位に、他方はウェイト本体の下端
面に設ける。例えば、クリップ部材では断面C字形状部
位の頂部に開口する小孔を設ける。ウェイト本体ではホ
イールに面接する面の背面側の下端面で、ほぼクリップ
部材の幅に相当する部位に溝を設ける。この小孔と溝で
形成された一対の係合部に、取り外し治具の一対の爪が
係止されてホイールバランスウェイトが取り外し治具に
しっかりと掴まえられることによって、容易に取り外し
ができる。
部の断面C字形状の部位に、他方はウェイト本体の下端
面に設ける。例えば、クリップ部材では断面C字形状部
位の頂部に開口する小孔を設ける。ウェイト本体ではホ
イールに面接する面の背面側の下端面で、ほぼクリップ
部材の幅に相当する部位に溝を設ける。この小孔と溝で
形成された一対の係合部に、取り外し治具の一対の爪が
係止されてホイールバランスウェイトが取り外し治具に
しっかりと掴まえられることによって、容易に取り外し
ができる。
【0015】一対の係合部は、ホイールバランスウェイ
トの互いに背向する部位にあって、取り外し治具の一対
の爪で掴みやすい位置であれば特に限定されない。
トの互いに背向する部位にあって、取り外し治具の一対
の爪で掴みやすい位置であれば特に限定されない。
【0016】ウェイト本体に形成する係止部は切り込み
状の溝で、少なくとも取り外し治具の爪が係止できる横
幅および深さを有し、ウェイト本体を係止した取り外し
治具の爪先が作動時にずれない形状であればよい。例え
ば、図1のホイールバランスウェイトに取り外し治具を
取り付けた状態を説明した模式図において、通常、リム
部からホイールバランスウェイトを取り外す場合は、係
止されているクリップ部材を引き出す方向に力を加える
ので、取り外し治具には下方向に向かう力が加えられ
る。この際、ウェイト本体に溝が形成されていないと取
り外し治具の爪先は、ホイールと面接する面側にずれや
すい。しかしながら本発明のようにウエイト本体に溝が
設けてあると、取り外し治具の爪先が確実に溝で係止さ
れ、爪先の滑りやずれが防げる。溝は、ウェイト本体の
ホイールと面接する面に垂直な面を有することが、取り
外し治具のずれ防止の点から好ましい。
状の溝で、少なくとも取り外し治具の爪が係止できる横
幅および深さを有し、ウェイト本体を係止した取り外し
治具の爪先が作動時にずれない形状であればよい。例え
ば、図1のホイールバランスウェイトに取り外し治具を
取り付けた状態を説明した模式図において、通常、リム
部からホイールバランスウェイトを取り外す場合は、係
止されているクリップ部材を引き出す方向に力を加える
ので、取り外し治具には下方向に向かう力が加えられ
る。この際、ウェイト本体に溝が形成されていないと取
り外し治具の爪先は、ホイールと面接する面側にずれや
すい。しかしながら本発明のようにウエイト本体に溝が
設けてあると、取り外し治具の爪先が確実に溝で係止さ
れ、爪先の滑りやずれが防げる。溝は、ウェイト本体の
ホイールと面接する面に垂直な面を有することが、取り
外し治具のずれ防止の点から好ましい。
【0017】従来のように係止部が一対でなくクリップ
部材の小孔のみの場合は、ウェイト本体の下端部を取り
外し治具の爪で掴むことになるが、この場合は取り外し
治具の爪先がウェイト本体上で滑るために掴みにくい。
一方、本願発明では、ウェイト本体にクリップ部材の他
端部上の小孔と一対となる溝を係止部として設けたの
で、取り外し治具の爪先がしっかりと係止でき、滑りや
ずれが防止され、取り外し作業がしやすくなった。
部材の小孔のみの場合は、ウェイト本体の下端部を取り
外し治具の爪で掴むことになるが、この場合は取り外し
治具の爪先がウェイト本体上で滑るために掴みにくい。
一方、本願発明では、ウェイト本体にクリップ部材の他
端部上の小孔と一対となる溝を係止部として設けたの
で、取り外し治具の爪先がしっかりと係止でき、滑りや
ずれが防止され、取り外し作業がしやすくなった。
【0018】本発明のウェイト本体は、鉄鋼等で形成で
きる。このウェイト本体は断面が一定の線材を所定長さ
に切断した後に冷鍛加工を施すことにより製造できる。
きる。このウェイト本体は断面が一定の線材を所定長さ
に切断した後に冷鍛加工を施すことにより製造できる。
【0019】クリップ部材は、金属板をプレス成形によ
り曲成したものである。このクリップ部材はウェイト本
体に固定される一端部とリム部の周縁部を挟み込むよう
に断面弧状に曲成された他端部とからなる。クリップ部
材の金属板は、鋼板であることが好ましい。また、クリ
ップ部材は鋼板で作られ焼き入れされてばね性を付与さ
れたものであるのが好ましい。
り曲成したものである。このクリップ部材はウェイト本
体に固定される一端部とリム部の周縁部を挟み込むよう
に断面弧状に曲成された他端部とからなる。クリップ部
材の金属板は、鋼板であることが好ましい。また、クリ
ップ部材は鋼板で作られ焼き入れされてばね性を付与さ
れたものであるのが好ましい。
【0020】本発明のホイールバランスウェイトは、そ
の表面に塗膜層を有することが好ましい。塗膜層を有す
ることで、ホイールバランスウェイトが錆の発生等によ
り劣化するのを防ぐことができる。具体的な塗膜層とし
ては、亜鉛クロメート塗膜などをあげることができる。
の表面に塗膜層を有することが好ましい。塗膜層を有す
ることで、ホイールバランスウェイトが錆の発生等によ
り劣化するのを防ぐことができる。具体的な塗膜層とし
ては、亜鉛クロメート塗膜などをあげることができる。
【0021】本発明のホイールバランスウェイトは、金
属板をプレス成形等により曲成して形成したクリップ部
材の一端部を、ウェイト本体に接合させることで製造で
きる。
属板をプレス成形等により曲成して形成したクリップ部
材の一端部を、ウェイト本体に接合させることで製造で
きる。
【0022】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を説明する。な
お、本実施例におけるクリップ部材は、鋼板(SK7、
SK6、SK5、S60CM、S65CMおよびそれら
相当品)を所定形状に打ち抜き、その後プレス成形によ
り曲成し、熱処理することで形成されている。ウェイト
本体は棒鋼(SS400、S10Cおよびそれら相当
品)を所定長さに切断した後に冷鍛処理を施すことによ
り形成されている。なお、実施例のホイールバランスウ
ェイトには、亜鉛クロメート処理、ダクロダイズド(登
録商標)処理、銀粉塗装等による表面処理が施されてい
る。
お、本実施例におけるクリップ部材は、鋼板(SK7、
SK6、SK5、S60CM、S65CMおよびそれら
相当品)を所定形状に打ち抜き、その後プレス成形によ
り曲成し、熱処理することで形成されている。ウェイト
本体は棒鋼(SS400、S10Cおよびそれら相当
品)を所定長さに切断した後に冷鍛処理を施すことによ
り形成されている。なお、実施例のホイールバランスウ
ェイトには、亜鉛クロメート処理、ダクロダイズド(登
録商標)処理、銀粉塗装等による表面処理が施されてい
る。
【0023】以下、本実施例を図面に基づき説明する。
図1はホイールバランスウェイト1に取り外し治具をセ
ットした状態を説明する模式図である。
図1はホイールバランスウェイト1に取り外し治具をセ
ットした状態を説明する模式図である。
【0024】図1においてホイールバランスウェイト1
の一対の係止部を、取り外し治具2の一対の爪が係合し
て掴んでいる。この状態で取り外し治具に下方向に力を
加えることにより、クリップ部材4のホイールのリム部
の周縁部に挟み込まれて係止されている部分を引き出す
ようにしてホイールバランスウェイトが取り外される。
の一対の係止部を、取り外し治具2の一対の爪が係合し
て掴んでいる。この状態で取り外し治具に下方向に力を
加えることにより、クリップ部材4のホイールのリム部
の周縁部に挟み込まれて係止されている部分を引き出す
ようにしてホイールバランスウェイトが取り外される。
【0025】クリップ部材4の他端部の断面C字形状部
には、クリップ部材4の横幅の略中央部位に開口させた
小孔8が係止部として設けてある。一方、ウェイト本体
3には、ホイールと面接する面の背面側の下端部に切り
込み状の溝5が係止部として設けられている。この小孔
8と溝5とで取り外し治具2の爪をそれぞれ係止する。
従って、特にウェイト本体3側の爪先が滑ったりずれた
りすることがなくなり、ホイールバランスウェイト1を
確実に掴婿とができるので、ホイールバランスウェイト
の取り外し作業が容易となる。
には、クリップ部材4の横幅の略中央部位に開口させた
小孔8が係止部として設けてある。一方、ウェイト本体
3には、ホイールと面接する面の背面側の下端部に切り
込み状の溝5が係止部として設けられている。この小孔
8と溝5とで取り外し治具2の爪をそれぞれ係止する。
従って、特にウェイト本体3側の爪先が滑ったりずれた
りすることがなくなり、ホイールバランスウェイト1を
確実に掴婿とができるので、ホイールバランスウェイト
の取り外し作業が容易となる。
【0026】図2は図1のホイールバランスウェイト1
のホイールと面接する面の背面側から見た模式図で一対
の係合部の位置関係を説明するものである。クリップ部
材4の頂部の横幅の略中央部位に小孔8を有し、ウェイ
ト本体3のホイールと面接する面の背面側の下端部に長
さ20mm、幅3mm、深さ3mmの溝5が設けてある。
のホイールと面接する面の背面側から見た模式図で一対
の係合部の位置関係を説明するものである。クリップ部
材4の頂部の横幅の略中央部位に小孔8を有し、ウェイ
ト本体3のホイールと面接する面の背面側の下端部に長
さ20mm、幅3mm、深さ3mmの溝5が設けてある。
【0027】ウェイト本体3に設ける溝の形状を変更し
た他の実施例の模式図を図3および図4にそれぞれ示し
た。
た他の実施例の模式図を図3および図4にそれぞれ示し
た。
【0028】図3の溝6はホイールと面接する面と平行
の面をもつ溝6を形成して、取り外し治具の爪先(図示
せず)がホイールと面接する面側にずれるのを阻止する
形状としたものである。クリップ部材4の断面C字形状
の部位に小孔8が開口して溝6と一対の係合部を形成し
ている。
の面をもつ溝6を形成して、取り外し治具の爪先(図示
せず)がホイールと面接する面側にずれるのを阻止する
形状としたものである。クリップ部材4の断面C字形状
の部位に小孔8が開口して溝6と一対の係合部を形成し
ている。
【0029】図4は溝7の形状を断面円弧状とし、表面
を粗面化して取り外し治具の爪(図示せず)の滑りやず
れを抑制したものである。図3の場合と同様にクリップ
部材4の断面C字形状の部位に小孔8が開口して溝6と
一対の係合部を形成している。
を粗面化して取り外し治具の爪(図示せず)の滑りやず
れを抑制したものである。図3の場合と同様にクリップ
部材4の断面C字形状の部位に小孔8が開口して溝6と
一対の係合部を形成している。
【0030】これらの実施例のホイールバランスウェイ
トにおいても取り外し治具の爪が滑らずしっかり係止が
でき、取り外しが容易となり作業性が向上した。
トにおいても取り外し治具の爪が滑らずしっかり係止が
でき、取り外しが容易となり作業性が向上した。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、クリップ部材の他端部
およびウェイト本体に、取り外し治具の一対の爪が係合
する一対の係合部を設けたことにより、取り外し治具に
よるホイールバランスウェイトの取り外しが容易とな
り、作業性が著しく向上できた。
およびウェイト本体に、取り外し治具の一対の爪が係合
する一対の係合部を設けたことにより、取り外し治具に
よるホイールバランスウェイトの取り外しが容易とな
り、作業性が著しく向上できた。
【図1】実施例のホイールバランスウェイトと取り外し
治具と組み付け関係を説明する説明模式図である。
治具と組み付け関係を説明する説明模式図である。
【図2】実施例のホイールバランスウェイトのホイール
に面接する面の背面で溝の位置を示す模式図である。
に面接する面の背面で溝の位置を示す模式図である。
【図3】溝形状の他の変形例を説明するホイールバラン
スウェイトの模式図である。
スウェイトの模式図である。
【図4】溝の形状の他の変形例を説明するホイールバラ
ンスウェイトの模式図である。
ンスウェイトの模式図である。
1.ホイールバランスウェイト、 2.取り外し治具、
3.ウェイト本体、 4.クリップ部材、 5、6、
7.溝、 8.小孔、
3.ウェイト本体、 4.クリップ部材、 5、6、
7.溝、 8.小孔、
Claims (2)
- 【請求項1】 棒状の金属製ウェイト本体と、一端部が
該ウェイト本体に固定され他端部が該ウェイト本体より
突出した断面C字形状を有し、該他端部がホイールのリ
ム部の周縁部を挟み込むように係止される金属板製クリ
ップ部材とからなるホイールバランスウェイトであっ
て、 前記クリップ部材の前記他端部および前記ウェイト本体
に、取り外し治具の一対の爪が係合する一対の係合部を
設けたことを特徴とするホイールバランスウェイト。 - 【請求項2】 前記一対の係合部は、一方が前記クリッ
プ部材の断面C字形状部上に開口する小孔であり、他方
がウェイト本体のホイールに面接する面の背面側の下端
部に設けられた溝である請求項1に記載のホイールバラ
ンスウェイト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000250494A JP2002061713A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | ホイールバランスウェイト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000250494A JP2002061713A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | ホイールバランスウェイト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002061713A true JP2002061713A (ja) | 2002-02-28 |
Family
ID=18740055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000250494A Pending JP2002061713A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | ホイールバランスウェイト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002061713A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8807663B2 (en) | 2011-03-08 | 2014-08-19 | Plombco Inc. | Overmolded wheel-balancing weight |
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