JP2002060915A - Fe−Si−Al系合金薄帯およびその製造方法 - Google Patents

Fe−Si−Al系合金薄帯およびその製造方法

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JP2002060915A JP2000239551A JP2000239551A JP2002060915A JP 2002060915 A JP2002060915 A JP 2002060915A JP 2000239551 A JP2000239551 A JP 2000239551A JP 2000239551 A JP2000239551 A JP 2000239551A JP 2002060915 A JP2002060915 A JP 2002060915A
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Kenji Watabe
部 健 司 渡
Tatsuya Tomioka
岡 達 也 冨
Takeo Hisada
田 建 男 久
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 鋳造成形品の研摩加工によることなく、そし
てまたインゴットの破砕粉末とすることなく、圧延加工
によって、磁気特性に優れたFe−Si−Al系合金薄
帯を製造できるようにする。 【解決手段】 組成が質量%で、Si:5〜16,A
l:2〜10、必要によりNi:2〜5を含み残部がF
eよりなるFe−Si−Al系合金の溶湯を溶製したの
ち前記合金溶湯を流下させつつアトマイズしてFe−S
i−Al系合金アトマイズ粉末を得、前記Fe−Si−
Al系合金アトマイズ粉末を用いて粉末圧延することに
より薄帯化し、前記薄帯化した薄帯素材に対して焼結と
中間冷間圧延と合金組成を均一化するための拡散焼鈍と
仕上冷間圧延を順次少なくとも施し、あるいはまた、前
記薄板素材に対して密度を高めると共に合金組成を均一
化するための拡散焼鈍と仕上冷間圧延を順次少なくとも
施し、場合によってはさらに表面に保護膜を形成するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透磁率が大である
と共に飽和磁歪定数がほぼ零であり、結晶磁気異方性定
数も零であり、さらに、電気抵抗率が大きいため実効透
磁率の周波数特性は高域まで低下せず、また硬度が高
く、しかも耐摩耗性が良好であって、磁心用材料,磁気
シールド用材料やVTR用磁気ヘッド材料などとして好
適に用いられるFe−Si−Al系合金薄帯およびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Fe−Si−Al系合金中とくに9.6
質量%Si−5.4質量%Al−残部Feの組成近辺で
は、初透磁率μ0=35100,最大透磁率μm=11
5000,保磁力He=0.022 Oe,飽和磁束密
度Bs=11000Gの特性を有するいわゆる高透磁率
合金(センダスト)がある。
【0003】そして、この高透磁率合金は、鋳物の状態
などにおいて適宜研摩等を行うことにより、磁心用材料
や磁気シールド用材料として電子通信機器などに用いら
れている。
【0004】一方、センダスト合金に関する多くの研究
から高透磁率を示す組成範囲においてFe3(Si,A
l)のいわゆるDO3型の規則格子相を生成し、このと
きの飽和磁歪定数λsはほぼ零で、かつ結晶磁気異方性
定数Kcも零であることが明らかとなり、センダスト合
金は同じく高透磁率合金であるNi−Fe系パーマロイ
およびFe−Al系アルパームと同様に、保磁力に関す
るBeckerらの式(R.Becker and
W.Doring:Ferromagnetismu
s,Springer,(1939),214)を定性
的に満足する合金ということで、高く評価されてきた。
【0005】さらに、センダスト合金は電気抵抗率が大
きいため実効透磁率の周波数特性は高域まで低下せず、
また、硬度が高く、しかも、耐摩耗性が良好なことか
ら、VTR(VCR)用磁気ヘッドなどしても多用され
てきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のセンダスト合金は脆弱であるため圧延加工が困難であ
り、薄帯(ないしは薄板)を得るには鋳造成形品の研摩
加工によらざるを得ないという問題点があった。
【0007】また、改良された手法においても、圧粉体
や焼結体を作るためにはインゴットの破砕粉末を使用せ
ざるを得ないという問題点があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたものであって、鋳造成形品の研摩加工に
よることなく、そしてまた、インゴットの破砕粉末とす
ることなく、圧延加工によって、磁気特性に優れ電気抵
抗が大で硬度も高く耐摩耗性にも優れたFe−Si−A
l系合金薄帯(センダスト薄帯,スーパーセンダスト薄
帯)を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るFe−Si
−Al系合金薄帯(合金板材等類似のものを当然含
む。)は、請求項1に記載しているように、合金溶湯の
アトマイズにより形成されたFe−Si−Al系合金粉
末が粉末圧延により薄帯化されてなるものとしたことを
特徴としている。
【0010】そして、本発明に係るFe−Si−Al系
合金薄帯においては、請求項2に記載しているように、
Fe−Si−Al系合金粉末の成分組成が、Si:5〜
16質量%、Al:2〜10質量%、残部Feおよび不
純物よりなるセンダスト組成のものであるようにした
り、請求項3に記載しているように、Fe−Si−Al
系合金粉末の成分組成が、Si:5〜16質量%、A
l:2〜10質量%、Ni:2〜5質量%、残部Feお
よび不純物よりなるスーパーセンダスト組成のものであ
るようにしたりすることが必要に応じてより望ましい。
【0011】また、本発明に係るFe−Si−Al系合
金薄帯においては、請求項4に記載しているように、厚
さが0.25mm以下、場合によって0.25mm未
満、さらに場合によっては0.20mm以下のものとす
ることが必要に応じてより望ましい。
【0012】さらにまた、本発明に係るFe−Si−A
l系合金薄帯においては、請求項5に記載しているよう
に、薄帯の強度をより一層補強したものとするために、
表面に、無機質系,無機質+有機質系,有機質系のうち
から選択される保護膜が形成されているものとすること
も場合によってはより望ましい。
【0013】本発明に係るFe−Si−Al系合金薄帯
の製造方法は、請求項6に記載しているように、Fe−
Si−Al系合金の溶湯を溶製したのち前記合金溶湯を
流下させつつアトマイズしてFe−Si−Al系合金ア
トマイズ粉末を得、前記Fe−Si−Al系合金アトマ
イズ粉末を用いてそのまま粉末圧延することにより薄帯
化し、前記薄帯化した薄帯素材に対して焼結と中間冷間
圧延と合金組成を均一化するための拡散焼鈍と仕上冷間
圧延を順次少なくとも施すようにしたことを特徴として
いる。
【0014】同じく、本発明に係るFe−Si−Al系
合金薄帯の製造方法においては、請求項7に記載してい
るように、Fe−Si−Al系合金の溶湯を溶製したの
ち前記合金溶湯を流下させつつアトマイズしてFe−S
i−Al系合金アトマイズ粉末を得、前記Fe−Si−
Al系合金アトマイズ粉末を用いて粉末圧延することに
より薄帯化し、前記薄帯化した薄帯素材に対して密度を
高めると共に合金組成を均一化するための拡散焼鈍と仕
上冷間圧延を順次少なくとも施すようにしたことを特徴
としている。
【0015】そして、本発明に係るFe−Si−Al系
合金薄帯の製造方法においては、請求項8に記載してい
るように、請求項6または7に記載の工程に続いて、磁
気焼鈍と平坦化処理を施すようになすことができる。
【0016】さらに、本発明に係るFe−Si−Al系
合金薄帯の製造方法においては、請求項9に記載してい
るように、Fe−Si−Al系合金粉末の成分組成が、
Si:5〜16質量%、Al:2〜10質量%、残部F
eおよび不純物よりなる組成のものであるようにした
り、請求項10に記載しているように、Fe−Si−A
l系合金粉末の成分組成が、Si:5〜16質量%、A
l:2〜10質量%、Ni:2〜5質量%、残部Feお
よび不純物よりなるスーパーセンダスト組成のものであ
るようにしたりすることが必要に応じてより望ましい。
【0017】また、本発明に係るFe−Si−Al系合
金薄帯の製造方法においては、請求項11に記載してい
るように、Fe−Si−Al系合金粉末が、Fe粉末,
Si粉末,Al粉末,Fe−Si粉末,Fe−Al粉
末,Si−Al粉末,Fe−Si−Al粉末のうちから
選ばれる2種以上を混合して目標の合金組成としたもの
であるようになすことが場合によってはより望ましい。
【0018】そしてまた、本発明に係るFe−Si−A
l系合金薄帯の製造方法においては、請求項12に記載
しているように、Fe−Si−Al系合金粉末が、Fe
粉末,Si粉末,Al粉末,Ni粉末,Fe−Si粉
末,Fe−Al粉末,Fe−Ni粉末,Si−Al粉
末,Si−Ni粉末,Al−Ni粉末,Fe−Si−A
l粉末,Fe−Si−Ni粉末,Fe−Al−Ni粉
末,Si−Al−Ni粉末,Fe−Al−Si−Ni粉
末のうちから選ばれる2種以上を混合して目標の合金組
成としたものであるようになすことが場合によってはよ
り望ましい。
【0019】さらにまた、本発明に係るFe−Si−A
l系合金薄帯の製造方法においては、請求項13に記載
しているように、請求項11または12に記載のFe−
Si−Al系合金粉末においてFe粉末を必須とするよ
うになすことが場合によってはより望ましい。
【0020】さらに、本発明に係るFe−Si−Al系
合金薄帯の製造方法においては、請求項14に記載して
いるように、厚さを0.25mm以下、場合によって
0.25mm未満、さらに場合によっては0.20mm
以下とするようになすことが必要に応じてより望まし
い。
【0021】さらにまた、本発明に係るFe−Si−A
l系合金薄帯の製造方法においては、請求項15に記載
しているように、薄帯の強度をより一層補強する目的
で、表面に、無機質系,無機質+有機質系,有機質系の
うちから選択される保護膜を形成するようになすことも
場合によってはより望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係るFe−Si−Al系
合金薄帯は、合金溶湯のアトマイズにより形成されたF
e−Si−Al系合金粉末が粉末圧延により薄帯化され
てなるものとしたことを特徴とするものであり、このよ
うなFe−Si−Al系合金薄帯を製造するに際して
は、例えば、一実施形態として、Fe−Si−Al系合
金の溶湯を溶製したのち前記合金溶湯を流下させつつア
トマイズしてFe−Si−Al系合金アトマイズ粉末を
得、前記Fe−Si−Al系合金アトマイズ粉末を用い
て粉末圧延することにより薄帯化し、前記薄帯化した薄
帯素材に対して焼結と中間冷間圧延と合金組成を均一化
するための拡散焼鈍と仕上冷間圧延を順次少なくとも施
すようにしたり、他の実施形態として、Fe−Si−A
l系合金の溶湯を溶製したのち前記合金溶湯を流下させ
つつアトマイズしてFe−Si−Al系合金アトマイズ
粉末を得、前記Fe−Si−Al系合金アトマイズ粉末
を用いて粉末圧延することにより薄帯化し、前記薄帯化
した薄帯素材に対して密度を高めると共に合金組成を均
一化するための拡散焼鈍と仕上冷間圧延を順次少なくと
も施すようにしたことを特徴としている。
【0023】そして、場合によってはさらに、前記工程
に続いて、磁気焼鈍および/または平坦化処理を施すよ
うになすことができる。
【0024】ここで、Fe−Si−Al系合金溶湯とし
ては、その成分組成が、Si:5〜16質量%、Al:
2〜10質量%、残部Feおよび不純物よりなるセンダ
スト組成のものであるようにしたり、Si:5〜16質
量%、Al:2〜10質量%、Ni:2〜5質量%、残
部Feおよび不純物よりなるスーパーセンダスト組成の
ものであるようにしたりすることができる。
【0025】そして、このような成分組成としたFe−
Si−Al系合金の溶湯を高周波誘導溶解炉や、水冷式
銅るつぼをそなえた高周波誘導溶解炉(レビテーション
溶解炉)等で溶製したのち、前記合金溶湯を流下させつ
つアトマイズしてFe−Si−Al系合金粉末を得、前
記Fe−Si−Al系合金粉末を用いてそのまま粉末圧
延することにより薄帯化(ないしは薄板化)する。
【0026】このとき、合金溶湯の溶製に際して水冷式
銅るつぼを取り囲むようにして高周波誘導加熱用コイル
を配設したレビテーション(浮遊)溶解炉を用いると、
合金溶湯はるつぼに対し非接触で溶解されることとなる
ので、るつぼからの汚染がない純度の高いものとするこ
とができる。
【0027】また、前記合金溶湯を流下させつつアトマ
イズしてFe−Si−Al系合金粉末を得るに際して
は、水アトマイズ法,ガスアトマイズ法,水+ガス(ミ
スト)アトマイズ法などを用いることができる。
【0028】そして、このようなFe−Si−Al系合
金粉末としては、プレアロイ粉末(単独)合金粉末やプ
レミックス粉末(混合粉末)を用いることができ、プレ
ミックス粉末(混合粉末)を用いる場合には、Fe粉,
Si粉,Al粉,Ni粉,Fe−Si粉,Fe−Al
粉,Fe−Ni粉,Si−Al粉,Si−Ni粉,Al
−Ni粉,Fe−Si−Al粉,Fe−Si−Ni粉,
Fe−Al−Ni粉,Si−Al−Ni粉,Fe−Al
−Si−Ni粉などの粉末のうちから選択した2種以上
の粉末を組み合わせて目標成分の合金組成としたものを
用いることができる。
【0029】次いで、このようにして得たFe−Si−
Al系合金アトマイズ粉末を用いて粉末圧延することに
より薄帯化(ないしは薄板化)するが、この場合の実施
形態としては、回転方向が異なる一対の圧延ロールの中
央部分にFe−Si−Al系合金アトマイズ粉末を供給
することで薄帯化(ないしは薄板化)するようになすこ
とができる。
【0030】次に、このようにして得た薄帯化された薄
帯素材に対し、例えば一実施形態においては、(成形)
焼結と中間冷間圧延と合金組成を均一化するための拡散
焼鈍と仕上冷間圧延を順次少なくとも含む処理を施し、
他の実施形態においては、薄帯素材に対し、密度を高め
ると共に合金組成を均一化するための拡散焼鈍と仕上冷
間圧延を順次少なくとも含む処理を施す。
【0031】このうち、(成形)焼結は、粉末圧延によ
り形成された薄帯素材の形状保持が容易となるようにす
るために行うものであって、例えば、温度:950〜1
250℃で時間:2〜16分間の焼結を行うのが良い
が、この(成形)焼結の温度が高すぎると拡散を生じる
こととなって次の中間冷間圧延が困難となることもあり
うるので、拡散を多く生じない程度の例えば1250℃
以下の温度に押さえることがより望ましい。一方、温度
が低すぎるときは形状保持が良好でない傾向となるので
例えば950℃以上とすることがより望ましく、センダ
スト,スーパーセンダストの組成によっては成形焼結と
拡散焼鈍の処理温度が一部重複することもありうる。
【0032】次いで、このような成形焼結薄帯素材に対
し必要に応じて中間冷間圧延を行なうが、この場合、中
間冷間圧延の際の圧下率は5〜20%程度とするのが良
い。
【0033】さらに、中間冷間圧延後の薄帯素材に対し
て拡散焼鈍を行う。この拡散焼鈍は、請求項6に記載の
発明においては、Fe−Si−Al系合金薄帯の合金組
成をより一層均質化するために行うものであって、例え
ば、温度:1150〜1350℃で時間:2〜16分間
の焼結を行うのが良いが、この拡散焼結の温度が低すぎ
ると拡散を生じがたいこととなって拡散焼結の目的が達
せられなくなるので、例えば1150℃以上の温度とす
ることがより望ましい。一方、温度が高すぎると操業の
安定性が損なわれる傾向となるので例えば1350℃以
下とすることがより望ましい。
【0034】また、請求項7に記載の発明において拡散
焼鈍の目的は、密度を高めること、合金組成をより一層
均質化すること、にあり、このような目的を達成するた
めの温度および時間を選定する。
【0035】その後、拡散焼結した薄帯素材に対して仕
上冷間圧延を行うことによって、帯厚さの精度をより一
層高めるようにし、帯厚さは例えば0.25mm以下な
いしは0.25mm未満、さらには0.20mm以下と
する。この場合、仕上冷間圧延の際の圧下率は0.5〜
5%程度とするのが良い。
【0036】さらに、中間冷間圧延後または仕上冷間圧
延後に、薄帯の靭性などの品質特性のより一層の向上と
磁気特性のさらなる改善のために、800〜1200℃
で1〜10hr程度の磁気や平坦化処理を行っても良
い。
【0037】さらにまた、仕上冷間圧延後において、表
面に、無機質系,無機質系+有機質系,有機質系のうち
から選択される保護膜を形成するようになすことも場合
によってはより望ましい。この場合の保護膜は、脆性材
料であるFe−Si−Al系合金薄帯の補強膜として機
能し、合金薄帯の保形性を良好なものとする役割を果た
すと共に、曲げ性を向上させるのに有効なものとなり、
曲げ性を良好なものとすることによりコイルへの巻き取
り半径をより小さなものとして荷姿のより一層の小型化
に寄与するものになると共に、打ち抜き加工の際の操業
性をより一層向上するのに寄与するものとなる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
るが、本発明はこのような実施例のみに限定されないこ
とはいうまでもない。
【0039】(実施例1〜3)水冷銅るつぼの囲りに高
周波誘導加熱用コイルを配設したレビテーション(浮
遊)溶解炉を用いて、19.2質量%Si−10.8質
量%Al−残部Feよりなる成分組成のFe−Si−A
l系合金の溶湯を溶製したのち、前記合金溶湯を流下さ
せつつ水アトマイズしてFe−Si−Al系合金(アト
マイズ)粉末を得た。
【0040】次いで、前記Fe−Si−Al系合金アト
マイズ粉末と純Fe粉末とを用い、相互に逆回転する一
対のロールの中間部分に前記Fe−Si−Al系合金ア
トマイズ粉末と純Fe粉末との混合粉末(配合比は5
0:50)(プレミックス粉末)を送給して粉末圧延す
ることにより薄帯化し、続いて、前記薄帯化した薄帯素
材に対し、成形焼結として、温度:1050℃,時間:
4分間の加熱処理を行うことによってFe−Si−Al
系合金の薄帯成形素材を得た。
【0041】次に、成形焼結により得たFe−Si−A
l系合金の薄帯状成形体に対し、相互に逆回転する一対
のロールに通過させることによって圧下率約10%の中
間冷間圧延を行ったあと、拡散焼鈍として、温度:12
20℃,時間:4分間の加熱処理を行うことによりFe
−Si−Al系合金の薄帯焼結体を得た。
【0042】さらに、前記薄帯焼結素材に対し相互に逆
回転する一対のロールに通過させることによって、厚さ
0.10mm,0.20mm,0.30mmの3種類の
Fe−Si−Al系合金薄帯を得た。
【0043】さらに、前記Fe−Si−Al系合金薄帯
の表面に、無機質(Al,SiO)+有機質
(シリコーン樹脂,エポキシ樹脂)、または、有機質
(シリコーン樹脂,エポキシ樹脂)からなる各保護膜を
形成した。そして、保護膜を形成したのちの曲げ半径を
調べたところ、表1に示す結果であった。
【0044】
【表1】
【0045】表1に示したように、保護膜なしの場合に
は曲げ半径100mmまでは曲げ性が良好であったのに
対し、保護膜として無機質+有機質からなるものを用い
た場合には曲げ半径60mmまで曲げ性を良好なものと
することができ、保護膜として有機質からなるものを用
いた場合には曲げ半径が30mmであっても曲げ性が良
好なものとなり、コイルに巻き取る場合の巻心半径をよ
り小さなものとすることが可能であると共に、打ち抜き
性をも良好なものとすることが可能であった。
【0046】また、この実施例1〜3で得たFe−Si
−Al系合金薄帯の磁気特性を調べたところ、表2の実
施例1〜3の欄に示すものであった。
【0047】(実施例4〜9)表2の実施例4〜9の欄
に示したように、粉末の配合形態および粉末の配合割合
を変えて、実施例1〜3と同様にして実施例4〜9の厚
さ0.10mm,0.20mm,0.30mmの3種類
のFe−Si−Al(−Ni)系合金薄帯を製造した。
【0048】そして、この実施例4〜9で得たFe−S
i−Al系合金薄帯の磁気特性等を調べたところ表2の
実施例4〜9の欄に示すものであった。
【0049】
【表2】
【0050】表2に示すように、本発明実施例1〜9で
は、いずれも、磁気特性に優れ、硬さも大きいFe−S
i−Al系合金薄帯が得られていることが認められた。
【0051】
【発明の効果】本発明によるFe−Si−Al系合金薄
帯によれば、請求項1に記載しているように、合金溶湯
のアトマイズにより形成されたFe−Si−Al系合金
粉末が粉末圧延により薄帯化されてなるものとしたか
ら、従来のごとく鋳造成形品の研摩加工によることな
く、そしてまたインゴットの破砕粉末とすることなく、
圧延加工によって、磁気特性に優れ電気抵抗が大で硬度
も高く耐摩耗性にも優れたFe−Si−Al系合金薄帯
(センダスト薄帯,スーパーセンダスト薄帯)を提供す
ることが可能であるという著大なる効果がもたらされ
る。
【0052】そして、請求項2に記載しているように、
Fe−Si−Al系合金粉末の成分組成が、Si:5〜
16質量%、Al:2〜10質量%、残部Feおよび不
純物よりなるセンダスト組成のものであるようにするこ
とによって、軟磁性センダスト合金薄帯を提供すること
ができ、請求項3に記載しているように、Fe−Si−
Al系合金粉末の成分組成が、Si:5〜16質量%、
Al:2〜10質量%、Ni:2〜5質量%、残部Fe
および不純物よりなるスーパーセンダスト組成のもので
あるようになすことによって、軟磁性スーパーセンダス
ト合金薄帯を提供することができるという著大なる効果
がもたらされる。
【0053】また、請求項4に記載しているように、厚
さが0.25mm以下であるものとなすことによって、
積層体として使用したときの磁気特性をさらに高めたも
のとすることが可能であるという著大なる効果がもたら
される。
【0054】さらにまた、請求項5に記載しているよう
に、表面に、無機質系,無機質+有機質系,有機質系の
うちから選択される保護膜が形成されているものとなす
ことによって、脆弱なFe−Si−Al系合金薄帯の保
形性、曲げ性等をより一層向上させたものとすることが
可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0055】本発明によるFe−Si−Al系合金薄帯
の製造方法によれば、請求項6に記載しているように、
Fe−Si−Al系合金の溶湯を溶製したのち前記合金
溶湯を流下させつつアトマイズしてFe−Si−Al系
合金アトマイズ粉末を得、前記Fe−Si−Al系合金
アトマイズ粉末を用いて粉末圧延することにより薄帯化
し、前記薄帯化した薄帯素材に対して焼結と中間冷間圧
延と合金組成を均一化するための拡散焼鈍と仕上冷間圧
延を順次少なくとも施すようにしたり、請求項7に記載
しているように、前記薄帯化した薄帯素材に対して密度
を高めると共に合金組成を均一化するための拡散焼鈍と
仕上冷間圧延を順次少なくとも施すようにしたから、従
来のごとく鋳造成形品の研摩加工やインゴットの破砕加
工を伴うことなく、圧延加工によって、磁気特性に優れ
電気抵抗が大で硬度も高く耐摩耗性にも優れたFe−S
i−Al系合金薄帯を製造することが可能であるという
著大なる効果がもたらされる。
【0056】また、請求項8に記載しているように、請
求項6または7に記載の工程に続いて、磁気焼鈍と平坦
化処理を施すようになすことによって、品質のより一層
の向上を実現することが可能であるという著大なる効果
がもたらされる。
【0057】そして、請求項9に記載しているように、
Fe−Si−Al系合金粉末の成分組成が、Si:5〜
16質量%、Al:2〜10質量%、残部Feおよび不
純物よりなるセンダスト組成のものであるようにするこ
とによって、軟磁性センダスト合金薄帯を製造すること
ができ、請求項10に記載しているように、Fe−Si
−Al系合金粉末の成分組成が、Si:5〜16質量
%、Al:2〜10質量%、Ni:2〜5質量%、残部
Feおよび不純物よりなるスーパーセンダスト組成のも
のであるようになすことによって、軟磁性スーパーセン
ダスト合金薄帯を製造することができるという著大なる
効果がもたらされる。
【0058】また、請求項11に記載しているように、
Fe−Si−Al系合金粉末が、Fe粉末,Si粉末,
Al粉末,Fe−Si粉末,Fe−Al粉末,Si−A
l粉末,Fe−Si−Al粉末のうちから選ばれる2種
以上を混合して目標の合金組成となすようにしたもので
あったり、請求項12に記載しているように、Fe−S
i−Al系合金粉末が、Fe粉末,Si粉末,Al粉
末,Ni粉末,Fe−Si粉末,Fe−Al粉末,Fe
−Ni粉末,Si−Al粉末,Si−Ni粉末,Al−
Ni粉末,Fe−Si−Al粉末,Fe−Si−Ni粉
末,Fe−Al−Ni粉末,Si−Al−Ni粉末,F
e−Al−Si−Ni粉末のうちから選ばれる2種以上
を混合して目標の合金組成となすようにしたものである
ことによって、各原料粉末のもつ特長を活かしつつ難加
工性のFe−Si−Al系合金薄帯を製造することが可
能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0059】さらにまた、請求項13に記載しているよ
うに、請求項11または12に記載のFe−Si−Al
系合金粉末においてFe粉末を必須とするようになすこ
とによって、Fe粉末の良好なる塑性加工性を活かすこ
とが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0060】さらにまた、請求項14に記載しているよ
うに、厚さを0.25mm以下とするようになすことに
よって、積層体として使用したときの磁気特性をさらに
高めたものとすることが可能であるという著大なる効果
がもたらされる。
【0061】さらにまた、請求項15に記載しているよ
うに、表面に、無機質系,無機質+有機質系,有機質系
のうちから選択される保護膜を形成するようになすこと
によって、脆弱なFe−Si−Al系合金薄帯の保形
性、曲げ性等をより一層向上させたものとすることが可
能であるという著大なる効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるFe−Si−Al系
合金薄帯の製造工程を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22F 9/08 B22F 9/08 A M C22C 33/02 C22C 33/02 N 38/08 38/08 H01F 1/147 H01F 1/22 1/22 C21D 8/12 G // C21D 8/12 H01F 1/14 A Fターム(参考) 4K017 AA04 BA06 BB01 BB06 BB16 DA02 EK01 4K018 AA26 BA08 BA14 BA19 BA20 CA38 DA11 EA52 FA24 FA25 KA43 5E041 AA04 AA19 BC01 BC05 BD01 CA02 CA05 CA06 HB05 HB11 HB15 HB17 NN01 NN06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合金溶湯のアトマイズにより形成された
    Fe−Si−Al系合金粉末が粉末圧延により薄帯化さ
    れてなることを特徴とするFe−Si−Al系合金薄
    帯。
  2. 【請求項2】 Fe−Si−Al系合金粉末の成分組成
    が、Si:5〜16質量%、Al:2〜10質量%、残
    部Feおよび不純物よりなる組成のものである請求項1
    に記載のFe−Si−Al系合金薄帯。
  3. 【請求項3】 Fe−Si−Al系合金粉末の成分組成
    が、Si:5〜16質量%、Al:2〜10質量%、N
    i:2〜5質量%、残部Feおよび不純物よりなる組成
    のものである請求項1に記載のFe−Si−Al系合金
    薄帯。
  4. 【請求項4】 厚さが0.25mm以下である請求項1
    ないし3のいずれかに記載のFe−Si−Al系合金薄
    帯。
  5. 【請求項5】 表面に、無機質系,無機質+有機質系,
    有機質系のうちから選択される保護膜が形成されている
    請求項1ないし4のいずれかに記載のFe−Si−Al
    系合金薄帯。
  6. 【請求項6】 Fe−Si−Al系合金の溶湯を溶製し
    たのち前記合金溶湯を流下させつつアトマイズしてFe
    −Si−Al系合金アトマイズ粉末を得、前記Fe−S
    i−Al系合金アトマイズ粉末を用いて粉末圧延するこ
    とにより薄帯化し、前記薄帯化した薄帯素材に対して焼
    結と中間冷間圧延と合金組成を均一化するための拡散焼
    鈍と仕上冷間圧延を順次少なくとも施すことを特徴とす
    るFe−Si−Al系合金薄帯の製造方法。
  7. 【請求項7】 Fe−Si−Al系合金の溶湯を溶製し
    たのち前記合金溶湯を流下させつつアトマイズしてFe
    −Si−Al系合金アトマイズ粉末を得、前記Fe−S
    i−Al系合金アトマイズ粉末を用いて粉末圧延するこ
    とにより薄帯化し、前記薄帯化した薄帯素材に対して密
    度を高めると共に合金組成を均一化するための拡散焼鈍
    と仕上冷間圧延を順次少なくとも施すことを特徴とする
    Fe−Si−Al系合金薄帯の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の工程に続い
    て、磁気焼鈍と平坦化処理を施すことを特徴とするFe
    −Si−Al系合金薄帯の製造方法。
  9. 【請求項9】 Fe−Si−Al系合金粉末の成分組成
    が、Si:5〜16質量%、Al:2〜10質量%、残
    部Feおよび不純物よりなる組成のものである請求項6
    ないし8のいずれかに記載のFe−Si−Al系合金薄
    帯の製造方法。
  10. 【請求項10】 Fe−Si−Al系合金粉末の成分組
    成が、Si:5〜16質量%、Al:2〜10質量%、
    Ni:2〜5質量%、残部Feおよび不純物よりなる組
    成のものである請求項6ないし8のいずれかに記載のF
    e−Si−Al系合金薄帯の製造方法。
  11. 【請求項11】 Fe−Si−Al系合金粉末が、Fe
    粉末,Si粉末,Al粉末,Fe−Si粉末,Fe−A
    l粉末,Si−Al粉末,Fe−Si−Al粉末のうち
    から選ばれる2種以上を混合して目標の合金組成とした
    ものであることを特徴とする請求項6ないし10のいず
    れかに記載のFe−Si−Al系合金薄帯の製造方法。
  12. 【請求項12】 Fe−Si−Al系合金粉末が、Fe
    粉末,Si粉末,Al粉末,Ni粉末,Fe−Si粉
    末,Fe−Al粉末,Fe−Ni粉末,Si−Al粉
    末,Si−Ni粉末,Al−Ni粉末,Fe−Si−A
    l粉末,Fe−Si−Ni粉末,Fe−Al−Ni粉
    末,Si−Al−Ni粉末,Fe−Al−Si−Ni粉
    末のうちから選ばれる2種以上を混合して目標の合金組
    成としたものであることを特徴とする請求項6ないし1
    0のいずれかに記載のFe−Si−Al系合金薄帯の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 請求項11または12に記載のFe−
    Si−Al系合金粉末においてFe粉末を必須とするこ
    とを特徴とするFe−Si−Al系合金薄帯の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 厚さを0.25mm以下とする請求項
    6ないし13のいずれかに記載のFe−Si−Al系合
    金薄帯の製造方法。
  15. 【請求項15】 表面に、無機質系,無機質+有機質
    系,有機質系のうちから選択される保護膜を形成する請
    求項6ないし14のいずれかに記載のFe−Si−Al
    系合金薄帯の製造方法。
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