JP2002059810A - シートベルト装置 - Google Patents
シートベルト装置Info
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- JP2002059810A JP2002059810A JP2000249779A JP2000249779A JP2002059810A JP 2002059810 A JP2002059810 A JP 2002059810A JP 2000249779 A JP2000249779 A JP 2000249779A JP 2000249779 A JP2000249779 A JP 2000249779A JP 2002059810 A JP2002059810 A JP 2002059810A
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Abstract
ーを備えたシートベルト装置の提供 【解決手段】 ウェビングが巻装されるボビン3と、車
両緊急時にロッキングベース7をリトラクターベース1
0と連結させてウェビング引き出し方向の回転を阻止す
る緊急ロック機構と、一端5aがボビン3に連結され他
端5bがロッキングベース7に連結される捻り棒5とを
備え、緊急ロック機構の作動時にボビン3へ作用するウ
ェビング引き出し方向の荷重が所定値以上になると、捻
り棒5が捩り変形を起こすことでボビン3のウェビング
引き出し方向の回転を許容して衝撃エネルギーの吸収を
行うリトラクターを備えたシートベルト装置において、
捻り棒5が、一端5a及び他端5bの間にてボビン3に
連結する少なくとも1つの中間連結部5fを有し、捻り
棒5の直径が、中間連結部5fを境として一端5a側が
他端5b側よりも小さく、中間連結部5fは、捻り棒5
の捻り変形の途中で、ボビン3との連結が解除される構
成であるシートベルト装置。
Description
席に拘束するシートベルト装置に関し、詳しくは、エネ
ルギー吸収機構付リトラクターを備えたシートベルト装
置に関するものである。
するためのシートベルト装置では、一般に、ウェビング
を引き出し可能に巻装するシートベルト用リトラクター
として、急な加速、衝突又は減速に反応する慣性感知手
段によってウェビングの引き出しを物理的にロックする
緊急ロック機構を備えて乗員を効果的及び安全に拘束す
るようにした緊急ロック式リトラクターを使用してい
る。
ては、例えば、特公昭59−21624号公報等に開示
されたシートベルト用リトラクターのように、ウェビン
グを巻装する捻り棒の一端に配設された係合部材が車両
緊急時にリトラクターベースの被係合部に係合して前記
捻り棒のウェビング引き出し方向の回転を阻止すること
ができるロック手段を備えたものがある。
棒が貫通するリトラクターベースの捻り棒貫通孔に形成
された係止噛合部や、その捻り棒貫通孔に併設された内
歯プレートに形成されたラチェット歯が被係合部として
用いられる一方、捻り棒と共に回転するロックプレート
や係止爪が係合部材として用いられており、車両緊急時
にそれら係合部材と被係合部材とが係合して捻り棒のウ
ェビング引き出し方向の回転を阻止するように構成され
ている。
ときには、衝突後の時間の経過とともにウェビング張力
が増大するため、乗員の身体に急激な減速度を生じるこ
とになり、ウェビングから乗員にかかる負荷が大きくな
る。そこで、ウェビングに作用する荷重が予め設定した
所定値以上となった際、ウェビングを所定量繰出させる
ことにより、乗員の身体に生じる衝撃を吸収するエネル
ギー吸収機構を備え、乗員の身体をより確実に保護する
ようにしたシートベルト用リトラクターも種々提案され
ている。このような構成のシートベルト用リトラクター
としては、特開昭46−7710号公報に記載された、
「とくに安全ベルト用のエネルギー吸収装置」が知られ
ている。
が巻装される略筒状のボビンと、このボビンの中心を挿
通すると共に一端側が前記ボビンに一体的に連結されて
リトラクターベースに回転自在に支持される捻り棒と、
この捻り棒の他端側に一体的に連結されるロッキングベ
ースと、車両緊急時に前記ロッキングベースをリトラク
ターベースに係合させて前記ボビンのウェビング引き出
し方向への回転を阻止する緊急ロック機構とを備え、前
記緊急ロック機構の作動時に前記ボビンに作用するウェ
ビング引き出し方向の荷重が所定値以上になると、前記
捻り棒が捩り変形を起こすことで前記ボビンのウェビン
グ引き出し方向の回転を許容して衝撃エネルギーの吸収
を行う。
は、ボビンに作用するウェビング引き出し方向の荷重が
所定値以上になると、この捻り棒自体が軸回りに捩れ
て、この捩れによってボビンがウェビング引き出し方向
へ回転する分だけ、ウェビングの引き出しを許容し、ウ
ェビングによる乗員拘束力を緩めて、ウェビングから乗
員に作用する衝撃を緩和する。
の衝撃は車両構造によって異なる。したがって、乗員の
身体を十分に保護するためには、例えば、エネルギー吸
収機構が作動開始する設定荷重(エネルギー吸収荷重と
呼ばれるもので、実際には、エネルギー吸収を開始する
ウェビング張力)や、衝撃吸収時の変形量(実際には、
ウェビングの伸出量)を、車両構造等に合わせて設計変
更することが要求される。
ングが引き出されると、その分、乗員に衝突方向の移動
が生じる。その際に、乗員の身体が車室内壁等に衝突す
る事を防止するために、最近の車両では、車両緊急時に
乗員と車室内壁等との間に膨出して乗員の身体を受け止
めることで乗員の身体保護を図るSRSエアバッグシス
テムを装備し、シートベルト装置との協働で乗員の安全
性を向上させる対応が普及している。
テムを備えた場合には、SRSエアバッグシステムの効
果を安全かつ最大限に引き出すことから、エネルギー吸
収機構の特性に変化を持たせることが要求されている。
例えば、乗員が膨張したエアバッグに接触するまでの衝
突初期には、大きなエネルギー吸収荷重を確保して乗員
の移動を最小限に抑え、エアバッグが乗員を拘束しはじ
めた衝突後期はエネルギー吸収荷重を下げて、エアバッ
グシステムに乗員の保護を委ねるといった要求である。
吸収荷重の最適化や、SRSエアバッグシステムとの役
割分担等の観点から、エネルギー吸収機構には、エネル
ギー吸収荷重等の特性に変化を持たせることのできる柔
軟性や設計自由度の高さが要求されている。
あり、シートベルト用リトラクターのエネルギー吸収機
構に作動途中でエネルギー吸収荷重が変化するエネルギ
ー吸収特性を持たせることができ、エネルギー吸収特性
の向上による乗員の安全性向上を図ることのできるエネ
ルギー吸収機構付リトラクターを備えたシートベルト装
置を提供することである。
ングが巻装される略筒状のボビンと、車両緊急時にロッ
キングベースをリトラクターベースと連結させてウェビ
ング引き出し方向の回転を阻止する緊急ロック機構と、
一端が前記ボビンに連結され他端が前記ロッキングベー
スに連結される捻り棒とを備え、前記緊急ロック機構の
作動時に前記ボビンへ作用するウェビング引き出し方向
の荷重が所定値以上になると、前記捻り棒が捩り変形を
起こすことで前記ボビンのウェビング引き出し方向の回
転を許容して衝撃エネルギーの吸収を行うリトラクター
を備えたシートベルト装置において、前記捻り棒が、前
記一端及び前記他端の間にて前記ボビンに連結される少
なくとも1つの中間連結部を有し、前記捻り棒の直径
が、前記中間連結部を境として前記一端側が前記他端側
よりも小さく、前記中間連結部は、前記捻り棒の前記捻
り変形の途中で、前記ボビンとの連結が解除される構成
であることを特徴とするシートベルト装置によって達成
される。
棒とボビンとの連結は、ボビンの回転に応じて自動的に
解除されることが好ましい。この様な構成としては、例
えば、ボビンとともに中間連結部が回転し、且つこの回
転に応じて中間連結部を構成する部材が回転軸線方向に
移動し、回転回数が一定量を超えると中間連結部におけ
るボビンと捻り棒との連結が解除される構成が考えられ
る。
ク機構をもってリトラクターベースとロッキングベース
とを係合させて、このロッキングベースの回転を阻止
し、これによって、ロッキングベースと一端において連
結した捻り棒の回転を阻止し、また、これによって、こ
の捻り棒が他端及び中間連結部において連結しているボ
ビンの回転を阻止する。このとき、ボビンへ作用するウ
ェビング引き出し方向の荷重が所定値以上になると、捻
り棒が捻り変形を生じ、この結果、ボビンの回転が許容
される。
期段階においては、捻り棒がその一端及び中間連結部に
てボビンと連結しているので、この一端と中間連結部と
の間(以下、この間の領域を第1領域と記載)において
は捻れが生じず、捻り棒は中間連結部とその他端との間
(以下、この間の領域を第2領域と記載)において捻じ
れ変形する。
期段階においては、中間連結部における捻り棒とボビン
との連結が解除され、この結果、捻り棒はその一端(ボ
ビンとの連結部)とその他端(ロッキングベースとの連
結部)との間、すなわち第1領域及び第2領域において
捻じれ変形する。
1領域の方が小さくなっているので、その捻り剛性は、
第1領域よりも第2領域の方が高い。したがって、捻り
棒の捻り剛性は、中間連結部が連結状態であって第2領
域のみが捻じり変形する回転の初期段階の方が、中間連
結部が解除状態であって第1領域及び第2領域が捻り変
形する回転の後期段階よりも高く、ウェビングから伝わ
る衝撃エネルギーを捻り棒にてより多く吸収することが
できる。これに対して、回転の後期段階においては、直
径の小さい第1領域も捻じれることができ、この第1領
域の方が比較的直径の大きい第2領域に比べて捻れ易い
ことから主に第1領域が捻れ、捻り変形によるエネルギ
吸収性が初期段階に比べて小さくなっている。
で、ウェビングの張力を段階的に低減させることが可能
である。例えば、エアバッグが作動していない緊急ロッ
クの初期段階においては、ウェビングの繰出し量を少な
くし、この結果、ウェビングが乗員を十分に拘束し、そ
して、エアバッグが作動して乗員がこのエアバッグに接
触した後には、拘束力を比較的低く抑えるといったこと
ができる。
装置の好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。
態の構成を説明する。図1は本発明の一実施形態におけ
るシートベルト用リトラクターの部分的な分解斜視図で
あり、図2及び図3は図1におけるA−A断面図であ
る。
クター1はリトラクターベース10を備えている。リト
ラクターベース10は、車体に固定される背板10cの
両側から左右の側板10a,10bを立ち上げて略コ字
状の断面を有するように、金属板をプレス成形したもの
である。左右の側板10a,10bには、貫通孔13,
14が設けられている。一方(図中左方)の側板10a
の貫通孔13の周縁部には、周方向に間隔を隔てて内歯
13aが形成されている。側板10aの外側(他方の側
板10bと相対する側とは反対側)には、プリテンショ
ナー30及び巻取りバネ装置35が併設されている。
ス10の側板10aに相対するロアケース35aと、ロ
アケース35aと組み合わされて相互間に収納空間を形
成するアッパケース35bとを備えている。
が巻装される略円筒状のボビン3と、ボビン3を挿通し
てリトラクターベース10の側板10a,10bに回転
可能に支持される略円柱状のエネルギー吸収部材として
の捻り棒5とが取り付けられている。捻り棒5はボビン
3の回転軸となる。
部材としてのスリーブ8を介してボビン3と一体回転可
能な連結を果たす突起5aが設けられ、他方(図中右端
側)には、ロック部材の一部である円盤状のロッキング
ベース7のボス部7cの内周に形成された角部7dと一
体回転可能な連結を果たす突起5bが設けられている。
突起5aと突起5bとの間には中間突起5fが設けられ
ている。これらの突起5a,5b,5fは、断面形状を
六角形に形成したものである。
0b間に橋架された捻り棒5の、一方の側板10aを挿
通した先端部5dは、巻取りバネ装置35によって、ボ
ビン3をウェビング巻取り方向に回転させるように常時
付勢されている。
に形成された断面略三角形の穴(図示せず)に嵌合する
スリーブ8に形成された断面六角形の挿通孔8aに嵌合
することで、ボビン3と一体回転可能に連結されてい
る。スリーブ8の軸部8bは巻取りバネ装置35に支持
されている。
挿通するとともに、セットスクリュー29にも挿通して
いる。セットスクリュー29は、外周部がスプラインと
なっているヘッド部分29aと、ロッキングベース7の
ボス部7cの内周に形成された雌ねじ部7bに螺合する
雄ねじ部29bとを有し、且つその中央部には断面六角
形状の挿通孔29cが形成されいる。
して機能するために、ヘッド部分29aにおいてボビン
3の内周部とスプライン係合してボビン3と一体回転
し、また、挿通孔29cにおいて捻り棒5の中間突起5
fと係合して捻り棒5とも一体回転している。したがっ
て、セットスクリュー29を介してボビン3と捻り棒5
とが連結している。
29bによってロッキングベース7とも係合している。
雄ネジ部29bはロッキングベース7のボス部7cの内
周に形成された雌ねじ部7bと螺合しており、セットス
クリュー29がロッキングベース7に対して相対回転す
ることでこの螺合が進み、セットスクリュー29が回転
軸線の方向に移動するようになっている。
以上の回転トルクが作用して、これら連結部5a,5b
間の変形部5cがねじれて塑性変形を起こすことによ
り、乗員の身体に作用する衝撃エネルギーを吸収するよ
うに構成されたエネルギー吸収手段である。
よって急な減速が発生したときや、ウェビングが急激に
引出されるとき等)に、ロッキングベース7とリトラク
ターベース10とを連結し、ロッキングベース7のウェ
ビング引出方向の回転を阻止することで、ウェビング引
出し方向へのボビン3の回転を阻止するものである。緊
急ロック手段の具体的な構成は、公知の種々のものを採
用することができる。
すように、ロッキングベース7のピン7aに回転可能に
支持され、先端に係止歯9aを備えた係止部材(ロック
部材の一部)としての第1ポール9と、リトラクターベ
ース10の側板10bに併設され、第1ポール9の係止
歯9aが噛合可能な内歯15gが形成されたラッチプレ
ート15とを含んでいる。この緊急ロック手段は、車両
緊急時に第1ポール9の係止歯9aを側板10bに固定
されたラッチプレート15の内歯15gに噛合させるこ
とで、ロッキングベース7とリトラクターベース10と
を連結し、ロッキングベース7のウェビング引出し方向
の回転を阻止する。
実施形態のシートベルト用リトラクター1の動作につい
て説明する。衝突等の車両緊急時に緊急ロック手段が作
動すると、まず、捻り棒5の他端に連結されているロッ
キングベース7のウェビング引き出し方向への回転が阻
止される。そして、ウェビングに作用する荷重によって
所定値以上の回転トルクがボビン3を介して捻り棒5の
一端側に作用すると、捻り棒5の捩れ変形が始まり、捻
り棒5の捩れ変形量の分だけ、ボビン3がウェビング引
き出し方向に回転することで衝撃エネルギーの吸収がな
される。
の初期段階においては、捻り棒5がそのボビン連結部5
aにおいてボビン3と連結しているとともに、中間突起
5fにてセットスクリュー29を介してボビン3と連結
しているので、このボビン連結部5aと中間突起5fと
の間(以下、この間の領域を第1領域5gと記載)にお
いては捻れが生じず、捻り棒5は中間突起5fとロッキ
ングベース連結部5bとの間(以下、この間の領域を第
2領域5hと記載)において捻り変形する。そして、捻
り変形によるボビン3の回転の後期段階においては、中
間突起5fにおける捻り棒5とボビン3との連結が解除
され、この結果、捻り棒5はそのボビン連結部5aとロ
ッキングベース連結部5bとの間、すなわち第1領域5
g及び第2領域5hにおいて捻じれ変形する。なお、セ
ットスクリュー29とボビン3との間の連結解除につい
ては後に説明する。
て第1領域5gの方が小さくなっているので、その捻り
剛性は、第1領域5gよりも第2領域5hの方が高い。
したがって、捻り棒5の捻り剛性は、中間突起5fがボ
ビン3と連結状態であって第2領域5hのみが捻じり変
形する回転の初期段階の方が、中間突起5fが解除状態
であって第1領域5g及び第2領域5hが捻り変形する
回転の後期段階よりも高く、ウェビングから伝わる衝撃
エネルギーを捻り棒5にてより多く吸収することができ
る。これに対して、回転の後期段階においては、直径の
小さい第1領域5gも捻じれることができ、この第1領
域5gの方が比較的直径の大きい第2領域5hに比べて
捻れ易いことから主に第1領域5gが捻れ、捻り変形に
よるエネルギ吸収性が初期段階に比べて小さくなってい
る。
突起5fとボビン3とがセットスクリュー29を介して
連結している。そして、衝突等の車両緊急時に緊急ロッ
ク手段が作動すると、ロッキングベース7の回転は阻止
される。このとき、ボビン3からの回転トルクが、捻り
棒5のボビン連結部5aに伝達されるとともに、ボビン
3に対してスプライン係合しているセットスクリュー2
9にも伝達されてこのセットスクリュー29が回転し、
この回転トルクが中間突起5fに伝達されることで捻り
棒5が捻れる。
29bは、ロッキングベース7の雌ねじ部7bと螺合し
ているので、セットスクリュー29がロッキングベース
7に対して相対回転すると、雄ねじ部29bと雌ねじ部
7bとの螺合が進む。これによってセットスクリューが
図2中右方に移動していき、ついにはセットスクリュー
29と中間突起5fとの係合が解かれ、図3に示される
ような状態となる。図3の状態となった場合は、中間突
起5f(すなわち中間連結部)におけるボビン3と捻り
棒5との連結が解除されるので、前述のように捻り棒5
が第1領域5g及び第2領域5hにおいて捻れることと
なる。
で、図4(a)に示すように、ウェビングの張力を段階
的に低減させることが可能である。エネルギー吸収の初
期段階においてはウェビング張力f2にてエネルギー吸
収を行い、捻れ棒5がある程度捻れてウェビングが伸び
出した状態である後期段階においては、ウェビング張力
f2よりも小さいウェビング張力f1にてエネルギー吸
収を行う。これによって、例えば、エアバッグが作動し
ていない状態のような緊急ロックの初期段階において
は、ウェビングの繰出し量を少なくしてウェビングが乗
員を十分に拘束し、そして、エアバッグが作動して乗員
がこのエアバッグに接触した後には、拘束力を比較的低
く抑えて乗員に対する負担を減らすといったことができ
る。これに対して、図4(b)に示された従来型のリト
ラクタのエネルギー吸収においては、捻れ棒の直径が多
段でないため、単一のウェビング張力f3のみでしかエ
ネルギー吸収を行えない。
り棒5の直径が段階的となっており、車両緊急時の初期
段階において、高い捻り剛性を有する第2領域5hで捻
り棒を捻り変形をさせて、より多くの衝撃エネルギをリ
トラクターに吸収させることができる。
置は、リトラクターの捻り棒が、一端及び他端の間にて
ボビンに連結する少なくとも1つの中間連結部を有し、
前記捻り棒の直径が、前記中間連結部を境として前記一
端側が前記他端側よりも小さく、前記中間連結部は、前
記捻り棒の捻り変形の途中で、前記ボビンとの連結が解
除される構成であることを特徴とするので、シートベル
ト用リトラクターのエネルギー吸収機構に、作動途中で
エネルギー吸収荷重が変化するエネルギー吸収特性を持
たせることができ、エネルギー吸収特性の向上による乗
員の安全性向上を図ることができる。
ネルギー吸収機構付シートベルト用リトラクターの第1
実施形態の分解斜視図である。
−A断面図である。
−A断面図である。
ー吸収特性であり、(b)は本発明のシートベルト装置
のエネルギー吸収特性である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ウェビングが巻装される略筒状のボビン
と、車両緊急時にロッキングベースをリトラクターベー
スと連結させてウェビング引き出し方向の回転を阻止す
る緊急ロック機構と、一端が前記ボビンに連結され他端
が前記ロッキングベースに連結される捻り棒とを備え、
前記緊急ロック機構の作動時に前記ボビンへ作用するウ
ェビング引き出し方向の荷重が所定値以上になると、前
記捻り棒が捩り変形を起こすことで前記ボビンのウェビ
ング引き出し方向の回転を許容して衝撃エネルギーの吸
収を行うリトラクターを備えたシートベルト装置におい
て、 前記捻り棒が、前記一端及び前記他端の間にて前記ボビ
ンに連結される少なくとも1つの中間連結部を有し、 前記捻り棒の直径が、前記中間連結部を境として前記一
端側が前記他端側よりも小さく、 前記中間連結部は、前記捻り棒の前記捻り変形の途中
で、前記ボビンとの連結が解除される構成であることを
特徴とするシートベルト装置。
Priority Applications (1)
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JP2000249779A JP4357721B2 (ja) | 2000-08-21 | 2000-08-21 | シートベルト装置 |
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Family Applications (1)
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- 2000-08-21 JP JP2000249779A patent/JP4357721B2/ja not_active Expired - Lifetime
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