JP2002057517A - 自動車用ガラスアンテナ装置 - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ装置

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JP2002057517A
JP2002057517A JP2000241634A JP2000241634A JP2002057517A JP 2002057517 A JP2002057517 A JP 2002057517A JP 2000241634 A JP2000241634 A JP 2000241634A JP 2000241634 A JP2000241634 A JP 2000241634A JP 2002057517 A JP2002057517 A JP 2002057517A
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band
broadcasting
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broadcast
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JP2000241634A
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English (en)
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Koji Tabata
耕司 田畑
Fumitaka Terajima
文貴 寺島
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】FM放送帯の全域の感度の平坦性がよくなる自
動車用ガラスアンテナ装置を提供する。 【解決手段】AM放送帯受信用給電点4aとAM放送帯
信号増幅器8aとの間にはAM放送帯の受信信号を通過
させるローパスフィルタ回路13が接続され、FM放送
帯受信用給電点6aとFM放送帯信号増幅器8bとの間
にはFM放送帯の受信信号を通過させるハイパスフィル
タ回路12が接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はAM放送帯(520
〜1700kHz)、日本のFM放送帯(76〜90M
Hz)及び米国のFM放送帯(88〜108MHz)の
受信に適する自動車用ガラスアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】AM放送帯受信用、日本のFM放送帯受
信用及び米国のFM放送帯受信用の窓ガラスアンテナ
(日本国内向け兼米国輸出向け)として、従来、図3に
示すように、AM放送帯受信用アンテナ導体14、AM
放送帯受信用アンテナ導体14の給電点14a、FM放
送帯受信用アンテナ導体16及びFM放送帯受信用アン
テナ導体16の給電点16aを自動車の後部窓ガラス板
1に設け、AM放送帯受信の際にはAM放送帯受信用ア
ンテナ導体の受信信号をAM放送帯信号増幅器8aを介
して受信機20に送り、FM放送帯受信の際にはFM放
送帯受信用アンテナ導体16の受信信号をFM放送帯信
号増幅器8bを介して受信機20に送るものが知られて
いた。
【0003】しかし、この従来例では、後部窓ガラス板
1のデフォッガ3より上方の余白部が狭く、この余白部
にガラスアンテナを設けなければならない制約がある。
また、AM放送帯受信用アンテナ導体は、FM放送帯受
信用アンテナ導体に比較して、感度向上のためには広い
面積を必要とする。そのため、この従来例では、AM放
送帯受信用アンテナ導体14の水平エレメントを4本に
してAM放送帯の感度を向上させており、後部窓ガラス
板1の余白部のスペースの関係で、FM放送帯受信用ア
ンテナ導体16を水平エレメント1本にしていた。
【0004】この従来例のように、FM放送帯受信用ア
ンテナ導体16を水平エレメント1本にすると、広いF
M放送帯全域(76〜108MHz)をカバーできず、
FM放送帯の中心周波数付近の感度と比較すると、FM
放送帯の最低周波数付近の感度又はFM放送帯の最高周
波数付近の感度が低くなり、FM放送帯の全域の感度の
平坦性が悪くなる問題があった。ここで、感度の平坦性
が悪くなるとは、FM放送帯内で最高感度と最低感度と
の差が大きくなることをいう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点を解消する自動車用ガラスアンテナ装
置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アンテナ導体
が自動車の窓ガラス板に設けられており、AM放送帯受
信の際にはアンテナ導体の受信信号がAM放送帯信号増
幅器を介して受信機に送られ、FM放送帯受信の際には
アンテナ導体の受信信号がFM放送帯信号増幅器を介し
て受信機に送られる自動車用ガラスアンテナ装置におい
て、アンテナ導体には、AM放送帯受信用給電点とFM
放送帯受信用給電点とが設けられており、AM放送帯受
信用給電点とAM放送帯信号増幅器との間には、AM放
送帯の受信信号を通過させ、かつ、FM放送帯の受信信
号を遮断又は減衰させるローパスフィルタ回路が接続さ
れており、FM放送帯受信用給電点とFM放送帯信号増
幅器との間には、FM放送帯の受信信号を通過させ、か
つ、AM放送帯の受信信号を遮断又は減衰させるハイパ
スフィルタ回路が接続されていることを特徴とする自動
車用ガラスアンテナ装置を提供する。
【0007】本発明は以上のような構成であり、この構
成により、AM放送帯の感度及びFM放送帯の感度が従
来より向上する。さらに、日本のFM放送帯受信用及び
米国のFM放送帯受信用の全域をカバーでき、FM放送
帯の全域の感度の平坦性がよくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って詳細
に説明する。図1は本発明の自動車用ガラスアンテナ装
置の一実施例の構成図である。図1に示す自動車用ガラ
スアンテナ装置では、自動車の後部ガラス板1にヒータ
線2とヒータ線2に給電するバスバ5a、5bとを有す
る通電加熱式のデフォッガ3が設けられており、直流電
源10から通電されてヒータ線2が加熱される。デフォ
ッガ3より上方の余白部にアンテナ導体4が設けられて
いる。
【0009】アンテナ導体4のAM放送帯受信用給電点
4aと受信機20との間には、AM放送帯信号増幅器8
aが挿入接続されている。また、アンテナ導体4のFM
放送帯受信用給電点6aと受信機20との間には、FM
放送帯信号増幅器8bが挿入接続されている。
【0010】AM放送帯受信の際にはアンテナ導体4の
受信信号を増幅するためにAM放送帯信号増幅器8aを
介して受信機に送り、FM放送帯受信の際にはアンテナ
導体4の受信信号を増幅するためにFM放送帯信号増幅
器8bを介して受信機20に送っている。
【0011】AM放送帯受信用給電点4aとAM放送帯
信号増幅器8aとの間には、AM放送帯の受信信号を通
過させるローパスフィルタ回路13(点線)が挿入接続
されている。ローパスフィルタ回路13は、AM放送帯
の受信信号を通過させ、かつ、FM放送帯の受信信号を
遮断又は減衰させる機能を有する。
【0012】ローパスフィルタ回路13をこのように接
続する理由については、例えば、ローパスフィルタ回路
13が備えられていない場合には、AM放送帯受信用給
電点4aからもFM放送帯の受信信号が送出されるの
で、このFM放送帯の受信信号がAM放送帯信号増幅器
8aに入力し、混変調歪みを生じるため、ローパスフィ
ルタ回路13によりアンテナ導体4に励起するFM放送
帯の受信信号がAM放送帯信号増幅器8aに入力しない
ようにして、混変調歪みが生じるのを防止している。
【0013】FM放送帯受信用給電点6aとFM放送帯
信号増幅器8bとの間には、FM放送帯の受信信号を通
過させるハイパスフィルタ回路12(点線)が接続され
ている。ハイパスフィルタ回路12は、FM放送帯の受
信信号を通過させ、かつ、AM放送帯の受信信号を遮断
又は減衰させる機能を有する。
【0014】ハイパスフィルタ回路12をこのように接
続する理由は、ハイパスフィルタ回路12によりアンテ
ナ導体4からのAM放送帯の受信信号がFM放送帯信号
増幅器8bに漏れるのを防止し、AM放送帯信号増幅器
8aに入力するAM放送帯の受信信号を小さくせずに、
AM放送帯の感度の低下を防止するためである。
【0015】図1では、アンテナ導体4の有する複数の
水平エレメントの上下中央かつ右側付近にAM放送帯受
信用給電点4aが設けられており、アンテナ導体4の有
する最低位の水平エレメントの右側付近にFM放送帯受
信用給電点6aが設けられている。
【0016】図2は、図1とは別の本発明の自動車用ガ
ラスアンテナ装置の実施例の構成図である。図2の自動
車用ガラスアンテナ装置では、図1とは、アンテナ導体
4に設けられるFM放送帯受信用給電点6aの箇所が異
なる。すなわち、アンテナ導体4の有する複数の水平エ
レメントの最高位の水平エレメントの左右中央付近にF
M放送帯受信用給電点6aが設けられている。このよう
に、アンテナ導体4に設けられるFM放送帯受信用給電
点6aの箇所を変化させることにより、FM放送帯の指
向性が変化する。
【0017】図1、2では、ローパスフィルタ回路13
は、それぞれ高周波チョークコイル13aのみから構成
されており、回路構成が簡単化できる点から好ましい
が、これに限定されず、同様の機能を有するものであれ
ばどのような回路構成であってもよい。なお、高周波チ
ョークコイル13aは0.1〜50μH程度が通常使用
される。
【0018】図1、2では、ハイパスフィルタ回路12
は、それぞれコンデンサ12aのみから構成されてお
り、回路構成が簡単化できる点からいえば好ましいが、
これに限定されず、同様の機能を有するものであればど
のような回路構成であってもよい。なお、コンデンサ1
2aは5.0〜100pF程度が通常使用される。
【0019】本発明において、AM放送帯信号増幅器8
aとは、AM放送帯信号の増幅度がFM放送帯信号の増
幅度より10dB以上大きい増幅器をいい、FM放送帯
信号増幅器8bとは、FM放送帯信号の増幅度がAM放
送帯信号の増幅度より10dB以上大きい増幅器をい
う。
【0020】アンテナ導体4には、AM放送帯受信の他
に長波放送帯(150〜280kHz)、短波放送帯
(2.3〜26.1MHz)を受信する機能を持たせて
もよい。この場合には、AM放送帯信号増幅器8aは長
波放送帯の信号、短波放送帯の信号を増幅する機能を有
することが好ましい。
【0021】アンテナ導体4のパターンとしては、図
1、2に限定されず、自動車の形状、ガラス板の形状、
寸法及び構成等によりAM放送用兼FM放送用のアンテ
ナとして最適な性能が得られるパターンが適宜設計され
る。
【0022】本発明の自動車用ガラスアンテナが設けら
れる窓ガラス板は後部窓ガラス板に限定されず、サイド
窓ガラス板、前部窓ガラス板、ルーフ窓ガラス板等であ
ってもよく、窓ガラス板にデフォッガが設けられていな
くてもよい。
【0023】
【実施例】「例1(実施例)」自動車の後部窓ガラス板
を使用し、図1に示すような自動車用ガラスアンテナ装
置を製作した。高周波チョークコイル13aの値は2.
2μH、コンデンサ12aの値は12.0pFとした。
【0024】AM放送帯信号増幅器8aは、AM放送帯
信号の増幅度+8dB、FM放送帯信号の増幅度−10
dBのものを使用した。FM放送帯信号増幅器8bは、
FM放送帯信号の増幅度+5dB、AM放送帯信号の増
幅度−10dBのものを使用した。FM放送帯の周波数
−感度特性を図4(A)に示す。AM放送帯の平均感度
は、46.6dBであった。
【0025】「例2(比較例)」自動車の後部窓ガラス
板を使用し、図3に示すような自動車用ガラスアンテナ
装置を製作した。AM放送帯信号増幅器8a及びFM放
送帯信号増幅器8bは、例1と同様のものを使用した。
FM放送帯の周波数−感度特性を図4(B)に示す。A
M放送帯の平均感度は、46.6dBであった。
【0026】
【発明の効果】本発明では、アンテナ導体をAM放送帯
受信用及びFM放送帯受信用の兼用アンテナとしている
ので、ガラスアンテナが設けられる、窓ガラス板のスペ
ースが狭い場合であっても、アンテナ導体の占有面積を
大きくできる。そのため、AM放送帯の感度及びFM放
送帯の感度が従来より向上する。
【0027】日本のFM放送帯受信用及び米国のFM放
送帯受信用の全域をカバーでき、FM放送帯の全域の感
度の平坦性がよくなり、FM放送帯の感度が向上する。
さらに、FM放送帯受信用給電点をAM放送帯受信用給
電点とは別に設けるため、FM放送帯受信用給電点の設
ける箇所を移動させることによって、FM放送帯の指向
性の調整が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の一実施
例の構成図。
【図2】本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の別の実
施例の構成図。
【図3】従来例の構成図。
【図4】(A)は例1のFM放送帯の周波数−感度特性
図、(B)は例2のFM放送帯の周波数−感度特性図。
【符号の説明】
1:後部窓ガラス板 2:ヒータ線 3:デフォッガ 4:アンテナ導体 4a:AM放送帯受信用給電点 5a、5b:バスバ 6a:FM放送帯受信用給電点 8a:AM放送帯信号増幅器 8b:FM放送帯信号増幅器 10:直流電源 12:ハイパスフィルタ回路 12a:コンデンサ 20:受信機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ導体が自動車の窓ガラス板に設け
    られており、AM放送帯受信の際にはアンテナ導体の受
    信信号がAM放送帯信号増幅器を介して受信機に送ら
    れ、FM放送帯受信の際にはアンテナ導体の受信信号が
    FM放送帯信号増幅器を介して受信機に送られる自動車
    用ガラスアンテナ装置において、 アンテナ導体には、AM放送帯受信用給電点とFM放送
    帯受信用給電点とが設けられており、 AM放送帯受信用給電点とAM放送帯信号増幅器との間
    には、AM放送帯の受信信号を通過させ、かつ、FM放
    送帯の受信信号を遮断又は減衰させるローパスフィルタ
    回路が接続されており、 FM放送帯受信用給電点とFM放送帯信号増幅器との間
    には、FM放送帯の受信信号を通過させ、かつ、AM放
    送帯の受信信号を遮断又は減衰させるハイパスフィルタ
    回路が接続されていることを特徴とする自動車用ガラス
    アンテナ装置。
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