JP2002055582A - クリーニング装置 - Google Patents
クリーニング装置Info
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
高いクリーニング性能を維持することができるクリーニ
ング装置を提供すること。 【構成】 像担持体2に当接されたクリーニングブレー
ド15によって像担持体2上に残留したトナーを除去す
るよう構成されたクリーニング装置13において、前記
クリーニングブレード15を、像担持体2上の付着物を
掻き取るためのエッジ部を含むクリーニング部15a
と、該クリーニング部15aを像担持体2に押圧するた
めの支持部15bとで少なくとも2層構造とするととも
に、前記クリーニング部15aを動的粘弾性試験によっ
て得られるtanδピーク温度が像担持体2の表面温度
付近である複合ゴム材料で構成し、前記支持部15bを
tanδピーク温度がクリーニング部15aのそれより
も低い複合ゴム材料で構成する。
Description
を用いた静電複写機、静電プリンタ等の画像形成装置の
クリーニング装置に関する。
体表面に形成されたトナー像のトナーを全て転写材に転
写させることは困難であり、若干のトナーが像担持体上
に残ることは避けられない。又、転写材が像担持体に接
するために生じる転写材粉等も像担持体上に付着する。
このため、転写後も像担持体上に残るトナーや転写材粉
(以下、これらをまとめて転写残トナーと称する)を転
写の都度十分にクリーニングする必要がある。
種々のものが提案されているが、ゴム等の弾性材料から
成るクリーニングブレードのエッジを像担持体に当接さ
せて転写残トナーを掻き落として転写残トナーを除去す
るようにしたものは構成が簡単で低コストであり、転写
残トナー除去機能も優れているため、既に広く実用に供
されている。
すが、該クリーニング装置は回転円筒状の像担持体2に
近接配置されている。尚、像担持体2は図5の紙面垂直
方向に軸線を有し、その周辺には不図示の帯電器、現像
器、転写手段等が配設されている。
開口部を備えたケーシング14を有しており、該ケーシ
ング14の開口部にはウレタンゴム等から成るクリーニ
ングブレード15が取着されており、該クリーニングブ
レード15の端縁のエッジは像担持体2に当接されてい
る。
た転写残トナーはクリーニングブレード15のエッジに
よって掻き取られて像担持体2の表面がクリーニングさ
れる。
されて滞留している転写残トナーが像担持体2の回転に
よってクリーニングブレード15のエッジに再び供給さ
れて像担持体2とクリーニングブレード15との間に介
在するため、クリーニングブレード15の摩擦力が低下
し、クリーニングブレード15のめくれ等のない安定し
たクリーニング性能を得ることができる。
に良好にクリーニングするためにクリーニングブレード
を複数の層で構成し、該クリーニングブレードの像担持
体に当接する部位を硬質にする等、機能的に材質を選択
することが提案されている(例えば、特開昭56−55
979号公報参照)。
部(当接ニップ)において転写残トナーはクリーニング
ブレードの摩擦力を下げると同時にクリーニングブレー
ドによって像担持体に押し付けられているため、像担持
体表面にトナーの融着が発生する場合がある。このトナ
ーの融着に対しては、クリーニングブレードを構成する
ゴム材料の粘弾性特性において粘性分を大きくすること
によって該クリーニングブレードの摺動時の振動を抑
え、これによってトナーの像担持体への融着を防ぐ提案
がなされている(特開平9−218625号公報参
照)。
高画質化及び高速化を目的としてトナーの小粒径化や迅
速溶融化が図られてきている。このようなトナーに対し
てはクリーニングが困難であり、トナー融着が発生し易
いという問題がある。
めにクリーニングブレードの粘弾性特性における粘性分
を大きくする方法では、本来弾性的な性質により得られ
ていたクリーニングブレードの変形追随性や変形後の復
元力が小さくなる。このため、トナー融着をより発生さ
せないようにするためにクリーニングブレードの粘性分
を大きくし過ぎると、小粒径トナーに対しては、転写残
トナーに対するクリーニング能力が低下し、更にクリー
ニングブレードと像担持体とのニップ内にトナーが侵入
し易くなり、トナー融着が更に発生し易くなる。従っ
て、クリーニング装置の更なる性能向上が望まれてい
る。
で、その目的とする処は、像担持体上でのトナー融着を
防ぐとともに、高いクリーニング性能を維持することが
できるクリーニング装置を提供することにある。
め、請求項1記載の発明は、像担持体に当接されたクリ
ーニングブレードによって像担持体上に残留したトナー
を除去するよう構成されたクリーニング装置において、
前記クリーニングブレードを、像担持体上の付着物を掻
き取るためのエッジ部を含むクリーニング部と、該クリ
ーニング部を像担持体に押圧するための支持部とで少な
くとも2層構造とするとともに、前記クリーニング部を
動的粘弾性試験によって得られるtanδピーク温度が
像担持体表面温度付近である複合ゴム材料で構成し、前
記支持部をtanδピーク温度がクリーニング部のそれ
よりも低い複合ゴム材料で構成したことを特徴とする。
明において、前記クリーニングブレードを数種のポリウ
レタンゴムから成る複合層構成を有するゴム部材で構成
したことを特徴とする。
載の発明において、前記像担持体としてアモルファスシ
リコン感光体を用いることを特徴とする。
3記載の発明において、前記像担持体の表面温度を一定
に制御するようにした画像形成装置にクリーニング装置
を設けたことを特徴とする。
4記載の発明において、前記クリーニングブレードのク
リーニング部のゴム材料のtanδピーク温度を像担持
体表面温度に対して±5℃以内に設定したことを特徴と
する。
ム材料のtanδピーク温度が高い程、像担持体上での
トナー融着を防ぐ効果が得られ、tanδピーク温度が
低い程、クリーニングブレードの追随性が高くて高いク
リーニング性が得られる。従って、本発明によれば、ク
リーニングブレードを少なくともクリーニング部と支持
部を含む複合構造とするとともに、像担持体上の付着物
を掻き取るためのエッジ部を含むクリーニング部をta
nδピーク温度が像担持体表面温度付近である複合ゴム
材料で構成したために像担持体でのトナーの融着が防が
れ、又、クリーニング部を像担持体に押圧するための支
持部をtanδピーク温度がクリーニング部のそれより
も低い複合ゴム材料で構成したためにクリーニングブレ
ードに高い追随性が確保されて高いクリーニング性能が
維持される。
図面に基づいて説明する。
える画像形成装置の概略断面図、図2はクリーニング装
置の断面図、図3はクリーニングブレードの斜視図、図
4はクリーニング装置の作用説明図である。
1は電子写真方式を採用する複写機であって、これは不
図示のコンピュータ等から送られる画像信号に従って記
録媒体に画像を形成するものである。
によって一様に帯電され、この像担持体2に画像信号に
従ってレーザ発振器4から光線が照射される。すると、
像担持体2上の光線が照射された部分には静電潜像が形
成され、この静電潜像は現像装置5によって現像剤であ
るトナーによって現像されてトナー像として可視像化さ
れる。
トが積載されており、カセット6内のシートは給送ロー
ラ7によって1枚ずつ分離されて給送され、レジストロ
ーラ対8によって斜行を矯正された後に像担持体2に送
られる。
トナー像は転写手段9によってシートに転写され、トナ
ー像が転写されたシートは搬送ベルト10によって定着
装置11に送られ、定着装置11において熱と圧力によ
ってトナー像の定着を受けた後、排出ローラ対12によ
って機外に排出される。尚、トナー像をシートに転写し
た後の像担持体2上に残留するトナーは本発明に係るク
リーニング装置13によって除去され、像担持体2は再
び画像形成に供される。
体やOPC感光体等の種々の材料が用いられるが、表面
が硬いアモルファスシリコン感光体の場合には本発明の
効果が大きいことから本実施の形態では像担持体2とし
てアモルファスシリコン感光体を用いた。尚、像担持体
には中間転写体も含まれる。
前記クリーニング装置13について説明する。
は像担持体2側に開口部を有するケーシング14を備え
ており、該ケーシング14の開口部に複合ゴム材料(ポ
リウレンタゴム)から成るクリーニングブレード15が
支持部材16によって取り付けられている。
ッジが像担持体2に当接しており、転写手段9によって
シートに転写し切れなかった転写残トナーがクリーニン
グブレード15のエッジに達すると、該転写残トナーが
クリーニングブレード15によって掻き落とされる。
尚、ケーシング14の下部にはすくいシート17が取り
付けられており、クリーニングブレード15によって像
担持体2から掻き落とされたトナーはすくいシート17
によってケーシング14内に落下せしめられ、トナーが
像担持体2に大量に逆流するのが防がれる。
排出するための搬送手段としてのスクリュー18が配置
されており、ケーシング14内に落下した転写残トナー
はスクリュー18によって図2の紙面垂直方向に搬送さ
れてクリーニング装置13から排出される。このように
構成することによって、転写残トナーによってケーシン
グ14内が詰まることはない。
グブレード15の設定はクリーニング性を決定する大き
な要因となる。
15を像担持体2に当接させる設定条件としては、当接
圧と当接角度β、自由長L及びクリーニングブレード1
5の板厚tが挙げられる。本実施の形態では、クリーニ
ングブレード15の像担持体2への当接圧を安定化させ
るために該クリーニングブレード15をばね19によっ
て加圧する方式を採用している。尚、従来例と比較する
ため、像担持体2に対してクリーニングブレード15を
25gf/cmの当接圧で当接させ、クリーニングブレ
ード15の板厚tを3mm、自由長Lを5mmとした。
ーニングブレード15は、図3に示すように、厚み方向
に2層を成すクリーニング部15aと支持部15bとで
構成されている。ここで、クリーニングブレード15を
構成するクリーニング部15aと支持部15bは共にポ
リウレタンゴムで構成されており、ポリウレタンゴムの
物性値をJISの加硫ゴム試験方法に従って実測したと
ころ、そのA硬度は70°であった。
ては、耐摩耗性の観点から、ポリエステル系ポリオール
を分子骨格としたポリウレタンゴムが好適であり、アジ
ペート系やラクトン系のポリオールやこれらの混合物系
等のポリオールとポリイソシアナート類及び鎖延長剤と
してのグリコール類、アミン類、架橋剤としての多官能
ポリオール類やポリアミン類が用いられ、所望のブレー
ド機能を満足するポリウレタンを分子設計して合成し、
成形してブレード形状に形成したものが用いられる。
クリーニング部15aと支持部15bとは一体加温成
形、通常の接着剤による張り合せ等によって貼り付けら
れる。
は、転写残トナーのクリーニング性の観点から、クリー
ニングブレード15を所定以上の距離及び荷重で所定の
圧力になるよう像担持体2に押し当てるよう設定される
が、硬度が低過ぎると圧力不足やゴムの腰が弱くなって
クリーニングブレード15が大きな面で像担持体2に接
するようになり、摺動時の摩擦力が増加して摺動性が悪
くなるため、JIS−Aで40°以上の硬度が好まし
い。逆に、クリーニングブレード15の硬度が高過ぎる
と像担持体2の表面への傷付きの原因となるため、JI
S−Aで90°以下が好ましく、より好ましくはJIS
−Aで50°〜80°に設定すべきである。
ピーク温度を測定した。
anδとは動的粘弾性試験によって得られる数値であ
り、ゴム材料の粘性分(損失弾性率E”)を弾性分(貯
蔵弾性率E’)で割った数値(=E”/E’)である。
く、ゴム材は振動減衰性に優れた特性を示し、tanδ
が小さいと弾性分が大きく、ゴム材は良く弾む特性を示
す。
せると貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”は共に低下し、
ガラス状態からゴム状態に変化する。その変化に伴い、
貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”とが最も接近する温度
においてtanδがピークを示す。即ち、ゴム材におい
てtanδピーク温度の上側(高温側)は弾性領域であ
り、下側(低温側)は非弾性領域である。
クス・ファーイースト株式会社製の動的粘弾性測定機R
SAII(ソフト;Rhios)を使用し、ゴム試験片
(断面:1.5mm×6mm、長さ:22.5mm)を
その両端から6mmの位置で測定機に固定し、一定荷重
(200g)の張力を加え、10Hzの周波数で歪を掛
けて試験片に生じる応力を測定し、測定された応力を弾
性応力と粘性応力に分解し、これから貯蔵弾性率E’と
損失弾性率E”を算出し、E”をE’で割った値E”/
E’がtanδとして求められ、この測定を低温域から
高温域まで0.1℃/分で昇温させながら、各温度にお
けるtanδ値を計測して最大値を示す温度をtanδ
ピーク温度とした。尚、ゴムの試験片に掛ける歪は、予
め加えられている200gの張力に±agの張力を10
Hz周期で加えることによって生じさせるものであり、
agの値は測定温度により変化させるものであって、オ
ートストレインモードで設定される。
3の作用を図4に基づいて説明する。
当接する部位の接線方向(摺動方向)とクリーニングブ
レード15を像担持体2に押圧する法線方向(押圧方
向)とに分けて説明する。
ド15のクリーニング部15aは像担持体2の表面温度
付近ではその粘弾性特性における弾性成分を減らして粘
性分を増やすために、像担持体2とクリーニングブレー
ド15との摺動時に発生する像担持体2の接線方向に作
用する摩擦力によって生じるスティックスリップの周期
と振幅が小さくなること等から、像担持体2とクリーニ
ングブレード15との当接ニップにトナーを挟み込みに
くいためにトナー融着が発生しにくく、トナー融着が発
生したとしてもクリーニングブレード15による掻き落
とし性も高いためにトナーをすぐに除去することができ
る。
2に押圧している支持部15bはクリーニング部15a
に比べてその粘弾性特性における粘性成分を減らし弾性
成分が増大しているため、像担持体2とクリーニングブ
レード15との摺動時に発生する摩擦力が大きくなり過
ぎたときに発生する像担持体2の法線方向である押圧方
向へのクリーニングブレード15の跳ね上りに対して追
随性が高いため、瞬時に復元して良好なクリーニング性
能を得ることができる。
や像担持体2の表面を強く掻き落とすことができる等の
理由から、非常に硬質であるアモルファスシリコン感光
体を使用するのが望ましい。
る装置を備えることによって、装置が使用される環境温
度を考慮することなく本発明の効果を得ることができ
る。
クリーニング装置13を備える図1に示す複写機「商品
名:NP6060(キヤノン社製)」を用いて常温常湿
(温度24℃、相対湿度55%)で像担持体2の表面温
度が雰囲気温度付近になる状態で通紙10万枚の耐久テ
ストを行った。その画像評価を行った結果を表1に示
す。
15を用いると、像担持体2上にクリーニングブレード
15のクリーニング部15aにおけるtanδのピーク
温度が像担持体2の表面温度である環境雰囲気温度に近
いためにトナー融着が発生することがない。尚、本実施
の形態では、クリーニングブレード15のクリーニング
部15aのゴム材料のtanδピーク温度を像担持体2
の表面温度に対して±5℃以内に設定した。
2に押圧する支持部15bのtanδピーク温度が低い
ため、像担持体2とクリーニングブレード15との摺擦
により発生する摩擦力による変形への追随性が高く、転
写残トナーを長期に亘って良好にクリーニングすること
ができる。
ブレード15の2層構造におけるクリーニング部15a
のゴム材の物性値がJIS−A硬度70°、tanδピ
ーク温度が35℃であり、支持部15bのゴム材の物性
値がJIS−A硬度70°、tanδピーク温度が5℃
であるポリウレタンゴムで構成されたクリーニンブレー
ド15を用い、更に、像担持体2に不図示のヒータを設
けて像担持体2の表面温度を40〜45℃に制御した以
外は実施例1と同じ実験を行った。
5を用いて実施例1と同様に像担持体2の表面温度を制
御するようにした複写機を用いた10万枚の通紙耐久に
よる画像評価結果を表1に示す。
実施例1と同様に像担持体2上のトナー融着が発生せ
ず、転写残トナーを良好にクリーニングすることができ
る。又、像担持体2の表面温度を制御することによっ
て、環境温度が大きい場合でもゴム材質の温度特性によ
らず本実施の形態の効果が発揮される。
ブレード15が単層で構成されており、そのゴム材の物
性値をゴム硬度を70°、tanδピーク温度を35℃
とし、像担持体2の表面温度を40〜45℃に制御して
いる。
複写機による10万枚の通紙耐久を行った場合の画像評
価結果を表1に示す。本比較例ではクリーニングブレー
ド15のゴム材質のtanδピーク温度が像担持体2の
表面温度に近いために像担持体2上にトナー融着は発生
しないが、転写残トナーをクリーニングし切れないでク
リーニング不良が発生した。
様に単層のクリーニングブレード15を用い、そのゴム
材の物性値をゴム硬度を70°、tanδピーク温度を
5℃とし、像担持体2の表面温度を40〜45℃に制御
している。
複写機による10万枚の通紙耐久を行った場合の画像評
価結果を表1に示す。本比較例ではクリーニングブレー
ド15のゴム材質のtanδピーク温度が像担持体2の
表面温度よりも低いために像転写残トナーを除去する効
果は高く、クリーニング不良は発生しなかったが、トナ
ー融着が発生した。
様に2層のクリーニングブレード15を用い、像担持体
2の表面温度を40〜45℃に制御しており、2層のク
リーニングブレード15のクリーニング部15aのゴム
物性値を硬度70°、tanδピーク温度35℃として
いる。
複写機による10万枚の通紙耐久を行った場合の画像評
価結果を表1に示す。本比較例ではトナー融着もクリー
ニング不良も共に悪化した。クリーニング不良が発生し
易いのは、像担持体2の表面を掻き取るエッジを押圧す
るクリーニングブレード15の支持部15bのゴム物性
値のtanδピーク温度が高く、像担持体2とクリーニ
ングブレード15との摩擦力によるクリーニングブレー
ド15の押圧方向への変形が復元しにくいためにトナー
を蓄積し易く、クリーニングブレード15の像担持体2
への当接圧が不均一となってクリーニング不良が発生し
易いためである。
し易いためにトナーをクリーニングブレード15が像担
持体2に押し付けてトナー融着が発生し易くなっている
ところへ、クリーニング部15aのゴム材のtanδピ
ーク温度が低いために像担持体2の表面のトナー融着を
防ぐする効果が低く、このためにトナー融着が発生した
ものと考えられる。
よれば、像担持体に当接されたクリーニングブレードに
よって像担持体上に残留したトナーを除去するよう構成
されたクリーニング装置において、前記クリーニングブ
レードを、像担持体上の付着物を掻き取るためのエッジ
部を含むクリーニング部と、該クリーニング部を像担持
体に押圧するための支持部とで少なくとも2層構造とす
るとともに、前記クリーニング部を動的粘弾性試験によ
って得られるtanδピーク温度が像担持体表面温度付
近である複合ゴム材料で構成し、前記支持部をtanδ
ピーク温度がクリーニング部のそれよりも低い複合ゴム
材料で構成したため、像担持体上でのトナー融着が防が
れるとともに、クリーニング装置に高いクリーニング性
能を維持することができるという効果が得られる。
成装置の概略断面図である。
る。
ブレードの斜視図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 像担持体に当接されたクリーニングブレ
ードによって像担持体上に残留したトナーを除去するよ
う構成されたクリーニング装置において、 前記クリーニングブレードを、像担持体上の付着物を掻
き取るためのエッジ部を含むクリーニング部と、該クリ
ーニング部を像担持体に押圧するための支持部とで少な
くとも2層構造とするとともに、前記クリーニング部を
動的粘弾性試験によって得られるtanδピーク温度が
像担持体表面温度付近である複合ゴム材料で構成し、前
記支持部をtanδピーク温度がクリーニング部のそれ
よりも低い複合ゴム材料で構成したことを特徴とするク
リーニング装置。 - 【請求項2】 前記クリーニングブレードを数種のポリ
ウレタンゴムから成る複合層構成を有するゴム部材で構
成したことを特徴とする請求項1記載のクリーニング装
置。 - 【請求項3】 前記像担持体としてアモルファスシリコ
ン感光体を用いることを特徴とする請求項1又は2記載
のクリーニング装置。 - 【請求項4】 前記像担持体の表面温度を一定に制御す
るようにした画像形成装置に設けられることを特徴とす
る請求項1,2又は3記載のクリーニング装置。 - 【請求項5】 前記クリーニングブレードのクリーニン
グ部のゴム材料のtanδピーク温度を像担持体表面温
度に対して±5℃以内に設定したことを特徴とする請求
項1〜3又は4記載のクリーニング装置。
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