JP6128424B2 - 画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
上記帯電部材は表面に上記像担持体の表面移動方向に沿って延びる凹凸を有し、上記クリーニングブレードは複数の層を積層した構造であり、該複数の層のうち上記像担持体に当接するエッジ部を備えるエッジ層は、他の層に比べて100%モジュラス値が大きい材質によって形成され、該像担持体の表面の凸部を削るものであり、上記帯電部材は、帯電装置に有した帯電ローラであり、上記帯電装置は、上記帯電ローラの表面を清掃する帯電ローラクリーナも有し、上記帯電ローラクリーナは、連続気泡構造を有する樹脂発泡体から形成され、上記樹脂発泡体の気泡径は、上記帯電ローラの表面に有した上記凹凸の上記像担持体の表面移動方向の平均距離よりも小さいことを特徴とするものである。
以下、本発明を、画像形成装置としてのプリンタに適用した一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)について、複数の実施例を挙げて説明する。
また、プロセスカートリッジ121(Y,C,M,K)の下方には、帯電された感光体10(Y,C,M,K)の表面にレーザー光を照射して静電潜像を形成する露光装置140が配置されている。
また、露光装置140の下方には、給紙部130が配置されている。給紙部130には、最終的な被転写体である記録材としての転写紙を収容する給紙カセット131及び給紙ローラ132が設けられている。給紙部130から、レジストローラ対133を経て中間転写ベルト162と二次転写ローラ165との間の二次転写ニップ部に向けて所定のタイミングで転写紙を給送する。
また、二次転写ニップ部の転写紙搬送方向下流側には定着装置90が配置されており、この定着装置90の転写紙搬送方向下流側には、排紙ローラ及び排紙された転写紙を収納する排紙収納部が配置されている。
プリンタ100では、不図示のオペレーションパネルやパーソナルコンピュータ等の外部機器からプリント命令を受け付けると、まず、感光体10を図中矢印Aの方向に回転させる。そして、帯電装置40の帯電ローラ41によって感光体10の表面を所定の極性に帯電させる。帯電後の感光体10に対し、露光装置140は、入力されたカラー画像データに対応して光変調された例えばレーザービーム光を色ごとに照射し、これによって各感光体10の表面にそれぞれ各色の静電潜像を形成する。各静電潜像に対し、各色の現像装置50の現像ローラ51から各色の現像剤を供給し、各色の静電潜像を各色の現像剤で現像し、各色に対応したトナー像を形成して可視像化する。
図3は、本実施形態1の帯電装置40の帯電ローラ41の説明図である。
図3に示すように、帯電部材である帯電ローラ41は、芯金6上に導電性ゴム層7を設けたもので、導電性ゴム層7の表面には像担持体である感光体10の表面移動方向に沿って延びる凹凸8、つまり、周方向に沿って延びる微小な凹凸8が形成されている。この微小な凹凸8は帯電ローラ41を回転させた状態で研磨ペーパなどを当接させることで形成することができる。
このような構成のエッジ層1では、ブレード部材5の感光体10との当接部のニップ幅が不必要に大きくなることがなく、近年の小粒径で円形度の高いトナーを阻止するのに必要な高いピーク圧力を得ることができる。また、帯電ローラ41の表面の凹凸に対応して感光体10の表面に細かい凹凸が形成された場合は、凹凸の凸部を削って均一化するのに必要な高いピーク圧を得ることができる。しかしながら、エッジ層1に用いるのに適した高硬度で、100%モジュラスの値が大きい材質のみからなる単層のブレード部材では、そのヘタリによって経過時間や環境の変化によって安定した線圧を維持できなかった。
本プリンタに好適に使用されるトナーは、600dpi以上の微少ドットを再現するために、トナーの体積平均粒径が3〜6[μm]のものが好ましい。また、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が、1.00〜1.40の範囲にあるトナーが好ましい。(Dv/Dn)が1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π)/4・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
SF−2={(PERI)2/AREA}×100/(4π)・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。
多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)及び3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、又は(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコール及びビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、及びこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価又はそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR1、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体又は化合物、タングステンの単体又は化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSYVP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージNEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LR1−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2[μm]であることが好ましく、特に5×10−3〜0.5[μm]であることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500[m2/g]であることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好ましく、特に0.01〜2.0wt%であることが好ましい。
(トナーの製造方法)
(1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒及び塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの4級アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシンやN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムベタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
荷電制御剤の打ち込み、及び無機微粒子の外添は、ミキサー等を用いた公知の方法によって行われる。
次に、本発明を適用した画像形成装置としのプリンタに適用した他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
本実施形態2と、上記した実施形態1とでは、帯電装置40に有した帯電ローラ41の表面に付着したトナーの添加剤等の付着物を除去する帯電ローラクリーナ42に係る点のみ異なる。したがって、上記した実施形態1と同様な構成・動作、及び作用・効果については、適宜、省略して説明する。また、同様な機能を果す構成部材には、同一の符号を付して説明する。
しかし、帯電ローラ41等を用いる帯電ローラ方式の最も重要な課題は、クリーニング装置30で除去し切れなかった感光体10上のトナーの添加剤等が表面に付着し、汚れた部分の抵抗が上昇することにより発生する異常画像である。特に、直流帯電方式においては、感光体10の摩耗の低減というメリットがあるものの、交流帯電方式と比較して異常画像が発生し易い面がある。
帯電ローラ41に当接して回転する帯電ローラクリーナ42を、発泡径が帯電ローラ41の表面の凹凸8の平均距離(平均間隔)よりも小さい連続気泡構造を有する樹脂発泡体である発泡樹脂により形成した。
そして、帯電ローラ41の表面の周方向に延びる凹凸8を有しており、感光体10に対する接触面積が小さく、接触部とギャップ部が軸方向に適度に分布するため、帯電が安定する。また、接触面積が小さいことにより帯電ローラ41による感光体10の汚染や、帯電ローラ41の汚れによる異常画像も発生しにくくなる。
さらに、帯電性の安定等を向上させることができる凹凸8の周方向の平均距離よりも発泡径を小さくすることで、帯電ローラ41による感光体10の汚染や、逆に感光体10上のトナー等による帯電ローラ41の汚れも、より発生しにくくできる。
なお、加熱圧縮方法としては、ブロック状の原材料を加熱圧縮した後にローラ状に加工しても、原材料をローラ状に加工して芯金を挿入した後に加熱圧縮しても構わない。
以上の構成により、上記した実施形態1と同様に、長期間に渡り安定した帯電性能を維持し、且つ、耐久性の高いクリーニング性能を有した長寿命のプリンタ100及びプロセスカートリッジ121を提供することが可能となる。加えて、帯電ローラ41による感光体10の汚染や、逆に感光体10上のトナー等による帯電ローラ41の汚れによる異常画像の発生を抑制することができ、帯電装置の長寿命化を図ることができる。
次に、本発明を適用した画像形成装置としのプリンタに適用した他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態3」という。)について説明する。
像担持体である感光体10の表面層に微粒子を含有した点と、トナーとして低温定着性が優れたものを用いることに係る点である。したがって、上記した実施形態1、2と同様な構成・動作、及び作用・効果については、適宜、省略して説明する。また、同様な機能を果す構成部材には、同一の符号を付して説明する。
また、感光体10とトナーとの接触面積が小さく、感光体10の表面に、トナーの母体や外添剤等がフィルム状に固着する、所謂フィルミングが生じにくくなっている。
更に、帯電ローラ41にも感光体10の表面移動方向に沿って延びる凹凸8が表面にあるので、感光体10に対する接触面積が小さく、トナーを感光体10に対して強く押し付けることが無い。このため、帯電ローラ41による感光体10の汚染やフィルミング、逆に感光体10上のトナーなどによる帯電ローラ41の汚れも発生しにくくなる。
また、帯電ローラ41の凹凸8によって、接触部とギャップ部が軸方向に適度に分布するため、帯電が安定し、放電による感光体10に対するダメージも一様になるため感光体10が摩耗しても感光体10の表面の凹凸形状を維持できる。
また、ギャップ部に、感光体10に担持されたトナーのトナー母体や、その外添剤等の多くが挟まれることになる。そして、帯電ローラ41と感光体10の両方の表面に凹凸形状(凹凸8)があるため、いずれか片方のみに凹凸形状を設ける構成に比べ、感光体10とトナー母体や、その外添剤等との接触面積を小さくできる。
これらのため、感光体10に対して強く押し付けられるトナー母体や、その外添剤等が大幅に減少し、帯電ローラ41による感光体10の汚染、逆に像担持体上のトナー等による帯電ローラの汚れ、及び感光体10へのフィルミングが更に発生しにくくなる。
また、実施形態1、2と同様に、帯電ローラ41に直流電圧のみを印加する直流帯電方式を用いているので、感光体10に対する負荷を低減し、感光体10の摩耗量を小さくでき、感光体10、及びプリンタ100の長寿命化を達成することもできる。
また、同時に用いられる結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体が挙げられる。また、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエンも挙げられる。また、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂などの熱可塑性、熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂なども挙げられる。
さらに、次のようなものも本実施形態3の導電性支持体91として良好に用いることができる。適当な円筒基体上にポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ゴム、テフロン(登録商標)などの素材に上記した導電性粉体を含有させた熱収縮チューブによって導電性層を設けてなるものである。
感光層92は、図18(a),(b)に示すように、単層構成のタイプ、積層された機能分離タイプのいずれでもよいが、説明の都合上、先ず、図18(c),(d)に示すように、電荷発生層92aと電荷輸送層92bとが積層された機能分離タイプから説明する。
これら電荷発生物質は単独でも、2種以上混合してもかまわない。
また、電荷発生層92aは、上記したような電荷発生物質を必要に応じて結着樹脂とともに所定の溶剤中にボールミル、アトライター、サンドミル、超音波などを用いて分散して塗布液を作成し、これを導電性支持体91上に塗布し、乾燥することにより形成できる。
そして、結着樹脂の量は、電荷発生物質100重量部に対し0〜500重量部、好ましくは10〜300重量部が好適である。
また、塗布液の塗工法としては、浸漬塗工法、スプレーコート、ビートコート、ノズルコート、スピナーコート、リングコート等の工法を用いることができる。
なお、電荷発生層92aの膜厚は、0.01〜5μm程度が好ましく、より好ましくは0.1〜2μmである。
電荷輸送物質としては、例えばクロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン等の電子受容性物質が挙げられる。また、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン−4−オン等の電子受容性物質も挙げられる。また、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド、ベンゾキノン誘導体等の電子受容性物質も挙げられる。
これらの電荷輸送物質は単独、又は2種以上混合して用いられる。
そして、電荷輸送物質の量は、結着樹脂100重量部に対し、20〜300重量部、好ましくは40〜150重量部が好適である。
また、電荷輸送層92bの膜厚は解像度・応答性の点から、25μm以下とすることが好ましい。下限値に関しては、使用するシステム(特に帯電電位等)により異なるが、5μm以上が好ましい。
また、本実施形態3の感光体10の場合、その電荷輸送層92b中に可塑剤やレベリング剤を添加してもよい。
また、レベリング剤としては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーンオイル類や、側鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマー、あるいはオリゴマーが使用でき、その使用量は結着樹脂に対して0〜1重量%が適当である。
含有させる無機微粒子としては、銅、スズ、アルミニウム、インジウムなどの金属粉末、酸化珪素、シリカ、酸化錫、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス等の無機材料が挙げられる。また、アンチモンをドープした酸化錫、錫をドープした酸化インジウム等の金属酸化物、チタン酸カリウム等の無機材料が挙げられる。特に、金属酸化物が良好であり、さらには、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化チタン等が有効に使用できる。
また、無機微粒子の添加量は、高いほど耐摩耗性が高いので良好であるが、高すぎる場合には残留電位の上昇、保護層の書き込み光透過率が低下し、副作用を生じる場合がある。したがって、概ね全固形分に対して、30重量%以下、より好ましくは20重量%以下が好適である。また、その下限値は、通常、3重量%である。
無機微粒子の分散性の低下は残留電位の上昇だけでなく、塗膜の透明性の低下や塗膜欠陥の発生、さらには耐摩耗性の低下をも引き起こすため、高耐久化あるいは高画質化を妨げる大きな問題に発展する可能性がある。
感光層92が単層構成の場合は、上記したように電荷発生物質を結着樹脂中に分散した感光体10が使用できる。
単層構成の感光層92は、電荷発生物質及び電荷輸送物質及び結着樹脂を所定の溶剤に溶解又は所定の溶媒に分散し、これを塗布、乾燥することによって形成できる。
なお、単層構成の感光層92が、図18(a)に示すように、表面層93になる場合には、上記した無機微粒子が含有される。
また、必要により、可塑剤やレベリング剤、酸化防止剤等を添加することもできる。
また、結着樹脂100重量部に対する電荷発生物質の量は5〜40重量部が好ましく、電荷輸送物質の量は0〜190重量部が好ましく、更に好ましくは50〜150重量部である。
単層構成の感光層92は、電荷発生物質及び結着樹脂を、必要ならば電荷輸送物質とともに所定の溶媒を用いて分散機等で分散した塗工液を、浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコートなどで塗工して形成できる。
ここで、単層構成の感光層92を形成する際に用いる所定の溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロロエタン、シクロヘキサン等挙げられる。また、単層構成の感光層92の膜厚は、5〜25μm程度が適当である。
下引き層94は、一般的には樹脂を主成分とするが、この樹脂は、その上に感光層92を溶剤で塗布されることを考えると、一般的な有機溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂であることが望ましい。
このような樹脂としては、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラミン樹脂等の三次元網目構造を形成する硬化型樹脂等が挙げられる。また、フェノール樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の三次元網目構造を形成する硬化型樹脂等も挙げられる。
この下引き層94は、上記した感光層92の如く所定の溶媒、塗工法を用いて形成することができる。
なお、下引き層94の膜厚は0〜5μmが好適である。
表面層93は、少なくとも無機微粒子とバインダー樹脂で構成される。
バインダー樹脂は、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂などの架橋樹脂が用いられる。
微粒子としては、有機系微粒子及び無機微粒子が用いられる。
一方、無機微粒子としては、銅、スズ、アルミニウム、インジウム等の金属粉末が挙げられる。また、酸化珪素、シリカ、酸化錫、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス、アンチモンをドープした酸化錫、錫をドープした酸化インジウム等の金属酸化物、チタン酸カリウム等の無機材料が挙げられる。特に、金属酸化物が良好であり、さらには、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化チタン等が有効に使用できる。
無機微粒子の平均一次粒径が0.01μm以下の場合は、耐摩耗性の低下、分散性の低下等を引き起こし、0.5μm以上の場合には、分散液中において無機微粒子の沈降性が促進されたり、トナーのフィルミングが発生したりする可能性がある。
表面層93中の無機微粒子濃度は、高いほど耐摩耗性が高いので良好であるが、高すぎる場合には残留電位の上昇、保護層の書き込み光透過率が低下し、副作用を生じる場合がある。したがって、無機微粒子濃度は、概ね全固形分に対して50重量%以下、好ましくは30重量%以下である。また、その下限値は、通常、5重量%である。
無機微粒子の分散性の低下は残留電位の上昇だけでなく、塗膜の透明性の低下や塗膜欠陥の発生、さらには耐摩耗性の低下をも引き起こすため、高耐久化あるいは高画質化を妨げる大きな問題に発展する可能性がある。
シランカップリング剤による処理は、画像ボケの影響が強くなるが、上記の表面処理剤とシランカップリング剤との混合処理を施すことによりその影響を抑制できる場合がある。
上記したような無機微粒子(材料)は、単独もしくは2種類以上混合して用いられる。
また、表面層93(感光層92)の膜厚は、1.0〜8.0μmの範囲であることが好ましい。
しかし、画像形成装置であるプリンタ100内における、帯電装置40の帯電部材である帯電ローラ41等から、オゾン及びNOXガス等が発生し、感光体10の表面に付着する。こららの付着物が存在すると画像流れが発生し、この画像流れを防止するためには、表面層93(感光層92)を、ある一定速度以上で摩耗させる必要がある。このためには、長期的な繰り返し使用を考慮した場合、表面層93は少なくとも1.0μm以上の膜厚であることが好ましい。また、表面層93の膜厚が8.0μmよりも大きい場合は、残留電位上昇や微細ドット再現性の低下が考えられる。
また、分散液中での無機微粒子の平均粒径は、1μm以下、好ましくは0.5μm以下にあること表面層93の透過率の点から好ましい。
なお、感光層92上に表面層93を設ける方法としては、浸漬塗工方法、リングコート法、スプレー塗工方法などを用いることができる。
ここで用いられる溶剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、ジクロロメタン、モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセトンなどが用いられる。
また、電荷輸送物質として、低分子電荷輸送物質を用いる場合には、表面層93中における濃度傾斜を有しても構わない。また、表面層93には電荷輸送物質としての機能と、バインダー樹脂の機能を持った高分子電荷輸送物質も良好に使用することができる。
評価装置 : Fisherscope H−100
試験方法 : 負荷除荷繰り返し(1回)試験
圧子 : マイクロビッカース圧子
最大荷重 : 9.8mN
負荷(除荷)時間 : 30秒
保持時間 : 5sec
マルテンス硬さ190N/mm2未満の場合は、トナーが感光体10の表面に固着する不具合が生じる。また、弾性仕事率(We/Wt値)が37.0%未満の場合は、感光体10の軸方向で、画像面積率が変化した場合など、感光体10の摩耗スピードが変化し、摩耗ムラが生じるといった不具合が発生する。
ここで、感光体10の表面粗さは、Rz=0.3〜1.0μm程度が好ましい。なお、感光体10の表面粗さの測定には、例えば、サーフコム1400D(東京精密製)で測定することができる。
具体的には、製造時から有した表面層93の無機微粒子による感光体10の凹凸形状に対し、周方向に沿って延びる凹凸8を表面に有する帯電ローラ41により生じる凸部を、実施形態1、2と同様な2層ブレードであるブレード部材5で削るように構成している。
このように構成することで、実施形態1、2のプリンタと同様に、長期に渡って良好な帯電性能を維持できると共に、良好なクリーニング性能が維持できるプリンタ100を提供できる。
また、本実施形態3でも、帯電ローラ41に当接して回転する帯電ローラクリーナ42を、発泡径が帯電ローラ41の表面の凹凸8の平均距離(平均間隔)よりも小さい連続気泡構造を有する樹脂発泡体であるメラミン発泡樹脂により形成することができる。
このように構成することで、帯電ローラクリーナ42によるトナーやトナー添加剤等の付着物の除去性能が更に向上し、帯電ローラ41による感光体10の汚染やフィルミング、逆に感光体10上のトナーなどによる帯電ローラ41の汚れも発生しにくくなる。
本実施形態3のプリンタ100では、現像剤に、次のような低温定着性に優れたトナーを用いることで、フィルミングが生じるのを抑制しつつ、定着温度を低くでき、画像形成装置であるプリンタ100の省エネ化が可能となる。
Tm2≦Tm1≦Tm2+20℃ (式1)
Tm2+12℃<Tfb<Tm2+25℃ (式2)
<[トナー1]の作製>
[エステルワックス1]の合成
脂肪酸成分とアルコール成分とを、触媒(有効量)とともに反応容器内に入れ、窒素気流下、240℃でエステル化反応させ、[エステルワックス1]を合成する。
窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱伝対を装備した5リットルの4つ口フラスコに、1,10−デカン二酸2120g、1、8−オクタンジオール1520g、1,6−ヘキサンジオール1200g、ハイドロキノン4.9gを入れる。そして、180℃で10時間反応させた後、200℃に昇温して3時間反応させ、更に8.3kPaで2時間反応させて[結晶性ポリエステル樹脂1]を得る。
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物67部、ビスフェノールAプロピオンオキサイド3モル付加物84部、テレフタル酸274部、及びジブチルチンオキサイド2部を投入する。そして、常圧下、230℃で8時間反応させる。次いで、この反応液を10〜15mmHgの減圧下で5時間反応させて、[非結晶性ポリエステル樹脂1]を合成する。
このようにして得られた[非結晶性ポリエステル樹脂1]は、数平均分子量(Mn)が2,100、質量平均分子量(Mw)が5,600、ガラス転移温度(Tg)が55℃であった。
水1000部、カーボンブラック(Printex35;デグサ社製、DBP吸油量=42mL/100g、pH=9.5)540部、及び前記未変性ポリエステル樹脂1200部を、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)を用いて混合する。この混合物を、2本ロールにより150℃で30分混練した後、圧延冷却し、パルペライザー(ホソカワミクロン社製)で粉砕して、[マスターバッチ]を調製する。
金属製2L容器に、[結晶性ポリエステル樹脂1]を100g、酢酸エチルを400g入れ、70℃で加熱溶解させた後、氷水浴中で20℃/分の速度で急冷する。冷却後、分散液に[結晶性ポリエステル樹脂1]を100g溶解させ、これにガラスビーズ(3mmφ)500mLを加え、バッチ式サンドミル装置(カンペハピオ社製)で平均液温24℃に保ちながら10時間粉砕を行う。そして、体積平均粒径が0.3μmの[結晶性ポリエステル樹脂分散液1]を得る。
冷却管、撹拌機及び窒索導入管の付いた反応容器中に、次の材料を入れて、常圧下、230℃で8時間反応させ、更に10〜15mmHgの減圧下、5時間反応させて[中間体ポリエステル1]を得る。ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物682部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物81部、テレフタル酸283部、無水トリメリット酸22部、及びジブチルチンオキサイド2部である。
このようにして得た[中間体ポリエステル1]は、数平均分子量2100、質量平均分子量9500、Tg55℃、酸価0.5、水酸基価51であった。
このようにして得た[ポリエステルプレポリマー1]の遊離イソシアネート量は、1.53質量%であった。
撹拌棒及び温度計をセットした容器に、[非結晶性ポリエステル樹脂1]378部、[エステルワックス1]110部、酢酸エチル947部を仕込み、撹拌下80℃に昇温し、80℃のまま5時間保持した後、1時間かけて30℃に冷却した。次いで、容器に[マスターバッチ]500部、酢酸エチル500部を仕込み、1時間混合して[原料溶解液1]を得た。
次いで[原料溶解液1]1324部を容器に移し、ビーズミル(ウルトラビスコミル、アイメックス社製)を用いて、次の条件で3パス、カーボンブラック及びワックスの分散を行った。送液速度1kg/hr、ディスク周速度6m/秒、0.5mmジルコニアビーズを80体積%充填の条件である。
このようにして得た[顔料・WAX分散液1]の固形分濃度(130℃、30分)は50%であった。
撹拌棒及び温度計をセットした反応容器に、水683部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩(エレミノールRS−30:三洋化成工業社製)11部、スチレン138部、メタクリル酸138部、過硫酸アンモニウム1部を仕込む。そして、400回転/分で15分間撹拌して白色の乳濁液を得た後、系内温度75℃まで昇温し、5時間反応させる。
このようにして得た[微粒子分散液1]の体積平均粒径(LA−920で測定)は0.14μmであった。
そして、[微粒子分散液1]の一部を乾燥して樹脂分を単離する。
水990部、[微粒子分散液1]83部、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムの48.5%水溶液(エレミノールMON−7:三洋化成工業社製)37部、酢酸エチル90部を混合撹拌し、乳白色の液体を得る。これを[水相1]とする。
[顔料・WAX分散液1]664部、[プレポリマー1]109.4部、[結晶性ポリエステル樹脂分散液1]73.9部、[ケチミン化合物1]4.6部を容器に入れ、TKホモミキサー(特殊機化社製)を用いて5,000rpmで1分間混合する。その後、容器に[水相1]1200部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数11,000rpmsw5分間)し、[乳化スラリー1]を得る。
次いで、撹拌機及び温度計をセットした容器に、[乳化スラリー1]を投入し、30℃で8時間脱溶剤した後、45℃で4時間熟成を行い、[分散スラリー1]を得る。
上記[分散スラリー1]100部を減圧濾過して得た濾過ケーキに対し、以下の(1)〜(4)の操作を行う。
(2)次いで、10%水酸化ナトリウム水溶液100部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12,000rpmで30分間)した後、減圧濾過する。
(3)次いで、10%塩酸100部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12,000rpmで10分間)した後濾過する。
(4)次いで、イオン交換水300部を加え、混風乾燥機により45℃で48時間乾燥し、[トナー母体粒子B]を得る。
上記「トナー母体粒子B」100部に対し、シリカA(UFP−35、日本電気化学工業社製)1.5部を添加し、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)により周速13m/sで1分間混合し、次いで、周速40m/sで10分間混合する。これに体積平均粒径20nmの酸化チタン0.5部を添加し、ヘンシェルミキサーにより周速13m/sで1分間混合し、次いで、周速40m/sで10分間混合する。これにシリカB(H1303、クラリアントジャパン社製)2.0部を添加し、ヘンシェルミキサーにより周速13m/sで1分間混合し、次いで、周速40m/sで10分間混合する。これに脂肪酸金属塩粒子(ステアリン酸亜鉛1)0.2部を添加し、ヘンシェルミキサーにより周速13m/sで1分間混合し、次いで、周速40m/sで10分間混合する。
上述のようにして得られた[トナー1]のトナーの流出開始温度(Tfb:フローテスターで測定)、ワックス融点(Tm1:DSCで測定)、結晶性ポリエステルの融点(Tm2:DSCで測定)を測定した。[トナー1]の測定結果は、Tfb=80.2℃、Tm1=67.9℃、Tm2=64.3℃であった。
トルエン100部に、シリコーン樹脂オルガノストレートシリコーン100部、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン5部及びカーボンブラック10部を添加し、ホモミキサーで20分間分散させて、樹脂層塗布液を調製する。
次いで、流動床型コーティング装置を用いて、体積平均粒径50μmの球状マグネタイト1,000部の表面に樹脂層塗布液を塗布して、[キャリア]を作製する。
ボールミルを用いて、上記[トナー1]5部と上記[キャリア]95部を混合し、[現像剤1]を作製する。
<評価方法1>
以下の条件下で、得られた現像剤1を用いて、クリーニング性、フィルミング性、低温定着性、及び記録材上に形成したベタ画像の均一性について評価を行った。
評価用の画像形成押装置は、リコー社製:Ricoh Pro C751ex機を改造した改造機1を使用した。この改造機1は接触帯電装置、プロセス線速、現像装置の現像ギャップなどを変更できるようにしたものである。なお、特に記載がない場合、プロセス線速500mm/s、接触帯電、現像ギャップ0.3mmで実施した。
画像面積率95%チャートを1,000枚出力した後、清掃工程を通過した感光体10上の転写残トナーをスコッチテープ(住友スリーエム社製)で白紙に移し、それをマクベス反射濃度計RD514型で測定し、評価した。
評価結果は、ブランクテープとの差が0.005未満でクリーニング性に問題は無かった。
画像面積率100%、75%、50%の各帯チャートを1,000枚出力した後の現像ローラ、及び感光体上のフィルミングを観察し、評価した。
評価結果は、うっすらとフィルミングが確認で出来るが問題の無いレベルであった。
タイプ6200紙(リコー社製)に複写テストを行った。具体的には定着温度を変化させてコールドオフセット温度(定着下限温度)を求め、下記基準で評価した。
定着下限温度の評価条件は、紙送りの線速度を120〜150mm/秒、面圧を1.2kgf/cm2、ニップ幅を3mmとし、定着上限温度の評価条件は、紙送りの線速度を50mm/秒、面圧を2.0kgf/cm2、ニップ幅を4.5mmとした。
定着下限温度は、消費電力が抑えられることから、低い方が好ましく、130℃以下であれば、実使用上問題の無いレベルである。
評価結果は、定着下限温度は125℃以下であった。
トナーを補給用ボトルに充填し、40℃60%Rhで4週間保管した。前記現像剤とトナー補給用ボトルを用いて、ベタ100枚連続印刷し、評価した。
評価結果は、均一で良好であった。
以下の条件下で、得られた現像剤1を用いて、クリーニング性、帯電ローラ汚れ性、フィルミング性、低温定着性、及び記録材上に形成したベタ画像の均一性について評価を行った。
評価用の画像形成押装置は、リコー社製:Ricoh Imagio MP C4000機を改造した改造機2を使用した。なお、この改造機2に、実施形態1の感光体10、ブレード部材5、及び帯電ローラ41を搭載して評価した。
高温高湿環境(32℃、54%RH)及び低温低湿環境(10℃、15%RH)で合計24,000枚出力し、クリーニング不良が発生しないか評価した。
評価結果は、いずれの環境でも、クリーニング不良は発生しなかった。
低温低湿環境(10℃、15%RH)で合計36,000枚出力し、帯電ローラ41の汚れによる異常画像を評価した。
評価結果は、帯電ローラ41の汚れによる異常画像の発生はなかった。
画像面積率5%チャートを50,000枚出力し、フィルミングによる濃度ムラの異常画像が発生しないか評価した。
評価結果は、フィルミングによる濃度ムラの異常画像は発生しなかった。
次に、本実施形態3の変形例1について説明する。
本変形例と、上記した本実施形態3(実施形態1、2)とでは、本変形例のプリンタ100で、カラー用の帯電装置40(Y,C,M)の帯電方式と、ブラック用の帯電装置40(K)の帯電方式とを異ならせたことに係る点のみ異なる。
また、環境意識の高まりから、画像形成装置の高信頼性、高寿命化、及び構成部材等のリサイクルが、従来にも増して重要になってきている。さらに、オフィス環境等への配慮から、オゾン発生量、粉塵発生量の低減についても、意識が高まっている。
これらのため、電子写真式の画像形成装置では、帯電部材として、オゾン発生量が少ない帯電ローラ方式が採用されるものが多い。また、高寿命化及び高画質化への要求から帯電方式が、帯電電流が十分に流れて帯電電位の安定する、直流電圧に交流電圧を重畳した交流帯電方式のものが多くなってきている。
これらの不具合の発生を抑制するために、従来は、画像形成装置に防音部材を追加してたり、オゾンフィルター等のオゾン処理系を追加したりして対応してきたため、画像形成装置が大型化、重量化してしまっていた。
具体的には、上記した本実施形態3(実施形態1、2)のプリンタ100で、ブラック用の帯電装置40(K)の帯電ローラ41(K)には、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加する。一方、カラー用の帯電装置40(Y,C,M)の帯電ローラ41(Y,C,M)には、直流電圧を印加するように構成した。
しかし、4連タンデム方式の画像形成装置の、全ての(4つの)作像ユニットに潤滑剤を塗布する構成では、全ての作像ユニットに潤滑剤塗布装置を設ける必要があり、画像形成装置の大型化、及びコスト上昇を招くおそれがある。
一方、本変形例のプリンタ100では、カラー用の作像ユニットでは、直流電圧のみ印加するため、少なくともカラー用の3つの作像ユニットでは、感光体10の膜削れ防止や、感光体10の表面劣化防止の目的で潤滑剤塗布を行う必要がない。このため、本変形例では、プリンタ100の小型化、コスト低減が図れる。
次に、本実施形態3の変形例2について説明する。
本変形例と、上記した変形例1とでは、本変形例のプリンタ100で、ブラック用の作像ユニットにのみ、感光体10(K)に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段である潤滑剤塗布装置を設けたことに係る点のみ異なる。
そして、帯電方式が直流電圧に交流電圧を重畳した交流帯電方式のブラック用の画像形成ユニットでは、印加する交流成分の帯電ハザード等の作用から感光体10を保護して、感光体10(K)及び画像形成装置であるプリンタ100を長寿命化する必要がある。
このように構成することで、感光体10(K)に塗布する潤滑剤により、2層ブレードであるブレード部材5のエッジ挙動を安定化させて、クリーニング性能を向上させ、更に転写性を向上させることができる。
また、上記した各実施形態では、いずれも複数のプロセスカートリッジ等の作像ユニットを設けたタンデム方式の画像形成装置であるプリンタ100に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。実施形態3の変形例1、2を除く構成は、例えば、プロセスカートリッジ等の作像ユニットを1つしか設けていないモノクロ対応の画像形成装置にも適用可能である。
(態様A)
感光体10などの像担持体と、像担持体の表面に当接して像担持体を帯電する帯電装置40の帯電ローラ41などの帯電部材と、像担持体を露光して潜像を形成する露光装置140と、像担持体上の潜像を現像してトナー像化する現像装置50と、像担持体上のトナー像を中間転写ベルト162などの被転写体上に転写する中間転写装置160などの転写装置と、転写後の像担持体の表面に残ったトナーを除去するクリーニング装置30のブレード部材5などのクリーニングブレードとを備えるプリンタ100などの画像形成装置である。この画像形成装置において、帯電部材は像担持体の表面移動方向に沿って延びる凹凸を表面に有するものである。クリーニングブレードは、転写後の像担持体の表面にエッジ部を当接させて像担持体上に残ったトナーを除去するとともに、クリーニングブレードにより像担持体の表面の凸部を削るものである。これによれば、上記実施形態1(乃至3)について説明したように、長期に渡って良好な帯電性能を維持できると共に、良好なクリーニング性能が維持できる。
(態様A)において、クリーニングブレードは複数の層を積層した構造である。これによれば、上記実施形態1(乃至3)について説明したように、複数の層のうち像担持体と当接する層により、表面に表面移動方向に沿って延びる凹凸を有する帯電部材により像担持体の表面に形成された凹凸の凸部を良好に削ることができる。これとともに、像担持体と当接する層以外の層で、経過時間や環境の変化によって安定した線圧を維持して、安定したクリーニング性能を維持することができる。
(態様B)において、上記クリーニングブレードの複数の層のうち像担持体に当接するエッジ部を備えるエッジ層は、他の層に比べて100%モジュラス値が大きい材質によって形成される。これによれば、上記実施形態1(乃至3)について説明したように、表面に表面移動方向に沿って延びる凹凸を有する帯電部材により像担持体の表面に形成された凹凸の凸部を良好に削ることができる。しかし、エッジ層に用いるのに適した高硬度で、100%モジュラスの値が大きい材質のみからなる単層のブレード部材では、そのヘタリによって経過時間や環境の変化によって安定した線圧を維持できなかった。これに対して、バックアップ層2などの像担持体に当接しない層に、低硬度で、100%モジュラスの値が小さい材質を用いることで、ブレード全体のヘタリを抑制する。このため、長期に渡ってクリーニング性能の変動を抑え、安定したクリーニング性能を維持することができる。
(態様B)又は(態様C)において、上記クリーンニングブレードの複数の層のうち上記エッジ部を備えるエッジ層を形成する材質の、23[℃]における100%モジュラスの値が6[MPa]〜12[MPa]である。これによれば、上記実施形態1(乃至3)について説明したように、表面に表面移動方向に沿って延びる凹凸を有する帯電部材により像担持体の表面に形成された凹凸の凸部を良好に削ることができ、長期に渡って安定したクリーニング性能を維持できる。また、長期に渡って安定したクリーニング性能を維持して、帯電ローラの汚れを低減することができるため、帯電ローラ汚れによる異常画像を防止し、長寿命化を図ることができる。
(態様B)乃至(態様D)のいずれかにおいて、クリーニングブレードのエッジ層の先端又はエッジ層の先端と交差する側面が像担持体表面の凸部と擦りあうことで凸部を削るものである。これによれば、上記実施形態1(乃至3)について説明したように、表面に表面移動方向に沿って延びる凹凸を有する帯電部材により像担持体の表面に形成された凹凸の凸部を良好に削ることができる。
(態様B)乃至(態様E)のいずれかにおいて、クリーニングブレードのエッジ部は、像担持体表面の凸部と当接する。これによれば、上記実施形態1(乃至3)について説明したように、表面に表面移動方向に沿って延びる凹凸を有する帯電部材により像担持体の表面に形成された凹凸の凸部を良好に削ることができる。
(態様A)乃至(態様F)のいずれかにおいて、帯電部材に直流電圧を印加して像担持体を帯電する。これによれば、上記実施形態1(乃至3)について説明したように、像担持体への負荷を低減して像担持体の摩耗量を小さくでき、長寿命化を図ることができる。
(態様A)乃至(態様G)のいずれかにおいて、帯電部材は、帯電装置40などの帯電装置に有した帯電ローラ41などの帯電ローラであり、帯電装置は、帯電ローラの表面を清掃する帯電ローラクリーナ42などの帯電ローラクリーナも有し、帯電ローラクリーナは、メラミン発泡樹脂などの連続気泡構造を有する樹脂発泡体から形成され、上記樹脂発泡体の気泡径は、上記帯電ローラの表面に有した上記凹凸の上記像担持体の表面移動方向の平均距離よりも小さい。これによれば、上記実施形態2(又は3)について説明したように、トナー添加剤等が帯電ローラ表面に付着することにより発生する異常画像を抑制することができ、帯電装置の長寿命化を図ることができる。また、帯電ローラ表面の周方向に延びる凹凸を有しており、像担持体に対する接触面積が小さく、接触部とギャップ部が軸方向に適度に分布するため、帯電が安定する。また、接触面積が小さいことにより帯電ローラによる像担持体の汚染や、帯電ローラの汚れによる異常画像も発生しにくくなる。
(態様H)において、上記帯電ローラクリーナは、メラミン発泡樹脂により形成され、加熱圧縮成型により上記帯電ローラの表面に有した凹凸の平均距離よりも小さい気泡径とされている。これによれば、上記実施形態2(又は3)について説明したように、メラミン発泡樹脂は網目状の繊維が硬いため、帯電ローラの表面の付着物を容易に削り取る、あるいは引っかけ剥ぎ取ることができる。したがって、一層、帯電ローラクリーナによるトナー添加剤等の付着物の除去性能を向上させることができる。また、加熱圧縮成型して気泡径を小さくすることにより、効果的に帯電ローラ表面を清掃することができ、異常画像を防止し帯電装置の長寿命化を図ることができる。
(態様A)乃至(態様H)のいずれかにおいて、上記像担持体が無機微粒子などの微粒子を含有した表面層93などの表面層を有している。これによれば、上記実施形態3について説明したように、像担持体の表面層が微粒子を含有しているので、像担持体の表面に微粒子による凹凸形状が形成され、トナー母体、外添剤の感光体へのフィルミングが発生しにくくなる。更に、帯電部材にも像担持体の表面移動方向に沿って延びる凹凸が表面にあるので、像担持体に対する接触面積が小さく、トナーを感光体に対して強く押し付けることが無い。このため、帯電部材による像担持体の汚染やフィルミング、逆に像担持体上のトナーなどによる帯電部材の汚れも発生しにくくなる。また、帯電部材の凹凸形状によって、接触部とギャップ部が軸方向に適度に分布するため、帯電が安定し、放電による像担持体に対するダメージも一様になるため像担持体が摩耗しても像担持体表面の凹凸形状を維持できる。
少なくとも像担持体と、帯電手段と、クリーニング手段とを一体的に構成し、画像形成装置の本体に着脱可能に構成したプロセスカートリッジにおいて、(態様A)乃至(態様J)のいずれかの画像形成装置の帯電手段及びクリーニングブレードを用いる。これによれば、上記実施形態1(乃至3)について説明したように、セット性、及びメンテナンス性の向上が図れる。更に、一体化されることにより、少なくとも帯電手段とクリーニング手段の像担持体に対する位置精度を良くできる。
2 バックアップ層
3 ブレードホルダ
5 ブレード部材(クリーニングブレード)
6 芯金
7 導電性ゴム層
8 凸部
10 感光体
30 クリーニング装置
40 帯電装置
41 帯電ローラ
51 現像ローラ
90 定着装置
100 プリンタ
120 画像形成部
121 プロセスカートリッジ
140 露光装置
162 中間転写ベルト
Claims (9)
- 表面移動する像担持体と、該像担持体の表面に当接して該像担持体を帯電する帯電部材と、該像担持体を露光して潜像を形成する露光装置と、該像担持体上の潜像を現像してトナー像化する現像装置と、該像担持体上のトナー像を被転写体上に転写する転写装置と、転写後の該像担持体の表面に当接して該像担持体上の付着物を除去するクリーニングブレードとを備えた画像形成装置において、
上記帯電部材は表面に上記像担持体の表面移動方向に沿って延びる凹凸を有し、上記クリーニングブレードは複数の層を積層した構造であり、該複数の層のうち上記像担持体に当接するエッジ部を備えるエッジ層は、他の層に比べて100%モジュラス値が大きい材質によって形成され、該像担持体の表面の凸部を削るものであり、
上記帯電部材は、帯電装置に有した帯電ローラであり、
上記帯電装置は、上記帯電ローラの表面を清掃する帯電ローラクリーナも有し、
上記帯電ローラクリーナは、連続気泡構造を有する樹脂発泡体から形成され、
上記樹脂発泡体の気泡径は、上記帯電ローラの表面に有した上記凹凸の上記像担持体の表面移動方向の平均距離よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、上記エッジ層が他の層に比べて高硬度であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、上記クリーニングブレードの複数の層のうち上記エッジ部を備えるエッジ層を形成する材質の、23[℃]における100%モジュラスの値が6[MPa]〜12[MPa]であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至3のいずれか一に記載の画像形成装置において、上記クリーニングブレードの上記エッジ部又は該エッジ部と交差するエッジ層の側面が、上記像担持体の表面の凸部と擦りあうことで該凸部を削ることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至4のいずれか一に記載の画像形成装置において、上記クリーニングブレードのエッジ部は、上記像担持体の表面の凸部と当接することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至5のいずれか一に記載の画像形成装置において、上記帯電ローラに直流電圧を印加して上記像担持体を帯電することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至6のいずれか一に記載の画像形成装置において、
上記帯電ローラクリーナは、メラミン発泡樹脂により形成され、
加熱圧縮成型により上記帯電ローラの表面に有した凹凸の平均距離よりも小さい気泡径とされていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一に記載の画像形成装置において、
上記像担持体が微粒子を含有した表面層を有していることを特徴とする画像形成装置。 - 少なくとも像担持体と、帯電手段と、クリーニング手段とを一体的に構成し、画像形成装置の本体に着脱可能に構成したプロセスカートリッジにおいて、
上記帯電手段として請求項1乃至8のいずれか一に記載の画像形成装置の上記帯電装置を用い、かつ、上記クリーニング手段として請求項1乃至8のいずれか一に記載の画像形成装置の上記クリーニングブレードを用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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