JP2002054817A - 浴室暖房システム - Google Patents

浴室暖房システム

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JP2002054817A
JP2002054817A JP2000239477A JP2000239477A JP2002054817A JP 2002054817 A JP2002054817 A JP 2002054817A JP 2000239477 A JP2000239477 A JP 2000239477A JP 2000239477 A JP2000239477 A JP 2000239477A JP 2002054817 A JP2002054817 A JP 2002054817A
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heat source
bathroom
bathtub
heating
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JP2000239477A
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Yoshitaka Nakamura
好孝 中村
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】追焚き系を備える熱源機を用いた浴室暖房シス
テムに関し、湯を無駄にせずに安価で施工性に優れた浴
室暖房システムを提供することを目的とする。 【解決手段】浴室暖房システム1は熱源機2を備えてい
る。熱源機2の本体ケーシング3の給湯バーナケース5
及び暖房バーナケース6には、給湯バーナ8及び暖房バ
ーナ18が配置される。浴室31の一側は浴槽32が配
置され、他側は洗い場34となっている。浴室31の浴
槽32側壁面には、浴槽32に向けてシャワー口33が
設けられる。浴槽32に取付けられた循環金具35と熱
源機2の追焚き熱交換器23とには往き管36と戻り管
37とからなる往復管38が接続される。熱源機2内の
戻り管37には風呂ポンプ39が、往き管36には三方
弁40が取付けられている。三方弁40からシャワー口
33に分岐管41が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室を暖房する浴
室暖房システムに関し、特に、浴室内の浴槽に給湯する
給湯系と浴槽内の湯を追焚きする追焚き回路が組み込ま
れた追焚き系とを有する熱源機を用いて浴室を暖房する
浴室暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴槽やシャワー等に温水(湯)を
供給する給湯系を有する熱源機(給湯器)が用いられて
いる。さらに、浴槽の湯を追焚きする追焚き回路が組み
込まれて自動湯張り及び自動追焚き機能を有する熱源機
も用いられている。またさらに、温水床暖房システム等
に温水を供給する暖房系を備えた熱源機もある。従来の
熱源機のうち、給湯系、暖房系、及び追焚き系を有する
熱源機と、それに接続される浴槽及び浴室の概略構成に
ついて図5を用いて説明する。熱源機50の給湯系に
は、給湯バーナ51、給湯バーナ51によって加熱され
る給湯熱交換器52、給湯燃焼ファン53、給水管5
4、及び出湯管55等が配設されている。
【0003】暖房系には、暖房バーナ61、暖房バーナ
61によって加熱される暖房熱交換器62、暖房燃焼フ
ァン63、給水管64及び暖房管65等が配設されてい
る。暖房管65には追焚き熱交換器66が設けられてい
る。熱源機50には、自動湯張り及び自動追焚きを行う
全自動ボタン等を有する浴室リモコン67が接続されて
いる。
【0004】浴室内70の一側には浴槽71が配置さ
れ、他側には洗い場72が設けられている。洗い場72
側壁面には、給水栓73、シャワー74が設けられ、給
水栓73、シャワー74には給湯熱交換器52から出湯
管55等を介して湯が供給される。浴槽71には循環金
具75が取り付けられている。循環金具75と追焚き熱
交換器66とには往き管76と戻り管77とからなる往
復管78が接続されている。熱源機50内の戻り管77
には、風呂ポンプ79が取り付けられている。風呂ポン
プ79と出湯管55とは給湯管80で接続され、給湯管
80には注湯電磁弁81が取り付けられている。
【0005】このような構成を有する熱源機50から浴
槽71に注湯して自動湯張り及び自動追焚きをするため
に、浴室リモコン67の全自動ボタンを押すと、注湯電
磁弁81が開いて、給湯バーナ51によって給湯熱交換
器52が加熱される。加熱された給湯熱交換器52にお
いて生成された湯が出湯管55から給湯管80を通って
追焚き回路に送られる。追焚き回路の往き管76から浴
槽71に設定水位まで注湯されると、注湯電磁弁81が
閉じて湯張りが完了する。
【0006】浴槽71の湯が冷めたら浴室リモコン67
の追焚きボタンを押すことにより、浴槽71内の湯を追
焚きすることができる。注湯電磁弁81が閉じた状態
で、風呂ポンプ79を回転し浴槽71内の湯を追焚き回
路内で循環させる。すなわち、風呂ポンプ79で吸引さ
れた湯が戻り管77を通って、追焚き熱交換器66で高
温になり往き管76を通って浴槽71に戻される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記熱源機
50の追焚き回路では、浴槽71内の湯を沸かし直すこ
とはできるが、浴室70全体の温度を上昇させて暖房す
ることはできない。従って、浴室70内を暖房するに
は、例えば、洗い場72の床に床暖房システムを備えた
り、浴室70天井に浴室暖房機等を設けたりする必要が
ある。
【0008】しかしながら、床暖房システムや浴室暖房
機等を浴室70に設けるには、暖房設備や暖房機器にか
なりの費用を必要とし、且つ工事が簡単でないという問
題を有している。なお、シャワー74からの湯を浴室7
0内に散布して暖房することも考えられるが、散布して
温度の低くなった湯は洗い場72の排水溝から捨てるこ
とになり水が無駄になるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、湯を無駄に捨てることな
く安価で施工性に優れた浴室暖房システムを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、浴槽内の湯
を加熱して循環させる追焚き回路が組み込まれた追焚き
系を有する熱源機であって、前記追焚き回路は、循環す
る湯の少なくとも一部を放射するシャワー口に供給する
分岐弁を有していることを特徴とする熱源機によって達
成される。上記本発明の熱源機において、浴槽に湯張り
用の湯を給湯する給湯系をさらに有していることを特徴
とする。
【0011】また、上記目的は、浴槽に湯張り用の湯を
給湯する給湯管を有する熱源機であって、前記給湯管
は、前記湯の少なくとも一部を放射するシャワー口に供
給する分岐弁を有していることを特徴とする熱源機によ
って達成される。
【0012】上記本発明の熱源機において、放熱器に温
水を供給する暖房系をさらに有していることを特徴とす
る。また、前記分岐弁は三方弁であることを特徴とす
る。
【0013】さらに上記目的は、少なくとも浴槽内の湯
を加熱して循環させる追焚き回路が組み込まれた追焚き
系を有する熱源機と、前記追焚き回路に設けられた分岐
弁と、前記浴槽に注湯口が向けられたシャワー口と、前
記分岐弁から前記シャワー口に接続された分岐管とを有
することを特徴とする浴室暖房システムによって達成さ
れる。
【0014】またさらに上記目的は、少なくとも浴槽内
の湯を加熱して循環させる追焚き回路が組み込まれた追
焚き系を有する熱源機と、前記浴槽に注湯口が向けられ
たシャワー口と、前記熱源機と前記シャワー口との間に
設けられた分岐弁と、前記分岐弁から前記シャワー口に
接続された分岐管とを有することを特徴とする浴室暖房
システムによって達成される。
【0015】上記本発明の浴室暖房システムにおいて、
前記分岐弁は三方弁であることを特徴とする。また、前
記注湯口は、放射した湯が前記浴槽内に落ちるように前
記浴槽に向けて配置されていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
浴室暖房システムについて図1及び図2を用いて説明す
る。図1は、本実施の形態による浴室暖房システム1の
概略の構成を示している。図2は、本実施の形態による
浴室暖房システム1における熱源機の概略の構成を示し
ている。図1及び図2に示すように、浴室暖房システム
1は熱源機2を備えている。熱源機2は、浴槽の湯張り
やシャワー等のために温水(湯)を供給する給湯系と、
放熱器等に温水を供給する暖房系とからなっている。暖
房系の中に浴槽の湯を追焚きする追焚き回路を含む追焚
き系が組み込まれている。熱源機2は、本体ケーシング
3を有している。本体ケーシング3内には給湯バーナケ
ース5及び暖房バーナケース6が設けられている。
【0017】給湯バーナケース5には排気口7及び給気
口(図示せず)がそれぞれ設けられ、給湯バーナケース
5内は給湯燃焼室となっている。給湯バーナケース5内
には給湯バーナ8が配置されている。給湯バーナ8に
は、図示しないガス管が接続されている。ガス管には、
元ガス電磁弁、給湯ガス比例弁、給湯ガス電磁弁(共に
図示せず)等がそれぞれ取り付けられている。
【0018】給湯バーナ8の上方には、給湯熱交換器9
が設けられている。給湯熱交換器9の一方には、給水管
10が接続されており、給水管10は水道管の先端の給
水栓(図示せず)に接続されている。給水管10には、
図示しない給湯水量センサが取り付けられている。給湯
熱交換器9の他方には、出湯管12が接続されている。
出湯管12には、水量サーボ、出湯サーミスタ(共に図
示せず)等が取り付けられている。出湯管12は分岐し
て給湯管13として風呂ポンプ39に接続されている。
給湯管13には注湯電磁弁15が取り付けられている。
給湯バーナ8の下方には、給湯燃焼ファン16が設けら
れ、給湯燃焼ファン16は不図示のモータによって回転
可能になっている。
【0019】暖房バーナケース6には排気口17及び給
気口(図示せず)がそれぞれ形成され、暖房バーナケー
ス6内は暖房燃焼室となっている。暖房バーナケース6
内には、暖房バーナ18が配置されている。暖房バーナ
18には、図示しないガス管が接続されており、ガス管
には、暖房ガス比例弁、暖房ガス電磁弁(共に図示せ
ず)が取り付けられている。暖房バーナ18の上方に
は、暖房熱交換器19が設けられている。暖房熱交換器
19には給水栓(図示せず)から給水管20が接続され
ている。給水管20には補給水電磁弁、暖房膨張タン
ク、暖房ポンプ(共に図示せず)等が取り付けられてい
る。暖房熱交換器19の他方には出湯管22が接続され
ている。出湯管22には追焚き熱交換器23が取り付け
られている。
【0020】暖房バーナ18の下方には、給湯燃焼ファ
ン26が設けられており、不図示のモータによって回転
可能になっている。なお、熱源機2には、不図示の制御
部が設けられており、制御部には、浴室リモコン27が
信号線で接続されている。制御部は各種センサ及び浴室
リモコン27等の入力信号に基づいて自動湯張り、自動
追焚き等の制御を行うようになっている。
【0021】浴室31内の一側壁側には浴槽32が配置
され、他側壁側には洗い場34が設けられている。浴室
31の浴槽32側の壁面には、浴槽32に注湯口(シャ
ワーノズル)を備えたシャワー口33が設けられてい
る。浴槽32には、循環金具35が取り付けられてい
る。循環金具35と熱源機2の追焚き熱交換器23とに
は往き管36と戻り管37とからなる往復管38が接続
されている。熱源機2内において、戻り管37には風呂
ポンプ39が取り付けられ、往き管36には三方弁40
が取り付けられている。三方弁40からシャワー口33
に分岐管41が接続されている。
【0022】浴槽32、往復管38、風呂ポンプ39及
び追焚き熱交換器等23等で形成される追焚き回路に、
さらに三方弁40、分岐管41、及びシャワー口33が
付加されて追焚き暖房回路が形成されている。
【0023】浴室リモコン27には追焚きシャワーボタ
ン27aが設けられており、追焚きシャワーボタン27
aを押すと、浴槽32に向けてシャワー口33から湯が
放射され、再び追焚きシャワーボタン27aを押すと、
シャワー口33からの湯の放射が停止するようになって
いる。シャワー口33から湯が放射されている間は三方
弁40の浴槽32側が「閉」状態となりシャワー口33
側が「開」状態となる。なお、シャワー口33から浴槽
32に向かって湯が放射されるので、入浴者が浴槽32
内に入らない限りシャワー口33からの湯を浴びること
はない。このように浴室暖房システム1は、熱源機2、
浴槽32、浴室31、三方弁40、分岐管41、及びシ
ャワー口33等から構成されている。
【0024】次に、本実施の形態による浴室暖房システ
ム1の動作について説明する。浴室リモコン27の全自
動ボタンが押され、浴槽32内の湯が所定温度まで沸か
されて必要に応じて追焚きされている場合、入浴者が追
焚きシャワーボタン27aを押すと、三方弁40がシャ
ワー口33側が「開」状態になり、浴槽32側が「閉」
状態になる。同時に風呂ポンプ39が回転を開始し、浴
槽32内の湯が風呂ポンプ39で吸引される。浴槽32
内の湯は戻り管37を通って追焚き熱交換器23で加熱
され、往き管36及び三方弁40を通り分岐管41を介
してシャワー口33に至る。シャワー口33から浴槽3
2に向かって放射された湯は、浴槽32内にほとんど落
下する。このとき、シャワー口33から放射された湯の
一部はミストとなって浴室31内に拡散する。シャワー
口33から浴槽32に向かって放射された湯とミストに
よって浴室31内が暖房される。
【0025】このように本実施の形態による浴室暖房シ
ステム1によれば、浴槽32の湯はシャワー口33から
放射されても、放射された湯のほとんどが浴槽32に戻
るので、放射された湯が洗い場34から流れて無駄にな
ることがない。
【0026】また、本実施の形態による浴室暖房システ
ム1では、放射された湯の温度が室内の空気を暖めて下
がっても、追焚き回路で加熱できるので、浴槽32の湯
温を所望の温度に維持することができる。これにより、
浴槽32の湯温を下げずに、浴室31を暖房できる。さ
らに、シャワー口33が浴槽32に向けられており、放
射された湯はミストになる部分を除いて浴槽32に落ち
るので、入浴者が浴槽32に入らない限り放射された湯
を浴びることがなく安全である。
【0027】また、本実施の形態による浴室暖房システ
ム1では、浴槽32の湯の追焚きとシャワー口33から
湯を放射するシャワー暖房とは連動させていないが、追
焚きが終わってから所定時間、例えば、1乃至2分程度
シャワー口33から湯を放射するようにしてもよい。ま
た、浴室リモコン27に室温センサを設け、所定温度、
例えば室温が20℃より下がった場合、シャワー口33
から湯を放射して浴室31を暖房するようにしてもよ
い。
【0028】また、本実施の形態による浴室暖房システ
ム1では、熱源機2内に三方弁40が設けられているの
で、浴室31にシャワー口33を設け、熱源機2とシャ
ワー口33とを配管すればよいので、施工性に優れ低コ
ストで実現できる。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態による浴
室暖房システム1について図3を用いて説明する。上述
の第1の実施の形態による浴室暖房システム1では、熱
源機2内に三方弁40を設けるようにしている。このた
め、従来の熱源機をそのまま使用することができない。
また、熱源機2と浴室31との距離が長い場合、熱源機
2内からシャワー口33に接続する分岐管が長くなって
しまう。そこで、本実施の形態では、三方弁40を熱源
機2外の浴室31の近くに設けるようにしている。
【0030】図3は、本実施の形態による浴室暖房シス
テム1の概略の構成を示している。浴室31壁面に設け
たシャワー口33の近くの往き管36に三方弁40を取
り付ける。この三方弁40とシャワー口33とを分岐管
41で接続する。これにより、分岐管41の長さを短く
できる。
【0031】本実施の形態による浴室暖房システム1で
は、熱源機2に三方弁40を組み込む必要がないので、
三方弁が取り付けられていない従来の熱源機を使用で
き、且つ、三方弁40とシャワー口33との間の分岐管
長を短くできるので、より施工性に優れ低コストの浴室
暖房システムを実現できる。
【0032】次に、本発明の第3の実施の形態による浴
室暖房システム1について図4を用いて説明する。上述
の第1及び第2の実施の形態では、三方弁40を追焚き
回路に設けているため、浴槽32の湯を追焚きするか、
あるいはシャワー口33から湯を放射するかのいずれか
一方しか行えない。それに対し本実施の形態では、浴槽
32の湯の追焚きとシャワー口33から湯の放射とを同
時に行えるようにしている。
【0033】図4は、本実施の形態による浴室暖房シス
テム1の概略の構成を示している。追焚き回路の往き管
36を分岐して分岐管41を設け、往き管36と分岐管
41とに開閉弁45と開閉弁46とをそれぞれ取り付け
る。これにより、開閉弁45と開閉弁46とを同時に
「開」状態にして、浴槽32の湯の追焚きとシャワー口
33からの湯の放射とを同時に行うことができる。
【0034】本実施の形態による浴室暖房システム1で
は、2個の開閉弁を同時に「開」状態にすることによっ
て、浴槽32の湯の追焚きとシャワー口33から湯の放
射を同時に行えるので、短時間で効率よく浴室31内を
暖房することができる。
【0035】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。上記第1乃至第3の実施の形態の浴
室暖房システム1において、夏季など季節に応じて浴室
暖房を必要としない場合は、シャワーノズルを備えたシ
ャワー口33に代えて比較的大きめの管径を有する管を
接続して、当該管から浴槽32に湯を落として打たせ湯
として利用するようにしてもよい。
【0036】また、シャワー口33から湯を放射して浴
室暖房をする際、シャワーノズルが定期的に洗い場34
側に向きを変えて洗い場34の床面近傍を暖めることが
できる機構を設けてもよい。浴室暖房時に常に浴槽に放
水していると湯気は洗い場34の足元側に達し難く、洗
い場34の上下空間で温度むらが生じる可能性がある。
当該機構を取り付けることにより、洗い場34に多少の
湯を捨てることになるものの、上記温度むらを解消して
快適な浴室暖房空間が得られるようになる。
【0037】また、上記第1乃至第3の実施の形態の浴
室暖房システム1において、シャワー口33の放射方向
を手動あるいは自動で変更できるようにして、入浴後に
浴槽32の湯でシャワーを浴びられるようにしてもよ
い。
【0038】また、上記第1乃至第3の実施の形態の浴
室暖房システム1では、給湯系と暖房系、及び追焚き系
を備える熱源機2を用いているが、上記熱源機2に代え
て、給湯機能だけを有する熱源機(給湯器)、追焚き機
能だけを有する熱源機、あるいは給湯機能と追焚き機能
だけ(暖房系がない)を有する熱源機を用いることもで
きる。
【0039】給湯器を用いる場合には、浴室31の浴槽
32側の壁面に設けられたシャワー口33に給湯器の給
湯管から給湯するようにする。分岐弁として、三方弁4
0、あるいは2個の開閉弁を用いることができる。これ
により、給湯機能だけを有する給湯器を用いても、追焚
き機能を除き、通常の湯張りやシャワー口33からの湯
張り、及びシャワー口33からの注湯による浴室暖房シ
ステム1を実現でき、熱源機2を用いる場合に比べてよ
り低コストになる。
【0040】また、上記熱源機2の代わりに追焚き系だ
けを有する熱源機にも本発明を適用することができる。
浴室31の浴槽32側の壁面に設けられたシャワー口3
3に追焚き回路の往き管36に分岐弁を設けて分岐管4
1をシャワー口33に接続する。分岐弁としては三方弁
40、あるいは2個の開閉弁を用いることができる。こ
れにより、浴槽32の湯張りは別の熱源機等で行われる
ものとして、追焚き系だけを有する熱源機で浴室暖房シ
ステム1を実現でき、熱源機2を用いる場合に比べてよ
り低コストになる。
【0041】同様にして、熱源機2から暖房系を取り外
して給湯系及び追焚き系だけを有する熱源機を用いても
本発明の浴室暖房システム1を実現することができる。
【0042】また、シャワー口33から高温の湯を放射
している際に、誤って人が浴槽32に入ることは好まし
くない。そのため、シャワー口33から放射される湯の
温度が例えば45℃程度の比較的低温になるような安全
機構を設けるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、注湯口が
浴槽に向けられたシャワー口を浴室に設け、かつ、追焚
き回路の往き管に分岐弁を設け、分岐弁からシャワー口
に分岐管を接続し、追焚き回路で加熱された浴槽の湯を
シャワー口から浴槽に向けて放射できるので、湯を無駄
に捨てることなく安価で施工性に優れた浴室暖房システ
ムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による浴室暖房シス
テムの概略の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による浴室暖房シス
テムの熱源機の概略の構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による浴室暖房シス
テムの概略の構成を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態による浴室暖房シス
テムの概略の構成を示す図である。
【図5】従来の給湯系と暖房系、及び追焚き系を備える
熱源機、この熱源機によって湯張り、追焚きをする浴
槽、及び浴室などの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 浴室暖房システム 2 熱源機 3 本体ケーシング 5 給湯バーナケース 6 暖房バーナケース 7、17 排気口 8 給湯バーナ 9 給湯熱交換器 10、20 給水管 12、22 出湯管 13 給湯管 15 注湯電磁弁 16 給湯燃焼ファン 18 暖房バーナ 19 暖房熱交換器 23 追焚き熱交換器 26 給湯燃焼ファン 27 浴室リモコン 27a 追焚きシャワーボタン 31 浴室 32 浴槽 33 シャワー口 34 洗い場 35 循環金具 36 往き管 37 戻り管 38 往復管 39 風呂ポンプ 40 三方弁 41 分岐管 45、46 開閉弁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽内の湯を加熱して循環させる追焚き回
    路が組み込まれた追焚き系を有する熱源機であって、 前記追焚き回路は、循環する湯の少なくとも一部を放射
    するシャワー口に供給する分岐弁を有していることを特
    徴とする熱源機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱源機において、 浴槽に湯張り用の湯を給湯する給湯系をさらに有してい
    ることを特徴とする熱源機。
  3. 【請求項3】浴槽に湯張り用の湯を給湯する給湯管を有
    する熱源機であって、 前記給湯管は、前記湯の少なくとも一部を放射するシャ
    ワー口に供給する分岐弁を有していることを特徴とする
    熱源機。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱
    源機において、 放熱器に温水を供給する暖房系をさらに有していること
    を特徴とする熱源機。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱
    源機において、 前記分岐弁は三方弁であることを特徴とする熱源機。
  6. 【請求項6】少なくとも浴槽内の湯を加熱して循環させ
    る追焚き回路が組み込まれた追焚き系を有する熱源機
    と、 前記追焚き回路に設けられた分岐弁と、 前記浴槽に注湯口が向けられたシャワー口と、 前記分岐弁から前記シャワー口に接続された分岐管とを
    有することを特徴とする浴室暖房システム。
  7. 【請求項7】少なくとも浴槽内の湯を加熱して循環させ
    る追焚き回路が組み込まれた追焚き系を有する熱源機
    と、 前記浴槽に注湯口が向けられたシャワー口と、 前記熱源機と前記シャワー口との間に設けられた分岐弁
    と、 前記分岐弁から前記シャワー口に接続された分岐管とを
    有することを特徴とする浴室暖房システム。
  8. 【請求項8】請求項6又は7に記載の浴室暖房システム
    において、 前記分岐弁は三方弁であることを特徴とする浴室暖房シ
    ステム。
  9. 【請求項9】請求項6乃至8のいずれか1項に記載の浴
    室暖房システムにおいて、 前記注湯口は、放射した湯が前記浴槽内に落ちるように
    前記浴槽に向けて配置されていることを特徴とする浴室
    暖房システム。
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