JP2002054592A - 円筒形羽根車の駆動部 - Google Patents
円筒形羽根車の駆動部Info
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- JP2002054592A JP2002054592A JP2000239861A JP2000239861A JP2002054592A JP 2002054592 A JP2002054592 A JP 2002054592A JP 2000239861 A JP2000239861 A JP 2000239861A JP 2000239861 A JP2000239861 A JP 2000239861A JP 2002054592 A JP2002054592 A JP 2002054592A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属製のボス部をなくし、筒状のボス部13
と円板状部とを弾性体で一体に成型し、構成が簡単で安
価な円筒形羽根車の駆動部を提供する。 【解決手段】 軸方向に多数の円筒形羽根車11を連結
し、電動機17側の端部の円筒形羽根車11aを、筒状
のボス部13と、このボス部13の外周側に突出した円
板状部14とを硬質製のゴム等の弾性体によって一体に
形成し、円板状部14の外周部に金属板からなる連結板
12の内周部を埋設し、連結板12の外周部を端部の円
筒形羽根車11aの側板15の内周部の埋設する構成と
したことで、構成が簡単で容易に製作でき、かつ、電動
機側の端部に配置した前記羽根車の側板と電動機との間
に必要とされた隙間を狭くでき、外形幅が特定された送
風機本体における前記円筒形羽根車の軸方向の有効長さ
を長くし送風機能を向上させた。
と円板状部とを弾性体で一体に成型し、構成が簡単で安
価な円筒形羽根車の駆動部を提供する。 【解決手段】 軸方向に多数の円筒形羽根車11を連結
し、電動機17側の端部の円筒形羽根車11aを、筒状
のボス部13と、このボス部13の外周側に突出した円
板状部14とを硬質製のゴム等の弾性体によって一体に
形成し、円板状部14の外周部に金属板からなる連結板
12の内周部を埋設し、連結板12の外周部を端部の円
筒形羽根車11aの側板15の内周部の埋設する構成と
したことで、構成が簡単で容易に製作でき、かつ、電動
機側の端部に配置した前記羽根車の側板と電動機との間
に必要とされた隙間を狭くでき、外形幅が特定された送
風機本体における前記円筒形羽根車の軸方向の有効長さ
を長くし送風機能を向上させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、横流ファン,シ
ロッコファン等の側板間に多数の羽根車を環状に配置し
た円筒形羽根車の駆動部の改良に関するものである。
ロッコファン等の側板間に多数の羽根車を環状に配置し
た円筒形羽根車の駆動部の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特公昭53ー1483号公報に記載した
横流ファン等の円筒形羽根車の駆動部として、図1,図
2及び図3に示すように、端部に配置した円筒形羽根車
1は、環状の金属製連結板2にアルミニウム等の金属製
のボス部3の基端部を遊挿し、ボス部3と前記金属製連
結板2の内周部とを硬質のゴム等の弾性体4によって一
体に形成し、また、前記羽根車1の偏平なリング状の側
板5と、前記側板5に直交するように配設した多数の送
風用の羽根6Aとを金型によって一体に射出成型してあ
る。
横流ファン等の円筒形羽根車の駆動部として、図1,図
2及び図3に示すように、端部に配置した円筒形羽根車
1は、環状の金属製連結板2にアルミニウム等の金属製
のボス部3の基端部を遊挿し、ボス部3と前記金属製連
結板2の内周部とを硬質のゴム等の弾性体4によって一
体に形成し、また、前記羽根車1の偏平なリング状の側
板5と、前記側板5に直交するように配設した多数の送
風用の羽根6Aとを金型によって一体に射出成型してあ
る。
【0003】前記金属製連結板2の内周部及び外周部に
は、多数の抜き孔2a,2bが予め形成されており、成
型時にこれらの抜き孔2a,2bに弾性体4,側板5の
構成材料がそれぞれ充填されることで、確実に連結固着
されるようになっている。また、金属製連結板2の内周
部と外周部との間のほぼ中央部には、前記弾性体4及び
側板5が設けらていない環状部6Bが形成してある。
は、多数の抜き孔2a,2bが予め形成されており、成
型時にこれらの抜き孔2a,2bに弾性体4,側板5の
構成材料がそれぞれ充填されることで、確実に連結固着
されるようになっている。また、金属製連結板2の内周
部と外周部との間のほぼ中央部には、前記弾性体4及び
側板5が設けらていない環状部6Bが形成してある。
【0004】さらに、前記ボス部3には軸方向と直角に
ねじ孔3aが設けられており、このねじ孔3aに押付け
ねじ6をねじ嵌合させ、ボス部3に嵌合する電動機(モ
ータ)7の回転軸7aを押付けねじ6の螺合により前記
回転軸7aの外周面に押付けることで互いに固定させ、
前記電動機7の駆動によってボス部3を回転させ、全部
の円筒形羽根車を回転させるようにしている。
ねじ孔3aが設けられており、このねじ孔3aに押付け
ねじ6をねじ嵌合させ、ボス部3に嵌合する電動機(モ
ータ)7の回転軸7aを押付けねじ6の螺合により前記
回転軸7aの外周面に押付けることで互いに固定させ、
前記電動機7の駆動によってボス部3を回転させ、全部
の円筒形羽根車を回転させるようにしている。
【0005】なお、図1に示す複数の円筒形羽根車のう
ち、他端に配置したものは、電動機7の回転軸7aと対
向する軸8を外側にすると共に、多数の羽根を保持する
端板9を装着したことは、従来のものと同様である。
ち、他端に配置したものは、電動機7の回転軸7aと対
向する軸8を外側にすると共に、多数の羽根を保持する
端板9を装着したことは、従来のものと同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように構成され
た横流ファン,シロッコファン等の側板間に多数の羽根
車を環状に配置した円筒形羽根車の駆動部においては、
電動機(モータ)7の回転軸7aを嵌合するボス部3の
構成が、アルミニウム等の金属製のボス部3の基端部を
遊挿して一体成型するようにしており、成型時間が長く
なると共に、前記金属性のボス部3とした場合には、前
記ボス部3に軸方向と直角にねじ孔3aを設け、このね
じ孔3aに押付けねじ6をねじ嵌合させ、ボス部3に嵌
合する電動機7の回転軸を固定する必要があり組付け作
業が面倒になり、保守点検時における分解時等ではドラ
イバーなどの工具がないと作業ができない問題点があ
る。
た横流ファン,シロッコファン等の側板間に多数の羽根
車を環状に配置した円筒形羽根車の駆動部においては、
電動機(モータ)7の回転軸7aを嵌合するボス部3の
構成が、アルミニウム等の金属製のボス部3の基端部を
遊挿して一体成型するようにしており、成型時間が長く
なると共に、前記金属性のボス部3とした場合には、前
記ボス部3に軸方向と直角にねじ孔3aを設け、このね
じ孔3aに押付けねじ6をねじ嵌合させ、ボス部3に嵌
合する電動機7の回転軸を固定する必要があり組付け作
業が面倒になり、保守点検時における分解時等ではドラ
イバーなどの工具がないと作業ができない問題点があ
る。
【0007】また、前記金属製のボス部3は、ねじ孔3
aを設ける必要があるため、前記側板よりかなり電動機
側に突出させて配設しなければならず、前記側板と電動
機との間に相当の隙間が必要となるため、外形幅が特定
された送風機本体における前記円筒形羽根車の有効長さ
が短くならざるを得ず送風機能が低いと言う問題点があ
る。
aを設ける必要があるため、前記側板よりかなり電動機
側に突出させて配設しなければならず、前記側板と電動
機との間に相当の隙間が必要となるため、外形幅が特定
された送風機本体における前記円筒形羽根車の有効長さ
が短くならざるを得ず送風機能が低いと言う問題点があ
る。
【0008】この発明は、上記のような従来の課題を解
決するためになされたもので、この発明の目的は、円筒
形羽根車の駆動部は、金属性のボス部をなくし、筒状の
ボス部と円板状部とを弾性体で一体成型し、また、前記
ボス部にねじ孔を設けることおよびこれにねじ嵌合させ
て連結固定する押付けねじをなくすことで構成を簡単に
し、円筒形羽根車の送風機能の有効長さを長くすると共
に、保守点検作業が容易で、かつ安価に提供できるよう
にすることを目的としている。
決するためになされたもので、この発明の目的は、円筒
形羽根車の駆動部は、金属性のボス部をなくし、筒状の
ボス部と円板状部とを弾性体で一体成型し、また、前記
ボス部にねじ孔を設けることおよびこれにねじ嵌合させ
て連結固定する押付けねじをなくすことで構成を簡単に
し、円筒形羽根車の送風機能の有効長さを長くすると共
に、保守点検作業が容易で、かつ安価に提供できるよう
にすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、軸方向に多数の円
筒形羽根車を連結し、電動機側の端部に配置した前記羽
根車と、筒状のボス部の外周側に突出した円板状部とを
硬質性ゴム等の弾性体で形成し、前記円板状部の外周部
に金属またはプラスチック等からなる剛体円板の円周部
を埋設し、前記剛体円板の外周部を円筒形羽根車の側板
の内周部に埋設して構成したことを特徴としている。
に本発明の請求項1に記載の発明は、軸方向に多数の円
筒形羽根車を連結し、電動機側の端部に配置した前記羽
根車と、筒状のボス部の外周側に突出した円板状部とを
硬質性ゴム等の弾性体で形成し、前記円板状部の外周部
に金属またはプラスチック等からなる剛体円板の円周部
を埋設し、前記剛体円板の外周部を円筒形羽根車の側板
の内周部に埋設して構成したことを特徴としている。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載した円
筒形羽根車の駆動部において、前記ボス部の内周面の一
部に形成した突状部または溝部の一方に、電動機の回転
軸の外周面の一部に設けた溝部または突状部の他方を係
合させて互いに連結固定し、電動機の駆動によりボス部
を介して円筒形羽根車の全部を回転させるようにしたこ
とを特徴とする。
筒形羽根車の駆動部において、前記ボス部の内周面の一
部に形成した突状部または溝部の一方に、電動機の回転
軸の外周面の一部に設けた溝部または突状部の他方を係
合させて互いに連結固定し、電動機の駆動によりボス部
を介して円筒形羽根車の全部を回転させるようにしたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1に記載の円筒
形羽根車の駆動部において、筒状のボス部を、円筒形羽
根車の電動機側が短く、前記電動機と反対側に長く突出
させたことを特徴とする。
形羽根車の駆動部において、筒状のボス部を、円筒形羽
根車の電動機側が短く、前記電動機と反対側に長く突出
させたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
き図4,図5,図6を参照して説明する。
き図4,図5,図6を参照して説明する。
【0013】図4〜図6に示すように、この発明にかか
る円筒形羽根車の駆動部は、軸方向に多数の円筒形羽根
車11を連結し、右端部に配置した円筒形羽根車11a
に筒状のボス部13と、このボス部13の外周側に突出
した円板状部14とを硬質性ゴム或いはクロロプレン
(CRP)樹脂等の弾性体で形成し、前記円板状部14
の外周部に金属または硬質性のプラスチックなどの剛体
からなる環状の連結板12の内周部を埋設し、前記連結
板12の外周部を前記羽根車11aの側板15の内周部
に埋設してある。
る円筒形羽根車の駆動部は、軸方向に多数の円筒形羽根
車11を連結し、右端部に配置した円筒形羽根車11a
に筒状のボス部13と、このボス部13の外周側に突出
した円板状部14とを硬質性ゴム或いはクロロプレン
(CRP)樹脂等の弾性体で形成し、前記円板状部14
の外周部に金属または硬質性のプラスチックなどの剛体
からなる環状の連結板12の内周部を埋設し、前記連結
板12の外周部を前記羽根車11aの側板15の内周部
に埋設してある。
【0014】なお、前記連結板12の内周部及び外周部
には、多数の抜き孔12a,12bを予め形成し、成型
時にこれらに円板状部14と前記側板15との構成材料
をそれぞれ充填させて固着し、また、連結板12の内周
部と外周部との間の中央部には前記円板状部14と側板
15が離間して構成される環状部が形成してある。
には、多数の抜き孔12a,12bを予め形成し、成型
時にこれらに円板状部14と前記側板15との構成材料
をそれぞれ充填させて固着し、また、連結板12の内周
部と外周部との間の中央部には前記円板状部14と側板
15が離間して構成される環状部が形成してある。
【0015】前記ボス部13の内周面には外端に開口す
る突状部13aを軸方向に形成し、ボス部13の内端に
底板13bを形成し、底板13bの中心部には小孔13
cを軸方向に貫通させてある。また電動機17の回転軸
17aの外周面には切欠き溝部17bを形成し、前記突
状部13aと係合するようにボス部13内に回転軸17
aを圧入嵌合させて互いに連結固定するようにしてあ
る。
る突状部13aを軸方向に形成し、ボス部13の内端に
底板13bを形成し、底板13bの中心部には小孔13
cを軸方向に貫通させてある。また電動機17の回転軸
17aの外周面には切欠き溝部17bを形成し、前記突
状部13aと係合するようにボス部13内に回転軸17
aを圧入嵌合させて互いに連結固定するようにしてあ
る。
【0016】なお、図4に概略的に示す複数の円筒形羽
根車11のうち、他端に配置したものは、電動機17の
回転軸17aと対向する軸18を外側に突出させると共
に、多数の羽根を保持する端板19を前述した従来のも
のと同様にしてある。
根車11のうち、他端に配置したものは、電動機17の
回転軸17aと対向する軸18を外側に突出させると共
に、多数の羽根を保持する端板19を前述した従来のも
のと同様にしてある。
【0017】この発明では、軸方向に多数の円筒形羽根
車11を連結し、電動機17側の端部に配置した円筒形
羽根車11aを、筒状のボス部13とこのボス部13の
外周側に突出した円板状部14とを硬質性ゴム等の弾性
体で形成し、この円板状部14の外周部に金属性或いは
硬質性のプラスチック等の剛体の環状連結板12の円周
部を埋設し、前記連結板12の外周部を前記羽根車11
aの内周部に埋設したので、従来用いていた金属性のボ
ス部、このボス部のねじ孔、これにねじ嵌合させる押付
けねじを不要とし、構成を簡単にし、また安価に製作す
ることができる。
車11を連結し、電動機17側の端部に配置した円筒形
羽根車11aを、筒状のボス部13とこのボス部13の
外周側に突出した円板状部14とを硬質性ゴム等の弾性
体で形成し、この円板状部14の外周部に金属性或いは
硬質性のプラスチック等の剛体の環状連結板12の円周
部を埋設し、前記連結板12の外周部を前記羽根車11
aの内周部に埋設したので、従来用いていた金属性のボ
ス部、このボス部のねじ孔、これにねじ嵌合させる押付
けねじを不要とし、構成を簡単にし、また安価に製作す
ることができる。
【0018】また、筒状のボス部13の内周面の一部に
突状部13aを形成し、電動機17の回転軸17aの端
部外周面の一部に切欠き溝部17bを設け、前記突状部
13bと切欠き溝部17bとを係合させて、回転軸17
aをボス部13に嵌めることで互いに連結固定し、電動
機17の駆動により、ボス部13を介して円筒形状羽根
車11a,11の全部を回転させることが容易にしかも
確実にできる。
突状部13aを形成し、電動機17の回転軸17aの端
部外周面の一部に切欠き溝部17bを設け、前記突状部
13bと切欠き溝部17bとを係合させて、回転軸17
aをボス部13に嵌めることで互いに連結固定し、電動
機17の駆動により、ボス部13を介して円筒形状羽根
車11a,11の全部を回転させることが容易にしかも
確実にできる。
【0019】なお、図示省略したが、電動機17の回転
軸17aの外周面に突状部を形成し、ボス部の内周面に
切欠き溝部を形成して、両者を互いに係合させること
で、回転軸17aの回転をボス部を介して円筒形状羽根
車を回転させるようにしてもよい。
軸17aの外周面に突状部を形成し、ボス部の内周面に
切欠き溝部を形成して、両者を互いに係合させること
で、回転軸17aの回転をボス部を介して円筒形状羽根
車を回転させるようにしてもよい。
【0020】さらに、筒状のボス部13を、電動機17
側の端部に配置した円筒形状羽根車11aの電動機17
側が短く、電動機17側と反対側に長く突出させること
で、電動機17の本体部17cを前記羽根車11aの側
板15に近接させて、円筒形羽根車11a,11の軸方
向の長さを長くすることができ、この場合に電動機17
側の端部の円筒形羽根車11aの羽根形状のみを長くし
て形成し、外形幅が特定された送風機本体における前記
円筒形羽根車の有効長さを長くして送風量を多くし、送
風機能の向上を図ることで省エネ効果を発揮できる。
側の端部に配置した円筒形状羽根車11aの電動機17
側が短く、電動機17側と反対側に長く突出させること
で、電動機17の本体部17cを前記羽根車11aの側
板15に近接させて、円筒形羽根車11a,11の軸方
向の長さを長くすることができ、この場合に電動機17
側の端部の円筒形羽根車11aの羽根形状のみを長くし
て形成し、外形幅が特定された送風機本体における前記
円筒形羽根車の有効長さを長くして送風量を多くし、送
風機能の向上を図ることで省エネ効果を発揮できる。
【0021】なお、電動機17の回転軸17aは、前記
電動機17側の端部の円筒形羽根車11aの中心孔部に
接着剤を用いて接着したり、キーによって係合したり、
これらを併用したりして、回転軸17aから前記羽根車
11aの回転力を確実に伝達させるようにしてもよい。
電動機17側の端部の円筒形羽根車11aの中心孔部に
接着剤を用いて接着したり、キーによって係合したり、
これらを併用したりして、回転軸17aから前記羽根車
11aの回転力を確実に伝達させるようにしてもよい。
【0022】前述した説明では、横流ファンについて述
べたが、これに限定されることなくシロッコファンなど
の円筒形羽根車の駆動部にも適用できるものである。
べたが、これに限定されることなくシロッコファンなど
の円筒形羽根車の駆動部にも適用できるものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる円筒形羽根車の駆動部は、軸方向に多数の円筒形羽
根車を連結し、電動機側の端部に配置した前記羽根車
と、筒状のボス部の外周側に突出した円板状部とを硬質
性ゴム等の弾性体で形成し、前記円板状部の外周部に金
属または硬質性のプラスチックなどからなる剛体の円板
の円周部を埋設し、前記剛体の円板の外周部を円筒形羽
根車の側板の内周部に埋設して構成しているので、成型
時間が短くできると共に、ボス部に嵌合固定する電動機
の回転軸を固定する組付け作業並びに保守点検時に工具
不要で作業ができるため、作業が極めて容易にできる効
果がある。
よる円筒形羽根車の駆動部は、軸方向に多数の円筒形羽
根車を連結し、電動機側の端部に配置した前記羽根車
と、筒状のボス部の外周側に突出した円板状部とを硬質
性ゴム等の弾性体で形成し、前記円板状部の外周部に金
属または硬質性のプラスチックなどからなる剛体の円板
の円周部を埋設し、前記剛体の円板の外周部を円筒形羽
根車の側板の内周部に埋設して構成しているので、成型
時間が短くできると共に、ボス部に嵌合固定する電動機
の回転軸を固定する組付け作業並びに保守点検時に工具
不要で作業ができるため、作業が極めて容易にできる効
果がある。
【0024】請求項2の発明は、請求項1に記載の円筒
形羽根車の駆動部において、前記ボスの内周面の一部に
形成した突状部または溝部の一方に、電動機軸の外周面
の一部に設けた溝部または突状部の他方をお互いに係合
させて連結固定し、電動機の駆動によりボス部を介して
円筒形羽根車の全部を回転させるようにした構成とした
ので、電動機の駆動によって円筒形羽根車の全体を確実
に回転させることが容易にしかも確実にできる。
形羽根車の駆動部において、前記ボスの内周面の一部に
形成した突状部または溝部の一方に、電動機軸の外周面
の一部に設けた溝部または突状部の他方をお互いに係合
させて連結固定し、電動機の駆動によりボス部を介して
円筒形羽根車の全部を回転させるようにした構成とした
ので、電動機の駆動によって円筒形羽根車の全体を確実
に回転させることが容易にしかも確実にできる。
【0025】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載の円筒形羽根車の駆動部において、筒状のボス
部を、円筒形羽根車の電動機側が短く、前記電動機と反
対側に長く突出させた構成としているので、電動機側の
端部に配置した前記羽根車の側板と電動機との間に必要
とされた隙間を狭くできることで、外形幅が特定された
送風機本体における前記円筒形羽根車の軸方向の有効長
さが長くなり、送風機能が向上するという効果がある。
2に記載の円筒形羽根車の駆動部において、筒状のボス
部を、円筒形羽根車の電動機側が短く、前記電動機と反
対側に長く突出させた構成としているので、電動機側の
端部に配置した前記羽根車の側板と電動機との間に必要
とされた隙間を狭くできることで、外形幅が特定された
送風機本体における前記円筒形羽根車の軸方向の有効長
さが長くなり、送風機能が向上するという効果がある。
【0026】また、円筒形羽根車を収容する部材の長さ
を短くしたりすることができる。
を短くしたりすることができる。
【図1】従来の横流ファンの要部を示した正面図。
【図2】図1に示した横流ファンの円筒形羽根車の部分
拡大側面図。
拡大側面図。
【図3】図2に示した円筒形羽根車の要部の端面図。
【図4】この発明による円筒形羽根車の駆動部の実施形
態を示すもので、横流ファンに適用した状態の要部正面
図。
態を示すもので、横流ファンに適用した状態の要部正面
図。
【図5】図4の横流ファンの円筒形羽根車の部分拡大側
断面図。
断面図。
【図6】図5の横流ファンの円筒形羽根車の側面図。
11 円筒形羽根車 11a 電動機側の端部の円筒形羽根車 12 連結板 13 ボス部 13a 突状部 14 円板状部 15 側板 17 電動機 17a 回転軸 17b 切欠き溝部 17c 本体部
Claims (3)
- 【請求項1】 軸方向に多数の円筒形羽根車を連結し、
電動機側の端部に配置した前記羽根車と、筒状のボスの
外周側に突出した円板状部とを硬質性ゴム等の弾性体で
形成し、前記円板状部の外周部に金属またはプラスチッ
ク等からなる剛体円板の円周部を埋設し、前記剛体円板
の外周部を円筒形羽根車の側板の内周部に埋設して構成
したことを特徴とする円筒形羽根車の駆動部。 - 【請求項2】 前記ボスの内周面の一部に形成した突状
部または溝部の一方に、電動機の回転軸の外周面の一部
に設けた溝部または突状部の他方を係合させ、電動機の
駆動によりボス部を介して円筒形羽根車の全部を回転さ
せるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の円筒
形羽根車の駆動部。 - 【請求項3】 筒状のボス部を、円筒形羽根車の電動機
側が短く、前記電動機と反対側に長く突出させたことを
特徴とする請求項1または請求項2に記載の円筒形羽根
車の駆動部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000239861A JP2002054592A (ja) | 2000-08-08 | 2000-08-08 | 円筒形羽根車の駆動部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000239861A JP2002054592A (ja) | 2000-08-08 | 2000-08-08 | 円筒形羽根車の駆動部 |
Publications (1)
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Family
ID=18731333
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002054592A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MY138446A (en) * | 2003-01-29 | 2009-06-30 | Panasonic Corp | Air blowing apparatus and its installing/removing method |
-
2000
- 2000-08-08 JP JP2000239861A patent/JP2002054592A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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MY138446A (en) * | 2003-01-29 | 2009-06-30 | Panasonic Corp | Air blowing apparatus and its installing/removing method |
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