JP2002054026A - 回収ポリエステルを用いた難燃リサイクルポリエステル繊維の製造方法 - Google Patents

回収ポリエステルを用いた難燃リサイクルポリエステル繊維の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収されたポリエステル成型品と難燃性を有
するポリエステルを混合した原料を用いることで、環境
負荷を低減すると同時に難燃性を有するリサイクルポリ
エステル繊維およびそれを用いた繊維製品を安価に提供
することを目的とする。 【解決手段】 ポリエステル中のリン原子の含有量が5
00〜50,000ppmとなるように回収ポリエステ
ルとリン原子含有ポリエステルを体積比で30/70〜
70/30の割合で混合した原料を使用して、紡糸ある
いは紡糸、延伸することを特徴とする難燃リサイクルポ
リエステル繊維の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回収されたポリエ
ステルを原料とし、リン原子を含有するポリエステルを
混合することにより難燃性を付与した難燃リサイクルポ
リエステル繊維を安価に製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルは、力学的特性、耐熱性、
成形性等に優れており、繊維、フィルム、成型品等の分
野において極めて広い用途を有している。しかしなが
ら、一方でこれらポリエステル製品は、使用後廃棄、回
収され処分されるが、その際、燃焼しようとすると高熱
を発し、通常の仕様の焼却炉では焼却炉が損傷し易いな
どの問題が生じ、そのため高温耐久性に優れた焼却炉が
必要になるなどの課題がある。また、燃焼されずに廃棄
された場合には、金属の様に腐食しないために永久的に
屑として残存するため、環境保護の観点からも大きな社
会問題となっている。また、省資源の観点からも石油を
原料とするこれらプラスチック製品のリサイクルシステ
ムの構築は必要であり、回収ポリエステルのリサイクル
技術の確立は重要である。
【0003】さらに、最近ではポリ塩化ビニルのように
組成中に塩素原子を含有する高分子は言うまでもなく、
塩素原子を組成中に含有しない高分子でも燃焼時の温度
条件によっては空気中のごく微量の塩素や一緒に焼却さ
れる他の塩素含有屑の塩素と反応して内分泌撹乱化学物
質(所謂、環境ホルモン)の1種である猛毒のダイオキ
シンを発生するとの報告もあり、人体に影響を与えるこ
のような物質の発生を抑制すべく早急な対策が望まれて
いる。従って、資源の再利用、環境保護の観点から、廃
棄されたポリマー製品を回収し、再利用することが必要
であり、その中でも特に使用量が多く、今後も使用量の
増大が見込まれるポリエチレンテレフタレートを使用し
た食用液体用ボトル(以下、PETボトル)は回収再利
用する価値のある製品であり、実際に再利用され再製品
化する試みが始まっている。(特開平5−279921
号公報参照)
【0004】これら回収されたPETボトルは通常、粉
砕してフレークと呼ばれる薄片状の粗原料になる。この
状態では回収時に混入した異素材のキャップやラベルフ
ィルム、金属屑、およびその他のごみが混在しているこ
とが多い。そのため、このフレークをそのまま溶融して
繊維化すると、該回収ポリエステル中に含有される添加
物、異物等の不純物より、紡糸時において使用されるフ
ィルターに異物が詰まり著しいパック圧の上昇が生じ長
期の操業が困難となる。その対策としては、フィルター
の孔サイズを大きくすることが考えられるが、フィルタ
ーを通り抜けた異物が紡糸或いは延伸工程において糸切
れの原因となり、操業性が著しく低下するといった問題
が発生し、回収されたポリエステルをそのまま用いて汎
用性のある衣料用マルチフィラメントを製糸することは
困難である。
【0005】さらに、回収されたポリエステルはさまざ
まな種類の製品が混在している上、回収される地域によ
っても品質に差がある。そのため、固有粘度が一定とな
らず製糸時において粘度斑が大きくなり、単糸間あるい
は単糸内で物性差が生じてしまい、布帛として染色する
と染め斑が発生し原着糸あるいは芯地などの特殊用途以
外では使用出来ないといった問題がある。
【0006】近年、回収ポリエステルを再溶融してリサ
イクルポリエステル繊維として再生する試みは活発にな
りつつあるが、いずれも汎用のポリエステル繊維である
ため、その用途は限定されてしまう。消費者のニーズの
多様化する中、環境低負荷商品はもちろんのこと、それ
らに機能性を付与した商品は多方面から望まれており、
リサイクルポリエステル繊維に機能性を付与した繊維製
品の提供は消費者の多用なニーズに応えるものである。
【0007】中でも、防災に対する消費者の意識の向
上、あるいは法規制の強化から、難燃性への関心は年々
高まりつつあり、特に病院、旅館、ホテル、福祉施設、
劇場等の公共施設、で使用されるカーテンや輸送機関で
使用される椅子張り等の繊維製品には防災対策として難
燃性を有する繊維を使用することが必須となってきてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
克服し、回収されたポリエステル成型品と難燃性を有す
るポリエステルを混合した原料を用いることで、環境負
荷を低減すると同時に難燃性を有するリサイクルポリエ
ステル繊維およびそれを用いた繊維製品を安価に提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成するために鋭意検討を重ねた結果、回収ポリエステル
にリン原子を特定量含有するポリエステルを適量混合す
ることにより難燃性を有するリサイクルポリエステル繊
維を安価にかつ品質良く製造することが可能であること
を見出した。前記課題を解決するための手段、即ち本発
明は、ポリエステル中のリン原子の含有量が500〜5
0,000ppmとなるように回収ポリエステルとリン
原子含有ポリエステルを体積比で30/70〜70/3
0の割合で混合した原料を用いて、紡糸あるいは紡糸、
延伸することを特徴とする難燃リサイクルポリエステル
繊維の製造方法であり、
【0010】その第2は回収ポリエステルとリン原子含
有ポリエステルをそれぞれチップまたはフレークの状態
で混合する請求項1記載の難燃リサイクルポリエステル
繊維の製造方法であり、
【0011】その第3は回収ポリエステルとリン原子含
有ポリエステルを溶融混練した後チップ化した原料を使
用する請求項1記載の難燃リサイクルポリエステル繊維
の製造方法であり、
【0012】その第4は回収ポリエステルとリン原子含
有ポリエステルを溶融紡糸時にそれぞれ押出機のスクリ
ューフィード口へ一定比率で混合しながら供給し紡糸す
る請求項2記載の難燃リサイクルポリエステル繊維の製
造方法であり、
【0013】その第5はリン原子含有ポリエステルが下
記一般式(1)および/または(2)で示されるリン化
合物を添加して得られる共重合ポリエステルである請求
項1〜4記載の難燃リサイクルポリエステル繊維の製造
方法であり、
【化2】 (上記式中、R1は1価のエステル形成性官能基であ
り、R2、R3は同じか又は異なる基であって、それぞれ
ハロゲン原子、炭素数1〜10個の炭化水素基、R 1
り選ばれ、Aは2価もしくは3価の有機残基を表す。ま
た、n1は1又は2であり、n2、n3はそれぞれ0〜4
の整数を表す。さらに、R4、R7はそれぞれ炭素数が1
〜21のアルキル基、アリール基、モノヒドロキシアル
キル基または水素原子、R5は炭素数が1〜6のアルキ
ル基またはアリール基、R6は炭素数が1〜10のアル
キレン基を表す。)
【0014】その第6は回収ポリエステルまたは回収ポ
リエステルと難燃ポリエステルの混合物が押出機に供給
される以前に5〜40μmの平均ポアサイズを有する金
属不織布フィルターにより溶融濾過される請求項1〜5
記載の難燃リサイクルポリエステル繊維の製造方法であ
る。
【0015】以下本発明について詳細に説明する。本発
明における回収ポリエステルとは、主に食用液体用のボ
トルを原料とする回収ポリエステルを対象としている。
一般のボトル用ポリエステルは耐久強度の要求から一般
衣料繊維用樹脂に比べ重合度が高く、繊維に再生する際
に加熱溶融しても衣料用繊維として要求される重合度を
十分維持できることからボトル用ポリエステルを用いる
ことが好適である。
【0016】繊維性能を維持し、工業的生産を可能にす
るためには、ポリエステル以外の不純物を可能な限り除
去することが必須であり、分別回収されたポリエステル
ボトルを原料とする必要がある。しかしながら、食用液
体用のボトルは加熱滅菌された液体を封入するため、ボ
トル口栓部分にはある程度の耐熱性が要求される。この
ため、ポリエステルボトルの口栓部分は異素材を用いる
ことが多く、さらにはポリエステル以外の材料で積層さ
れたボトルもあり、ポリエステルボトルを原料とする以
上、これらの異素材を完全に除去することは困難であ
る。さらに、ボトルには金属性のキャップや異素材のラ
ベルフィルムが使用されているものもあり、分別されず
に回収された場合に、フレーク中に混入することもあ
る。しかしながら、回収ポリエステルをチップ化する際
にフィルターを通すことでこれらの異素材をある程度除
去することは可能であり、さらにその方法を工夫すれば
衣料用繊維の製糸に十分使用可能な原料を得ることがで
きる。
【0017】
【発明の実施形態】本発明の回収ポリエステルとは食用
液体用ポリエステルボトルの回収品を指し、以下の有機
および/または無機系不純物のいずれかを含有するもの
である。
【0018】ここで言う有機不純物とは、ポリアミド、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポ
リ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、スチレンブタジエンゴ
ム、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレンおよびこれ
らの熱分解物さらには副生成物であり、無機不純物とは
Si、Ca、Na、Fe、Al、Sb、Co、Ge、
K、Cr、Ti等の元素を含む無機物である。
【0019】また、本発明におけるポリエステルとは、
テレフタル酸またはナフタレンジカルボン酸を主たる酸
成分とし、少なくとも一種のグリコール、好ましくはエ
チレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコールから選ばれた少なくとも一種のアルキ
レングリコールを主たるグリコール成分とするポリエス
テルを対象とする。また、テレフタル酸成分、またはナ
フタレンジカルボン酸成分の一部を他の二官能性カルボ
ン酸成分で置き換えたポリエステルであってもよく、お
よび/またはグリコール成分の一部を主成分以外の上記
グリコールもしくは他のジオール成分で置き換えたポリ
エステルであってもよい。ジカルボン酸としては、蓚
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デ
カンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、テトラデカ
ンジカルボン酸、ヘキサデカンジカルボン酸、1,3ー
シクロブタンジカルボン酸、1,3ーシクロペンタンジ
カルボン酸、1,2ーシクロヘキサンジカルボン酸、1,
3ーシクロヘキサンジカルボン酸、1,4ーシクロヘキサ
ンジカルボン酸、2,5ーノルボルナンジカルボン酸、
ダイマー酸などに例示される飽和脂肪族ジカルボン酸ま
たはこれらのエステル形成性誘導体、フマル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸などに例示される不飽和脂肪族ジカル
ボン酸またはこれらのエステル形成性誘導体、オルソフ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、5ー(アルカリ
金属)スルホイソフタル酸、ジフェニン酸、1,3ーナ
フタレンジカルボン酸、1,4ーナフタレンジカルボン
酸、1,5ーナフタレンジカルボン酸、2,6ーナフタレ
ンジカルボン酸、2,7ーナフタレンジカルボン酸、
4、4'ービフェニルジカルボン酸、4、4'ービフェニ
ルスルホンジカルボン酸、4、4'ービフェニルエーテ
ルジカルボン酸、1,2ービス(フェノキシ)エタンー
p,p'ージカルボン酸、パモイン酸、アントラセンジカ
ルボン酸などに例示される芳香族ジカルボン酸またはこ
れらのエステル形成性誘導体が挙げられ、これらのジカ
ルボン酸のうちテレフタル酸およびナフタレンジカルボ
ン酸とくに2,6ーナフタレンジカルボン酸が好まし
い。これらジカルボン酸以外の多価カルボン酸として、
エタントリカルボン酸、プロパントリカルボン酸、ブタ
ンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、トリメリット
酸、トリメシン酸、3、4、3'、4'ービフェニルテト
ラカルボン酸、およびこれらのエステル形成性誘導体な
どが挙げられる。グリコールとしてはエチレングリコー
ル、1、2ープロピレングリコール、1、3ープロピレ
ングリコール、ジエチレングリ コール、トリエチレン
グリコール、1、2ーブチレングリコール、1、3ーブ
チレングリコール、2、3ーブチレングリコール、1,
4ーブチレングリコール、1、5ーペンタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,6ーヘキサンジオール、
1,2ーシクロヘキサンジオール、1,3ーシクロヘキサ
ンジオール、1,4ーシクロヘキサンジオール、1,2ー
シクロヘキサンジメタノール、1,3ーシクロヘキサン
ジメタノール、1,4ーシクロヘキサンジメタノール、
1,4ーシクロヘキサンジエタノール、1,10ーデカメ
チレングリコール、1、12ードデカンジオール、ポリ
エチレングリコール、ポリトリメチレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコールなどに例示される脂肪族グ
リコール、ヒドロキノン、4, 4'ージヒドロキシビス
フェノール、1,4ービス(βーヒドロキシエトキシ)
ベン ゼン、1,4ービス(βーヒドロキシエトキシフェ
ニル)スルホン、ビス(p−ヒドロキシフェニル)エー
テル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス
(p−ヒドロキシフェニル)メタン、1、2ービス(p
−ヒドロキシフェニル)エタン、ビスフェノールA、ビ
スフェノールC、2,5ーナフタレンジオール、これら
のグリコールにエチレンオキシドが付加したグリコー
ル、などに例示される芳香族グリコールが挙げられ、こ
れらのグリコールのうちエチレングリコールおよび1,
4ーブチレングリコールが好ましい。これらグリコール
以外の多価アルコールとして、トリメチロールメタン、
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール、グリセロール、ヘキサントリオール
などが挙げられる。ヒドロキシカルボン酸としては、乳
酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、ヒドロキシ酢酸、3
ーヒドロキシ酪酸、p−ヒドロキシ安息香酸、pー(
2ーヒドロキシエトキシ)安息香酸、4ーヒドロキシシ
クロヘキサンカルボン酸、またはこれらのエステル形成
性誘導体などが挙げられる。環状エステルとしては、ε
-カプロラクトン、β-プロピオラクトン、β-メチル-β
-プロピオラクトン、δ-バレロラクトン、グリコリド、
ラクチドなどが挙げられる。 多価カルボン酸もしくは
ヒドロキシカルボン酸のエステル形成性誘導体として
は、これらのアルキルエステル、酸クロライド、酸無水
物などが挙げられる。本発明においては、上記のジカル
ボン酸成分とジオール成分から構成されるポリエステル
は、その繰り返し単位の80モル%以上がエチレンテレ
フタレート単位またはエチレンナフタレートであること
が特に好ましい。
【0020】本発明においては、ポリエステル中のリン
原子の含有量が1,500〜50,000ppmとなる
ように回収ポリエステルとリン原子含有ポリエステルを
体積比で30/70〜70/30の割合で混合した原料
を使用して、紡糸あるいは紡糸、延伸することが必要で
あるが、回収ポリエステルとリン原子有ポリエステルを
混合した後のポリエステル中のリン原子の含有量は50
0〜50,000ppmであることが望ましい。リン原
子含有量が500ppm未満であると難燃性能が低く、
逆に、50,000ppmを超えると、リン原子を含有
する化合物の共重合量を多くする必要があり、その結
果、ポリマーの融点が著しく低下し、紡糸が困難となる
ばかりか繊維強度も低下するため好ましくない。より好
ましくは1,500〜30,000ppmである。
【0021】また、回収ポリエステルとリン原子を含有
するポリエステルの混合比は体積比で30/70〜70
/30であることが必要であるが、回収ポリエステルの
混合割合が30%未満であると回収ポリエステルの使用
率が低く、回収ポリエステルを使用することにより環境
負荷を少なくするという本発明の目的を十分満足すると
は言えず好ましくない。逆に70%を超えるとリン原子
を含有するポリエステルの使用率が低くなり、さらには
リン原子の含有量を多くする必要があるため回収ポリエ
ステルとの融点差が大きくなることから、回収ポリエス
テルと混合する際に均一混合が困難なるため好ましくな
い。より好ましくは40/60〜60/40である。
【0022】回収ポリエステルとリン原子を含有するポ
リエステルとの混合方法は、フレーク状の回収ポリエス
テルに直接リン原子を含有するポリステルを混合する方
法が最も簡便であるが、それぞれの原料の形状が異なる
ため混合には十分な攪拌が必要である。従って、混合状
態を均一化するという観点では、フレーク状の回収ポリ
エステルを溶融した後、チップ化し、リン原子を含有す
るポリエステルチップと混合することは好ましく、それ
らを溶融混練しながら混合し、チップ化した後紡糸に供
することはさらに好ましい。また、押出機のスクリュー
フィード口にそれぞれの原料を一定比率で混合しながら
供給することによって均一混合させる方法も採用するこ
とができる。
【0023】さらに、回収ポリエステルに混入した異物
を除去する目的で回収ポリエステルまたは回収ポリエス
テルと難燃ポリエステルの混合物が押出機に供給される
以前に5〜40μmの平均ポアサイズを有する金属不織
布フィルターにより濾過することが必要である。フィル
ターの平均ポアサイズが5μ未満であるとフィルターの
異物捕集率が高く、異物除去の観点では好ましいが、フ
ィルターでの圧力上昇が著しくフィルター交換を頻繁に
行う必要があり、効率が低いと共にポリマーのロスも多
くなり好ましくない。逆に40μmを超えると、異物捕
集の効果が低く、十分な異物の除去ができないため、捕
集されなかった異物が紡糸工程での断糸やノズルパック
圧上昇を引き起こし好ましくない。より好ましくは10
〜30μmである。
【0024】本発明において使用されるリン原子を含有
するポリステルは、上記一般式(1)および/または
(2)で示されるリン化合物を添加して得られる共重合
ポリエステルであり、リン原子がポリエステルの側鎖に
導入されても主鎖中に導入されても構わない。但し、耐
アルカリ加水分解性の点ではリン原子がポリエステルの
側鎖に導入される一般式(1)を使用することが好まし
い。
【0025】更に、一般式(1)の化合物の具体的な化
合物としては下記a〜βの化合物が挙げられる。
【0026】
【化3】
【0027】
【化4】
【0028】
【化5】
【0029】
【化6】
【0030】
【化7】
【0031】
【化8】
【0032】また、本発明における難燃リサイクルポリ
エステル繊維の製造に際して用いられる難燃性を有する
共重合ポリエステルは、例えば特公昭55−41610
号公報に記載されるような公知の方法で重合することが
できる。該共重合ポリエステルを回収ポリエステルと混
合した後、あるいは混合しながら溶融押出機に供給し、
加熱溶融しながら260〜290℃に加熱された紡糸口
金より吐出し、引取り速度1000〜5000m/分の
範囲で溶融紡糸した後、一旦捲取るか、あるいは一旦捲
取ることなく連続して延伸を行い、完成糸を得ることが
できる。
【0033】尚、該完成糸の断面形状は丸だけでなく三
角、中空、多葉あるいはその他の異形であっても構わな
い。さらには、使用するポリマーに難燃性以外の、抗菌
性、吸湿性、吸水性、発熱性、高発色性、蓄熱性、防汚
性、制電性等の機能性を有する種々の機能剤および共重
合物や他のポリマーを添加することが可能であり、さら
には艶消し剤や、染色改良剤、顔料、蛍光増白剤、微細
孔形成材、紫外線吸収剤等を単独若しくは複数添加する
ことも可能である。
【0034】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。な
お、本発明における操業性および糸の特性値は以下の方
法で測定した。
【0035】(製糸操業性)製糸操業性の評価は操業が
困難なものを×、操業可能だが糸切れが多いものを△、
糸切れが少なく操業が良好なものを○として判定した。
【0036】(難燃性評価)消防安第65号に準拠して
限界酸素指数(LOI)で評価した。
【0037】(力学的特性)テンシロン(オリエンテッ
ク社製)を用いて測定長200mm、クロスヘッドスピ
ード200mm/分にて最大強度(DT)および最大強
度を示す伸度(DE)を5回測定し、その平均値で評価
した。
【0038】(実施例1)回収された後、粉砕された食
用液体用PETボトルフレークとテレフタル酸をカルボ
ン酸成分とし、エチレングリコールをグリコール成分と
して、前記のリン化合物(s)をリン原子含有量が1
2,000ppmとなるよう共重合させたリン原子含有
共重合ポリエステルチップを50/50の体積比率で混
合し、溶融した後、20μmの平均ポアサイズを有する
金属不織布フィルターを通過させチップ化した。その
後、加熱真空乾燥を行い、溶融押出紡糸機に供給し、
0.4mmの孔径を有する24個の吐出孔を持つ紡糸口
金から紡糸温度270℃、引取り速度3000m/分で溶
融紡糸し、引き続き90℃に加熱されたホットローラー
および150℃に加熱されたホットローラーを通過させ
1.72倍の延伸倍率で延伸して84デシテックス24
フィラメントの延伸糸を得た。製糸工程での糸切れはほ
とんどなく操業性は良好であった。さらに、得られた延
伸糸は難燃特性および力学的特性に優れていた。
【0039】(実施例2)回収された後、粉砕された食
用液体用PETボトルフレークを溶融し、20μmの平
均ポアサイズを有する金属不織布フィルターを通過させ
濾過した後チップ化した。その後、12,000ppm
のリン原子を含有するポリエチレンテレフタレートチッ
プと60/40の体積比率で混合した原料を用いて、引
取り速度1500m/分で溶融紡糸し一旦捲取った後、8
0℃に加熱されたホットローラーおよび150℃に加熱
されたホットプレートを通過させ3.05倍の延伸倍率
で延伸して84デシテックス24フィラメントの延伸糸
を得た以外は実施例1と同法にて延伸糸を得た。製糸工
程での糸切れはほとんどなく操業性は良好であった。さ
らに、得られた糸は難燃特性および力学的特性に優れて
いた。
【0040】(実施例3)回収された後、粉砕された食
用液体用PETボトルフレークを溶融し、20μmの平
均ポアサイズを有する金属不織布フィルターを通過させ
濾過した後チップ化した。その後、12,000ppm
のリン原子を含有するポリエチレンテレフタレートチッ
プと40/60の体積比率で混合しながら押出機のスク
リューフィード口に供給し溶融紡糸した以外は実施例1
と同法にて延伸糸を得た。製糸工程での糸切れはほとん
どなく操業性は良好であった。さらに、得られた糸は難
燃特性および力学的特性に優れていた。
【0041】(実施例4)回収された後、粉砕された食
用液体用PETボトルフレークを溶融しながら20μm
の平均ポアサイズを有する金属不織布フィルターを通過
させ濾過した後チップ化した後、12,000ppmの
リン原子を含有するポリエチレンテレフタレートチップ
と50/50の体積比率で混合し、さらに溶融混練して
チップ化した。得られたチップを溶融押出機に供給し、
0.14mmの孔径を有する216個の吐出孔を持つ紡
糸口金から紡糸温度270℃、引取り速度2600m/分
で溶融紡糸し、引き続き90℃に加熱されたホットロー
ラーおよび150℃に加熱されたホットローラーを通過
させ1.58倍の延伸倍率で延伸して100デシテック
ス216フィラメントの延伸糸を得た。製糸工程での糸
切れはほとんどなく操業性は良好であった。さらに、得
られた延伸糸は難燃特性および力学的特性に優れてい
た。
【0042】(比較例1)回収された後、粉砕された食
用液体用PETボトルフレークと1,000ppmのリ
ン原子を含有するポリエチレンテレフタレートチップを
60/40の体積比率で混合した原料を用いた以外は実
施例1と同法にて延伸糸を得た。製糸工程での糸切れは
ほとんどなく操業性は良好であったが、難燃特性に劣っ
ていた。
【0043】(比較例2)回収された後、粉砕された食
用液体用PETボトルフレークと60,000ppmの
リン原子を含有するポリエチレンテレフタレートチップ
を90/10の体積比率で混合した以外は実施例1と同
法にて延伸糸を得た。製糸工程での糸切れが多く、難燃
特性にバラツキがあった。さらに、力学的特性も劣って
いた。
【0044】(比較例3)回収された後、粉砕された食
用液体用PETボトルフレークと75,000ppmの
リン原子を含有するポリエチレンテレフタレートチップ
を30/70の体積比率で混合した以外は実施例1と同
法にて延伸糸を得た。難燃特性は優れていたが、製糸工
程での糸切れが多く、操業困難であった。さらに得られ
た糸の力学的特性も劣っていた。
【0045】
【表1】 1)P:リン原子、2)DT:最大強度、3)DE:最
大強度を示す伸度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D01F 6/84 307 D01F 6/84 307Z // B29K 67:00 B29K 67:00 Fターム(参考) 4F301 AA25 BC02 BC13 BC25 BC75 BD08 BD29 BF32 4J002 CF05W CF06W CF08W CF15X GK01 4J029 AA03 AA05 AC02 BA03 BA04 BA05 BH03 CB06A CC05A CC06A CH03 DC05 FA01 FA19 HB01 HB02 HB03A 4L035 AA02 AA05 AA06 BB33 BB77 BB89 BB91 EE08 EE14 EE20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル中のリン原子の含有量が5
    00〜50,000ppmとなるように回収ポリエステ
    ルとリン原子含有ポリエステルを体積比で30/70〜
    70/30の割合で混合した原料を用いて、紡糸あるい
    は紡糸、延伸することを特徴とする難燃リサイクルポリ
    エステル繊維の製造方法。
  2. 【請求項2】 回収ポリエステルとリン原子含有ポリエ
    ステルをそれぞれチップまたはフレークの状態で混合す
    る請求項1記載の難燃リサイクルポリエステル繊維の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 回収ポリエステルとリン原子含有ポリエ
    ステルを溶融混練した後チップ化した原料を使用する請
    求項1記載の難燃リサイクルポリエステル繊維の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 回収ポリエステルとリン原子含有ポリエ
    ステルを溶融紡糸時にそれぞれ押出機のスクリューフィ
    ード口へ一定比率で混合しながら供給し紡糸する請求項
    2記載の難燃リサイクルポリエステル繊維の製造方法。
  5. 【請求項5】 リン原子含有ポリエステルが下記一般式
    (1)および/または(2)で示されるリン化合物を添
    加して得られる共重合ポリエステルである請求項1〜4
    記載の難燃リサイクルポリエステル繊維の製造方法。 【化1】 (上記式中、R1は1価のエステル形成性官能基であ
    り、R2、R3は同じか又は異なる基であって、それぞれ
    ハロゲン原子、炭素数1〜10個の炭化水素基、R 1
    り選ばれ、Aは2価もしくは3価の有機残基を表す。ま
    た、n1は1又は2であり、n2、n3はそれぞれ0〜4
    の整数を表す。さらに、R4、R7はそれぞれ炭素数が1
    〜21のアルキル基、アリール基、モノヒドロキシアル
    キル基または水素原子、R5は炭素数が1〜6のアルキ
    ル基またはアリール基、R6は炭素数が1〜10のアル
    キレン基を表す。)
  6. 【請求項6】 回収ポリエステルまたは回収ポリエステ
    ルと難燃ポリエステルの混合物が押出機に供給される以
    前に5〜40μmの平均ポアサイズを有する金属不織布
    フィルターにより溶融濾過される請求項1〜5記載の難
    燃リサイクルポリエステル繊維の製造方法。
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