JP2002053890A - 導電性潤滑グリースおよび導電性転がり軸受 - Google Patents

導電性潤滑グリースおよび導電性転がり軸受

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転がり軸受の使用中に経時的に導電性が低下
しないようにすることであり、またこのような課題を確
実に解決するために、転がり軸受内部のグリースの流動
性を充分に高めることである。 【解決手段】 体積抵抗率が5×105 Ω・cm以下で
あり、かつ混和ちょう度(JIS K2220)が25
0〜350となるように、粒子径300〜800Åでフ
タル酸ジブチルの吸油量が50〜300ml/100g
の導電性カーボンを20〜40重量%配合し、かつ分散
助剤としてリチウム石鹸を2〜10重量%配合した導電
性潤滑グリースとする。また、この導電性潤滑グリース
を転がり軸受内の空間容積の25〜45%封入した導電
性転がり軸受とする。上記した導電性転がり軸受は、電
子写真装置の感光ドラム支持用転がり軸受に適用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、転がり軸受に導
電性を持たせるための導電性潤滑グリースおよび導電性
転がり軸受並びに電子写真装置の感光ドラム支持用転が
り軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真装置を用いた複写機や
印刷機(プリンター)などには、感光ドラムなどを回転
自在に支持するためにロール用軸受が使用されている。
【0003】感光ドラムは、表面に静電荷潜像を形成
し、これにトナーを帯電付着させて転写するものであ
り、軸受が帯電すると感光ドラムを帯電させる電荷や付
着しているトナーに悪影響を及ぼして画像を乱すので、
アース機構を必要とするものである。
【0004】通常のアース機構としては、ロール端面か
ら静電気を逃す構造が一般的であるが、このようにする
と部品点数が増加するので好ましくなく、できれば通電
可能な導電性転がり軸受を採用して電荷を外部に放電さ
せ、アースすることが好ましい。
【0005】このような要望を満足させるために、転が
り軸受用の導電性グリース、導電性シール、その他の通
電性のある部品を装着した導電性転がり軸受を用いる技
術が知られている。
【0006】転がり軸受内に充填する導電性のグリース
としては、特開昭47−21402号公報に潤滑グリー
スに粒子径50μm以下のカーボンブラックを1〜50
重量%添加した導電性のグリースが開示されている。
【0007】また、ベースオイル中に、粒子径100〜
300Åの中空粒子からなるカーボンブラックを8〜1
2重量%配合することによって増ちょうさせた電導性グ
リース(導電性グリースに同じ。)が、特公昭63−2
4038号公報に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の導電性グリースは、転がり軸受を長時間(例えば70
0〜800時間)使用した時に導電性が徐々に低下する
(電気抵抗値が増加する。)という問題点があった。
【0009】このような問題が生じる原因としては、転
がり軸受内部のグリースが充分に流動せず、またグリー
ス中における導電材が徐々に局在化して電気抵抗値が大
きくなるためと考えられる。
【0010】そこで、本願の導電性グリースに係る発明
の課題は、上記した問題点を解決して、導電性グリース
の使用中、経時的に導電性を低下させないことであり、
またこのような課題を確実に解決するために、グリース
の流動性および導電性を充分に高めることである。
【0011】また、本願の導電性転がり軸受に係る発明
の課題は、前記した問題点を解決して、転がり軸受の使
用中に経時的に導電性が低下しないようにすることであ
り、またこのような課題を確実に解決するために、転が
り軸受内部のグリースの流動性を充分に高め、経時的に
均質性を維持できる導電性転がり軸受にすることであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の発明の課題を解決
するため、本願の導電性グリースに係る発明において
は、体積抵抗率が5×105 Ω・cm以下であり、かつ
混和ちょう度(JISK2220)が250〜350と
なるように、導電性カーボンを20〜40重量%配合し
てなる導電性潤滑グリースとしたのである。
【0013】潤滑グリースを所定体積抵抗率に調整し、
かつこれを所定の混和ちょう度に調整すると、せん断力
を受けた潤滑グリースがよく流動するようになり、転が
り接触面に導電性潤滑グリースが継続的かつ多量に介在
するようになるから、グリースを封入した部品の経時的
な導電性の変化が小さくなる。
【0014】また、混和ちょう度を250〜350とす
る数値限定理由は、所定範囲未満の混和ちょう度では、
流動性が低くてチャネリング性が高く、いわゆるグリー
ス溝が形成されやすくなって、転がり接触面に充分に供
給され難くなるからであり、所定範囲を超えて流動性の
高い混和ちょう度では、流動性が高すぎて転がり軸受か
ら漏れやすくなるからである。
【0015】また、潤滑グリースに導電性カーボンを2
0〜40重量%配合することにより、カーボンの導電性
が充分に発揮されると共に、カーボンが増ちょう剤とし
ての作用をなし、上記の潤滑グリースの混和ちょう度を
所定範囲まで高める。
【0016】また、上記の導電性転がり軸受に係る発明
の課題を解決するため、導電性カーボンの分散助剤とし
て、リチウム石鹸を2〜10重量%配合してなる上記の
導電性潤滑グリースとしたのである。リチウム石鹸を所
定量配合した潤滑グリースは、潤滑グリース中で導電性
カーボンが軸受内部でよく分散する。そのため、このよ
うな導電性潤滑グリースを封入した転がり軸受は、転が
り接触面に導電性カーボンが安定して供給されるように
なり、転がり軸受を連続して回転させた場合に経時的に
導電性が低下する現象を抑制することができる。
【0017】また、導電性カーボンは、粒子径300〜
800Åであり、フタル酸ジブチル(DBP)の吸油量
50〜300ml/100gの導電性カーボンを採用す
ることが好ましい。導電性を向上させるためには、でき
るだけ多量のカーボンを添加することが好ましい。この
ような導電性カーボンの好ましい配合量は、20〜40
重量%程度である。
【0018】転がり軸受内の空間に、上記の導電性潤滑
グリースを封入してなる導電性転がり軸受すると、転が
り軸受の使用中に経時的に通電性が低下しないようにな
る。このような特性を確実に得るために、導電性潤滑グ
リースの転がり軸受内の内部空間に対する封入量は25
〜45%であることが好ましい。
【0019】また、上記導電性に優れた機能を発揮する
転がり軸受は、電子写真装置の感光ドラム支持用転がり
軸受として適用できるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の導電性潤滑グリースに
用いる基油は、特に限定することなく周知の潤滑油を1
種または2種以上混合して使用することができ、例えば
鉱油、合成炭化水素油、エステル油、エーテル油、グリ
コール系油またはアルキルシクロペンタン系油などが挙
げられる。なお、近年の複写機等の事務用機器には、ポ
リカーボネート樹脂などの樹脂部品が多用されているか
ら、これらの樹脂を損傷しない基油として、鉱油、合成
炭化水素油、またはグリコール系油を使用することが好
ましい。
【0021】このような基油の好ましい粘度(40℃)
は、10〜200mm2 /sである。上記範囲未満の低
粘度の基油では蒸発量が多くなり、寿命が短くて使用に
耐えない。また、上記所定範囲を超える高い粘度では、
転がり軸受のトルクが大きくなって、使用に耐えないも
のになる。このような理由から、より好ましい基油の粘
度範囲は、10〜100mm2 /sであり、さらに好ま
しくは20〜100mm2 /sである。
【0022】このような基油に配合する増ちょう剤は、
特に限定することなく、金属石けんなどを採用すること
もできるが、できれば増ちょう剤としてカーボンブラッ
クを採用することが導電性を充分に高めるために好まし
い。
【0023】グリースに所要の導電性を付与するために
添加される導電性カーボンは、粒子径300〜800Å
のものが好ましく、フタル酸ジブチル(DBP)の吸油
量50〜300ml/100gの導電性カーボンを採用
することが好ましい。導電性グリースの導電性を向上さ
せるためには、できるだけ多量の導電性カーボンを添加
することが好ましい。また、粒子径が所定粒径の範囲よ
り小粒径で、吸油性が所定の値より大きい導電性カーボ
ンは、増ちょう性が高く、すなわち軸受内でせん断を受
けた際に増ちょう性を高くしやすく、凝集したグリース
が転走面に広がり難くなって所用の導電性が得られ難
い。このような傾向から、より好ましい導電性カーボン
は、粒子径400〜600Åであり、フタル酸ジブチル
(DBP)の吸油量50〜200ml/100gの導電
性カーボンであり、好ましい配合量は20〜40重量%
程度である。
【0024】上記の潤滑グリースは、導電性を充分に高
めるために、導電性カーボン以外にも金属粉、導電性ウ
ィスカを配合したものを採用することができる。導電性
ウィスカとしては、特にアスペクト比が10以上で体積
低効率が1×102 Ω・cm以下のウィスカを採用する
ことが好ましく、その添加量は、0.5〜10重量%で
ある。0.5重量%未満では、充分な添加効果がなく、
10重量%を超えると、軸受の音響特性(静粛性)が損な
われる可能性がある。より好ましい傾向から、0.5〜
5重量%の範囲である。
【0025】潤滑グリースに上記したような所定のアス
ペクト比のウィスカを混合して転がり軸受に封入する
と、図1(a),(b)に示すようにウィスカ1または
ウィスカ2の互いに隣り合った部分が確実に接触して三
次元方向に電気の導通路を形成するため、グリース内に
おいて任意の2面間の電気抵抗を低くして導電性を確実
に維持し、経時変化が少なくなるものと考えられる。所
定のアスペクト比のウィスカとしては、カーボンウィス
カや金属酸化物ウィスカを採用することが好ましい。
【0026】このようなウィスカは、例えば、酸化スズ
系の導電膜を形成した酸化チタンウィスカなどのよう
に、表面処理やドーピングなどによって導電化したもの
を採用できる。
【0027】因みに、図2に示す従来例のように導電材
3の各粒子同士が充分に接していなければ、任意の2面
間の電気抵抗は高くなる。
【0028】また、この発明に用いるウィスカなどの微
細な添加成分は、軸受の損傷を起こし難いものである
が、それでもできるだけ柔らかい材料であることが好ま
しく、その点からみても、カーボンウィスカは好ましい
材料である。
【0029】そして、導電性カーボンの分散助剤とし
て、リチウム石けんを2〜10重量%配合すると、カー
ボンをよく分散させて凝集を防ぎ、その導電性が充分に
発揮される。リチウム石けんの添加量が2重量%未満で
は、カーボンの凝集抑制効果がなく、10重量%を超え
て多量に配合すると、リチウム石けんが増ちょう剤とし
て機能するようになり、グリースを硬化させ(すなわ
ち、ちょう度を低下させ)て流動性を悪くするために好
ましくない。
【0030】この発明の効果を阻害しない限り、導電性
潤滑グリースには、酸化防止剤、極圧剤、摩耗抑制剤、
防錆剤、清浄分散剤などの周知の潤滑油用添加剤を添加
しても良い。
【0031】上述したように、この発明の構成要件に従
って調製された導電性潤滑グリースは、転がり軸受内の
内部空間に25〜45%封入することが好ましい。上記
所定範囲未満の少量を封入すると、転がり接触面に導電
性の増ちょう剤や添加剤が侵入しにくく、導電性が充分
に得られないからである。また、上記所定範囲を超える
多量の導電性潤滑グリースを転がり軸受内に封入する
と、グリースの流動性は大きくなって軸受の摩擦面にグ
リースが供給されやすくなるが、軸受の回転トルクは高
くなって好ましくない。
【0032】この発明における転がり軸受の形態は、特
に限定したものでなくとも良いが、たとえば複写機(デ
ジタルPPC、カラーPPC)、プリンター(カラーL
BP、カラーLED方式プリンター)などの電子写真装
置の現像部に配置される感光ドラム支持用転がり軸受は
最適なものであるといえる。
【0033】
【実施例及び比較例】[実施例1〜6、比較例1〜2]
以下に、実施例および比較例に用いた導電性潤滑グリー
スの主要材料を列記する。なお、表中で使用する略号を
[]内に示した。
【0034】グリースの基油 ・[PAO−1] ポリαオレフィン油(シンフルード
801、動粘度47mm2/s(40℃)) ・[PAO−2]ポリαオレフィン油(シンフルード4
1、動粘度17mm2/s(40℃)) 増ちょう剤 ・[C−1]導電性カーボン(三菱化学社製:#3030B、粒子径550Å) DBP吸油量:130ml/100g 窒素吸着比表面積 32m2/g ・[C−2]導電性カーボン(ケッチェンブラックEC) 粒子径300Å DBP吸油量:360ml/100g 窒素吸着比表面積 950m2/g ・[Li]ステアリン酸リチウム ウィスカ ・[G]気相法炭素繊維:昭和電工VGCF黒鉛化品
(繊維径0.15μm、繊維長10〜20μm、アスペク
ト比10〜500、短繊維比抵抗1×10-3Ω・cm) 表1に示す配合割合で基油と増ちょう剤を配合し、同表
中に示す混和ちょう度(JIS K2220)で体積抵
抗率が5×105 Ω・cm以下となるように導電性潤滑
グリースの組成を調整した。
【0035】得られた導電性潤滑グリースを深溝玉軸受
608(内径8mm、外径22mm、幅7mm)の内部
空間に表に示す量(%)だけ封入し、軸受の抵抗値の開
始時から1000時間後の経時的変化を調べた。
【0036】軸受抵抗値の経時変化の測定条件は、深溝
玉軸受608を200rpmで回転駆動される支持軸に
内輪を取り付け、4.9Nのラジアル荷重による負荷を
かけながら1000時間連続回転させ、回転開始直後と
1000時間回転後の前記軸受の絶縁抵抗値を測定し、
その結果を表中に併記した。なお、軸受の絶縁抵抗の測
定端子は、外輪および支持軸の一端に取り付けた。
【0037】
【表1】
【0038】表1の結果からも明らかなように、比較例
1は、混和ちょう度が所定範囲未満の潤滑グリースを用
いたため、転がり軸受の絶縁抵抗値が、1000時間経
過後に極めて大きくなった。また、比較例2は、軸受内
の封入量が所定量よりも少ないため、軸受の1000時
間使用後に絶縁抵抗値が20kΩという大きな値であっ
た。
【0039】これに対して、混和ちょう度250〜35
0の導電性潤滑グリースを転がり軸受の内部空間に所定
量だけ封入した導電性転がり軸受に係る発明は、転がり
軸受の回転状態で1000時間の経過時においても導電
性の経時変化が小さかった。特に、分散助剤としてリチ
ウム石けんを配合した実施例2および実施例4は、転が
り軸受の1000時間使用後の導電性がよく、経時変化
が充分に小さかった。
【0040】
【発明の効果】本願の導電性グリースに係る発明は、以
上説明したように、所定の体積抵抗率で所定混和ちょう
度の導電性潤滑グリースとしたので、導電性グリースの
流動性が充分に高まって、長期間連続的に使用しても経
時的に導電性が低下しないという利点がある。
【0041】リチウム石鹸を所定量配合した潤滑グリー
スは、潤滑グリース中で導電性カーボンが軸受内部でよ
く分散し、経時的に導電性が低下する現象を充分に抑制
することができる。
【0042】また、所定粒子径であり、DBPの吸油量
が所定範囲の導電性カーボンを採用することにより、確
実に導電性が向上し、しかも所定の混和ちょう度で経時
的に導電性が低下しない導電性潤滑グリースになる。
【0043】転がり軸受内の空間に、上記の導電性潤滑
グリースの所定量を封入した導電性転がり軸受は、転が
り軸受の使用中に経時的に導電性が低下しない特性をよ
り確実に付加することができる。
【0044】また、本願の導電性転がり軸受に係る発明
によれば、潤滑グリースに所定の体積抵抗率で所定混和
ちょう度の導電性潤滑グリースを転がり軸受の内部空間
に封入したので、転がり軸受内部のグリースの流動性が
充分に高まり、転がり軸受の長期間の使用中に経時的な
導電性の低下が防止されるという利点がある。
【0045】また、このような導電性潤滑グリースを転
がり軸受の内部空間に所定量だけ封入した導電性転がり
軸受に係る発明は、上記の利点を有すると共に、転がり
接触面に潤滑グリースの適量が常時供給されるようにな
り、転がり軸受の回転に伴う経時的な導電性の変化が充
分に小さくなるという利点がある。
【0046】上記の導電性に優れた機能を発揮する転が
り軸受は、電子写真装置の感光ドラム支持用転がり軸受
として適用できるものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の導電性潤滑グリースにおける任意の
2面間のウィスカの分散状態を示す説明図
【図2】従来例の導電性潤滑グリースにおける任意の2
面間の導電材の分散状態を示す説明図
【符号の説明】
1、2 ウィスカ 3 導電材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10N 20:00 C10N 20:00 Z 20:06 20:06 Z 30:00 30:00 Z 40:02 40:02 50:10 50:10 (72)発明者 栗村 哲弥 三重県桑名市大字東方字尾弓田3066 エヌ ティエヌ株式会社内 (72)発明者 安斉 康行 神奈川県藤沢市辻堂神台1丁目4番1号 協同油脂株式会社辻堂工場内 (72)発明者 木村 浩 神奈川県藤沢市辻堂神台1丁目4番1号 協同油脂株式会社辻堂工場内 Fターム(参考) 3J101 AA01 EA54 EA63 EA72 FA11 GA60 4H104 AA04C BB17C DA02A EA01Z EA08C EA14Z EB02 FA01 LA20 PA01 PA04 QA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体積抵抗率が5×105 Ω・cm以下で
    あり、かつ混和ちょう度(JIS K2220)が25
    0〜350となるように、導電性カーボンを20〜40
    重量%配合してなる導電性潤滑グリース。
  2. 【請求項2】 導電性カーボンの分散助剤として、リチ
    ウム石鹸を2〜10重量%配合してなる請求項1記載の
    導電性潤滑グリース。
  3. 【請求項3】 導電性カーボンが、粒子径300〜80
    0Åであり、フタル酸ジブチルの吸油量50〜300m
    l/100gの導電性カーボンである請求項1または2
    に記載の導電性潤滑グリース。
  4. 【請求項4】 転がり軸受内の空間に、請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の導電性潤滑グリースを封入してな
    る導電性転がり軸受。
  5. 【請求項5】 転がり軸受内の空間に導電性潤滑グリー
    スを封入する量が、転がり軸受内の空間容積の25〜4
    5%である請求項4に記載の導電性転がり軸受。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の導電性転がり
    軸受からなる電子写真装置の感光ドラム支持用転がり軸
    受。
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