JP2007161760A - インバータモータ用転がり軸受 - Google Patents

インバータモータ用転がり軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2007161760A
JP2007161760A JP2005356230A JP2005356230A JP2007161760A JP 2007161760 A JP2007161760 A JP 2007161760A JP 2005356230 A JP2005356230 A JP 2005356230A JP 2005356230 A JP2005356230 A JP 2005356230A JP 2007161760 A JP2007161760 A JP 2007161760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon black
less
rolling bearing
grease composition
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005356230A
Other languages
English (en)
Inventor
Koutetsu Denpo
功哲 傳寳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2005356230A priority Critical patent/JP2007161760A/ja
Publication of JP2007161760A publication Critical patent/JP2007161760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

【課題】優れた導電性を有するため帯電や電食が生じにくく、且つ、グリース組成物の漏洩が生じにくい転がり軸受を提供する。
【解決手段】深溝玉軸受の空隙部内に、ポリグリコール油と3種のカーボンブラックとを含有する導電性グリース組成物6を封入した。第一カーボンブラックは、平均一次粒径55nm、比表面積29m2 /g、DBP吸収量130ml/100gである。第二カーボンブラックは、平均一次粒径30nm、比表面積800m2 /g、DBP吸収量360ml/100gである。第三カーボンブラックは、平均一次粒径24nm、比表面積125m2 /g、DBP吸収量165ml/100gである。
【選択図】図1

Description

本発明は、インバータモータの回転支持部に使用される導電性に優れた転がり軸受に関する。
例えばエアコンディショナーのファンモータは、モータの多機能化が進んでいるため、電圧と周波数により高度な制御が可能なインバータによる制御が主流となりつつある。このようなインバータモータや、電気ノイズを発生するインバータ制御系機器の近傍に設置されるモータには、その回転支持部に転がり軸受が使用されているが、この転がり軸受は、インバータ制御回路からの高周波電流(大電流)が瞬間的に軸受内を通過することにより、電食と呼ばれる損傷を受ける場合がある。
そのため、導電性グリースを転がり軸受内部に封入して内外の軌道輪及び転動体を導電状態にするとともに、内外の軌道輪のうち一方を接地することにより、静電気を該転がり軸受から除去し(帯電を防ぐ)、且つ、瞬間的な大電流による損傷(電食)を防ぐという対策が取られている。そして、導電性グリースとしては、カーボンブラックを増ちょう剤及び導電性付与添加剤として添加したものが主流であった(例えば、特許文献1に記載のもの)。
しかしながら、このような導電性グリースを封入した転がり軸受は、初期においては優れた導電性を示す(内外の軌道輪及び転動体が導電状態となっている)ものの、導電性が経時的に低下して転がり軸受の内外輪間の電気抵抗値(以降は軸受抵抗値と記す)が大きくなることがあるという問題点があった。そして、このような現象の原因としては、以下のようなことが考えられた。
すなわち、導電性グリースは当初は転がり軸受の軌道輪の軌道面と転動体との接触面に十分に存在していて、その導電性グリース中のカーボンブラックにより、軌道輪と転動体との間の導電性が確保されるが、軌道輪と転動体との相対運動により、時間の経過とともに導電性グリースが前記接触面から排除されたり、また、カーボンブラック粒子のチェーンストラクチャーが破壊されたりするため、導電性が低下して軸受抵抗値が経時的に大きくなるという現象が生じるのである。
また、特許文献2にも記載されているように、長時間にわたって転がり軸受を回転させた場合には、転がり軸受の軌道面に生じる酸化被膜が内外輪間の電気抵抗値を上昇させるとも言われている。この対策としては、転がり軸受の転がり接触面を保護するために極圧添加剤や摩耗防止剤を用いる方法(特許文献2を参照)や、無機化合物微粒子を配合する方法(特許文献3を参照)がある。しかしながら、極圧添加剤は、一般的には高温では効果が小さい場合が多い。また、単に無機化合物微粒子を添加した場合は、グリースが経時的に硬化又は軟化したり、長期的に離油度が安定しないことが多い。
特公昭63−24038号公報 特開2002−80879号公報 特開2003−42166号公報
そこで、本発明は上記のような従来技術が有する問題点を解決し、優れた導電性を示し、且つ、グリース組成物の漏洩が生じにくい転がり軸受を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のような構成からなる。すなわち、本発明に係る請求項1のインバータモータ用転がり軸受は、内輪と、外輪と、前記内輪及び前記外輪の間に転動自在に配された複数の転動体と、前記内輪及び前記外輪の間に形成され前記転動体が配された空隙部内に封入された導電性グリース組成物と、を備え、インバータモータの回転支持部に使用される転がり軸受において、前記導電性グリース組成物は、ポリグリコール油を主成分とする基油と、2種のカーボンブラックと、を含有し、前記2種のカーボンブラックは、比表面積が20m2 /g以上80m2 /g以下の第一カーボンブラックと、比表面積が200m2 /g以上1500m2 /g以下の第二カーボンブラックであることを特徴とする。
このような構成であれば、優れた導電性を有するため帯電や電食が生じにくく、且つ、導電性グリース組成物の漏洩が生じにくい。すなわち、第一カーボンブラックにより優れた導電性が付与され、且つ、第二カーボンブラックにより導電性グリース組成物の離油が抑制される。そして、両カーボンブラックがともに含有されていることにより、カーボンブラック同士の凝集が抑制され、導電性グリース組成物に適度な流動性が付与される。
両カーボンブラックの比表面積が前記範囲内であれば、前述のような優れた効果が得られるが、第一カーボンブラックの比表面積は23m2 /g以上80m2 /g以下であることがより好ましく、23m2 /g以上60m2 /g以下であることがさらに好ましく、27m2 /g以上42m2 /g以下であることが最も好ましい。また、第二カーボンブラックの比表面積は250m2 /g以上1000m2 /g以下であることがより好ましく、320m2 /g以上1000m2 /g以下であることがさらに好ましく、370m2 /g以上1000m2 /g以下であることが最も好ましい。なお、本発明における比表面積の数値は、窒素吸着法により測定された値である。
また、本発明に係る請求項2のインバータモータ用転がり軸受は、請求項1に記載のインバータモータ用転がり軸受において、前記第一カーボンブラックのDBP吸収量は30ml/100g以上160ml/100g以下であり、前記第二カーボンブラックのDBP吸収量は80ml/100g以上500ml/100g以下であることを特徴とする。
第一カーボンブラックのDBP吸収量が30ml/100g未満であると、第一カーボンブラックの導電性グリース組成物中への分散性が不十分となりやすく、160ml/100gを超えると、カーボンブラック同士の凝集を防止する効果が低くなる。このような問題がより生じにくくするためには、第一カーボンブラックのDBP吸収量は、50ml/100g以上160ml/100g以下であることがより好ましく、60ml/100g以上150ml/100g以下であることがさらに好ましく、67ml/100g以上140ml/100g以下であることが最も好ましい。
また、第二カーボンブラックのDBP吸収量が80ml/100g未満であると、基油の漏洩等が生じやすくなり、500ml/100gを超えると、カーボンブラック同士が凝集する傾向が強くなる。このような問題がより生じにくくするためには、第二カーボンブラックのDBP吸収量は、90ml/100g以上450ml/100g以下であることがより好ましく、100ml/100g以上400ml/100g以下であることがさらに好ましく、140ml/100g以上360ml/100g以下であることが最も好ましい。
さらに、本発明に係る請求項3のインバータモータ用転がり軸受は、請求項1又は請求項2に記載のインバータモータ用転がり軸受において、前記第一カーボンブラックと前記第二カーボンブラックとの質量比は、25:75以上95:5以下であり、前記第一カーボンブラックと前記第二カーボンブラックとの合計の含有量は、前記導電性グリース組成物の1.5質量%以上20質量%以下であることを特徴とする。
このような構成であれば、両カーボンブラックの特性のバランスがとれて、導電性グリース組成物の導電性及び流動性が良好となる。また、転がり軸受からの漏洩や基油の離油が生じにくくなる。
第一カーボンブラックと第二カーボンブラックとの合計量における第一カーボンブラックの割合が25質量%未満(すなわち第二カーボンブラックの割合が75質量%超過)であると、カーボンブラックによる増粘効果が大きくなるので全カーボンブラックの含有量を少なくできるが、高温下における離油が大きくなるおそれがある。一方、第二カーボンブラックの割合が5質量%未満(すなわち第一カーボンブラックの割合が95質量%超過)であると、基油の保持力が不十分となるため、全カーボンブラックの含有量を多くする必要がでてくる。また、初期の導電性は良好であるが、長期間にわたって良好な導電性を維持できないおそれがある。
このような問題がより生じにくくするためには、第一カーボンブラックと第二カーボンブラックとの質量比は、50:50以上95:5以下であることがより好ましく、75:25以上90:10以下であることがさらに好ましく、75:25以上88:12以下であることが最も好ましい。
また、第一カーボンブラックと第二カーボンブラックとの合計の含有量が、導電性グリース組成物全体の1.5質量%未満であると、導電性が不十分となるおそれがあるとともに、基油の離油が十分に抑制できないおそれがある。一方、20質量%超過であると、導電性グリース組成物の流動性が低下するおそれがある。
このような問題がより生じにくくするためには、第一カーボンブラックと第二カーボンブラックとの合計の含有量は、導電性グリース組成物全体の3質量%以上17質量%以下であることがより好ましく、5質量%以上15質量%以下であることがさらに好ましく、7質量%以上13質量%以下であることが最も好ましい。
さらに、本発明に係る請求項4のインバータモータ用転がり軸受は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインバータモータ用転がり軸受において、前記第一カーボンブラックの平均一次粒径は40nm以上200nm以下であり、前記第二カーボンブラックの平均一次粒径は10nm以上40nm以下であることを特徴とする。
平均一次粒径が10nm未満であると、カーボンブラック同士が凝集する可能性が高くなり、200nm超過であると、導電性グリース組成物の流動性が阻害されるおそれがある。そして、平均一次粒径が異なる2種のカーボンブラックが含有されていることにより、カーボンブラックの分散性が適度に保たれ、その結果、基油の保持力が十分となる。また、剪断が作用しても、カーボンブラック粒子のチェーンストラクチャーが破壊されにくい。
さらに、本発明に係る請求項5のインバータモータ用転がり軸受は、内輪と、外輪と、前記内輪及び前記外輪の間に転動自在に配された複数の転動体と、前記内輪及び前記外輪の間に形成され前記転動体が配された空隙部内に封入された導電性グリース組成物と、を備え、インバータモータの回転支持部に使用される転がり軸受において、前記導電性グリース組成物は、ポリグリコール油を主成分とする基油と、3種のカーボンブラックと、を含有し、前記3種のカーボンブラックは、比表面積が20m2 /g以上80m2 /g以下の第一カーボンブラックと、比表面積が200m2 /g以上1500m2 /g以下の第二カーボンブラックと、比表面積が80m2 /g超過200m2 /g未満の第三カーボンブラックと、であることを特徴とする。
このような構成であれば、極めて優れた導電性を有するため帯電や電食が極めて生じにくく、且つ、導電性グリース組成物の漏洩が極めて生じにくい。すなわち、第一及び第三カーボンブラックにより優れた導電性が付与され、且つ、第二カーボンブラックにより導電性グリース組成物の離油が抑制される。そして、3種のカーボンブラックが含有されていることにより、カーボンブラック同士の凝集が抑制され、導電性グリース組成物に適度な流動性が付与される。また、剪断が作用しても、カーボンブラック粒子のチェーンストラクチャーが破壊されにくく、基油の保持力が高い。
3種のカーボンブラックの比表面積が前記範囲内であれば、前述のような優れた効果が得られるが、第一カーボンブラックの比表面積は23m2 /g以上80m2 /g以下であることがより好ましく、23m2 /g以上60m2 /g以下であることがさらに好ましく、27m2 /g以上42m2 /g以下であることが最も好ましい。また、第二カーボンブラックの比表面積は250m2 /g以上1000m2 /g以下であることがより好ましく、320m2 /g以上1000m2 /g以下であることがさらに好ましく、370m2 /g以上1000m2 /g以下であることが最も好ましい。さらに、第三カーボンブラックの比表面積は90m2 /g以上180m2 /g以下であることがより好ましく、100m2 /g以上160m2 /g以下であることがさらに好ましく、110m2 /g以上140m2 /g以下であることが最も好ましい。
さらに、本発明に係る請求項6のインバータモータ用転がり軸受は、請求項5に記載のインバータモータ用転がり軸受において、前記第一カーボンブラックのDBP吸収量は30ml/100g以上160ml/100g以下であり、前記第二カーボンブラックのDBP吸収量は80ml/100g以上500ml/100g以下であり、前記第三カーボンブラックのDBP吸収量は100ml/100g以上300ml/100g以下であることを特徴とする。
第一カーボンブラックのDBP吸収量が30ml/100g未満であると、第一カーボンブラックの導電性グリース組成物中への分散性が不十分となりやすく、160ml/100gを超えると、カーボンブラック同士の凝集を防止する効果が低くなる。このような問題がより生じにくくするためには、第一カーボンブラックのDBP吸収量は、50ml/100g以上160ml/100g以下であることがより好ましく、60ml/100g以上150ml/100g以下であることがさらに好ましく、67ml/100g以上140ml/100g以下であることが最も好ましい。
また、第二カーボンブラックのDBP吸収量が80ml/100g未満であると、基油の漏洩等が生じやすくなり、500ml/100gを超えると、カーボンブラック同士が凝集する傾向が強くなる。このような問題がより生じにくくするためには、第二カーボンブラックのDBP吸収量は、90ml/100g以上450ml/100g以下であることがより好ましく、100ml/100g以上400ml/100g以下であることがさらに好ましく、140ml/100g以上360ml/100g以下であることが最も好ましい。
さらに、第三カーボンブラックのDBP吸収量が100ml/100g未満であると、第一カーボンブラックの場合と同様に導電性グリース組成物中への分散性が不十分となりやすく、160ml/100gを超えると、第一カーボンブラックの場合と同様にカーボンブラック同士の凝集を防止する効果が低くなる。このような問題がより生じにくくするためには、第三カーボンブラックのDBP吸収量は、110ml/100g以上250ml/100g以下であることがより好ましく、120ml/100g以上200ml/100g以下であることがさらに好ましく、140ml/100g以上180ml/100g以下であることが最も好ましい。
さらに、本発明に係る請求項7のインバータモータ用転がり軸受は、請求項5又は請求項6に記載のインバータモータ用転がり軸受において、前記第一カーボンブラックと前記第二カーボンブラックとの質量比は、25:75以上95:5以下であり、且つ、前記第一カーボンブラックと前記第二カーボンブラックと前記第三カーボンブラックとの合計の含有量は、前記導電性グリース組成物の2質量%以上25質量%以下であることを特徴とする。
このような構成であれば、3種のカーボンブラックの特性のバランスがとれて、導電性グリース組成物の導電性及び流動性が良好となる。また、転がり軸受からの漏洩や基油の離油が生じにくくなる。
第一カーボンブラックと第二カーボンブラックとの合計量における第一カーボンブラックの割合が25質量%未満(すなわち第二カーボンブラックの割合が75質量%超過)であると、カーボンブラックによる増粘効果が大きくなるので全カーボンブラックの含有量を少なくできるが、高温下における離油が大きくなるおそれがある。一方、第二カーボンブラックの割合が5質量%未満(すなわち第一カーボンブラックの割合が95質量%超過)であると、基油の保持力が不十分となるため、全カーボンブラックの含有量を多くする必要がでてくる。また、初期の導電性は良好であるが、長期間にわたって良好な導電性を維持できないおそれがある。
このような問題がより生じにくくするためには、第一カーボンブラックと第二カーボンブラックとの質量比は、50:50以上95:5以下であることがより好ましく、75:25以上90:10以下であることがさらに好ましく、75:25以上88:12以下であることが最も好ましい。
また、第一,第二,第三カーボンブラックの合計の含有量が、導電性グリース組成物の2質量%未満であると、導電性が不十分となるおそれがあるとともに、基油の離油が十分に抑制できないおそれがある。一方、25質量%超過であると、導電性グリース組成物の流動性が低下するおそれがある。
このような問題がより生じにくくするためには、第一,第二,第三カーボンブラックの合計の含有量は、導電性グリース組成物の5質量%以上19質量%以下であることがより好ましく、7質量%以上22質量%以下であることがさらに好ましく、9質量%以上20質量%以下であることが最も好ましい。
さらに、本発明に係る請求項8のインバータモータ用転がり軸受は、請求項5〜7のいずれか一項に記載のインバータモータ用転がり軸受において、前記第一カーボンブラックの平均一次粒径は40nm以上200nm以下であり、前記第二カーボンブラックの平均一次粒径は10nm以上40nm以下であり、前記第三カーボンブラックの平均一次粒径は10nm以上40nm以下であることを特徴とする。
平均一次粒径が10nm未満であると、カーボンブラック同士が凝集する可能性が高くなり、200nm超過であると、導電性グリース組成物の流動性が阻害されるおそれがある。そして、平均一次粒径が異なる3種のカーボンブラックが含有されていることにより、カーボンブラックの分散性が適度に保たれ、その結果、基油の保持力が十分となる。また、剪断が作用しても、カーボンブラック粒子のチェーンストラクチャーが破壊されにくい。
さらに、本発明に係る請求項9のインバータモータ用転がり軸受は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のインバータモータ用転がり軸受において、前記導電性グリース組成物が1質量%以上10質量%以下のリチウム石けんを含有することを特徴とする。
導電性グリース組成物には、混和ちょう度を調整するためにリチウム石けんのような増ちょう剤を添加してもよい。リチウム石けんの平均一次粒径は5nm以上10μm以下であることが好ましく、平均一次粒径が5nm未満であると増ちょう効果が乏しく、10μm超過であると転がり軸受に対して異物として作用するおそれがある。
さらに、本発明に係る請求項10のインバータモータ用転がり軸受は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のインバータモータ用転がり軸受において、前記導電性グリース組成物が極圧剤及び油性剤の少なくとも一方を含有することを特徴とする。
このような構成であれば、転がり軸受の軌道面に酸化被膜が形成することが抑制されるので、転がり軸受の導電性がより向上する。
さらに、本発明に係る請求項11のインバータモータ用転がり軸受は、請求項1〜10のいずれか一項に記載のインバータモータ用転がり軸受において、前記導電性グリース組成物の混和ちょう度が200以上300以下であることを特徴とする。
混和ちょう度が200未満であると、導電性グリース組成物が硬いため流動性が不十分であり、300超過であると、導電性グリース組成物がやわらかいため転がり軸受からの漏洩等が生じるおそれがある。
本発明のインバータモータ用転がり軸受は、優れた導電性を示すため、帯電や電食が生じにくく、且つ、導電性グリース組成物の漏洩が生じにくい。
本発明に係る転がり軸受の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る転がり軸受の一実施形態である深溝玉軸受の構造を示す部分縦断面図である。図1の深溝玉軸受は、内輪1と、外輪2と、内輪1及び外輪2の間に転動自在に配された複数の玉3と、内輪1及び外輪2の間に複数の玉3を保持する保持器4と、外輪2の両端部の内周面に取り付けられたシールド5,5と、を備えている。このシールド5は内輪1及び外輪2の間に介在され、内輪1の外周面と外輪2の内周面との間の開口部分をほぼ覆っている。
また、内輪1及び外輪2の間に形成され玉3が配された空隙部内には、導電性グリース組成物6が封入されており、シールド5により深溝玉軸受内部に密封されている。封入されている導電性グリース組成物6の量は、前記空隙部の容積の15体積%以上35体積%以下である。なお、シールド5の代わりにゴムシールを用いてもよい。その場合には、ゴムシールのゴムを、導電性ゴムとしてもよい。
この導電性グリース組成物6は、ポリグリコール油を主成分とする基油と3種のカーボンブラックとを含有し、混和ちょう度が200以上300以下である。3種のカーボンブラックのうち第一カーボンブラックは、平均一次粒径が40nm以上200nm以下、比表面積が20m2 /g以上80m2 /g以下、DBP吸収量が30ml/100g以上160ml/100g以下である。第二カーボンブラックは、平均一次粒径が10nm以上40nm以下、比表面積が200m2 /g以上1500m2 /g以下、DBP吸収量が80ml/100g以上500ml/100g以下である。第三カーボンブラックは、平均一次粒径が10nm以上40nm以下、比表面積が80m2 /g超過200m2 /g未満、DBP吸収量が100ml/100g以上300ml/100g以下である。
そして、導電性グリース組成物6に含まれる第一カーボンブラックと第二カーボンブラックとの質量比は、25:75以上95:5以下であり、第一カーボンブラックと第二カーボンブラックと第三カーボンブラックとの合計の含有量は、導電性グリース組成物6全体の2質量%以上25質量%以下である。
このようなカーボンブラックは、平均一次粒径,比表面積,DBP吸収量をもとにして、各種市販品から選定するとよい。例えば、東海カーボン株式会社製の「トーカブラック」シリーズや「シースト」シリーズ、三菱化学株式会社製の「三菱カーボンブラック」シリーズ、電気化学工業株式会社製の「デンカブラック」シリーズ、ライオンアクゾ社製の「ケッチェンブラック」シリーズが使用できる。また、いわゆるアセチレンブラックやフライアッシュ等も、平均一次粒径,比表面積等の性状が本発明の範囲内であれば使用することができる。
具体的には、第一カーボンブラックとしては、「トーカブラック」シリーズのトーカブラック#7360SB,#7350/F,#7270SB,#7100F,#7050,#4500,#4400,#4300,#3845,#3800や、「シースト」シリーズのシースト3,NH,N,116HM,116,FM,SO,V,SVH,FY,S,SPが使用できる。また、「三菱カーボンブラック」シリーズのMA220,MA230,#25,#20,#10,#5,#95,#260,#3030,#3050,CF9や、「デンカブラック」シリーズのデンカブラック粒状品,粉状品,HS−100等が使用できる。
これらの中では、トーカブラック#7050(平均一次粒径66nm、比表面積28m2 /g、DBP吸収量66ml/100g),シーストV(平均一次粒径62nm、比表面積27m2 /g、DBP吸収量87ml/100g),シーストSVH(平均一次粒径62nm、比表面積32m2 /g、DBP吸収量140ml/100g),シーストS(平均一次粒径66nm、比表面積27m2 /g、DBP吸収量68ml/100g),デンカブラックHS−100(平均一次粒径48nm、比表面積39m2 /g、DBP吸収量140ml/100g)が好適に使用できる。
また、第二カーボンブラックとしては、トーカブラック#8500/F,#8300/F,#5500や、三菱カーボンブラック#2700,#2650,#2600,#2400,#2350,#2300,#2200,#990,#980,#970,#960,#950,#900,#850,#3230や、ケッチェンブラックEC等が使用できる。
これらの中では、トーカブラック#5500(平均一次粒径25nm、比表面積225m2 /g、DBP吸収量155ml/100g),三菱カーボンブラック#3230(平均一次粒径23nm、比表面積220m2 /g、DBP吸収量140ml/100g),ケッチェンブラックEC(平均一次粒径30nm、比表面積800m2 /g、DBP吸収量360ml/100g)が好適に使用できる。
さらに、第三カーボンブラックとしては、三菱カーボンブラック#3350(平均一次粒径24nm、比表面積125m2 /g、DBP吸収量165ml/100g)等が使用できる。
また、基油としては、ポリグリコール油が好適である。ポリグリコール油の具体例としては、ポリエチレングリコール,ポリプロピレングリコールがあげられる。また、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイド等とを共重合させたポリオキシアルキレングリコールもあげられる。プロピレンオキサイドとエチレンオキサイド等との共重合比を変えれば、水溶性又は油溶性に調整することができる。
ただし、本発明の目的が損なわれない程度の量であれば、鉱油や合成油を混合して使用することもできる。鉱油としては、例えばパラフィン系鉱油やナフテン系鉱油があげられ、合成油としては、例えばエステル油(リン酸エステル等),エーテル油,シリコン油,合成炭化水素油,フルオロシリコーン油,フッ素油があげられる。
なお、ポリグリコール油の40℃における動粘度は、10mm2 /s以上500mm2 /s以下であることが好ましい。40℃における動粘度が10mm2 /s未満であると、耐熱性が不十分となるおそれがあり、500mm2 /s超過であると、転がり軸受のトルクが過大になるおそれがある。転がり軸受が200℃程度の高温下で使用される場合には、トルク性能と耐熱性との兼ね合いから、ポリグリコール油の40℃における動粘度は、20mm2 /s以上200mm2 /s以下であることがより好ましく、25mm2 /s以上100mm2 /s以下であることがさらに好ましい。
さらに、導電性グリース組成物6には、混和ちょう度を調整するためにリチウム石けんのような増ちょう剤を添加してもよい。ただし、増ちょう剤の種類はリチウム石けんに限定されるものではなく、一般的な金属石けんや金属複合石けんを使用可能である。増ちょう剤の含有量は特に限定されるものではないが、通常は、導電性グリース組成物6の2質量%以上25質量%以下である。
さらに、導電性グリース組成物6には、潤滑剤に一般的に使用される各種添加剤を添加してもよく、添加剤の中でも極圧剤及び油性剤の少なくとも一方を添加することが好ましい。極圧剤と油性剤との合計の含有量は、導電性グリース組成物6全体の0.1質量%以上5質量%以下が好ましい。
極圧剤の種類は特に限定されるものではないが、例えば、ジチオリン酸亜鉛(Zn−DTP),ジチオリン酸モリブデン(Mo−DTP)等のDTP金属化合物や、ニッケルジチオカーバメイト(Ni−DTC),モリブデンジチオカーバメイト(Mo−DTC)等のDTC金属化合物があげられる。また、イオウ,リン,塩素等を含む有機金属化合物も好適である。さらに、二硫化モリブデン等の極圧性に優れた固体潤滑剤も、極圧剤として使用可能である。これらの極圧剤は、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
油性剤の例としては、オレイン酸等の脂肪酸、コハク酸エステル等の脂肪酸誘導体、有機リン系化合物があげられる。有機リン系化合物としては、例えば、一般式(RO)3 POで示される正リン酸エステルや、一般式(RO)2 P(O)Hで示される亜リン酸ジエステル及び一般式(RO)3 Pで示される亜リン酸トリエステルのような亜リン酸エステルがあげられる(Rはいずれも、アルキル基,アリール基,アルキルアリール基等の炭化水素基である)。正リン酸エステルの具体例としては、トリクレジルフォスフェイトやトリオクチルフォスフェイトがあげられる。これらの油性剤は、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、極圧剤,油性剤以外の添加剤を、所望により添加してもよい。例えば、酸化防止剤,防錆剤,金属不活性化剤である。
防錆剤としては、例えば金属系防錆剤,無灰系防錆剤があげられる。金属系防錆剤の具体例としては、(石油)スルフォン酸金属塩(バリウム塩,カルシウム塩,マグネシウム塩,ナトリウム塩,亜鉛塩,アルミニウム塩,リチウム塩等)のような油溶性スルホネートや、フェネート,サリシレート,ホスホネート等があげられる。無灰系防錆剤の具体例としては、コハク酸イミド,ベンジルアミン,コハク酸エステル,コハク酸ハーフエステル,ポリメタクリレート,ポリブテン,ポリカルボン酸アンモニウム塩等があげられる。
さらに、酸化防止剤としては、アミン系酸化防止剤(脂肪族アミン系及び芳香族アミン系),フェノール系酸化防止剤,イオウ系酸化防止剤等があげられる。
さらに、金属不活性化剤としては、ベンゾトリアゾール誘導体,亜硝酸ナトリウム,酸化亜鉛等があげられる。これらは不動態化膜を形成できるので、摩耗等に伴う軌道表面の酸化を抑制する効果がある。
なお、本実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、転がり軸受の例として深溝玉軸受をあげて説明したが、転がり軸受の種類は深溝玉軸受に限定されるものではなく、本発明は様々な種類の転がり軸受に対して適用することができる。例えば、アンギュラ玉軸受,自動調心玉軸受,円筒ころ軸受,円すいころ軸受,針状ころ軸受,自動調心ころ軸受等のラジアル形の転がり軸受や、スラスト玉軸受,スラストころ軸受等のスラスト形の転がり軸受である。
〔実施例〕
以下に、実施例を示して、本発明をさらに具体的に説明する。表1,2に示すような組成のグリース組成物を用意して、転がり軸受の内輪及び外輪の間に形成された空隙部内に封入した。
Figure 2007161760
Figure 2007161760
表1,2において基油,増ちょう剤等の各成分の欄に記載されている数値は、グリース組成物全体を100とした場合の各成分の質量比である。
なお、本発明の構成要件である第一カーボンブラックに相当するカーボンブラックAは、三菱化学株式会社製の#3030(平均一次粒径55nm、比表面積32m2 /g、DBP吸収量130ml/100g)である。また、本発明の構成要件である第二カーボンブラックに相当するカーボンブラックBは、ライオンアクゾ社製のケッチェンブラックEC(平均一次粒径30nm、比表面積800m2 /g、DBP吸収量360ml/100g)で、本発明の構成要件である第三カーボンブラックに相当するカーボンブラックCは、三菱化学株式会社製の#3350(平均一次粒径24nm、比表面積125m2 /g、DBP吸収量165ml/100g)である。
さらに、転がり軸受の種類は、軸受鋼SUJ2からなる日本精工株式会社製の呼び番号608ZZの深溝玉軸受(内径8mm,外径22mm,幅7mm)であり、グリース組成物の封入量は前記空隙部の容積の25体積%である。
このような転がり軸受を、インバータからの漏れ電流を流しつつ、下記のような条件で回転させた。
アキシアル荷重:27.4N
回転速度 :1800min-1
雰囲気温度 :室温
そして、300時間回転後及び500時間回転後のアンデロン値を、アンデロン装置(音響測定装置)を用いて測定した。結果を表1,2に示す。1種の軸受につき3個づつ試験を行って、回転前からのアンデロン値の上昇量の平均値が1未満であった場合は○印で、1以上であった場合は×印で示してある。
本発明に係る転がり軸受の一実施形態である深溝玉軸受の構造を示す部分縦断面図である。
符号の説明
1 内輪
2 外輪
3 玉
6 導電性グリース組成物

Claims (11)

  1. 内輪と、外輪と、前記内輪及び前記外輪の間に転動自在に配された複数の転動体と、前記内輪及び前記外輪の間に形成され前記転動体が配された空隙部内に封入された導電性グリース組成物と、を備え、インバータモータの回転支持部に使用される転がり軸受において、
    前記導電性グリース組成物は、ポリグリコール油を主成分とする基油と、2種のカーボンブラックと、を含有し、
    前記2種のカーボンブラックは、比表面積が20m2 /g以上80m2 /g以下の第一カーボンブラックと、比表面積が200m2 /g以上1500m2 /g以下の第二カーボンブラックであることを特徴とするインバータモータ用転がり軸受。
  2. 前記第一カーボンブラックのDBP吸収量は30ml/100g以上160ml/100g以下であり、前記第二カーボンブラックのDBP吸収量は80ml/100g以上500ml/100g以下であることを特徴とする請求項1に記載のインバータモータ用転がり軸受。
  3. 前記第一カーボンブラックと前記第二カーボンブラックとの質量比は、25:75以上95:5以下であり、前記第一カーボンブラックと前記第二カーボンブラックとの合計の含有量は、前記導電性グリース組成物の1.5質量%以上20質量%以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインバータモータ用転がり軸受。
  4. 前記第一カーボンブラックの平均一次粒径は40nm以上200nm以下であり、前記第二カーボンブラックの平均一次粒径は10nm以上40nm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のインバータモータ用転がり軸受。
  5. 内輪と、外輪と、前記内輪及び前記外輪の間に転動自在に配された複数の転動体と、前記内輪及び前記外輪の間に形成され前記転動体が配された空隙部内に封入された導電性グリース組成物と、を備え、インバータモータの回転支持部に使用される転がり軸受において、
    前記導電性グリース組成物は、ポリグリコール油を主成分とする基油と、3種のカーボンブラックと、を含有し、
    前記3種のカーボンブラックは、比表面積が20m2 /g以上80m2 /g以下の第一カーボンブラックと、比表面積が200m2 /g以上1500m2 /g以下の第二カーボンブラックと、比表面積が80m2 /g超過200m2 /g未満の第三カーボンブラックと、であることを特徴とするインバータモータ用転がり軸受。
  6. 前記第一カーボンブラックのDBP吸収量は30ml/100g以上160ml/100g以下であり、前記第二カーボンブラックのDBP吸収量は80ml/100g以上500ml/100g以下であり、前記第三カーボンブラックのDBP吸収量は100ml/100g以上300ml/100g以下であることを特徴とする請求項5に記載のインバータモータ用転がり軸受。
  7. 前記第一カーボンブラックと前記第二カーボンブラックとの質量比は、25:75以上95:5以下であり、且つ、前記第一カーボンブラックと前記第二カーボンブラックと前記第三カーボンブラックとの合計の含有量は、前記導電性グリース組成物の2質量%以上25質量%以下であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のインバータモータ用転がり軸受。
  8. 前記第一カーボンブラックの平均一次粒径は40nm以上200nm以下であり、前記第二カーボンブラックの平均一次粒径は10nm以上40nm以下であり、前記第三カーボンブラックの平均一次粒径は10nm以上40nm以下であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載のインバータモータ用転がり軸受。
  9. 前記導電性グリース組成物が1質量%以上10質量%以下のリチウム石けんを含有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のインバータモータ用転がり軸受。
  10. 前記導電性グリース組成物が極圧剤及び油性剤の少なくとも一方を含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のインバータモータ用転がり軸受。
  11. 前記導電性グリース組成物の混和ちょう度が200以上300以下であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のインバータモータ用転がり軸受。
JP2005356230A 2005-12-09 2005-12-09 インバータモータ用転がり軸受 Pending JP2007161760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005356230A JP2007161760A (ja) 2005-12-09 2005-12-09 インバータモータ用転がり軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005356230A JP2007161760A (ja) 2005-12-09 2005-12-09 インバータモータ用転がり軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007161760A true JP2007161760A (ja) 2007-06-28

Family

ID=38245042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005356230A Pending JP2007161760A (ja) 2005-12-09 2005-12-09 インバータモータ用転がり軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007161760A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011529974A (ja) * 2008-08-01 2011-12-15 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 潤滑性グリース組成物
WO2014164485A1 (en) * 2013-03-13 2014-10-09 Schlumberger Canada Limited Highly reinforced elastomeric stator
CN104263465A (zh) * 2014-09-30 2015-01-07 辽宁三三工业有限公司 一种尾盾密封油脂
JP2018204754A (ja) * 2017-06-08 2018-12-27 Ntn株式会社 発電機付き車輪用軸受装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011529974A (ja) * 2008-08-01 2011-12-15 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 潤滑性グリース組成物
WO2014164485A1 (en) * 2013-03-13 2014-10-09 Schlumberger Canada Limited Highly reinforced elastomeric stator
US10355552B2 (en) 2013-03-13 2019-07-16 Smith International, Inc. Highly reinforced elastometric stator
CN104263465A (zh) * 2014-09-30 2015-01-07 辽宁三三工业有限公司 一种尾盾密封油脂
JP2018204754A (ja) * 2017-06-08 2018-12-27 Ntn株式会社 発電機付き車輪用軸受装置
US11641146B2 (en) 2017-06-08 2023-05-02 Ntn Corporation Wheel bearing system with generator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6589918B2 (en) Conductive grease and rolling apparatus packed with the same
JP4416455B2 (ja) 導電性グリース封入軸受
JP6777178B2 (ja) 通電軸受
JP2009063154A (ja) 転動装置
JP2016014465A5 (ja)
JP2007161760A (ja) インバータモータ用転がり軸受
JP2008024783A (ja) グリース組成物及び転動装置
JP4178806B2 (ja) 導電性グリース及び転動装置
JP2006328273A (ja) インバータモータ用転がり軸受
JP2008045100A (ja) グリース組成物及び転動装置
EP4198111A1 (en) Lubricant composition including carbon nanotubes
JP4599769B2 (ja) 転がり軸受
JP2007100006A (ja) 導電性グリースおよび導電性グリース封入軸受
JP2005308067A (ja) 転がり軸受
JP2006329364A (ja) 転がり軸受
JP4980641B2 (ja) 転がり軸受
JP4010109B2 (ja) 導電性グリース及び転動装置
JP4172242B2 (ja) 導電性グリース組成物及び転動装置
JP2006131762A (ja) 導電性グリース組成物及び転動装置
JP2007032608A (ja) 転がり軸受
JP2003097571A (ja) 転がり軸受
JP2009185839A (ja) 転がり軸受
JP2008180291A (ja) 転がり軸受
JP2007002174A (ja) 潤滑剤および転がり軸受
JP2008138138A (ja) 防錆性グリース組成物及び転動装置