JP2002053228A - コンテナへの貨物の積付け方法 - Google Patents

コンテナへの貨物の積付け方法

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JP2002053228A
JP2002053228A JP2001208780A JP2001208780A JP2002053228A JP 2002053228 A JP2002053228 A JP 2002053228A JP 2001208780 A JP2001208780 A JP 2001208780A JP 2001208780 A JP2001208780 A JP 2001208780A JP 2002053228 A JP2002053228 A JP 2002053228A
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JP2001208780A
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Hitoshi Yoshino
均 吉野
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Nippon Yusen KK
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Nippon Yusen KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際に積付けるのと同一の積付け態様を得る
ことができるとともに、コンテナの重心位置を、許容範
囲内とすることができるようにする。 【解決手段】 コンテナ情報および貨物情報を読込んだ
後(S1,S2)、貨物の順位付けを行なうとともに
(S3)、コンテナの幅方向中心位置を求める(S
4)。順位1番の貨物を積付けた後(S5)、次貨物積
付けスペースを決定する(S6)。この次貨物積付けス
ペースに、長辺をコンテナ幅方向に向けて次貨物を積付
け、不可能な場合には、短辺をコンテナ幅方向に向けて
次貨物を積付ける(S7〜S12)。この際、次貨物
を、コンテナの幅方向中心位置から離れた側の端部に積
付ける。これにより、実際に積付けるのと同一の積付け
態様を得ることができる。貨物のコンテナへの積付け完
了後、コンテナの重心調節を行なう(S13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、20フィートコン
テナあるいは40フィートコンテナに複数種類の貨物を
積付ける際の貨物の積付け方法に係り、特に実際に積付
けた際と同一の積付け態様が得られるコンテナへの貨物
の積付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、底面の長辺,短辺あるいは重量
を相互に異にする複数種類の貨物をコンテナに積付け
る,いわゆる混載の場合には、各貨物の積付け順序によ
り積載効率が大幅に変動するため、どのような貨物をど
のような順序で積込むかが大きな問題となる。
【0003】そこで従来は、熟練した作業員が永年の経
験に基づいて、貨物の積付け方法を決定しているが、作
業に多大な時間を要する等の問題がある。
【0004】そこで一部では、例えば特公平2−142
47号公報に示されているように、計算機により貨物の
積付け態様を得るようにしたコンテナへの貨物の積付け
方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のコンテナへ
の貨物の積付け方法においては、コンテナに実際に貨物
を積付けることなく積付け形態を得ることができるた
め、出荷調節によりコンテナの積荷効率を大幅に向上さ
せることができる等、多くの利点を有している。
【0006】ところがこの方法の場合、求められた貨物
を所定のコンテナに実際に積付けた際に、求められた貨
物の一部を積付けることができないといった不具合は全
くないが、計算で求めた貨物の積付け形態と実際に積付
けた際の最適な貨物の積付け形態とが必ずしも一致せ
ず、積荷作業員が自己の経験に基づき、貨物の積付け形
態を現場で変更しなければならないといった問題があ
る。
【0007】すなわち、コンテナの幅方向に複数の貨物
を積付けることを考えた場合、計算では、コンテナの一
方の側面にすべての貨物を寄せ、他方の側面に間隙を残
した状態で貨物の積付け形態が得られることになるが、
コンテナの側面に間隙を残した状態で貨物を積付け、貨
物とコンテナ側面との間に直接角材等のダンネージを介
装すると、貨物からの荷重によりコンテナ側面が損傷す
るおそれがある。そこでこのような場合には、コンテナ
側面にベニヤ板等の補強材を配した後にダンネージを介
装しなければならず、作業が容易でないという問題があ
る。また、このような積付け方法においては、コンテナ
幅方向の偏荷重となり実務的でない不具合がある。この
ため実際には、コンテナの両側面に貨物を寄せて積付
け、コンテナの幅方向中央部に間隙を残した状態で貨物
を積付ける必要がある。そして、この積付け形態の相違
により、本来積付け可能な貨物も、計算では積付け不可
能と判断されるおそれがある。
【0008】本発明はかかる現況に鑑みなされたもの
で、貨物を実際にコンテナに積付ける場合と同一の積付
け形態を得ることができ、本来積付け可能な貨物が積付
け不可能と判断されるといった不具合がないコンテナへ
の貨物の積付け方法を提供することを目的とする。
【0009】本発明の他の目的は、コンテナ長手方向の
重心位置を許容範囲内とすることができるコンテナへの
貨物の積付け方法を提供するにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、コンテナ幅方
向の重心調節を行なうことができるコンテナへの貨物の
積付け方法を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、コンテナ内に複数種類の貨物を積付けるコン
テナへの貨物の積付け方法において、 (a) 底面積の大きさ順に貨物の順位付けを行なう。 (b) 幅方向のコンテナ中心位置を求める。 (c) 順位1番の貨物を、コンテナフロント側の左右
いずれかの隅部に、長辺を幅方向に向けて積付け、積付
け不可能な場合には、短辺を幅方向に向けて積付ける。 (d) 先端が最もコンテナフロント側に位置し、両サ
イドがコンテナ側面または貨物で規制されてコンテナド
ア側に延びる方形の次貨物積付けスペースを求める。 (e) 次貨物積付けスペース内のコンテナフロント側
のコンテナ幅方向中心位置から離れた隅部に、順位の高
い方の貨物から長辺を幅方向に向けて積付け、積付け不
可能な場合には、短辺を幅方向に向けて積付ける。 (f) 前記ステップ(d),(e)を繰返して、コン
テナドア側の端部まで貨物を積付ける。 (g) 貨物の積付けが完了したコンテナの長手方向重
心位置を求める。 (h) 求められた長手方向重心位置が許容範囲にない
場合に、予め設定されている任意数の分割線に最も近い
位置で、コンテナ内の貨物をコンテナ長手方向に複数の
ブロック貨に分割する。 (i) 各ブロック貨の順列を交換するとともに、コン
テナフロント側に詰めて長手方向重心位置を求め、長手
方向重心位置が許容範囲内となるブロック貨の最適順列
を選択する。ようにしたことを特徴とする。そしてこれ
により、貨物は、コンテナの両側面に寄せて中央部に間
隙を設けた状態で積付けられ、実際にコンテナに貨物を
積付けた場合と同一の積付け形態を得ることが可能とな
るとともに、コンテナ長手方向における重心位置が許容
範囲外となった場合であっても、これを許容範囲内とす
ることが可能となる。
【0012】本発明はまた、コンテナ内に複数種類の貨
物を積付けるコンテナへの貨物の積付け方法において、 (A) 幅方向のコンテナ中心位置を求める。 (B) コンテナ幅寸法以下で、かつ長辺または短辺が
最も大きな値となる貨物を選ぶ。 (C) 前記ステップ(B)で選んだ貨物を、コンテナ
フロント側の左右いずれかの隅部に、長辺を幅方向に向
けて積付け、積付け不可能な場合には、短辺を幅方向に
向けて積付ける。 (D) 先端が最もコンテナフロント側に位置し、両サ
イドがコンテナ側面または貨物で規制されてコンテナド
ア側に延びる方形の次貨物積付けスペースを求める。 (E) 次貨物積付けスペースの幅寸法以下で、かつ長
辺または短辺が最も大きな値となる貨物を選ぶ。 (F) 前記ステップ(E)で選んだ貨物を、次貨物積
付けスペース内のコンテナフロント側のコンテナ幅方向
中心位置から離れた隅部に、長辺を幅方向に向けて積付
け、積付け不可能な場合には、短辺を幅方向に向けて積
付ける。 (G) 前記ステップ(D),(E),(F)を繰返し
て、コンテナドア側の端部まで貨物を積付ける。 (H) 貨物の積付けが完了したコンテナの長手方向重
心位置を求める。 (I) 求められた長手方向重心位置が許容範囲にない
場合に、予め設定されている任意数の分割線に最も近い
位置で、コンテナ内の貨物をコンテナ長手方向に複数の
ブロック貨に分割する。 (J) 各ブロック貨の順列を交換するとともに、コン
テナフロント側に詰めて長手方向重心位置を求め、長手
方向重心位置が許容範囲内となるブロック貨の最適順列
を選択する。ようにしたことを特徴とする。そしてこれ
により、コンテナフロント側の端部に、底面積の大きな
貨物がまとまって積付けられるといった不具合がなくな
り、しかも貨物間の間隙をより少なくすることが可能と
なるとともに、コンテナ長手方向における重心位置が許
容範囲外となった場合であっても、これを許容範囲内と
することが可能となる。
【0013】本発明はまた、貨物のコンテナへの積付け
完了後、任意の貨物をコンテナ中心位置側に移動させ
て、コンテナ幅方向の重心調節を行なうようにしたこと
を特徴とする。そしてこれにより、貨物の積付け態様を
大幅に変更することなく、コンテナ幅方向の重心調節を
行なうことが可能となる。
【0014】本発明はまた、ブロック貨の最適順列の選
択後、任意のブロック貨の向きを180度変えて、コン
テナ幅方向の重心調節を行なうようにしたことを特徴と
する。そしてこれにより、貨物をコンテナの側面から離
すことなくコンテナ幅方向の重心調節を行なうことが可
能となる。
【0015】本発明はまた、コンテナ内に複数種類の貨
物を積付けるコンテナへの貨物の積付け方法において、 (ア) 底面積の大きさ順に貨物の順位付けを行なう。 (イ) 幅方向のコンテナ中心位置を求める。 (ウ) 順位1番の貨物を、コンテナフロント側の左右
いずれかの隅部に、長辺を幅方向に向けて積付け、積付
け不可能な場合には、短辺を幅方向に向けて積付ける。 (エ) 先端が最もコンテナフロント側に位置し、両サ
イドがコンテナ側面または貨物で規制されてコンテナド
ア側に延びる方形の次貨物積付けスペースを求める。 (オ) 次貨物積付けスペース内のコンテナフロント側
のコンテナ幅方向中心位置から離れた隅部に、順位の高
い方の貨物から長辺を幅方向に向けて積付け、積付け不
可能な場合には、短辺を幅方向に向けて積付ける。 (カ) 前記ステップ(エ),(オ)を繰返して、コン
テナドア側の端部まで貨物を積付ける。 (キ) 貨物のコンテナへの積付け完了後、任意の貨物
をコンテナ中心位置側に移動させて、コンテナ幅方向の
重心調節を行なう。ようにしたことを特徴とする。そし
てこれにより、貨物は、コンテナの両側面に寄せて中央
部に間隙を設けた状態で積付けられ、実際にコンテナに
貨物を積付けた場合と同一の積付け形態を得ることが可
能となるとともに、コンテナ幅方向における重心位置が
許容範囲外となった場合であっても、これを許容範囲内
とすることが可能となる。
【0016】本発明はさらに、コンテナ内に複数種類の
貨物を積付けるコンテナへの貨物の積付け方法におい
て、 (あ) 幅方向のコンテナ中心位置を求める。 (い) コンテナ幅寸法以下で、かつ長辺または短辺が
最も大きな値となる貨物を選ぶ。 (う) 前記ステップ(い)で選んだ貨物を、コンテナ
フロント側の左右いずれかの隅部に、長辺を幅方向に向
けて積付け、積付け不可能な場合には、短辺を幅方向に
向けて積付ける。 (え) 先端が最もコンテナフロント側に位置し、両サ
イドがコンテナ側面または貨物で規制されてコンテナド
ア側に延びる方形の次貨物積付けスペースを求める。 (お) 次貨物積付けスペースの幅寸法以下で、かつ長
辺または短辺が最も大きな値となる貨物を選ぶ。 (か) 前記ステップ(お)で選んだ貨物を、次貨物積
付けスペース内のコンテナフロント側のコンテナ幅方向
中心位置から離れた隅部に、長辺を幅方向に向けて積付
け、積付け不可能な場合には、短辺を幅方向に向けて積
付ける。 (き) 前記ステップ(え),(お),(か)を繰返し
て、コンテナドア側の端部まで貨物を積付ける。 (く) 貨物のコンテナへの積付け完了後、任意の貨物
をコンテナ中心位置側に移動させて、コンテナ幅方向の
重心調節を行なう。ようにしたことを特徴とする。そし
てこれにより、コンテナフロント側の端部に、底面積の
大きな貨物がまとまって積付けられるといった不具合が
なくなり、しかも貨物間の間隙をより少なくすることが
可能となるとともに、コンテナ幅方向における重心位置
が許容範囲外となった場合であっても、これを許容範囲
内と可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図5に示すように、後端にドアDを有するコン
テナC内に、複数種類の貨物Fを積付ける場合には、コ
ンテナCのフロント側の端部からドアD側の端部まで、
可及的隙間のないように積付ける必要があるが、コンテ
ナ幅方向に隙間が生じる場合には、図5に示すように、
貨物FをコンテナCの両側面に寄せ、コンテナCの幅方
向中央部に隙間が形成されるようにする必要がある。
【0018】本発明は、このような点を考慮してなされ
たもので、以下その積付け方法を、図1に示す流れ図を
参照して具体的に説明する。
【0019】まず、ステップS1において、コンテナ情
報,すなわち、コンテナCの幅寸法,長さ寸法,高さ寸
法、コンテナCの幅方向重心位置の許容範囲、あるいは
コンテナCの長手方向重心位置の許容範囲等を読込む。
【0020】次いで、ステップS2において、貨物情
報,すなわちすべての貨物Fの短辺の長さ,長辺の長
さ,高さ寸法および重量等を読込む。そして、ステップ
S3において、これらの貨物情報に基づき、貨物Fの順
位付けを行なう。本実施の形態においては、底面積の大
きい順に順位付けを行なっている。
【0021】次いで、ステップS4において、コンテナ
Cの幅方向の中心位置C(図5参照)を演算する。こ
の中心位置Cは、コンテナCの幅方向を半分にするこ
とにより容易に求めることができる。
【0022】次いで、ステップS5において、順位1番
の貨物Fを、コンテナCのフロント側端部の左右いずれ
かの隅部,例えばドアD側から見て右側の隅部に積付け
る。この際、まず順位1番の貨物Fを、その長辺をコン
テナCの幅方向に向けて積付け、積付け不可能な場合に
は、短辺をコンテナCの幅方向に向けて積付ける。
【0023】次いで、ステップS6において、次貨物積
付けスペースを演算する。図2は、この次貨物積付けス
ペースの演算方法を示す流れ図であり、以下図2を参照
して、次貨物積付けスペースの演算方法を説明する。
【0024】まず、ステップS21において、コンテナ
C内の積付け空間における先端位置を演算するととも
に、ステップS22において、この先端位置の幅方向両
端部がコンテナCの側面または貨物Fに当接した位置を
ドアD側に延長して、方形の次貨物積付けスペースの候
補を演算する。例えば、図6(a),(b)に示すよう
に、順位1番の貨物FがコンテナCのフロント側の端部
の右隅部に積付けられている場合には、前記先端位置
は、コンテナCのフロント側の端面と、順位1番の貨物
FのドアD側の端面との二箇所になる。このため、スペ
ース候補は、図6(a)に示すスペース候補Sと、図
6(b)に示すスペース候補Sとの2つになる。ここ
で、よりフロント側に位置しているのは、スペース候補
の方であるので、スペース候補Sを第1候補,ス
ペース候補Sを第2候補とする。
【0025】次いで、ステップS23において、第1の
スペース候補Sに貨物Fが積付けられるか否かを判別
する。この判別は、最も短辺の長さが短い貨物Fの短辺
が、スペース候補Sの幅寸法以下であるか否かを演算
することにより行なわれる。
【0026】ステップS23における判別で、スペース
候補Sに貨物Fが積付けられないと判別されたなら
ば、ステップS24において、次候補,すなわちスペー
ス候補Sを選定し、ステップS25において、スペー
ス候補Sに貨物Fが積付けられるか否かを判別する。
【0027】ステップS23あるいはステップS25に
おける判別で、スペース候補S,Sのいずれかに貨
物Fが積付けられると判別されたならば、ステップS2
6において、このスペース候補S,Sを次貨物積付
けスペースとして決定する。ここでは、スペース候補S
が次貨物積付けスペースとして決定されたものとし
て、以下説明する。
【0028】図1のステップS6において、次貨物積付
けスペースが演算されたならば、ステップS7におい
て、次貨物積付けスペース内に貨物Fが積付けられるか
否かを判別する。この判別は、次貨物積付けスペースの
幅方向寸法および長手方向寸法に対し、長辺の長さおよ
び短辺の長さがいずれも前記寸法以下の貨物Fがあるか
否かによって判別する。
【0029】ステップS7における判別で、積付け可能
と判別された場合には、ステップS8において、スペー
ス候補Sに積付けるための貨物Fを選定する。当初は
順位2番の貨物Fが次貨物として選定される。
【0030】次いで、ステップS9において、次貨物が
スペース候補Sに積付けできるか否かを判別し、積付
けられない場合には、ステップS10において、次貨物
を90度回転させる。すなわち、次貨物は、最初は長辺
がスペース候補Sの幅方向に向くようにして積付けら
れるか否かが判別され、積付け不可能の場合には、短辺
がスペース候補Sの幅方向に向くようにして積付けら
れるか否かが判別される(ステップS11)。そして、
これでも積付けられない場合には、ステップS8に戻っ
て、順位3番の貨物が次貨物として選定され、ステップ
S9〜S11が繰返される。
【0031】前記ステップS9あるいはステップS11
の判別で、次貨物をスペース候補Sに積付けることが
できると判別された場合には、ステップS12におい
て、スペース候補Sに次貨物を積付ける。ところで、
スペース候補Sに次貨物を積付ける場合、フロント側
に詰めて積付けることは当然であるが、幅方向の積付け
位置については、図7(a)に示すように、順位1番の
貨物Fの側に詰めて積付ける方法と、図7(b)に示す
ように、コンテナCの側面側に詰めて積付ける方法とが
考えられるが、本発明においては、『コンテナCの幅方
向の中心位置Cから離れた側の端部』であることを条
件として次貨物を積付けるようにしている。したがっ
て、次貨物は図7(b)に示す位置に積付けられること
になる。
【0032】ステップS12において、次貨物の積付け
が完了したならば、ステップS6に戻って前記手順を繰
返すことになる。図8(a)〜(c)は、図7(b)に
示すように次貨物を積付けた後の、次貨物積付けスペー
スの演算で得られたスペース候補S11,S12,S
13を示したもので、第1のスペース候補S11から順
に、貨物Fを積付けることができるか否か判別されるこ
とになる。
【0033】以上の手順を繰返して、コンテナC内に貨
物Fを積付けていくと、やがてステップS7における判
別で、次貨物積付けスペースにどの貨物Fも積付けるこ
とができないと判断されるに到る。すなわち、この判断
は、コンテナC内に貨物Fを積付けることができるスペ
ースが存在しないことを意味している。そこでこの場合
には、ステップS13において重心調節を行なう。この
重心調節においては、まず図3に示す長手方向重心調節
を行なった後、図4に示す幅方向重心調節を行なう。
【0034】すなわち、コンテナCにドアD側の端部ま
で貨物を積付けた状態において、コンテナC全体の長手
方向重心位置および幅方向重心位置が、予め設定されて
いる許容範囲に入っているか否かが検討される。そし
て、例えば両方向の重心位置がいずれも許容範囲外とな
っている場合には、図3に示す長手方向重心位置調節を
実施した後、図4に示す幅方向重心位置調節を実施す
る。
【0035】長手方向重心位置調節に際しては、まず図
3に示すように、ステップS31において、ブロック貨
に分割する。具体的には、まず図9に示すように、コン
テナC内を、任意数の分割線P,Pにより長手方向
に複数に分割し、各分割線P,Pに最も近い位置
で、コンテナC内の貨物Fをブロック貨に分割する。図
10は、2本の分割線P,Pにより貨物F全体を3
つのブロック貨B,B,Bに分割した状態を示し
ている。これら各ブロック貨B,B,Bは、その
貨物Fの構成から、重心位置を容易に求めることができ
るので、その結果に基づき、各ブロック貨B,B
の順列をどのようにすれば、コンテナC全体の長手
方向重心位置が許容範囲内となるかを検討する。そし
て、ステップS32において、各ブロック貨B
,Bの順列を変換する。図11は、ブロック貨B
とブロック貨物Bとの位置を変換した場合を示して
いる。
【0036】ところで、各ブロック貨B,B,B
の長手方向の端面は、ほとんどの場合平坦面となること
はないので、ブロック貨B,ブロック貨B,ブロッ
ク貨Bの順番でそのままコンテナC内に積付けると、
図11に示すように、ブロック貨Bの端部の貨物F
が、コンテナCのドアD側の端部から外方に突出するこ
とになる。
【0037】そこで、ステップS33において、各貨物
FをコンテナCのフロント側に押込んで、不要な隙間が
ないようにする。図12は、各貨物FをコンテナCのフ
ロント側に詰めた状態を示している。ところで、図12
の場合には、すべての貨物FがコンテナC内に収めるこ
とができたので特に問題はないが、場合によっては、各
貨物FをコンテナCのフロント側に詰めても、ブロック
貨Bの端部の貨物Fが、コンテナCのドアD側の端部
から外方に突出してしまうことがある。
【0038】そこで、このような場合には、ステップS
34において、コンテナCから突出する貨物Fを除去す
るとともに、ステップS35において、貨物Fの除去に
よりできた空スペースに、他の貨物Fが積付けられない
かどうかを検討し、積付けられる場合には、他の貨物F
を積付ける。そしてその後、ステップS36において、
念のため長手方向重心位置が許容範囲内となっているか
否かを判別する。許容範囲外となつてしまった場合に
は、ステップS32に戻ってやり直す。
【0039】このようにして、長手方向重心位置調節が
完了したならば、次に幅方向重心位置調節を行なう。こ
の幅方向重心位置調節に際しては、まず図4に示すよう
に、ステップS41において、コンテナCの幅方向に移
動させることができる貨物Fを選択し、ステップS42
において、この貨物FをコンテナCの逆サイド側に、他
の貨物FあるいはコンテナCの側面に当接する位置まで
移動させる。そしてこの状態で、ステップS43におい
て、幅方向重心位置を演算するとともに、ステップS4
4において、この幅方向重心位置が許容範囲となるか否
かを判別する。許容範囲外となった場合には、ステップ
S41に戻ってやり直す。
【0040】図13は、網目を施した1つの貨物Fを幅
方向に移動させることにより、幅方向重心位置が許容範
囲内となった場合を示している。この場合、網目を施し
た1つの貨物Fは、コンテナCの側面から離れることに
なるので、必ずしも好ましくはないが、人力で積付けた
場合でも、幅方向重心位置をどうしても許容範囲内とし
なければならない場合には、このような積付け態様とな
ることがあるので、実使用上は大きな問題となることは
ない。
【0041】しかして、貨物FをコンテナCの両側面に
寄せて中央部に間隙を残した状態の積付け形態となるの
で、貨物Fを実際にコンテナCに積付ける場合と同一の
積付け形態が得られ、本来積付け可能な貨物Fが積付け
不可能と判断されるといった不具合が全くない。
【0042】また、長手方向重心調節および幅方向重心
調節がいずれも可能であるので、積荷あるいは揚荷の際
やコンテナ輸送時等に不具合が生じるおそれがない。す
なわち、積荷あるいは揚荷の際に、重心未調節のコンテ
ナCを吊上げた場合には、コンテナCが傾いてしまった
り、あるいはセルガイドにそって船倉内に吊降ろしたコ
ンテナCが傾いて、セルガイドやコンテナが損傷するお
それがある。また、重心未調節のコンテナCをトレーラ
で輸送する場合、軸荷重が、高速道路や橋等で予め設定
されている許容値を上廻ってしまって輸送できないおそ
れがあり、また急カーブ等を走行する際に、トレーラが
横転する等のおそれもある。したがって、長手方向重心
調節および幅方向重心調節が、いずれも可能であること
の実用的効果は極めて大きい。
【0043】なお、前記実施の形態においては、特定の
貨物FをコンテナCの逆サイド側に移動させることによ
り、幅方向重心位置の調節を行なう場合について説明し
たが、長手方向重心位置の調節後、任意のブロック貨B
,B,Bの向きを、180度回転させて逆向きと
し、これによって幅方向重心位置を調節するようにして
もよい。
【0044】図14は、このような方法によって幅方向
重心位置を調節する場合の流れ図であり、以下これにつ
いて説明する。
【0045】すなわち、まずステップS51において、
長手方向重心位置を調節した後の最適順列を決定する。
具体的には、図3に示す流れ図の方法を実施し、図12
に示す積付け形態を得る。
【0046】次いで、ステップS52において、回転す
べきブロック貨B,B,Bを選択する。この際、
幅方向重心位置の許容範囲からのずれ量は、既に演算さ
れているので、どのブロック貨B,B,Bの向き
を180度変えれば、幅方向重心位置が許容範囲内とな
るかは、容易に知ることができる。ここでは、ブロック
貨Bの向きを180度変えれば、許容範囲内となるも
のとする。
【0047】このようにして、回転すべきブロック貨が
であると決定されたならば、ステップS53におい
て、ブロック貨Bを180度回転させる。図15は、
この状態を示している。
【0048】次いで、ステップS54において、貨物F
を押付けてコンテナCのフロント側に詰め、図16に示
す状態とする。図16の場合には、すべての貨物Fがコ
ンテナC内に収まっているため問題はないが、任意のブ
ロック貨B,B,Bを180度回転させることに
より、ステップS54を実行しても、貨物Fがコンテナ
CのドアD側の端部から外方に突出してしまうことがあ
る。そこでこの場合には、ステップS55において、突
出した貨物Fを除去するとともに、ステップS56にお
いて、貨物Fの除去により生じた空スペースに、他の貨
物Fを積付けることができるか否かを検討し、積付ける
ことができる場合には積付ける。そしてその後、ステッ
プS57において、念のため幅方向重心位置が許容範囲
内となっているか否かを判別する。許容範囲外となって
しまった場合には、ステップS52に戻ってやり直す。
【0049】しかして、この幅方向重心位置の調節方法
の場合には、コンテナCの側面から離れてしまう貨物F
が全くないので、そのままの形態で実際に貨物Fを積付
けることができる。
【0050】ところで、図1に示す流れ図の積付け方法
においては、貨物Fを底面積の大きい順に順位付けし、
基本的には、底面積の大きな貨物Fから積付けていくも
のであるが、この積付け方法の場合には、貨物Fの寸法
により、底面積の大きな貨物FがコンテナCのフロント
側の端部に集中的に積付けられてしまうといった不具合
が生じるおそれがある。また、貨物Fの積付け順位が予
め決められているため、下位順位の貨物Fを積付けた方
が、貨物F間の間隙が狭くなる場合であっても、このよ
うな積付け方法を採ることができないという問題もあ
る。
【0051】図17は、このような点を考慮してなされ
た本発明の他の積付け方法を示す流れ図であり、以下こ
れについて説明する。
【0052】まず、ステップS61において、コンテナ
情報を読込むとともに、ステップS62において、貨物
情報を読込み、その後ステップS63において、コンテ
ナCの幅方向の中心位置Cを演算する。これらの詳細
は、図1のステップS1,S2,S4と同一である。
【0053】次いで、ステップS64において、コンテ
ナCの幅寸法と各貨物Fの長辺・短辺とを比較する。そ
して、コンテナCの幅寸法以下で、かつ長辺または短辺
が最も大きな値となる貨物Fを選択する。そして、ステ
ップS65において、選択した貨物FをコンテナCに積
付けるべき最初の積付け貨物として決定する。
【0054】なお、ステップS64において、ある貨物
Fの長辺と他の貨物Fの短辺とが同一寸法で、2つの貨
物Fが選択された場合には、ステップS65において
は、短辺が対象寸法となった貨物Fが、コンテナCに積
付けるべき最初の積付け貨物として決定される。
【0055】次いで、ステップS66において、前記積
付け貨物を、コンテナCのフロント側端部の左右いずれ
かの隅部,例えばドアD側から見て右側の隅部に積付け
る。この際、まず前記積付け貨物を、その長辺をコンテ
ナCの幅方向に向けて積付け、積付け不可能な場合に
は、短辺をコンテナCの幅方向に向けて積付ける。
【0056】次いで、ステップS67において、図1の
ステップS6と同一の方法により、次貨物積付けスペー
スを演算するとともに、ステップS68において、図1
のステップS7と同一の方法により、次貨物積付けスペ
ース内に貨物Fが積付けられるか否かを判別する。
【0057】ステップS68における判別で、積付け可
能と判断された場合には、ステップS69において、次
貨物積付けスペースの幅寸法と各貨物Fの長辺・短辺と
を比較する。そして、次貨物積付けスペースの幅寸法以
下で、かつ長辺または短辺が最も大きな値となる貨物F
を選択する。そして、ステップS70において、選択し
た貨物Fを次貨物積付けスペースに積付けるべき次貨物
として決定する。
【0058】次いで、ステップS71において、図1の
ステップS9と同一の方法により、次貨物積付けスペー
スに次貨物が積付けられるか否か,すなわち長辺を次貨
物積付けスペースの幅方向に向けて次貨物を積付けるこ
とができるか否かを判別し、積付け不可能な場合には、
ステップS72において、次貨物を90度回転させ、そ
の短辺を次貨物積付けスペースの幅方向に向ける。そし
てその後、ステップS73において、次貨物積付けスペ
ースに次貨物を積付ける。
【0059】以上の手順を繰返して、コンテナC内に貨
物Fを積付けていくと、やがてステップS68における
判別で、次貨物積付けスペースにどの貨物Fも積付ける
ことができないと判断されるに到る。そこでこの場合に
は、ステップS74において、図1のステップS13と
同一の方法により重心調節を行なう。
【0060】しかして、図18(a),(b)に示すよ
うに、次貨物積付けスペース(スペース候補S)に積
付けられる次貨物として、FとFの2つの貨物があ
り、底面積はF>Fであるとすると、図1に示す積
付け方法では、Fが次貨物として選択されることにな
るが、図17に示す積付け方法では、短辺がより大きな
値のFが次貨物として選択されることになる。さらに
この際、底面積はFよりも小さいが、長辺がFの短
辺よりも大きな値の貨物Fがあるとすれば、図17に
示す積付け方法では、この貨物Fが次貨物として選択
されることになる。このため、貨物Fとの間の間隙がよ
り狭くなり、効率的な積付けが可能となる。また、図1
に示す積付け方法と異なり、底面積の大きさ順に貨物F
が順位付けされているわけではないので、コンテナCの
フロント側に底面積の大きな貨物Fが集中的に積付けら
れるおそれが少ない。
【0061】なお、前記各実施の形態においては、コン
テナC内の貨物Fをブロック貨に分割する際に、3つの
ブロック貨B,B,Bに分割する場合について説
明したが、2つ以上であれば何分割にしてもよく、例え
ば3分割で好結果が得られない場合には5分割でやって
みる等、実際に貨物Fを積付ける必要がないので自由に
設定を変更して実施し、最適条件を見出すことができ
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、次貨物積
付けスペース内に貨物を積付ける際に、コンテナフロン
ト側のコンテナ幅方向中心位置から離れた隅部に貨物を
積付けるようにしているので、貨物は、コンテナの両側
面に寄せて中央部に間隙を設けた状態で積付けられ、実
際にコンテナに貨物を積付けた場合と同一の積付け形態
を得ることができる。
【0063】しかも、コンテナ内の貨物を、コンテナの
長手方向に複数のブロック貨に分割し、各ブロック貨の
順列を変えることにより長手方向重心位置を調節するよ
うにしているので、長手方向重心位置を、容易に許容範
囲内にすることができる。
【0064】本発明はまた、コンテナ内あるいは次貨物
積付けスペース内に貨物を積付ける際に、コンテナある
いは次貨物積付けスペースの幅寸法以下で、かつ長辺ま
たは短辺が最も大きな値となる貨物を選び、この貨物を
積付けるようにしているので、貨物間に形成される間隙
を可及的小さくして、効率よく貨物を積付けることがで
きるとともに、底面積の大きな貨物が、コンテナフロン
ト側の端部に集中的に積付けられるおそれを少なくする
ことができる。
【0065】しかも、コンテナ内の貨物を、コンテナの
長手方向に複数のブロック貨に分割し、各ブロック貨の
順列を変えることにより長手方向重心位置を調節するよ
うにしているので、長手方向重心位置を、容易に許容範
囲内にすることができる。
【0066】本発明はまた、貨物のコンテナへの積付け
完了後、任意の貨物をコンテナ中心位置側に移動させ
て、コンテナ幅方向の重心調節を行なうようにしている
ので、貨物の積付け態様を大幅に変更することなく、重
心調節を行なうことができ、しかも長手方向重心調節後
であっても、何等支障なく幅方向重心調節を行なうこと
ができる。
【0067】本発明はまた、ブロック貨の最適順列の選
択後、任意のブロック貨の向きを180度変えて、コン
テナ幅方向の重心調節を行なうようにしているので、貨
物をコンテナの側面から離すことなく重心調節を行なう
ことができる。
【0068】本発明はまた、次貨物積付けスペース内に
貨物を積付ける際に、コンテナフロント側のコンテナ幅
方向中心位置から離れた隅部に貨物を積付けるようにし
ているとともに、貨物のコンテナへの積付け完了後に、
任意の貨物をコンテナ中心位置側に移動させて、コンテ
ナ幅方向の重心調節を行なうようにしているので、実際
にコンテナに貨物を積付けた場合と同一の積付け態様が
得られ、しかもコンテナ幅方向における重心位置を、容
易に許容範囲内とすることができる。
【0069】本発明はさらに、コンテナ内あるいは次貨
物積付けスペース内に貨物を積付ける際に、コンテナあ
るいは次貨物積付けスペースの幅寸法以下で、かつ長辺
または短辺が最も大きな値となる貨物を選び、この貨物
を積付けるとともに、貨物のコンテナへの積付け完了後
に、任意の貨物をコンテナ中心位置側に移動させて、コ
ンテナ幅方向の重心調節を行なうようにしているので、
貨物間に形成される間隙を可及的に小さくして、効率よ
く貨物を積付けることができるとともに、底面積の大き
な貨物が、コンテナフロント側の端部に集中的に積付け
られるおそれを少なくすることができ、しかもコンテナ
幅方向における重心位置を、容易に許容範囲内とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテナへの貨物の積付け方法を
示す流れ図である。
【図2】次貨物積付けスペースの決定方法を示す流れ図
である。
【図3】長手方向の重心調節方法を示す流れ図ある。
【図4】幅方向の重心調節方法を示す流れ図である。
【図5】コンテナへの貨物の望ましい積付け形態を示す
説明図である。
【図6】(a)および(b)は順位1番の貨物を積付け
た後の次貨物積付けスペースの決定方法をそれぞれ示す
説明図である。
【図7】(a)および(b)は次貨物積付けスペースへ
の貨物の積付け方法をそれぞれ示す説明図である。
【図8】(a)〜(c)は2個の貨物を積付けた後の次
貨物積付けスペースの決定方法をそれぞれ示す説明図で
ある。
【図9】ブロック貨に分割する方法を示す説明図であ
る。
【図10】分割されたブロック貨を示す説明図である。
【図11】ブロック貨の順列を変えてコンテナに積付け
た状態を示す説明図である。
【図12】図11の状態から貨物をフロント側に詰めた
状態を示す説明図である。
【図13】幅方向の重心調節を行なった状態を示す説明
図である。
【図14】幅方向重心調節の他の方法を示す流れ図であ
る。
【図15】ブロック貨の向きを180度変えた状態を示
す説明図である。
【図16】図15の状態から貨物をフロント側に詰めた
状態を示す説明図である。
【図17】図1と異なるコンテナへの貨物の積付け方法
を示す流れ図である。
【図18】(a)〜(c)は図17の方法によって積付
けた際の効果をそれぞれ示す説明図である。
【符号の説明】
C コンテナ D ドア F,F,F,F 貨物 C 幅方向の中心位置 S,S,S11,S12,S13 スペース候補 P,P 分割線 B,B,B ブロック貨

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ内に複数種類の貨物を積付ける
    コンテナへの貨物の積付け方法において、 (a) 底面積の大きさ順に貨物の順位付けを行なう。 (b) 幅方向のコンテナ中心位置を求める。 (c) 順位1番の貨物を、コンテナフロント側の左右
    いずれかの隅部に、長辺を幅方向に向けて積付け、積付
    け不可能な場合には、短辺を幅方向に向けて積付ける。 (d) 先端が最もコンテナフロント側に位置し、両サ
    イドがコンテナ側面または貨物で規制されてコンテナド
    ア側に延びる方形の次貨物積付けスペースを求める。 (e) 次貨物積付けスペース内のコンテナフロント側
    のコンテナ幅方向中心位置から離れた隅部に、順位の高
    い貨物から長辺を幅方向に向けて積付け、積付け不可能
    な場合には、短辺を幅方向に向けて積付ける。 (f) 前記ステップ(d),(e)を繰返して、コン
    テナドア側の端部まで貨物を積付ける。 (g) 貨物の積付けが完了したコンテナの長手方向重
    心位置を求める。 (h) 求められた長手方向重心位置が許容範囲にない
    場合に、予め設定されている任意数の分割線に最も近い
    位置で、コンテナ内の貨物をコンテナ長手方向に複数の
    ブロック貨に分割する。 (i) 各ブロック貨の順列を交換するとともに、コン
    テナフロント側に詰めて長手方向重心位置を求め、長手
    方向重心位置が許容範囲内となるブロック貨の最適順列
    を選択する。ことを特徴とするコンテナへの貨物の積付
    け方法。
  2. 【請求項2】 コンテナ内に複数種類の貨物を積付ける
    コンテナへの貨物の積付け方法において、 (A) 幅方向のコンテナ中心位置を求める。 (B) コンテナ幅寸法以下で、かつ長辺または短辺が
    最も大きな値となる貨物を選ぶ。 (C) 前記ステップ(B)で選んだ貨物を、コンテナ
    フロント側の左右いずれかの隅部に、長辺を幅方向に向
    けて積付け、積付け不可能な場合には、短辺を幅方向に
    向けて積付ける。 (D) 先端が最もコンテナフロント側に位置し、両サ
    イドがコンテナ側面または貨物で規制されてコンテナド
    ア側に延びる方形の次貨物積付けスペースを求める。 (E) 次貨物積付けスペースの幅寸法以下で、かつ長
    辺または短辺が最も大きな値となる貨物を選ぶ。 (F) 前記ステップ(E)で選んだ貨物を、次貨物積
    付けスペース内のコンテナフロント側のコンテナ幅方向
    中心位置から離れた隅部に、長辺を幅方向に向けて積付
    け、積付け不可能な場合には、短辺を幅方向に向けて積
    付ける。 (G) 前記ステップ(D),(E),(F)を繰返し
    てコンテナドア側の端部まで貨物を積付ける。 (H) 貨物の積付けが完了したコンテナの長手方向重
    心位置を求める。 (I) 求められた長手方向重心位置が許容範囲にない
    場合に、予め設定されている任意数の分割線に最も近い
    位置で、コンテナ内の貨物をコンテナ長手方向に複数の
    ブロック貨に分割する。 (J) 各ブロック貨の順列を交換するとともに、コン
    テナフロント側に詰めて長手方向重心位置を求め、長手
    方向重心位置が許容範囲内となるブロック貨の最適順列
    を選択する。ことを特徴とするコンテナへの貨物の積付
    け方法。
  3. 【請求項3】 貨物のコンテナへの積付け完了後、任意
    の貨物をコンテナ中心位置側に移動させて、コンテナ幅
    方向の重心調節を行なうことを特徴とする請求項1また
    は2記載のコンテナへの貨物の積付け方法。
  4. 【請求項4】 ブロック貨の最適順列の選択後、任意の
    ブロック貨の向きを180度変えて、コンテナ幅方向の
    重心調節を行なうことを特徴とする請求項1または2記
    載のコンテナへの貨物の積付け方法。
  5. 【請求項5】 コンテナ内に複数種類の貨物を積付ける
    コンテナへの貨物の積付け方法において、 (ア) 底面積の大きさ順に貨物の順位付けを行なう。 (イ) 幅方向のコンテナ中心位置を求める。 (ウ) 順位1番の貨物を、コンテナフロント側の左右
    いずれかの隅部に、長辺を幅方向に向けて積付け、積付
    け不可能な場合には、短辺を幅方向に向けて積付ける。 (エ) 先端が最もコンテナフロント側に位置し、両サ
    イドがコンテナ側面または貨物で規制されてコンテナド
    ア側に延びる方形の次貨物積付けスペースを求める。 (オ) 次貨物積付けスペース内のコンテナフロント側
    のコンテナ幅方向中心位置から離れた隅部に、順位の高
    い貨物から長辺を幅方向に向けて積付け、積付け不可能
    な場合には、短辺を幅方向に向けて積付ける。 (カ) 前記ステップ(エ),(オ)を繰返して、コン
    テナドア側の端部まで貨物を積付ける。 (キ) 貨物のコンテナへの積付け完了後、任意の貨物
    をコンテナ中心位置側に移動させて、コンテナ幅方向の
    重心調節を行なう。ことを特徴とするコンテナへの貨物
    の積付け方法。
  6. 【請求項6】 コンテナ内に複数種類の貨物を積付ける
    コンテナへの貨物の積付け方法において、 (あ) 幅方向のコンテナ中心位置を求める。 (い) コンテナ幅寸法以下で、かつ長辺または短辺が
    最も大きな値となる貨物を選ぶ。 (う) 前記ステップ(い)で選んだ貨物を、コンテナ
    フロント側の左右いずれかの隅部に、長辺を幅方向に向
    けて積付け、積付け不可能な場合には、短辺を幅方向に
    向けて積付ける。 (え) 先端が最もコンテナフロント側に位置し、両サ
    イドがコンテナ側面または貨物で規制されてコンテナド
    ア側に延びる方形の次貨物積付けスペースを求める。 (お) 次貨物積付けスペースの幅寸法以下で、かつ長
    辺または短辺が最も大きな値となる貨物を選ぶ。 (か) 前記ステップ(お)で選んだ貨物を、次貨物積
    付けスペース内のコンテナフロント側のコンテナ幅方向
    中心位置から離れた隅部に、長辺を幅方向に向けて積付
    け、積付け不可能な場合には、短辺を幅方向に向けて積
    付ける。 (き) 前記ステップ(え),(お),(か)を繰返し
    てコンテナドア側の端部まで貨物を積付ける。 (く) 貨物のコンテナへの積付け完了後、任意の貨物
    をコンテナ中心位置側に移動させて、コンテナ幅方向の
    重心調節を行なう。ことを特徴とするコンテナへの貨物
    の積付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101052272B1 (ko) * 2010-10-01 2011-07-27 (주)로젠솔루션 항공 컨테이너에 블록을 적재하는 시뮬레이션 방법 및 그 시스템
WO2019087377A1 (ja) * 2017-11-06 2019-05-09 住友電気工業株式会社 レドックスフロー電池
CN114819674A (zh) * 2022-05-07 2022-07-29 安道亿联(重庆)供应链管理有限公司 货箱装载的重心修正方法、装置、电子设备及存储介质

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