JP2002052988A - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JP2002052988A
JP2002052988A JP2000242871A JP2000242871A JP2002052988A JP 2002052988 A JP2002052988 A JP 2002052988A JP 2000242871 A JP2000242871 A JP 2000242871A JP 2000242871 A JP2000242871 A JP 2000242871A JP 2002052988 A JP2002052988 A JP 2002052988A
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JP
Japan
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door trim
rib
vertical groove
reinforcing rib
collision
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000242871A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadatsugu Kanayama
忠嗣 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takanichi Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takanichi Co Ltd filed Critical Takanichi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突時における衝撃吸収性に優れた自動車用
ドアトリムを提供する。 【解決手段】 ドアトリム本体1の裏面に、水平方向に
延びる補強用リブ2と、この補強用リブ2と交叉する方
向に延びる縦溝3とを形成し、前記補強用リブ2には、
その先端縁から縦溝3に向けて所要深さの切り欠き4を
設けて、衝突時に該切り欠き4より補強用リブ2が確実
に折れた後、縦溝3に沿ってドアトリム本体1が屈曲破
壊されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突時における衝
撃吸収性に優れた自動車用ドアトリムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の側突事故から乗員を
保護する目的で自動車用ドアトリムを補強することが行
われており、その一手段として、例えば図3に示される
ように、ドアトリム本体30の裏面側に水平方向の補強
用リブ31を形成したものが知られている。
【0003】しかしながら、前記水平方向の補強用リブ
31はある程度の衝突荷重に対しては十分に補強強度を
発揮するものの、それ以上の荷重がかかった場合にはう
まく荷重を低減することができないものであった。即
ち、過大な荷重がかかった場合にはドアトリムが破壊さ
れ、この時の破壊に使用されるエネルギーの消費により
結果として乗員に与える損害を減少させることができる
のであるが、補強用リブ31のあるものではうまく破壊
することができず、安定した荷重の低減が図れないとい
う問題点があった。また、仮に破壊したとしても破壊す
る箇所が一定でなく、破壊場所によっては乗員に損傷を
与える場合もあるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、側突事故により過大な荷重が
かかった場合に確実に破壊して衝突荷重を大幅に低減化
することができ、しかも破壊する箇所も乗員に損傷を与
えることのない箇所で常に一定に破壊し優れた安全性を
発揮することができる自動車用ドアトリムを提供するこ
とを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の自動車用ドアトリムは、ドアトリ
ム本体の裏面に水平方向に延びるの補強用リブとこの補
強用リブと交叉する方向に延びる縦溝とを形成し、前記
補強用リブにはその先端縁から縦溝に向けて所要深さの
切り欠きを設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図中1は、合成樹脂材よ
りなるドアトリム本体、2はこのドアトリム本体1の裏
面に一体的に形成した水平方向に延びる一連の補強用リ
ブであり、以上の構成は従来の自動車用ドアトリムと基
本的に同じである。そして、本発明では同じくドアトリ
ム本体1の裏面に前記補強用リブ2と交叉する方向に延
びる縦溝3が形成されており、更にこの補強用リブ2に
はその先端縁から縦溝3に向けて所要深さの切り欠き4
が前記縦溝3と交叉する個所において設けられたものと
なっている。
【0007】前記補強用リブ2は、ドアトリム本体1の
強度をリブ効果によって向上させる目的で設けられるも
のであり、側突事故が生じた場合にもドアトリムが即座
に破壊するのを有効に防止するもので、この補強用リブ
2の厚みは約1〜3mm程度、奥行きが10〜25mm程度
である。また、前記縦溝3は、側突事故が生じて一定値
以上の大きな荷重が作用した場合に、ドアトリム本体1
を縦溝3に沿って破壊させて衝突エネルギーを吸収させ
るようにするためのものであり、その深さはドアトリム
本体1の厚みにもよるが、実施例では幅が1〜3mm、奥
行きが0.5〜2mm程度の断面V字状のものとしている
が、必ずしも断面V字状とすることはない。更に、補強
用リブ2の先端縁から縦溝3に向けて設けられている前
記した切り欠き4として実施例では、補強用リブ2の奥
行きの約半分の深さのV字状の切り欠き4としてあり、
一定値以上の大きな荷重が作用した場合に、該切り欠き
4に衝撃荷重が集中して屈曲破壊するよう構成されてい
る。これにより、切り欠き4が屈曲破壊後は、前記縦溝
3に沿ってドアトリム本体1が確実に破壊し、衝突エネ
ルギーを十分に吸収するよう構成されている。なお、補
強用リブ2の先端縁から縦溝3に向けて設ける切り欠き
4は一定値以上の大きな荷重が作用した場合に衝撃荷重
が集中しこの部分から補強用リブ2が破壊するためのも
のであるから、必ずしもV字状とすることはなく単なる
切込みでもよく、また、深さも補強用リブ2を分断する
ことなく所期の目的を達成できる程度であれば特に限定
されることはない。
【0008】なお前記縦溝3は、側突事故によりドアト
リム本体1が破壊されて、万が一破壊部分が車内側にめ
り込んだ場合に乗員を傷付けることがないような位置に
設ける必要があり、一般的には乗員の腰部などに直接当
たらないようドアトリム本体1の中央部より前側(車体
に取付けられた状態で)に形成しておくことが好まし
い。
【0009】このように構成したものは、ドアトリム本
体1の裏面に水平方向の補強用リブ2とは別に該補強用
リブ2と交叉する方向に延びる縦溝3を形成し、更にこ
の補強用リブ2と縦溝3とが交叉する個所において補強
用リブ2の先端縁から縦溝3に向けて所要深さの切り欠
き4を設けてあるので、常時は補強用リブ2のリブ効果
で所定の強度を確保していて側突事故が生じたとして
も、小さな衝突荷重の場合には十分に荷重に耐えれるこ
ととなるが、ドアトリムが破壊するような大きな衝突荷
重の場合には、前記切り欠き4に荷重が集中してこの箇
所で確実に補強用リブ2が屈曲破壊し、その後、縦溝3
に沿ってドアトリム本体1が確実に破壊することとな
る。この結果、衝突エネルギーがドアトリム本体1の破
壊でほとんどが消費されるため、乗員に対する衝突エネ
ルギーは大幅に減少し、乗員に与える損傷も最小のもの
となって、安全性に優れたものとなる。
【0010】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は常時は所定の強度を保持しているが、側突事故時に
ドアトリム本体に過大な荷重がかかった場合には、ドア
トリム本体が確実に破壊して衝突荷重を大幅に低減化す
ることができ、しかも、破壊する箇所も乗員に損傷を与
えることのない箇所で常に一定に破壊し優れた安全性を
発揮することができるものである。よって本発明は従来
の問題点を一掃した自動車用ドアトリムとして、産業の
発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部の斜視図であ
る。
【図2】ドア全体を示す斜視図である。
【図3】従来例を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム本体 2 補強用リブ 3 縦溝 4 切り欠き

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリム本体(1) の裏面に水平方向に
    延びる補強用リブ(2) とこの補強用リブ(2) と交叉する
    方向に延びる縦溝(3) とを形成し、前記補強用リブ(2)
    にはその先端縁から縦溝(3) に向けて所要深さの切り欠
    き(4) を設けたことを特徴とする自動車用ドアトリム。
JP2000242871A 2000-08-10 2000-08-10 自動車用ドアトリム Pending JP2002052988A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009166521A (ja) * 2008-01-10 2009-07-30 Toyota Boshoku Corp ドアトリム
JP2016094127A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 三菱自動車工業株式会社 車両の乗員保護構造

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