JP2002052949A - シフト装置 - Google Patents

シフト装置

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JP2002052949A
JP2002052949A JP2001163005A JP2001163005A JP2002052949A JP 2002052949 A JP2002052949 A JP 2002052949A JP 2001163005 A JP2001163005 A JP 2001163005A JP 2001163005 A JP2001163005 A JP 2001163005A JP 2002052949 A JP2002052949 A JP 2002052949A
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engine start
shift device
signal
engine
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/12Range selector apparatus comprising push button devices

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフト位置に応じて電気信号を出力可能なシ
フト部材とエンジンスタート手段を操作するエンジンス
タート操作手段とをまとまった空間に配置することがで
きるとともに、シフト部材をロックする際に機械的にロ
ックできるシフト装置を提供する。 【解決手段】 自動車のインストルメントパネルに配置
した車両用シフト装置11は、回転操作にてエンジンス
タートを行う操作ノブ17と、操作ノブ17の軸に設け
られ操作ノブ17の回転に応じて回転する回転板28
と、押圧操作にてシフトチェンジを行う複数の押圧スイ
ッチ18aと、プランジャ20aを有するソレノイド2
0とカードキーを認識するアンテナコイル32及び中央
制御部19とを備える。アンテナコイル32がカードキ
ーを認識すると、ソレノイド20のプランジャ20aが
後進し、操作ノブ17が回動可能となる。操作ノブ17
を回転させると、押圧スイッチ18aが押圧操作可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両に使わ
れるシフト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機では、複数の前進(D,3,
2,L)レンジ、後進(R)レンジ、パーキング(P)
レンジやニュートラル(N)レンジ等の各シフトレンジ
の選択は、前記変速機に設けられたレンジ切換弁(マニ
ュアルバルブ)の切換えによって行われる。前記レンジ
切換弁は、手動操作可能なシフト装置に対して機械的に
連係されており、一般に手動操作によって切換えられる
ようにしている。しかし、最近では、シフト装置を操作
して各シフトレンジの切換えを行う場合、前記シフト装
置から、電気的な制御で行う構成の自動変速機が提案さ
れている。このようなシフト装置は、シフトバイワイヤ
ー式シフト装置と呼ばれている。以下、シフトバイワイ
ヤー式シフト装置を単にシフト装置という。
【0003】このシフト装置は、複数のシフト位置に変
位可能で、かつ手動操作可能なシフト部材を備えてい
る。そして、シフト部材のシフト位置に応じてシフトス
イッチから電気信号が出力され、その電気信号に基づい
て自動変速機の各シフトレンジの選択が電気的に制御さ
れるようになっている。
【0004】一方、車両搭載のエンジンの始動は、イグ
ニッションスイッチ(スタートスイッチ)をオン作動さ
せることが行われるが、最近は、イグニッションスイッ
チのオン作動を許容するために、機械キーの代わりに電
子キー等の特殊キー(以下、代表的に電子キーとい
う。)が使用されるようになっている。この電子キー
は、使用時に識別コードを発信するようにされている。
又、電子キーから発信された識別コードは、車両に設け
たコイル等のアンテナにて受信するようにしている。そ
して、車両に設けた受信機では前記アンテナで受信した
識別コードがこの車両の正規ユーザーか否かを判定し、
正規ユーザであると判定した場合には、イグニッション
スイッチ(スタートスイッチ)のオン作動を許容し、エ
ンジンスタートが可能になっている。具体的には、正規
ユーザであることが判定された場合のみ、イグニッショ
ンスイッチをオン操作する操作部材を操作可能にする構
成としている。
【0005】このような電子キーは、車両の盗難防止の
ために有効なものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両インス
トルメントパネル等のスイッチ配置場所におけるスペー
ス有効利用の観点から、前記シフト装置のシフト部材
と、エンジン始動を行わせるためのイグニッションスイ
ッチを操作する操作部材(エンジンスタート操作手段)
とをまとまった所定配置空間に納めることが要望されて
いる。
【0007】このような、スペース有効利用の観点か
ら、前記各部材をまとまった配置空間に設ける場合、さ
らに、シフト部材と、エンジン始動に使用されるイグニ
ッションスイッチを操作する操作部材(エンジンスター
ト操作手段)のうち、少なくともシフト部材には、車両
盗難防止の面から正規ユーザでない場合において、シフ
ト操作ができないように機械的にロックすることが望ま
れる。
【0008】従って、本発明は、前述した事情に鑑みて
なされたものであって、その目的はシフト位置に応じて
電気信号を出力可能なシフト部材とエンジンスタート手
段を操作するエンジンスタート操作手段とをまとまった
空間に配置することができるとともに、シフト部材をロ
ックする際に機械的にロックできるシフト装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、押圧操作自在にそれぞれ
設けられた複数のシフト部材を備え、各シフト部材の押
圧操作に応じて電気信号を出力するシフト装置であっ
て、シフト装置外部から受信した識別信号が正規ユーザ
の識別信号か否かを検出する検出手段と、前記検出結果
に基づいて、前記シフト部材の操作許容又は機械的操作
ロックを行うロック手段と、前記シフト部材の周辺にお
いて回転操作自在に設けられ、かつエンジン始動信号を
出力可能なエンジンスタート手段に対して作動連結さ
れ、所定の回転位置でエンジンスタート手段をオン作動
させて、エンジン始動信号を出力させるエンジンスター
ト操作手段とを備えたことを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記ロック手段は、前記検出手段の検出結果に基づ
いて、前記エンジンスタート操作手段の操作許容又は機
械的操作ロックを行うことを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2において、前記ロック手段は、エンジンスタート
操作手段の回転操作に応じて回転する回転板を含み、前
記回転板は、前記複数のシフト部材の押圧操作を機械的
にロックするロック位置と、押圧操作の許容をするアン
ロック位置との間を回転自在に設けられていることを要
旨とする。 (作用)従って、請求項1に記載の発明においては、シ
フト部材は複数あり、各シフト部材は押圧操作自在とさ
れる。シフト装置は、各シフト部材の押圧操作に応じて
電気信号を出力する。検出手段は、シフト装置外部から
受信した識別信号が正規ユーザの識別信号か否かを検出
する。検出手段が正規ユーザの識別信号であると検出す
ると、ロック手段はシフト部材の操作許容を行う。検出
手段が正規ユーザの識別信号でないと検出すると、ロッ
ク手段はシフト部材を機械的に操作ロックする。エンジ
ンスタート操作手段は、シフト部材の周辺において回転
操作自在に設けられる。エンジンスタート操作手段が所
定の回転位置に位置すると、エンジンスタート手段はオ
ン作動される。エンジンスタート手段がオン作動される
と、エンジンスタート手段はエンジン始動信号を出力す
る。
【0012】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の作用に加えて、検出手段が正規ユーザの識別
信号であると検出すると、ロック手段はエンジンスター
ト操作手段の操作許容を行う。検出手段が正規ユーザの
識別信号でないと検出すると、ロック手段はエンジンス
タート操作手段を機械的に操作ロックする。
【0013】請求項3に記載の発明においては、請求項
1又は請求項2に記載の作用に加えて、エンジンスター
ト操作手段を回転操作すると、回転板はエンジンスター
ト操作手段の回転に応じて回転する。回転板が回転する
と、回転板はロック位置からアンロック位置に位置す
る。すると、シフト部材は押圧操作可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図14に従って説明する。図1は、本実施
形態の車両用シフト装置11を備えたA/T車の運転席
近傍を示している。運転席12から見て左前方のインス
トルメントパネル13にはシフト装置11が配置され、
前記運転席12から見て足元前方にはブレーキペダル1
4が設けられている。
【0015】以下、本実施形態では、図3における左側
を前側、右側を後側、紙面に直交する手前側を右側、そ
して紙面に直交する奥側を左側とする。図2,3に示す
ように、前記シフト装置11は、支台15、固定台1
6、エンジンスタート操作手段としての操作ノブ17、
シフト部材としての押圧スイッチ18a〜18cを備え
たユニット構造をなしている。
【0016】前記支台15は有蓋箱状をなし、その開口
縁部外周に設けられたフランジ15aがインストルメン
トパネル13内部の図示しない固定部材に対して固定さ
れている。前記支台15の蓋部後側面における上方には
シフトECUである中央制御部19が設けられ、下方に
は同中央制御部19に電気的に接続されたロック手段と
してのソレノイド20が固定されている。前記ソレノイ
ド20のプランジャ20aは、前記支台15の蓋部に設
けられた貫通孔15bを介して支台15の蓋部を突き抜
けるように配置されている。
【0017】前記プランジャ20aは干渉位置及び不干
渉位置に移動可能に構成されている。前記プランジャ2
0aは干渉位置に位置したときソレノイド20から進出
し、不干渉位置に位置したときソレノイド20内へ後退
するようになっている。
【0018】この干渉位置では、プランジャ20aの先
端部が後述する長孔28f又は後述する長孔28gに対
して挿入される。そして、長孔28fの端部とプランジ
ャ20a先端部との当接、又は長孔28gの端部とプラ
ンジャ20aの先端部との当接にて後述する回転板28
の回転範囲を規制する。一方、前記不干渉位置では、プ
ランジャ20aの先端部が長孔28f及び長孔28gか
ら退出する。
【0019】前記プランジャ20aの長手方向中程に
は、フランジ20bが突出形成されている。前記プラン
ジャ20aの外周において、同フランジ20bと前記支
台15の蓋部前側面との間にはプランジャ20aを干渉
位置へ付勢するスプリング44が巻装されている。
【0020】前記支台15の蓋部前側面には前記固定台
16が設けられている。同固定台16は有蓋箱状をな
し、その開口縁部外周に設けられたフランジ16aが支
台15の蓋部前側面の縁部全周に対して固定されてい
る。前記固定台16において蓋部の下部には円筒状をな
す操作ノブ保持部16bが後方へ向け形成されている。
【0021】図2に示すように、固定台16の蓋部にお
いて、前記操作ノブ保持部16bの軸心Oに対して上方
に位置する端部近傍には、四角形状をなす挿入孔21a
が形成されている。固定台16の蓋部において、挿入孔
21aの左右両側には挿入孔21aと同形をなす挿入孔
21b、21cが同挿入孔21aよりも若干下方に位置
するように配置され、前記挿入孔21a〜21cの中心
は、前記軸心Oの仮想円上に沿うようになっている。前
記挿入孔21cの右側近傍には挿入孔21cの略半分の
幅を有する挿入孔21dが形成されている。
【0022】図3に示すように、前記支台15の蓋部前
側面には軸心Oを中心としたパイプ状の固定軸22が固
定されている。支台15の蓋部前側面には有底円筒状の
固定台24が固定され、前記固定軸22は同固定台24
の軸心Oを中心とした貫通孔24aを介して前方に突出
されている。
【0023】図3,4に示すように、同固定台24の底
部前側面には基板25が固定されている。前記基板25
には軸心Oを中心とした仮想円に沿って3つの固定電極
25a〜25cが設けられている。図4において、前記
固定電極25aは軸心Oよりも下方に位置するように配
置されており、同固定電極25aから時計回り方向へ順
番に固定電極25b、25cが配置されている。
【0024】前記固定電極25aと固定電極25bとの
間隔は、同固定電極25bと固定電極25cとの間隔よ
りも広くなっており、固定電極25cは軸心Oを中心と
した仮想円に沿って固定電極25bよりも長くなるよう
に形成されている。前記固定電極25aはダミー電極、
固定電極25bはアクセサリ用の固定電極、固定電極2
5cはスタート兼用エンジン駆動用固定電極とされてい
る。前記固定電極25b、25cは中央制御部19に対
して電気的に接続されている。
【0025】なお、アクセサリ用の固定電極25bとは
後述する摺動電極27と電気的に接触した際に、車両の
アクセサリ機器に電源を供給するための電極である。ま
た、ダミー電極である固定電極25aは中央制御部19
に電気的に接続されておらず、固定電極25aと後述す
る摺動電極27とが接触しても、中央制御部19に信号
を送らない見せ掛けの電極である。
【0026】図3に示すように、固定台24の前方に配
置された絶縁材からなる円盤状の回転部26は前記固定
軸22に対し中央の貫通孔26aにて相対回動自在に貫
通されている。同回転部26は前記固定台24の開口側
端面に摺接し、且つ軸心Oを中心として固定台24とは
相対回転可能とされている。前記回転部26の前側面に
おいて、軸心Oに対して上方に位置する縁近傍には前方
へ向け突出する連結突部26bが形成されている。
【0027】一方、回転部26の後側面において、軸心
Oに対して下方の位置には導電性の金属からなる摺動電
極27が固定され、同摺動電極27は図示しないリード
線などを介して前記中央制御部19に電気的に接続され
ている。前記摺動電極27は基板25の前側面に対して
常に当接するように自身の弾性力により付勢され、且つ
回転部26の回転変位にて前記各固定電極25a〜25
cに選択的に摺動接触するようになっている。摺動電極
27と固定電極25bとによりアクセサリスイッチが構
成され、摺動電極27と固定電極25cとによりイグニ
ッションスイッチ42が構成されている(図7参照)。
【0028】前記回転部26に近接する前方には、回転
板28が設けられ、同回転板28の中央に形成された貫
通孔28aには固定軸22が相対回動自在に貫通されて
いる。前記回転板28はロック手段に含まれる。図8に
示すように、同回転板28は上下端部がぞれぞれ軸心O
を中心とした円弧状をなし、且つ左右端部が上下方向へ
延びる直線状をなしている。
【0029】回転板28の左端上部からは軸心Oを中心
とした円弧状の長溝28eが切込み形成され、回転板2
8の上部は、同長溝28eにより干渉片28bが円弧状
に形成されている。前記干渉片28bの先端部は、前記
回転板28の左端よりも若干突出されている。前記回転
板28の略全体の前面は平面に形成されている。図12
に示すように、同干渉片28bの先端近傍は、徐々に後
方へ向かうガイド部28cとなっており、そして同ガイ
ド部28cの先端部から徐々に前方へ向かう係止部28
dとなっている。前記係止部28dの先端部は前記回転
板28の前面を含む仮想平面上に位置するようになって
いる。図8〜図11に示すように、前記長溝28eに隣
接する回転板28の部位(干渉片28b、ガイド部28
c、及び係止部28dを含む)にて二点鎖線で示す干渉
部46が構成されている。
【0030】図3,8に示すように、前記回転板28に
おいて、前記プランジャ20aに対向する部位は軸心O
を中心とした円弧状をなす長孔28fが形成されてい
る。同長孔28fの一端部は軸心Oの下方に位置し、他
端部は一端部に対して反時計回り方向の位置に位置す
る。同長孔28fの反時計回り方向近傍には長孔28f
と同一仮想円上に位置する円弧状の長孔28gが形成さ
れている。前記長孔28gは長孔28fよりも短くされ
ている。
【0031】又、前記回転板28には連結孔29が形成
され、同連結孔29に対して前記回転部26の連結突部
26bが挿入されて回転板28と回転部26とは一体に
連結されている。さらに、前記回転板28において、軸
心Oを中心した互いに180度反対位置には一対の連結
孔30,31が形成されている。
【0032】図3に示すように、固定軸22の外周面に
おいて、前記回転板28に近接する前方には、リング状
に巻装されたアンテナコイル32が一体に外嵌固定さ
れ、同アンテナコイル32はヘッドアンプ41(図7参
照)を介して中央制御部19に電気的に接続されてい
る。前記中央制御部19及びアンテナコイル32にて検
出手段が構成されている。前記アンテナコイル32の前
方には、固定軸22の前端部に対して相対回動自在に当
接された操作ノブ17が設けられており、操作ノブ17
はその後面中央に回転軸23が突出されている。同回転
軸23が固定軸22内に嵌入されることにより操作ノブ
17は固定軸22に対して相対回動自在に支持されてい
る。
【0033】前記操作ノブ17の前側面には操作ノブ1
7を操作するための操作摘み17aが突出形成され、同
操作摘み17aの前側面上方には操作ノブ17の操作位
置を示す指示マーク17bが設けられている(図2参
照)。前記操作ノブ17は後側面から突出された連結部
17c,17dが前記連結孔30,31に対して挿入さ
れることにより回転板28と一体に連結されている。従
って、操作ノブ17の操作摘み17aを回転操作する
と、操作ノブ17、回転軸23、回転板28、及び回転
部26は操作摘み17aの回転に合わせて一体回転する
ようになっている。
【0034】図5に示すように、前記操作ノブ保持部1
6bの外側面上部には断面逆チャンネル形状の基板33
が固定され、その基板33の上面には一対を一組とする
三組の固定電極33a〜33cが固定されている。前記
各組の固定電極33a〜33cは図示しないリード線な
どを介して中央制御部19に電気的に接続されている。
【0035】図3,12に示すように、前記挿入孔21
a〜21cの後面側には収納筒45がそれぞれ形成さ
れ、各収納筒45内には、押圧スイッチ18a〜18c
が挿入されている。同押圧スイッチ18a〜18cの先
端は係止段部を介して固定台16の蓋部後側面に当接係
止され、その先端部は挿入孔21a〜21cを介して前
方へ突出されている。即ち、操作ノブ17は押圧スイッ
チ18a〜18cの周辺に設けられている。前記押圧ス
イッチ18a〜18cは後端に開口を有する中空状に形
成されている。押圧スイッチ18a〜18cの中空内に
は支台15の前側面に一端が固定されたスプリング34
がそれぞれ挿入され、前記押圧スイッチ18a〜18c
は同スプリング34により前方へ向け付勢されている。
前記押圧スイッチ18a〜18cにて押圧スイッチ群1
8が構成されている。
【0036】前記押圧スイッチ18a〜18cの下端面
には摺動電極35a〜35cが各々固定されている。前
記摺動電極35a〜35cは基板33に常に当接するよ
うに自身の弾性力により付勢され、且つ押圧スイッチ1
8a〜18cを押圧操作した際に、前記各組の対になっ
た固定電極33a〜33cをそれぞれ同時に摺動接触す
るようになっている。前記固定電極33a〜33c及び
摺動電極35a〜35cにてシフト位置検出手段として
のシフトスイッチ43a〜43cがそれぞれ構成されて
いる。前記シフトスイッチ43a〜43cにてシフトス
イッチ群43が構成されている。
【0037】図12に示すように、挿入孔21dには、
解除スイッチ36が後方側から前方へ向けて挿入されて
いる。前記解除スイッチ36には前端近傍にフランジ3
6aが形成され、その前端部が挿入孔21dから前方へ
突出され、外方から押圧操作可能にされている。
【0038】前記解除スイッチ36の後端側は、固定台
16から突出形成された保持部16cの貫通孔16dに
貫通されている。前記解除スイッチ36の外周におい
て、フランジ36aと保持部16cとの間には、解除ス
イッチ36を前方へ付勢するスプリング37が巻装され
ている。同スプリング37により、解除スイッチ36は
フランジ36aにて挿入孔21dの周縁に係止される。
前記解除スイッチ36の後端部には、前記ガイド部28
cに対して略平行な傾斜面を有する押圧部36bが形成
されている。
【0039】図8,9に示すように、固定台16の右側
壁内面には支持部39が突出形成され、同支持部39に
はコイルスプリングからなるリターンスプリング38の
一端が固定されている。リターンスプリング38の他端
は図10に示すように回転板28の回転軌跡上に位置
し、回転板28の右側側面に当接離脱可能とされてい
る。すなわち、図8,9に示すように、回転板28の回
転位置において、長孔28fがプランジャ20aと相対
する範囲ではリターンスプリング38に対しては回転板
28に当接しない。
【0040】一方、図10に示すように、回転板28の
回転位置において、長孔28gの一端部側にプランジャ
20aが相対する場合にはリターンスプリング38は回
転板28に当接するようになっている。そして、図11
に示すように、回転板28の回転により、プランジャ2
0aが長孔28gにおける一端部からさらに他端部側に
相対したときには回転板28はリターンスプリング38
にて反時計回り方向に付勢されるようになっている。
【0041】又、図2に示すように、固定台16の前側
面に表示された「OFF」はエンジンオフ位置、「AC
C」はアクセサリ位置、及び「ON」はエンジンオン位
置を示している。前記回転板28は図8〜図11に示す
状態まで相対回転可能となっている。
【0042】前記操作ノブ17の指示マーク17bが
「OFF」を指している際には、摺動電極27と基板2
5の固定電極25aとが接触し、回転板28は図8に示
す位置となっている。この際には、押圧スイッチ18a
〜18c及び解除スイッチ36は干渉部46と相対して
いるため、押圧操作不能(機械的操作ロック)となって
いる。又、前記プランジャ20aは長孔28fの一端部
側に相対して位置するようになっている。
【0043】前記操作ノブ17の指示マーク17bが
「ACC」を指している際には、摺動電極27と基板2
5の固定電極25bとが電気的に接続され、回転板28
は図9に示す位置となっている。この際には、押圧スイ
ッチ18a,18bは干渉部46と相対していないため
押圧操作可能(操作許容)となっており、押圧スイッチ
18c及び解除スイッチ36は干渉部46と相対してい
るため押圧操作不能(機械的操作ロック)となってい
る。又、前記プランジャ20aは長孔28fの他端部に
相対するようになっている。なお、本実施形態では図9
における回転板28の位置を第1アンロック位置とす
る。
【0044】前記操作ノブ17の指示マーク17bが
「ON」を指している際には、摺動電極27と基板25
の固定電極25cとが電気的に接続され、回転板28は
図10に示す位置となっている。
【0045】なお、本明細書では、操作ノブ17の指示
マーク17bが「ON」を指している際における操作ノ
ブ17の位置を「エンジンスタート操作手段が所定の回
転位置に位置する」という。
【0046】この際には、押圧スイッチ18a,18b
は干渉部46と相対していないため押圧操作可能(操作
許容)となっており、押圧スイッチ18cは干渉部46
と相対しているため押圧操作不能(機械的操作ロック)
となっている。そして、前記プランジャ20aは長孔2
8gの一端部に相対するようになっている。
【0047】前記回転板28が図11に示す状態となっ
ている際には、摺動電極27と基板25の固定電極25
cとが電気的に接続される。この際には、押圧スイッチ
18a〜18cは干渉部46と相対していないため押圧
操作可能(操作許容)となっている。又、前記プランジ
ャ20aは長孔28gの他端部に相対するようになって
いる。なお、本実施形態では図11における回転板28
の位置を第2アンロック位置とする。本実施形態では、
第1アンロック位置及び第2アンロック位置を総合して
アンロック位置としている。
【0048】次に、このシフト装置及びその関連装置の
電気的構成について説明する。図6に示すように、前記
シフト装置11と別体に設けられたカードキー40の内
部には、イモビライザ用識別コードを記憶したトランス
ポンダ40aが埋設されている。前記イモビライザ用識
別コードは識別信号に相当する。前記トランスポンダ4
0aはカードキー40をアンテナコイル32に近づける
と、アンテナコイル32を介して中央制御部19にイモ
ビライザ用識別コードを出力するようになっている。前
記ブレーキペダル14の近傍には、ブレーキペダル14
が踏み込まれたときに中央制御部19に制動検出信号を
出力するブレーキスイッチ14a(図7参照)が設けら
れている。同じく図7に示すように、シフト装置11の
中央制御部19はエンジンECU50を介してエンジン
EGに対して電気的に接続されている。
【0049】前記中央制御部19とアンテナコイル32
との間には、ヘッドアンプ41が電気的に接続され、同
ヘッドアンプ41は中央制御部19からアンテナコイル
32へ出力される判定要求信号を増幅するようになって
いる。
【0050】中央制御部19はレンジ切換弁であるマニ
ュアルシフトバルブ(図示しない)を切換え動作させる
ためのモータ等のアクチュエータ51を制御する。すな
わちマニュアルシフトバルブは、従来の手動によりレン
ジを切換える自動変速機におけるマニュアルシフトバル
ブと同様にスプールタイプのバルブであり、制御および
駆動のための元圧となるライン油圧が供給され、シフト
位置に応じて各走行レンジに応じた経路で所定の摩擦係
合装置(図示しない)に油圧を供給するように構成され
ている。
【0051】次に、上記実施形態のシフト装置11の作
用について説明する。なお、シフト装置11の初期の状
態、即ち、エンジンEG停止状態では操作ノブ17の指
示マーク17bは「OFF」を示した機械的回転規制状
態となっているものとする。この結果、固定電極25a
と摺動電極27とは当接されている。又、押圧スイッチ
18a〜18cは干渉部46と相対した位置となってい
る。従って、押圧スイッチ18a〜18cを押圧操作し
ようとすると、押圧スイッチ18a〜18cの下端部は
干渉部46に当接するため押圧操作不能となっている。
加えて、プランジャ20aは干渉位置に位置している。
【0052】なお、本実施形態における操作ノブ17の
機械的回転規制状態とは、操作ノブ17の指示マーク1
7bが「OFF」から「ACC」の間を示しているとき
のことをいう。
【0053】さて、操作ノブ17の指示マーク17bが
「ACC」を指すように操作ノブ17を回転変位させる
と、固定電極25bと摺動電極27とが電気的に接続さ
れ、中央制御部19にアクセサリオン信号が入力され
る。中央制御部19はアクセサリオン信号に基づいて車
両に搭載した図示しないアクセサリ機器に対して電源供
給許可等の適宜処理を行う。又、操作ノブ17の指示マ
ーク17bが「ACC」を指すと、図9に示すように、
回転板28はロック位置から第1アンロック位置に移動
する。この状態では、干渉部46が押圧スイッチ18
a,18bに対して相対的に待避することにより、押圧
スイッチ18a,18bは押圧操作不能状態から押圧操
作可能状態となる。
【0054】そして、図14に示すように、押圧スイッ
チ18aを押圧操作すると、固定電極33aと摺動電極
35aとが電気的に接続され、中央制御部19には電気
信号としてのニュートラル位置信号が入力される。中央
制御部19はニュートラル位置信号に基づいて、ニュー
トラル位置に応じた制御をアクチュエータ51に対して
行う。又、押圧スイッチ18bを押圧操作すると、固定
電極33bと摺動電極35bとが電気的に接続され、中
央制御部19には電気信号としてのドライブ位置信号が
入力される。中央制御部19はドライブ位置信号に基づ
いて、ドライブ位置に応じた制御をアクチュエータ51
に対して行う。
【0055】ところで、本実施形態では、中央制御部1
9はインストルメントパネル13に設けられた電源スイ
ッチSが押圧操作されると、ヘッドアンプ41に判定要
求信号を出力し、同ヘッドアンプ41は判定要求信号を
増幅する。そして、ヘッドアンプ41はアンテナコイル
32に判定要求信号を出力する。この状態でカードキー
40をシフト装置11に近づけると、アンテナコイル3
2はトランスポンダ40aに判定要求信号を送信する。
トランスポンダ40aは判定要求信号が入力されると、
イモビライザ用識別コードをアンテナコイル32を介し
てヘッドアンプ41に送信し、ヘッドアンプ41はイモ
ビライザ用識別コードを中央制御部19に出力する。
【0056】中央制御部19は入力したイモビライザ用
識別コードと予め記憶した車載側識別コードとを比較
し、一致するときには正規ユーザの識別コード(識別信
号)と認識し、中央制御部19内にカード認識情報を記
憶する。
【0057】この状態でブレーキペダル14を踏み込み
すると、ブレーキスイッチ14aは中央制御部19に制
動検出信号を出力する。中央制御部19は前記カード認
識情報が記憶され、且つ制動検出信号が入力されたこと
に基づいてソレノイド20に励磁信号を出力する。即
ち、中央制御部19はエンジンEGが駆動されていない
状態の元では正規ユーザであると認識結果が得られてい
るカード認識情報と、制動検出信号の入力とのアンド条
件でのみソレノイド20のロック解除を行う。ソレノイ
ド20は励磁信号に基づき、プランジャ20aを干渉位
置から不干渉位置に移動させる。すると、操作ノブ17
は機械的回転規制状態(機械的操作ロック状態)から回
転許容状態(操作許容状態)となる。
【0058】そして、操作ノブ17が回転許容状態のと
きに、操作ノブ17の指示マーク17bが「ON」を指
すように操作ノブ17を回転変位させると、固定電極2
5cと摺動電極27とが電気的に接続(オン作動)され
る。すると、中央制御部19にエンジン始動信号が入力
され、同中央制御部19はエンジン始動信号に基づき、
エンジンECU50にエンジン駆動許可信号を出力す
る。このエンジン駆動許可信号に基づいてエンジンEC
U50はエンジンを始動させる。
【0059】この後、エンジンECU50によりエンジ
ンEGが駆動された後では、ブレーキペダル14の踏み
込み操作が解除されると、ブレーキスイッチ14aから
の制動解除信号に基づいて、中央制御部19はソレノイ
ド20を消磁する。従って、ソレノイド20のプランジ
ャ20aはスプリング44の付勢により干渉位置に移動
する。
【0060】ところで、操作ノブ17の指示マーク17
bが「ON」を指している状態では、図10に示すよう
に、干渉部46は押圧スイッチ18cに対して相対して
いる。その結果、押圧スイッチ18cは干渉部46にて
依然として押圧操作不能状態のままとなっている。図1
2に示すように、仮に、押圧スイッチ18cを押圧操作
しようとすると、押圧スイッチ18cは回転板28の係
止部28dの先端部に当接して押圧操作できない。
【0061】そこで、押圧スイッチ18cを押圧操作す
る場合には、以下に示す操作を行う。回転板28が図1
0に示す状態となっている際において、図12に示すよ
うに、解除スイッチ36を押圧操作すると、同解除スイ
ッチ36の押圧部36bが回転板28のガイド部28c
を押圧する。すると、回転板28がリターンスプリング
38の付勢に抗して軸心Oを中心として時計回り方向に
回転される。
【0062】すると、図11,13に示す第2アンロッ
ク位置に回転板28が移動され、干渉部46は押圧スイ
ッチ18cに対して相対的に待避する。すると、押圧ス
イッチ18cは押圧操作不能状態から押圧操作可能状態
となる。そして、押圧スイッチ18cが押圧操作可能状
態のときに、押圧スイッチ18cを押圧操作すると、固
定電極33cと摺動電極35cとが電気的に接続され、
中央制御部19には電気信号としての後進位置信号が入
力される。中央制御部19は後進位置信号に基づいてア
クチュエータ51を制御駆動する。
【0063】なお、エンジンEG駆動中において、ブレ
ーキペダル14を踏み込み、ブレーキスイッチ14aが
中央制御部19に制動検出信号を出力すると、中央制御
部19はソレノイド20を駆動制御してプランジャ20
aを不干渉位置に移動するようになっている。従って、
エンジンEG駆動中においてソレノイド20のプランジ
ャ20aを不干渉位置に位置させる際には、再びカード
キー40の照合を行う必要はなくブレーキペダル14を
踏み込むだけでよい。
【0064】そして、エンジンEGを停止させる際に
は、ブレーキペダル14を踏み込みソレノイド20のプ
ランジャ20aを不干渉位置に移動させる。その後、操
作ノブ17の指示マーク17bが「OFF」を指すよう
に操作ノブ17を回転変位させると、摺動電極27が固
定電極25cから離間(オフ)した際にオフ信号が中央
制御部19に出力され、そのオフ信号に基づいて中央制
御部19はエンジンECU50にエンジン停止信号を出
力する。このエンジン停止信号に基づいてエンジンEC
U50はエンジンEGを停止させる。
【0065】従って、本実施形態のシフト装置11によ
れば、以下のような効果を得ることができる。 (1)本実施形態のシフト装置11では、操作ノブ17
と押圧スイッチ18a〜18cとを固定台16に対して
設け、かつ操作ノブ17を押圧スイッチ18a〜18c
の周辺に設けた。エンジンEG停止状態において、検出
手段(中央制御部19及びアンテナコイル32)がカー
ドキー40のトランスポンダ40aを正規ユーザのもの
であると照合(検出)し、且つブレーキペダル14が踏
み込まれている時に、中央制御部19はソレノイド20
のプランジャ20aを干渉位置から不干渉位置に移動さ
せるようになっている。その結果、操作ノブ17は回転
許容状態となる。そして、操作ノブ17が回転許容状態
の時に、操作ノブ17の指示マーク17bが「ON」を
指せるようになるとともに、押圧スイッチ18cが押圧
操作可能となる。
【0066】従って、エンジンEG停止状態において、
検出手段である中央制御部19がカードキー40を正規
ユーザと確認しない限り、操作ノブ17は機械的回転規
制状態を保持し、押圧スイッチ群18が完全に使用でき
ないため盗難防止性能を高めることができる。又、検出
手段がカードキー40を正規ユーザのものと認識しない
限り、操作ノブ17はソレノイド20のプランジャ20
aに阻まれエンジンスタートできないため、車両の盗難
防止性能を高めることができる。
【0067】(2)本実施形態では、押圧スイッチ群1
8を操作ノブ17の周辺に位置するように、押圧スイッ
チ群18と操作ノブ17とをシフト装置11にユニット
化して設けている。従って、押圧スイッチ群18と操作
ノブ17とを別体で離間して設けた場合と比べて、シフ
ト装置11は部品点数を削減できると共に、省スペース
化、コンパクト化を実現できる。
【0068】(3)本実施形態では、単一の(共通の)
ソレノイド20が押圧スイッチ18c(シフト部材)の
押圧操作可能又は機械的押圧操作不能にし、且つ操作ノ
ブ17の機械的回転規制又は回転許容を行っている。従
って、操作ノブ17及び押圧スイッチ18cにそれぞれ
ソレノイド20を設けた場合と比べ低コストでシフト装
置11を構成できる。
【0069】(4)本実施形態では、回転板28の回転
位置によって各押圧スイッチ18a〜18cの押圧操作
可能又は機械的押圧操作不能をコントロールしている。
従って、簡単な構造で押圧スイッチ18a〜18cを押
圧操作可能又は機械的押圧操作不能にすることができ
る。
【0070】(5)本実施形態では、解除スイッチ36
を押圧操作しない限り、押圧スイッチ18cが押圧操作
可能とならないようになっている。従って、車両を前進
走行させているときに、誤って押圧スイッチ18cを押
すことが防止できる。
【0071】なお、上記実施形態は以下のような他の実
施形態に変更して具体化してもよい。 ・前記実施形態では、単一の(共通の)ソレノイド20
にて操作ノブ17の機械的回転規制又は回転許容、及び
押圧スイッチ18cの押圧操作可能又は押圧操作不能を
行っていた。これを、前記操作ノブ17及び押圧スイッ
チ18cのぞれぞれに対して別々にソレノイド20を設
けてもよい。
【0072】・前記実施形態では、図9に示す干渉部4
6が押圧スイッチ18a,18bに対して相対的に待避
する第1アンロック位置と、図11に示す干渉部46が
押圧スイッチ18a〜18cに対して相対的に待避する
第2アンロック位置とを総合してアンロック位置として
いた。これを、干渉部46が押圧スイッチ18bに対し
てのみ相対的に待避した回転板28の状態を第3アンロ
ック位置とし、第1〜第3アンロック位置を総合してア
ンロック位置としてもよい。
【0073】・前記実施形態では、検出手段である中央
制御部19及びアンテナコイル32をシフト装置11内
に配置していた。しかし、中央制御部19及びアンテナ
コイル32のうち少なくとも一方をシフト装置11の外
部に設けてもよい。例えば、アンテナコイル32をイン
ストルメントパネル13における車両用シフト装置11
と別の位置、車両のドア部等に設けてもよい。上記のよ
うにアンテナコイル32を車両のドア部に設けると、車
両外部からカードキー40の照合を行うことができる。
同様に中央制御部19及をインストルメントパネル13
における車両用シフト装置11と別の位置、車両のドア
部等に設けてもよい。
【0074】次に、上記実施形態から把握できる請求項
に記載した発明以外の技術的思想について記載する。 ・前記アンロック位置は、シフト部材のうち少なくとも
1つの押圧操作を許容するアンロック位置を含むことを
特徴とする請求項3に記載のシフト装置。
【0075】・前記ロック位置は、すべてのシフト部材
の押圧操作をロックする位置であり、アンロック位置
は、回転板の回動操作量に応じて、順次シフト部材の押
圧操作を解除する複数箇所を含むことを特徴とする請求
項3に記載のシフト装置。
【0076】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の発明によれば、シ
フト装置は、シフト部材の押圧操作に応じて電気信号を
出力し、かつエンジンスタート操作手段を含み、シフト
部材をロックする際に機械的にロックできる。
【0077】請求項2に記載の発明によれば、シフト装
置は、エンジンスタート操作手段をロックする際に機械
的にロックできる。請求項3に記載の発明によれば、回
転板によってシフト部材の操作許容又は機械的操作ロッ
クを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるA/T車の運転席を示す
概略図。
【図2】 本実施形態におけるシフト装置の概略正面
図。
【図3】 本実施形態におけるシフト装置の側断面図。
【図4】 本実施形態における固定台の正面図。
【図5】 図3のA−A矢視における基板の断面図。
【図6】 本実施形態におけるカードキーの正面図。
【図7】 本実施形態におけるシフト装置の電気的構成
を示すブロック図。
【図8】 本実施形態における回転板の概略説明図。
【図9】 本実施形態における回転板の概略説明図。
【図10】 本実施形態における回転板の概略説明図。
【図11】 本実施形態における回転板の概略説明図。
【図12】 図10の回転板を別の視点から示す概略説
明図。
【図13】 図11の回転板を別の視点から示す概略説
明図。
【図14】 本実施形態における押圧スイッチの作用を
示す説明図。
【符号の説明】
11…シフト装置、17…エンジンスタート操作手段と
しての操作ノブ、18a〜18c…シフト部材としての
押圧スイッチ、20…ロック手段としてのソレノイド、
28…回転板、42…エンジンスタート手段としてのイ
グニッションスイッチ、43a〜43c…シフト位置検
出手段としてのシフトスイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧操作自在にそれぞれ設けられた複数
    のシフト部材(18a〜18c)を備え、各シフト部材
    (18a〜18c)の押圧操作に応じて電気信号を出力
    するシフト装置(11)であって、 シフト装置外部から受信した識別信号が正規ユーザの識
    別信号か否かを検出する検出手段(19,32)と、 前記検出結果に基づいて、前記シフト部材(18a〜1
    8c)の操作許容又は機械的操作ロックを行うロック手
    段(20)と、 前記シフト部材(18a〜18c)の周辺において回転
    操作自在に設けられ、かつエンジン始動信号を出力可能
    なエンジンスタート手段(42)に対して作動連結さ
    れ、所定の回転位置でエンジンスタート手段(42)を
    オン作動させて、エンジン始動信号を出力させるエンジ
    ンスタート操作手段(17)とを備えたシフト装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック手段(20)は、前記検出手
    段(19,32)の検出結果に基づいて、前記エンジン
    スタート操作手段(17)の操作許容又は機械的操作ロ
    ックを行うことを特徴とする請求項1に記載のシフト装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ロック手段(20)は、 エンジンスタート操作手段(17)の回転操作に応じて
    回転する回転板(28)を含み、 前記回転板(28)は、前記複数のシフト部材(18a
    〜18c)の押圧操作を機械的にロックするロック位置
    と、押圧操作の許容をするアンロック位置との間を回転
    自在に設けられていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載のシフト装置。
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