JP2002052934A - 車体開口開閉装置 - Google Patents

車体開口開閉装置

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JP2002052934A
JP2002052934A JP2000241204A JP2000241204A JP2002052934A JP 2002052934 A JP2002052934 A JP 2002052934A JP 2000241204 A JP2000241204 A JP 2000241204A JP 2000241204 A JP2000241204 A JP 2000241204A JP 2002052934 A JP2002052934 A JP 2002052934A
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JP
Japan
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cable
opening
insertion groove
slide panel
cable member
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JP2000241204A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tsukamoto
宏行 塚本
Nobuhiro Funahashi
信裕 舟橋
Makoto Nakao
誠 中尾
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Yachiyo Industry Co Ltd
Hi Lex Corp
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
Yachiyo Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストをより一層低減し得るように構成
された車体開口開閉装置を提供する。 【解決手段】 車体の開口部に設けられたスライドパネ
ルと、該スライドパネルに駆動装置(24)の駆動力を
伝達するケーブル部材(29)とを有する車体開口開閉
装置を、スライドパネルを支持するガイドレール(2
5)に形成したケーブル挿通溝(31)およびアウター
チューブ(26・27)に挿通してケーブル部材の延在
方向を案内し、且つケーブル部材に牽引力を加えること
によってスライドパネルを移動させると共に、ケーブル
挿通溝の内径寸法をアウターチューブの外径寸法よりも
大きく設定し、且つケーブル挿通溝の底壁に切欠孔(3
3)を設け、該切欠孔からアウターチューブの端末部を
ケーブル挿通溝に引き込むようにする。これにより、ス
ライドパネルの移動時にケーブル部材に撓みが生じない
ので、ケーブル挿通溝の寸法精度を高める必要がなくな
る。また、ドレンチャンネルを避けてケーブル部材を引
き回すことができるので、ケーブル部材の引き込み部に
防水対策を施さずに済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動装置に連結さ
れたケーブル部材によってスライドパネルが開閉駆動さ
れる車体開口開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の屋根に開口を設け、その開口に
開閉可能なスライドパネルを設けたサンルーフ装置が知
られている。以下、従来のサンルーフ装置の一例につい
て図5を参照して簡単に説明する。
【0003】車体の固定ルーフ1に設けられた開口2に
は、スライドパネル3が開閉自在に設けられている。そ
して固定ルーフ1の車室内側には、サンルーフフレーム
4が固定されており、このサンルーフフレーム4には、
固定ルーフ1の開口2と対応する室内側開口5と、室内
側開口5の両側延に沿って車体前後方向に延在する左右
一対のガイドレール6とが設けられている。
【0004】スライドパネル3の両側部下面には、フロ
ントステー8及びリヤステー9が固定されている。そし
てこれらフロントステー8及びリヤステー9は、ガイド
レール6に摺合している。
【0005】リヤステー9には、ギヤードケーブル11
の端末が結合されている。このギヤードケーブル11
は、鋼製の可撓体の外周面にワイヤを螺旋状に巻回して
なるものであり、サンルーフフレーム4の後端中央部に
配設されたギヤ装置12内の駆動ギヤと歯合している。
そしてギア装置12に結合されたモータ13を正逆転駆
動することによってギヤードケーブル11を押し引き駆
動し、ギヤードケーブル11に連結されたリヤステー9
を介してスライドパネル3に開閉動作を与えるようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記従来の構成
によると、スライドパネルを開閉駆動するギヤードケー
ブルには、開閉方向に応じた引っ張り力と圧縮力とが共
に作用し、特に圧縮力が作用すると撓みを生ずるので、
その撓みによる悪影響が生じないようにするために、ガ
イドレールに形成されたケーブル挿通溝に対してギヤー
ドケーブルを隙間無く挿通する必要がある。つまりギヤ
ードケーブルを用いるサンルーフ装置にあっては、ケー
ブル挿通溝に比較的高い寸法精度が要求されていた。
【0007】また、ギヤードケーブルは、円滑な作動が
得られる最小曲率半径が比較的大きくて引き回しの自由
度が低いため、例えばケーブル挿通溝に接続するのにド
レンチャンネル内を横切らねばならないことがある。そ
してこのような場合には、ドレンチャンネルとギヤード
ケーブルとの接続部並びにケーブル挿通溝の開口に防水
対策を講ずる必要があった。
【0008】これらの点は、サンルーフ装置などの如き
車体開口開閉装置の製造コストの低減要求を阻害する一
因となっていた。
【0009】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
製造コストをより一層低減し得るように構成された車体
開口開閉装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、車体の開口部に設けられた
スライドパネルと、該スライドパネルに駆動装置(2
4)の駆動力を伝達するケーブル部材(29)とを有す
る車体開口開閉装置を、スライドパネルを支持するガイ
ドレール(25)に形成したケーブル挿通溝(31)お
よびアウターチューブ(26・27)に挿通してケーブ
ル部材の延在方向を案内し、且つケーブル部材に牽引力
を加えることによってスライドパネルを移動させると共
に、ケーブル挿通溝の内径寸法をアウターチューブの外
径寸法よりも大きく設定し、且つケーブル挿通溝の底壁
に切欠孔(33)を設け、該切欠孔からアウターチュー
ブの端末部をケーブル挿通溝に引き込むようにするもの
とした。このように、可撓性に富み、引き回しの容易な
プルケーブル方式を採用することにより、スライドパネ
ルの移動時にケーブル部材に撓みが生じないので、ケー
ブル挿通溝の寸法精度を高める必要がなくなる。また、
ドレンチャンネルを避けてケーブル部材を引き回すこと
ができるので、ケーブル部材の引き込み部に防水対策を
施さずに済む。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明について詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明が適用された開閉体駆動装
置を示している。この開閉体駆動装置21は、減速機付
きモータ22およびドラム23からなるケーブル駆動装
置24と、左右一対のガイドレール25R・25Lと、
右ガイドレール25Rの後端とケーブル駆動装置24と
の間を連結する2本の後部アウターチューブ26G・2
6Bと、左右のガイドレール25R・25Lの前端同士
間を連結する2本の前部アウターチューブ27G・27
Bと、左ガイドレール25Lの後端に枢着されたプーリ
28と、これらのガイドレール25R・25L、アウタ
ーチューブ26G・26B・27G・27B及びプーリ
28に沿ってループ状に掛け回されたケーブル部材29
と、ケーブル部材29にスライドパネル(図示せず)を
連結するための連結具30R・30Lとを備えている。
【0013】ケーブル部材29は、複数本の金属素線を
撚り合わせてなり、専ら牽引力のみを伝達できるプルケ
ーブルであり、図2〜図4に示すように、直線的な部分
はガイドレール25R・25Lに形成されたケーブル挿
通溝31内に延在し、その向きを変える部分は圧縮力に
耐え得るように構成されたアウターチューブ26G・2
6B・27G・27B内に挿通されている。ここでケー
ブル部材29に加わる牽引力は、アウターチューブ26
G・26B・27G・27Bとガイドレール25R・2
5Lとで受け止められるので、アウターチューブ26G
・26B・27G・27Bとガイドレール25R・25
Lとは、相対移動のないように互いに剛固に結合されて
いる。
【0014】ガイドレール25R・25Lには、ケーブ
ル部材29に結合された連結具30R・30Lの移動軌
跡を規定するための案内溝32も形成されており、連結
具30R・30Lの案内溝32から外出した部分にスラ
イドパネルを結合することにより、スライドパネルの前
後移動軌跡も規定されるようになっている。
【0015】ケーブル部材29に牽引力を加えるための
ケーブル駆動装置24は、例えばサイドウィンドウレギ
ュレータに用いるものと実質的に同様な機構とされてお
り、減速機付きモータ22の出力軸に固定されたドラム
23に対し、ケーブル部材29の各端が固定された上で
互いに逆向きに巻き付けられている。
【0016】ドラム23から引き出されたケーブル部材
29は、一方の後部アウターチューブ26Gによって案
内されて右側ガイドレール25Rのケーブル挿通溝31
を前方へ延出され、その中間部に右側連結具30Rが固
定され、さらに前方へ延びて一方の前部アウターチュー
ブ27Gに挿通されている。そして一方の前部アウター
チューブ27Gを経て左側ガイドレール25Lのケーブ
ル挿通溝31に入ったケーブル部材29は、該ケーブル
挿通溝31を後方へ延出された後、左側ガイドレール2
5Lの後端に設けられたプーリ28でその向きを反転さ
れて前方へ延出され、その中間部に左側連結具30Lが
固定されている。
【0017】更に他方の前部アウターチューブ27Bを
経て右側ガイドレール25Rのケーブル挿通溝31に入
って後方へ延出され、右側ガイドレール25Rの後端に
連結された他方の後部アウターチューブ26Bを通り、
ケーブル駆動装置24のドラム23に巻き付けられてい
る。なお、ここでは全体を一本のケーブル部材29で通
すものとしたが、例えば左右の連結具30R・30Lに
対する固定部で全体を3つの部分に分断した方が、メイ
ンテナンス上や張力調節上は好ましい。
【0018】上記のように、ケーブル部材29は全体で
いわば閉ループを構成しており、ドラム23が一方へ回
転すると、例えば図1における下側に位置する部分がド
ラム23に巻き取られ、上側に位置する部分がドラム2
3から繰り出される。これにより、ケーブル部材29の
ループが矢印方向に循環し、左右の連結具30R・30
Lはガイドレール25R・25Lに沿って後退すること
となる。これにより、連結具30R・30Lに連結され
たスライドパネルが後退して開口が開かれる。
【0019】この逆に、ケーブル部材29の下側に位置
する部分をドラム23から繰り出し、上側に位置する部
分をドラム23に巻き取ると、ケーブル部材29のルー
プが矢印と逆向きに循環し、左右の連結具30R・30
Lが前進し、これに伴われてスライドパネルが閉方向へ
と移動することとなる。
【0020】ガイドレール25R・25Lに形成された
ケーブル挿通溝31は、図2〜図4に示すように、その
内径寸法がアウターチューブ27の外径寸法よりも大き
く設定されている。そしてケーブル挿通溝31の底壁に
は、アウターチューブ27を挿通できる切欠孔33が開
設してある。この切欠孔33を経てアウターチューブ2
7の端末部をケーブル挿通溝31内に引き込むと共に、
ガイドレール25R・25Lの前端に結合された前部ド
レンチャンネル34の下面に対し、固定具35をもって
アウターチューブ27を結合してある。
【0021】アウターチューブ27は、可撓性を有する
ものを選択しているので、ドレンチャンネル33の下方
を通して上向きに屈曲させてケーブル挿通溝31内に引
き込むことができる。従って、ケーブル挿通溝31のド
レンチャンネル33内に面した開口は単純な蓋で閉塞す
ることができるので、ケーブル挿通溝31の開口にスラ
イド移動するケーブルが挿通されていた従来形式に比し
て防水処理が簡便なもので済む。
【0022】なお、ケーブル部材29の引き回しについ
ては上記に限定されず、例えば左右のガイドレール25
R・25L同士間の連結を前部ではなく後部で行うよう
にしたり、アウターチューブを用いずにプーリを用いて
ケーブル部材29の向きを変えるようにしたりすること
もできる。
【0023】
【発明の効果】このように本発明によれば、スライドパ
ネルの移動時にケーブルに撓みが生じないので、ケーブ
ルとケーブル挿通溝との間に高い寸法精度が要求され
ず、アウターチューブを引き込む孔を簡単な機械加工で
開けられ、しかもアウターチューブとドレンチャンネル
との接続部に防水処理を施さずに済むので、製造コスト
を低減する上に多大な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたスライドパネル駆動装置の
平面図
【図2】本発明装置の要部拡大平面図
【図3】図2におけるIII−III線に沿う断面図
【図4】図3におけるIV−IV線に沿う断面図
【図5】従来のサンルーフ装置の要部平面図
【符号の説明】 2 開口部 3 スライドパネル 24 駆動装置 25 ガイドレール 26・27 アウターチューブ 29 ケーブル部材 31 ケーブル挿通溝 33 切欠孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舟橋 信裕 兵庫県宝塚市栄町1丁目12番28号 日本ケ ーブル・システム株式会社内 (72)発明者 中尾 誠 兵庫県宝塚市栄町1丁目12番28号 日本ケ ーブル・システム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の開口部に設けられたスライドパネ
    ルと、該スライドパネルに駆動装置の駆動力を伝達する
    ケーブル部材とを有する車体開口開閉装置であって、 前記スライドパネルを支持するガイドレールに形成した
    ケーブル挿通溝およびアウターチューブに挿通して前記
    ケーブル部材の延在方向を案内し、且つ前記ケーブル部
    材に牽引力を加えることによって前記スライドパネルを
    移動させると共に、 前記ケーブル挿通溝の内径寸法を前記アウターチューブ
    の外径寸法よりも大きく設定し、且つ前記ケーブル挿通
    溝の底壁に切欠孔を設け、該切欠孔から前記アウターチ
    ューブの端末部を前記ケーブル挿通溝に引き込むように
    したことを特徴とする車体開口開閉装置。
JP2000241204A 2000-08-09 2000-08-09 車体開口開閉装置 Pending JP2002052934A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012096741A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ルーフ装置
WO2014191139A1 (de) * 2013-05-27 2014-12-04 Webasto SE Fahrzeugdach

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JP2012096741A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ルーフ装置
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